JPH0636118Y2 - サンドイッチパネル - Google Patents

サンドイッチパネル

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JPH0636118Y2
JPH0636118Y2 JP1990042596U JP4259690U JPH0636118Y2 JP H0636118 Y2 JPH0636118 Y2 JP H0636118Y2 JP 1990042596 U JP1990042596 U JP 1990042596U JP 4259690 U JP4259690 U JP 4259690U JP H0636118 Y2 JPH0636118 Y2 JP H0636118Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は冷蔵倉庫の外壁材、屋根材、床材、間仕切等と
して最適なサンドイッチパネルに関するものである。
〔従来の技術〕
冷蔵倉庫の外壁材等として使用されるサンドイッチパネ
ル(1)は、第5図に示す如く、所定の間隔をあけて対
向配置した一対の面板(2)(2)と、面板(2)
(2)間に充填した断熱材として使用する発泡合成樹
脂、例えば発泡ウレタンからなる芯材(3)とによって
構成されている。又、上記面板(2)(2)は、図示の
如く、小さな凹部(2a)と凸部(2b)とが交互に連続す
る波板状に形成することにより、サンドイッチパネル
(1)にある程度の強度を持たせるようにしてある。
そして、上記サンドイッチパネル(1)を冷蔵倉庫の例
えば外壁材として使用する場合は、サンドイッチパネル
(1)の支えとして、所定の間隔をあけて水平方向に平
行に設置したH型鋼等からなる受材(A)に、サンドイ
ッチパネル(1)の面板(2)(2)の内、冷蔵倉庫の
内方側に来る面板(2)を接触させる。次にこの状態
で、この接触個所の複数個所に、両者を貫通するボルト
を配設し、このボルトによってサンドイッチパネル
(1)を受材(A)に固定することにより、サンドイッ
チパネル(1)によって冷蔵倉庫の外壁を形成するよう
にしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構造を有するサンドイッチパネル(1)を冷蔵倉庫
の外壁材として使用する場合に於いて、冷蔵倉庫を−30
℃以下に保ちたい場合には、高い断熱性を必要とするた
め、上記サンドイッチパネル(1)の芯材(3)の厚さ
を200mm以上にする必要が生じる。ところが、芯材
(3)の厚みを一定以上厚くすると、一対の面板(2)
(2)間の間隔が離れすぎてしまい、サンドイッチパネ
ル(1)全体の強度が低下するといった問題があった。
このため、芯材(3)の厚みを増すことにより強度低下
を来したサンドイッチパネル(1)を、冷蔵倉庫の外壁
材として使用する場合は、サンドイッチパネル(1)を
支持する受材(A)の間隔を狭めると同時に、サンドイ
ッチパネル(1)と受材(A)との接合点の数を増やす
必要が生じ、建築費が高くなるといった問題があった。
又、面板(2)に形成する凹凸を大きくし、面板(2)
の強度を向上させることにより、芯材(3)の厚みを増
すことによるサノイッチパネル(1)の強度低下を防止
することも考えられるが、このようにすると、断熱効果
をほとんど持たない面板(2)の凹部(2a)内にも大量
の芯材(3)が充填されることになり、かつ、この芯材
(3)は高価な発泡ウレタンによって形成されているた
め、この方法をとった場合にも、やはりコストアップに
つながるといった問題があった。なお、この種の断熱性
のサンドイッチパネルとして、一方の鉄板を平鉄板と
し、他方の鉄板に突脈を形成し、この突脈内に高発泡樹
脂を充填し、両側の鉄板間には低発泡樹脂を高密度に充
填して、座屈強度の低下を防止しつつ突脈内に充填した
高発泡樹脂の密度分だけ断熱材の使用量を減少させた提
案が特開昭60−105749号公報に記載されているが、この
提案のものは、強度低下の防止策として、樹脂の充填密
度を高くするもので、これでは十分ではなく、しかも、
突脈内にも樹脂を充填するため、断熱及び防熱効果が不
均一となると共に、その分だけ樹脂の使用量が増加する
等の問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
サンドイッチパネルを小さな凹部と凸部とが連続した波
板状をした第1の面板と、第1の面板と所定の間隔をあ
けて対向配置した、大きな凹部と凸部とが連続した折曲
板からなる第2の面板と、第2の面板の第1の面板に対
向する側の各凹部を各凸部の頂面と略同一面となる位置
で閉塞して該凹部内を中空とするために第2の面板の各
凹部に被嵌させた仕切板と、上記仕切板で閉塞された凹
部内を中空部として残して第1の面板と第2の面板との
間に充填される断熱性の芯材とによって構成したもので
ある。
〔作用〕
上記した如く、第1の面板及び第2の面板には両方共に
凹凸部を設けてあるため、それぞれに必要な強度を保持
させることができる。
また、上記凹凸部の大きさを、第1の面板は小さくし、
第2の面板は大きくして、断熱性の芯材の厚さを200mm
以上に増大しても、強度低下を防止させ得る。しかも、
第1の面板の凹凸部は小さくし、第2の面板の凹凸部を
大きくして、その各凹部を仕切板で閉塞して断熱性の芯
材が第2の面板の大きくした各凹部内に充填されないよ
うにしてあるため、断熱並びに防熱効果をパネル全面に
亘って略一定化し、極端な差ができないようにすると共
に、第2の面板の凹部空間への高価な芯材の充填量を減
少させることができる。
〔実施例〕
第1図及び第2図は、本考案に係るサンドイッチパネル
(10)を示すものである。同図に於いて、(11)(12)
は所定の間隔をあけて対向配置した第1及び第2の面板
であり、第1の面板(11)は、小さな凹部(11a)と小
さな凸部(11b)とが交互に連続する波板状に形成して
あり、又、第2の面板(12)は、大きな凹部(12a)と
大きな凸部(12b)とが交互に連続する折曲板によって
形成してある。上記第2の面板(12)の大きな凹部(12
a)の開口面には、図示の如く、断面台形状をした発泡
ウレタン製の仕切板(13)が被嵌してあり、この仕切板
(13)により凹部(12a)内は中空状のまま密封される
ようにしてある。又、凹部(12a)の開口部に被嵌した
仕切板(13)の表面と、凸部(12b)の頂面とは、その
高さが略一致し、第2の面板(12)の第1の面板(11)
と対向する面は略面一となるようにしてある。尚、第2
の面板(12)の凹部(12a)の内、サンドイッチパネル
(10)の端部に位置する凹部(12a′)には、仕切板(1
3)が被嵌されることはなく、凹部(12a′)の底部に、
発泡ウレタンからなる棒状部材(14)が挿入かれてい
る。(15)は、所定の間隔をあけて対向配置した、上記
第1の面板(11)と第2の面板(12)との間に充填され
る断熱材として作用する発泡合成樹脂、例えば発泡ウレ
タンからなる芯材である。この発泡ウレタンからなる芯
材(15)は、第2の面板(12)の凹部(12a)の開口面
に仕切板(13)を被嵌させた後、第1の面板(11)と第
2の面板(12)との間にウレタン樹脂と発泡材と混入し
た液状物を注入し、両者間で発泡させ、両者間に充填さ
せて芯材(15)を形成させるようにしてある。従って、
サンドイッチパネル(10)の強度向上のため、第2の面
板(12)の凹凸を大きくすることにより、凹部(12a)
内に形成される断熱層としてほとんど作用しない空間内
に高価な発泡ウレタンからなる芯材(15)が充填される
ことはなく、芯材(15)の使用量は必要最小限に押さえ
られる。サンドイッチパネル(10)を上記のようにして
形成すれば、芯材(15)の厚さを200mm以上にしても、
サンドイッチパネル(10)の強度が低下するのを防止で
きると共に、第2の面板(12)の大きな凹部(12a)内
に芯材(15)が充填されるのを防止することにより、サ
ンドイッチパネル(10)の強度向上によるコストアップ
を防止できる。
本考案は上記構成からなり、芯材(15)の厚さが200mm
以上のサンドイッチパネル(10)を室温を−30℃以下に
保ちたい冷蔵倉庫の外壁材として使用する時には、第3
図及び第4図に示す如く、所定の間隔をあけて水平方向
に平行に設置したH型鋼等からなる受材(A)に、サン
ドイッチパネル(10)の第2の面板(12)が接触するよ
うにしてサンドイッチパネル(10)を順次配置して行
き、かつ、隣接するサンドイッチパネル(10)(10)の
端面同士は若干の隙間をあけた状態で配置する。次に、
H型鋼からなる受材(A)を跨ぐコ字状をし、両端部に
フランジ部(16)(16)を有するブラケット(17)を受
材(A)に被嵌させ、このブラケット(17)のフランジ
部(16)(16)を、サンドイッチパネル(10)の第2の
面板(12)の凹部(12a)の底面に接触させ、両者をボ
ルト(18)で止めることにより、サンドイッチパネル
(10)を受材(A)に固定する。尚、この時、芯材(1
5)の厚さが200mm以上あるサンドイッチパネル(10)は
充分な強度を有しているため、受材(A)の間隔を狭め
たり、ブラケット(17)の装着数を増やす必要は全くな
い。又、隣接するサンドイッチパネル(10)(10)の側
時端面同士の接合部は、第3図に示す如く、両者間に形
成された隙間(19)内に発泡ウレタン等の断熱材(20)
を充填した後、冷蔵倉庫の外壁面となる第1の面板(1
1)(11)間に、樋状をした覆い板(21)を被嵌させ、
この覆い板(21)の両端のフランジ部(22)(22)を第
1の面板(11)(11)にボルト止めすることにより、隣
接するサンドイッチパネル(10)(10)の側端面同士の
接合部に外部から雨水等が進入するのを防止するように
してある。又、隣接するサンドイッチパネル(10)(1
0)の第2の面板(12)(12)の側端部は、それぞれ受
材(A)に直接ボルト(23)(23)で止めておく。又、
隣接するサンドイッチパネル(10)(10)の上下端部の
接合部は、第4図に示す如く、受材(A)に沿うように
予め各部の寸法が決定してあり、サンドイッチパネル
(10)(10)の第2の面板(12)(12)の上下端は、そ
れぞれ受材(A)に被嵌したブラケット(17)のフラン
ジ部(16)(16)にボルト(24)(24)で止めるように
してある。又、サンドイッチパネル(10)(10)の上下
端部間の隙間(25)内には、上述したのと同様、発泡ウ
レタン等の断熱材(26)が充填され、更に、第1の面板
(11)(11)の上下端部の接合部には、中央部に樋状部
(27)を有する帯状をした覆い板(28)を被嵌させ、か
つ、固定することにより、この部分に外部から雨水等が
進入するのを防止するようにしている。
尚、仕切板(13)は、実施例では発泡ウレタン製とした
場合を示しているが、他の材料を使用してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、第1の面板及び第2の面板には両方共
に凹凸部を設けて、それぞれに必要な曲げ強度を保持さ
せ、床、又は工事中人が上に乗り作業する屋根、天井に
使用しても凹みなどの変形を防止し、かつ、冷蔵冷凍倉
庫の屋根材のように、常温と−30℃以下の低温の間に設
置してもパネルに反りが発生することを防止することが
できる。
また、上記凹凸部の大きさを、第1の面板は小さくし、
第2の面板は大きくして、断熱性の芯材の厚さを200mm
以上に増大しても、強度低下を防止させ、受材の間隔を
狭めたり、受材との接合点を増加する必要をなくし、建
築費が高くなることを防止できる。
また、第1の面板の凹凸部は小さくし、第2の面板の凹
凸部を大きくして、その各凹部を仕切板で閉塞して断熱
性の芯材が第2の面板の大きくした各凹部内に充填され
ないようにしてあるため、断熱性の芯材の厚さを略均等
化して断熱並びに防熱効果をパネル全面に亘って略一定
化し、極端な差ができないようにし得ると共に、第2の
面板の凹部空間への高価な芯材の充填量を減少させるこ
とができ、コストアップを防止し、しかも、第1の面板
に対する仕切板の被嵌の手間を省略できる。
さらに、建築基準法の屋根30分耐火機能(外部火災によ
る類焼防止機能)に適合させるために、例えば、第1の
面板の外面にコンクリートを打設する際、第1の面板に
も凹凸部が設けてあるため、パネルとコンクリートとの
接合性がよく、施工が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るサンドイッチパネルの平面断面
図、第2図は、第1図I−I線断面図、第3図及び第4
図は、本考案に係るサンドイッチパネルの平面断面図及
び側面断面図、第5図は、サンドイッチパネルの従来例
を示す平面断面図、第6図は、従来のサンドイッチパネ
ルの使用状態を示す正面図である。 (10)……サンドイッチパネル、 (11)……第1の面板、(11a)……凹部、 (11b)……凸部、(12)……第2の面板、 (12a)……凹部、(12b)……凸部、 (13)……仕切板、(15)……芯材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】小さな凹部と凸部とが連続した波板状をし
    た第1の面板と、 第1の面板と所定の間隔をあけて対向配置した、大きな
    凹部と凸部とが連続した折曲板からなる第2の面板と、 第2の面板の第1の面板に対向する側の各凹部を各凸部
    の頂面と略同一面となる位置で閉塞して該凹部内を中空
    とするために第2の面板の各凹部に被嵌させた仕切板
    と、 上記仕切板で閉塞された凹部内を中空部として残して第
    1の面板と第2の面板との間に充填される断熱性の芯材
    とによって構成したことを特徴とするサンドイッチパネ
    ル。
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JPS60105749A (ja) * 1983-11-12 1985-06-11 大同鋼板株式会社 断熱パネルとその製造法

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