JP3128509U - 洋菓子および洋菓子用支持体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 斬新なデザインで、多彩なバリエーションを揃えることができ、かつ、複数の素材を同時に味わうことができ、食べるに際して、型崩れし難く、食べ易い洋菓子および洋菓子用支持体を提供する。
【解決手段】 小麦粉を主原料とする練り込み生地を、型に入れて焼いて得た柱状又は截頭錐状のタルト生地2上に、スポンジ生地および/またはムースからなる錐状の菓子生地3を一体的に載せて菓子主体とし、前記菓子生地3の頂部からタルト生地2方向に、洋菓子用支持体4の棒状の本体4aを挿通させた洋菓子1で、把手部4bは把手としての機能と、飾り(オブジェ)としての機能を有する。
【選択図】 図1

Description

この考案は、洋菓子および洋菓子用支持体に関するもので、特に、多層構造からなるショートケーキの製菓技術にかかるものである。
主に趣向品として食される菓子には、洋菓子や和菓子などがあるが、洋菓子の中でも特に人気のあるショートケーキは、焼菓子や冷菓の内部や表面に、生クリームやカスタードクリームなどのクリーム類、果実片、チョコレートなどをトッピングしたものが一般的である。
焼菓子とは、小麦粉、卵、砂糖等を原料として焼き上げたもので、スポンジ生地やタルト生地が代表例として挙げられる。
また、冷菓は、原料を凍結固化させた氷菓子と、ゼラチンや寒天等のゲル化剤によって固化させた生菓子とに区別され、前者の代表例がアイスクリームやシャーベットで、後者の代表例が、ムースやババロア、ゼリー、プリン等である。
焼菓子と冷菓とでは、味覚、風味、食感等が異なるので、両者を一体化させると、それぞれの特徴を同時に楽しむことができるが、保存温度、すなわち、食すに際し、適温とされる温度には大きな開きがある。したがって、両者の特徴を損なわないように一体化させるには、種々の問題を有する。
そのため、それぞれ種類の異なる素材を、内層と外層とに使い分けて一体化させる菓子の製造技術に関する発明が、特開平6−276944号公報(特許文献1)に開示されている。
この特許文献1には、たとえば、各種の豆類、サツマイモ等のあん又は澱粉質を加工したあん様類似物等、以上の1種類又は2種類以上の混合物と、砂糖と、麦芽糖,乳糖,澱粉分解糖,転化糖その他(糖アルコールも含む)の糖の1種類又は2種類以上の混合物と、ジエランガム、寒天の1種類又は混合物を主成分とするゲル化剤を用い、水分を35%以下とした加熱ペースト状のものを作り、これを冷却して固化成型したものを内層とし、外層としてチョコレート又はその類似物を用いることを特徴とする層状菓子の製造法が開示されている。
また、特開2006−81479号公報(特許文献2)には、焼菓子の一種であるクレープ生地等の表面に、アイスクリームやゼリーなどの具材(トッピング物)を載置し、ほぼ円錐状になるように巻回して形成したクレープ菓子が開示されている。
特許文献2に記載の発明によれば、異なる種類の菓子を一体化させるために、クレープ生地等に載置された具材(トッピング物)を、略円錐状になるように巻回しているので、クレープ生地等と具材(トッピング物)からなる複数層の渦巻き構造による新たな食感の新鮮さを得ることができる。
また、クレープ生地等で具材(トッピング物)を包み込んで巻回していることから、底面から具材(トッピング物)が漏れ出すことがなく、食べ易いクレープ菓子を提供することが可能となるというものである。
一方、冷菓のなかでも生菓子、たとえば、ムースやババロアと、スポンジ生地等の焼菓子とを組合わせる場合、生菓子は強い圧力を加えると潰れてしまうので、成型には熟練した技術を必要とする。
かかる問題を解決するために、生菓子を凍結固化させ、生菓子が本来持つ弾力性を制限した状態で成型を行い、成型後に適温に戻す手法が存在するが、生菓子を凍結させると、風味が損なわれるなど、品質劣化が生ずる惧れがある。
そのため、生菓子の品質劣化を生じさせることなく、また、成型における作業効率を向上させるために、ムースやババロア、またはゼリーなどの柔らかい生菓子を製菓用セルクルに注入後、その外表面のみを冷凍固化させ、さらに可食性シートで被覆する技術が、特開2002−95418号公報(特許文献3)に開示されている。
特許文献3に記載の技術によれば、生菓子の外表面のみを冷凍固化させるので、当該生菓子は形状保持力を有し、取り扱いが非常に容易となり、成型における作業効率が向上する。また、完全に凍結させるのではないため、冷凍障害等といった品質劣化も生ずることがない。
さらに、実用新案登録第3123726号公報(特許文献4)には、同時に複数の種類の味を楽しむことができ、かつ、斬新なデザインで、また、多彩なバリエーションを揃えることができる洋菓子を提供するために、柱状又は截頭錐状のタルト生地上に、スポンジ生地および/またはムースからなる菓子生地を一体的に載せている洋菓子が開示されている。
すなわち、特許文献4に記載の考案は、土台となるタルト生地上に、スポンジ生地および/またはムースからなる菓子生地を一体的に載せているので、容易かつ短時間で製造することが可能で、さらに、菓子生地の表面にトッピングを施すことで風味や食感が異なり、バリエーションが豊かな洋菓子を提供できるという優れた考案である。
特開平6−276944号公報(請求項2) 特開2006−81479号公報(特許請求の範囲、段落0008、0009) 特開2002−95418号公報(特許請求の範囲) 実用新案登録第3123726号公報(実用新案登録請求の範囲)
近年の趣向の多様化により、洋菓子に求められる条件として、味覚や風味、食感またはデザインが優れていることは当然として、より斬新な味覚や風味、食感を有することや、多彩なバリエーションを有すること、などが挙げられる。
かかる状況において、内層と外層とに異なる菓子の素材を用いて多層構造とした特許文献1に記載の技術による菓子は、素材の組合わせによって多種の菓子を製造することが可能となるが、形状に関しては従来の菓子の域を超えるものではなく、より斬新なものを求める市場の要求に応えることができない。
また、特許文献2に記載の技術によるクレープ菓子は、斬新な食感、食べ易さといった面では優れたものであるが、クレープ生地やスポンジ生地といった柔らかい生地しか用いることができず、固い生地、例えばパイ生地やタルト生地は、巻回することができないので用いることができない。
さらに、特許文献3に記載の技術のように、生菓子の表面のみを凍結させ、当該生菓子を可食性シートで被覆する場合、生菓子の弾力性は制限されるため作業効率は向上するが、表面の凍結された部分は冷凍障害を起す可能性が非常に高い。
また、凍結した部分を解凍させる際に発生する水分により、可食性シートが濡れてしまい、味や食感を悪くしてしまう。
また、特許文献4に記載の考案によれば、土台となる焼菓子に、ほぼ錐状またはほぼ截頭錐状の焼菓子および/または冷菓を載置することで、両者の特徴を同時に楽しむことができ、かつ、斬新なデザインで、また、多彩なバリエーションを揃えることができる洋菓子であるが、土台となるタルト生地に、生地自体が柔らかいムースやスポンジ生地を載置しているだけなので、全体が不安定で食べ難く、また、せっかく美しくデザインされた洋菓子が、食べている途中に崩れてしまうと、興ざめてしまう。
この考案はかかる現状に鑑み、同時に複数の種類の味を楽しむことができ、かつ、斬新なデザインで、また、多彩なバリエーションを揃えることができ、かつ、型崩れし難く、食べ易い洋菓子および洋菓子用支持体を提供せんとするものである。
前記の目的を達成するために、この考案の請求項1に記載の考案は、
小麦粉を主原料とする練り込み生地を型に入れ、焼いて得た柱状又は截頭錐状のタルト生地上に、スポンジ生地および/またはムースからなる錐状の菓子生地を一体的に載せて菓子主体を構成し、
前記菓子生地の頂部からタルト生地方向に、洋菓子用支持体を挿通させたこと
を特徴とする洋菓子である。
また、この考案の請求項2に記載の考案は、
小麦粉を主原料とする練り込み生地を型に入れ、焼いて得た柱状又は截頭錐状のタルト生地上に、スポンジ生地および/またはムースからなる錐状の菓子生地を一体的に載せて構成した菓子主体と、
前記菓子生地の頂部からタルト生地方向に挿通する、棒状の本体の上部に把手部を有する洋菓子用支持体とからなること
を特徴とする洋菓子である。
また、この考案の請求項3に記載の考案は、
請求項1又は2に記載の洋菓子において、
前記菓子生地は、
全体が円錐状に形成されたものであること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項4に記載の考案は、
請求項1又は2に記載の考案において、
前記菓子生地は、
半円形のスポンジ生地を、その底面の中心を基点としてロール状に巻いて円錐状に形成したものであること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項5に記載の考案は、
請求項1又は2に記載の洋菓子において、
前記菓子生地は、
半円形のスポンジ生地を、その底面の中心を基点としてロール状に巻いて円錐状に形成するに際し、スポンジ生地の内面にチョコレートもしくは生クリームを塗布し、その表面に少なくとも1種以上の果実片を配置させたものであること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項6に記載の考案は、
請求項1又は2に記載の洋菓子において、
前記菓子生地は、
ムースからなるもので、その内側に冷製のムースを内包させたものであること
を特徴とするものである。
また、この考案の請求項7に記載の考案は、
請求項1〜請求項6に記載の洋菓子において、
前記菓子生地は、
その表面にトッピングが施されていること
を特徴とするものである。
さらに、この考案の請求項8に記載の考案は、
小麦粉を主原料とする練り込み生地を型に入れ、焼いて得た柱状又は截頭錐状のタルト生地上に、スポンジ生地および/またはムースからなる錐状の菓子生地を一体的に載せ、
前記菓子生地の頂部からタルト生地方向に、所要の長さを有する棒状の本体の上部に付設された把手部を有する洋菓子用支持体の棒状の本体を挿通させたこと
を特徴とする洋菓子である。
さらにまた、この考案の請求項9に記載の考案は、
スポンジ生地および/またはムースからなる、全体が錐状の菓子生地の頂部から鉛直に挿通させることができる所要の長さを有する棒状の本体と、この本体の上部に設けられた把手部で構成されていること
を特徴とする洋菓子用支持体である。
また、この考案の請求項10に記載の考案は、
請求項9に記載の洋菓子支持体において、
前棒状の本体は、
上部に把手部が着脱自在に設けられていること
を特徴とするものである。
この考案にかかる洋菓子は、土台となるタルト生地上に、スポンジ生地および/またはムースからなる錐状の菓子生地を一体的に載せた菓子主体の、前記菓子生地の頂部からタルト生地方向に、洋菓子用支持体を挿通させているので、あらかじめタルト生地とスポンジ生地および/またはムースを個別に製造しておくことによって、容易かつ短時間に洋菓子を製造することができる。
また、柔らかい菓子生地が土台に係合保持されるので、搬送に際して、洋菓子の形状が崩れる惧れがない。
さらに、食べるに際し、菓子生地が錐状で、かつ柔らかい生地であっても、菓子生地全体が洋菓子用支持体によって土台となるタルト生地上に保持されているので、下方から食べ始めても全体が型崩れし難く、食べ易い洋菓子を提供することが可能となる。
また、前記菓子主体と洋菓子用支持体とからなる洋菓子は、食べる直前に、錐状の菓子生地の頂部からからタルト生地方向に、洋菓子用支持体を挿通することによって、食べるに際し、菓子生地が錐状で、かつ柔らかい生地であっても、菓子生地全体が洋菓子用支持体によって土台となるタルト生地上に保持されているので、下方から食べ始めても全体が型崩れし難く、食べ易い洋菓子を提供することが可能となる。
また、この考案にかかる洋菓子用支持体は、把手部と棒状の本体から構成されるものであるため、安価に製造することができ、再利用することも可能なため、非常に経済的である。
また、把手部を棒状の本体の上部に着脱自在に付設可能とすることによって、種々のデザインの洋菓子用支持体を得ることができ、そのデザインを工夫することによって、洋菓子の飾りとしても使用することも、誕生日などのメッセージを書き込めるプレート状のものとすることによって、さらに用途を広げることが可能となる。
さらに、菓子生地の形態を錐状もしくは截頭錐状、例えば、タワー型のように、高さのある形状に加工しても、洋菓子用支持体により、崩れ難くなり、把手部を持ちながら食べることも可能なので、非常に食べ易くすることができる。
さらに、載置する菓子の素材や形状を変更したり、複数の素材の組合わせによるものにしたり、表面に種々のトッピングを行うことで、それぞれ風味や食感の異なる洋菓子を作ることができ、バリエーション豊かな洋菓子を提供することが可能となる。
以下、この考案にかかる洋菓子および洋菓子支持体の実施の形態を、添付の図面を参照しながら詳細に説明するが、この考案は図示した実施例に限定されるものではなく、この考案の要旨を変更しない範囲内において種々変更を加えることが可能なものである。
また、本考案において用いたタルト生地、スポンジ生地およびムース等の各種素材は、公知の方法によって作られたもので、市販品を利用することも当然可能である。
この考案にかかる洋菓子1は、図1で明らかなように、タルト生地からなる円柱状の土台2と、スポンジ生地および/またはムースからなる錐状の菓子生地3とで菓子主体を構成したものであって、前記菓子生地3を土台2の上面に載置したのち、菓子生地3の頂部から土台2の方向に洋菓子用支持体4の本体4aを挿通させたものである。したがって、洋菓子用支持体4の把手部4bは、洋菓子1の頂部上方という極めて持ち易い場所にくるので、洋菓子1を食べる際に、把手部4bを持ちながら食べることで、例えば、洋菓子1の下部から食べ始めても、柔らかい菓子生地3が途中で崩れ難くなる。
なお、前記土台2は、直径約7cm×高さ約1.5cm、菓子生地3は、直径約7cm×高さ約11cm程度の大きさのものとしている。
洋菓子用支持体4は、図2から明らかなように、棒状の本体4aと把手部4bとから構成されたもので、実施例においては、所要長さを有する棒状の本体4aの上部を、渦巻き状に捲回させて把手部4bとしたものであるが、その形状を菓子主体のデザインや中身に応じて選択することによって、把手としての機能のみならず、飾り(オブジェ)としての機能も十分に併せ持つことが可能となる。
また、図示しないが、把手部4bに、前記本体4aの頂部に嵌着可能な係合部を設けることによって、本体4aに対し把手部4bを着脱自在な構成とすることによって、購入者の年齢や使用目的などに応じた把手部4bを提供することによって、より用途を広げることが可能となる。
なお、その材質に関しては、本実施例においては金属製のものを用いているが、特段の制限はなく、合成樹脂や蝋燭など菓子主体の味や嗜好品としての安全性に支障のないものであればよい。
また、前記土台2は、柱状または截頭錐状で、その断面は、矩形状や円形状または楕円形状等のいずれでもよく、その形状に特段の制限はなく、洋菓子1のデザインにあわせて適宜変更可能である。
さらに、土台2の素材としては、スポンジ生地やビスケット生地、クッキー生地等の焼菓子であれば特段の制限はないが、味が良いこと、および土台2としての十分な強度を有すること、などの条件において、特に優れたタルト生地を用いることが最も好ましい。
この土台2に載置される菓子生地3は、ムースに限定されるものではなく、焼菓子や、ムース以外の冷菓でも当然可能で、例えば、ムースの代わりに、ババロア、ゼリー、プリン、アイスクリームなど、その種類を問わず好みの冷菓を用いることもできる。
図3に示す洋菓子1Aは、菓子生地3を、内層3aと外層3bとからなる2層構造としたもので、洋菓子用支持体4の本体4aが内層3aと外層3bとを挿通し、土台2まで達していれば、菓子生地3と土台2は崩れ難くなる。
この洋菓子1Aの内層3aと外層3bの素材は、どのような素材の組み合わせであってもよく、例えば、内層3aをプリン、外層3bをアイスクリームといった冷菓同士でも、焼菓子同士または一方を冷菓、他方を焼菓子とすることも当然可能である。
かかる構成からなる菓子生地3の垂直方向の断面は、三角形が積層した模様で、水平方向の断面は円が積層した形状であるので、食べるときに断面の幾何学的模様を楽しむこともできる。
さらに、図4に示す洋菓子1Bの菓子生地3は、卵300g、グラニュー糖200g、薄力粉120g、バター30g、牛乳30gを公知の方法よって調製したものを、7号の型枠(直径21cm×高さ8cm)に流し込み、オーブンで円柱状に焼いたものを、厚さ8mmにスライスしたのち、半截して半円形状としたスポンジ生地3cを、底面の中心を基点としてロール状に巻き、円錐状に形成したものである。
かかるスポンジ生地3cに関して、原材料の種類、配合比率等については適宜変更可能なもので、例えば、原料に抹茶粉を加えると、抹茶風味のスポンジ生地3cにすることができる。
また、スポンジ生地3cの形状に関しては、扇形状もしくは半円状以外の形状にも、例えば矩形状にカットしたスポンジ生地を用いても、この考案を実施することは可能であるが、巻回工程の際の作業効率性を考慮すると、扇形状または半円形状にすることが望ましい。
この実施例における菓子生地3の製法について、より詳細には、図5(A)に示すように、まず、スポンジ生地3cの片面に、生クリーム3dを塗り、さらに果実片3eを載置する。
生クリーム3dをスポンジ生地3cの表面に均一の厚さで塗ると、巻回した際に生クリーム3dが溢れ易くなってしまうので、緩やかな勾配をつけて生クリーム3dを塗ることが好ましい。
なお、トッピング物は、生クリーム3dや果実片3eに限られること無く、あらゆる食材を用いることが可能で、例えば、生クリーム3dの代わりにカスタードクリームやチョコレートムースなどを用いることや、クッキーなどの、食感が全く異なるものをトッピングすることも当然可能である。
スポンジ生地3cの厚さに関しては、厚くスライスしすぎると、巻回作業が難しくなり、薄すぎるとボリューム感がなくなってしまう。したがって、使用するトッピング物やスポンジ生地3cの固さなどによって適宜変更可能である。
また、スポンジ生地3cは、必ずしも半円形上にカットする必要はなく、仕上がりを大きくしたい場合は、図示はしないが、スポンジ生地3cを中心角の大きな扇形形状にカットすれば良く、逆に小さいものを製造したい場合は、中心角が小さい扇形形状のスポンジ生地3cを用いればよい。
つぎに、図5(B)および(C)に示すように、スポンジ生地3cの直径に相当する底面の中点X(中心点)が頂点となるように、生クリーム3dを厚く塗った方から薄く塗った方へ巻回していくと、図5(D)に示すように、ほぼ円錐状の菓子生地3が形成される。
この際、底面から生クリーム3dや果実片3eが食み出していると、土台2に載置する際、より不安定になってしまうので、底面は平坦状となるようにカットすることが好ましい。
この実施例にかかる洋菓子1は、図示はしないが、断面がスポンジ生地3cとトッピング物とが積層した形状となっている。したがって、スポンジ生地3cとトッピング物との調和の取れた食感や味、形状の美しさを最後まで楽しむことが可能となる。
さらに、図示はしないが、菓子生地3の表面には、さらなるトッピングを施すことは当然可能で、チョコレートやクリーム類など、素材の異なるものを塗付することによって、あるいは、塗付の際の塗り方や形状を変更することによって種々の形態や味の異なる洋菓子1を作ることができ、豊富なバリエーションを揃えることができる。
この考案は、異なる素材の調和した味や食感を楽しむことができ、また、斬新な形状をバリエーション豊かに揃えることができ、かつ、食べるに際しても型崩れし難く、食べ易い洋菓子を提供することができるので、製菓産業全般において利用することが可能である。
この考案にかかる洋菓子の一実施例を示す斜視図である。 この考案にかかる洋菓子用支持体を示す平面図である。 この考案にかかる洋菓子の他の実施例を示す一部切り欠き斜視図である。 この考案にかかる洋菓子のさらに他の実施例を示す斜視図である。 図4における菓子生地の製造工程を示す説明図であって、(A)は、スポンジ生地にトッピングを施した形状を、(B)および(C)は、巻き方を、(D)は、巻きが完了した図を、それぞれ表した説明図である。
符号の説明
1 洋菓子
2 土台
3 菓子生地
3a 内層
3b 外層
3c スポンジ生地
3d 生クリーム
3e 果実片
4 洋菓子用支持体
4a 本体
4b 把手部

Claims (10)

  1. 小麦粉を主原料とする練り込み生地を型に入れ、焼いて得た柱状又は截頭錐状のタルト生地上に、スポンジ生地および/またはムースからなる錐状の菓子生地を一体的に載せて菓子主体を構成し、
    前記菓子生地の頂部からタルト生地方向に、洋菓子用支持体を挿通させたこと
    を特徴とする洋菓子。
  2. 小麦粉を主原料とする練り込み生地を型に入れ、焼いて得た柱状又は截頭錐状のタルト生地上に、スポンジ生地および/またはムースからなる錐状の菓子生地を一体的に載せて構成した菓子主体と、
    前記菓子生地の頂部からタルト生地方向に挿通する、棒状の本体の上部に把手部を有する洋菓子用支持体とからなること
    を特徴とする洋菓子。
  3. 前記菓子生地は、
    全体が円錐状に形成されたものであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の洋菓子。
  4. 前記菓子生地は、
    半円形のスポンジ生地を、その底面の中心を基点としてロール状に巻いて円錐状に形成したものであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の洋菓子。
  5. 前記菓子生地は、
    半円形のスポンジ生地を、その底面の中心を基点としてロール状に巻いて円錐状に形成するに際し、スポンジ生地の内面にチョコレートもしくは生クリームを塗布し、その表面に少なくとも1種以上の果実片を配置させたものであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の洋菓子。
  6. 前記菓子生地は、
    ムースからなるもので、その内側に冷製のムースを内包させたものであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の洋菓子。
  7. 前記菓子生地は、
    その表面にトッピングが施されていること
    を特徴とする請求項1〜請求項6に記載の洋菓子。
  8. 小麦粉を主原料とする練り込み生地を型に入れ、焼いて得た柱状又は截頭錐状のタルト生地上に、スポンジ生地および/またはムースからなる錐状の菓子生地を一体的に載せ、
    前記菓子生地の頂部からタルト生地方向に、所要の長さを有する棒状の本体の上部に付設された把手部を有する洋菓子用支持体の棒状の本体を挿通させたこと
    を特徴とする洋菓子。
  9. スポンジ生地および/またはムースからなる、全体が錐状の菓子生地の頂部から鉛直に挿通させることができる所要の長さを有する棒状の本体と、この本体の上部に設けられた把手部で構成されていること
    を特徴とする洋菓子用支持体。
  10. 前棒状の本体は、
    上部に把手部が着脱自在に設けられていること
    を特徴とする請求項9に記載の洋菓子支持体。
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