JP3213839B2 - カセット型簡易ガスコンロのガバナ - Google Patents

カセット型簡易ガスコンロのガバナ

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JP3213839B2
JP3213839B2 JP22017197A JP22017197A JP3213839B2 JP 3213839 B2 JP3213839 B2 JP 3213839B2 JP 22017197 A JP22017197 A JP 22017197A JP 22017197 A JP22017197 A JP 22017197A JP 3213839 B2 JP3213839 B2 JP 3213839B2
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勝彦 金井
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有限会社カネショウ工業
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカセット型簡易ガス
コンロのガバナであって、安全性を向上させると共に、
取扱い易いものに関する。
【0002】
【従来の技術】カセット型簡易ガスコンロにおいて、ガ
スボンベのガス圧が異常に上昇した際に安全装置が作動
するように構成したものとして、特開平6−28113
3号公報記載のカセットコンロの安全装置や、特開平8
−261472号の簡易ガスコンロの安全装置その他が
提案されていた。前者は、ボンベからのガス圧が異常に
上昇すると、ガスの圧力によって摺動子が押し込まれ、
操作子が後退してボンベのノズル弁を閉じるものであ
る。また後者は、ボンベを装着する受け口から逆止弁を
経てガスを送るガス通路内にバネによって支持される支
持弁を設けて、その逆止弁を支持し、逆止弁の弁尻に傾
斜面を有する係合凸部を設け、その係合凸部の傾斜面に
当接するように頭部に傾斜面に成形した圧力調整機能を
有するリセットピンを設け、このリセットピンのつまみ
をガバナ側面外方に突設させたものである。そしてガス
圧が異常に上昇した際に、このガス圧に応動するバネに
よって支持された支持弁およびそれに係合するリセット
ピンの作用によって、閉止弁を作動してガスを遮断しガ
スの供給を止めるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような簡易ガスコ
ンロの安全装置は、いずれもガスボンベのガス圧が異常
に上昇したときその供給通路を遮断するものであり、ガ
スボンベ自体は依然としてガバナに装着された状態にあ
るから、弁が仮に作動しない場合を考慮すると安全性の
面で不十分である。そこで本発明は、更に安全性を追求
すると共に、取扱い易いガバナを提供することを課題と
する。そして、その課題解決のために次の手段をとる。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、ガスボンベノズル挿入孔1および、それに連通する
圧力調整室2を有するガバナ本体3と、そのガバナ本体
3に設けられ且つ、そのガスボンベノズル挿入孔1に連
通し、一端が過圧検出用ダイヤフラム4により閉塞さ
れ、その過圧検出用ダイヤフラム4に取外し部材5が接
続された異状圧検出室6と、前記ガバナ本体3に揺動自
在に軸支されると共に、前記取外し部材5に連設され且
つ、ガスボンベ7のノズル側先端の環状溝部8の縁に係
脱自在に係止される係止部9が先端部に設けられたボン
ベ保持レバー10と、前記ガスボンベ7に接触し、それを
取外し方向に付勢する付勢手段11と、を具備し、前記異
状圧検出室6の内圧が所定圧を越えたとき、前記過圧検
出用ダイヤフラム4の膨張に基づき前記取外し部材5を
介して、前記ボンベ保持レバー10と前記ガスボンベ7と
の係合が離脱されるように構成したカセット型簡易ガス
コンロのガバナである。
【0005】請求項2記載の本発明は、前記請求項1の
発明において、前記ガバナ本体3に軸支されたガス流量
調節用回転軸12にカム体13が固定され、そのカム体13の
カム面14に前記ボンベ保持レバー10が案内され、そのカ
ム面14のボンベ取外し位置14aに前記ボンベ保持レバー
10が案内されたとき、そのボンベ保持レバー10を回動し
てその係止部9と前記ガスボンベ7との係合が離脱する
ように、構成されたカセット型簡易ガスコンロのガバナ
である。請求項3記載の本発明は、前記請求項2記載の
発明において、前記カム面14の消火位置14bにボンベ不
存在ストッパ部14cが設けられ、前記ガスボンベ7の前
記環状溝部8の縁に前記ボンベ保持レバー10の前記係止
部9が係止されたとき、そのボンベ保持レバー10が前記
ボンベ不存在ストッパ14cから脱して、前記ガス流量調
節用回転軸12が移動できるように構成されたカセット型
簡易ガスコンロのガバナである。
【0006】請求項4記載の本発明は、前記請求項3記
載の発明において、前記カム面14の前記消火位置14bの
一方側にガス流量調節案内面14dがあり、他方側に前記
ボンベ取外し位置14aがあり、前記ボンベ保持レバー10
は前記ガスボンベ7の前記環状溝部8の縁に係合する方
向に押圧手段28により付勢されてなり、前記ボンベ保持
レバー10が前記消火位置14bから前記ボンベ取外し位置
14aに移動するとき抵抗となる取外し確認用バネ付勢手
段15が設けられたカセット型簡易ガスコンロのガバナで
ある。請求項5記載の本発明は、上記請求項1の発明に
おいて、前記ボンベ保持レバー10の先端部にボンベ挿入
用案内面14eが設けられ、そのボンベ保持レバー10の前
記係合部9をボンベ係合方向に付勢させる押圧手段28が
そのボンベ保持レバー10とガバナ本体3との間に介装さ
れたカセット型簡易ガスコンロのガバナである。
【0007】請求項6記載の本発明は、請求項5記載の
発明において、前記ボンベ保持レバー10の前記係止部9
が前記ガスボンベ7の環状溝部8に係止されるとき、係
止音が生じるように構成されものである。さらに、請求
項7記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前
記過圧検出用ダイヤフラム4と前記取外し部材5との間
に皿バネ17が配置され、その皿バネ17が前記過圧検出用
ダイヤフラム4側に凸となるように保持され、その皿バ
ネ17の付勢力に抗して前記異状圧検出室6の内圧が所定
圧を越えたとき、前記過圧検出用ダイヤフラム4の膨張
に基づき前記取外し部材5を介して、前記ボンベ保持レ
バー10と前記ガスボンベ7との係合が離脱されるように
構成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明のカセット型簡易ガ
スコンロのガバナの縦断面図であり、図2は図1の左側
面略図、図3は同底面略図である。このカセット型簡易
ガスコンロのガバナは、ガバナ本体3の上面に圧力調整
室2が凹陥し、その開口が調圧用ダイヤフラム26で閉塞
されると共に、その調圧用ダイヤフラム26上に調圧バネ
18を介して上蓋30が被嵌固定されている。調圧用ダイヤ
フラム26の中心には支承体31が設けられ、その支承体31
の支持孔に調圧弁20の一端が遊嵌し、その中間部が支軸
27で軸支されている。そして、調圧弁20は支軸27の周り
に揺動し、ガスボンベノズル挿入孔1と圧力調整室2と
を連通する連通孔21の開口を調圧弁20が接離自在に閉塞
する。ガバナ本体3の一側にはガスボンベノズル挿入孔
1が形成され、そこにガスボンベ7のノズル29が液密に
且つ着脱自在に挿入される。またガバナ本体3の一側上
部には位置決め用凸部16が突設され、それがガスボンベ
7の位置決め用欠切部に嵌着する。さらにガバナ本体3
の下端部一側には、付勢手段11が設けられている。この
付勢手段11は、コイルバネによりガスボンベを軸線方向
の外方へ付勢している。そして、その付勢手段11の先端
がガスボンベ7の先端縁に圧接する。
【0009】次に、ガバナ本体3の下面には異状圧検出
室6が凹陥し、その異状圧検出室6が連通孔32を介して
ガスボンベノズル挿入孔1に連通する。異状圧検出室6
の開口は過圧検出用ダイヤフラム4で閉塞され、その過
圧検出用ダイヤフラム4に湾曲された皿バネ17が接触し
て並列される。この皿バネ17は、上に凸の位置と下に凸
の位置の二つの位置のみをとり得る。そしてその皿バネ
17に隣接して、取外し部材5が上下動自在に保持されて
いる。その取外し部材5の先端が、ガバナ本体3の下面
に出入り自在に突出する。さらにガバナ本体3の下端に
は、ボンベ保持レバー10が支軸25により揺動自在に軸支
されている。この例では、ボンベ保持レバー10の先端部
に係止部9が設けられ、後端部にカム係合部33が設けら
れている。さらにその後端上面には、復帰レバー24が突
設されている。そしてこのボンベ保持レバー10の中間部
上面には、取外し部材5の先端が接離自在に当接する。
【0010】ガバナ本体3の他側面には絞り弁19の嵌入
凹部が形成され、それが連通孔22を介して圧力調整室2
に連通する。そしてその嵌入凹部に絞り弁19が嵌入し、
さらに絞り弁19にガス流量調節用回転軸12が接続されて
いる。そしてそのガス流量調節用回転軸12に、図1およ
び図2に示す如く、カム体13が周り止め固定されてい
る。すなわち、ガス流量調節用回転軸12の回転に伴って
カム体13が一体的に回転するように形成されている。カ
ム体13には図2に示す如く弧状のスリットからなるカム
面14が形成され、その一端部に凹陥した異形部が設けら
れ、その立ち上がり部側面にボンベ不存在ストッパ部14
cが設けられている。そして、そのカム面14にボンベ保
持レバー10のカム係合部33が案内される。このカム係合
部33は、ボンベ保持レバー10が支軸25の周りに揺動する
につれて、A,B,Cの位置を夫々とるものである。そ
してカム体13は図2において、左回転するときに火力が
大きくなるように調節される。
【0011】図2において、ガスボンベ7が本ガバナに
セットされていないときには、ボンベ保持レバー10のカ
ム係合部33がカム面14の右端部に凹陥した位置に嵌入
し、そのカム係合部33がボンベ不存在ストッパ部14cに
対面する。すなわち、図1においてガスボンベ7が存在
しないときは、押圧手段28によりボンベ保持レバー10の
カム係合部33が支軸25の周りに下方に移動する。その結
果、ボンベ保持レバー10の右端がAの位置にあり、その
左端部が図2におけるボンベ不存在ストッパ部14cに対
面する。この状態で、ガス流量調節用回転軸12を回転し
ようとしても、カム係合部33がボンベ不存在ストッパ部
14cに当接するため、回転することができない。それに
より、ガスボンベ7を挿入するときには、常にガス流量
調節用回転軸12が消火位置にあり、挿入時に不用意に生
ガスが流出することを防止できる。
【0012】消火位置14bの右には、ボンベ取外し位置
14aが形成されている。そして、ボンベ保持レバー10の
カム係合部33をこのボンベ取外し位置14aに案内させる
ことにより、カム係合部33を上昇させ、それに伴って図
1におけるボンベ保持レバー10の右端部を下方に回動さ
せて、ガスボンベ7の環状溝部8からボンベ保持レバー
10の係止部9を離脱させる。すると、付勢手段11の弾発
力によりガスボンベ7が軸方向に移動し、ガスボンベ7
は本ガバナから取り外されることになる。そして、ガス
流量調節用回転軸12を自由状態にすると、それが取外し
確認用バネ付勢手段15により消火位置14bに復帰する。
【0013】また、ボンベ保持レバー10の係止部9とガ
スボンベ7の環状溝部8との離脱は、ガスボンベ7の内
圧が異常に高まったときも行われる。すなわち、ガスボ
ンベ7のノズルから噴出するガスは連通孔32を介して異
状圧検出室6内に進入し、過圧検出用ダイヤフラム4を
膨張させると共に取外し部材5を下方へ移動させて、ボ
ンベ保持レバー10を支軸25の周りに右に回動させ、その
ボンベ保持レバー10の係止部9とガスボンベ7の環状溝
部8との係合を離脱させる。そして、付勢手段11の弾発
力によりガスボンベ7は本ガバナから強制的に外され
る。なお、取外し部材5の下方への移動によりガスボン
ベ7が取り外された場合、皿バネ17は下方に凸の状態に
維持されたままである。これを復帰するには、復帰レバ
ー24を下方に押し下げればよい。
【0014】
【使用方法】ガスボンベ7が存在しないときには、ボン
ベ保持レバー10は押圧手段28のスプロング圧により図2
のAの位置にある。このとき、カム係合部33は消火位置
14bの凹陥部に嵌着されている。この状態では、ガス流
量調節用回転軸12に取り付けられた図示しないダイヤル
ツマミを左回転しようとしても、カム面14のボンベ不存
在ストッパ部14cがカム係合部33に当接しているため、
それを移動することができない。次いで、ガスボンベ7
を図1の如く本ガバナに挿入すると、環状溝部8の周縁
部に案内されてボンベ保持レバー10の先端部が一旦下方
に回動し、次いで僅かに上昇してその係止部9が環状溝
部8の縁部に係止され、その係止時に係止音が発生す
る。このとき、ボンベ保持レバー10は図1においてBの
位置にある。勿論、図2においてそのカム係合部33もB
の位置にある。そのため、カム係合部33の下端部は消火
位置14bの凹陥部から脱する。それにより、ガス流量調
節用回転軸12を左回転することができる。
【0015】図1において圧力調整室2内のガス圧は、
調圧バネ18の設定により適宜圧に減圧される。そして、
ガス流量調節用回転軸12の図示しないダイヤルツマミを
左回転することにより、連通孔21および絞り弁19を介し
て図示しないバーナーにガスが供給されると共に、図示
しない点火装置を介して、着火される。ガス流量調節用
回転軸12をさらに左回転することにより、バーナーのガ
ス供給量を増加することができる。ガスボンベ7の内圧
が加熱等により異常に上昇すると、連通孔32を介して異
状圧検出室6の内圧が高まる。すると、皿バネ17の付勢
力に抗して取外し部材5を下方に移動させ、ボンベ保持
レバー10を押し下げて支軸25の周りに右回転させる。そ
れにより、ボンベ保持レバー10の係止部9がガスボンベ
7の環状溝部8から離脱し、付勢手段11の弾発力により
その先端がガスボンベ7を軸方向に押し、そのガスボン
ベ7は本ガバナから取り外される。
【0016】また、使用中等にガスボンベ7を取り外す
必要があるときには、ガス流量調節用回転軸12を図2に
おいて右回動させる。すると、カム係合部33がボンベ取
外し位置14bに案内されて、上方に持ち上げられる。そ
して図1においてボンベ保持レバー10の先端部が下方に
移動し、ボンベ保持レバー10の係止部9がガスボンベ7
の環状溝部8から離脱し、付勢手段11の弾発力によりガ
スボンベ7が本ガバナから取り外される。このとき、ガ
ス流量調節用回転軸12と共に回転するカム体13の爪部34
が取外し確認用バネ付勢手段15を押し上げ、ガス流量調
節用回転軸12の回転抵抗を増大させる。それにより、ガ
スボンベ7が取り外される方向に回転していることを使
用者が認識できると共に、そのガスボンベ7を誤って取
り外すことを防止する。
【0017】
【発明の作用・効果】本発明のカセット型簡易ガスコン
ロのガバナは、ボンベ保持レバー10の係止部9がガスボ
ンベ7の環状溝部8の縁に係脱自在に係止されると共
に、ガスボンベ7に接触しそれを取り外し方向に付勢す
る付勢手段11を設けている。そして、異状圧検出室6の
内圧が所定圧を越えたとき、過圧検出用ダイヤフラム4
の膨張に基づき取外し部材5を介してボンベ保持レバー
10とガスボンベ7との係合が離脱されるように構成した
から、過熱等によりガスボンベ7の内圧が異常に高まっ
たとき、それを本ガバナから完全に分離し、危険を確実
に回避することができる。特に本ガバナにおいては、ボ
ンベ保持レバー10がガスボンベ7の環状溝部8を係脱自
在に係止するものであるから、その係止時にガスボンベ
7を安定的に保持すると共に、その離脱時にガスボンベ
7を確実に本ガバナから分離することが可能となる。
【0018】請求項2記載の本発明は、ガス流量調節用
回転軸12にカム体13が固定され、そのカム面14にボンベ
保持レバー10が案内されて、それがボンベ取外し位置14
aに達したとき、ボンベ保持レバー10の係止部9とガス
ボンベ7の環状溝部8との係合を離脱するようにしたか
ら、緊急時等にガス流量調節用回転軸12を回動すること
により手動で迅速且つ確実にガスボンベ7を完全に取り
外すことができる。請求項3記載の本発明は、カム面14
の消火位置14bにボンベ不存在ストッパ部14cが設けら
れ、ガスボンベ7の環状溝部8の縁にボンベ保持レバー
10の係止部9が係止されたとき、ボンベ保持レバー10が
ボンベ不存在ストッパ部14cから脱して、ガス流量調節
用回転軸12が移動できるように構成したから、ガスボン
ベ7が本ガバナに挿入されていないときには、ガス流量
調節用回転軸12を開状態にすることができず、それによ
りガスボンベ7を不用意に本ガバナに装着したとして
も、挿入時にバーナから生ガスが噴出することを確実に
防止できる。
【0019】次に請求項4記載の本発明は、可動抵抗と
なる取外し確認用バネ付勢手段15が設けられているか
ら、ガス流量調節用回転軸12を移動する際に意思に反し
て誤ってガスボンベ7を取り外すことを防止し、取扱い
易いガバナとなる。請求項5記載の本発明は、ボンベ保
持レバー10の先端部にボンベ挿入用案内面14eが形成さ
れると共に、押圧手段28によりそのボンベ保持レバー10
の係止部9を係止方向に付勢しているため、ガスボンベ
7の取付けが極めて容易である。それと共に、ガスボン
ベ7の保持手段が簡素化され部品点数が少なくなり、安
価に本ガバナを提供できる。
【0020】次に請求項6記載の本発明は、前記ボンベ
保持レバー10の前記係止部9が前記ガスボンベ7の環状
溝部8に係止されるとき、係止音が生じるように構成さ
れたものであり、それによりガスボンベ7の完全な装着
を確認することができる。次に、請求項7記載の本発明
は、前記過圧検出用ダイヤフラム4と前記取外し部材5
との間に皿バネ17が配置され、その皿バネ17が常時は前
記過圧検出用ダイヤフラム4側に凸となるように保持さ
れ、その皿バネ17の付勢力に抗して前記異状圧検出室6
の内圧が所定圧を越えたとき、前記過圧検出用ダイヤフ
ラム4の膨張に基づき前記取外し部材5を介して、前記
ボンベ保持レバー10と前記ガスボンベ7との係合が離脱
されるように構成したものである。このように、皿バネ
17を使用することによりガスボンベ取外し機構をコンパ
クトに形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカセット型簡易ガスコンロのガバナの
縦断面図。
【図2】図1の左側面略図。
【図3】同底面略図。
【符号の説明】 1 ガスボンベノズル挿入孔 2 圧力調整室 3 ガバナ本体 4 過圧検出用ダイヤフラム 5 取外し部材 6 異状圧検出室 7 ガスボンベ 8 環状溝部 9 係止部 10 ボンベ保持レバー 11 付勢手段 12 ガス流量調節用回転軸 13 カム体 14 カム面 14a ボンベ取外し位置 14b 消火位置 14c ボンベ不存在ストッパ部 14d ガス流量調節案内面 14e ボンベ挿入用案内面 15 取外し確認用バネ付勢手段 16 位置決め用凸部 17 皿バネ 18 調圧バネ 19 絞り弁 20 調圧弁 21 連通孔 22 連通孔 23 バーナ連結パイプ 24 復帰レバー 25 支軸 26 調圧用ダイヤフラム 27 支軸 28 押圧手段 29 ノズル 30 上蓋 31 支承体 32 連通孔 33 カム係合部 34 爪部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23K 5/00 F23N 5/18,5/24 F23D 14/28 F24C 3/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスボンベノズル挿入孔1および、それ
    に連通する圧力調整室2を有するガバナ本体3と、 そのガバナ本体3に設けられ且つ、そのガスボンベノズ
    ル挿入孔1に連通し、一端が過圧検出用ダイヤフラム4
    により閉塞され、その過圧検出用ダイヤフラム4に取外
    し部材5が接続された異状圧検出室6と、 前記ガバナ本体3に揺動自在に軸支されると共に、前記
    取外し部材5に連設され且つ、ガスボンベ7のノズル側
    先端の環状溝部8の縁に係脱自在に係止される係止部9
    が先端部に設けられたボンベ保持レバー10と、 前記ガスボンベ7に接触し、それを取外し方向に付勢す
    る付勢手段11と、を具備し、 前記異状圧検出室6の内圧が所定圧を越えたとき、前記
    過圧検出用ダイヤフラム4の膨張に基づき前記取外し部
    材5を介して、前記ボンベ保持レバー10と前記ガスボン
    ベ7との係合が離脱されるように構成したカセット型簡
    易ガスコンロのガバナ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ガバナ本体3に軸支されたガス流量調節用回転軸12
    にカム体13が固定され、そのカム体13のカム面14に前記
    ボンベ保持レバー10が案内され、そのカム面14のボンベ
    取外し位置14aに前記ボンベ保持レバー10が案内された
    とき、そのボンベ保持レバー10を回動してその係止部9
    と前記ガスボンベ7との係合が離脱するように、構成さ
    れたカセット型簡易ガスコンロのガバナ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記カム面14の消火位置14bにボンベ不存在ストッパ部
    14cが設けられ、前記ガスボンベ7の前記環状溝部8の
    縁に前記ボンベ保持レバー10の前記係止部9が係止され
    たとき、そのボンベ保持レバー10が前記ボンベ不存在ス
    トッパ14cから脱して、前記ガス流量調節用回転軸12が
    移動できるように構成されたカセット型簡易ガスコンロ
    のガバナ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記カム面14の前記消火位置14bの一方側にガス流量調
    節案内面14dがあり、他方側に前記ボンベ取外し位置14
    aがあり、 前記ボンベ保持レバー10は前記ガスボンベ7の前記環状
    溝部8の縁に係合する方向に押圧手段28により付勢され
    てなり、 前記ボンベ保持レバー10が前記消火位置14bから前記ボ
    ンベ取外し位置14aに移動するとき抵抗となる取外し確
    認用バネ付勢手段15が設けられたカセット型簡易ガスコ
    ンロのガバナ。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記ボンベ保持レバー10の先端部にボンベ挿入用案内面
    14eが設けられ、そのボンベ保持レバー10の前記係合部
    9をボンベ係合方向に付勢させる押圧手段28がそのボン
    ベ保持レバー10とガバナ本体3との間に介装されたカセ
    ット型簡易ガスコンロのガバナ。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記ボンベ保持レバ
    ー10の前記係止部9が前記ガスボンベ7の環状溝部8に
    係止されるとき、係止音が生じるように構成されたカセ
    ット型簡易ガスコンロのガバナ。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記過圧検出用ダイ
    ヤフラム4と前記取外し部材5との間に皿バネ17が配置
    され、その皿バネ17が前記過圧検出用ダイヤフラム4側
    に凸となるように保持され、その皿バネ17の付勢力に抗
    して前記異状圧検出室6の内圧が所定圧を越えたとき、
    前記過圧検出用ダイヤフラム4の膨張に基づき前記取外
    し部材5を介して、前記ボンベ保持レバー10と前記ガス
    ボンベ7との係合が離脱されるように構成したカセット
    型簡易ガスコンロのガバナ。
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