JP3129389B2 - 半導体チップおよびチップ結線装置およびチップ切り出し装置 - Google Patents

半導体チップおよびチップ結線装置およびチップ切り出し装置

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JP3129389B2 JP07310887A JP31088795A JP3129389B2 JP 3129389 B2 JP3129389 B2 JP 3129389B2 JP 07310887 A JP07310887 A JP 07310887A JP 31088795 A JP31088795 A JP 31088795A JP 3129389 B2 JP3129389 B2 JP 3129389B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、イ
メージスキャナなどに使用される記録媒体上の画像情報
を光学的に読み取るイメージセンサに関し、特に記録媒
体からの反射光を受光する半導体チップ、およびこのチ
ップを取り扱う各種装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、イメージスキャナなどに
は、文字や絵が記載された原稿からその記録内容を読み
取るために、イメージセンサが設けられている。図12
には、代表的なイメージセンサの概略断面図が示されて
いる。LEDアレイ100からの光は、ガラス板102
とローラ104に挟持される記録媒体106の表面に照
射される。照射された光は、記録媒体106の表面で反
射されるが、このとき記録媒体106の記録内容によっ
て、その反射率が異なる。すなわち、記録内容が黒であ
れば反射光は弱くなり、白であれば反射光は強くなる。
この反射光は、ロッドレンズアレイ108により、セン
サチップ110に設けられた光電変換素子上に集束され
る。
【0003】図13には、センサチップ110の詳細が
示されている。センサチップ110は、長方形に切り出
された半導体チップの長辺の一辺に沿って、複数の略正
方形の光電変換素子112が等間隔で設けられている。
このセンサチップ110の寸法は0.4×8mmであ
り、厚さは0.35mmとなっている。また、もう一方
の長辺に沿っては、当該センサチップを外部機器と接続
するためのボンディングパッド114が設けられてい
る。このボンディングパッド114の各々は、略正方形
であり、等間隔で配置されている。この光電変換素子1
12とボンディングパッド114の間に走査回路が設け
られた回路領域116が存在する。この回路は、センサ
チップを形成する半導体に集積回路として形成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のファクシミリや
イメージスキャナなどのいわゆるOA機器は、その小型
化が常に望まれており、したがってその構成部材の一つ
であるセンサチップにも、小型化の要請がある。しかし
ながら、センサチップには前述のように、走査回路が集
積回路として設けられており、この領域の面積を小さく
することは、より高度な集積技術を要し、センサチップ
の価格の上昇を招くという問題があった。したがって、
回路領域の面積を小さくせずにセンサチップを小型化可
能な技術が待望されていた。
【0005】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、センサチップである半導体チップを
小型化し、これが搭載されるイメージセンサを小型化・
低価格化することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかる半導体チップは、略直線状に配置
された複数個の光電変換素子と、前記光電変換素子の出
力を走査して取り出す走査回路とが形成された半導体チ
ップであって、前記走査回路の少なくとも一部が、前記
光電変換素子の間に形成されていることを特徴とする。
【0007】この構成によれば、回路領域の面積を減少
させずにセンサチップの小型化、特に短辺の長さを短縮
することができる。また、センサチップが小型化すれ
ば、使用される半導体ウエハが少なくなり、低価格化に
繋がる。
【0008】さらに、前記光電変換素子を、その配列方
向の長さが、これに直交する方向の長さの約1/2であ
る長方形形状とすることもできる。これによって、光電
変換素子の面積を確保しつつ、回路領域を光電変換素子
間に配置することができ、十分な受光感度を得ることが
できる。
【0009】さらに、前記光電変換素子を、略T字形状
とすることもできる。この形状によっても長方形とした
場合とほぼ同様の効果を得ることができる。すなわち、
光電変換素子の面積を確保しつつチップの小型化を図る
ことができる。
【0010】さらに、前記半導体チップは、当該半導体
チップと外部装置を接続するための複数のボンディング
パッドを有し、当該ボンディングパッドは、前記光電変
換素子の配列方向の長さが、これと直交する方向の長さ
より長い略長方形とすることもできる。これによって、
さらにセンサチップ短辺の長さを短縮することができ、
センサチップの小型化、低価格化を達成することができ
る。
【0011】また、本発明にかかる半導体チップ結線装
置は、前記導線として、外径23μmの導線を用い、
端部にボールが形成された前記導線を前記ボンディング
パッド上に供給するキャピラリを有し、当該キャピラリ
は、先端部の内周が略円錐形状の空間に形成され、その
下端部の内径50μm以下、傾斜面同士のなす角度が
90°以下である。このキャピラリ寸法によって、ボン
ディングパッドが小型化された場合に使用される細い導
線(外径23μm)にも対応が可能となる。
【0012】さらに、前記の半導体チップを、当該チッ
プ表面を保護膜で覆い、当該保護膜は、チップ外周付近
の厚さが、中心付近の厚さより厚く形成されているもの
とすることができる。外周付近の保護膜が厚く形成され
ているので、半導体ウエハからチップを切り出す際、周
辺部の欠けを防止することができる。
【0013】また、前記の半導体チップの表面を保護膜
で覆い、さらにチップ外周付近には炭化シリコン被膜を
形成することもできる。この場合も、チップを切り出す
際に、周辺の欠けを防止することができる。
【0014】また、前記のチップ外周付近の厚さが厚い
保護膜を形成した半導体チップまたは外周付近に炭化シ
リコン被膜が形成された半導体チップを半導体ウエハか
ら切り出すチップ切り出し装置は、切り出し用の刃物の
刃厚が30μm以下であることを特徴とする。これによ
って、半導体ウエハからチップを切り出す際の切り代を
45μm程度とすることができ、従来の65μmに比し
て約20μm小さくすることができる。
【0015】また、前述のチップを移送するチップ移送
装置は、テーブル上を滑らせて移送するチップ移送装置
であって、前記テーブル表面に複数の吸引孔と、前記吸
引孔から空気を吸い込む吸引ポンプを有し、前記半導体
チップをテーブル上に吸い付けるようにしつつ移送する
ものである。この構成によれば、移送する際のチップ高
さに対しての底面が小さい場合においても、移送中にチ
ップが倒れることを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる半導体チッ
プおよびこれの製造に関する装置の好適な実施の形態を
図面に従って説明する。
【0017】実施の形態1 図1には、本発明にかかる好適な実施形態である半導体
チップ10の構成が示されている。半導体チップ10
は、図示するように略長方形の外形を有し、そのひとつ
の長辺に沿って光電変換素子12が配列されている。こ
の光電変換素子12は一辺62.5μmの正方形であ
る。また、もう一方の長辺に沿って、この半導体チップ
10の出力を外部に取り出すためのボンディングパッド
14が配置されている。このワイヤボンディングパッド
14は一辺が70μmの正方形である。そして、光電変
換素子12とボンディングパッド14の間に走査回路が
設けられた回路領域16が設けられている。本実施形態
に特徴的なことは、この回路領域16が、光電変換素子
12の間に延びている延長領域16aを有していること
である。この延長領域16aを有していることにより、
回路領域16の面積を確保しつつ、半導体チップ10の
短辺の寸法を短縮することができる。
【0018】図2には、前記回路領域16に形成される
回路の回路図が示されている。記録媒体からの反射光に
よって、光電変換素子12に発生した電流が出力スイッ
チ18のオンオフによって、出力信号端子SIGに出力
される。この出力信号は、光電変換素子12が受光した
光の強度に対応した値となっている。したがって、本半
導体チップ10をイメージセンサに用いれば、記録媒体
上の記録内容の濃淡に応じて反射光の強度が変化し、こ
れに応じて出力信号の値が変化する。
【0019】図示するように半導体チップ10には、n
個の光電変換素子12が設けられており、さらにこれら
の出力を制御するために、各々n個のフリップフロップ
20やアンドゲート素子22などの回路素子が設けられ
ている。これらの素子に関しては、特に個々の素子ごと
に区別して説明する必要がある場合のみ、添字-1,-2,
…,-n を付して説明する。複数の光電変換素子12から
順次光電流を検出するために、まずスタート端子SIよ
りスタート信号が図中最左端のフリップフロップ20-1
に入力する。これと同期してフリップフロップ20-1に
は、クロック端子CLKよりクロック信号が入力する。
そして、クロック信号が「H」から「L」となった時点
で、フリップフロップ20-1の出力Q1 が「H」とな
る。したがって、アンドゲート22-1の一方の入力が
「H」となる。一方、クロック信号はインバータ24を
介して前記のアンドゲート22-1のもう一方の端子に入
力しており、よってクロック信号が「L」のときにアン
ドゲート22-1の出力が「H」となる。このアンドゲー
ト22-1の出力によって、出力スイッチ18-1が接続状
態となり、光電変換素子12-1からの光電流が、出力信
号ラインL1 を通って出力信号端子SIGに流れる。そ
して、クロック信号が「H」になると、アンドゲート2
2-1の出力が「L」となり出力スイッチ18-1が切断状
態となる。このとき、インバータ24とインバータ26
を介したクロック信号によって短絡スイッチ28-1,-2,
…,-n が接続状態となり、出力信号ラインL1 と接地ラ
インL2 が短絡して、出力信号端子SIGがリセット状
態となる。
【0020】フリップフロップ20-1の出力Q1 は、ア
ンドゲート22-1に入力する一方、次段のフリップフロ
ップ20-2に入力する。この入力(Q1 )が「H」から
「L」になると、フリップフロップ20-2の出力Q2
「H」となる。この出力Q2と反転されたクロック信号
によって、アンドゲート22-2および出力スイッチ18
-2が作動して光電変換素子12-2からの光電流が出力信
号端子SIGに流れる。一方、フリップフロップ20-2
の出力Q2 と同時に出力される反転出力R2 は、インバ
ータ30-1を介してFET32-1を接続状態とし、前段
の光電変換素子12-1に残留した電荷を接地ラインL2
に流して、この光電変換素子12-1に電荷が全く残って
いない状態とする。以上の動作を繰り返して、光電変換
素子12-nまでの出力が順次取り出される。
【0021】ところで、光電変換素子の出力は、その面
積にほぼ比例して増加する。図3には、これを示すグラ
フが示されており、露光量と出力電圧の関係が、光電変
換素子の面積に対応して示されている。なお、前記出力
電圧は図4に示す回路の出力電圧であり、また光電変換
素子の面積が62.5×62.5μmの場合がグラフ
A、62.5×110μmの場合がグラフB、110×
110μmの場合がグラフCに示されている。したがっ
て、より多くの出力が必要であれば、図1に示す光電変
換素子12の面積を大きくすればよいことが分かる。
【0022】実施形態2 図5には、図1に示した実施形態に対して光電変換素子
の面積を増大させた半導体チップ40が示されている。
半導体チップ40は、図示するように略長方形の外形を
有し、そのひとつの長辺に沿って光電変換素子42が配
列されている。この光電変換素子42は短辺62.5μ
m、長辺が110μmの長方形である。また、もう一方
の長辺に沿って、この半導体チップ40の出力を外部に
取り出すためのボンディングパッド44が配置されてい
る。このワイヤボンディングパッド44は一辺が70μ
mの正方形である。そして、光電変換素子42とボンデ
ィングパッド44の間に走査回路が設けられた回路領域
46が設けられている。本実施形態に特徴的なことは、
この回路領域46が、光電変換素子42の間に延びてい
る延長領域46aを有していることである。延長領域4
6aを有していることにより、回路領域46の面積を確
保しつつ、半導体チップ40の短辺の寸法を短縮するこ
とができる。さらに、もうひとつの特徴は、光電変換素
子42の面積が増加していることであり、これによって
出力信号端子SIGの出力値を実施形態1に比して増大
させることができる。
【0023】実施形態3 図6には、本発明にかかる半導体チップのさらに他の実
施形態が示されている。半導体チップ50は、図示する
ように略長方形の外形を有し、そのひとつの長辺に沿っ
て光電変換素子52が配列されている。この光電変換素
子52は図示するように、略T字型の形状である。ま
た、もう一方の長辺に沿って、この半導体チップ40の
出力を外部に取り出すためのボンディングパッド54が
配置されている。このワイヤボンディングパッド54は
一辺が70μmの正方形である。そして、光電変換素子
52とボンディングパッド54の間に走査回路が設けら
れた回路領域56が設けられている。本実施形態に特徴
的なことは、この回路領域56が、光電変換素子52の
間に延びている延長領域56aを有していることであ
る。また、この延長領域56aを設け、かつ光電変換素
子の面積を確保するために、前述のように、光電変換素
子52を略T字型としている。この延長領域56aを有
していることにより、回路領域56の面積を確保しつ
つ、半導体チップ50の短辺の寸法を短縮することがで
きる。
【0024】実施形態4 図7には、本発明にかかる半導体チップのさらに他の実
施形態が示されている。半導体チップ60は、図示する
ように略長方形の外形を有し、そのひとつの長辺に沿っ
て光電変換素子62が配列されている。この光電変換素
子62は、図5に示した実施形態の光電変換素子42と
同等の形状となっている。また、もう一方の長辺に沿っ
て、この半導体チップ60の出力を外部に取り出すため
のボンディングパッド64が配置されている。このワイ
ヤボンディングパッド64は短辺70μm未満、長辺7
0μm以上の長方形である。そして、光電変換素子52
とボンディングパッド54の間に走査回路が設けられた
回路領域66が設けられている。回路領域66が、光電
変換素子62の間に延びている延長領域66aを有して
いることによって、光電変換素子の面積を確保しつつ、
半導体チップ60の短辺の寸法を短縮することができ
る。さらに、本実施形態においては、ボンディングパッ
ド64も横長の長方形に形成されており、これによって
も半導体チップ60の短辺の寸法を短縮している。
【0025】実施形態5 図8に示すようなボンディングパッド64の形状に対応
して、外部装置との接続用の導線の外径を適正化する必
要がある。導線径はボンディングパッドの短辺の寸法と
関係が深く、短辺が短い場合は導線径をより小さくする
必要がある。導線は通常、直径25μmの金ワイヤが用
いられるが、この場合接続した際のボンディングパッド
上のボール径が65〜85μmとなる。一例として、ボ
ンディングパッドの短辺を60μm、長辺を80μmと
したときには、金ワイヤのボールが大きくボンディング
パッドをはみ出してしまう。そこで、ボール径を小さく
するために、本実施形態においては金ワイヤの直径を2
3μmとしている。この場合、ボール径は60〜80μ
mとなる。このボール径の値は、ボンディングパッドの
短辺のより長いが、金ワイヤの径をこれ以上細くする
と、接続時の金ワイヤのだれが発生し、これが新たな問
題となる。本実施形態においては、これらの問題のバラ
ンスを取って、前記のように23μmの金ワイヤを採用
している。
【0026】このように細い導線の場合、パッド上に導
線(金ワイヤ)を導くキャピラリの形状も適正化する必
要がある。また、前記のボール径を小さくするために
も、キャピラリの形状の適正化を図る必要がある。ボー
ル径を小さくするためには、キャピラリの径もこれに応
じて小さくする必要があり、また内径角も小さくする必
要がある。上記のボンディングパッドおよび導線に適切
なキャピラリとして、本実施形態においては、80μm
のボンディングパッドに対し内径70〜80μmのキャ
ピラリを、図8に示すように、キャピラリ68の内径d
を50μm、内径角θを90°としている。このキャピ
ラリ68を用いることにより、安定した導線接続が可能
となる。
【0027】実施形態6 以上の実施形態の半導体チップは、図9に示すような半
導体ウエハ70を切断して得ている。この切断線が図中
格子状に示されるスクライブ切り代72である。このス
クライブ切り代72は、切断工具の刃の幅で定まる所定
の幅(切り代)を持っており、通常55μmである。こ
の幅を小さくすれば、一枚のウエハからより多くのチッ
プを得ることができることが分かる。本実施形態では、
切断工具の刃厚を25〜30μmとすることで、スクラ
イブ切り代を45μmとしている。
【0028】実施形態7 また、半導体チップを切り出す際には、チップの角や辺
で欠けやクラックが発生することがある。通常、半導体
エウハの表面は、この欠けなどを防止するために、ポリ
シリコンなどの保護膜が全面に設けられている。本実施
形態においては、この保護膜を、半導体チップ74の外
周付近となる部分において、より厚くし、保護膜の厚い
部分76を形成している。これによって、チップ外周部
分76で保護膜の強度を増大させ、チップの欠けなどを
防止している。
【0029】実施形態8 前述のようにチップ外周部分の保護膜を厚くするのに代
えて、この部分に炭化シリコンなどのさらに硬い材料を
用いることも可能である。
【0030】実施形態9 図11には、半導体チップを移動させるときに、当該チ
ップの転倒を防止するチップ移動装置の好適な実施形態
が示されている。半導体チップ80は、図中破線の位置
からプッシャ82によって左方向に、移送テーブル84
上をダイコレット86の下方位置まで移送される。移送
テーブル84には複数の吸引孔88が設けられ、吸引ポ
ンプ90によって、この吸引孔88から移送テーブル8
4の上面の空気が吸引される。半導体チップ80の底面
は、この吸引作用によって移送テーブル84に吸引さ
れ、これによって、半導体チップ80の転倒が防止され
る。そして、ダイコレット86に吸引、吸着されて移送
される。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体チップに
よれば、光電変換素子の間に走査回路を設けたことによ
り、半導体チップの短辺の寸法を短縮できる。
【0032】また、請求項2に記載の発明によれば、半
導体チップの外形を小型化しつつ光電変換素子の面積の
確保をすることができる。
【0033】また、請求項3に記載の発明によれば、半
導体チップの外形を小型化しつつ光電変換素子の面積を
確保することができる。
【0034】また、請求項4に記載の発明によれば、ボ
ンディングパッドの形状を長方形にするとによって、よ
りチップ短辺の寸法をさらに短縮することができる。
【0035】さらに、請求項5に記載の半導体チップ結
線装置においては、外形23μmの導線に対応してキャ
ピラリが内径50μm以下、内径角90°となってお
り、これによってより確実性の高い接続が可能となる。
【0036】また、請求項6または7の発明によれば、
半導体チップの外周付近の保護膜の強度を上げることに
より、この部分での欠けなどの発生を抑制している。
【0037】また、請求項8のように、半導体ウエハか
ら切り出す場合は、刃厚30μm以下であることによっ
て、切り代を狭くすることができ、1枚のウエハより、
より多くの半導体チップを切り出すことができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる半導体チップの好適な実施形
態を示す図である。
【図2】 本実施形態の半導体チップに形成された走査
回路の回路図である。
【図3】 本実施形態の半導体チップの露光量と出力電
圧の関係を示す図である。
【図4】 図3の出力電圧を測定する回路の回路図であ
る。
【図5】 本発明にかかる半導体チップの他の実施形態
を示す図である。
【図6】 本発明にかかる半導体チップのさらに他の実
施形態を示す図である。
【図7】 本発明にかかる半導体チップのさらに他の実
施形態を示す図である。
【図8】 図7に示す半導体チップのボンディングに使
用するに好適なキャピラリの断面を示す図である。
【図9】 半導体チップを切り出す半導体ウエハを示す
図である。
【図10】 本発明にかかる半導体ウエハチップの好適
な実施形態を示す図である。
【図11】 本発明にかかる半導体チップ移送装置の好
適な実施形態を示す図である。
【図12】 一般的なイメージセンサの構成を示す図で
ある。
【図13】 従来のイメージセンサに用いられている受
光用半導体チップの構成を示す図である。
【符号の説明】
10,40,50,60 半導体チップ、12,42,
52,62 光電変換素子、14,44,54,64
ボンディングパッド、16,46,56,66回路領
域、68 キャピラリ、70 半導体ウエハ、72 ス
クライブ切り代、76 保護膜の厚い部分、80 半導
体チップ、82 プッシャ、84 移送テーブル、86
ダイコレット、88 吸引孔、90 吸引ポンプ。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略直線状に配置された複数個の光電変換
    素子と、前記光電変換素子の出力を走査して取り出す走
    査回路とが形成された半導体チップであって、前記走査
    回路の少なくとも一部が、前記光電変換素子の間に形成
    されていることを特徴とする半導体チップ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体チップにおい
    て、前記光電変換素子を、その配列方向の長さが、これ
    に直交する方向の長さの約1/2である長方形形状とし
    たことを特徴とする半導体チップ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体チップにおい
    て、前記光電変換素子を、略T字形状としたことを特徴
    とする半導体チップ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の半
    導体チップにおいて、当該半導体チップと外部装置を接
    続するための複数のボンディングパッドを有し、当該ボ
    ンディングパッドは、前記光電変換素子の配列方向の長
    さが、これと直交する方向の長さより長い略長方形であ
    ることを特徴とする半導体チップ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体チップと外部装置
    とを接続するために、当該半導体チップのボンディング
    パッドに導線を接続する結線装置であって、前記導線と
    して、外径23μmの導線を用い、先端部にボールが形
    成された前記導線を前記ボンディングパッド上に供給す
    るキャピラリを有し、当該キャピラリは、先端部の内周
    が略円錐形状の空間に形成され、その下端部の内径
    0μm以下、傾斜面同士のなす角度が90°以下である
    ことを特徴とする半導体チップ結線装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれかに記載の半
    導体チップにおいて、当該チップ表面を保護膜で覆い、
    当該保護膜は、チップ外周付近の厚さが、中心付近の厚
    さより厚く形成されていることを特徴とする半導体チッ
    プ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれかに記載の半
    導体チップにおいて、当該チップ表面を保護膜で覆い、
    さらにチップ外周付近には炭化シリコン被膜が形成され
    ていることを特徴とする半導体チップ。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7記載の半導体チ
    ップを半導体ウエハから切り出すチップ切り出し装置に
    おいて、切り出し用の刃物の刃厚が30μm以下である
    ことを特徴とするチップ切り出し装置。
JP07310887A 1995-11-29 1995-11-29 半導体チップおよびチップ結線装置およびチップ切り出し装置 Expired - Fee Related JP3129389B2 (ja)

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