JP3127855B2 - コルネパンの製造法 - Google Patents

コルネパンの製造法

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勝弘 輸本
直美 河田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコルネパンの製造法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コルネパンは菓子パン生地ま
たはパイ・デニッシュ等のペーストリー生地を棒状また
は板状にカットして延ばし、この棒状または板状の生地
を角笛(コルネ)の型に先端から外側に向けて巻いてい
き、天板に並べてかるくおさえ、ホイロ後に表面に溶い
た卵を塗って焼成した後、型を抜いて冷ましてから絞り
袋にクレーム・パティスリー(チョコレートクリーム、
カスタードクリーム、ホイップクリームなど)を詰め、
コルネに詰める、という手順で製造される。
【0003】角笛(コルネ)の型としては一般に金属製
の管(芯)が使用され、時にはコーン芯(ソフトクリー
ム用のカップ)が使用されることもある。
【0004】このように、従来の方法では棒状または板
状のパン生地を角笛(コルネ)の型をした金属製の管
(芯)に巻き付けて、生地をコルネ状の形に整える等の
熟練した技術が必要で有り、且つ一つ一つ手作りとなる
ため、大量生産には不向きと言える。さらに、金属の管
(芯)を使用した場合は焼成後の管(芯)の抜き取り作
業が繁雑であり、また管(芯)に付着する生地を綺麗に
洗浄しておく必要があるため手間のかかる面倒な方法で
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
金属管やコーン芯等の芯を使用しないで、極めて簡単
に、且つ大量生産に適したコルネパンを製造する方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、如上の点
に鑑み鋭意研究する過程において、クロワッサンの生地
を中央部より半分に切断して発酵させた後、焼成し、冷
却後、切断面に切れ目を入れて絞り袋よりカスタードク
リームを充填してみたところ、従来のコルネパンと変わ
らないものができるという知見を得、本発明を完成する
に至った。
【0007】すなわち本発明は、生地を展延後三角形に
カットし、ロール巻きしてクロワッサンの形状に成型
し、次いで成型した生地の中央部を巻き方向に並行に切
断して二分割し、分割した生地を発酵後に焼成し、焼成
後の生地の該切断面にフィリング材を注入することを特
徴とするコルネパンの製造法、である。
【0008】本発明において、生地は従来より公知の菓
子パン生地またはパイ・デニッシュ等のペーストリー生
地配合でよい。
【0009】これらの公知の配合物を常法に準じて調製
した菓子パン生地、あるいは従来公知の折り込み方法に
準じて20〜100層に折り込んで調製したペーストリ
ー生地を、クロワッサンを造る要領で一辺が20〜30
cm、他の二辺が25〜45cmの二等辺三角形の生地
を調製する(図1参照)。この二等辺三角形の生地を二
等辺が交差する頂点 に向けて他の一辺からロール巻き
して、横の長さ20〜30cmのやや大型のクロワッサ
ン形状にロール巻きした生地を調製する(図2参照)。
このようにしてロール巻きしたクロワッサン形状の生地
の略中央部を巻き方向と同じ方向に二分割し、長径が1
0〜15cmの2つのコルネ状生地を造る(図3参
照)。次いで、このコルネ状生地を常法に準じて30℃
〜40℃、30分〜60分発酵させた後、180℃〜2
20℃、7分〜15分間焼成することによって製造する
ことができる。
【0010】以上のようにして得た焼成生地の切断面に
刃物等で切れ目を入れ、この切れ目に例えば絞り袋のよ
うな充填器具でフィリング材を充填する。充填器具とし
ては絞り袋が簡単であるが、機械的に充填ノズルを用い
てもよく、特に機械的な充填ノズルを用いる場合には、
焼成生地の切断面に刃物等で切れ目を入れる必要がな
く、そのまま注入ノズルを差し込んで焼成生地内に注入
することができる。
【0011】フィリング材としては、ダークチョコレー
ト、ホワイトチョコレート乃至カラーチョコレートのよ
うな各種チョコレート類、カスタードクリーム類、ホイ
ップドクリーム類、バタークリーム類、或いはこのよう
なチョコレート類にホイップドクリーム類またはバター
クリーム類を混合したチョコレートクリーム類またはガ
ナッシュ類、さらには各種ジャム類、チーズ類、その他
各種の野菜や果物類など、何でも利用することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、実施例を例示して本発明の効果をより
一層明瞭にするが、これは例示であって本発明の精神が
これらの例示によって制限されるものではない。なお、
例中に示す部、%は何れも重量基準を意味する。
【0013】 実施例1〜4 ─────────────────────────────────── 実施例 ─────────────────────────────────── 1 2 3 4 ─────────────────────────────────── 小麦粉 100 100 100 100 砂糖 12 8 20 22 塩 1.5 2 1.2 1 脱粉 3 3 3 3 全卵 12 8 12 8 油脂 6 6 10 8 水 50 54 47 48 イースト 4 4 5 5 折り込み油脂 50 60 ─ ─ ───────────────────────────────────
【0014】以上の配合にて1及び2はデニッシュ生地
配合であり、3及び4は菓子パン生地配合である。これ
らの生地配合にて、1及び2は通常のデニッシュ生地を
調製する方法に準じ、また3及び4は通常の菓子パン生
地を調製する方法に準じて各々生地を混合調製した後、
各々の生地を約150gに分割し、これらの分割した各
々の生地を一辺が約25cm、他の二辺が約35cmの
二等辺三角形の生地を調製した(図1)。この二等辺三
角形の生地を、二等辺が交差する頂点 に向けて他の一
辺からロール巻きし、横の長さ25cmのやや大型のク
ロワッサン形状の生地を調製した(図2)。このように
してロール巻きしたクロワッサン形状の生地の略中央部
を、巻き方向と同じ方向に切断して二分割し、長径が約
13cmの2つのコルネ状生地を造った(図3)。次い
で、このコルネ状生地を常法に準じて35℃で45分間
発酵させた後、190℃〜200℃にて9分〜10分間
焼成することによってコルネ状の焼成生地を得た。
【0015】これらの焼成生地の、該切断面にナイフに
て切れ目を入れ(図4)、この切れ目に、ブルーベリー
の果肉の入ったカスタードクリームを充填したしぼり袋
のノズル部分を挿入して当該クリームを注入して、コル
ネパンを製造した(図5)。このようにして製造したコ
ルネパン(図6)は、パンの内部までフィリング材が充
填されており、従来のコルネパンと比べて形状等は遜色
なく、非常に美味しかった。
【0016】また、絞り袋の代わりに、ペダルを踏み込
むことによって直径約1.5cmのノズルの先端からフ
ィリング材が押し出されるように調節された装置を使用
してこれらの焼成生地に、ナイフにて切れ目を入れるこ
となく、該ノズルを差し込み、イチゴの果肉の入ったカ
スタードクリームを注入して、コルネパンを製造した。
このようにして製造したコルネパンは、パンの内部まで
フィリング材が充填されており、従来のコルネパンと比
べて形状等は遜色なく、非常に美味しかった。
【0017】
【発明の効果】以上の如く、従来よりコルネパンを製造
するのに、帯状の生地を角笛(コルネ)状の型に巻き付
けて焼成するという、煩雑で熟練を要する製造法であっ
たが、本発明により極めて簡単に製造することができる
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例において、調製した略二等辺三角形の生
地の模式図。
【図2】実施例において、調製したクロワッサン形状の
生地の模式図。
【図3】実施例において、クロワッサン形状の生地を二
分割したときの、分割の一部の模式図。
【図4】実施例において、焼成生地の、該切断面にナイ
フにて切れ目を入れたときの模式図。
【図5】実施例において、焼成生地の切れ目にしぼり袋
のノズル部分を挿入してフィリング材を注入したときの
模式図。
【図6】実施例において、フィリング材を注入したコル
ネパンの模式図。
【符号の説明】
1・・・・生地 2・・・・ナイフ 3・・・・しぼり袋 4・・・・フィリング材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−195636(JP,A) 特開 昭62−100239(JP,A) 特開 平2−182142(JP,A) 特開 昭55−159756(JP,A) 特公 昭45−10590(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A21D 13/08 A21C 15/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生地を展延後三角形にカットし、ロール巻
    きしてクロワッサンの形状に成型し、次いで成型した生
    地の中央部を巻き方向に並行に切断して二分割し、分割
    した生地を発酵後に焼成し、焼成後の生地の該切断面に
    フィリング材を注入することを特徴とする、コルネパン
    の製造法。
  2. 【請求項2】フィリング材の注入が、注入ノズルを生地
    内に差し込んで注入する、請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】焼成後の生地の切断面に切り目を入れ、該
    切り目箇所に注入器具を用いて注入する、請求項1記載
    の製造法。
  4. 【請求項4】フィリング材の注入を自動充填機で行う、
    請求項2記載の製造法。
  5. 【請求項5】 生地を展延後三角形にカットし、ロール
    巻きしてクロワッサンの形状に成型し、次いで成型した
    生地の中央部を巻き方向に並行に切断して二分割して得
    た生地。
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