JP3229628U - 連結型コーンカップ - Google Patents

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見孝 積田
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タケダ・トレード株式会社
小澤 玲子
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Abstract

【課題】複数人で分け合うことのできるソフトクリームやアイスクリーム用の連結型コーンカップを提供する。【解決手段】少なくとも二個の独立したコーンカップ1の側部同士が、該コーンカップと同じ可食成分の連結部2によって連結している。【選択図】図7

Description

本考案は、ソフトクリームやアイスクリーム、クリーム状食品、固体状食品等を盛り付けるのに使用されるコーンカップであって、複数個が連結したコーンカップに関するものである。
ソフトクリームやアイスクリーム等を盛り付ける可食容器としては、コーンカップやワッフルコーン、ワッフルボウル等が知られている(特許文献1−3参照)。
またコーン状可食部分の上に複数の台状可食部分を外嵌することで、複数の味のソフトクリームやアイスクリームを味が混じることなく提供できるコーンカップも知られている(特許文献4参照)。
実願昭59−149585号(実開昭61−66491号)のマイクロフィルム 特開2007−97540号公報 特開2008−212002号公報 実願昭63−94150号(実開平2−14979号)のマイクロフィルム
上記特許文献1−3に記載のコーンカップ等は、独立した1つのコーンカップのみであるため、せいぜい1つのコーンカップに、例えばバニラ味と抹茶味のソフトクリームをミックスの形態となるように盛り付けることしかできなかった。別の味のソフトクリームをそれぞれ別のコーンカップに盛り付けることはできるが、それでは見た目が斬新ではない。またソフトクリームにチョコレート粒等をトッピングする際には、盛り付けたソフトクリームの表面に付着させることしかできず、そのトッピングの味は最初のみしか味わえないものであった。
また特許文献4に記載のコーンカップでは、ソフトクリームを味ごとに盛り付けることはできるものの、複数人で分けるには向かないものであった。
見栄えが良く、かつ複数の味を楽しみたいとき、またはトッピングの味を継続的に楽しみたいとき、複数人で分けたいとき等には、これまでのコーンカップは対応できていなかった。本考案は、複数人で分け合うことができたり、トッピング等による味の変化を継続して楽しめたりするソフトクリームやアイスクリーム用の連結型コーンカップを提供することを課題とする。
1.少なくとも二個の独立したコーンカップの側部同士が、該コーンカップと同じ可食成分の連結部によって連結してなる、連結型コーンカップ。
2.前記連結部の中央に溝が形成されている、1.に記載の連結型コーンカップ。
本考案によると、二個以上のソフトクリーム等が横に並んで連結しているという見た目の斬新さや面白さを提供することができる。そして、それぞれのコーンカップに違う種類のソフトクリームやアイスクリーム、クリーム状食品、固体状食品等を入れたり、乗せたりすることができるので、複数の味がコーンカップ上で混じることがない。
また複数の人が食べる際に、連結したソフトクリームやアイスクリーム、クリーム状食品、固体状食品等を自ら個々に分割するという楽しさを提供することができる。
さらにトッピング等を一方のコーンカップ内に入れておくことにより、ソフトクリームやアイスクリーム、クリーム状食品等を食べながら、任意の時期にトッピングをすることができ、トッピング等の味を継続して楽しむことができる。
本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例。 本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例であって、重ねて収納できるもの。 本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例。 本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例。 本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例であって、異なる大きさのコーンカップを連結したもの。 図2の連結型コーンカップを重ねた例。 本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例であって、連結部の中央に溝を形成したもの。 本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例を上から見た図。 本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例を上から見た図。 本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例を上から見た図。 本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例を上から見た図。 本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例を上から見た図。 本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例であって、コーンカップの一部を補強したもの。 本考案の実施形態に係る連結型コーンカップの一例を上から見た図。
本考案の連結型コーンカップを、図を用いて説明する。
本考案の連結型コーンカップは、公知の独立したコーンカップの側部同士を、該コーンカップと同じ可食成分でできた連結部で連結したものである。
公知のコーンカップは、内部にソフトクリーム、アイスクリーム及びジェラート、クリーム状食品、固体状食品等を収納する空間を有し、外表面を手で把持可能である可食性容器である。そして、図1のような逆円錐形のもの、図2のような逆円錐の先端が平らな円錐台のようなもの、また図3のような角錐台のようなもの、図4のような三角錐台のようなもの等である。なお、コーンカップの大きさは任意である。
さらに、図5のように、異なる大きさのコーンカップの側部同士を連結することもできる。
この場合、大人と子どもで分け合う際に便利であるし、また見た目の可愛さも演出することができる。
また一方のコーンカップにトッピングやソース等を入れて、喫食者が任意の時期にソフトクリーム等に載せて食べられるようにすれば、喫食途中でも気軽にトッピングした味を楽しむことができる。
さらにクッキー、クリーム状チョコレート、クリーム、固形チョコレート、果物、ドライフルーツ等他のお菓子や果物を入れることで、ソフトクリーム等を食べながら他のお菓子等も食べることができる。
またコーンカップの内面にチョコレート等をコーティングし、その上にクリーム状の食品を入れることができる。
異なる大きさのコーンカップは、それぞれのコーンカップに入れる食品や、その量に応じて適宜選択し、それらを連結させることができる。
また本考案のコーンカップには、上記の各種食品を入れる等した後に全体を包装して、任意の条件で保存しながら流通させて店頭にて販売を行うこともできる。
次に、本考案の連結部について、図を用いて説明する。
本考案の連結部は、コーンカップの側部同士の任意の場所に設けることができ、例えば図1のように二つのコーンカップの上端から下端までを連結することができる。また図2のように上端のみを連結することもできる。
図2のように上端のみを連結した場合は、図6のように、本考案の連結型コーンカップを重ねることができるので、店内での保管スペースを少なくすることができ有用である。
また図7のように連結部の中央付近に溝を形成することによって、喫食者がコーンカップを個々に分割する際に、容易に分割することができる。
図7の溝は連結部の両面から形成されたV字状の溝により形成されるが、これをU字状等にしても良い。また、連結部の片面のみにV字状やU字状等の溝を形成しても良い。
前記連結部は、図8aに示すように一枚の厚めの板状であっても良いし、図9に示すように、円柱状であっても良い。また図10に示すように、2枚の板で形成して、真ん中が空洞になるようにしても良い。
なお上記図7に示すように、連結部中央付近の表面形状を、上下に延びるV字状の溝にすることに代えて、図8bに示すように、連結部の片面のみにV字状やU字状等の溝を形成し、その溝に対応した他面には、V字やU字状の溝の内面形状と同じ形状を、外面の形状となるように、凸部を形成しても良い。
さらに図8cに示すように、連結部の両面にV字やU字状の盛り上がり部を上下方向に延びるように形成することができる。
連結されたコーンカップを分割する際には、コーンカップと連結部との境界付近で折れたり、コーンカップ自体が破損したりすることなく、連結部に設けた上記の溝や連結部の中央付近で分割できることが重要である。
そのため、連結部がコーンカップに接続する接続箇所付近について、コーンカップ自体の厚みを厚くする等して、強度を上げても良い。
このようにすることにより、両手でそれぞれのコーンカップを持ち、連結部に力を加えて、連結部に設けている溝で折り曲げるようにする際に、この連結部の溝で分割できず、誤ってコーンカップ自体が破損することを防止できる。
コーンカップの厚みを厚くする範囲は、コーンカップ全面でも良く、連結部がコーンカップに接続した箇所を含むコーンカップの一定の幅の上下方向、及び/又は、一定の幅の周方向に拡がる範囲にすることができる。
また図11に示すように、連結部2が結合する各コーンカップ1の部分の周囲には、コーンカップ1と一体化して、その壁を厚くした補強部4を設けることができる。この補強部4を設けると、2つのコーンカップ1を連結部2の図示しない溝がある箇所、または、連結部2を割る任意の箇所で分割する際に、誤って連結部2とコーンカップ1の接続箇所等で分割したり、場合によりコーンカップ1自体が割れたり、損傷したりすることを防止できる。
なお補強部4の区域の形状及び大きさは、補強できる範囲において任意である。図11において、補強部4は連結部2がコーンカップ1に結合している箇所からコーンカップ1の周方向に延びた形状でも良く、コーンカップ1の縦方向に延びた形状、縮めた形状でもよい。
図11に示すように、補強部4がコーンカップ1の縦方向に延びた形状の中でも、それぞれのコーンカップ1の、連結部2とコーンカップ1の接続箇所を中心に、補強部4は左右の両方向下部に向けてのびる、いわゆる馬蹄形状としてもよい。
また補強部4は上部になるほど肉厚とし、下部になるほどコーンカップの他の箇所の厚みと同程度の厚みにすることができる。
さらに図12に示すように、上方からみたときの連結部を、2つの三角形をそれぞれの頂点で接続した形状にできる。このような形状にすると、接続した箇所で2つのコーンカップを分割しやすくなる。このとき、三角形部分の内部を空洞にしても良いが、コーンカップと同じ材料で充填しても良く、充填すると2つの三角の頂点で接続した部分でより折れにくくなる。
本考案の連結型コーンカップは、1つのみのコーンカップを製造する従来公知の方法を基本とし、その金型の内面形状を本考案の連結型コーンカップに対応した形状とすることにより製造することができる。
具体的には、雄型と雌型の各金型の間に、小麦粉、でんぷん、塩、砂糖、水等の原料を投入し、加熱することによって製造することができる。
本考案は、一方又は両方のコーンカップを、ソフトクリーム、アイスクリーム、ジェラート等を盛り付けるための、連結型コーンカップとして使用できる。また、他方のコーンカップ内にトッピングやソース等を入れることができる。
さらに、店頭でソフトクリーム等を盛り付けて客に渡す形態だけではなく、事前にアイスクリーム等の盛り付けまで終わらせた完成品として製造し、コンビニやスーパーで販売する形態にも使用することができる。
1・・・コーンカップ
2・・・連結部
3・・・溝
4・・・補強部

Claims (2)

  1. 少なくとも二個の独立したコーンカップの側部同士が、該コーンカップと同じ可食成分の連結部によって連結してなる、連結型コーンカップ。
  2. 前記連結部の中央に溝が形成されている、請求項1に記載の連結型コーンカップ。
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