JPH0514106Y2 - - Google Patents

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JPH0514106Y2
JPH0514106Y2 JP7809688U JP7809688U JPH0514106Y2 JP H0514106 Y2 JPH0514106 Y2 JP H0514106Y2 JP 7809688 U JP7809688 U JP 7809688U JP 7809688 U JP7809688 U JP 7809688U JP H0514106 Y2 JPH0514106 Y2 JP H0514106Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、本体箱の排気口と排気ダクトとの間
を接続する継手筒体の内部構造を改良したダクト
用換気扇に関する。
(従来の技術) 従来より、例えば浴室、洗面所等の比較的狭い
部屋を換気するダクト用換気扇としては、小形の
換気扇を使用するようにしている。このような小
形の換気扇では、その本体箱の側面の排気口も小
径になつているが、この排気口に接続すべき市販
の排気ダクトは、ほとんど同一径(例えば100mm)
のものが使用されるのが普通である。このため、
本体箱の排気口と排気ダクトとの間を接続する継
手筒体は、排気ダクトの大きさに合つたものを使
用することになるため、継手筒体の排気口側の開
口部の大きさが本体箱の排気口よりも大きくなる
ことがあつた。
(考案が解決しようとする課題) ところで、ダクト用換気扇は、遠心フアンを内
蔵し、その遠心フアンの回転によつて空気が本体
箱(フアンケーシング)内を旋回しながら排気口
から吐出されることになるため、排気口から継手
筒体内への排気の吐出方向は、排気口の面に対し
垂直にならず、斜め側方に傾いた方向になり、そ
れ故に、排気口から吐出された排気は、継手筒体
の内周壁のうちの片側の側面に衝突してその流れ
方向が排気ダクトの延長方向へ変化させられると
いう事情がある。このような事情下、継手筒体の
排気口側の開口部の大きさが本体箱の排気口より
も大きくなる構成では、排気が排気口から継手筒
体内に流れ込む過程で、流路断面の急激な拡大と
上述した排気の流れ方向変化との相乗作用によつ
て、継手筒体内の排気口近傍部分(流路断面の拡
大部分)において乱流が強く生じ、それが大きな
圧力損失となつて送風効率が大幅に低下してしま
う欠点があつた。
また、上記従来のダクト用換気扇において、継
手筒体内に風圧開放形のシヤツタ板を回動可能に
配設したものでは、シヤツタ板が閉鎖時において
排気口の面(継手筒体の開口部の面)と略平行と
なるように配設されていたため、上述の如く継手
筒体内への排気の吐出方向が斜めに側方に傾いた
方向になるという事情下では、排気の吐出方向と
閉鎖時のシヤツタ板とが垂直にならず、その分、
シヤツタ板に及ぼす風圧が小さくなつてシヤツタ
板の開放動作性が悪くなるという欠点があつた。
本考案はこのような問題点を解決しようとする
もので、継手筒体内における圧力損失を極力低減
できて送風効率を高めることを第1の目的とし、
その上で、シヤツタ板の開放動作性を向上させる
ことを第2の目的とするダクト用換気扇を提供す
るにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案のダクト用換気扇は、排気口を有する本
体箱内に遠心フアンを配設し、排気ダクトを継手
筒体を介して前記排気口に接続するようにしたも
のにおいて、前記継手筒体の内側に、前記排気口
の側縁部から排気の吐出方向へ延びる傾斜状の導
風壁を設けたものである。
そして、継手筒体内にシヤツタ板を設ける場合
には、シヤツタ板が導風壁に対して略直角となる
ように回動可能に支持されている構成とすると良
い。
(作用) 換気運転時には、遠心フアンの送風作用により
排気口から継手筒体内に排気が斜め方向に吐出さ
れるが、継手筒体内には、導風壁が排気の吐出方
向へ延びる傾斜状に設けられているから、排気が
この導風壁に沿つてスムーズに流れるようにな
り、圧力損失を招く乱流の発生が極力抑えられ
る。
そして、この導風壁に対してシヤツタ板を略直
角に設ければ、排気の吐出方向とシヤツタ板とが
略垂直となり、シヤツタ板に作用する風圧が高ま
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基いて説明す
る。1は例えばプラスチツクにより成形した本体
箱で、この本体箱1は第2図に示すように室の天
井2の開口部2aに取付けられている。この本体
箱1の下面は開放され、そこに隙間をあけるよう
にして化粧パネル3が着脱可能に取付けらてい
る。この化粧パネル3の取付構造は、化粧パネル
3の上面に固定された止め金具4を、本体箱1側
に取付板5を介して支持されたスプリング6に掛
合するものである。7は本体箱1内に配設したケ
ーシングで、その下面中央に吸気口8が形成され
ている。このケーシング7の上面を閉鎖する上端
板9上にはモータ10が配設され、このモータ1
0が延焼防止用カバー11によつて覆われてい
る。そして、モータ10の回転軸10aはケーシ
ング7内に下向きに突出され、その回転軸10a
に遠心フアン12が嵌着されている。この遠心フ
アン12を囲繞するケーシング7は、第1図に示
すように渦巻き状の送風室を形成し、その吐出口
13を斜め側方へ延出して、本体箱1の左側面の
排気口14に接続している。而して、15は排気
ダクト16を本体箱1の排気口14に接続するた
めの継手筒体で、この継手筒体15は、先端側の
嵌合筒部15aの外径を排気ダクト16の内径と
略同一に設定して、この嵌合筒部15aを排気ダ
クト16に嵌合すると共に、この嵌合筒部15a
の基部側にテーパ部15bを形成し、このテーパ
部15bに排気ダクト16の端部を当接させた状
態で、両者をシールテープ(図示せず)等で固定
している。この場合、継手筒体15は例えばプラ
スチツクにより形成されていて、その基端部に支
持板17が一体に成形されている。この支持板1
7の下端には一対の係合突起18(第3図参照)
が下向きに一体に突設され、また、該支持板17
の上端には一対の係合孔部19(第2図に一方の
み図示)が形成されている。これに対応して、本
体箱1の上部左側縁部には、一対の凸部20(第
3図参照)が形成され、各凸部20に支持板17
の各係合孔部19が上方から差込み係合されてい
る。更に、支持板17下端の係合突起18に対応
して、本体箱1の下端フランジ部1aには一対の
差込口21が形成され、各差込口21に支持板1
7の係合突起18が上方から差込み係合されてい
る。このようにして、支持板17の上下両側を本
体箱1側に係合保持させた状態で、第2図に示す
ように該支持板17の下端フランジ部17aを天
井2と本体箱1の下端フランジ部1aとの間に挟
み付けて固定することによつて、継手筒体15を
本体箱1の左側面に固定している。而して、継手
筒体15の排気口14側の開口部15cは、第3
図及び第4図に示すように排気口14と同じく矩
形状に形成されているが、この実施例では、継手
筒体15の開口部15cが排気口14よりも相対
的に大きくなつている。そして、第1図及び第2
図に示すように、継手筒体15の開口部15cの
下縁部及び一方の側縁部が排気口14の両縁部に
合致した状態となつている。22は継手筒体18
の内側に一体成形した導風壁で、この導風壁22
は、排気口14の他方の側縁部から排気の吐出方
向(第1図の矢印A方向)へ延びる傾斜状に形成
され、ケーシング7の吐出口13の側壁13aの
延長線上に位置している。この導風壁22は、排
気通路の側壁の一部となり、この導風壁22の裏
側空間23への風の流入を阻止する仕切壁となつ
ている。そして、継手筒体15内の上部には、第
2図に示すように、排気口14の上縁部から左方
向に略水平に延びる上部仕切壁24が一体に形成
され、この上部仕切壁24が排気通路の上部壁の
一部となつている。25は継手筒体15内の排気
口14側部分に導風壁22に対して略直角となる
ように配設したシヤツタ板で、その上端に形成し
た一対の軸部26a,26b(第6図参照)が、
導風壁22の上縁部に形成された軸支孔27と、
上部仕切壁24の下面に突設された軸支部28と
に回動自在に支持されている。この場合、両軸部
26a,26bは、シヤツタ板25に一体に形成
され、そのうち導風壁22の軸支孔27に挿入さ
れる軸部26aはシヤツタ板25の上端角部に側
方に突出するように形成され、一方、上部仕切壁
24の軸支部28に挿入される軸部26bは、シ
ヤツタ板25の上縁部分にL字形の溝26c(第
6図参照)を形成することによつて形成されてい
る。このような構成のシヤツタ板25は、換気運
転停止時には、第2図に二点鎖線で示すように、
継手筒体15下面のストツパー29に当接する位
置まで自重により回動し、これによつて第4図に
示すように導風壁22と上部仕切壁24とで区画
された排気通路を閉塞した状態となり、屋外空気
の侵入を防止する。尚、第4図に示すように、上
部仕切壁24の上面と継手筒体15内の上部との
間に、補強リブ30を一体に形成し、この補強リ
ブ30と導風壁22及び上部仕切壁24とによつ
て継手筒体15を内側から補強する構成となつて
いる。また、第3図において、31はケーシング
7の上端板9を固定するための固定金具、32は
モータ10の運転回路を構成するための電装品で
ある。
次に、上記構成の作用について説明する。モー
タ10を起動して遠心フアン12を回転させる
と、その遠心フアン12の送風作用によつて室内
の空気が吸気口8からケーシング7内に吸入さ
れ、その空気がフアンケーシング7内を旋回しな
がら第1図に矢印Aで示すように排気口14(吐
出口13)から斜め側方に向けて継手筒体15内
に吐出される。このような排気の吐出方向を考慮
して、本実施例では、その吐出方向へ延びる導風
壁22に対し、シヤツタ板25を略直角に配設し
ているので、シヤツタ板25が閉鎖状態において
排気の吐出方向と略垂直となる。このため、シヤ
ツタ板25に排気の風圧が効率良く作用して、シ
ヤツタ板25の開放動作性が向上し、シヤツタ板
25が換気運転開始後速やかに且つ円滑に第2図
に実線で示す位置(開放位置)まで開放する。
而して、本実施例のように、継手筒体15の径
を排気ダクト16の径に合わせるために、継手筒
体15の開口部15cの大きさが本体箱1の排気
口14よりも大きくなつてしまうという事情があ
つても、継手筒体15の内側には、排気口14の
側縁部から排気の吐出方向へ延びる導風壁22が
形成されているから、排気口14から排出される
排気がこの導風壁22に沿つてスムーズに流れる
ようにになり、圧力損失を招く乱流の発生が極力
抑えられて、送風効率が従来に比し高められる。
(従来は導風壁22が無かつたため、空間23で
乱流が強く生じて大きな圧力損失となつていた。) また、本実施例では、継手筒体15内の上部
に、排気口14の上縁部から左方向に略水平に延
びる上部仕切壁24が形成されているため、この
上部仕切壁24によつて継手筒体15内の上部で
の乱流の発生も抑えられ、上述した導風壁22の
乱流防止作用と相俟つて送風効率を一層高めるこ
とができる。(従来は、継手筒体15内の上部で
も、排気口14の近傍で乱流が発生し、圧力損失
を生じていた。) ところで、本実施例のように、継手筒体15を
金属ではなくプラスチツクで形成すると、防錆効
果の向上及び低コスト化を期待できる利点がある
が、反面、プラスチツクは強度の点で金属よりも
劣るという事情がある。しかしながら、本実施例
では、導風壁22と上部仕切壁24とが継手筒体
15を内側から補強する補強リブとして機能し、
それによつて継手筒体15の強度を十分に高める
ことができる。但し、本考案は、継手筒体15を
従来と同じく金属により形成しても良く、この場
合でも、本考案の所期の目的を十分に達成でき
る。
また、本実施例では、シヤツタ板25の一方の
軸部26aを、導風壁22に形成した軸支孔27
に挿入し、他方の軸部26bを上部仕切壁24の
下面に突設した軸支部28に挿入して支持させる
ようにしたので、シヤツタ板25と導風壁22及
び継手筒体15の内面との間の隙間にヒンジ構造
を介在させる必要がなくなり、その分、上記隙間
の寸法を小さくできてシヤツタ板25による排気
通路の閉鎖性を向上でき、屋外空気の侵入防止効
果を高めることができる。但し、シヤツタ板25
の枢支構造は、上記実施例に限定されるものでは
なく、公知の枢支構造を採用しても本考案の所期
の目的を十分に達成できる。
その他、本考案は、シヤツタ板25を、継手筒
体15内のうち出口側(排気ダクト16側)に配
設しても良く、またケーシングがなく本体箱をケ
ーシングとして機能させる構成のものにも適用で
きる等、種々の変形が可能である。
[考案の効果] 本考案は以上の説明から明らかなように、遠心
フアンの送風作用により排気口から継手筒体内に
排気が斜め方向に吐出されるという事情があつて
も、継手筒体内には、導風壁が排気口の側縁部か
ら排気の吐出方向へ延びる傾斜状に設けられてい
るから、排気がこの導風壁に沿つてスムーズに流
れるようになり、圧力損失を招く乱流の発生が極
力抑えられて、送風効率を高めることができる。
そして、この導風壁に対してシヤツタ板を略直
角に設けたので、排気の吐出方向とシヤツタ板と
が略垂直となり、シヤツタ板に対し排気の風圧を
効率良く作用させるこができて、シヤツタ板の開
放動作性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図は第2図の−線に沿つて示す横断面図、第
2図は全体の縦断正面図、第3図は同分解斜視
図、第4図は継手筒体の右側面図、第5図は継手
筒体の左側面図、第6図はシヤツタ板の枢支構造
の拡大断面図である。 図面中、1は本体箱、7はケーシング、8は吸
気口、12は遠心フアン、14は排気口、15は
継手筒体、16は排気ダクト、17は支持板、1
8は係合突起、19は係合孔部、20は凸部、1
1は差込口、22は導風壁、24は上部仕切壁、
25はシヤツタ板、30は補強リブである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 排気口を有する本体箱内に遠心フアンを配設
    し、排気ダクトを継手筒体を介して前記排気口
    に接続するようにしたものにおいて、前記継手
    筒体の内側に、前記排気口の側縁部から排気の
    吐出方向へ延びる傾斜状の導風壁を設けたこと
    を特徴とするダクト用換気扇。 2 継手筒体内には、シヤツタ板が導風壁に対し
    て略直角となるように回動可能に支持されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のダクト用換
    気扇。
JP7809688U 1988-06-13 1988-06-13 Expired - Lifetime JPH0514106Y2 (ja)

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JP5465072B2 (ja) * 2010-04-21 2014-04-09 三菱電機株式会社 ダクト用換気扇
JP6102118B2 (ja) * 2012-08-09 2017-03-29 マックス株式会社 換気装置

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JPH02537U (ja) 1990-01-05

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