JP3125697B2 - 出 窓 - Google Patents
出 窓Info
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Description
枠および左右の竪取付け枠(竪枠)を建物躯体に固定し
て取り付ける。しかし、従来の出窓では、出窓の底部下
面から、底部内側へ外気の侵入があり、室内空間とつな
がる出窓の室内側部材を冷却することがあった。また、
出窓は、底部の空間に床部の平面形状とほぼ一致した形
状の断熱底部材を有し、底部の断熱を図っているが、底
部の内側空間に外気が侵入すると断熱底部材による断熱
機能は半減して、断熱出窓であるにも関わらず、高い断
熱性能を得ることが難しかった。
性を有する出窓の提供を課題とする。
部と底部とを備え、底部は躯体に当接する垂直壁を有す
る横方向の下取付け枠を備える。下取付け枠の垂直壁の
室外側面と本体部の竪取付け枠下端部の室内側面との当
接部をシール材で密封する。この構造により、竪取付け
枠の下端部と下取付け枠との当接部個所が、密封され、
この部分から外気が侵入するのを阻止することができ
る。この結果、高い断熱性を備えた出窓を得ることがで
きる。シール材は、下取付け枠の垂直壁の室外側面と本
体部の竪取付け枠下端部の室内側面との当接部の全面に
配置することもあれば、帯状あるいはストリップ状のシ
ール材を用いて竪取付け枠下端部の室内側面を横断する
配置とすることもある。
囲と底部を構成する枠材内面との間にシール材を設け、
このシール材を第2のシール材とし、竪取付け枠下端部
の室内側面と下取付け枠の垂直壁との当接部に設けるシ
ール材を第1のシール材として、第2のシール材と第1
のシール材とを連続させる。断熱底部材によって、出窓
底部を通じた熱の出入りを遮断でき、また、第1シール
材と第2シール材が連続するので、外気の侵入をより確
実に阻止することができる。この結果、出窓として高度
の断熱効果を得ることができる。断熱底部材は、発泡ス
チロールやコルク材等であり、保形成はあるが柔軟なも
のと硬質のものがある。本体部の竪取付け枠の下端にキ
ャップを設け、下端の開口を閉塞する。この際、キャッ
プに差込み片を一体に形成することがある。差込片は、
竪取付け枠下端部から第1のシール材に到達する長さを
有し、竪取付け枠における室内側面の凹部に嵌入して下
取付け枠における垂直壁との当接面を平らに形成する。
従来構造の出窓においても、竪取付け枠下端のキャップ
を交換するだけで、竪取付け枠と下取り付き枠間の間隙
を塞ぎ、出窓における断熱効果の改善を図ることができ
る。本体部を構成する枠材を室外側形材と室内側形材と
に分割し、枠材の室外側形材と室内側形材とを断熱材を
介して結合した構造のいわゆる断熱出窓とし、竪取付け
枠下端部と下取付け枠の垂直壁との間に配置するシール
材を断熱シール材とする。シール材を通じての熱移動も
遮断され、出窓の断熱性能が向上する。
角形(図2)の出窓1を示している。出窓1は、屋根部
2と本体部3および底部4からなり、本体部3と底部4
は、構成部材が一部重合する。これらの構造は従来の出
窓構造と格別に異なるところはない。すなわち、本体部
3は正面部5と左右両側の袖部6(a,b)で構成し、
本体部3を、袖部6(a,b)の室内側竪枠7(a,
b)と底部4の室内側に位置する下取付け枠8(図1)
を建物の開口部躯体9(a〜d)に固定して取り付け、
その上部に屋根部2を、下部に底部4をそれぞれ取り付
けて出窓1を構成している。竪枠7(a,b)は、出窓
1を建物の躯体に取り付ける部材でもあるので、竪取付
け枠7(a,b)と称することとする。
する枠体、すなわち、正面部下枠11と左右の袖部下枠
12(a,b)の内側面に形成してある受け溝13に室
外側縁を差し込み、中間を下取付け枠8の上縁に載置
し、さらに、室内側を開口部躯体9cに支持させて固定
することにより取り付けてある。下取付け枠8は、本体
部3の正面見付け幅にほぼ等しい長さを有し、同じ長さ
の垂直壁14と、一定の幅で室外側へ張り出す水平壁1
5を備える。下取付け枠8は、垂直壁14を開口部躯体
9cの室外側面に当接して固定する(図1)。なお、こ
の実施例において、下取付け枠8は、水平壁15から室
外側へ延出させて底板16を一体に形成している(図
5)。したがって、この下取付け枠8を取り付ける時
は、まず、底板16の正面および袖の辺を正面部下枠1
1や袖部下枠12(a,b)の下面側に係合させてか
ら、垂直部14を開口部躯体9cに固定する(図1)。
竪取付け枠7(a,b)は、下端面の開口をキャップ1
7で閉塞し(図6)、その下端面を下取付け枠8の左右
端部で水平部15に載置し、下端部の室内側面を下取付
け枠8の垂直壁14の室外側面に当接させて取り付けて
ある(図4)。また、床板10と底板16間の底部空間
18には、発砲スチロールを成形した断熱底部材19を
載置する。
取り付けるとき、下取付け枠8における垂直壁14の左
右両端部の室外側面にシール材20(a,b)を取り付
けておく。すなわち、竪取付け枠7(a,b)を下取付
け枠8に取り付けたとき、竪取付け枠7(a,b)の下
端部室内側面と下取付け枠8の垂直壁14の室外側面と
の当接個所をシール材20(a,b)で密封してある。
これによって、竪取付け枠7(a,b)の下端面と下取
付け枠8の水平部15との当接個所から侵入する外気は
シール材20(a,b)に阻止されて底部空間18に到
達することができない。したがって、底部空間18に冷
気が流れ込んで出窓1の室内側部材の温度を下げ、結露
が発生するということがない。また、間隙が密封される
ことで防音性能も向上する。
おいて、両面に接着加工をしたストリップ材であり、そ
のために竪取付け枠7(a,b)の下端部室内側面を横
断する方向に取り付けてあるが、シール材20(a,
b)は竪取付け枠7(a,b)の下端部室内側面と下取
付け枠8の垂直壁14との当接個所の全面に設けておい
ても良い。ただし、ストリップ材の方が扱いやすく、コ
スト的にも有利である。断熱底部材19は、周縁にシー
ル材21を巻き付けるように取付けてあり、断熱底部材
19と底部4を構成する枠材、すなわち、正面部下枠1
1、左右の袖部下枠12(a,b)の内面との間および
下取付け枠8の垂直壁14の室外側面との間を密封す
る。このとき、竪取付け枠下端部と下取付け枠8の垂直
壁14との間に設けたシール材20(a,b)(第1の
シール材)と、断熱底部材19の周縁に取り付けたシー
ル材21(a,b)の室内側面部分(第2のシール材)
とを左右で連続させる。この構成によると、竪取付け枠
下端部以外の出窓底部の下面から侵入する外気があって
も、断熱底部材19に設けてあるシール材21(a,
b)以上に移動することがないので、出窓1の室内側部
材が冷却されて結露するということがない。符号27は
支持材で断熱底部材19が直接に底板16と接触しない
ようにしている。
となっており、本体部3を構成する枠体は室外側形材と
室内側形材とを断熱部材で結合してある。竪取付け枠7
(a,b)においても、室外側形材22と室内側形材2
3を断熱部材24で結合してあり、設計上の要請から、
断熱部材24の個所に凹条25を有している。このため
キャップ17は、竪取付け枠7(a,b)の下端部を閉
塞する部分から上方へ突出した差込み片26を備え、キ
ャップ17を装着すると、差込み片26が凹条25を埋
め、竪取付け枠7(a,b)の下端部室内側面(垂直壁
14との当接面)を平らに形成する。差込み片6の高さ
は、第1のシール材(シール材20)に到達する大きさ
としてある。この構成であると、キャップ17を装着す
ることによって、竪取付け枠7(a,b)における凹条
25を平らにして、シール材20(a,b)との接触を
完全なものとし、凹条25を通じての外気の侵入を阻止
することができる。断熱出窓においては、シール材20
(a,b)やシール材21を断熱性能を有するものにす
ると、断熱効果がより向上する。
窓の場合である。台形出窓であることにより、断熱底部
材19や底板16および竪取付け枠7(a,b)の形態
が、異なるが、出窓1としての基本的な構造はほぼ同じ
である。同じ部材に同じ符号を付して詳しい説明を省略
する。図8において、竪取付け枠7(a,b)の断面形
状は台形出窓における袖部の傾斜にあわせて横枠取付け
面29が室内側面に対して傾斜している点が特徴である
が、やはり、室外側部材22と室内側部材23に分離さ
れ断熱部材24で接続されている。ただし、室内側面に
おいても、この断熱部材24の個所に凹条25はなく室
内側面は平らなので、キャップ17に凹条25に嵌入す
る差込み片26を設ける必要はない。
発泡スチロールの比較的固い素材の成形品としたが、軟
質の発泡ウレタンのように、取付け時に底部4を構成す
る枠材の形状に合わせて形を変形でき、その弾力で持っ
て、枠材に密着する成形品の場合は、シール材21を省
略することもある。下取付け枠8と底板16は別部材と
して形成することもある。この場合、底板16の室外側
縁は底部4を構成する枠体の下面部に係合し、室内側縁
は下取付け枠8の水平部15に上方から係合して取り付
ける。シール材20(a,b)は下取付け枠8における
垂直壁14の室外側面に取り付けたが、竪取付け枠7
(a,b)の下端部室内側面であっても良い。また、シ
ール材21は断熱底部材19の周縁に設けて、底部4を
構成する枠材の内面側に設けても良い。
底部下面からの外気が竪取付け枠下端部と下取付け枠の
垂直壁との当接部を通じて出窓底部の内部に入り込むの
を防止するので、出窓の室内側部材が外気の影響を受け
にくい。この結果、断熱効果が向上し、また、結露を防
止することができる。請求項2に記載の構成によれば、
作業のしやすい帯状やストリップに成形されたシール材
を利用することができる。また、必要な個所にシール材
を配置することができるので、出窓のコストを低減する
ことができる。請求項3に記載の構成によれば、出窓底
部の全周にわたって下面からの外気の侵入をより確実に
防止して高い断熱性能および防音性能を得ることができ
る。請求項4に記載の構成によれば、キャップを装着す
ることによって、竪取付け枠の下端部室内側面が平らに
なるので、下取付け枠の垂直壁との当接個所が確実に密
封され、断熱および防音性能が向上する。請求項5に記
載の構成によれば、出窓全体の断熱性能に加えて、出窓
底部からの外気の侵入が阻止されることにより、断熱出
窓としての性能がより向上する。
1の実施形態)
取付け状態を示す正面図、(b)は(a)の平面図
図(第2の実施形態)
Claims (5)
- 【請求項1】 屋根部と本体部と底部とを備え、底部は
躯体に当接する垂直壁を有する下取付け枠を備え、下取
付け枠の垂直壁の室外側面と本体部における竪取付け枠
下端部の室内側面との当接個所をシール材で密封してあ
ることを特徴とした出窓。 - 【請求項2】 屋根部と本体部と底部とを備え、底部は
躯体に当接する垂直壁を有する下取付け枠を備え、下取
付け枠の垂直壁の室外側面と本体部における竪取付け枠
下端部の室内側面との間にシール材を、竪取付け枠下端
部の室内側面を横断する配置として設け、下取付け枠の
垂直壁の室外側面に竪枠下端部の室内側面を当接してあ
ることを特徴とした出窓。 - 【請求項3】 底部は断熱底部材を備え、断熱底部材の
周囲と底部を構成する枠材の内面との間にシール材を設
けて、断熱底部材の周囲と底部を構成する枠材との間を
密封し、このシール材を第2のシール材とし竪取付け枠
下端部の室内側面と下取付け枠との間に位置するシール
材を第1のシール材として、第2のシール材と第1のシ
ール材とを連続させてあることを特徴とした請求項1ま
たは2に記載の出窓。 - 【請求項4】 本体部の竪取付け枠の下端に竪取付け枠
の開口を閉塞するキャップを設け、キャップに竪取付け
枠下端部の室内側面に存在する凹部に嵌入し、下取付け
枠の垂直壁との当接面を平らに形成しシール材に到達す
る長さの差込み片を一体に形成してあることを特徴とし
た請求項1〜3のいずれか一つに記載の出窓。 - 【請求項5】 本体部を構成する枠体を室外側形材と室
内側形材とに分割し、枠体の室外側形材と室内側形材と
を断熱材で結合してあり、シール材を断熱シール材とし
てあることを特徴とした請求項1〜4のいずれか一つに
記載の出窓。
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---|---|---|---|
JP31498196A JP3125697B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 出 窓 |
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JP31498196A JP3125697B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 出 窓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10153049A JPH10153049A (ja) | 1998-06-09 |
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Family Applications (1)
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JP31498196A Expired - Fee Related JP3125697B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 出 窓 |
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Families Citing this family (1)
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JP4838432B2 (ja) * | 2001-01-31 | 2011-12-14 | 株式会社Lixil | 出窓 |
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1996
- 1996-11-26 JP JP31498196A patent/JP3125697B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10153049A (ja) | 1998-06-09 |
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