JP3126125B1 - リフタブルデッキの支持構造 - Google Patents

リフタブルデッキの支持構造

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Abstract

【要約】 【課題】 力学的に安全な構造で、リフタブルデッキの
リフト量を小さくすることができ、車高が高い背高車を
安全に載むことができるリフタブルデッキの支持構造を
提供する。 【解決手段】 車両運搬船等の船倉において、リフタブ
ルデッキDを支持する固定台6の上方に揺動軸4が設け
られ、揺動軸4に起立・倒伏自在に支持金具10が取付
けられた支持構造であって、支持金具10の基端部が、
揺動軸4に揺動自在に軸支された厚板部材であり、先端
部には、揺動軸4を挟んだ両側に互いに平行に、一対の
デッキ支持部11および荷重支持部12が形成されてお
り、倒伏すると、荷重支持部12が固定台6に載せら
れ、倒伏したままで、デッキ支持部11にリフタブルデ
ッキDが載せられると、固定台6とリフタブルデッキD
との間に挟まれ、リフタブルデッキDを固定台6よりも
上方で支持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定された甲板間
に設けられるリフタブルデッキの支持構造に関する。自
動車運搬船の船内には、自動車等の車輌を載せるための
甲板が多段に配設されている。上下に隣接する甲板間の
積載有効高さより車高が低い車輌であれば、種々の車輌
を甲板に積載することができる。しかも、スペースを有
効に活用するために、車高が1750mm前後の標準車輌の場
合には、一の甲板に車輌を2段積むことができる構造に
なっている。すなわち、下方の甲板の上面を基準とし
て、基準から上方に、標準車輌の車高よりも少し高い、
例えば約2100mmの高さに固定台を設け、この固定台に、
車輌を積載するためのリフタブルデッキを載せて固定し
ているのである。ここで、リフタブルデッキとは、固定
された甲板間において、上下昇降自在に設けられた可動
甲板をいう。このため、甲板だけでなく、リフタブルデ
ッキにも、車輌を載むことができ、スペースを有効に使
用しているのである。ところが、標準車輌より車高が30
0 〜700 mm程度高い背高車輌を甲板に積もうとすると、
リフタブルデッキが邪魔になる。そこで、リフタブルデ
ッキを固定台より少しだけ上方で支持させるための支持
金具を設けており、この支持金具によってリフタブルデ
ッキを固定台より少しだけ上方で支持して、背高車輌も
甲板に載むことができるようにしている。本発明は、こ
のようなリフタブルデッキを固定台より少しだけ上方で
支持するための支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のリフタブルデッキの支持構
造を適用した固定台6の正面図である。同図において、
符号DKは、車輌運搬船の船倉において、多段にわたっ
て配設され、固定された甲板を示している。上方の甲板
DKと下方の甲板DKとの間には、支持柱1が立てて設
けられている。この支持柱1の適所には、下側の甲板D
Kより2100mm上方の高さで、固定台6が取り付けられて
いる。そして、前記支持柱1に沿って、リフタブルデッ
キDが上下昇降自在に設けられている。このリフタブル
デッキDは、例えば、図示しないウィンチ等によって上
下に昇降されるのである。
【0003】従来の本実施形態のリフタブルデッキの支
持構造を図6および図7に基づき説明する。図6は起立
時における従来の支持金具110 の正面図である。図7は
倒伏時における従来の支持金具110 の平面図である。図
6および図7に示すように、前記支持柱1には、固定台
6より少し上方にベース2が取り付けられている。この
ベース2には、前後一対のブラケット103,103 が取り付
けられている。この前後一対のブラケット103,103 の間
には、水平な揺動軸104 が取り付けられている。前記揺
動軸104 には、起立・倒伏自在に支持金具110 が取り付
けられている。この支持金具110 は、正面視で、ほぼ鈍
角二等辺三角形状であり、倒伏時には、デッキ支持部11
1 は水平となり、荷重支持部112 は垂直となるものであ
る。
【0004】背高車輌を積むときは、前記支持金具110
を起立させ、リフタブルデッキDを下方位置である(I)
の高さ(図5参照)から上昇させ、その後で、支持金具
110を倒伏させて、その水平なデッキ支持部111 にリフ
タブルデッキDを載せる。すると、支持金具110 は、リ
フタブルデッキDの下向きの荷重Fによって、揺動軸10
4 の軸まわりに回転しようとするが、荷重支持部112 が
荷重支持板107 に当たり、回転が防止される。このた
め、リフタブルデッキDは、上方位置である(I)の高さ
(図5参照)で支持されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記支持金
具110 によってリフトされ、支持されたリフタブルデッ
キDの下面から固定台6の上面までの高さは、500 mm以
上であったが、背高車輌のうちには、その車高が2150mm
や2250mm、2350mmのものが混じっている。したがって、
リフタブルデッキDを300 mm程度上げるだけで、前記背
高車を積むことができるにもかかわらず、リフタブルデ
ッキDを500 mm以上も上げていた。すると、リフタブル
デッキDの上面と上の甲板DKの下面との間が狭くな
る。よって、リフタブルデッキD上に積載できる車輌の
種類が限定されてしまう。かと云って、荷重支持部112
と揺動軸104 との間の長さを短くし、リフト量を低くす
ると、デッキ支持部111 がリフタブルデッキDから受け
る下向きの荷重Fが同じであっても、荷重支持部112 に
発生する回転モーメントによって支持金具110 が回転す
ることを防ぐために、揺動軸104 が支持する力が大きく
なり、揺動軸104 が破損する恐れがある。一方、揺動軸
104 の強度を増して安全性を高めるには、揺動軸104 の
径を太くすればよいが、そうすると、支持金具110 にお
ける揺動軸104 含む断面の断面係数が小さくなり、支持
金具110 自体の強度が低下し、リフタブルデッキDの下
向き荷重Fによって支持金具110 が座屈する恐れがあ
る。したがって、従来の支持構造では、リフタブルデッ
キDのリフト量を小さくすると、揺動軸104 に加わる力
が大きくなり、しかも、揺動軸104 の強度を高くするこ
とができないので、揺動軸104 が破損する恐れがある。
また、支持金具110 には、リフタブルデッキDの下向き
荷重Fにより発生するデッキ支持部111 と揺動軸104 と
の間の縦方向のせん断応力だけでなく、荷重支持板107
から荷重支持部112 に加えられる反力Rによって、荷重
支持部112 と揺動軸104 との間に、横方向のせん断応力
も発生していた。このため、支持金具110 に加わる負担
も大きくなり、支持構造自体の安全性が低下していた。
【0006】本発明はかかる事情に鑑み、力学的に安全
な構造で、リフタブルデッキのリフト量を小さくするこ
とができ、車高が高い背高車を安全に載むことができる
リフタブルデッキの支持構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のリフタブルデ
ッキの支持構造は、車両運搬船等の船倉における上方の
甲板と下方の甲板との間に、上下昇降自在に設けらたリ
フタブルデッキを載せるための水平な固定台が設けら
れ、該固定台の上方に設けられた揺動軸に起立・倒伏自
在に支持金具が取付けられており、該支持金具を起立さ
せると、前記リフタブルデッキの昇降が妨げられず、前
記支持金具を倒伏させると、前記リフタブルデッキを固
定台からリフト量だけ上方で支持することができるよう
にした支持構造であって前記固定台の上面に、上面が
水平な荷重支持台が取り付けられ、該荷重支持台よりも
上方に、前記支持金具が設けられており、記支持金具
が、前記揺動軸に基端部が揺動自在に軸支された厚板部
材であり、先端部には、前記揺動軸を挟んだ両側に互い
に平行に、かつ前記リフト量の長さだけ離れて一対のデ
ッキ支持部および荷重支持部が形成されており、前記支
持金具を倒伏すると、前記荷重支持部が前記固定台上の
荷重支持台に載せられ、その倒伏状態で、前記デッキ支
持部に前記リフタブルデッキが載せられると、前記荷重
支持台と前記リフタブルデッキとの間に挟まれ、かつ前
記支持金具の倒伏時において、前記荷重支持部の中心
が、水平方向において、前記揺動軸の中心と、前記デッ
キ支持部の中心との間に位置することを特徴とする
【0008】請求項1の発明によれば、つぎの効果を奏
する。 (1) 支持金具を倒伏させると、荷重支持部が、水平な固
定台荷重支持台に載せられ、リフタブルデッキの荷
重は、固定台によっても支持されることになるので、揺
動軸に加わる力を小さくでき、揺動軸の安全性を高くす
ることができる。(2) 荷重支持部が水平になるので、固定台によって支持
金具に加えられる反力の方向も垂直になり、支持金具に
は垂直方向の力しか加わらないので、支持金具の安全性
を高くすることができる。このように、力学的に安全な
構造であるから車高が高い背高車を安全に載むことがで
きる。(3) リフタブルデッキの下向きの荷重は、固定台のみに
よって支持されるので、揺動軸は、荷重支持部に発生す
る回転モーメントのみに耐えればよい。しかも、リフタ
ブルデッキのリフト量が同じときには、揺動軸に対して
荷重支持部が、デッキ支持部の側にない場合に比べて、
荷重支持部の中心とデッキ支持部の中心とを結ぶ線の長
さが相対的に短くなる。このため、荷重支持部におけ
る、リフタブルデッキの下向き荷重により発生する回転
モーメントが小さくなる。したがって、揺動軸に加わる
力が小さくなり、揺動軸の安全性が高くなるので、リフ
タブルデッキのリフト量を小さくでき、車高が高い背高
でも安全に載むことができる。(4) リフタブルデッキのリフト量は、荷重支持台の厚さ
と、デッキ支持部と荷重支持部との距離とを合わせた高
さになる。したがって、支持金具の形状や大きさを変え
なくても、荷重支持台の厚さを厚くしたり薄くしたりす
るだけで、リフタブルデッキのリフト量を自在に調節す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。まず、本実施形態のリフタブルデッ
キの支持構造が設けられた船の船倉構造を説明する。図
4は本実施形態のリフタブルデッキの支持金具を適用し
た固定台6の正面図である。同図において、符号DK
は、車輌運搬船の船倉において、多段にわたって配設さ
れ、固定された甲板を示している。上方の甲板DKと下
方の甲板DKとの間には、支持柱1が立てて設けられて
いる。
【0010】この支持柱1の適所には、下側の甲板DK
より2100mm上方の高さで、固定台6が取り付けられてい
る。そして、前記支持柱1に沿って、リフタブルデッキ
Dが上下昇降自在に設けられている。このリフタブルデ
ッキDは、例えば、図示しないウィンチ等によって上下
に昇降させられる。
【0011】さて、本実施形態のリフタブルデッキの支
持構造を説明する。図1は倒伏時における支持金具10
の正面図である。図2は倒伏時における支持金具10の
平面図である。図1および図2に示すように、前記固定
台6の上面には、荷重支持台7が取り付けられている。
前記支持柱1には、固定台6より上方にベース2が取り
付けられている。このベース2には、前後一対のブラケ
ット3,3が立てて取り付けられている。この前後一対
のブラケット3,3の間には、水平に揺動軸4が設けら
れている。この揺動軸4には、支持金具10の基端部
が、起立・倒伏自在に軸支されている。
【0012】支持金具10は、厚板状の部材であり、先
端部には、前記揺動軸4を挟んだ両側に、互いに平行な
前記デッキ支持部11および前記荷重支持部12が形成
されている。この支持金具10の倒伏時において、前記
荷重支持部12は、その中心C2が、水平方向におい
て、揺動軸4の中心CPと、デッキ支持部11の中心C
1との間に位置している。
【0013】前記支持金具10の上部には、アイ20が
取り付けられている。このアイ20には、ワイヤ21の
一端が取り付けられている。ワイヤ21は、支持柱1に
取り付けられたアイ8を通されて、その他端は、図示し
ないウィンチ等に取り付けられている。このため、前記
ウィンチ等によって、ワイヤ21を引き上げれば、支持
金具10を起立した状態にすることができる。逆に、ワ
イヤ21を緩めれば、支持金具10を倒伏させることが
できる。
【0014】つぎに、本実施形態のリフタブルデッキの
支持構造の作用・効果を説明する。図3は起立時におけ
る支持金具10の正面図である。図1、図3および図4
に示すように、背高車輌を載せない時には、リフタブル
デッキDは固定台6に載せられており、下方位置である
(II)の高さに保たれている。この状態から、背高車輌を
載せるには、まず、支持金具10のアイ20に取り付け
られたワイヤ21を、図示しないウィンチ等によって引
き上げ、支持金具10を、正面視で、倒伏状態からスト
ッパ5に当たるまで、反時計回りに回転させ、起立させ
る。
【0015】ついで、支持金具10を起立させた状態
で、リフタブルデッキDを図示しないウィンチ等によっ
て吊り上げ、支持金具10より上方まで上昇させる。こ
のとき、支持金具10は、支持柱1とリフタブルデッキ
Dとの間に収容されているので、リフタブルデッキDの
上昇を妨げない。
【0016】前記リフタブルデッキDを上昇させた後、
ワイヤ21を緩めて、支持金具10を倒伏させると、図
1に示すように、荷重支持部12が荷重支持台7の上に
載せられる。このとき、荷重支持台7の上面は水平であ
り、しかも、デッキ支持部11と荷重支持部12とが互
いに並行であるので、デッキ支持部11も水平になる。
【0017】前記支持金具10を倒伏させたまま、リフ
タブルデッキDをゆっくりと下降させ、リフタブルデッ
キDを水平なデッキ支持部11の上に載せると、デッキ
支持部11には、リフタブルデッキDによって下向きの
荷重Fが加えられる。上記のように、デッキ支持部11
は荷重支持部12と平行であり、荷重支持部12は水平
な荷重支持台7の上に載っているので、リフタブルデッ
キDの下向き荷重Fは、荷重支持台7によって支持され
ることになる。しかも、荷重支持部12の中心C2は、
デッキ支持部11の中心C1と揺動軸4の中心CPとの
間にあるので、揺動軸4には、リフタブルデッキDの下
向き荷重Fは加わらず、荷重支持台7のみが、リフタブ
ルデッキDの下向き荷重Fを支えることになる。
【0018】このとき、デッキ支持部11の中心C1
が、荷重支持部12の中心C2よりも、水平方向におい
て、先端側にずれている。このため、荷重支持部12に
は時計回りの回転モーメントが発生する。しかし、この
回転モーメントを、揺動軸4が支持するので、支持金具
10は回転しない。したがって、リフタブルデッキDは
支持金具10によって支持され、上方位置である(I)の
高さで保たれるのである。
【0019】よって、本実施形態のリフタブルデッキの
支持構造によれば、リフタブルデッキDを固定台6より
も上方で支持することができる。しかも、リフタブルデ
ッキDの荷重Fは、固定台6のみによって支持され、揺
動軸4には、リフタブルデッキDの荷重Fによる回転モ
ーメントのみに耐えればよいので、揺動軸4の安全性が
高くなる。
【0020】また、支持金具10には、デッキ支持部1
1が受けるリフタブルデッキDからの下向き荷重Fと、
荷重支持台7からの上向きの反力Rが加わるが、これら
2つの力が作用する方向は、どちらも垂直方向である。
よって、本実施形態のリフタブルデッキの支持構造によ
れば、支持金具10には垂直方向の力しか加わらないの
で、支持金具10の安全性を高くすることができる。
【0021】さらに、図1において、デッキ支持部11
の中心C1と荷重支持部12の中心C2とを結ぶ線分を
L2とする。すると、リフタブルデッキDのリフト量が
同じ場合には、従来の支持金具のように、水平方向にお
いて、荷重支持部12が支持柱1と揺動軸4との間にあ
る場合に比べて(図7参照)、本実施形態の支持金具1
0では、前記線分L2の長さが、相対的に短くなる。こ
のため、荷重支持部12の中心C2において、リフタブ
ルデッキDの下向き荷重Fにより発生する回転モーメン
トが小さくなるので、揺動軸4はその強度を高くしなく
ても破損する心配がない。
【0022】上記のごとく、本実施形態のリフタブルデ
ッキの支持構造によれば、揺動軸4の安全性が高くなる
ので、リフタブルデッキDのリフト量を小さくすること
ができるという効果を奏する。
【0023】図1に示すように、本実施形態のリフタブ
ルデッキの支持構造を用いたときのリフタブルデッキD
のリフト量は、荷重支持台7の厚さとデッキ支持部11
と荷重支持部12との距離とを合わせた高さになる。こ
のため、荷重支持台7の厚さを変更し、荷重支持台7の
上面よりも上方に揺動軸4を設け、この揺動軸4に支持
金具10を取り付ければ、デッキ支持部11と荷重支持
部12の距離や支持金具10の形状を変更することなく
リフタブルデッキDのリフト量を変更することができ
る。よって、本実施形態のリフタブルデッキの支持構造
によれば、荷重支持台7を所望の厚さに変え、荷重支持
台7の上方に支持金具10を取付けるだけで、支持金具
10の形状や大きさを変えることなくリフタブルデッキ
Dのリフト量を変えることができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、つぎの効果を
奏する。 (1) 揺動軸に加わる力を小さくして揺動軸の安全性を高
くすることができる。 (2) 支持金具には垂直方向の力しか加わらないように
、力学的に安全な構造としたから、車高が高い背高車
を安全に載むことができる。(3) 揺動軸の安全性が高くなるので、リフタブルデッキ
のリフト量を小さくでき、車高が高い背高車を安全に載
むことができる。(4) 荷重支持台を所望の厚さに変え、荷重支持台の上方
に支持金具を取付けるだけで、支持金具の形状や大きさ
を変えることなくリフタブルデッキのリフト量を変える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】倒伏時における支持金具10の正面図である。
【図2】倒伏時における支持金具10の平面図である。
【図3】起立時における支持金具10の正面図である。
【図4】本実施形態のリフタブルデッキの支持構造を適
用した固定台6の正面図である。
【図5】従来のリフタブルデッキの支持構造を適用した
固定台6の正面図である。
【図6】起立時における従来の支持金具110 の正面図で
ある。
【図7】倒伏時における従来の支持金具110 の正面図で
ある。
【符号の説明】
4 揺動軸 6 固定台 7 荷重支持台 10 支持金具 11 デッキ支持部 12 荷重支持部 D リフタブルデッキ DK 甲板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両運搬船等の船倉における上方の甲板と
    下方の甲板との間に、上下昇降自在に設けらたリフタブ
    ルデッキを載せるための水平な固定台が設けられ、該固
    定台の上方に設けられた揺動軸に起立・倒伏自在に支持
    金具が取付けられており、該支持金具を起立させると、
    前記リフタブルデッキの昇降が妨げられず、前記支持金
    具を倒伏させると、前記リフタブルデッキを固定台から
    リフト量だけ上方で支持することができるようにした支
    持構造であって、前記固定台の上面に、上面が水平な荷重支持台が取り付
    けられ、 該荷重支持台よりも上方に、前記支持金具が設けられて
    おり、 前記支持金具が、 前記揺動軸に基端部が揺動自在に軸支された厚板部材で
    あり、 先端部には、前記揺動軸を挟んだ両側に互いに平行に、
    かつ前記リフト量の長さだけ離れて一対のデッキ支持部
    および荷重支持部が形成されており、前記支持金具を 倒伏すると、前記荷重支持部が前記固定
    上の荷重支持台に載せられ、その倒伏状態で、前記デ
    ッキ支持部に前記リフタブルデッキが載せられると、前
    荷重支持台と前記リフタブルデッキとの間に挟まれ かつ前 記支持金具の倒伏時において、前記荷重支持部の
    中心が、水平方向において、前記揺動軸の中心と、前記
    デッキ支持部の中心との間に位置することを特徴とす
    フタブルデッキの支持構造
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