JP2754448B2 - 外装パネルユニット - Google Patents

外装パネルユニット

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JP2754448B2
JP2754448B2 JP19122693A JP19122693A JP2754448B2 JP 2754448 B2 JP2754448 B2 JP 2754448B2 JP 19122693 A JP19122693 A JP 19122693A JP 19122693 A JP19122693 A JP 19122693A JP 2754448 B2 JP2754448 B2 JP 2754448B2
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昭彦 竹田
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーテンウォール、ト
ップライト等の枠体にパネルを装着した外装パネルユニ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】カーテンウォール、トップライトとして
は枠体にパネルを装着して成る外装パネルユニットを建
物躯体に複数取付けたものが知られている。この外装パ
ネルユニットとしてはパネル装着用の凹部を有する枠材
を方形状に枠組みして4周連続した凹部を有する枠体と
し、その枠体の凹部にパネルを臨ませ、そのパネルと凹
部との間にシール材を設けて枠体にパネルを装着したも
のが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる外装パネルユニ
ットは耐風圧性を向上するためにアルミニウム等の金属
製の枠材を用いているので、枠体の室内面と室外面間に
熱が伝わり易く外装パネルユニットの断熱性が悪くな
り、その外装パネルユニットを構成したカーテンウォー
ル、トップライトによって室内と室外を区画した場合に
室内と室外に熱が伝わり易く冷暖房効果が低下してしま
うし、冬季等に室内温度が高く室外温度が低い場合には
枠体の室内面に結露が生じ易くなる。
【0004】また、枠材の凹部とパネルとの間にシール
材を装着して雨水が凹部内に浸入しないようにしている
から、枠体室外面とパネル室外面との間に段差が生じ、
その段差部に雨水等が溜り易いので、シール材が早期に
劣化して水密性が悪くなる。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした外装パネルユニットを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本体部6と突出部7によ
りほぼL字状の室外内面4aを有する金属製の室内枠材
4を方形枠状に連結した室内枠体1aと、縦板13と横
板14よりほぼL字状となったゴム製の室外枠材5を方
形枠状に連結した室外枠体1bを、前記室外枠材5の縦
板13を前記室内枠材4の突出部7の外面7aに連結す
ることで連結して四周連続した内向凹部19を有する枠
体1とし、この枠体1の内向凹部19内にパネル3の周
縁部を臨ませて前記室外枠材5の横板14をパネル3の
室外面3aに圧着した外装パネルユニット。
【0007】
【作 用】枠体1の室外面Aと室内面Bは断熱されて
室内と室外に熱が伝わり難くなるから冷暖房効果が向上
するし、室内面に結露が生じることがない。また、室外
枠材5の横片14がパネル3の室外面3aに圧着して水
密しているから、枠体1の室外面とパネル3の室外面3
aとの間に生じる段差Cが小さくなって雨水が溜ること
がなく水密性を向上できる。また、パネル3が風圧によ
って室外側に移動しようとすると室外枠体1bを構成す
る室外枠材5の横片14が押され、それによって縦板1
3が室内枠体1aを構成する室内枠材4の突出部7の外
面7aに押しつけられるから、室外枠体1bが室内枠体
1aより外れることがない。
【0008】
【実 施 例】図1に示すように、枠体1は枠材2を方
形状に枠組みして成り、その枠体1内にパネル3が装着
されて外装パネルユニットを構成している。前記枠材2
は図2に示すようにアルミニウムなどの金属製の室内枠
材4とゴムより成る室外枠材5より成り、その室内枠材
4は中空形状の本体部6と、その室外面6aの外側寄り
に一体的に設けた突出部7により室外内面4aがほぼL
字状となっており、その本体部6の外面6bには室内寄
り外向凹部8が形成されていると共に、室外寄り鉤片9
が室外面6aと面一に一体的に設けられて室外寄り室内
向凹部10が形成され、室外面6aの内側寄りに突片1
1が一体的に設けてあり、前記突出部7の外面7aには
一対の外向凹部12が形成され、各室内枠材4は方形状
に連結されて金属製の室内枠体1aを構成している。
【0009】前記室外枠材5は図2に示すように縦板1
3と横板14でほぼL字状となり、その縦板13の外面
13aには室内寄り鉤片15が一体的に設けられて室内
寄り室外向き凹部16を形成し、内面13bには一対の
内向突部17が一体的に設けられ、前記縦板13と横板
14に亘って芯材18が設けてあり、その横板14は縦
板13に対して直角よりも若干小さな角度となり、かつ
外側が厚肉で内側が薄肉となって外面14aは外側から
内側に向けて若干弯曲している。
【0010】前記相隣接する室外枠材5の端部は溶着さ
れて方形枠状に一体的に連結されてゴム製の室外枠体1
bを構成し、前記芯材18は図1に示すように連結コー
ナー部の手前までとなって4周の芯材18が不連続とな
り、室外枠体1bは拡張変形可能となっている。
【0011】前記室外枠材5の縦板13に設けた一対の
内向突部17が室内枠材4の突出部7の一対の外向凹部
12に嵌合して縦板13が突出部7に連結されて室内枠
体1aと室外枠体1bが連結されて枠体1を構成し、こ
れによって横板14は突出部7よりも内方に突出して室
外内面4aとによりパネル装着用の4周連続した内向凹
部19を構成し、枠体1の室外面Aと室内面Bは断熱さ
れる。前記パネル3の周縁部はその内向凹部19内に装
着され、このパネル3は突片11に係合して取付けた受
けブロック20上に載置し、その室外面3aに横片14
が圧着している。
【0012】次にパネル3の装着作業を説明する。室外
枠体1bを外した状態でパネル3を室内枠体1a内に設
けて突片11に係合して取付けた受けブロック20上に
載置し、室外枠体1bを拡張して各内向突部17を各外
向凹部12に嵌合して室外枠体1bを室内枠体1aに取
付ける。
【0013】これにより、各室外枠材5の縦板13が各
室内枠材4の突出部7の外面7aに密着し、各室外枠材
5の横板14がパネル3の室外面3aに圧着し、室外枠
体1bを構成する室外枠材5の横板14とパネル3の室
外面3aとの間から雨水が浸入することを防止すると共
に、枠体1の室外面A(横板14)とパネル3の室外面
3aとの間の段差Cが横板14の厚さのみとなって小さ
くなる。
【0014】
【発明の効果】枠体1の室外面Aと室内面Bは断熱され
て室内と室外に熱が伝わり難くなるから冷暖房効果が向
上するし、室内面に結露が生じることがない。また、室
外枠材5の横片14がパネル3の室外面3aに圧着して
水密しているから、枠体1の室外面とパネル3の室外面
3aとの間に生じる段差Cが小さくなって雨水が溜るこ
とがなく水密性を向上できる。また、パネル3が風圧に
よって室外側に移動しようとすると室外枠体1bを構成
する室外枠材5の横片14が押され、それによって縦板
13が室内枠体1aを構成する室内枠材4の突出部7の
外面7aに押しつけられるから室外枠体1bが室内枠体
1aより外れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例を示す一部破断斜視図である。
【符号の説明】
1…枠体、1a…室内枠体、1b…室外枠体、3…パネ
ル、4…室内枠材、4a…室外内面、5…室外枠材、6
…本体部、7…突出部、7a…外面、13…縦板、14
…横板、18…芯材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部6と突出部7によりほぼL字状の
    室外内面4aを有する金属製の室内枠材4を方形枠状に
    連結した室内枠体1aと、縦板13と横板14よりほぼ
    L字状となったゴム製の室外枠材5を方形枠状に連結し
    た室外枠体1bを、前記室外枠材5の縦板13を前記室
    内枠材4の突出部7の外面7aに連結することで連結し
    て四周連続した内向凹部19を有する枠体1とし、 この枠体1の内向凹部19内にパネル3の周縁部を臨ま
    せて前記室外枠材5の横板14をパネル3の室外面3a
    に圧着したことを特徴とする外装パネルユニット。
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