JP2985811B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents
空気調和機の室内機Info
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- JP2985811B2 JP2985811B2 JP9001887A JP188797A JP2985811B2 JP 2985811 B2 JP2985811 B2 JP 2985811B2 JP 9001887 A JP9001887 A JP 9001887A JP 188797 A JP188797 A JP 188797A JP 2985811 B2 JP2985811 B2 JP 2985811B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- indoor unit
- air conditioner
- air
- heat
- Prior art date
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- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内の空調を行
う空気調和機の室内機に関する。
う空気調和機の室内機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、本出願人は、空気調和機の室内機
を前後方向に薄型化するために、室内機のケーシング内
に、図4に分解状態で模式的に示すように、ターボファ
ン102を軸が前後方向(図4における左右方向)にな
るように配置し、そのターボファン102の中央に前面
側に湾曲する円錐台形状の湾曲部102aを設けて、そ
の湾曲部102aの後面側の凹部にターボファン回転駆
動用モータ(図示せず)を配置すると共に、ターボファ
ン102の前面側に略矩形板状の外形を持つ熱交換器1
03を配置したものを提案した(特願平8−27779
6号)。その熱交換器103とターボファン102との
間には、中央部にベルマウス121が形成された仕切板
(内部シャーシの一部からなる)122が、上記熱交換
器103の後面と平行に隙間130をもって配置されて
いる。このベルマウス121は、熱交換器103の上下
左右の寸法よりも小さい直径を持つ円穴に、後面側に向
かって湾曲した縁121aを設けて形成されている。上
記モータによりターボファン102を回転駆動すると、
ケーシング前面側から室内空気R1,R2が吸い込まれ
て熱交換器103を通る過程で熱交換され、熱交換され
た空気R1,R2はベルマウス121を通り、ターボフ
ァン102によって半径方向外向きに、多方向に同時に
吹き出される。吹き出した空気が壁面,天井面および床
面に沿って室内を包み込むように流れて循環し、ドラフ
ト感を解消でき、快適性を向上できる。
を前後方向に薄型化するために、室内機のケーシング内
に、図4に分解状態で模式的に示すように、ターボファ
ン102を軸が前後方向(図4における左右方向)にな
るように配置し、そのターボファン102の中央に前面
側に湾曲する円錐台形状の湾曲部102aを設けて、そ
の湾曲部102aの後面側の凹部にターボファン回転駆
動用モータ(図示せず)を配置すると共に、ターボファ
ン102の前面側に略矩形板状の外形を持つ熱交換器1
03を配置したものを提案した(特願平8−27779
6号)。その熱交換器103とターボファン102との
間には、中央部にベルマウス121が形成された仕切板
(内部シャーシの一部からなる)122が、上記熱交換
器103の後面と平行に隙間130をもって配置されて
いる。このベルマウス121は、熱交換器103の上下
左右の寸法よりも小さい直径を持つ円穴に、後面側に向
かって湾曲した縁121aを設けて形成されている。上
記モータによりターボファン102を回転駆動すると、
ケーシング前面側から室内空気R1,R2が吸い込まれ
て熱交換器103を通る過程で熱交換され、熱交換され
た空気R1,R2はベルマウス121を通り、ターボフ
ァン102によって半径方向外向きに、多方向に同時に
吹き出される。吹き出した空気が壁面,天井面および床
面に沿って室内を包み込むように流れて循環し、ドラフ
ト感を解消でき、快適性を向上できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記室内機
では、熱交換器103の四隅付近、例えば左上隅103
c付近を通過する空気R2は、その時点では熱交換器1
03の中央部103bを通過する空気R1よりも流速が
遅いが、熱交換器103と仕切板122との間の隙間1
30を通ってベルマウス121へ向かう過程で、熱交換
器103の中央部103bを通過した空気R1と同程度
に速くなる。上記室内機では、熱交換器103の四隅付
近を通って流入した空気R2の流速がこのように大幅に
変化するため、熱交換器103とターボファン102と
の間で気流の乱れが発生して、騒音源となるという問題
がある。
では、熱交換器103の四隅付近、例えば左上隅103
c付近を通過する空気R2は、その時点では熱交換器1
03の中央部103bを通過する空気R1よりも流速が
遅いが、熱交換器103と仕切板122との間の隙間1
30を通ってベルマウス121へ向かう過程で、熱交換
器103の中央部103bを通過した空気R1と同程度
に速くなる。上記室内機では、熱交換器103の四隅付
近を通って流入した空気R2の流速がこのように大幅に
変化するため、熱交換器103とターボファン102と
の間で気流の乱れが発生して、騒音源となるという問題
がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、ターボファン
を搭載した空気調和機の室内機であって、騒音を低減で
きるものを提供することにある。
を搭載した空気調和機の室内機であって、騒音を低減で
きるものを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の空気調和機の室内機は、ケーシン
グ内に、前面側から順に、矩形板状の外形を持つ熱交換
器と、中央部に上記熱交換器の上下左右の寸法よりも小
さい直径を持つ円穴が形成され、上記熱交換器の後面と
平行に隙間をもって配置された仕切板と、回転軸が前後
方向に配置されたターボファンと、上記ターボファンを
回転駆動するモータとを備え、ケーシング前面側から室
内空気を吸い込んで上記熱交換器を通る過程で熱交換
し、熱交換された空気を上記円穴を通し、上記ターボフ
ァンによって半径方向外向きに吹き出す空気調和機の室
内機において、上記仕切板の前面側に、この仕切板の4
つのコーナー部とその内側の領域との間を仕切るリブが
突設されていることを特徴とする。
め、請求項1に記載の空気調和機の室内機は、ケーシン
グ内に、前面側から順に、矩形板状の外形を持つ熱交換
器と、中央部に上記熱交換器の上下左右の寸法よりも小
さい直径を持つ円穴が形成され、上記熱交換器の後面と
平行に隙間をもって配置された仕切板と、回転軸が前後
方向に配置されたターボファンと、上記ターボファンを
回転駆動するモータとを備え、ケーシング前面側から室
内空気を吸い込んで上記熱交換器を通る過程で熱交換
し、熱交換された空気を上記円穴を通し、上記ターボフ
ァンによって半径方向外向きに吹き出す空気調和機の室
内機において、上記仕切板の前面側に、この仕切板の4
つのコーナー部とその内側の領域との間を仕切るリブが
突設されていることを特徴とする。
【0006】この請求項1の空気調和機の室内機では、
仕切板の前面側に突設されたリブが、上記熱交換器の各
コーナー部の後面側と上記円穴との間の流路を遮断する
ので、上記熱交換器の各コーナー部を通った空気が上記
円穴へ向かってそのまま流れることがない。むしろ、室
内空気は、上記熱交換器のコーナー部を通過せず、専ら
上記熱交換器の中央部付近を通過するようになる。した
がって、上記熱交換器とターボファンとの間で気流の乱
れが発生しなくなり、騒音が低減される。
仕切板の前面側に突設されたリブが、上記熱交換器の各
コーナー部の後面側と上記円穴との間の流路を遮断する
ので、上記熱交換器の各コーナー部を通った空気が上記
円穴へ向かってそのまま流れることがない。むしろ、室
内空気は、上記熱交換器のコーナー部を通過せず、専ら
上記熱交換器の中央部付近を通過するようになる。した
がって、上記熱交換器とターボファンとの間で気流の乱
れが発生しなくなり、騒音が低減される。
【0007】なお、室内空気が上記熱交換器のコーナー
部を通過するのが禁止されたとしても、熱交換器の4つ
のコーナー部は元々室内空気が通りにくい箇所であるか
ら、上記熱交換器の熱交換効率の低下が問題になること
はない。
部を通過するのが禁止されたとしても、熱交換器の4つ
のコーナー部は元々室内空気が通りにくい箇所であるか
ら、上記熱交換器の熱交換効率の低下が問題になること
はない。
【0008】請求項2に記載の空気調和機の室内機は、
請求項1に記載の空気調和機の室内機において、上記熱
交換器の4つのコーナー部にそれぞれ、そのコーナー部
における空気の通過を禁止するシール材が設けられてい
ることを特徴とする。
請求項1に記載の空気調和機の室内機において、上記熱
交換器の4つのコーナー部にそれぞれ、そのコーナー部
における空気の通過を禁止するシール材が設けられてい
ることを特徴とする。
【0009】この請求項2の空気調和機の室内機では、
熱交換器の4つのコーナー部にそれぞれ設けられたシー
ル材が、そのコーナー部における空気の通過を禁止する
ので、上記熱交換器とターボファンとの間の気流の乱れ
がさらに効果的に防止され、さらに騒音が低減される。
熱交換器の4つのコーナー部にそれぞれ設けられたシー
ル材が、そのコーナー部における空気の通過を禁止する
ので、上記熱交換器とターボファンとの間の気流の乱れ
がさらに効果的に防止され、さらに騒音が低減される。
【0010】請求項3に記載の空気調和機の室内機は、
請求項1または2に記載の空気調和機の室内機におい
て、上記熱交換器は上記各コーナー部に熱交換用フィン
を有しないことを特徴とする。
請求項1または2に記載の空気調和機の室内機におい
て、上記熱交換器は上記各コーナー部に熱交換用フィン
を有しないことを特徴とする。
【0011】この請求項3の空気調和機の室内機では、
上記熱交換器は上記各コーナー部に熱交換用フィンを有
しないので、フィン数が低減されて、製作コストが安価
になる。
上記熱交換器は上記各コーナー部に熱交換用フィンを有
しないので、フィン数が低減されて、製作コストが安価
になる。
【0012】なお、熱交換器の4つのコーナー部の熱交
換用フィンを省略したとしても、熱交換器の4つのコー
ナー部は元々熱交換にあまり寄与しない箇所であるか
ら、上記熱交換器の熱交換効率の低下が問題になること
はない。
換用フィンを省略したとしても、熱交換器の4つのコー
ナー部は元々熱交換にあまり寄与しない箇所であるか
ら、上記熱交換器の熱交換効率の低下が問題になること
はない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の空気調和機の室
内機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
内機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0014】図1はこの発明の一実施形態の空気調和機
の室内機10を前方から見たところを示し、図2は図1
のII−II線における断面を示している。
の室内機10を前方から見たところを示し、図2は図1
のII−II線における断面を示している。
【0015】図1において、1は室内の壁面に後面側が
取り付けられる略正方形状のケーシング、2は上記ケー
シング1内の略中央に軸が前後方向に配置され、前面側
から吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹き出
すターボファン、3は上記ターボファン2の前面側に配
置された熱交換器(図1に示す斜線部)である。上記熱
交換器3の下側に熱交換器3で結露により生じたドレン
水を受けるドレンパン5を取り付けて、ドレンパン5に
溜まったドレン水をドレンホース8を介して外部に排水
する。なお、図1では、図2に示す前面パネル16を外
した状態を示している。
取り付けられる略正方形状のケーシング、2は上記ケー
シング1内の略中央に軸が前後方向に配置され、前面側
から吸い込んだ空気を軸に対して半径方向外向に吹き出
すターボファン、3は上記ターボファン2の前面側に配
置された熱交換器(図1に示す斜線部)である。上記熱
交換器3の下側に熱交換器3で結露により生じたドレン
水を受けるドレンパン5を取り付けて、ドレンパン5に
溜まったドレン水をドレンホース8を介して外部に排水
する。なお、図1では、図2に示す前面パネル16を外
した状態を示している。
【0016】また、上記熱交換器3は、蛇行タイプの冷
却管に多数の熱交換用フィン(図示せず)を積層して取
り付けオールアルミ製のもので、その外形は薄型の略矩
形板状になっている。上記熱交換器3の中央に略正方形
状の開口部3aを設けて、その開口部3aにカバー7を
取り付けている。
却管に多数の熱交換用フィン(図示せず)を積層して取
り付けオールアルミ製のもので、その外形は薄型の略矩
形板状になっている。上記熱交換器3の中央に略正方形
状の開口部3aを設けて、その開口部3aにカバー7を
取り付けている。
【0017】また、図2に示すように、上記ケーシング
1内に内部シャーシ20を設けている。この内部シャー
シ20の周辺に、熱交換器3を支持する枠状の支持部2
3を形成している。内部シャーシ20のうち支持部23
の内側の領域は、上記熱交換器3の後面と平行に隙間3
0をもって配置された仕切板22となっている。この仕
切板22の略中央に、熱交換器3の上下左右の寸法より
も小さい直径を持つ円穴を設け、その円穴の縁に後面側
に向かって湾曲する湾曲部21aを設けてベルマウス2
1を形成している。また、上記ターボファン2は、中央
に前面側すなわち吸込側に湾曲した略円錐台形状の湾曲
部2aを有している。上記ターボファン2の湾曲部2a
の後面側の凹部にモータ4を配置し、そのモータ4のタ
ーボファン2が接続された出力軸17の先端側を図1に
示すモータ固定板6により回転自在に支持している。ま
た、上記ケーシング1の側面に4つ吹出口9を夫々設け
て、その吹出口9にフラップ11〜14をヒンジ(図示
せず)により開閉自在に夫々取り付けている。なお、図
2では、図を見やすくするため、図1に示すモータ固定
板6とカバー7を省略している。
1内に内部シャーシ20を設けている。この内部シャー
シ20の周辺に、熱交換器3を支持する枠状の支持部2
3を形成している。内部シャーシ20のうち支持部23
の内側の領域は、上記熱交換器3の後面と平行に隙間3
0をもって配置された仕切板22となっている。この仕
切板22の略中央に、熱交換器3の上下左右の寸法より
も小さい直径を持つ円穴を設け、その円穴の縁に後面側
に向かって湾曲する湾曲部21aを設けてベルマウス2
1を形成している。また、上記ターボファン2は、中央
に前面側すなわち吸込側に湾曲した略円錐台形状の湾曲
部2aを有している。上記ターボファン2の湾曲部2a
の後面側の凹部にモータ4を配置し、そのモータ4のタ
ーボファン2が接続された出力軸17の先端側を図1に
示すモータ固定板6により回転自在に支持している。ま
た、上記ケーシング1の側面に4つ吹出口9を夫々設け
て、その吹出口9にフラップ11〜14をヒンジ(図示
せず)により開閉自在に夫々取り付けている。なお、図
2では、図を見やすくするため、図1に示すモータ固定
板6とカバー7を省略している。
【0018】また、図3に分解状態で示すように、仕切
板22の前面側に、この仕切板22の4つコーナー部2
2cとその内側の領域22bとの間を仕切る4つのリブ
24を突設している。各リブ24は、仕切板22の板面
内でベルマウス21の円穴から半径方向に一定距離だけ
離間した円弧状になっており、仕切板22の板面を基準
として前方へ一定の高さだけ突出している。組み立て状
態では、図2に示すように、各リブ24の前端が熱交換
器3の後面と接触する。これにより、上記熱交換器3の
後面と仕切板22との間の隙間30を確保できる。
板22の前面側に、この仕切板22の4つコーナー部2
2cとその内側の領域22bとの間を仕切る4つのリブ
24を突設している。各リブ24は、仕切板22の板面
内でベルマウス21の円穴から半径方向に一定距離だけ
離間した円弧状になっており、仕切板22の板面を基準
として前方へ一定の高さだけ突出している。組み立て状
態では、図2に示すように、各リブ24の前端が熱交換
器3の後面と接触する。これにより、上記熱交換器3の
後面と仕切板22との間の隙間30を確保できる。
【0019】上記空気調和機の室内機10において、図
2に示すように、モータ4を駆動すると、ターボファン
2が回転する。これにより、ケーシング前面16側から
室内空気R1が吸い込まれて熱交換器3を通る過程で熱
交換される。熱交換された空気R1はベルマウス21を
通り、ターボファン2の湾曲部2aの曲面に沿って流れ
て、ターボファン2によって半径方向外向きに、多方向
に同時に吹き出される。このとき、上記吹出口9のフラ
ップ11〜14(図1参照)により4つの吹出口9から
の吹き出しの風向を夫々制御する。この結果、吹き出し
た空気が壁面,天井面および床面に沿って室内を包み込
むように流れて循環し、ドラフト感を解消でき、快適性
を向上できる。
2に示すように、モータ4を駆動すると、ターボファン
2が回転する。これにより、ケーシング前面16側から
室内空気R1が吸い込まれて熱交換器3を通る過程で熱
交換される。熱交換された空気R1はベルマウス21を
通り、ターボファン2の湾曲部2aの曲面に沿って流れ
て、ターボファン2によって半径方向外向きに、多方向
に同時に吹き出される。このとき、上記吹出口9のフラ
ップ11〜14(図1参照)により4つの吹出口9から
の吹き出しの風向を夫々制御する。この結果、吹き出し
た空気が壁面,天井面および床面に沿って室内を包み込
むように流れて循環し、ドラフト感を解消でき、快適性
を向上できる。
【0020】しかも、この室内機10では、図3に示し
た仕切板22の前面側のリブ24が、熱交換器3の各コ
ーナー部(リブ24よりも外側の領域)3cの後面側と
上記ベルマウス21との間の流路を遮断するので、熱交
換器3の各コーナー部3cを通った空気R2がベルマウ
ス21へ向かってそのまま流れることがない。むしろ、
室内空気は、熱交換器3のコーナー部3cを通過せず、
専ら熱交換器3の中央部付近3b(リブ24よりも内側
の領域を意味する。ただし、カバー7が設けられた開口
部3a(図1参照)を除く。)を通過するようになる。
したがって、熱交換器3とターボファン2との間で気流
の乱れが発生するのを防止でき、騒音を低減することが
できる。
た仕切板22の前面側のリブ24が、熱交換器3の各コ
ーナー部(リブ24よりも外側の領域)3cの後面側と
上記ベルマウス21との間の流路を遮断するので、熱交
換器3の各コーナー部3cを通った空気R2がベルマウ
ス21へ向かってそのまま流れることがない。むしろ、
室内空気は、熱交換器3のコーナー部3cを通過せず、
専ら熱交換器3の中央部付近3b(リブ24よりも内側
の領域を意味する。ただし、カバー7が設けられた開口
部3a(図1参照)を除く。)を通過するようになる。
したがって、熱交換器3とターボファン2との間で気流
の乱れが発生するのを防止でき、騒音を低減することが
できる。
【0021】図3中に示すように、熱交換器3の4つの
コーナー部3cにそれぞれ、そのコーナー部における空
気の通過を禁止するシール材31を設けても良い。シー
ル材31としては例えば粘着テープを用い、その粘着テ
ープを熱交換器3の前面または後面に貼り付ける。この
ようにした場合、各シール材31がそれぞれそのコーナ
ー部3cにおける空気の通過を禁止するので、さらに効
果的に騒音を低減することができる。ただし、シール材
31を設ける場合は、仕切板22のリブ24を省略して
も良い。
コーナー部3cにそれぞれ、そのコーナー部における空
気の通過を禁止するシール材31を設けても良い。シー
ル材31としては例えば粘着テープを用い、その粘着テ
ープを熱交換器3の前面または後面に貼り付ける。この
ようにした場合、各シール材31がそれぞれそのコーナ
ー部3cにおける空気の通過を禁止するので、さらに効
果的に騒音を低減することができる。ただし、シール材
31を設ける場合は、仕切板22のリブ24を省略して
も良い。
【0022】なお、室内空気が熱交換器3のコーナー部
3cを通過するのが禁止されたとしても、熱交換器3の
4つのコーナー部3cは元々室内空気が通りにくい箇所
であるから、熱交換器3の熱交換効率の低下が問題にな
ることはない。このことから、熱交換器3の各コーナー
部3cの熱交換用フィンを省略しても良い。その場合、
フィン数を低減でき、製作コストが安価にすることがで
きる。また、熱交換器3の各コーナー部3cを冷媒(過
冷却液)の液溜めとして利用することができる。
3cを通過するのが禁止されたとしても、熱交換器3の
4つのコーナー部3cは元々室内空気が通りにくい箇所
であるから、熱交換器3の熱交換効率の低下が問題にな
ることはない。このことから、熱交換器3の各コーナー
部3cの熱交換用フィンを省略しても良い。その場合、
フィン数を低減でき、製作コストが安価にすることがで
きる。また、熱交換器3の各コーナー部3cを冷媒(過
冷却液)の液溜めとして利用することができる。
【0023】また、上記熱交換器3の開口部3aを覆う
カバー7によって、熱交換器3の開口部3aを通過する
空気のバイパス流をなくし、熱交換されない空気をその
まま吸い込まないようにしているので、熱交換器3の熱
交換効率の低下を防ぐことができる。ただし、熱交換器
3の開口部3aを無くして、カバー7を省略することも
できる。
カバー7によって、熱交換器3の開口部3aを通過する
空気のバイパス流をなくし、熱交換されない空気をその
まま吸い込まないようにしているので、熱交換器3の熱
交換効率の低下を防ぐことができる。ただし、熱交換器
3の開口部3aを無くして、カバー7を省略することも
できる。
【0024】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の空
気調和機の室内機では、仕切板の前面側に突設されたリ
ブが、熱交換器の各コーナー部の後面側と上記仕切板に
形成された円穴との間の流路を遮断するので、上記熱交
換器の各コーナー部を通った空気が上記円穴へ向かって
そのまま流れることがなく、上記熱交換器とターボファ
ンとの間で気流の乱れが発生するのを防止することがで
きる。したがって、騒音を低減することができる。
気調和機の室内機では、仕切板の前面側に突設されたリ
ブが、熱交換器の各コーナー部の後面側と上記仕切板に
形成された円穴との間の流路を遮断するので、上記熱交
換器の各コーナー部を通った空気が上記円穴へ向かって
そのまま流れることがなく、上記熱交換器とターボファ
ンとの間で気流の乱れが発生するのを防止することがで
きる。したがって、騒音を低減することができる。
【0025】請求項2の空気調和機の室内機では、熱交
換器の4つのコーナー部にそれぞれ設けられたシール材
が、そのコーナー部における空気の通過を禁止するの
で、上記熱交換器とターボファンとの間の気流の乱れを
さらに効果的に防止でき、さらに騒音を低減できる。
換器の4つのコーナー部にそれぞれ設けられたシール材
が、そのコーナー部における空気の通過を禁止するの
で、上記熱交換器とターボファンとの間の気流の乱れを
さらに効果的に防止でき、さらに騒音を低減できる。
【0026】請求項3に記載の空気調和機の室内機で
は、上記熱交換器は上記各コーナー部に熱交換用フィン
を有しないので、フィン数を低減でき、製作コストを安
価にすることができる。
は、上記熱交換器は上記各コーナー部に熱交換用フィン
を有しないので、フィン数を低減でき、製作コストを安
価にすることができる。
【図1】 図1はこの発明の一実施形態の空気調和機の
室内機の正面図である。
室内機の正面図である。
【図2】 図2は図1におけるII−II線矢視断面図であ
る。
る。
【図3】 図3は上記室内機の熱交換器、仕切板および
ターボファンを分解状態で示す図である。
ターボファンを分解状態で示す図である。
【図4】 本出願人が先に提案した空気調和機の室内機
における空気の流れを示す図である。
における空気の流れを示す図である。
1 ケーシング 2 ターボフ
ァン 3 熱交換器 10 室内機 20 内部シャーシ 21 ベルマ
ウス 22 仕切板 24 リブ 31 シール材
ァン 3 熱交換器 10 室内機 20 内部シャーシ 21 ベルマ
ウス 22 仕切板 24 リブ 31 シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 1/00 306
Claims (3)
- 【請求項1】 ケーシング(1)内に、前面(16)側
から順に、矩形板状の外形を持つ熱交換器(3)と、中
央部に上記熱交換器(3)の上下左右の寸法よりも小さ
い直径を持つ円穴(21)が形成され、上記熱交換器
(3)の後面と平行に隙間をもって配置された仕切板
(22)と、回転軸が前後方向に配置されたターボファ
ン(2)と、上記ターボファン(2)を回転駆動するモ
ータ(4)とを備え、ケーシング前面(16)側から室
内空気を吸い込んで上記熱交換器(3)を通る過程で熱
交換し、熱交換された空気を上記円穴(21)を通し、
上記ターボファン(2)によって半径方向外向きに吹き
出す空気調和機の室内機において、 上記仕切板(22)の前面側に、この仕切板(22)の
4つのコーナー部(22c)とその内側の領域(22
b)との間を仕切るリブ(24)が突設されていること
を特徴とする空気調和機の室内機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機の室内機に
おいて、 上記熱交換器(3)の4つのコーナー部(3c)にそれ
ぞれ、そのコーナー部(3c)における空気の通過を禁
止するシール材(31)が設けられていることを特徴と
する空気調和機の室内機。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の空気調和機の
室内機において、 上記熱交換器(3)は上記各コーナー部(3c)に熱交
換用フィンを有しないことを特徴とする空気調和機の室
内機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9001887A JP2985811B2 (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | 空気調和機の室内機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9001887A JP2985811B2 (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | 空気調和機の室内機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10196988A JPH10196988A (ja) | 1998-07-31 |
JP2985811B2 true JP2985811B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=11514095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9001887A Expired - Lifetime JP2985811B2 (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | 空気調和機の室内機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2985811B2 (ja) |
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KR100633614B1 (ko) * | 2001-04-20 | 2006-10-11 | 엘지전자 주식회사 | 분리형 공기조화기의 열교환기 장착구조 |
KR100758905B1 (ko) | 2005-12-26 | 2007-09-17 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기의 실내기 |
CN105674527A (zh) * | 2016-04-13 | 2016-06-15 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种空调器室内机及空调器 |
CN106091136A (zh) * | 2016-08-05 | 2016-11-09 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调室内机及空调器 |
-
1997
- 1997-01-09 JP JP9001887A patent/JP2985811B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH10196988A (ja) | 1998-07-31 |
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