JPH0650585A - 給・排気ダクト用フード - Google Patents

給・排気ダクト用フード

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JPH0650585A
JPH0650585A JP20390892A JP20390892A JPH0650585A JP H0650585 A JPH0650585 A JP H0650585A JP 20390892 A JP20390892 A JP 20390892A JP 20390892 A JP20390892 A JP 20390892A JP H0650585 A JPH0650585 A JP H0650585A
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exhaust
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duct
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Yasunari Ushigoe
康徳 牛越
Tadakatsu Kachi
忠勝 可知
Susumu Matsui
進 松井
Hiroshi Aoki
博 青木
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショートサーキットを防止し、施行性、経済
性に優れた給・排気ダクト用フードを得ることを目的と
する。 【構成】 外壁に固定されたフランジ9の略中央に設け
られ、壁方向と反対側に突出させると共に壁面を貫通す
る給気ダクト13及び排気ダクト14とそれぞれ接続さ
れる給気用開口34a及び排気用開口34bを突出端面
に有する円柱状突出部9aと、内部が給気通路と排気通
路とに仕切られ、給気用開口34aと給気通路及び排気
用開口34bと排気通路とがそれぞれ対向するよう一端
が円柱状突出部9aに嵌合された有底筒状のパイプフラ
ンジ15とを備え、このパイプフランジ15の給気通路
側側面に給気口11を設けると共にこのパイプフランジ
の底部に排気通路に対向して排気口10aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、同時給・排気型換気
装置における給・排気ダクトのフードに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図20は従来の同時給・排気型換気装置
を示す構成図であり、図において、1は家屋の室内、3
は換気扇、4は排気側吐出口、5は給気側吸込口、6
a、6bはそれぞれ前記排気側吐出口4と室外、前記給
気側吸込口5と室外との間に配管された丸型ダクト、7
は壁2を貫通した前記丸型ダクト6aの外壁側に固定さ
れた排気側フード、8は壁2を貫通した前記丸型ダクト
6bの外壁側に固定された給気側フードである。
【0003】上記のような換気装置においては、排気用
と給気用の2本の丸型ダクト6a、6bが室外において
ショートサーキットを生じることのないよう、壁2に充
分な間隔をおいてそれぞれ穴を開け配管され、各丸型ダ
クトは個別に設けられた排気側フード7及び給気側フー
ド8によりそれぞれカバーされている。
【0004】また、図21は例えば実公平2−3070
号公報に示された2層管を有する従来の同時給・排気型
換気装置のフードを示す正面図、図22はその側断面図
である。図において、9はフランジで外壁に固定されて
おり、その略中央に設けられた穴が壁穴と対向していて
壁穴を貫通する2層管50の給気通路50a及び排気通
路50bと接続されている。51は前記排気通路50a
及び給気通路50bとの間に設けられた仕切板で、給気
と排気が混合されるのを防止している。52はウェザー
カバーであり、下方に向けて開口されていると共にその
内部は給気用通路と排気用通路とに仕切られている。
【0005】上記のような換気装置においては、排気通
路50aと給気通路50bとが一体となった2層管50
が壁2に設けられた1つの丸穴を貫通し、仕切板51に
よりフード周辺でのショートサーキットを防止してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の同時給・排気型
換気装置及びダクト用フードは以上のように構成されて
いるので、排気用と給気用の2本の丸型ダクトを壁に充
分な間隔をおいてそれぞれ穴を開け配管し、各丸型ダク
トに個別に排気側フード及び給気側フードを設ければ、
ショートサーキットは防止できるものの、換気扇1台に
つき少なくとも2つの壁穴を設けなくてはならず、施行
に手間がかかると共に更にフードも2台必要となるの
で、コストが嵩み経済性が悪いという問題があった。ま
た、排気用フードと給気用フードとの間には充分な間隔
をおかなければならないという制約があった。また、2
層管のダクトを用いれば壁穴やフードは一つで済み、施
行性、経済性に優れるものの、給・排気が近接している
のでショートサーキットの問題が付きまとっていた。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ショートサーキットを防止でき
ると共に施行性、経済性に優れた給・排気ダクト用フー
ドを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る給・排気
ダクト用フードは、外壁に固定されたフランジの略中央
に設けられ、壁方向と反対側に突出させると共に壁面を
貫通する給気ダクト及び排気ダクトとそれぞれ接続され
る給気用開口及び排気用開口を突出端面に有する円柱状
突出部と、内部が給気通路と排気通路とに仕切られ、円
柱状突出部の給気用開口と給気通路及び排気用開口と排
気通路とがそれぞれ対向するよう一端が円柱状突出部に
嵌合された有底状筒状のパイプフランジとを備え、この
パイプフランジの給気通路側側面に給気口を設けると共
にこのパイプフランジの底部に排気通路側に対向して排
気口を設けたものである。
【0009】また、パイプフランジを円柱状突出部に対
して回動可能に取付けたものである。
【0010】また、パイプフランジに設けられ、フラン
ジの給気用開口及び排気用開口を開閉するダンパーと、
このダンパーが給気用開口及び排気用開口を閉じるよう
付勢する弾性部材と、給気通路及び排気通路に跨がって
配置され、ダンパーを開放状態に保持する温度ヒューズ
とを備え、給気通路又は排気通路における温度上昇によ
り温度ヒューズが溶断したとき、ダンパーが弾性部材の
付勢力により給気用開口及び排気用開口を閉じるように
したものである。
【0011】また、円柱状突出部内部を給気用開口に対
向した給気用空間と排気用開口に対向した排気用空間と
に隔絶する仕切板を突出端面水平面内回転可能に突出端
面に取付けたものである。
【0012】
【作用】この発明における給・排気ダクト用フードは、
パイプフランジの側面に設けられた給気口から吸入空気
が壁面水平面方向より給気され、壁側と反対側に向いた
パイプフランジ底部の排気口から排出空気が排気される
ことによりショートサーキットを防止する。
【0013】また、パイプフランジを所定角度だけ回転
させることによりパイプフランジ内の給気ダクトと排気
ダクトとの位置関係が自由に設定でき、異なる位置関係
の配管にも対応できる。
【0014】また、給気通路、排気通路のいずれかで所
定の温度以上に温度が上昇すると、給気通路、排気通路
に跨がって配置された温度ヒューズの溶断により給気用
開口及び排気用開口のダンパーが共に閉じ、給気通路及
び排気通路が閉鎖される。
【0015】また、水平でない給気ダクト、排気ダクト
に応じて回転仕切板を適度に回転させることによりフー
ドを水平に保ったまま固定することを可能にする。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本発明における同時給・排気ダクト用フー
ドを換気扇の給・排気ダクトと組み合わせた構成図、図
2は同フードと組み合わされるダクトを示す部分斜視
図、図3は同フードを示す斜視図、図4は同フードの分
解斜視図、図5は同フードの平面断面図である。図1に
おいて、室内に設置された同時給・排気型の換気扇33
と室外の外壁に固定されたフードとの間には図2のよう
な楕円形状の断面を有する給気ダクト13及び排気ダク
ト14が配設されている。図3、図4、図5において、
9はフランジで、四隅が螺子等で外壁に固定されてお
り、略中央には壁方向と反対側に突出した円柱状突出部
9aが設けられている。円柱状突出部9aの突出端面に
は給気ダクト13及び排気ダクト14の断面形状に似た
楕円開口部34a、34bが設けられ、壁面を貫通した
給気ダクト13と楕円開口部34a、排気ダクト14と
楕円開口部34bとがそれぞれ対向している。15はパ
イプフランジで、筒状の内部が仕切板30にて給気通路
と排気通路とに仕切られ、給気通路側の側面の一部には
防虫網で覆われた給気口11を有し、フランジ9の給気
用開口34aと給気通路、排気用開口34bと排気通路
とが接続するようフランジ9の円柱状突出部9aと嵌合
され、円柱状突出部9aの側面とパイプフランジ15側
面とを螺子止め固定している。10はベントキャップ
で、ルーバーを有する二つの半円形状の排気口10aが
それぞれパイプフランジ15の給気通路及び排気通路に
対向するようにパイプフランジ15に嵌合され、螺子止
め固定されているが、給気通路側の排出口10aは盲板
26にて遮蔽されている。
【0017】次に動作について説明する。室内に設置さ
れた同時給・排気型の換気扇33は、給気を給気ダクト
13にて、排気を排気ダクト14にて行なっている。こ
の給気ダクト13及び排気ダクト14はそれぞれ断面楕
円形状の独立した管で、壁に設けられた一つの丸穴を貫
通して室外に延伸され外壁に固定されたフードに接続さ
れている。給気はパイプフランジ15の側面に設けられ
た給気口11から外壁面水平面方向に沿って外気を取り
込む。この給気口11から取り込まれた空気はパイプフ
ランジ15の給気通路から楕円型開口部34aを通過
し、給気ダクト13を経て換気扇33に至る。また、排
気は換気扇33より排出された空気が排気ダクト14を
経て楕円型開口部34bを通過しパイプフランジ15の
排気通路に至り、ベントキャップ10に設けられた排気
口10aから壁面より遠方方向に向け排出される。この
ように給気をパイプフランジ15の側面に設けられた給
気口11により壁面水平面方向から行ない、排気をベン
トキャップ10の排気口10aより壁面遠方方向に向け
行なうので、一つのフードでありながらショートサーキ
ットを生じることなく同時給・排気が行なえる。
【0018】上記実施例では給気口11をパイプフラン
ジ15の側面に、排気口10aをベントキャップ10に
設けたが、逆に給気口をベントキャップに、排気口をパ
イプフランジに設けてもよい。ただし、排気は一般的に
汚れており、風速を速くして壁面やフードより遠くへ飛
ばす方がよく、従って排気管13、排気通路、排出口1
0aとが直線的に結ばれている上記実施例のような形状
にすると排気が壁面より遠方に速く排出されて好都合で
ある。また、給気はできるだけ給気口の面積を大きくと
り新鮮な空気が吸入しやすい形状にした方がよいが、ベ
ントキャップ10に給気口を設けると給気口の面積はベ
ントキャップ10の径による規制を受けるので、長さに
規制のないパイプフランジ15の側面に給気口11を設
けると給気口の面積が広く確保できる。
【0019】図面では室外側から見て給気管13が右に
排気管14が左に位置する場合を例にとって説明した
が、住宅環境等、様々な制約がある今日では必ずしも配
管の位置関係が同じとは限らず、逆に給気ダクト13が
左で排気ダクト14が右の場合も考えられる。このよう
な場合、フランジ9はもともと左右対称に形成されてい
るので、ダクトとの接続には問題がない。また、左右が
非対称なパイプフランジ15については図6のようにパ
イプフランジ15を180度回転させた状態で取付ける
だけで左側に給気口11が、右側に排気口10aがくる
ので、特にフードに大きな設計変更をする必要はない。
ただし、単にパイプフランジ15を180度回転させた
だけでは、これに固定されたベントフード10も180
度回転してしまい逆さまの状態になるので、図4のよう
に排出口10aに方向性を持ったルーバーが取付けられ
ている場合には、排出方向が変化してしまったり、雨水
が侵入してしまう可能性がある。このような形状のベン
トキャップの場合にはパイプフランジ15のみを180
度回転させた状態に取付け、ベントフード10は盲板2
6を右側ではなく左側の排出口10aに固定し遮蔽する
ことにより図7のように右側が排出口10aとなるよう
にすることにより解決される。
【0020】また、ルーバーが上下対称であったり、上
下非対称ではあるが上下を逆にしても影響を受けないよ
うなものである場合には、図6のようにパイプフランジ
15とベントキャップ10とを一体に成形し、排気口を
排気通路側にのみ設けた形状にすればよい。この方が構
造が単純で、気密性も高いので効果的である。さらにフ
ランジ9と一体成形して、フランジを上下対称に取付け
可能な構造にしてもよい。
【0021】実施例2.図4は第3の発明を含む給・排
気ダクト用フードを示す分解斜視図である。図4におい
て、16、17はダンパーで、パイプフランジ15を仕
切板30に並行に貫通するダンパー支持棒39を枢軸と
して円柱状突出部9aの底面にある楕円開口部34a、
34bを開閉することができる。そして図9のような一
端が温度ヒューズ18cにより接合された一対の保持金
具18a、18bが図10のように仕切板30に設けら
れた通し穴31を貫通して配置されると共に各保持金具
18a、18bの他端に設けられた接合部分にダンパー
16、17に設けられた爪35が係止して、楕円開口部
34a、34bを開放状態に保持している。この時一対
の保持金具18a、18bは温度ヒューズが給気通路と
排気通路とに跨がるように位置している。また、図5に
おいて47は図11a、図11bのような形状を有する
スプリングで、ダンパー16、17の枢軸に設けられ、
ダンパー16、17が楕円型開口部34a、34bを閉
じるよう付勢する。
【0022】次に動作について説明する。何らかの異常
が発生し、フードのパイプフランジ15内の給気通路又
は排気通路における温度が所定以上に上昇した場合、温
度ヒューズ18cが溶解し、一対の保持金具18a、1
8bの接合部分が離れる。従って、一対の保持金具18
a、18bによって開放状態に保持されていた一対のダ
ンパー16、17は、スプリング47の付勢力により楕
円型開口部34a、34bを閉じる。このような構成に
よって、給・排気のいずれかで異常が発生し給気通路又
は排気通路の温度が所定以上に上昇した場合、異常が発
生した給気通路又は排気通路はもとよりこれらとサイク
ルをなす排気通路又は給気通路までもが一つの温度ヒュ
ーズの溶断によって一緒に遮断されるので安全性が向上
する。
【0023】楕円型開口部34a、34bを閉鎖したダ
ンパー16、17を再び開放状態に戻すには、先ずベン
トキャップ10を取り外し、ダンパー16、17の爪3
5にそれぞれ引っ掛かった状態の保持金具18a、18
bと、溶けて散乱した温度ヒューズ18cとを取り除い
た後、ダンパー16、17の爪35を摘んで手前に引き
楕円型開口部34a、34bを開放し、一端が温度ヒュ
ーズ18cで接合された新しい保持金具18a、18b
を仕切板の通し穴に貫通した状態でダンパー16、17
の爪35にそれぞれ係合することによってダンパー1
6、17を開放状態に保持する。即ち、爪35はダンパ
ーが楕円型開口部を開放している場合には温度ヒューズ
部係合用の爪として、閉鎖された楕円型開口部を開放す
るときにはダンパーを引っ張る際に摘むつまみとしての
役割を果たす。上記実施例では給気通路、排気通路に別
々のダンパーを使用したが、一体となったダンパーでも
よい。また、給気ダクト13と排気ダクト14とはセパ
レートのものでなく一体となった複層管でもよい。
【0024】図12はドレン抜き構造を備えたフードを
示す側断面図であり、図において、22、23はそれぞ
れパイプフランジ15の側面下方、フランジ9の略中央
円柱部分の下方に設けられたドレン抜き孔である。フー
ド及び配管に溜った水はこのドレン抜き孔22、23よ
り外へ排出される。ドレン抜き孔22、23の口径は通
常3〜4ミリ程度と小さく、従ってドレンによるショー
トサーキットの心配は無視できる。
【0025】実施例3.図13は図3のフードを壁側よ
り見た背面図であり、図14は同背面斜視図である。図
において、9bはフランジ9の略中央に壁と反対方向に
円柱状に突設させた円柱状突出部9aの内周面で、その
突出端面にはそれぞれ給気用、排気用の楕円開口部が設
けられている。12は円柱状突出部内側を給気用空間と
排気用空間とに仕切る回転仕切板で、一辺がL字状に折
曲げられこの折曲げ片の略中央に設けた螺子穴を段付螺
子にて円柱状突出部内面9bの突出端面中央部に突出端
面と水平な面内において回転可能に螺合されると共に他
片は給気と排気とがショートサーキットを生じないよう
円柱状突出部内側を給気用空間と排気用空間とに隔絶す
るのに充分な長さを持って給気ダクト13と排気ダクト
14との間に差し込まれる。43は円柱状突出部内面9
bの側面に一様に固着させた気密性のクッションで、円
柱状突出部と壁面との隙間を密閉し、回転仕切板12は
このクッション43との接触部分での気密性を保ちなが
ら回転させることが可能である。
【0026】次に動作について説明する。図15に示す
ように、壁穴を貫通してくる給気ダクト13及び排気ダ
クト14は例えば地上面に対して水平にする等の位置関
係を決めて施行されるが、図16のように、壁穴を貫通
してきた給気ダクト13及び排気ダクト14が配管時の
何らかの原因で地上面に対して水平状態より若干ずれて
しまった場合、回転仕切板12をそのずれに応じて若干
回転させて給気ダクト13と排気ダクト14との間に差
し込むだけでフードは水平な状態に保って取付けること
ができ、従来のような給・排気用ダクトの配管とフード
との高い取付精度が不要となると共に、フードは常に水
平に保たれるので、美観が保たれる。また、壁面より突
出するダクトの突出寸法精度は工事上基準寸法Aに対し
て一般的に0〜30ミリ程度の許容範囲があり、必ずし
も正確ではない。給気ダクト13及び排気ダクト14が
基準寸法Aより多少ずれていても図14のように円柱突
出部の突出長さ内であれば給気用空間と排気用空間とが
緩衝領域となり、ショートサーキットを防止するので、
配管の寸法精度のずれをカバーし、空気洩れ等を防止で
きる。
【0027】実施例4.図17は壁に丸穴を開け、この
丸穴に給気ダクト13及び排気ダクト14を貫通させた
状態を示す状態図、図18aは丸穴内での給気ダクト1
3及び排気ダクト14の位置を固定する位置決め板24
を示す正面図、図18bは位置決め板24を丸穴に嵌入
した状態を示す側断面図である。図において、24は位
置決め板で、給気ダクト13及び排気ダクト14の略断
面形状をした穴45a、45bを有する。位置決め板2
4により回転仕切板12がなくても給気ダクト13及び
排気ダクト14を予め水平状態に強制的に保持すること
ができるとともに丸穴から外気や雨水等が侵入すること
を防止でき気密性が向上する。
【0028】図19a、図19bは位置決め板を外壁面
に固定させたものであり、壁面に螺子27で固定される
と共に位置決め板24aの外周には壁穴から隙風や雨水
が侵入することを防止するシール材29が塗布されてい
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば外壁に
固定されたフランジの略中央に設けられ、壁方向と反対
側に突出させると共に壁面を貫通する給気ダクト及び排
気ダクトとそれぞれ接続される給気用開口及び排気用開
口を突出端面に有する円柱状突出部と、内部が給気通路
と排気通路とに仕切られ、円柱状突出部の給気用開口と
給気通路及び排気用開口と排気通路とがそれぞれ対向す
るよう一端が円柱状突出部に嵌合された有底筒状のパイ
プフランジとを備え、このパイプフランジの給気通路側
側面に給気口を設けると共にこのパイプフランジの底部
に排気通路に対向して排気口を設けたので、一つのフー
ドでショートサーキットが生じることなく同時給・排気
が行なえ、また、パイプフランジを円柱状突出部に対し
て回動可能に取付けたので、ダクト配管の位置関係の自
由度が向上し、低コストで施行性のよいフードが得られ
るという効果を奏する。
【0030】また、パイプフランジに設けられ、フラン
ジの給気用開口及び排気用開口を開閉するダンパーと、
このダンパーが給気用開口及び排気用開口を閉じるよう
付勢する弾性部材と、給気通路及び排気通路に跨がって
配置され、ダンパーを開放状態に保持する温度ヒューズ
とを備え、給気通路又は排気通路における温度上昇によ
り温度ヒューズが溶断したとき、ダンパーが弾性部材の
付勢力により給気用開口及び排気用開口を閉じるように
したので、低コストで安全なフードが得られるという効
果を奏する。
【0031】また、円柱状突出部内部を給気用開口に対
向した給気用空間と排気用開口に対向した排気用空間と
に隔絶する仕切板を突出端面水平面内回転可能に突出端
面に取付けたので、給気ダクト及び排気ダクトの水平方
向のずれに影響されずにフードを水平に壁面に固定する
ことができ、低コストで施行性がよくしかも美観のよい
フードが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における給・排気型ダクト用フードを
示す構成図である。
【図2】この発明における給・排気型ダクト用フードに
接続される給・排気用ダクトを示す斜視図である。
【図3】この発明における給・排気型ダクト用フードを
示す斜視図である。
【図4】この発明における給・排気型ダクト用フードを
示す分解斜視図である。
【図5】この発明における給・排気型ダクト用フードを
示す上面断面図である。
【図6】この発明における給・排気型ダクト用フードを
示す分解斜視図である。
【図7】この発明における給・排気型ダクト用フードを
示す斜視図である。
【図8】この発明における給・排気型ダクト用フードを
示す斜視図である。
【図9】この発明における給・排気型ダクト用フードの
温度ヒューズ部を示す斜視図である。
【図10】この発明における給・排気型ダクト用フード
の温度ヒューズ部を示す斜視図である。
【図11】(a)は、この発明における給・排気型ダク
ト用フードのダンパーに設けられた弾性部材を示す側面
図である。(b)は、この発明における給・排気型ダク
ト用フードのダンパーに設けられた弾性部材を示す上面
図である。
【図12】この発明における給・排気型ダクト用フード
の側断面図である。
【図13】この発明における給・排気型ダクト用フード
の背面図である。
【図14】この発明における給・排気型ダクト用フード
の背面斜視図である。
【図15】壁を貫通した給・排気ダクトを示す斜視図で
ある。
【図16】壁を貫通した給・排気ダクトを示す斜視図で
ある。
【図17】壁の丸穴を貫通した給・排気ダクトを示す斜
視図である。
【図18】(a)は、位置決めを示す正面図である。
(b)は、位置決めを挿入した状態を示す状態図であ
る。
【図19】(a)は、位置決めを示す正面図である。
(b)は、位置決めを固定した状態を示す状態図であ
る。
【図20】従来の換気装置及びダクト配管を示す構成図
である。
【図21】従来の給・排気ダクト用フードを示す正面図
である。
【図22】従来の給・排気ダクト用フードを示す側断面
図である。
【符号の説明】
9 フランジ 10 ベントキャップ 10a 排気口 11 給気口 12 回転仕切板 15 パイプフランジ 16、17 ダンパー 18 温度ヒューズ部 18a、18b 保持金具 18c 温度ヒューズ 30 仕切板 31 ヒューズ通し穴 47 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 博 岐阜県中津川市駒場町1番3号 三菱電機 株式会社中津川製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁に固定されたフランジと、このフラ
    ンジの略中央に設けられ、壁方向と反対側に突出させる
    と共に壁面を貫通する給気ダクト及び排気ダクトとそれ
    ぞれ接続される給気用開口及び排気用開口を突出端面に
    有する円柱状突出部と、内部が給気通路と排気通路とに
    仕切られ、前記円柱状突出部の給気用開口と前記給気通
    路及び前記排気用開口と前記排気通路とがそれぞれ対向
    するよう一端が前記円柱状突出部に嵌合された有底筒状
    のパイプフランジとを備え、このパイプフランジの給気
    通路側側面に給気口を設けると共にこのパイプフランジ
    の底部に排気通路に対向して排気口を設けたことを特徴
    とする給・排気ダクト用フード。
  2. 【請求項2】 前記パイプフランジは前記円柱状突出部
    に対して回動可能に取付けられたことを特徴とする請求
    項1記載の給・排気ダクト用フード。
  3. 【請求項3】 外壁に固定されたフランジと、このフラ
    ンジの略中央に設けられ、壁方向と反対側に突出させる
    と共に壁面を貫通する給気ダクト及び排気ダクトとそれ
    ぞれ接続される給気用開口及び排気用開口を突出端面に
    有する円柱状突出部と、内部が給気通路と排気通路とに
    仕切られ、前記円柱状突出部の給気用開口と前記給気通
    路及び前記排気用開口と前記排気通路とがそれぞれ対向
    するよう一端が前記円柱状突出部に嵌合された有底筒状
    のパイプフランジと、このパイプフランジに設けられ、
    前記給気用開口及び排気用開口を開閉するダンパーと、
    このダンパーが前記給気用開口及び排気用開口を閉じる
    よう付勢する弾性部材と、前記給気通路及び排気通路と
    に跨がって配置され、前記ダンパーを開放状態に保持す
    る温度ヒューズとを備え、前記給気通路又は前記排気通
    路における温度上昇により前記温度ヒューズが溶断した
    とき、前記ダンパーが弾性部材の付勢力により前記給気
    用開口及び排気用開口を閉じるようにしたことを特徴と
    する給・排気ダクト用フード。
  4. 【請求項4】 外壁に固定されたフランジと、このフラ
    ンジの略中央に設けられ、壁方向と反対側に突出させる
    と共に壁面を貫通する給気ダクト及び排気ダクトとそれ
    ぞれ接続される給気用開口及び排気用開口を突出端面に
    有する円柱状突出部と、この円柱状突出部内部を給気用
    開口に対向した給気用空間と排気用開口に対向した排気
    用空間とに隔絶する仕切板とを備え、前記仕切板は突出
    端面水平面内回転可能に前記突出端面に取付けられたこ
    とを特徴とする給・排気ダクト用フード。
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