JP3133399B2 - 液晶組成物及びそれを含有する化粧料 - Google Patents

液晶組成物及びそれを含有する化粧料

Info

Publication number
JP3133399B2
JP3133399B2 JP03194315A JP19431591A JP3133399B2 JP 3133399 B2 JP3133399 B2 JP 3133399B2 JP 03194315 A JP03194315 A JP 03194315A JP 19431591 A JP19431591 A JP 19431591A JP 3133399 B2 JP3133399 B2 JP 3133399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal composition
weight
present
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03194315A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0539484A (ja
Inventor
尚 横田
正 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kose Corp filed Critical Kose Corp
Priority to JP03194315A priority Critical patent/JP3133399B2/ja
Publication of JPH0539484A publication Critical patent/JPH0539484A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3133399B2 publication Critical patent/JP3133399B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強くて色幅の広い発色
性を有し、審美感に優れていると共に、良好な使用性及
び薬理効果が付与され、かつ経時的にも安定な新規な液
晶組成物及びそれを含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶組成物は種々の界面活性剤及
びステロール類等を原料として調製されている。また、
これらの中でも特に優れた発色性を有するものは、神秘
的な外観を有することから様々な装飾品や化粧品などへ
の使用が試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶組成物は、その発色が弱いばかりでなく、その色幅
も狭く、また経時安定性の面でも充分満足し得るもので
はなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】斯かる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、親水性界面活性剤、
ステロール類、α−グリセリルアルキルエーテル及び多
糖類生薬抽出物又は低分子化合物を特定量配合すれば、
極めて発色性に富み、審美感に優れていると共に、良好
な使用性及び薬理効果が付与され、かつ経時的にも安定
な液晶組成物が得られること、またこれを配合すれば当
該液晶組成物の特徴を具有した化粧料が得られることを
見出し本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、次の成分(a)、(b)、
(c)及び(d) (a)親水性界面活性剤0.01〜3重量% (b)ステロール類0.01〜1重量% (c)α−グリセリルアルキルエーテル0.01〜3重量% (d)(d-1)多糖類生薬抽出物0.0001〜0.05重量%、及び/
又は(d-2)アルカリ又はアルカリ土類金属の塩、アミノ
酸、有機酸又はその塩、単糖類及びオリゴマー又はその
塩から選ばれる低分子化合物0.0001〜10重量%を含有す
る液晶組成物、並びにそれを含有する化粧料を提供する
ものである。
【0006】本発明に用いられる(a) 成分の親水性界面
活性剤はHLB 8以上の界面活性剤であり、具体的に例示
すれば、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸
エステル等のノニオン界面活性剤;硫酸エステル塩、リ
ン酸エステル塩等のアニオン界面活性剤;第4級アンモ
ニウム塩等のカチオン界面活性剤;卵黄レシチン、大豆
レシチン及びそれらの水添物及びそれらの誘導体等の両
性界面活性剤などが挙げられる。これらの親水性界面活
性剤は、1種又は2種以上を組み合わせて配合すること
ができる。
【0007】また、本発明に用いられる(b) 成分のステ
ロール類としては、例えばコレステロール、コレスタノ
ール、ラノステロール、セレグロステロール、デヒドロ
コレステロール、コプロスタノール等の動物性ステロー
ル類;β−シトステロール、スチグマステロール、カン
ペステロール、エルゴステロール等の植物性ステロール
類;ミコステロール、チモステロール等の微生物由来ス
テロール類などが挙げられ、特にコレステロール、コレ
スタノールが好ましい。これらのステロール類は1種又
は2種以上を組み合わせて配合することができる。
【0008】本発明に用いられる(c) 成分のα−グリセ
リルアルキルエーテルとしては、例えばバチルアルコー
ル、キミルアルコール、セラキルアルコール、ベヘニル
α−モノグリセリルエーテル、ジグリセリルモノステア
リルエーテル、トリグリセリルモノパルミチルエーテ
ル、ジグリセリルモノ2−エチルデシルエーテル、ジグ
リセリルモノオレイルエーテル等が挙げられる。これら
のα−グリセリルアルキルエーテルは1種又は2種以上
を組み合わせて配合することができる。
【0009】また、本発明に用いられる(d) 成分は、液
晶組成物の発色を向上させ、更にその濃度を調節するこ
とによってその色調をコントロールすると共に、良好な
使用性及び薬理効果を付与する目的で配合される。
【0010】本発明において、多糖類生薬とは、多糖類
を含有する薬理効果を有する植物を指称し、具体的に
は、ハマメリス(マンサク科)、サルビア、ローズマリ
ー(シソ科)、バーチ(カバノキ科)、ソウハクヒ(ク
ワ科)、ホップ(アサ科)、マルメロ、シモツケ(バラ
科)、アロエ、百合球根、カイソウ(ユリ科)、人参
(ウコギ科)、アマ(アマ科)、カミツレ、フキタンポ
ポ(キク科)、コロハ(マメ科)、プシリウム(オオバ
コ科)、ゼニアオイ、アルテア(アオイ科)、ボダイジ
ュ(シナノキ科)、オトギリソウ(オトギリソウ科)、
ニワトコ(スイカズラ科)、ヒナゲシ(ケシ科)、オウ
バク(ミカン科)、マロニエ(トチノキ科)、キュウリ
(ウリ科)、タイソウ(クロウメモドキ科)等が挙げら
れる。
【0011】多糖類生薬の抽出物は、上記の多糖類生薬
の葉、花、枝、果実などから抽出して得られるものであ
る。抽出方法は特に限定されず、例えば、抽出溶媒とし
て水、メチルアルコール、エチルアルコール等の1級ア
ルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール等の液状多価アルコール、酢酸エチルエステル
等の低級アルキルエステル、ベンゼン、ヘキサン等の炭
化水素、エチルエーテル、アセトン等の公知の溶媒を用
いる方法が採用され、これら溶媒は一種又は二種以上を
組合せて使用することができる。就中、好ましい抽出溶
媒としては、水と混和する有機溶媒の水溶液、特に、エ
チルアルコール、メチルアルコール、アセトン等の水溶
液が挙げられる。抽出物としては、多糖類生薬を上記抽
出溶媒に浸漬し、これを室温で、又は加温下抽出し、濾
過して得られた抽出液をそのまま用いても良いが、更に
必要により濃縮したものを用いても良い。また、これら
の抽出物を精製して用いることもできる。
【0012】また、低分子化合物としては、NaCl、KC
l、CaCl2、MgSO4、NaH2PO4・H2O等のアルカリ又はアル
カリ土類金属の塩;アラニン、グリシン等のアミノ酸;
ピロリドンカルボン酸、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、酒
石酸等の有機酸及びその塩;グルコース、フルクトー
ス、キシロース、サッカロース、マンニット、N−アセ
チルグルコサミン、N−アセチルノイラミン酸(シアル
酸)、コロミン酸、キチンオリゴマー等の単糖類又はオ
リゴマー及びその塩等が挙げられる。
【0013】本発明における(d) 成分の代表的なものに
ついて、その濃度によって液晶組成物の色調がどのよう
に変化するかを目視によって観察した結果を下記表1に
示した。尚多糖類生薬抽出物は次の如くして調製した。 アロエベラ:アロエ〔Aloe barbadenisis Miller(Aloe
Vera Linne) 〕の新鮮葉を圧搾し、得られた液汁から葉
片細胞組織等を濾別して除去する。この液にイソプロパ
ノールを加え攪拌し、生じた沈澱物をエタノールで洗浄
後、減圧下エタノールを除去し、本抽出物を得る。 マルメロ:クインスシード〔Cydonia Vulgaris Pers(Ro
saceae)〕に精製水を加え抽出後、種子片等を濾別し本
抽出物を得る。 ソウハクヒ:ソウハクヒ(桑白皮)〔クワMorus bombyc
is Koidzumi またはその他同属植物(Moraceae)の根
皮〕を細切りにし、エタノールを加え加熱抽出後、細胞
組織等を濾別し減圧下エタノールを除去して本抽出物を
得る。 サルビア:サルビア〔Salvia officinalis L.〕の乾燥
した全草に1,3−ブチレングリコールを加え抽出後、
葉片、細胞組織等を濾別して本抽出物を得る。 オトギリソウ:オトギリソウ又はコゴメバオトギリソウ
の乾燥した全草に1,3−ブチレングリコールを加え抽
出後、葉片、細胞組織等を濾別して本抽出物を得る。 ゼニアオイ:ゼニアオイ〔Malva Silvestris〕の乾燥し
た花と葉に1,3−ブチレングリコールを加え抽出後、
葉片、細胞組織等を濾別して本抽出物を得る。 マロニエ:マロニエ〔セイヨウトチノキ(Aesculus hip
ocastanum L.)〕の乾燥した果実に1,3−ブチレング
リコールを加え抽出後、果実片、細胞組織等を濾別して
本抽出物を得る。 ウィッチヘーゼル:ハマメリス〔Hamamelidaceae(Hamam
elis Virginiana Witchhazel)〕の葉、樹皮に精製水を
加え抽出後、葉片、細胞組織等を濾別して本抽出物を得
る。
【0014】
【表1】
【0015】本発明の液晶組成物において、上述の(a)
、(b) 、(c) 及び(d) 成分は、本発明組成物中に、そ
れぞれ(a)は0.01〜3重量%(以下、単に%で示す)
(好ましくは0.1 〜1%)、(b) は0.01〜1%(好まし
くは0.05〜0.5 %)、(c) は0.01〜3%(好ましくは0.
2 〜2%)、(d) は、多糖類生薬抽出物の場合は0.0001
〜0.05%(好ましくは0.001 〜0.02%)、低分子化合物
の場合は0.0001〜10%配合される。尚(d) 成分は抽出物
の固形分換算で示した。(a) 成分の配合量が、これ未満
であると本発明の液晶組成物が得られず、またこれを超
えると系が乳化してしまい好ましくなく;(b) 成分の配
合量がこれ未満であると本発明の液晶組成物が得られ
ず、またこれを超えるとステロール類の結晶が析出して
しまい好ましくなく;(c) 成分の配合量がこれ未満であ
ると、本発明の液晶組成物の安定性が悪くなり、またこ
れを超えると液晶組成物が得られず好ましくなく;更に
(d)成分の配合量がこれ未満であると本発明の液晶組成
物が膨潤白化したり安定性が悪いと共に、良好な使用
性、薬理効果が期待できず、またこれを超えると逆に液
晶組成物の発色が阻害され好ましくない。また、(b)成
分のステロール類と(c) 成分のα−グリセリルアルキル
エーテルは、(b):(c)=1:20〜2:1の重量比で配合さ
れることが好ましい。(b) 成分の量がこの範囲を超える
と(b) 成分の溶解性が悪化し、また(c) 成分の量がこの
範囲を超えると液晶組成物の発色性が低下して好ましく
ない。
【0016】本発明の液晶組成物は斯かる(a) 、(b) 及
び(c) 成分を加熱溶解後、(d) 成分を加えた精製水に添
加する方法、又はこれを更に混合攪拌する方法で得るこ
とができるが、(d) 成分を加えた精製水と、(a) 〜(c)
成分を粉末状としたものを使用時に混合するようにして
もよい。ここで、精製水に添加される(a) 、(b) 、(c)
及び(d) 成分の量は、液晶組成物全体に対し全量で0.00
5 〜5%、特に0.1 〜3.5 %が好ましい。(a) 、(b) 、
(c) 及び(d) 成分の合計が5%を超えると液晶組成物が
充分に膨潤せず発色性が低下してしまい、また0.005 %
未満では液晶組成物が希薄になりすぎて、やはり発色が
低下し好ましくない。
【0017】また、本発明の液晶組成物はそのままで、
あるいは一般に化粧料に使用される化粧料成分を本発明
の効果を損わない範囲で適宜配合することにより、化粧
水、クリーム、美容液等の化粧料として用いることがで
きる。ここで、化粧料成分としては、トリグリセリド、
炭化水素油、エステル油、ワックス又は高級アルコール
等の油成分、着色顔料、体質顔料又はパール光沢付与剤
等の粉体成分、pH調整剤、防腐剤、酸化防止剤、キレー
ト剤、保湿剤、美容成分、香料などが挙げられる。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例によって何ら限定されるもの
ではない。
【0019】実施例1〜6、比較例1〜7 後記表2に示す組成の組成物を調製し、それぞれについ
て液晶生成の有無、40℃で2カ月間保存後の安定性及び
発色性を目視により評価した。その結果を表2に示す。 (製法) A.1〜5を加熱溶解する。 B.11に6〜10及びAを加え、均一に混合攪拌する。 (評価) 液晶生成の有無: ○:液晶ができるもの ×:液晶ができないもの 液晶の安定性: ○:2ケ月間、40℃の環境下に放置しても系の分離や結
晶析出も生じず安定 ×:2ケ月間、40℃の環境下に放置すると系の分離や結
晶析出が生じる −:液晶が生成せず、評価不能 液晶の発色性: ○:著しく発色 ×:発色せず −:液晶が生成せず、評価不能 使用性:前述の組成物を20名の専門パネルの肌に塗布
し、以下の評価点の平均値で判定した。 評価 肌に塗布後しっとりかつさっぱりした使用感を感じる 2 肌に塗布後しっとりかつさっぱりした使用感を感じない 1 判定 1.7 〜2.0 ○ 1.0 〜1.7 × 薬理効果:前述の組成物を1カ月間20名の専門パネルの
肌に塗布し、それぞれ以下の評価点の平均値で判定し
た。 評価 保湿効果 1カ月後肌にうるおい感を感じる 2 1カ月後肌にうるおい感を感じない 1 肌あれ防止効果 1カ月後肌あれの改善を感じる 2 1カ月後肌あれの改善を感じない 1 判定 使用性と同じ
【0020】
【表2】
【0021】本発明に係る実施例1〜6はうす紫〜赤色
の発色を示した。また表2の結果から明らかな如く、実
施例1〜6は著しく発色性に富んだものであり、その使
用性、薬理効果及び安定性も良好なものであった。ま
た、比較例1〜7は、液晶の生成が見られなかったり、
あるいはその安定性が悪く、発色についてもほとんど見
られず充分満足し得るものではなかった。
【0022】実施例7 ローション (組成) (重量%) (1)水添大豆レシチン 0.34 (2)コレステロール 0.17 (3)バチルアルコール 0.23 (4)マルメロ 0.014 (5)アローケープ 0.002 (6)グリセリン 3 (7)1,3−ブチレングリコール 4 (8)メチルパラベン 0.2 (9)香料 0.01 (10)精製水 加えて100 % (製法) A.(1)〜(3)を加熱溶解する。 B.(10)に(4)〜(9)を加え、均一に混合攪拌す
る。 C.BにAを加え、均一に混合攪拌する。 得られたローションは紫色の美的外観を呈すると共に、
6ケ月間室温に放置しても分離、発色低下などみられ
ず、経時的にも安定なものであった。また本ローション
はしっとりかつさっぱりした使用感を有すると共に、保
湿及び紫外線から肌を守る効果の点でも優れたものであ
った。
【0023】実施例8 美容液 (組成) (重量%) (1)水添大豆レシチン 0.2 (2)コレステロール 0.1 (3)バチルアルコール 0.3 (4)ソウハクヒ 0.025 (5)メチルパラベン 0.05 (6)香料 0.01 (7)精製水 加えて100 % (製法) A.(1)〜(3)を加熱溶解する。 B.(7)に(4)〜(6)を加え、均一に混合攪拌す
る。 C.BにAを滴下する。 得られた美容液は紫色に発色した液晶片が化粧液中に分
散した美的外観を呈すると共に、6ケ月間室温に放置し
ても、その液晶片の分解、発色低下などみられず、経時
的にも安定なものであった。また本美容液はしっとりか
つさっぱりした使用感を有すると共に、美白効果の点で
も優れたものであった。
【0024】実施例9 リンス剤 (組成) (重量%) (1)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.05 (2)コレステロール 0.1 (3)バチルアルコール 0.4 (4)グリセリン 2.5 (5)1,3−ブチレングリコール 2.5 (6)アロエベラ 0.0036 (7)パラベン 0.05 (8)香料 0.01 (9)精製水 加えて100 % (製法) A.(1)〜(3)を加熱溶解する。 B.(9)に(4)〜(8)を加え、均一に混合攪拌す
る。 C.BにAを加え、均一に混合攪拌する。 得られたリンス剤は青紫色の美的外観を呈すると共に、
6ケ月間室温に放置しても分離、発色低下など見られ
ず、経時的にも安定なものであった。また本リンス剤は
毛髪にしっくりさらさらした風合いを得ると共に、ふけ
・かゆみ防止効果の点でも優れたものであった。
【0025】実施例10 美容液 (組成) (重量%) (1)ステアロイルエチルタウリン酸ナトリウム 0.06 (2)コレステロール 0.2 (3)バチルアルコール 0.74 (4)ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.001 (5)パラベン 0.05 (6)香料 0.01 (7)精製水 加えて100 % (製法) A.(1)〜(3)を加熱溶解する。 B.(7)に(4)〜(6)を加え、均一に混合攪拌す
る。 C.BにAを加え、均一に混合攪拌する。 得られた美容液は紫色の美的外観を呈すると共に、6ケ
月間室温に放置しても分離、発色低下など見られず、経
時的にも安定なものであった。また、本美容液はしっと
りかつさっぱりした使用感を有すると共に、保湿効果及
びその持続性の点でも優れたものであった。
【0026】実施例11 ローション (組成) (重量%) (1)ステアロイルエチルタウリン酸ナトリウム 0.07 (2)コレステロール 0.3 (3)バチルアルコール 1.2 (4)グリセリン 0.5 (5)1,3−ブチレングリコール 1.0 (6)サルビア 0.0015 (7)乳酸ナトリウム 0.0013 (8)パラベン 0.05 (9)香料 0.01 (10)精製水 加えて100 % (製法) A.(1)〜(3)を加熱溶解する。 B.(10)に(4)〜(9)を加え、均一に混合攪拌
する。 C.BにAを加え、均一に混合攪拌する。 得られたローションは青紫色の美的外観を呈すると共
に、6ケ月間室温に放置しても分離、発色低下など見ら
れず、経時的にも安定なものであった。また本ローショ
ンはなめらかな使用感を有すると共に、血行促進の点で
も優れたものであった。
【0027】実施例12 美容液 (組成) (重量%) (1)水添大豆レシチン 0.3 (2)コレステロール 0.2 (3)バチルアルコール 0.8 (4)グルコース 10 (5)メチルパラベン 0.2 (6)香料 0.01 (7)精製水 加えて100 % (製法) A.(1)〜(3)を加熱溶解する。 B.(7)に(4)〜(6)を加え、均一に混合攪拌す
る。 C.BにAを加え、均一に混合攪拌する。 得られた美容液は青紫色の美的外観を呈すると共に、6
ケ月間室温に放置しても分離、発色低下など見られず、
経時的にも安定なものであった。また本美容液はしっと
りかつさっぱりした使用感を有すると共に、保湿効果及
びその持続性の点でも優れたものであった。
【0028】実施例13 美容液 (組成) (重量%) (1)水添大豆レシチン 0.2 (2)コレステロール 0.1 (3)バチルアルコール 0.3 (4)ソウハクヒ 0.012 (5)アラニン 1 (6)メチルパラベン 0.05 (7)香料 0.01 (8)精製水 加えて100 % (製法) A.(1)〜(3)を加熱溶解する。 B.(8)に(4)〜(7)を加え、均一に混合攪拌す
る。 C.BにAを加え、均一に混合攪拌する。 得られた美容液は青紫色の美的外観を呈すると共に、6
ケ月間室温に放置しても分離、発色低下など見られず、
経時的にも安定なものであった。また本美容液はしっと
りかつさっぱりした使用感を有すると共に、保湿効果及
びその持続性の点でも優れたものであった。
【0029】
【発明の効果】本発明の液晶組成物及びそれを含有する
化粧料は、従来になく発色性に富み、審美感に優れ、か
つ使用性、薬理効果及び経時的な安定性も良好であり、
化粧料等として極めて有用なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 7/00 A61K 7/00 K L 7/08 7/08 7/48 7/48 C09K 19/50 C09K 19/50 (56)参考文献 特開 平2−117987(JP,A) 特開 平4−15289(JP,A) 特開 平4−224886(JP,A) 特開 平5−39483(JP,A) 特開 平5−39485(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)、(b)、(c)及び(d) (a)親水性界面活性剤0.01〜3重量% (b)ステロール類0.01〜1重量% (c)α−グリセリルアルキルエーテル0.01〜3重量% (d)(d-1)多糖類生薬抽出物0.0001〜0.05重量%、及び/
    又は(d-2)アルカリ又はアルカリ土類金属の塩、アミノ
    酸、有機酸又はその塩、単糖類及びオリゴマー又はその
    塩から選ばれる低分子化合物0.0001〜10重量%を含有す
    る液晶組成物。
  2. 【請求項2】 ステロール類とα−グリセリルアルキル
    エーテルの配合比が、重量比で1:20〜2:1の範囲で
    ある請求項1記載の液晶組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の液晶組成物を含有
    する化粧料。
JP03194315A 1991-08-02 1991-08-02 液晶組成物及びそれを含有する化粧料 Expired - Fee Related JP3133399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03194315A JP3133399B2 (ja) 1991-08-02 1991-08-02 液晶組成物及びそれを含有する化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03194315A JP3133399B2 (ja) 1991-08-02 1991-08-02 液晶組成物及びそれを含有する化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0539484A JPH0539484A (ja) 1993-02-19
JP3133399B2 true JP3133399B2 (ja) 2001-02-05

Family

ID=16322562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03194315A Expired - Fee Related JP3133399B2 (ja) 1991-08-02 1991-08-02 液晶組成物及びそれを含有する化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3133399B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2714621B1 (fr) * 1994-01-06 1996-02-23 Centre Nat Rech Scient Procédé de préparation de liposomes sans utilisation de solvant organique.
JPH1036279A (ja) * 1996-07-18 1998-02-10 Ichimaru Pharcos Co Ltd 植物抽出物含有線維芽細胞増殖促進剤
JP5614921B2 (ja) * 2008-06-17 2014-10-29 株式会社セプテム総研 液晶ラメラ型化粧料用組成物及びそれを含有する化粧料
JP5592076B2 (ja) * 2009-03-04 2014-09-17 株式会社コーセー 水性ゲル状化粧料
JP5981192B2 (ja) * 2012-03-29 2016-08-31 ポーラ化成工業株式会社 グリセリルモノアルキルエーテルによる油溶性成分の安定化方法及びこれを含む化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0539484A (ja) 1993-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102229247B1 (ko) 칠엽담으로부터 분리된 지페노사이드를 포함하는 주름 개선용 화장료 조성물
JPH0539485A (ja) 液晶組成物及びこれを含有する化粧料
JP2903412B2 (ja) 化粧料
KR20210100975A (ko) 투명 세정용 화장료 조성물
JP3133399B2 (ja) 液晶組成物及びそれを含有する化粧料
JP3791775B2 (ja) 皮膚外用剤
CN112294739A (zh) 一种多效美白组合物及其在润肤霜中的应用
CA2152953A1 (en) Compositions for treatment of the hair
JP3000224B2 (ja) 皮膚化粧料
KR101662272B1 (ko) 흑미의 배아와 미강 추출물 및 보리 추출물 혼합액을 유효성분으로 포함하는 화장료 조성물과 그의 제조방법
JPH09502159A (ja) 安定な化粧品組成物
JPH10279428A (ja) 化粧料
JPH09291013A (ja) 皮膚化粧料
JP3480954B2 (ja) 皮膚外用剤
JPH11335226A (ja) 皮膚外用剤
JP2001131031A (ja) 頭皮頭髪用組成物
EP0625041B1 (de) Wässrige reinigungsmittel
JPH09241150A (ja) 皮膚外用剤
JPH03200708A (ja) 皮膚外用剤
JP4955859B2 (ja) 化粧料の製造法
JPH049315A (ja) 美白化粧料
JP3027409B2 (ja) 化粧料
JP4542876B2 (ja) ゲル状又はクリーム状の外用組成物
JP2805235B2 (ja) 化粧料
WO1994003148A2 (de) Hautbräunungsmittel

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees