JP3130801B2 - アッテネータ付エミッタ接地型増幅回路 - Google Patents

アッテネータ付エミッタ接地型増幅回路

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JP3130801B2
JP3130801B2 JP08214576A JP21457696A JP3130801B2 JP 3130801 B2 JP3130801 B2 JP 3130801B2 JP 08214576 A JP08214576 A JP 08214576A JP 21457696 A JP21457696 A JP 21457696A JP 3130801 B2 JP3130801 B2 JP 3130801B2
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    • HELECTRICITY
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    • H03F1/02Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation
    • H03F1/0205Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers
    • H03F1/0261Modifications of amplifiers to raise the efficiency, e.g. gliding Class A stages, use of an auxiliary oscillation in transistor amplifiers with control of the polarisation voltage or current, e.g. gliding Class A

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  • Power Engineering (AREA)
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エミッタ接地の増
幅用トランジスタを有するアッテネータ付エミッタ接地
型増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアッテネータ付エミッタ接地型増
幅回路は、図3に示すように、アッテネート制御信号入
力端子12、コイル15、電流量によりインピーダンス
が変化するPINダイオード16、抵抗17で構成され
るアッテネータ部13と、電源端子9、抵抗6、7、増
幅用トランジスタ8で構成される増幅部14と、入力端
子1と、コンデンサ2、18と、出力端子10とから構
成されている。
【0003】入力端子1に入力された入力信号はコンデ
ンサ2で直流分をカットされ、交流分だけがアッテネー
タ部13に入力され、PINダイオード16のインピー
ダンスと抵抗17のインピーダンスとの比で決定される
減衰量で減衰され、コンデンサ18に出力される。ここ
で、PINダイオード16に流す電流を変化させインピ
ーダンスを変化させることにより減衰量が制御される。
アッテネート制御信号入力端子12への印加電圧を、例
えばハイレベルからローレベルにすると、PINダイオ
ード16に流れる電流が減少し、PINダイオード16
のインピーダンスが増加し、入力信号は減衰されコンデ
ンサ18に出力される。コンデンサ18に出力された信
号は、エミッタ抵抗と抵抗7の抵抗値との比でゲインが
決定される増幅用トランジスタ8で増幅され、出力端子
10に出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のアッテ
ネータ付エミッタ接地型増幅回路では、下記のような問
題点があった。 (1)入力信号を減衰させることにより出力信号を減衰
させても増幅用トランジスタには減衰させる前と同じ電
流が流れているため、消費電流が減らない。 (2)アッテネータ部にPINダイオードを使用してい
るため、回路の小型化ができずコストが高い。
【0005】本発明の目的は、PINダイオードを使用
せずに出力信号を減衰し、また減衰時に消費電流を減ら
すことができるアッテネータ付エミッタ接地型増幅回路
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアッテネータ付エミッタ接地型増幅回路
は、アッテネータとして増幅用トランジスタのベースバ
イアス電圧を減少させる手段を有する。
【0007】本発明はPINダイオードを使用せずにア
ッテネータ付エミッタ接地型増幅回路を実現し、増幅用
トランジスタのベースバイアス電圧を減少させ出力信号
を減衰させるようにしたものである。
【0008】したがって、アッテネータ付エミッタ接地
型増幅回路の消費電流を減らすことができ、またPIN
ダイオードを使用しないので低コストで回路が小型化さ
れたアッテネータ付エミッタ接地型増幅回路を提供する
ことができる。
【0009】本発明の実施態様によれば、前記増幅用ト
ランジスタのベースバイアス電圧を減少させる手段が、
コレクタが前記増幅用トランジスタのベースに接続さ
れ、ベースがアッテネート制御信号入力端子に抵抗を介
して接続され、エミッタがグランドに接続されたアッテ
ネート用トランジスタである。
【0010】また、本発明の他の実施態様によれば、前
記増幅用トランジスタのベースと前記アッテネート用ト
ランジスタのコレクタとの間に抵抗が挿入されている。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施形態のアッテネ
ータ付エミッタ接地型増幅回路の回路図である。
【0013】本実施形態のアッテネータ付エミッタ接地
型増幅回路は、入力端子1と、コンデンサ2と、アッテ
ネート制御信号入力端子3と、抵抗4、6、7と、増幅
用トランジスタ8と、アッテネート用トランジスタ5
と、電源端子9と、出力端子10とで構成されている。
【0014】コンデンサ2は入力端子1からの入力信号
の直流成分を除き、交流成分のみを増幅用トランジスタ
8のベースに供給する。抵抗6は電源端子9と増幅用ト
ランジスタ8のベースとの間に接続され、ベースバイア
ス電圧を供給する。抵抗7は電源端子9と増幅用トラン
ジスタ8のコレクタとの間に接続されている。増幅用ト
ランジスタ8は、エミッタがグランドに接続され、抵抗
6、7と共に増幅部を構成し、出力端子10に増幅され
た信号を出力する。抵抗4はアッテネート制御信号入力
端子3とアッテネート用トランジスタ5のベースの間に
接続されアッテネート用トランジスタ5のベース電流を
制限する。アッテネート用トランジスタ5は、コレクタ
が増幅用トランジスタ8のベースに接続され、エミッタ
がグランドに接続され、抵抗4と共にアッテネータ部を
構成している。
【0015】次に、本実施形態の動作について図1を参
照して説明する。
【0016】アッテネート制御信号入力端子3にロー
レベルのアッテネート制御信号が入力された場合 この場合は、アッテネート用トランジスタ5はオフとな
るので、入力端子1より入力された入力信号は直流成分
をコンデンサ2で除去されたあと増幅用トランジスタ8
のエミッタ抵抗と抵抗7の比で決まるゲインで増幅さ
れ、出力端子10に出力される。アッテネート用トラン
ジスタ5はオフであるので増幅用トランジスタ8のベー
スバイアス電圧VBE1は約0.7Vになる。また、この
ときの増幅用トランジスタ8のエミッタ電流をIE1とす
ると、増幅用トランジスタ8のエミッタ抵抗re1は次式
(1)で求まる。
【0017】re1=VT/IE1 ・・・(1) ただし、VTは熱電圧であり、VT=k×T/qである。
ここで、q:電子の電荷量、k:ボルツマン定数、T:
絶対温度、である。
【0018】アッテネート制御信号入力端子3にハイ
レベルのアッテネート制御信号が入力された場合 この場合アッテネート用トランジスタ5はオンになるの
で、このときの増幅用トランジスタ8のベースバイアス
電圧VBE2はアッテネート用トランジスタ5の飽和電圧
CE(SAT)になり0.7Vより低くなる。したがって、
このときの増幅用トランジスタ8のエミッタ電流IE2
前記の場合より減少し、増幅用トランジスタ8のエミ
ッタ抵抗rE2は前記の場合より大きくなる。このrE2
が抵抗7の抵抗値より大きくなるように抵抗7の抵抗値
またはアッテネート用トランジスタ5の飽和電圧を設定
すると増幅用トランジスタ8はアッテネータになる。
【0019】具体的な数字を上げて説明すると、VBE1
とVBE2との差が、例えば100mVになるようにアッ
テネート用トランジスタ5の飽和電圧を設定すると、V
BE1、VBE2は次式(2)、(3)のようになる。
【0020】 VBE1=VT×LOGe(IE1/IS) ・・・(2) VBE2=VT×LOGe(IE2/IS) ・・・(3) ここで、Isは、トランジスタ8の逆バイアス時の飽和
電流である。
【0021】また、100mV=VBE1−VBE2に式
(2)、(3)を代入すると下記の式になる。
【0022】 100mV=VT×LOGe(IE1/IE2)・・・・(4) ここで、q=1.602×10-19(C)、k=1.3
8×10-23(J/K)、T=300(K)をVT=k×
T/qに代入すると、VT≒26mVとなる。この値と
式(4)より、 IE1/IE2≒0.0214 ・・・(5) となり、 re2/re1≒33(dB) ・・・(6) となる。
【0023】したがって、アッテネート用トランジスタ
5をオンして出力信号を減衰させた場合、式(5)より
消費電流は減衰前の2%になり、式(6)より減衰量は
33(dB)になる。
【0024】図2は本発明の第2の実施形態のアッテネ
ータ付エミッタ接地型増幅回路の回路図である。本実施
形態は、第1の実施形態のアッテネート用トランジスタ
5のコレクタと増幅用トランジスタ8のベースとの間に
抵抗11が挿入されている。この抵抗11の抵抗値をい
ろいろな値に設定することにより、減衰時の増幅用トラ
ンジスタ8のベースバイアス電圧の設定範囲が広がり、
減衰量を調整できる範囲が広がる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、下記の
ような効果を有する。 (1)出力信号の減衰時には増幅用トランジスタに流れ
る電流が減少するため、消費電流が少なくてすむ。 (2)アッテネータ回路にPINダイオードを使用しな
いため、回路を小型にすることができ、コストを低くで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のアッテネータ付エミ
ッタ接地型増幅回路の回路図である。
【図2】本発明の第2の実施形態のアッテネータ付エミ
ッタ接地型増幅回路の回路図である。
【図3】従来のアッテネータ付エミッタ接地型増幅回路
の回路図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 コンデンサ 3 アッテネート制御信号入力端子 4 抵抗 5 アッテネート用トランジスタ 6、7 抵抗 8 増幅用トランジスタ 9 電源端子 10 出力端子 11 抵抗 12 アッテネート制御信号入力端子 13 アッテネータ部 14 増幅部 15 コイル 16 PINダイオード 17 抵抗 18 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−12414(JP,A) 特開 昭62−132417(JP,A) 実開 昭57−88317(JP,U) 実開 昭56−2627(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース、コレクタ、エミッタが入力端
    子、出力端子、接地端子にそれぞれ接続された増幅用ト
    ランジスタと、該増幅用トランジスタのベースと電源端
    子との間に設けられた第1の抵抗と、前記増幅用トラン
    ジスタのコレクタと電源端子との間に設けられ前記増幅
    用トランジスタのエミッタ抵抗よりも抵抗値の大きい第
    2の抵抗と、ベース、コレクタ、エミッタが第3の抵抗
    を介してアッテネート制御信号が入力される制御端子、
    前記増幅用トランジスタのベース、接地端子にそれぞれ
    接続されたアッテネート用トランジスタとを有し、前記
    アッテネート制御信号が第1の電位レベルの時は前記ア
    ッテネート用トランジスタがオフとなって、前記入力端
    子へ入力された入力信号を前記増幅用トランジスタのエ
    ミッタ抵抗と前記第2の抵抗の比で決まるゲインで増幅
    した信号を前記出力端子に出力し、前記アッテネート制
    御信号が前記第1の電位レベルと逆極性の第2の電位
    ベルの時は前記アッテネート用トランジスタがオンとな
    って、前記増幅用トランジスタのベースバイアス電圧を
    前記アッテネート用トランジスタの飽和電圧とし、該増
    幅用トランジスタは前記入力信号を前記アッテネート制
    御信号が前記第1の電位レベルの時の出力に比べて大幅
    に減衰させて前記出力端子に出力するアッテネータとし
    て機能することを特徴とするアッテネータ付エミッタ接
    地型増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記増幅用トランジスタのベースと前記
    アッテネート用トランジスタのコレクタとの間に第4の
    抵抗を挿入し、前記アッテネート用トランジスタがオン
    となる時は、前記増幅用トランジスタのベースバイアス
    電圧は前記第4の抵抗の両端に発生する電位と前記アッ
    テネート用トランジスタの飽和電圧との和となることを
    特徴とする請求項1記載のアッテネータ付エミッタ接地
    型増幅回路。
  3. 【請求項3】 前記入力端子と前記増幅用トランジスタ
    のベースとの間に前記入力信号の直流分をカットするコ
    ンデンサを設けたことを特徴とする請求項1または2記
    載のアッテネータ付エミッタ接地型増幅回路。
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