JP2510149B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP2510149B2
JP2510149B2 JP59203282A JP20328284A JP2510149B2 JP 2510149 B2 JP2510149 B2 JP 2510149B2 JP 59203282 A JP59203282 A JP 59203282A JP 20328284 A JP20328284 A JP 20328284A JP 2510149 B2 JP2510149 B2 JP 2510149B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は固体撮像装置の中でも、特に多チップを一列
に並べて配列した、長尺の密着型イメージセンサに関す
るものである。
従来例の構成とその問題点 近年、一次元固体撮像素子を多チップ配列して、読取
りの原稿と同じ幅のサイズにした密着型イメージセンサ
の開発が活発に進められており、一部実用化のレベルに
達してきている。
第1図は従来の多チップ配列の密着型イメージセンサ
における一次元固体撮像素子のチップAとチップBの継
ぎ目のところを示している。1はそれぞれ単位画素の光
電変換部で、1eは特にチップ端の光電変換部を示してい
る。
第2図は第1図のA-A面で切断した断面図を示し、基
板10はp型シリコンを用いている。2はN+領域、3は光
遮蔽用のアルミ薄膜、特に3eはチップ端のアルミ薄膜で
ある。
第2図においてチップに一様な光を照射したとき、チ
ップの端の光電変換部1eには、同チップ表面の直交方向
から入射される、いわゆる、正規の光照射a以外に、チ
ップ上方からはチップ端のアルミ薄膜でおおわれていな
いところからの光照射bおよびチップ端の側端面からの
光照射cによる光電変換により、電荷が他の中央部の光
電変換部〔以下、画素と称す〕1よりも多く蓄積する。
以上の様に、チップの端の画素1eの信号出力は正規の
照射以外の光電変換により発生した他の画素1よりも大
きい。そこで、このようなチップの端の画素1eをもつ、
密着型イメージセンサをファクシミリまたは複写機等に
使用すると、チップの端の画素1eの影響により白線がで
てしまう。これを避けるため、従来では複雑な電気回路
による信号処理手段を必要とする。
第3図はチップの端の歪などによる暗出力の影響を考
慮した従来構造を示し、チップ端の画素1eのN+領域2
は、スクライブ時の歪あるいはストレスを避けるために
受光窓の内側に境界があり、端の画素1eには、N+領域以
外に基板と同電位の領域4がある。N+領域2で光電変換
したキャリア(電子)は、ほぼ全てその画素に取り込ま
れるが、基板10と同電位の領域4を有する部分で光電変
換した電子の一部は基板10内に流出してしまい、最終的
には再結合してしまう。結果としてチップ端の画素1eか
らの信号は、光疑似信号の効果を考慮しても、他の画素
1よりも小さい。したがって、チップ端をもった固体撮
像素子による密着型イメージセンサをファクシミリ又は
複写機等に使用すると、チップの端の画素1eの影響によ
り黒線がでてしまう。これを避けるためには、端の画素
からの出力を増加させるための信号処理用電気回路を余
分に必要とする。
発明の目的 本発明は、複雑な電気回路による信号処理手段を必要
とすることなしに、一様な光照射に対して、チップ端の
画素を含めて、多チップ配列の光電変換部から一様な信
号を取り出すことができる固体撮像装置を提供すること
を目的とする。
発明の構成 本発明の固体撮像装置は、所定導電型の半導体基板上
に複数個の第1の光電変換部を配列して一次元固体撮像
素子の単位チップを構成するとともに、前記単位チップ
におけるチップ端部に前記半導体基板と異なる導電型の
領域および前記半導体基板と同じ導電型の領域を併せ有
する第2の光電変換部を設け、前記単位チップの中央部
の前記第1の光電変換部の受光窓の面積に対する前記チ
ップ端部の前記第2の光電変換部の受光窓の面積の面積
増加率を10%〜30%にしたことを特徴とする。
実施例の説明 以下、本発明の一実施例を第4図に基づいて説明す
る。
第4図は本発明の実施例であって、多チップ配列の長
尺の密着型イメージセンサにおける単位チップ一次元固
体撮像素子のチップAとBの継ぎ目近辺の概略図を示し
たものである。
1は単位チップの中央部における画素の光電変換部、
1eは同チップ端の画素の光電変換部、2はN+領域、3は
光しゃへい用のアルミ薄膜であり、4は基板と同じ導電
型のP+領域である。第5図の構造のものはチップの端の
画素1eは他の画素に比べて受光窓の面積が30%増大して
おり、また受光窓内はN+領域2および基板と同じ導電型
のP+領域4を有している。N+領域で光電変換したキャリ
アはほとんど全てその画素に取り込まれるが、基板と同
じ導電型で、かつ同電位のP+領域4で光電変換したキャ
リア(電子)の一部は流出および再結合してしまい、結
果として、面積当り、N+領域2のみで構成された画素で
光電変換された電荷の50%〜70%になる。そこで本実施
例では、チップ端の画素1eのうちN+領域のみを含む受光
窓を他の中央部における各画素の受光窓の70%にし、基
板と同電位のP+領域4のみを含む受光窓を60%として、
チップ端の画素1eの全体の受光窓面積を他の中央部にお
ける各画素の1.3倍としている。
本実施例によると、一様な光を照射したときにチップ
の端の画素1eは他の中央部における各画素に比べて、出
力電圧差は±5%以内におさまっていた。
複数のチップを直線状に配列し、これらを連結して、
ドキュメント等の原稿を読み取る第4図に示すような、
所謂、密着型の固体撮像装置は、通常、16本/mmの高解
像度で読み取ることが要請されるため、ピッチが62.5μ
mと小さく、各チップ間ギャップも無視できないため、
各チップとも、端部の画素の有効受光面積に制約を受け
る。
第4図の固体撮像装置で、各チップの端部連結の部分
を、第5図の拡大平面図に基づいて、本発明の装置にお
ける各チップ端の画素の構造を更に詳しく説明する。こ
の場合の設計仕様は次の〜の通りである。
チップギャップeを現技術での実用限度値として8μ
mとする。
チップ端の画素を基板と反対導電型領域Aと同導電型
領域Bとの2領域に分割し、チップの最端で他方のチッ
プに隣接する部分を基板と同導電型のP+領域とし
(B)、チップスクライブによる歪を上記領域で吸収さ
せる。その長さdは、スクライブ歪を完全に無視できる
値として、20μmとする。
チップ端の画素について、読み取り走査方向(チップ
の長手方向)に対して垂直の方向(副走査方向即ち、チ
ップの幅方向)の解像度を犠牲にして(即ち、ドキュメ
ント等の読み取り原稿幅の2/16mmの部分のみ解像度が若
干悪化する)感度調整をおこなう(副走査方向拡張率を
βとする)。
また領域Bで光電変換した電荷は、基板と同導電型で
あるので、拡散により散逸したり、同領域Bで再結合す
るので、信号として取り出せる電荷は、通常のN+領域に
比べて、面積あたり0.5〜0.7になる(これを有効変換率
αとする)。
第5図の各S,A,B,aは、 S=(a−b)a A=βca B=βda と表わすことができ、 a=62.5μm(通常よく使用される。読み取り解像度16
本/mm) b=4μm(画素間分離、通常使用されている値) e=18μm(現在の技術での実用限度値) d=20μm とすると、 c=36.5μm S=58.5aμm2 A=36.5βaμm2 B=20βaμm2 感度調整をすると次の式になる A+αB=S=58.5a 36.5βa+20αβa=58.5a ここで、有効変換率αを、α=0.5〜0.7とする場合の
副走査方向拡張率β、および、このβ値に基づいて、A,
Bを算定し、ついで、これらによる面積増加率を求める
と、 (i)有効変換率α=0.5のとき 副走査方向拡張率β=1.26 A=46.0a B=25.2a A+B=71.2a (ii)α=0.7のとき β=1.16 A=42.3a B=23.2a A+B=65.5a となり、このことからみても、面積増加率はほぼ+10%
〜30%の範囲で設定するのが適当である。
発明の効果 以上のように本発明によると、半導体基板上に複数個
の第1の光電変換部を配列して一次元固体撮像素子の単
位チップを構成するとともに、前記単位チップにおける
チップ端部に前記半導体基板と異なる導電型の領域およ
び前記半導体基板と同じ導電型の領域を併せ有する第2
の光電変換部を設け、前記チップの中央部の前記第1の
光電変換部の受光窓の面積に対する前記チップ端部の前
記第2の光電変換部の受光窓の面積の面積増加率を10%
〜30%にしたことにより、一様な光照射に対して一様な
光信号を得ることができ、従来のような信号処理のため
の複雑な電気回路も必要としない。
更に、一般的にはスクライブ歪により単位チップ端部
の画素が影響を受け、結果的には暗出力が増加し、映像
的には白線となるが、この暗出力は結果の予測が不可能
であるから、その信号の増加分を画素サイズの減少によ
って調整できるものではないが、本発明の構成では、基
板と同導電型の領域を設けることによって、スクライブ
歪を取り除き、一方、チップ間の継ぎ目部分のギャップ
による主走査方向の信号減少分を、単位チップの端部の
画素サイズを副走査方向へ拡張することにより信号調整
を行うので、良好な固体撮像装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の多チップ配列の一次元固体撮像装置の単
位チップ間の継ぎ目近辺を示した平面図、第2図は第1
図A-A面で切断した断面図、第3図は従来の別の一次元
固体撮像装置の単位チップ間の継ぎ目近辺を示した平面
図、第4図は本発明実施例の固体撮像装置の単位チップ
間の継ぎ目近辺を示す平面図、第5図は同実施例の要部
拡大平面図の説明図である。 1……第1の光電変換部〔主画素〕、1e……チップ端の
第2の光電変換部、2……N+領域、2e……チップ端のN+
領域、3……アルミ薄膜、3e……チップ端のアルミ薄
膜、10……p型半導体基板、a……正規の光照射、b…
…チップ上面からの疑似光、c……チップ側面からの疑
似光。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定導電型の半導体基板上に複数個の第1
    の光電変換部を配列して一次元固体撮像素子の単位チッ
    プを構成するとともに、前記単位チップにおけるチップ
    端部に前記半導体基板と異なる導電型の領域および前記
    半導体基板と同じ導電型の領域を併せ有する第2の光電
    変換部を設け、前記単位チップの中央部の前記第1の光
    電変換部の受光窓の面積に対する前記チップ端部の前記
    第2の光電変換部の受光窓の面積の面積増加率を10%〜
    30%にした固体撮像装置。
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