JPH0216202Y2 - - Google Patents

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JPH0216202Y2
JPH0216202Y2 JP1984075014U JP7501484U JPH0216202Y2 JP H0216202 Y2 JPH0216202 Y2 JP H0216202Y2 JP 1984075014 U JP1984075014 U JP 1984075014U JP 7501484 U JP7501484 U JP 7501484U JP H0216202 Y2 JPH0216202 Y2 JP H0216202Y2
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JP
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air passage
exhaust
intake air
intake
outdoor
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JP1984075014U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、屋外側にウエザーカバーを備えた同
時吸排形換気扇に関する。
(従来の技術) 従来、ウエザーカバーを備えた同時吸排形換気
扇としては、例えば実公昭58−38917号公報に示
されたものがある。このものは、ウエザーカバー
内を仕切壁により排気用通気路と吸気用通気路に
仕切ると共に、各通気路の屋外側開口部をウエザ
ーカバーの下面に並設し、更に各通気路の屋外側
開口部の双方に、常時閉鎖方向に付勢され且つ熱
溶融部材により開放状態に係止された防火ダンパ
を設ける構成である。
しかしながら、上記構成では、排気用及び吸気
用の各通気路の屋外側開口部をウエザーカバーの
下面に並設しているため、排気用通気路の屋外側
開口部から排出された空気の流れ(以下排気流と
称す)と吸気用通気路の屋外側開口部から吸入さ
れる外気の流れ(以下吸気流と称す)とが隣り合
わせに逆向きに生ずる形となり、そのために排気
流の一部が吸気流に混合して吸気用通気路から室
内側へ還流し易いという欠点があつた。
このような、欠点を解決するものとして、実開
昭55−56341号公報に示す同時吸排形換気扇があ
る。このものは、排気用通気路の屋外側開口部
(排気口)を下面に形成する一方、吸気用通気路
の屋外側開口部(吸気口)を側面に形成した構成
となつている。このように構成すれば、排気流と
吸気流とが隣り合わせにならず、排気流の一部が
吸気流に混合して屋内側に吸入されることを防止
できる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、後者のものは、排気用及び吸気
用の通気路の屋外側開口部にダンパ等の防火機構
が設けられていないので、火災発生時には火炎、
熱気が両通気路を自由に通過するから延焼を防ぐ
ことができない。かといつて、前者のように、双
方の屋外側開口部に夫々防火ダンパを設ける構成
とすれば、部品点数の増大、構成の複雑化を招い
てコスト高になつてしまうという欠点が生ずる。
本考案はこの様な事情を考慮してなされたもの
で、従つてその目的は、排気流が吸気用通気路を
通して屋内に還流することを防止できると共に、
火災発生時における排気用及び吸気用の各通気路
を通しての延焼の防止も十分に図ることができ、
しかも構成が簡単でコスト安になし得る同時吸排
形換気扇を提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案の同時吸排形換気扇は、内部が仕切壁に
より排気用通気路と吸気用通気路とに仕切られた
ウエザーカバーと、屋内空気を前記排気用通気路
を通して屋外に排出させるフアンとを備え、前記
排気用通気路の屋外側開口部を前記ウエザーカバ
ーの下面に設けると共に、前記吸気用通気路の屋
外側開口部を前記ウエザーカバーのうち下面に連
なる縦面に形成したスリツト群により構成し、前
記排気用通気路の屋外側開口部に、熱溶融部材に
より開放状態に係止された防火ダンパを設け、且
つ前記吸気用通気路内に前記スリツト群の全域に
対面する防火板を設けると共に、この防火板と前
記スリツト群との間の隙間の周囲三方を閉塞して
一方のみを前記吸気用通気路内に開放した構成と
したものである。
(作用) 換気運転時には、フアンの回転により屋内空気
が排気用通気路を通して屋外に排出される。これ
により、屋内側が負圧になり、その負圧の作用に
よつて屋外空気が吸気用通気路の屋外側開口部
(スリツト群)を通して吸気用通気路内に吸入さ
れる。
一方、火災発生時には、熱溶融部材が熱で溶断
され、防火ダンパが排気用通気路の屋外側開口部
を閉鎖して屋内空気の排出を阻止する。これによ
り、屋内側が負圧にならなくなるので、吸気用通
気路のスリツト群から屋外空気を吸入する作用が
なくなり、本来的に火炎がスリツト群から侵入し
にくくなる。この場合、たとえ、火炎がスリツト
群から侵入したとしても、このスリツト群の全域
に防火板が対面しているので、火炎がこの防火板
に確実に衝突してその勢いが大幅に弱められるよ
うになり、しかも防火板の周囲三方を閉塞して一
方のみを吸気用通気路内に開放しているので、防
火板とスリツト群との間の隙間が袋小路状になつ
て吸気用通気路内への火炎の出口が狭められた形
態となり、上述した事情と相俟つて吸気用通気路
内への火炎の侵入が効果的に防止される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。取付状態を示す第1図において、1は室壁
2に形成した取付口部、3は取付口部1に屋内側
から挿設したフアン、4は取付口部1の屋外側に
設けたウエザーカバーで、その室壁2側の縦面を
開口すると共に、その周縁部に取付用のフランジ
部5を形設し、このフランジ部5を室壁2の取付
口部1の周縁部分に屋外側から例えばねじ止めに
より固着している。そして、ウエザーカバー4内
に上下に延びる仕切壁6を設け、この仕切壁6に
よりウエザーカバー4内を排気用及び吸気用の各
通気路7,8に仕切つている。9は排気用通気路
7の屋外側開口部で、これをウエザーカバー4の
下面に設けている。10は吸気用通気路8の屋外
側開口部で、これをウエザーカバー4のうち下面
に連なる縦面(本実施例においては第2図中右側
の縦面)に形成したスリツト11群により構成し
ている。尚、本実施例においては各スリツト11
に夫々庇部11aを形成している。12は防火ダ
ンパであり、これの下端部を軸13を介して排気
用通気路7の屋外側開口部9の屋外側の縁部に回
動可能に枢支している。斯かる防火ダンパ12は
その自重により常時閉鎖方向たる下方に付勢さ
れ、ウエザーカバー4内面に固着した熱溶融部材
14により開放状態に係止されている。一方、1
5は吸気用通気路8内にスリツト11群の全域に
対面するように設けた防火板で、これのフランジ
部5側の側縁を略直角に折曲してウエザーカバー
4の第2図中右側の縦面に固着すると共に、他の
側縁及び上縁を夫々ウエザーカバー4内面に当接
させ、且つ下縁をウエザーカバー4下面から離間
させている。これにより、防火板6とスリツト1
1群との間の隙間は、上方及び前後両側の三方が
閉塞され、下方のみが吸気用通気路8内に開放さ
れた構成となつている。尚、本実施例において
は、防火板15の下端をスリツト11群より下方
に位置させると共に、該防火板15とスリツト1
1群との間の寸法が下方より大となるように設定
している。斯かる防火板15により吸気用通気路
8はスリツト11群から防火板15の下方を経て
屋内側へ至る迷路状の形態となる。
次に、上記構成の作用について説明する。フア
ン3を運転すると、屋内の空気が排気用通気路7
を通して屋外側開口部9から屋外に排出されると
共に、その排気により屋内側が負圧になり、その
負圧の作用によつて、外気がスリツト11群から
吸気用通気路8内に吸入されて屋内に取り入れら
れる。この場合、排気用通気路7の屋外側開口部
9はウエザーカバー4の下面に位置するため、該
屋外側開口部10からの排気流はそのまま下方に
向かう。一方、吸気用通気路8の屋外側開口部1
0を構成するスリツト11群はウエザーカバー4
の縦面に位置しているため、該スリツト11群へ
の吸気流は横向きになる。この結果、吸気流が排
気流から離れたところに生ずるようになつて排気
流の一部が吸気流に混合することは防止されるこ
とから、排気流が吸気用通気路8を通して屋内に
環流することは防止される。
一方、火災等により排気用通気路7内の温度が
高くなつた場合には、熱溶融部材14が溶断さ
れ、防火ダンパ12が自重により下方に回動して
排気用通気路7の屋外側開口部10を閉鎖し、以
て火炎や熱気が排気用通気路7を通過することを
阻止する。この防火ダンパ12の閉鎖により、屋
内空気の排出が阻止されて屋内側が負圧にならな
くなるので、吸気用通気路8のスリツト11群か
ら屋外空気を吸入する作用がなくなり、本来的に
火炎がスリツト11群から侵入しにくくなる。た
とえ、火炎がスリツト11群から入り込んだとし
ても、このスリツト11群の全域に防火板15が
対面しているので、その火炎は確実に防火板15
に衝突して、その勢いが大幅に弱められることに
なる。しかも、この防火板15の周囲三方を閉塞
して一方のみを吸気用通気路8内に開放している
ので、防火板15とスリツト11群との間の隙間
が袋小路状になつて吸気用通気路8内への火炎の
出口が狭められた形態となり、上述した事情と相
俟つて吸気用通気路8内への火炎の侵入を効果的
に防止できて、十分な延焼防止効果を得ることが
できる。更に、吸気用通気路8においては、防火
ダンパを設けずとも防火板15が防火作用を奏す
ることから、実公昭58−38917号公報に示された
ものに比べて簡単且つ安価な構造で延焼防止効果
を得ることができる。
尚、上記実施例では、吸気用通気路8のスリツ
ト11群を第2図中右側の縦面に形成したが、こ
れに限らず、第2図中前面に形成する構成として
も良い。
[考案の効果] 本考案は以上の説明から明らかなように、排気
用通気路の屋外側開口部をウエザーカバーの下面
に設けると共に、吸気用通気路の屋外側開口部を
ウエザーカバーのうち下面に連なる縦面に形成し
たスリツト群により構成し、前記排気用通気路の
屋外側開口部に、熱溶融部材により開放状態に係
止された防火ダンパを設け、且つ前記吸気用通気
路内に前記スリツト群の全域に対面する防火板を
設けると共に、この防火板と前記スリツト群との
間の隙間の周囲三方を閉塞して一方のみを前記吸
気用通気路内に開放した構成としたので、排気流
が吸気用通気路を通して屋内に還流することを防
止できると共に、火災発生時における排気用及び
吸気用の各通気路を通しての延焼の防止も十分に
図ることができ、しかも構成が簡単でコスト安に
なし得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図は全体の縦断側面図、第2図はウエザーカバー
の外観斜視図、第3図は同背面図、第4図は第3
図の−線に沿つた断面図である。 図面中、1は取付口部、2は室壁、3はフア
ン、4はウエザーカバー、6は仕切壁、7は排気
用通気路、8は吸気用通気路、9は排気用通気路
の屋外側開口部、10は吸気用通気路の屋外側開
口部、11はスリツト、12は防火ダンパ、14
は熱溶融部材、15は防火板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 室壁に形成した取付口部の屋外側に取付けられ
    内部が仕切壁により排気用通気路と吸気用通気路
    とに仕切られたウエザーカバーと、前記取付口部
    の屋内側に取付けられ屋内空気を前記排気用通気
    路を通して屋外に排出させるフアンとを備えた同
    時吸排形換気扇において、前記排気用通気路の屋
    外側開口部を前記ウエザーカバーの下面に設ける
    と共に、前記吸気用通気路の屋外側開口部を前記
    ウエザーカバーのうち下面に連なる縦面に形成し
    たスリツト群により構成し、前記排気用通気路の
    屋外側開口部に、常時閉鎖方向に付勢され熱溶融
    部材により開放状態に係止された防火ダンパを設
    け、且つ前記吸気用通気路内に前記スリツト群の
    全域に対面する防火板を設けると共に、この防火
    板と前記スリツト群との間の隙間の周囲三方を閉
    塞して一方のみを前記吸気用通気路内に開放した
    ことを特徴とする同時吸排形換気扇。
JP7501484U 1984-05-21 1984-05-21 同時吸排形換気扇 Granted JPS60187836U (ja)

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JP7501484U JPS60187836U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 同時吸排形換気扇

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JP7501484U JPS60187836U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 同時吸排形換気扇

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JPS60187836U JPS60187836U (ja) 1985-12-12
JPH0216202Y2 true JPH0216202Y2 (ja) 1990-05-02

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838917U (ja) * 1981-09-09 1983-03-14 三菱電機株式会社 照明器具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5556341U (ja) * 1978-10-12 1980-04-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5838917U (ja) * 1981-09-09 1983-03-14 三菱電機株式会社 照明器具

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