JP3124002B2 - ガス分散機構付き減圧式気相成長装置 - Google Patents

ガス分散機構付き減圧式気相成長装置

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JP3124002B2
JP3124002B2 JP11111137A JP11113799A JP3124002B2 JP 3124002 B2 JP3124002 B2 JP 3124002B2 JP 11111137 A JP11111137 A JP 11111137A JP 11113799 A JP11113799 A JP 11113799A JP 3124002 B2 JP3124002 B2 JP 3124002B2
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JP
Japan
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gas
injector
gas discharge
vapor phase
reaction chamber
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JP11111137A
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Inventor
憲 山崎
Original Assignee
九州日本電気株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減圧した反応室内
に不活性ガスをインジェクターに通して導入しつつ該反
応室内の真空状態を開放する機能を有する減圧式気相成
長装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】減圧式気相成長装置において、処理プロ
セス終了後に製品の取り出しを行うため、減圧した反応
室内に不活性ガスをインジェクターに通して導入しつつ
該反応室内の真空状態を開放するようになっている。
【0003】前記インジェクター3は図3に示すよう
に、マニホールド2に装着され、そのガス吐出口3aが
石英チューブ1とマニホールド2とから構成される反応
室5内に向けて設置されている。
【0004】従来例のインジェクター3は図3に示すよ
うに、単管構造のものであって、単一のガス吐出口3a
を有しており、この単一のガス吐出口3aから全量の不
活性ガスを吐出するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例の
インジェクター3は図3に示すように、単一のガス吐出
口3aから全量の不活性ガスを吐出するようになってい
るため、大流量のガスを流そうとすると、吹き出し時に
おけるガスの運動エネルギーが高く、そのガス流の勢い
が強く、そのガス流が反応室の内壁に衝突して、反応室
内壁に成膜した膜を剥離して、室内に拡散してゴミ等を
発生させることとなる。
【0006】そこで、従来では、低流量のガスを長時間
に渡って導入し、反応室内の真空状態を開放していたた
め、作業効率が低下するという問題がある。
【0007】また、ガスの分散を目的としたフィルター
等を取付けることが考えられるが、反応室内が高温状態
となるため、金属や各種材料によるコンタミネーション
等の影響が大きく、実施することが不可能である。
【0008】本発明の目的は、反応室内の膜剥がれや生
成物の拡散等を起こさずに大量の不活性ガスを導入し
て、反応室内の真空状態を短時間で開放するようにした
減圧式気相成長装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るガス分散機構付き減圧式気相成長装置
は、減圧した反応室内に不活性ガスをインジェクターに
通して導入しつつ該反応室内の真空状態を開放する機能
を有する減圧式気相成長装置であって、前記インジェク
ターのガス吐出側に設けたガス吐出口の口径及び形状を
変化させてコンダクタンスを変更し、各ガス吐出口から
のガス吐出量を調整するものである
【0010】また前記インジェクターのガス吐出側に複
数のガス吐出口を開口位置を異ならせて設けたものであ
る。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態を示す斜視
図、図2は、本発明の一実施形態の主要部を示す断面図
である。
【0015】図1において、マニホールド2の上面が石
英チューブ1で被覆されて、マニホールド2と石英チュ
ーブ1とにより反応室5を外部から隔離して形成するよ
うになっている。
【0016】インジェクター3は図2に示すように、マ
ニホールド2に装着され、そのガス吐出側が石英チュー
ブ1とマニホールド2とから構成される反応室5内に向
けて設置されている。また、インジェクター3のガス供
給側に連なるガス導入口4がマニホールド2に取付けら
れている。6はTC(thermocouple)、7はTCコネク
タである。また8は、反応室5内を給排気するポートで
あり、図示しないポンプに接続されている。
【0017】さらに本発明に一実施形態においては、イ
ンジェクター3から吹き出される不活性ガスの運動エネ
ルギーを分散減少させて大流量の不活性ガスを導入する
ようにしたものである。
【0018】具体的にはインジェクター3のガス吐出側
を反応室5内に設置し、その管壁に複数のガス吐出口3
a,3a・・・を開口している。
【0019】インジェクター3のガス吐出側管壁に複数
のガス吐出口3a,3a・・・を設けるには図2に示す
ように、複数のガス吐出口3aの開口位置が重ならない
ように位置を異ならせて設けている。
【0020】またインジェクター3のガス吐出口3aの
口径及び形状を変化させてコンダクタンスを変更し、各
ガス吐出口3aからのガス吐出量を調整するようになっ
ている。
【0021】本発明の一実施形態においては、ガス導入
口4から導入された 2 ガスは、マニホールド2に取り
付けられたインジェクター3に供給される。
【0022】インジェクター3のガス吐出側管壁に複数
のガス吐出口3a,3a・・・を設けているため、 2
ガス(不活性ガス)はインジェクター3の元部よりガス
吐出側に至る間に、それぞれのガス吐出口3aから分流
しながら反応室5内に導入され、そのガスの運動エネル
ギーが低下する。
【0023】このため、従来よりも大流量のガスを、反
応室5内の膜剥がれや生成物の巻き上げ等を起こさずに
反応室5内に導入することが可能となり、真空破壊時間
を短縮することできる。また、 2 ガスを使用したが、
これ以外の不活性ガスを用いてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インジェ
クターから吹き出される不活性ガスの運動エネルギーを
分散減少させることができ、従来よりも大流量のガス
を、反応炉内の膜剥がれや生成物の巻き上げ等を起こさ
ずに導入することが可能となり、真空破壊時間を短縮す
ることができる。
【0025】また、インジェクターとして石英ガラスを
用いることにより、金属やフィルター材料よりのコンタ
ミネーションをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態の主要部を示す断面図であ
る。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 石英チューブ 2 マニホールド 3 インジェクター 4 ガス導入口 5 反応室

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧した反応室内に不活性ガスをインジ
    ェクターに通して導入しつつ該反応室内の真空状態を開
    放する機能を有する減圧式気相成長装置であって、前記インジェクターのガス吐出側に設けたガス吐出口の
    口径及び形状を変化させてコンダクタンスを変更し、各
    ガス吐出口からのガス吐出量を調整する ことを特徴とす
    るガス分散機構付き減圧式気相成長装置。
  2. 【請求項2】 前記インジェクターのガス吐出側に複数
    のガス吐出口を開口位置を異ならせて設けたことを特徴
    とする請求項1に記載のガス分散機構付き減圧式気相成
    長装置。
JP11111137A 1999-04-19 1999-04-19 ガス分散機構付き減圧式気相成長装置 Expired - Lifetime JP3124002B2 (ja)

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