JP3133533B2 - 天井用換気扇 - Google Patents

天井用換気扇

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JP3133533B2
JP3133533B2 JP05013811A JP1381193A JP3133533B2 JP 3133533 B2 JP3133533 B2 JP 3133533B2 JP 05013811 A JP05013811 A JP 05013811A JP 1381193 A JP1381193 A JP 1381193A JP 3133533 B2 JP3133533 B2 JP 3133533B2
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秀明 清水
裕二 月足
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部屋の天井裏に配設さ
れる天井用換気扇において、人感センサ等、部屋内の状
況を検出するセンサを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種天井用換気扇の従来構成を図22
に基づいて説明する。部屋1の天井裏2には、本体ケー
ス3が配設されている。本体ケース3の下面には、天井
板4の開口部4aに対応する吸入口3aが形成され、側
面には、吐出口3bが形成されており、内部には、ファ
ンケーシング5a,モータ5b,羽根車5cを備えてな
る送風ユニット5が配設されている。
【0003】送風ユニット5のファンケーシング5aに
は、取付枠6が設けられている。この取付枠6には、ホ
ルダ7の摺動部7aがねじ8により取付けられており、
ホルダ7は、ねじ8を緩めることで縦長な孔7bに沿っ
て上下動可能になる。また、ホルダ7の下端には、人感
センサ9が設けられ、本体ケース3には、部屋1側から
開口部4aを覆うように化粧枠10がスプリング11を
介して設けられており、化粧枠10には、人感センサ9
に対応する孔10aが設けられている。
【0004】而して、人感センサ9が、部屋1内に人が
居ることを検出すると、自動的にモータ5bが通電さ
れ、部屋1内の空気が、羽根車5cにより本体ケース3
の吸入口3aからファンケーシング5a内に吸入され、
吐出口3bから吐出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、送
風ユニット5に人感センサ9が設けられているため、天
井板4の板厚tが異なると、化粧枠10に対する人感セ
ンサ9の高さ位置が異なってしまい、例えば、その高さ
位置が上方にずれると、孔10aの周縁により人感セン
サ9の感知エリアが縮小してしまう等の不具合が生じ
る。従って、天井用換気扇を設置する際に、人感センサ
9の化粧枠10に対する高さ位置を調整する必要があ
る。
【0006】しかしながら、上記従来構成においては、
人感センサ9の化粧枠10に対する高さ位置を調整する
ため、ねじ8を緩めてホルダ7の摺動部7aを孔7bに
沿って上下動させる必要があり、その調整作業が面倒で
あるばかりか、この面倒な作業を、脚立等を用いて高所
で行う必要があるので危険を伴う。
【0007】そこで、さらに従来では、図23に示すよ
うに、人感センサ9を内蔵したホルダ12を化粧枠10
の孔10b部分に固定することにより、人感センサ9の
高さ位置の調整作業を廃止するようにしたものが供され
ている。しかしながら、この場合、本体ケース3内部の
掃除等のために化粧枠10を取外す必要が生じたときに
は、人感センサ9のリード線9aが邪魔になり、化粧枠
10の取外し作業が困難になる。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、天井板の板厚の大小に応じてセンサ
の取付け位置を調整せずとも、常にセンサを化粧枠に対
して所定位置に保持でき、しかも、化粧枠の取外し作業
に支障を来す虞れのない天井用換気扇を提供するにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の天井用換気扇は、部屋の天井裏に配
設され下面に天井板の開口部に対応する吸入口を有し且
つ側面に吐出口を有する本体ケースと、前記本体ケース
の内部に配設され前記部屋内の空気を前記吸入口から吸
入して前記吐出口から吐出する送風ユニットと、前記部
屋側から前記天井板の開口部を覆うように設けられ受け
部を有する化粧枠と、前記送風ユニットに設けられた係
止板部および案内孔部と、ホルダ本体および前記送風ユ
ニットの案内孔部に上下動可能に嵌合された摺動部を有
するホルダと、前記ホルダの摺動部に設けられ前記送風
ユニットの係止板部に係合して該摺動部が前記案内孔部
から脱落することを防止する被係止部と、前記係止板部
および前記ホルダ本体間に設けられ前記ホルダを下方へ
付勢する圧縮コイルばねと、前記ホルダに設けられ前記
部屋内の状況を検出するセンサと、前記ホルダに設けら
れ前記化粧枠の受け部に受け支持されることにより前記
センサを前記化粧枠に対して所定位置に保持する位置決
め部とを具備してなるものである。
【0010】
【0011】請求項2記載の天井用換気扇は、ホルダが
送風ユニットに上下動可能で且つ回動可能に設けられ、
ホルダおよび化粧枠のうちの一方に凸部が設けられ、他
方に前記凸部が嵌合されて前記ホルダの回動位置を規制
する複数の凹部が設けられているところに特徴を有する
ものである。
【0012】請求項3記載の天井用換気扇は、部屋の天
井裏に配設され下面に天井板の開口部に対応する吸入口
を有し且つ側面に吐出口を有する本体ケースと、前記本
体ケースの内部に配設され前記部屋内の空気を前記吸入
口から吸入して前記吐出口から吐出する送風ユニット
と、前記部屋側から前記天井板の開口部を覆うように設
けられ受け部を有する化粧枠と、ホルダ本体および該ホ
ルダ本体に突設された摺動部を有するホルダと、前記送
風ユニットに設けられ前記ホルダの摺動部が上下動およ
び所定角度範囲内における回動が許容されるように嵌合
された案内孔部と、前記ホルダの摺動部に設けられ前記
送風ユニットと係合して該摺動部が前記送風ユニットの
案内孔部から脱落することを防止する被係止部と、前記
送風ユニットに設けられ前記所定角度範囲内で前記ホル
ダの被係止部に係合することにより前記ホルダの摺動部
を第1の回動位置と第2の回動位置とに位置規制すると
共に前記ホルダの上昇に伴い前記摺動部の第1の回動位
置および第2の回動位置相互への回動を許容する規制突
部と、前記ホルダに設けられ前記部屋内の状況を検出す
るセンサと、前記ホルダに設けられ前記化粧枠の受け部
に受け支持されることにより前記センサを前記化粧枠に
対して所定位置に保持する位置決め部とを具備してなる
ものである。
【0013】請求項4記載の天井用換気扇は、ホルダが
側面に電源スイッチを備えていて、ホルダの各回動位置
において前記電源スイッチと対応するように吸気用で且
つ電源スイッチ操作用の複数の開口が化粧枠に設けられ
ているところに特徴を有するものである。
【0014】請求項記載の天井用換気扇は、部屋の天
井裏に配設され下面に天井板の開口部に対応する吸入口
を有し且つ側面に吐出口を有する本体ケースと、前記本
体ケースの内部に配設され前記部屋内の空気を前記吸入
口から吸入して前記吐出口から吐出する送風ユニット
と、前記部屋側から前記天井板の開口部を覆うように設
けられ受け部を有する化粧枠と、前記送風ユニットに上
下動可能で且つ回動不能に設けられ略90度ピッチで配
置された2個の係合凸部を有する摺動部およびこの摺動
部に回動可能に設けられ前記係合凸部に係合される係合
ピンを有するホルダ本体からなるホルダと、両端が前記
ホルダ本体および前記摺動部に取付けられ前記係合ピン
を前記2個の係合凸部に選択的に当接させるトグルばね
と、前記ホルダ本体に設けられ前記部屋内の状況を検出
するセンサと、前記ホルダ本体に設けられ前記化粧枠の
受け部に受け支持されることにより前記センサを前記化
粧枠に対して所定位置に保持する位置決め部とを具備し
てなるものである。
【0015】
【作用】請求項1記載の手段によれば、天井板の開口部
を覆うように化粧枠を持上げると、化粧枠の受け部によ
りホルダの位置決め部が押上げられ、ホルダが上方へ摺
動する。そして、化粧枠が固定されると、化粧枠の受け
部にホルダの位置決め部が受け支持された状態になるの
で、ホルダに設けられたセンサは、天井板の板厚の大小
に係わらず、常に化粧枠に対して所定位置に保持され
る。しかも、ホルダが圧縮コイルばねにより下方へ付勢
されているので、下方へ円滑に摺動するようになる。そ
の結果、ホルダの位置決め部が確実に化粧枠の受け部に
よって受け支持されるようになるので、ホルダに設けら
れたセンサを確実に化粧枠に対して所定位置に保持する
ことができる。さらに、ホルダの摺動部に送風ユニット
の係止板部と係合する被係止部が設けられているので、
圧縮コイルばねのばね力によって摺動部が脱落してしま
うことはない。
【0016】請求項2記載の手段によれば、ホルダを回
動操作して、凸部と凹部とを嵌合させることにより、ホ
ルダの回動位置を規制できる。従って、センサの感知エ
リアが例えば長円形状である場合には、部屋内に感知不
能なデッドスペースが生じないように、センサの回動位
置を適宜変更し得る。
【0017】請求項3記載の手段によれば、天井板の開
口部を覆うように化粧枠を持上げると、化粧枠の受け部
にホルダの位置決め部が受け支持された状態になるの
で、センサが天井板の板厚の大小に係わらず常に化粧枠
に対して所定位置に保持される。しかも、ホルダを押上
げて回動操作することにより、ホルダの回動位置を、第
1の回動位置と第2の回動位置とに変更できる。従っ
て、センサの感知エリアが例えば長円形状である場合に
は、部屋内に感知不能なデッドスペースが生じないよう
に、センサの回動位置を適宜変更し得る。
【0018】請求項4記載の手段によれば、ホルダを回
動させた場合でも、化粧枠を取付けたまま、化粧枠の開
口から電源スイッチを操作することができる
【0019】
【0020】請求項記載の手段によれば、天井板の開
口部を覆うように化粧枠を持上げると、化粧枠の受け部
にホルダの位置決め部が受け支持された状態になるの
で、センサが天井板の板厚の大小に係わらず常に化粧枠
に対して所定位置に保持される。しかも、ホルダ本体を
上方へ押上げると、摺動部が上方へ摺動してホルダ本体
が上方へ移動する。そして、この状態で、ホルダ本体を
回動操作すると、トグルばねのばね力の死点を通過した
時点で、その回動方向へ自動的にホルダが回転し、ホル
ダ本体の係合ピンが、略90度ピッチで配置された摺動
部の2個の係合凸部のどちらかに選択的に当接され、ホ
ルダの回動位置が90度変更される。従って、センサの
感知エリアが例えば長円形状である場合には、部屋内に
感知不能なデッドスペースが生じないよう、簡単にセン
サの回動位置を90度変更できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図5
に基づいて説明する。まず、図1および図2において、
部屋21の天井板22には、開口部22aが形成されて
おり、この開口部22aの周縁には、取付枠22bを介
して本体ケース24が取付けられている。本体ケース2
4の下面には、天井板22の開口部22aに対応する吸
入口24aが形成され、側面には、吐出口24bが形成
されている。そして、この吐出口24bの周縁には、風
圧開放形のシャッタ25aを備えた接続管25が取着さ
れており、接続管25には、屋外に導出されたダクト2
6が接続されている。
【0022】本体ケース24の内部には、ファンケーシ
ング27とモータ28と羽根車29とを備えた送風ユニ
ット30が配設されている。そして、モータ28は、モ
ータ取付枠31に取付けられ、ファンケーシング27
は、本体ケース24の吸入口24aに対応する開口27
aおよび吐出口24bに対応する開口27bを有してい
る。
【0023】また、送風ユニット30のファンケーシン
グ27には、取付枠32が設けられている。この取付枠
32には、図3に示すように、細長な案内孔部32a,
32aが形成され、両案内孔部32a,32a間に位置
する矩形状の部分は、図4に示すように、薄板状をなし
ており、後述するように、係止板部32bとして機能す
る。
【0024】取付枠32には、ホルダ33が上下動可能
に設けられる。即ち、このホルダ33は、ホルダ本体3
4と、ホルダ本体34に突設された摺動部35とからな
るものであり、ホルダ本体34は、下面が開口する矩形
箱状をなし、その下面開口に窓部34aを有している。
摺動部35は、ホルダ本体33に設けられて基端側に位
置する角筒状の収容部35aと案内孔部32a,32a
に上下動可能に挿入された板状の壁部35b,35bと
からなる。そして、ホルダ本体34の周縁には、矩形板
状をなす位置決め部としての鍔部34bが設けられ、摺
動部35の壁部35b,35bの先端部には、被係止部
としての爪部35c,35cが設けられている。
【0025】摺動部35の収容部35aには、圧縮コイ
ルばね36が収容されており、圧縮コイルばね36は、
係止板部32bとホルダ本体34との間に位置してホル
ダ33を下方へ付勢している。そして、図5に示すよう
に、摺動部35の爪部35c,35cが取付枠32の係
止板部32bと係合することにより、摺動部35が案内
孔部32a,32aから脱落することを防止している。
【0026】ホルダ本体34には、基板37が取付けら
れており、この基板37には、部屋21内の状況を検出
するセンサとしての人感センサ38が実装されている。
人感センサ38は、いわゆる焦電型センサであり、所定
の感知エリア内に人が居ると、その人から発生される赤
外線の変化を検知して検出信号を発生するように構成さ
れている。そして、人感センサ38から導出されたリー
ド線38aは、図1に示すように、制御ユニット39に
接続されており、人感センサ38に検出信号が発生する
と、制御ユニット39がモータ28に通電する。
【0027】本体ケース24には、図1および図2に示
すように、天井板22の開口22aを部屋21側から覆
うように、化粧枠40が取付けられる。即ち、化粧枠4
0は、図4に示すように、ホルダ本体34の鍔部34b
を受け支持する受け部40aとホルダ33の窓部34a
が導出される導出孔40bと部屋21内の空気を吸込む
複数の開口40cとを有している。そして、化粧枠40
の両側部には、図1および図2に示すように、スプリン
グ41,41が取付けられており、スプリング41,4
1が、本体ケース24に設けられた取付板42,42の
孔42a,42aに装着されることにより、化粧枠40
が本体ケース24に装着される。
【0028】また、化粧枠40を本体ケース24に装着
した状態において、スプリング41,41は、拡開方向
(図2の矢印イ方向)へばね力を有するようにされてお
り、スプリング41,41のそのばね力により、化粧枠
40が上方に持上げられて天井板22に圧接される。こ
の場合、圧縮コイルばね36のばね力は、スプリング4
1,41の拡開力による上方向へのばね力より小に設定
されており、化粧枠40と天井板22との間に隙間が生
じないようになっている。
【0029】次に、化粧枠40を本体ケース24に取付
ける手順について説明する。まず、図5において、本体
ケース24に化粧枠40が装着されていない状態では、
圧縮コイルばね36のばね力によりホルダ本体34が押
圧され、ホルダ33が図4に示す所定位置より下方へ突
出した状態になっている。
【0030】この状態で、天井板22の開口部22aを
覆うように化粧枠40を持上げると、化粧枠40の受け
部40aによりホルダ33の鍔部34bが押上げられ、
ホルダ33の摺動部35が取付枠32の案内孔部32
a,32aに沿って上方へ摺動する。そして、化粧枠4
0が固定されると、化粧枠40の受け部40aにホルダ
33の鍔部34bが受け支持された状態になるので、ホ
ルダ33に設けられた人感センサ38は、化粧枠40の
導出孔40bから部屋21内に導出されたホルダ33の
窓部34aを介して部屋21内に臨む所定位置に保持さ
れる。
【0031】次に上記構成の作用について説明する。人
感センサ38の感知エリア内に人が居ると、その人の動
きにより人感センサ38に検出信号が発生する。する
と、その検出信号を制御ユニット39が検出してモータ
28に通電するので、部屋21内の空気が、化粧枠40
の開口40cおよび本体ケース24の吸入口24aから
ファンケーシング27の開口27aを通してファンケー
シング27内に吸入される。そして、その空気は、ファ
ンケーシング27の開口27bおよび本体ケース24の
吐出口24bから吐出され、二点鎖線で示すように、シ
ャッタ25aを開放しながら、ダクト26を通して屋外
に放出される。
【0032】上記第1実施例によれば次の効果を奏す
る。ホルダ33を取付枠32に上下動可能に設け、ホル
ダ33に、化粧枠40の受け部40aに受け支持される
鍔部34bを設けたので、本体ケース24に化粧枠40
が固定されると、化粧枠40の受け部40aにホルダ3
3の鍔部34bが受け支持された状態になる。その結
果、ホルダ33に設けられた人感センサ38は、天井板
22の板厚の大小に応じて取付け位置を調整せずとも、
常に化粧枠40に対して所定位置に保持される。
【0033】このため、ねじを緩めてホルダを上下動さ
せることにより、人感センサの位置を調整していた従来
とは異なり、面倒な調整作業を行う必要はなく、それに
伴い、高所での作業時間を低減できるので、作業の安全
性も向上する。しかも、人感センサ38が取付枠32に
設けられているので、化粧枠に人感センサを固定してい
た従来とは異なり、化粧枠40を取外すにあたって、人
感センサ38のリード線38aが邪魔になることはな
い。
【0034】また、上記第1実施例では、取付枠32に
係止板部32bを設け、係止板部32bとホルダ本体3
4との間に圧縮コイルばね36を設けることにより、ホ
ルダ33を下方へ付勢するようにしたので、その圧縮コ
イルばね36により、ホルダ33が下方へ円滑に摺動す
るようになる。
【0035】その結果、ホルダ33の鍔部34bは、確
実に化粧枠40の受け部40aによって受け支持される
ようになるので、ホルダ33に設けられた人感センサ3
8を、確実に化粧枠40に対して所定の位置に保持する
ことができる。しかも、ホルダ33の摺動部35には、
取付枠32の係止板部32bに係合する爪部35cが設
けられているので、圧縮コイルばね36のばね力によっ
て摺動部35が脱落してしまうことはない。
【0036】この場合、圧縮コイルばね36のばね力
は、スプリング41,41の拡開力による上方向へのば
ね力より小に設定されているので、化粧枠40と天井板
22との間に隙間が生じることはない。
【0037】尚、上記第1実施例においては、係止板部
32bとホルダ本体34との間に圧縮コイルばね36を
設けたが、圧縮コイルばね36は必要に応じて設ければ
良く、例えば、ホルダ33を、自重により化粧枠40の
受け部40aに受け支持させるようにしても良い。
【0038】次に、本発明の第2実施例を図6ないし図
9に基づいて説明する。尚、上記第1実施例と本第2実
施例との相違点は、主にホルダ43部分にある。従っ
て、上記第1実施例と同一の部品については、図1ない
し図4を参照することとして、その説明を省略する。
【0039】まず、図6および図7において、ホルダ4
3は、上面が閉塞された短円筒状のホルダ本体44と摺
動部45とから構成されている。そして、ホルダ本体4
4の上面には、短円筒状の嵌合部44aと係合ピン46
とピン47とが設けられ、嵌合部44aの外周面には、
案内凸部44bが設けられている。また、ホルダ本体4
4の下端面には、環状をなす位置決め部としての鍔部4
4cが設けられ、下面開口には窓部44dが設けられて
いる。そして、ホルダ本体43には、基板48を介して
人感センサ49が設けられており、人感センサ49の感
知エリアは、図8および図9に斜線で示すように、略長
円形状をなしている。
【0040】一方、摺動部45は、その基端側に、圧縮
コイルばね36が収容された円筒状の収容部45aを有
し、この収容部45aには、取付枠32の案内孔部32
a,32a(図参照)に上下動可能に挿入される板状
の壁部(図示せず)が設けられ、これら壁部には、取付
枠32の係止板部32(図4参照)と係合することに
より摺動部45が案内孔部32a,32a(図4参照)
から脱落することを防止する爪部35c(図4参照)が
設けられている。
【0041】摺動部45の収容部45aには、ホルダ本
体44の案内凸部44bに嵌合される案内凹部45bが
形成されている。従って、ホルダ本体44は摺動部45
に対して回動可能で、摺動部45は、ホルダ本体44と
一体的に上下動可能で且つ回動不能になっている。ま
た、摺動部45の基端側には、略90度ピッチで配置さ
れた2個の係合凸部50,50と略L字状をなすフック
51とが設けられており、このフック51とホルダ本体
44のピン47との間には、トグルばね52が設けられ
ている。
【0042】化粧枠53は、円筒状のホルダ本体44に
対応する円形状の導出孔53aと、複数の開口53bと
を有するものであり、導出孔53aの周縁部が、ホルダ
43の鍔部44cを受け支持する受け部53cとして機
能する。
【0043】而して、化粧枠53の導出孔53aからホ
ルダ43を押上げると、摺動部45が上方へ摺動してホ
ルダ本体44と共に上方へ移動する。そして、この状態
で、ホルダ本体44を回動操作すると、トグルばね52
のばね力の死点を通過した時点で、その回動方向へ自動
的にホルダ本体44が回転し、摺動部45の係合凸部5
0に、ホルダ本体44の係合ピン46が当接され、ホル
ダ本体44の回動位置が90度変更される。
【0044】上記第2実施例によれば、化粧枠53が固
定されると、第1実施例と同様、化粧枠53の受け部5
3cにホルダ43の鍔部44cが受け支持された状態に
なるので、化粧枠53の取外し作業に支障を来す虞れな
く、常に人感センサ49を化粧枠53に対して所定位置
に保持できる。また、圧縮コイルばね36によってホル
ダ43が下方へ円滑に摺動するようになるので、人感セ
ンサ49を、確実に化粧枠53に対して所定位置に保持
することができる。しかも、摺動部45に設けられた爪
部により、摺動部45が脱落してしまうことを防止でき
る。
【0045】ところで、人感センサ49は、構造上、図
8および図9に示すように、感知エリアが略長円形状に
なっている。従って、部屋内に感知不能なデッドスペー
スが生じないよう、その部屋の形状に応じて人感センサ
49の感知エリア(回動位置)を設定する必要がある。
【0046】しかしながら、天井裏の梁等により、天井
用換気扇のダクト26の配管経路が規制されて、その部
屋の形状に適した感知エリアとなるように、天井用換気
扇を設置できないことがある。例えば、図8に示す個人
トイレや図9に示す公衆トイレにおいて、斜線で示すよ
うに人感センサ49の感知エリアが設定された場合に
は、便器54付近に感知不能なデッドスペースができて
しまう。
【0047】この点、第2実施例においては、上下動可
能で且つ回動不能な摺動部45に2個の係合凸部50を
設け、回動可能なホルダ本体44に係合ピン46を設け
たので、係合凸部50,50のどちらかに係合ピン46
を選択的に当接させることにより、その部屋の形状に応
じて、ホルダ本体44の回動位置を90度変更して、人
感センサ49の感知エリアを変更することができる。
【0048】しかも、摺動部45とホルダ本体44との
間に、トグルばね52を設けたので、ホルダ43を押上
げてホルダ本体44を回動操作すると、トグルばね52
のばね力の死点を通過した時点で、その回動方向へ自動
的にホルダ本体44が回転し、ホルダ本体44の回動位
置が90度変更される。従って、ホルダ本体44の回動
操作を簡単に行うことができ、高所での作業時間が短縮
されて作業の安全性が向上する。
【0049】次に本発明の第3実施例を図10ないし図
13を参照して説明する。尚、上記第1実施例と同一の
部品については、それと同一の符号を付して説明を省略
し、以下、異なる部品についてのみ説明する。
【0050】まず、図10および図11において、送風
ユニット30には、取付枠55が設けられており、取付
枠55には、図13に示すように、円形状の案内孔部5
5aが形成されている。また、取付枠55には、ホルダ
56が設けられている。このホルダ56は、二段の円柱
状のホルダ本体57と、案内孔部55aに上下動可能に
挿入された円柱状の摺動部58とから構成されている。
そして、摺動部58の先端部には、板状の被係止部58
aが設けられ、ホルダ本体57の周縁には、2個の凸部
57a,57aが対向して設けられている。
【0051】摺動部58の外周面には、圧縮コイルばね
36が装着されており、この圧縮コイルばね36は、取
付枠55とホルダ本体57との間に位置して、ホルダ5
6を下方へ付勢している。そして、摺動部58の被係止
部58aが取付枠32の案内孔部55aの周縁部と係合
することにより、摺動部58が案内孔部55aから脱落
することを防止するようになっている。従って、この場
合には、案内孔部55aの周縁部が、係止板部55bと
して機能する。
【0052】ホルダ本体57の下面には、人感センサ5
9が設けられている。この人感センサ59の感知エリア
は、略長円形状に設定されており、図10に示すよう
に、人感センサ59から導出されたリード線59aは、
制御ユニット39に接続されている。
【0053】本体ケース24には、天井板22の開口2
2aを部屋21側から覆うように、化粧枠60がスプリ
ング41,41により取付けられている。この化粧枠6
0には、人感センサ59が導出される円形状の導出孔6
0aおよび複数の開口60bが形成されており、導出孔
60aの周縁には、立上り部60cが形成されている。
そして、立上がり部60cには、ホルダ56の凸部57
a,57aが嵌合される複数の凹部60dが形成されて
いる。
【0054】而して、図12に示すように、化粧枠60
の導出孔60aからホルダ56を押上げて回動操作する
ことにより、ホルダ56の凸部57a,57aと化粧枠
60の凹部60dとを嵌合させて、ホルダ56の回動位
置を適宜変更し、部屋21における人感センサ59の感
知エリアを適宜調整する。従って、この場合には、化粧
枠60の凹部60dが受け部として機能し、ホルダ本体
57の凸部57aが位置決め部として機能する。
【0055】上記第3実施例によれば、本体ケース24
に化粧枠60が固定されると、化粧枠60の凹部60d
に、ホルダ56の凸部57a,57aが嵌合され、ホル
ダ56が受け支持された状態になるので、化粧枠60の
取外し作業に支障を来す虞れなく、常に人感センサ59
を化粧枠60に対して所定位置に保持することができ
る。また、圧縮コイルばね36により、ホルダ56が下
方へ円滑に摺動するようになるので、人感センサ59
を、確実に化粧枠60に対して所定位置に保持すること
ができる。しかも、ホルダ56に設けられた被係止部5
8aにより、摺動部58が脱落してしまうことを防止で
きる。
【0056】また、上記第3実施例においては、ホルダ
56を上下動可能で且つ回動可能に設けると共に、ホル
ダ56に凸部57aを設け、化粧枠60に複数の凹部6
0dを設けたので、ホルダ56の回動位置を任意の位置
に変更できる。従って、人感センサ59の感知エリアが
長円形状である場合には、ホルダ56の回動位置を規制
することにより、部屋21内に感知不能なデッドスペー
スが生じないよう、人感センサ59の感知エリアを調整
できる。
【0057】尚、上記第3実施例においては、ホルダ5
6に凸部57a,57aを設け、化粧枠60に複数の凹
部60dを設けたが、化粧枠60に凸部を設け、ホルダ
56にその凸部に嵌合される複数の凹部を設けるように
しても良い。
【0058】次に本発明の第4実施例を図14ないし図
20に基づいて説明する。尚、上記第1ないし第3実施
例と同一の部品については、それと同一の符号を付して
説明を省略し、以下、異なる部品についてのみ説明す
る。
【0059】まず、図14において、送風ユニット30
の取付枠32には、円筒状をなすホルダ支持台61が設
けられている。このホルダ支持台61の上面開口は、係
止板部62により閉塞されており、係止板部62には、
図15に示すように、円弧状をなす案内孔部62a,6
2aが形成され、各案内孔部62aの略中間部には、幅
寸法が大なる挿入孔部62bが形成されている。そし
て、ホルダ支持台61の上端面には、各案内孔部62a
の略中間部に位置して規制突部63が突設されており、
各規制突部63の上面には、図16に示すように、傾斜
面63a,63aが設けられている。
【0060】ホルダ支持台61には、ホルダ64が取付
けられている。このホルダ64は、図17に示すよう
に、長円形状の検知エリアを有する人感センサ49が取
付けられたホルダ本体65と、ホルダ本体65に突設さ
れた摺動部66とから構成されており、ホルダ本体65
は、4辺の上部に夫々なだらかな面取り部65aを有し
(2辺のみ図示)且つ下面が開口する箱状をなし、その
下面開口は、窓部67により閉塞されている。そして、
窓部67の4辺には、夫々下方に向かうに従って内方へ
指向する形態の傾斜面部67aが形成されており(図1
7には2辺のみ示す)、後述するように、各傾斜面部6
7aは、ホルダ64の位置決め部としての機能も備えて
いる。
【0061】一方、摺動部66は、図16に示すよう
に、圧縮コイルばね36が収容された円筒状の収容部6
6aと円弧状の壁部66b,66bとから構成されてお
り、各壁部66bの先端部には、外周側に突出する被係
止部としての爪部66cが設けられている(図15参
照)。そして、各壁部66bは、案内孔部62aに挿入
されており、ホルダ64は、壁部66b,66bが案内
孔部62a,62aに案内されることにより上下動可能
にされている。しかも、各壁部66bが案内孔部62a
から脱落することは、図19に示すように、各爪部66
cがホルダ支持台61の上端面と係合することにより防
止される。
【0062】さらに、ホルダ64は、図15に実線で示
すように、下側の爪部66cの両側面が案内孔部62a
の内側面および下側の規制突部63の側面と係合し、且
つ、上側の爪部66cの一側面が規制突部63の側面と
係合することにより、第1の回動位置に位置規制されて
いる。そして、ホルダ64を、各爪部66cが規制突部
63の先端から突出する位置まで圧縮コイルばね36の
弾発力に抗して押上げると、ホルダ64は、各壁部66
bが案内孔部62aに案内されるようにして回動可能に
なる。
【0063】この状態から、図20に示すように、各爪
部66cが規制突部63を乗越えるようにホルダ64を
回動操作すると、図15に二点鎖線で示すように、下側
の爪部66cの両側面が案内孔部62aの内側面および
下側の規制突部63の側面と係合し、且つ、上側の爪部
66cの一側面が規制突部63の側面と係合することに
より、ホルダ64は、第1の回動位置から略90度ずれ
た第2の回動位置に位置規制される。
【0064】ホルダ本体65の側面には、図14に示す
ように、電源スイッチ68が設けられている。電源スイ
ッチ68は、モータ28通断電用のもので、操作子68
aの操作によりオンオフされるようになっており、電源
スイッチ68をオフしておくと、人感センサ49により
人の存在が検出されても、モータ28が通電されず、羽
根車29は回転しない。
【0065】天井板22の開口部22aは、化粧枠69
により閉塞されている。この化粧枠69は矩形状をな
し、スプリング41,41により、本体ケース24の取
付板42,42に装着されるようになっており、取付角
度が180度変更可能になっている。化粧枠69の中央
部には、図17に示すように、導出孔69aが形成され
ており、導出孔69aの周縁部には、略直角三角形状を
なすガイド部としての複数のリブ70が突設されてい
る。また、化粧枠69には、図18に示すように、2条
の長孔からなる開口69bが4個設けられており、4個
の開口69bは、導出孔69aを取囲むように配置され
て、いずれか1つの開口69bが電源スイッチ68の操
作子68aに対応するようになっている。
【0066】次に、ホルダ支持台61にホルダ64を取
付ける手順について説明する。即ち、各案内孔部62a
の挿入孔部62b内に、ホルダ支持台61の下方からホ
ルダ64の各爪部66cを挿入する。すると、各爪部6
6cが規制突部63の内面により押圧されて各壁部66
bが内側へ弾性変形し、各壁部66bが挿入孔部62b
に挿入され、図20に示すように、爪部66cが規制突
部63の上方に位置した状態になる。そして、各爪部6
6cが規制突部63を乗越えるように、ホルダ64を例
えば時計回り方向へ回動操作した後、その支持を解除す
ると、ホルダ64が下方へ移動され、ホルダ64は、図
15に示すように、第1の回動位置に位置規制される。
【0067】尚、この取付状態において、爪部66cが
挿入孔部62bから脱落するには、壁部66bが内側へ
弾性変形する必要があるが、ホルダ64を第1の回動位
置および第2の回動位置相互へ回動操作する際に、壁部
66bを内側へ弾性変形させるような力は作用せず、よ
って、ホルダ64が回動途中に脱落してしまう虞れはな
い。
【0068】上記実施例によれば、ホルダ64の回動位
置を、第1の回動位置と第2の回動位置とに変更できる
ので、部屋内に感知不能なデッドスペースが生じないよ
うに、人感センサ49の回動位置を90度変更すること
ができる。
【0069】即ち、天井板22に化粧枠69が取付けら
れていない状態では、図19に示すように、圧縮コイル
ばね36によりホルダ64が下方へ押下げられている。
この場合、ホルダ64が第1の回動位置(図15に実線
で示す)にあり、センサ49の検知エリアは、図8に斜
線で示すように、横長な個人トイレに対して縦長に設定
されているものとする。この状態では、トイレ内に感知
不能なデッドスペースが比較的多く生じてしまうので、
ホルダ64を、第1の回動位置から第2の回動位置に回
動する。すると、人感センサ49の検知エリアが90度
変更されて横長になり、個人トイレ内のデッドスペース
が低減される。
【0070】しかも、ホルダ64を上方に押上げて回動
操作するにあたって、各規制突部63の先端部には傾斜
面63a,63aが形成されているので、各爪部66c
が、規制突部63を乗越えるときの抵抗が少なくなる。
このため、ホルダ64の回動操作力が低減され、ホルダ
64の回動操作を行い易くなる。
【0071】この後、図14に示すように、天井板22
の開口部22aを覆うように化粧枠69を持上げると、
化粧枠69の各リブ70の傾斜面70aにホルダ64の
傾斜面部67aが当接し、各リブ70の傾斜面70aに
よりホルダ64の傾斜面部67aが案内されるので、複
数のリブ70により囲まれた化粧枠69の所定位置に、
ホルダ64の窓部67を簡単に嵌合することができる。
【0072】この状態から、さらに化粧枠69を押上げ
て各取付板42にスプリング41が取付けられると、化
粧枠69の各リブ70により、ホルダ64の傾斜面部6
7aが受け支持されるので、天井板22の板厚tに係わ
らず、ホルダ64を化粧枠69に対して所定の高さ位置
に保持することができる。従って、化粧枠69の各リブ
70は、傾斜面部67aに当接するガイド部として機能
すると共に、位置決め部でもある傾斜面部67aと当接
する受け部としても機能する。
【0073】また、化粧枠69には、4つの開口69b
が形成されているので、ホルダ64が第1の回動位置か
ら第2の回動位置へ90度回動された場合や化粧枠69
の取付角度が180度変更された場合でも、常に、4つ
の開口69bのうちの1つは、電源スイッチ68の操作
子68aに対応している。従って、天井板22に化粧枠
69が取付けられた状態でも、常に、その開口69bか
ら電源スイッチ68の操作子68aを操作することが可
能である。
【0074】しかも、ホルダ本体65になだらかな面取
り部65aを設けたので、ファン29により化粧枠69
の開口69bからファンケーシング27内に空気を吸引
するにあたって、その空気の流動抵抗が低減され、空気
の流れが良好となる。その結果、空気の吸引効率が上昇
すると共に運転時の騒音が低下する。
【0075】ところで、図14から明らかなように、化
粧枠69が固定されたときのホルダ64の上昇位置は、
天井板22の厚さ寸法tが小さくなる程高くなるといっ
た具合に、天井板22の厚さ寸法tに依存する。このた
め、天井板22の厚さ寸法tが規格内の最小値であった
場合にも、化粧枠69が固定された状態で爪部66cと
規制突部63との係合がなされるように、規制突部63
の高さ寸法が比較的大に設定し、化粧枠69が固定され
た状態で爪部66cと規制突部63とが係合不良になる
虞れをなくしている。
【0076】尚、規制突部63の高さ寸法を比較的大に
設定する替わりに、取付枠32に対して着脱可能で且つ
規制突部の高さ寸法が異なるホルダ支持台を複数種用意
しておき、天井板22の厚さ寸法tに応じて、それらホ
ルダ支持台を選択的に取付枠32に取付ける構成として
も、爪部66cと規制突部63との係合不良を防止する
ことが可能である。
【0077】また、図21は、本発明の第5実施例を示
すものであり、本実施例と前記第4実施例との相違点
は、規制突部63の両側に案内壁部71,71を設けた
ところにある。この場合、各案内壁部71は、係止板部
62のうちの図15に符号62cで示す部分に設けられ
るようになっており、ホルダ64を押上げると、各案内
壁部71の傾斜部71aと規制突部63の傾斜面部63
aとにより、ホルダ64の各爪部66cが案内され、ホ
ルダ64に回動方向の力が作用する。従って、ホルダ6
4を押上げると、自動的に各爪部66cが規制突部63
を乗越えるようになり、ホルダ64を第1の回動位置お
よび第2の回動位置相互へ移動させ易くなる。
【0078】尚、上記第1ないし第5実施例において
は、センサとして人感センサを用いたが、部屋内の有害
ガスを感知するガスセンサを用いても良い。さらに、本
発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定される
ものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して
実施し得る。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の天井用換気扇によれば、次のような優れた効果を奏す
る。
【0080】請求項1記載のものによれば、化粧枠が固
定されると、化粧枠の受け部にホルダの位置決め部が受
け支持された状態になるので、天井板の板厚の大小に応
じてセンサの取付け位置を調整せずとも、常にセンサを
化粧枠に対して所定位置に保持することができる。その
結果、面倒なセンサの高さ調整作業を行う必要がなくな
ると共に、高所での作業時間を短縮できて、作業の安全
性が向上する。しかも、ホルダを圧縮コイルばねにより
下方へ円滑に摺動させることができる。その結果、ホル
ダの位置決め部が確実に化粧枠の受け部によって受け支
持されるようになるので、ホルダに設けられたセンサを
確実に化粧枠に対して所定位置に保持することができ
る。さらに、ホルダの摺動部に送風ユニットの係止板部
と係合する被係止部を設けたので、圧縮コイルばねのば
ね力によって摺動部が脱落してしまうことを防止でき
る。
【0081】請求項2記載のものによれば、ホルダを回
動操作して凸部と凹部とを嵌合させることにより、ホル
ダの回動位置を規制できるので、部屋内に感知不能なデ
ッドスペースが生じないように、部屋内におけるセンサ
の感知エリアを調整することができる。
【0082】請求項3記載のものによれば、化粧枠が固
定されると、化粧枠の受け部にホルダの位置決め部が受
け支持された状態になるので、面倒なセンサの高さ調整
作業を行う必要がなくなる。これと共に、高所での作業
時間が短縮されるので、総じて、作業の安全性が向上す
る。しかも、ホルダを押上げて回動させることにより、
ホルダの回動位置を第1の回動位置と第2の回動位置と
に変更できるので、部屋内に感知不能なデッドスペース
が生じないように、センサの回動位置を適宜変更し得
る。
【0083】請求項4記載のものによれば、ホルダを回
動させた場合でも、化粧枠を取付けたまま、化粧枠の吸
気孔から電源スイッチを操作することができる。
【0084】
【0085】
【0086】請求項記載のものによれば、化粧枠が固
定されると、化粧枠の受け部にホルダの位置決め部が受
け支持された状態になるので、面倒なセンサの高さ調整
作業を行う必要がなくなる。これと共に、高所での作業
時間が短縮されるので、総じて、作業の安全性が向上す
る。しかも、ホルダを押上げてホルダ本体を回動操作す
ると、トグルばねのばね力の死点を通過した時点で、そ
の回動方向へ自動的にホルダ本体が回転し、摺動部の係
合凸部にホルダ本体の係合ピンが選択的に当接される。
従って、その部屋内におけるセンサの感知エリアを90
度変更することができる。しかも、ホルダ本体の回動操
作を簡単化できるので、ホルダ本体の回動操作に係る
所での作業時間を短縮できて作業の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図
【図2】要部の斜視図
【図3】案内孔部部分を示す上面図
【図4】ホルダ部分を拡大して示す縦断面図
【図5】化粧枠が除去された状態を示す図4相当図
【図6】本発明の第2実施例を示す図4相当図
【図7】ホルダ本体の上面部分を示す斜視図
【図8】個人トイレとセンサの感知エリアとの関係を示
す上面図
【図9】公衆トイレとセンサの感知エリアとの関係を示
す上面図
【図10】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図11】図2相当図
【図12】ホルダを押上げた状態を示す図10相当図
【図13】図4相当図
【図14】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図15】図3相当図
【図16】ホルダ部分の斜視図
【図17】図4相当図
【図18】図2相当図
【図19】ホルダを示す正面図
【図20】ホルダを押上げて回動操作した状態を示す図
19相当図
【図21】本発明の第5実施例を示す図16相当図
【図22】従来例を示す図1相当図
【図23】別の従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
21は部屋、22は天井板、22aは開口部、23は天
井裏、24は本体ケース、24aは吸入口、24bは吐
出口、30は送風ユニット、32aは案内孔部、32b
は係止板部、33はホルダ、34はホルダ本体、34b
は鍔部(位置決め部)、35は摺動部、35cは爪部
(被係止部)、36は圧縮コイルばね、38は人感セン
サ(センサ)、40は化粧枠、40aは受け部、43は
ホルダ、44はホルダ本体、45は摺動部、46は係合
ピン、44cは鍔部(位置決め部)、49は人感センサ
(センサ)、50は係合凸部、52はトグルばね、53
は化粧枠、53cは受け部、55aは案内孔部、56は
ホルダ、57はホルダ本体、58は摺動部、57aは凸
部(位置決め部)、58aは被係止部、59は人感セン
サ(センサ)、60は化粧枠、60dは凹部(受け
部)、62は係止板部、62aは案内孔部、63は規制
突部、64はホルダ、65はホルダ本体、66は摺動
部、66cは爪部(被係止部)、67aは傾斜面部(位
置決め部)、68は電源スイッチ、69は化粧枠、69
bは開口、70はリブ(ガイド部,受け部)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−26678(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/10 101

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部屋の天井裏に配設され下面に天井板
    の開口部に対応する吸入口を有し且つ側面に吐出口を有
    する本体ケースと、 前記本体ケースの内部に配設され前記部屋内の空気を
    前記吸入口から吸入して前記吐出口から吐出する送風ユ
    ニットと、 前記部屋側から前記天井板の開口部を覆うように設けら
    受け部を有する化粧枠と、前記送風ユニットに設けられた係止板部および案内孔部
    と、 ホルダ本体および前記送風ユニットの案内孔部に上下動
    可能に嵌合された摺動部を有するホルダと、 前記ホルダの摺動部に設けられ、前記送風ユニットの係
    止板部に係合して該摺動部が前記案内孔部から脱落する
    ことを防止する被係止部と、 前記係止板部および前記ホルダ本体間に設けられ、前記
    ホルダを下方へ付勢する圧縮コイルばねと、 前記 ホルダに設けられ前記部屋内の状況を検出するセ
    ンサと、 前記ホルダに設けられ前記化粧枠の受け部に受け支持
    されることにより前記センサを前記化粧枠に対して所定
    位置に保持する位置決め部とを具備してなる天井用換気
    扇。
  2. 【請求項2】 ホルダは、送風ユニットに上下動可能で
    且つ回動可能に設けられ、 ホルダおよび化粧枠のうちの一方には、凸部が設けら
    れ、 他方には、前記凸部が嵌合されて前記ホルダの回動位置
    を規制する複数の凹部が設けられている ことを特徴とす
    る請求項1記載の天井用換気扇。
  3. 【請求項3】 部屋の天井裏に配設され、下面に天井板
    の開口部に対応する吸入口を有し且つ側面に吐出口を有
    する本体ケースと、 前記本体ケースの内部に配設され、前記部屋内の空気を
    前記吸入口から吸入して前記吐出口から吐出する送風ユ
    ニットと、 前記部屋側から前記天井板の開口部を覆うように設けら
    れ、受け部を有する化粧枠と、 ホルダ本体および該ホルダ本体に突設された摺動部を有
    するホルダと、 前記送風ユニットに設けられ、前記ホルダの摺動部が上
    下動および所定角度範囲内における回動が許容されるよ
    うに嵌合された案内孔部と、 前記ホルダの摺動部に設けられ、前記送風ユニットと係
    合して該摺動部が前記送風ユニットの案内孔部から脱落
    することを防止する被係止部と、 前記送風ユニットに設けられ、前記所定角度範囲内で前
    記ホルダの被係止部に係合することにより前記ホルダの
    摺動部を第1の回動位置と第2の回動位置とに位置規制
    すると共に前記ホルダの上昇に伴い前記摺動部の第1の
    回動位置および第2の回動位置相互への回動を許容する
    規制突部と、 前記ホルダに設けられ、前記部屋内の状況を検出するセ
    ンサと、 前記ホルダに設けられ、前記化粧枠の受け部に受け支持
    されることにより前記センサを前記化粧枠に対して所定
    位置に保持する位置決め部と を具備してなる 天井用換気
    扇。
  4. 【請求項4】 ホルダは、側面に電源スイッチを備えて
    いて 粧枠には、ホルダの各回動位置において前記電源スイ
    ッチと対応するように、吸気用で且つ電源スイッチ操作
    用の複数の開口が設けられていることを特徴とする請求
    記載の天井用換気扇。
  5. 【請求項5】 部屋の天井裏に配設され、下面に天井板
    の開口部に対応する吸入口を有し且つ側面に吐出口を有
    する本体ケースと、 前記本体ケースの内部に配設され、前記部屋内の空気を
    前記吸入口から吸入して前記吐出口から吐出する送風ユ
    ニットと、 前記部屋側から前記天井板の開口部を覆うように設けら
    れ、受け部を有する化粧枠と、 前記送風ユニットに上下動可能で且つ回動不能に設けら
    れ略90度ピッチで配置された2個の係合凸部を有する
    摺動部、および、該摺動部に回動可能に設けられ前記係
    合凸部に係合される係合ピンを有するホルダ本体からな
    るホルダと、 両端が前記ホルダ本体および前記摺動部に取付けられ、
    前記係合ピンを前記2個の係合凸部に選択的に当接させ
    るトグルばねと、 前記ホルダ本体に設けられ、前記部屋内の状況を検出す
    るセンサと、 前記ホルダ本体に設けられ、前記化粧枠の受け部に受け
    支持されることにより前記センサを前記化粧枠に対して
    所定位置に保持する位置決め部と を具備してなる 天井用
    換気扇。
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