JP3493507B2 - 扉体の断熱構造 - Google Patents

扉体の断熱構造

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JP3493507B2 JP14376796A JP14376796A JP3493507B2 JP 3493507 B2 JP3493507 B2 JP 3493507B2 JP 14376796 A JP14376796 A JP 14376796A JP 14376796 A JP14376796 A JP 14376796A JP 3493507 B2 JP3493507 B2 JP 3493507B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保冷車や冷凍倉庫
等の断熱機能を要求される開口部に設けられる扉体の断
熱構造の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種開口部に設けられる扉体
については、扉体自体に断熱性が要求される許りでな
く、扉体と躯体とのあいだについても断熱性が要求され
る。この様なものとして、従来、図5に示すようなもの
があった。つまりこのものは、扉体18を、金属鋼板か
らなる表裏面板19、20間に断熱性のある硬質ポリウ
レタンフォーム等の充填材7を充填して断熱機能を扉体
自体に持たせたものとしている。ところがこの場合に、
扉体側面に案内ローラ3等の部品を取付けるものでは、
扉体側面の補強をする必要があり、そのため、断面略冂
字形の補強部材21を扉体側面部に嵌着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記従来のも
のは、両面板19、20間は、この補強部材21によっ
て熱伝動状態(ヒートブリッジ状態)になって表裏面板
間の断熱性が損なわれて断熱性能が低下するという問題
がある。さらにこのものにおいて、躯体側に設けたゴム
質弾性のシール材22の先端部を扉体表面に弾圧させる
ことで扉体18と躯体とのあいだの断熱機能を持たせよ
うとしても、表面板19は前記熱伝導状態であるうえ、
シール材22の内側部位は冷却領域に入ることにもな
り、このため、表面板19のシール材22近傍部位は室
内側、室外側とも室温、外気温との温度差が大きくなっ
て結露してしまううえ、断熱性能が低下するという問題
もあり、ここに本発明が解決しようとする課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記の如き
実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、請求項1の発明は、室内外を仕
切るべく表裏面間に充填材を充填してなる扉体であっ
て、該扉体一面を構成する一方の面板から延設される延
長部には、扉体他面に至り、該扉体他面を構成する他方
の面板5の外側でオーバーラップする他方脚片が形成さ
れるものとし、かつ他方の面板と延長部との対向間に介
装される断熱材のうち、他方の面板と前記他方脚片との
対向間に介装される他方面用断熱材を、前記他方脚片よ
りも左右方向に長く設定して、他方の面板の他方脚片が
オーバーラップしない部位にまで延出し他方の面板上に
露出するように構成すると共に、該他方面用断熱材の露
出部位に、躯体側に設けられたシール材を当接せしめた
扉体の断熱構造である。この結果、扉体を構成する両面
板同志が断熱材を介する状態となって直接接触すること
がないようにできると共に、躯体と扉体とのあいだの断
熱性能をさらに向上させることができる。請求項2の発
明は、請求項1において、延長部は、扉体側縁に嵌着さ
れる略冂字形の補強部材とすることができる。請求項3
の発明は、請求項1において、延長部は、一方の面板を
延長して形成することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図3の図面に基づいて説明する。図面において、1は
室内外を仕切るオーバーヘッド式開閉ドアのドア体(扉
体)であって、該ドア体1は、複数枚のパネル2を蝶番
等の連結部材により回動自在に連結して一連状に形成さ
れており、各パネル2両側部には案内ローラ3が設けら
れている。一方、躯体開口部の左右両側から天井面に亘
って略L字形の案内レール4が配設されており、該案内
レール4に前記案内ローラ3が移動案内されることで、
ドア体1は開口部を閉鎖する起立姿勢と、開口部を開口
する水平姿勢とに姿勢変姿をし、これによって開口部の
開閉がなされるようになっており、これらの構成は何れ
も従来通りのものである。
【0006】 扨、前記パネル2は、金属鋼板からなる
表裏面板5、6の対向面同志のあいだに硬質ウレタンフ
ォーム、ポリスチレンフォーム等の充填材7が充填され
ることで断熱性が付与されるものであるが、これら面板
5、6および充填材7の側面部(外方)と表面板5の両
側部にはそれぞれ側面用断熱材8aと表面用断熱材8b
とで構成される断熱材8が組込まれており、両面板5、
6同志が互いに接触しないように設定されている。さら
に、パネル2の両側縁部には、前記組込まれた断熱材8
の外方から断面略冂字形の補強部材(本発明の延長部に
相当する)9が一体的に嵌着されるが、前記補強部材9
の一方の脚辺9aは裏面板6に、他方の脚辺9bは表面
板5上に組込まれた表面用断熱材8bにそれぞれ外嵌す
るように設定されている。ここで、他方脚辺9bは、表
面用断熱材8bの左右方向長さよりも短く設定(つまり
表面用断熱材8bは他方脚片9bよりも左右方向に長く
設定)されており、これによって表面用断熱材8bは、
他方脚辺9bと表面板5とのオーバーラップがない表面
板5部位にまで延出されて、表面用断熱材8bがパネル
2の室外側面上に露出する部位がある設定になってい
る。尚、10は前記案内ローラ3を回動自在に軸承する
ための支持ブラケットであって、該支持ブラケット10
は、前記補強部材9の一方の脚辺9aと底辺部9cとの
コーナー部に当てがわれ、一方の脚辺9aに止着される
ことで取付けられる構成となっている。
【0007】 一方、躯体側の断熱構造は次のようにな
っている。つまり、ドア体1は閉鎖状態において、その
両側縁部が躯体に対して室内側でオーバーラップしてお
り、躯体開口部コーナー部Bの室内側面が前記パネル2
の室外側面に露出する表面用断熱材8bに対向するよう
に設定されている。そして、躯体コーナー部Bを構成す
るL型の鋼材11の各側辺にブラケット12a、13a
が止着され、これらブラケット12a、13aに第一、
第二シール材12、13の基端部がそれぞれ嵌着されて
いる。これら第一、第二シール材12、13はそれぞれ
ゴム質弾性材で形成されており、先端部がドア体1の室
外側面に弾圧状に当接することで室内外とを仕切って断
熱するものであるが、第一シール材12は、第二シール
材13よりも左右方向外方に位置しており、その先端部
が前記表面用断熱材bの露出部位に押圧状に当接して
封止する設定となっている。また、第二シール材13の
先端部はパネル2の表面板5部位に当接するように設定
されており、前記表面用断熱材8bが外部から目視され
ないように配慮されている。尚、14は前記案内レール
4が止着されるためのレール用ブラケットである。
【0008】叙述の如く構成された本発明の実施の形態
において、ドア体1は、案内ローラ3が案内レール4上
を走行することで躯体開口部の開閉がなされることにな
るが、ドア体1を構成する各パネル2は、金属鋼板製の
表裏面板5、6同志がヒートブリッジとならないように
互いに当接しない構成とし、しかも表裏面板5、6同志
が互いに断熱材8を介装した状態になっている。この結
果、例えばこのようなドア体1を保冷車の開口部に設け
たような場合に、パネル2の室内外で大きく異なる温度
差があっても、表裏面板5、6同志が直接接触して熱伝
導しあうことがなく断熱性能の優れたものにできる。
【0009】 さらにこのものでは、躯体側に第一、第
二シール材12、13が設けられており、これによっ
て、躯体とドア体1とのあいだの断熱が二段に亘って計
れることになるが、この場合に、第一シール材12はそ
の先端部がパネル2の室外側面に露出する表面用断熱材
8bの露出部位に当接してこれ以上、冷気が扉体表面側
に流れてしまうことを防止する設定となっている。しか
も、この第一シール材12は、表裏面板5、6の直接の
接触を防止する表面用断熱材8bに当接しているから、
ヒートブリッジ現象を起こしてしまうことがなく、また
表面板5が冷気に直接晒されてしまうことも回避してお
り、この結果、表面板5が結露してしまうようなことを
防止できる。さらに表面板5と当接している第二シール
材13部位における断熱は、第一シール材12により一
旦断熱された状態を断熱することになるので、該部位に
おける内外温度差を一段と小さくできて、表面板5の結
露防止に寄与できる。
【0010】しかもこのものでは、ドア体1と躯体との
シールがドア体1の側面でなく、表面でできるため、パ
ネル2側面にローラ取付け部材等の部材を取付けても前
記シール機能が損なわれることがなく都合がよい。さら
にこのものでは、前述したように優れた断熱性能を発揮
しながら、パネル2の両側部は、断面略冂字形の補強部
材9が外嵌する状態で設けられることでパネル2の強度
アップが計れるという利点がある。
【0011】尚、本発明は前記実施の形態に限定される
ことは勿論なく、パネルは、断熱材を組込んだ後に補強
部材(延長部)を一体的に嵌着する構成にすることは必
ずしもなく、図4に示す第二の実施の形態のようにして
もよい。つまり、このものでは裏面板15の側縁部を延
長した部位を延長部16とし、該延長部16を室外側に
向けて折曲してパネル側面に外側から対向する側面対向
部16aとし、さらに折曲して表面板5に対して外側か
ら対向する表面対向部16bとし、該側面対向部16a
に案内ローラ3用の支持ブラケット10を取付けるよう
に構成されている。そして、前記側面対向部16aと充
填材7および表面板5との対向間、表面対向部16bと
表面板5との対向間の隙間に断熱材17を組込むように
して、表裏面板5、16同志が互いに接触しないように
設定されている。このものにおいても、表面対向部16
aの左右方向長さが表面用断熱材17bよりも短いもの
とし、表面用断熱材17bが表面板5上に露出するよう
になっており、このようにすることによって、補強部材
(延長部)を別部材として設ける必要がなくなって部品
点数の削減を計ることができる。さらに、本第二の実施
の形態における前記断熱材17は、側面用断熱材17a
と表面用断熱材17bとが一体的に形成され略L字形に
なっており、このようにすることによって、さらなる部
品点数の削減が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開閉ドアの概略斜視図である。
【図2】要部を断面した平面図である。
【図3】パネルの一部平面断面図である。
【図4】第二の実施の形態における要部を断面した平面
図である。
【図5】従来例における要部を断面した平面図である。
【符号の説明】
1 ドア体 2 パネル 3 案内ローラ 4 案内レール 5 表面板 6 裏面板 7 充填材 8 断熱材 8b 表面用断熱材 9 補強部材 10 支持ブラケット 12 第一シール材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内外を仕切るべく表裏面間に充填材を
    充填してなる扉体であって、該扉体一面を構成する一方
    の面板から延設される延長部には、扉体他面に至り、該
    扉体他面を構成する他方の面板5の外側でオーバーラッ
    プする他方脚片が形成されるものとし、かつ他方の面板
    と延長部との対向間に介装される断熱材のうち、他方の
    面板と前記他方脚片との対向間に介装される他方面用断
    熱材を、前記他方脚片よりも左右方向に長く設定して、
    他方の面板の他方脚片がオーバーラップしない部位にま
    で延出し他方の面板上に露出するように構成すると共
    に、該他方面用断熱材の露出部位に、躯体側に設けられ
    たシール材を当接せしめた扉体の断熱構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、延長部は、扉体側縁
    に嵌着される略冂字形の補強部材である扉体の断熱構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、延長部は、一方の面
    板を延長して形成される扉体の断熱構造。
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