JP3127220U - 複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】第一板体と第二板体を共同でフェース板を組成し、第一板体と第二板体との間に弾性変形空間を形成し、そして選択的に第一板体と第二板体に複数個の結合突出部を形成することにより、フェース板の振動吸収の能力と構造の強度を高める。
【解決手段】第一板体21の両側にフェース211と第一結合面212が形成され、第二板体22の両側に第二結合面221と背面222が形成される。弾性変形空間23は第一結合面212と第二結合面221との間に形成される。第二板体22の第二結合面221は第一板体21の第一結合面212に対応するように結合することによって共同でフェース板2を形成し、フェース板2とヘッド本体1は結合してゴルフクラブヘッドを形成する。打球時においてフェース板2は弾性変形空間23により弾性変形を生じる。
【選択図】図1A

Description

本考案は、複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドに関するもので、特に第一板体と第二板体を共同でフェース板を組成することにより、そして第一板体と第二板体との間に弾性変形空間を形成することにより、打球の安定性を高めることができる複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドに係るものである。
従来の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドとしては、中華民国公告番号第550106号においては、下記の段階が含まれる。1)異種金属の材質の第一板材と第二板材を爆発溶接により一個の合成板材に形成し、それから上記合成板材を殻片状の第一部材に成形し、上記第一部材の形状はヘッドの正面のフェース板に対応するように形成され、そして上記第一板材は相対的に上記第一部材における上記ヘッドの表面に近い一方に位置するように形成される。2)上記合成板材が上記第一部材に成形される時、上記第二部材の中央部位を除去して上記第二部材の周縁の部位のみを残すことにより、第二部材が溶接して結合するのに提供することができる。3)他に第二部材を準備し、上記第二部材の形状は上記ヘッドの主体部分に対応するように形成され、そして上記第一部材と互いに配合することができ、上記第二部材の材質は上記第二板材とは同じで、上記第一部材を上記第二部材に近寄せ、さらに上記第二板材の周縁を上記第二部材に当接させ、それから上記第二部材と上記第一部材の第二板材を溶接して結合することにより、ゴルフクラブヘッドを接合することができるようにとしたものがある(例えば、特許文献1を参照)。
中華民国公告番号第550106号
上記のような従来の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドにおいては、実際に打球すると、上記複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドの第一部材の第一板材の中央部位(すなわち、スイートスポットsweet spot)は比較的大きい打球の応力と衝撃力を受け、しかし上記第一板材の中央部位の背面は上記第二板材を有せず、そして上記第一板材の中央部位の背面は実質的に上記第一板材そのものの肉厚とは等しいため、上記第一板材の中央部位では充分な構造の強度を提供することができず、そのために長期的に使用すると、上記第一板材には変形または破裂が生じたりする虞があり、さらに打球の振動を有効に吸収することができないため、使用寿命も相対的に短くなるという問題点があった。また、上記第一板材は背面の周縁からしか上記第二板材と結合することができず、両者の間の結合の面積は極めて限られているため、上記第一板材が脱落してしまうという問題点があった。このように、上記のような従来の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドをさらに改良しなければならない。
本考案はこのような問題点に鑑みて考案したものであって、その目的とするところは、第一板体と第二板体を共同でフェース板を組成し、上記第一板体と第二板体との間に弾性変形空間を形成し、そして選択的に第一板体と第二板体の少なくとも一個の板体に複数個の結合突出部を形成することにより、フェース板の振動吸収の能力と構造の強度を高めることができる。また、上記第一板体と第二板体は他に第三板体と結合することができ、さらに上記第一板体、第二板体と第三板体は選択的に高い弾性変形の能力を有する材質または高い振動吸収の能力を有する材質からなることができるため、確実に打球の安定性を有効に高めることができる複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドを提供しようとするものである。
本考案の第一の目的は、第一板体と第二板体を共同でフェース板を組成し、上記第一板体と第二板体との間に弾性変形空間を形成することにより、フェース板の弾性変形の自由度を増やすことができるため、打球の安定性を高めることができる複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドを提供しようとするものである。
本考案の第二の目的は、第一板体と第二板体の少なくとも一個の板体に複数個の結合突出部を形成し、上記結合突出部は上記第一板体と第二板体との間に相対して弾性変形空間を形成することにより、フェース板の弾性変形の自由度を増やすことができるため、打球の安定性を高めることができる複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドを提供しようとするものである。
本考案の第三の目的は、第一板体、第二板体と第三板体は共同でフェース板を組成し、上記第一板体と第二板体との間に弾性変形空間を形成し、さらに第二板体と第三板体との間にも他の弾性変形空間を形成することにより、打球の安定性を高めることができる複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本考案による複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドは、下記のようになるものである。すなわち、
ヘッド本体、第一板体、第二板体および少なくとも一個の弾性変形空間が含まれる。第一板体の一方にはフェースが形成され、そして第一板体のもう一方には第一結合面が形成され、フェースはゴルフボールを打球するのに用いられる。第二板体の一方には第二結合面が形成され、第二板体のもう一方には背面が形成される。第二板体の第二結合面は第一板体の第一結合面に対応するように結合することによって共同でフェース板を形成する。少なくとも一個の弾性変形空間は第一板体の第一結合面と第二板体の第二結合面との間に形成される。フェース板はヘッド本体に対応するように結合され、そして打球時において弾性変形空間により弾性変形を生じることができる。
本考案による複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドは、第一板体は高い弾性変形の能力を有する板体からなることもできる。また、第二板体は高い振動吸収の能力を有する板体からなることもできる。また、他に結合突出部が設けられ、結合突出部は第二板体の第二結合面に形成され、そして第二板体の結合突出部は第一板体の第一結合面を結合するのに用いられることもできる。また、第二板体の結合突出部と第一板体の第一結合面との間には硬ろう付け層、爆発溶接層、ロール押圧層または粘着層が形成されることもできる。また、結合突出部は実質的に垂直の突出リブ状、斜めの突出リブ状または鋸の歯状の幾何形状からなることもできる。また、結合突出部は実質的に連続の折り曲げ状からなり、上記連続の折り曲げ状は波浪状、矩形状または鋸の歯状からなることもできる。また、第一板体の第一結合面には結合突出部が形成されることもできる。また、第一板体の結合突出部は等間隔で延伸するように形成され、そして結合突出部は突出の塊状または突出のリブ状からなり、第二板体の結合突出部は等間隔で延伸するように形成され、そして結合突出部は突出の塊状または突出のリブ状からなることもできる。また、第一板体の結合突出部と第二板体の結合突出部は互いに交錯して深入りするように、さらにそれぞれ第二板体の第二結合面と第一板体の第一結合面に当接して結合するように形成されることもできる。また、第一板体の結合突出部と第二板体の結合突出部は互いに対応して当接するように結合されることもできる。また、第一板体には他に等間隔で複数個の突出部が形成され、そして第二板体には等間隔で複数個の結合突出部が形成され、突出部の高さは第二板体の結合突出部の高さより小さくなるように形成されることもできる。また、他に第三板体が設けられ、第三板体は平板状の板体からなり、そして第三板体は第二板体の背面に結合されることもできる。また、第三板体と第二板体との間にはもう一個の弾性変形空間が形成されることもできる。また、第三板体は高い弾性変形の能力を有する板体からなることもできる。また、第三板体は高い振動吸収の能力を有する板体からなることもできる。
また、本考案による複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体、フェース板、複数個の弾性変形空間および複数個の結合層が含まれる。フェース板は対応するようにヘッド本体に結合され、そしてフェース板には第一板体と第二板体が形成される。複数個の弾性変形空間は第一板体と第二板体との間に形成される。複数個の結合層は第一板体と第二板体との間に形成され、結合層は複数個の弾性変形空間を隔てるのに用いられる。ゴルフボールを打球する時、弾性変形空間により第一板体と第二板体の弾性変形を許容することもできる。
さらに、本考案による複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドは、結合層は硬ろう付け層、爆発溶接層、ロール押圧層または粘着層からなることもできる。また、他に第三板体が設けられ、第三板体は平板状の板体からなり、そして第三板体は第二板体の背面に結合されることもできる。また、第三板体と第二板体との間には他に複数個の弾性変形空間が形成されることもできる。また、第三板体は高い弾性変形の能力を有する板体からなることもできる。また、第三板体は高い振動吸収の能力を有する板体からなることもできる。
本考案の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによれば、第一板体と第二板体を共同でフェース板を組成し、上記第一板体と第二板体との間に弾性変形空間を形成することにより、フェース板の弾性変形の自由度を増やすことができるため、打球の安定性を高めることができるという利点がある。
本考案の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによれば、第一板体と第二板体の少なくとも一個の板体に複数個の結合突出部を形成し、上記結合突出部は上記第一板体と第二板体との間に相対して弾性変形空間を形成することにより、フェース板の弾性変形の自由度を増やすことができるため、打球の安定性を高めることができるという利点がある。
本考案の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによれば、第一板体、第二板体と第三板体は共同でフェース板を組成し、上記第一板体と第二板体との間に弾性変形空間を形成し、さらに第二板体と第三板体との間にも他の弾性変形空間を形成することにより、打球の安定性を高めることができるという利点がある。
本考案の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
図1A、1B、2を参照すると、本考案の実施例1の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドは選択的にウッド型、アイアン型またはパター型などの従来のヘッドの構造からなる。図1Aと1Bに示すように、本考案の実施例1の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドにはヘッド本体1とフェース板2(複合式の板体)が含まれる。ヘッド本体1には開口10と当接端11が設けられる。開口10はヘッド本体1の正面に設けられる。当接端11は開口10の環状縁端に設けられることにより、フェース板2と対応するように結合することができる。
再び図1A、1B、2を参照すると、本考案の実施例1の複合式の板体を有するフェース板2は第一板体21と第二板体22により共同で組成する。そして第一板体21と第二板体22との間には少なくとも一個の弾性変形空間23が形成される。
再び図1A、1Bを参照すると、本考案の実施例1の第一板体21にはフェース211と第一結合面212が形成される。フェース211は第一板体21の正面に形成され、そして第一結合面212は第一板体21のもう一方の面に形成される。
再び図1Aを参照すると、折り曲げ部213は選択的に第一板体21の外周のリップ縁から後方へ折り曲げるように形成されることにより、第二板体22の外周を被覆する。そして当接端214は折り曲げ部213の端縁に形成されることにより、ヘッド本体1の当接端11と結合して共同でゴルフクラブヘッドを形成する。図1Aはアイアン型のヘッドを例に挙げるが、ウッド型のヘッドの結合に適用することができる。
他に、再び図1Bを参照すると、当接肩部215は選択的に第二板体22の外へ突出するように形成され、そしてヘッド本体1の当接端11はさらに第一板体21の当接肩部215のリップ縁(図示せず)と結合するため、共同で結合してゴルフクラブヘッドを形成することができる。図1Bはウッド型のヘッドを例に挙げるが、アイアン型のヘッドの結合にも適用することができる。
再び図1A、1B、2を参照すると、本考案の実施例1の第一板体21の面積は第二板体22の面積より大きくなるように形成される。また、第二板体22はフェース板2の打球のスイートスポット(sweet spot)に対応するように形成される。第一板体21のフェース212を利用してゴルフボールを打球すると、第二板体22により打球の応力を均一に分散することができるため、フェース板2の構造の強度と使用寿命を相対的に高めることができる。
再び図1Aを参照すると、本考案の実施例1のヘッド本体1は図1Aに示すようなアイアン型のヘッドを選択する場合、ヘッド本体1の材質は炭素鋼、ステンレス鋼(例えば、17‐4PHステンレス鋼)、合金鋼、フェロ−マンガン−アルミ合金、ニッケル合金、鋳鉄、超合金鋼、チタン合金、銅合金、アルミ合金または炭素繊維などの金属または非金属の材質から選択することができる。
再び図1A、1B、2を参照すると、本考案の実施例1の第一板体21は高い弾性変形の能力を有する材質から選択することができ、例えばステンレス鋼、低炭素鋼、合金鋼、フェロ−マンガン−アルミ合金、チタン合金、銅合金またはアルミ合金などの金属の材質から選択することができる。
再び図1A、1B、2を参照すると、本考案の実施例1の第二板体22は高い振動吸収の能力を有する材質から選択することができ、例えば炭素鋼、低炭素鋼、ステンレス鋼(例えば、17‐4PHステンレス鋼)、合金鋼、ニッケル合金、鋳鉄、チタン合金、銅合金、アルミ合金、超合金鋼または炭素繊維などの金属または非金属の材質から選択することができる。
再び図2を参照すると、本考案の実施例1の第一板体21は平板状の板体からなり、そして第二板体22には第二結合面221、背面222と複数個の結合突出部223が形成される。第二板体22の第二結合面221は第一板体21の第一結合面212に対応するように結合される。その他に、第二板体22の材質は好ましくは第一板体21と異なる材質から選択する。
再び図2を参照すると、本考案の実施例1の第二板体22は第二結合面221において等間隔で複数個の結合突出部223が設けられる。結合突出部223は垂直の突出リブ状に形成され、即ち結合突出部223は第二板体22の第二結合面221に垂直になるように形成され、そして結合突出部223は第一板体21の第一結合面212に当接するように形成される。これにより、第二板体22の第二結合部223により打球の応力を均一に分散することができるため、結合の強度と振動吸収の能力を有効に高めることができる。
再び図2を参照すると、弾性変形空間23は第一板体21、第二板体22と各結合突出部223との間に形成される。弾性変形空間23の緩衝作用により弾性変形の自由度を有効に増やすことができる。これにより、打球時において弾性変形空間23により第一板体21が第二板体22に相対して応力で生じる変形の自由度を有効に増やすことができる。さらに詳しく言えば、弾性変形空間23は第一板体21が結合突出部223に対応して後方への弾性変形を提供することができるため、フェース板2の弾性変形の自由度を有効に高めることができる。
再び図2を参照すると、本考案の実施例1の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドを組み立てる時、先ず第二板体22を第一板体21の中央位置に対応するように結合する。第一板体21と第二板体22は好ましくは選択的に硬ろう付け、爆発溶接、ロール押圧または粘着などの方式を利用して相互に結合する。硬ろう付け、爆発溶接またはロール押圧による結合の方式を選択する場合、第一板体21の第一結合面212と第二板体22の結合突出部223との間には結合層が形成され、上記結合層は硬ろう付け層、爆発溶接層、ロール押圧層または粘着層からなる。また、粘着による結合の方式を選択する場合、第一板体21の第一結合面212と第二板体22の結合突出部223との間の結合層には粘着剤を利用した粘着層が形成される。
図3を参照すると、本考案の実施例2の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドが掲示される。実施例1と比較してみると、実施例2における第二板体22の結合突出部223は実質的に斜めの突出リブ状に形成され、すなわち上記斜めの突出リブ状の結合突出部223は第二板体22の第二結合面221に相対して傾斜の角度を有するように形成される。
図4を参照すると、本考案の実施例3の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドが掲示される。実施例1、2と比較してみると、実施例3における第二板体22の結合突出部223は実質的に垂直の突出リブと円弧状の突出リブとの組み合わせからなるように形成される。
図5を参照すると、本考案の実施例4の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドが掲示される。実施例1ないし3と比較してみると、実施例4における第二板体22の結合突出部223は第二板体22の第二結合面221において鋸の歯状を有する変化に形成される。
図6を参照すると、本考案の実施例5の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドが掲示される。実施例1ないし4と比較してみると、実施例5における第二板体22の第二結合面221は連続の矩形波浪状の変化に形成され、第二結合面221の矩形の波浪を形成する表面と第一板体21の第一結合面212は互いに当接して結合するように形成される。これにより、第一板体21と第二板体22との間の組立の信頼性を相対的に高めることができると共に、弾性変形の自由度を増やし、振動吸収の能力を増やすことができる。上述の如く、結合突出部223は矩形の連続の折り曲げによる変化を有するため、打球時に生じる打球の応力を有効に分散することができ、さらに打球の安定性を高めることができる。
図7を参照すると、本考案の実施例6の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドが掲示される。実施例1ないし5と比較してみると、実施例6において第二板体22には結合突出部223が形成されるだけではなく、第一板体21の第一結合面212においても等間隔で複数個の結合突出部216が形成され、さらに第一板体21の結合突出部216と第二板体22の結合突出部223は選択的に垂直の突出リブ状に形成される。
再び図7を参照すると、本考案の実施例6の第一板体21の結合突出部216と第二板体22の結合突出部223は互いに交錯して深入りするように、さらにそれぞれ第二結合面221と第一結合面212に当接して結合するように形成される。第一板体21と第二板体22が互いに対応するように結合されると、共同でフェース板2を形成し、そして第一板体21、第二板体22と結合突出部216、223との間には弾性変形空間23が形成されるため、構造の強度を高め、弾性変形の能力を高め、さらに振動吸収の能力を高めることができる。
図8を参照すると、本考案の実施例7の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドが掲示される。実施例1ないし6と比較してみると、実施例7において第一板体21の結合突出部216と第二板体22の結合突出部223は突出の塊状からなる。第一板体21と第二板体22が互いに対応するように結合されると、上記突出の塊状の結合突出部216、223の端部(図示せず)は互いに対応するように当接されるため、共同でフェース板2を形成することができる。また、第一板体21と第二板体22が互いに結合されると、弾性変形空間23は第一板体21と第二板体22との間に形成される。これにより、構造の強度を相対的に増やし、フェース板2の弾性変形の能力と振動吸収の能力を高めることができる。
図9を参照すると、本考案の実施例8の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドが掲示される。実施例1ないし7と比較してみると、実施例8における第一板体21には他に等間隔で複数個の突出部217が形成され、突出部217の高さは第二板体22の結合突出部223の高さより小さくなるように形成されるため、第一板体21の突出部217と第二板体22の結合突出部223が相互に交錯して結合されると、第一板体21の突出部217はただ第二板体22の弾性変形空間23に深入りするだけで、突出部217は第二板体22の第二結合面221を当接して結合していないため、ゴルフボールを打球する時、フェース板2の振動吸収の能力を増やすことができるだけではなく、同時に弾性の自由度を増やすことができる。
図10を参照すると、本考案の実施例9の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドが掲示される。実施例1ないし8と比較してみると、実施例9においては他に第三板体24が設けられ、そして第二板体22は第一板体21と第三板体24との間に介在するように形成される。その他に、第二板体22は連続の折り曲げの板体に形成され、上記折り曲げの形状は波浪状、矩形状または鋸の歯状などのいかなる幾何形状からなることができ、そして実施例9においては第二板体22は連続の波浪状の板体を例に挙げる。第二板体22の第二結合面221は第一板体21を結合し、そして第一板体21と第二板体22との間には弾性変形空間23が形成される。第三板体24は第二板体22の背面に結合され、そして第二板体22と第三板体24との間には他にもう一個の弾性変形空間25が形成される。また、第三板体24は高い弾性変形の能力を有する材質(例えば、ステンレス鋼、炭素鋼、合金鋼、フェロ−マンガン−アルミ合金、チタン合金、銅合金またはアルミ合金などの金属の材質)から選択することができ、または高い振動吸収の能力を有する材質〔例えば炭素鋼、低炭素鋼、ステンレス鋼(例えば、17‐4PHステンレス鋼)、合金鋼、ニッケル合金、鋳鉄、チタン合金、銅合金、アルミ合金、超合金鋼または炭素繊維などの金属または非金属の材質〕から選択することができるため、フェース板2の弾性変形の能力または振動吸収の能力を増やすことができる。
再び図3ないし10を参照すると、本考案の実施例2ないし8における第一板体21と第二板体22、および実施例9における第一板体21、第二板体22と第三板体23による結合の方式と材質の選択は実施例1と同じため、ここでは再び叙述しない。
上述の如く、従来の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによれば、第一板材の背面の周縁の部位に第二板材が結合されるため、フェース板の弾性変形の能力が低くなるなどの問題点があったが、本考案の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによれば、第一板体21と第二板体22は共同でフェース板2を組成し、そして第一板体21と第二板体22との間には弾性変形空間23が形成されるため、弾性変形の自由度を増やし、さらに全体の打球の安定性を高めることができる。また、第二板体22の背面に他に第三板体24を設けることにより、第一板体21、第二板体22と第三板体24は共同で結合してフェース板2を形成することができる。その他に、第三板体24は高い弾性変形の能力または高い振動吸収の能力を有する材質から選択することができるため、確実にフェース板2の構造の強度を相対的に増やし、全体の振動吸収の能力と弾性変形の能力を高め、さらに使用寿命を延ばすことができる。
本考案は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なものであり、限定的なものではない。
本考案の実施例1の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドがアイアン型のヘッドに組み立てられた状態を示す断面図である。 本考案の実施例1の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドがウッド型のヘッドに組み立てられた状態を示す断面図である。 本考案の実施例1の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによる第一板体と第二板体との局部の断面図である。 本考案の実施例2の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによる第一板体と第二板体との局部の断面図である。 本考案の実施例3の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによる第一板体と第二板体との局部の断面図である。 本考案の実施例4の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによる第一板体と第二板体との局部の断面図である。 本考案の実施例5の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによる第一板体と第二板体との局部の断面図である。 本考案の実施例6の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによる第一板体と第二板体との局部の断面図である。 本考案の実施例7の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによる第一板体と第二板体との局部の断面図である。 本考案の実施例8の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによる第一板体と第二板体との局部の断面図である。 本考案の実施例9の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドによる第一板体、第二板体と第三板体との局部の断面図である。
符号の説明
1 ヘッド本体 10 開口
11 当接端 2 フェース板
21 第一板体 211 フェース
212 第一結合面 213 折り曲げ部
214 当接端 215 当接肩部
216 結合突出部 217 突出部
22 第二板体 221 第二結合面
222 背面 223 結合突出部
23 弾性変形空間 24 第三板体
25 弾性変形空間

Claims (22)

  1. ヘッド本体(1)、第一板体(21)、第二板体(22)および少なくとも一個の弾性変形空間(23)が含まれる複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドであって、第一板体(21)の一方にはフェース(211)が形成され、そして第一板体(21)のもう一方には第一結合面(212)が形成され、フェース(211)はゴルフボールを打球するのに用いられ、第二板体(22)の一方には第二結合面(221)が形成され、第二板体(22)のもう一方には背面(222)が形成され、第二板体(22)の第二結合面(221)は第一板体(21)の第一結合面(212)に対応するように結合することによって共同でフェース板(2)を形成し、少なくとも一個の弾性変形空間(23)は第一板体(21)の第一結合面(212)と第二板体(22)の第二結合面(221)との間に形成され、フェース板(2)はヘッド本体(1)に対応するように結合され、そして打球時において弾性変形空間(23)により弾性変形を生じることができることを特徴とする複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  2. 第一板体(21)は高い弾性変形の能力を有する板体からなることを特徴とする請求項1記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  3. 第二板体(22)は高い振動吸収の能力を有する板体からなることを特徴とする請求項1記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  4. 他に結合突出部(223)が設けられ、結合突出部(223)は第二板体(22)の第二結合面(221)に形成され、そして第二板体(22)の結合突出部(223)は第一板体(21)の第一結合面(212)を結合するのに用いられることを特徴とする請求項1記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  5. 第二板体(22)の結合突出部(223)と第一板体(21)の第一結合面(212)との間には硬ろう付け層、爆発溶接層、ロール押圧層または粘着層が形成されることを特徴とする請求項4記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  6. 結合突出部(223)は実質的に垂直の突出リブ状、斜めの突出リブ状または鋸の歯状の幾何形状からなることを特徴とする請求項4記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  7. 結合突出部(223)は実質的に連続の折り曲げ状からなり、上記連続の折り曲げ状は波浪状、矩形状または鋸の歯状からなることを特徴とする請求項4記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  8. 第一板体(21)の第一結合面(212)には結合突出部(216)が形成されることを特徴とする請求項4記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  9. 第一板体(21)の結合突出部(216)は等間隔で延伸するように形成され、そして結合突出部(216)は突出の塊状または突出のリブ状からなり、第二板体(22)の結合突出部(223)は等間隔で延伸するように形成され、そして結合突出部(223)は突出の塊状または突出のリブ状からなることを特徴とする請求項8記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  10. 第一板体(21)の結合突出部(216)と第二板体(22)の結合突出部(223)は互いに交錯して深入りするように、さらにそれぞれ第二板体(22)の第二結合面(221)と第一板体(21)の第一結合面(212)に当接して結合するように形成されることを特徴とする請求項8記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  11. 第一板体(21)の結合突出部(216)と第二板体(22)の結合突出部(223)は互いに対応して当接するように結合されることを特徴とする請求項8記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  12. 第一板体(21)には他に等間隔で複数個の突出部(217)が形成され、そして第二板体(22)には等間隔で複数個の結合突出部(223)が形成され、突出部(217)の高さは第二板体(22)の結合突出部(223)の高さより小さくなるように形成されることを特徴とする請求項1記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  13. 他に第三板体(24)が設けられ、第三板体(24)は平板状の板体からなり、そして第三板体(24)は第二板体(22)の背面に結合されることを特徴とする請求項1記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  14. 第三板体(24)と第二板体(22)との間にはもう一個の弾性変形空間(25)が形成されることを特徴とする請求項13記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  15. 第三板体(24)は高い弾性変形の能力を有する板体からなることを特徴とする請求項13記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  16. 第三板体(24)は高い振動吸収の能力を有する板体からなることを特徴とする請求項13記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  17. ヘッド本体(1)、フェース板(2)、複数個の弾性変形空間(23)および複数個の結合層が含まれる複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッドであって、フェース板(2)は対応するようにヘッド本体(1)に結合され、そしてフェース板(2)には第一板体(21)と第二板体(22)が形成され、複数個の弾性変形空間(23)は第一板体(21)と第二板体(22)との間に形成され、上記複数個の結合層は第一板体(21)と第二板体(22)との間に形成され、上記結合層は複数個の弾性変形空間(23)を隔てるのに用いられ、ゴルフボールを打球する時、弾性変形空間(23)により第一板体(21)と第二板体(22)の弾性変形を許容することを特徴とする複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  18. 上記結合層は硬ろう付け層、爆発溶接層、ロール押圧層または粘着層からなることを特徴とする請求項17記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  19. 他に第三板体(24)が設けられ、第三板体(24)は平板状の板体からなり、そして第三板体(24)は第二板体(22)の背面に結合されることを特徴とする請求項17記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  20. 第三板体(24)と第二板体(22)との間には他に複数個の弾性変形空間(25)が形成されることを特徴とする請求項19記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  21. 第三板体(24)は高い弾性変形の能力を有する板体からなることを特徴とする請求項19記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
  22. 第三板体(24)は高い振動吸収の能力を有する板体からなることを特徴とする請求項19記載の複合式のフェース板を有するゴルフクラブヘッド。
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KR102549698B1 (ko) * 2023-02-02 2023-06-29 조정현 골프 클럽 헤드

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