JP3122805B2 - レンズ付フィルムユニットのフィルム装填方法 - Google Patents
レンズ付フィルムユニットのフィルム装填方法Info
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- JP3122805B2 JP3122805B2 JP05082050A JP8205093A JP3122805B2 JP 3122805 B2 JP3122805 B2 JP 3122805B2 JP 05082050 A JP05082050 A JP 05082050A JP 8205093 A JP8205093 A JP 8205093A JP 3122805 B2 JP3122805 B2 JP 3122805B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ付フィルムユニ
ットのフィルム装填方法に関する。
ットのフィルム装填方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レンズ付フィルムユニットへフィ
ルムを装填する時は、パトローネのフィルム先端を所定
長さ引き出してスプールのスリットに挿入し、スプール
の爪にフィルムのパーフォレーションを係止して固定す
る。そして、上記スプールとパトローネを上述の状態の
ままレンズ付フィルムユニットに収納した後裏蓋を取り
付ける。次にこれをフィルム巻上装置に取り付け、底面
のスプール巻上窓より巻上装置の巻上軸を挿入し、スプ
ールを巻き上げてパトローネのフィルムを所定の長さス
プールに巻き取り、フィルムの装填は完了する。そし
て、上述のフィルム装填作業は全工程明室で行なうこと
が出来る。
ルムを装填する時は、パトローネのフィルム先端を所定
長さ引き出してスプールのスリットに挿入し、スプール
の爪にフィルムのパーフォレーションを係止して固定す
る。そして、上記スプールとパトローネを上述の状態の
ままレンズ付フィルムユニットに収納した後裏蓋を取り
付ける。次にこれをフィルム巻上装置に取り付け、底面
のスプール巻上窓より巻上装置の巻上軸を挿入し、スプ
ールを巻き上げてパトローネのフィルムを所定の長さス
プールに巻き取り、フィルムの装填は完了する。そし
て、上述のフィルム装填作業は全工程明室で行なうこと
が出来る。
【0003】一方、別のフィルム装填方法としては、上
述のスプールへパトローネのフィルムを所定の長さ巻き
取る作業をレンズ付フィルムユニットの外で行い、巻き
取り完了後フィルムが巻かれたスプールとフィルムでつ
ながった空のパトローネをレンズ付フィルムユニットに
収納し、裏蓋を取り付けてフィルムの装填は完了する。
そして、このフィルム装填の場合は全工程暗室で行なわ
ねばならない。
述のスプールへパトローネのフィルムを所定の長さ巻き
取る作業をレンズ付フィルムユニットの外で行い、巻き
取り完了後フィルムが巻かれたスプールとフィルムでつ
ながった空のパトローネをレンズ付フィルムユニットに
収納し、裏蓋を取り付けてフィルムの装填は完了する。
そして、このフィルム装填の場合は全工程暗室で行なわ
ねばならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、フィル
ムを装填する時は出来るだけ明室で作業できる方が、暗
室で作業しなければならないよりかは当然のことながら
好ましい。しかし、明室でフィルムの装填が出来るよう
にするためには、レンズ付フィルムユニットとしてそれ
が可能な構成となっている必要がある。しかし、上記従
来の技術で説明したレンズ付フィルムユニットは、明室
で装填できる場合と言えども必ずしも満足のゆくもので
はなく、レンズ付フィルムユニットとして考えた場合、
いまだに技術が確立されたとは言えなかった。
ムを装填する時は出来るだけ明室で作業できる方が、暗
室で作業しなければならないよりかは当然のことながら
好ましい。しかし、明室でフィルムの装填が出来るよう
にするためには、レンズ付フィルムユニットとしてそれ
が可能な構成となっている必要がある。しかし、上記従
来の技術で説明したレンズ付フィルムユニットは、明室
で装填できる場合と言えども必ずしも満足のゆくもので
はなく、レンズ付フィルムユニットとして考えた場合、
いまだに技術が確立されたとは言えなかった。
【0005】すなわち、レンズ付フィルムユニットへの
フィルム装填を全工程明室で行なうようにするために
は、上述のようにパトローネのフィルム先端を固定した
スプールとパトローネをレンズ付フィルムユニットに収
納した後裏蓋を取り付けてフィルムがカブらないように
し、巻上装置によりスプールを巻き上げてパトローネの
フィルムを所定の長さスプールに巻き取ってフィルムを
装填するようにしている。
フィルム装填を全工程明室で行なうようにするために
は、上述のようにパトローネのフィルム先端を固定した
スプールとパトローネをレンズ付フィルムユニットに収
納した後裏蓋を取り付けてフィルムがカブらないように
し、巻上装置によりスプールを巻き上げてパトローネの
フィルムを所定の長さスプールに巻き取ってフィルムを
装填するようにしている。
【0006】従って、フィルムはレンズ付フィルムユニ
ットの画枠レール面と、裏蓋のフィルムガイド部の非常
に狭い隙間を通ってパトローネからスプールへと巻き取
られることになる。そのため、フィルムをパトローネか
らスプールへ高速で巻き取るようにすることはフィルム
へ傷を付けることになり、自ずとその速度には限度があ
り、又フィルムに傷を付けないように充分に気を付けて
作業を行なう必要があった。
ットの画枠レール面と、裏蓋のフィルムガイド部の非常
に狭い隙間を通ってパトローネからスプールへと巻き取
られることになる。そのため、フィルムをパトローネか
らスプールへ高速で巻き取るようにすることはフィルム
へ傷を付けることになり、自ずとその速度には限度があ
り、又フィルムに傷を付けないように充分に気を付けて
作業を行なう必要があった。
【0007】又、レンズ付フィルムユニットのフィルム
巻上機構も、フィルムをパトローネからスプールへ巻き
取り中は通常の撮影後のフィルム巻上とは異なり、パト
ローネのフィルム巻上軸は自由に逆回転可能となってい
なければならず、この状態に簡単な操作で切換る構造に
しておかなければならない。
巻上機構も、フィルムをパトローネからスプールへ巻き
取り中は通常の撮影後のフィルム巻上とは異なり、パト
ローネのフィルム巻上軸は自由に逆回転可能となってい
なければならず、この状態に簡単な操作で切換る構造に
しておかなければならない。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものである。すなわち、レンズ付フィルムユニット
へフィルムを装填する時、フィルムをパトローネからス
プールへ傷を付けずに高速巻き取りを可能とし、これに
よってフィルム装填の効率をあげてコスト低減を計り、
更にレンズ付フィルムユニットのフィルム巻上機構も、
簡単にパトローネの巻上軸を逆回転可能に切換えるよう
にする必要もないコストの安いレンズ付フィルムユニッ
トのフィルム装填方法を提供することを目的としたもの
である。
れたものである。すなわち、レンズ付フィルムユニット
へフィルムを装填する時、フィルムをパトローネからス
プールへ傷を付けずに高速巻き取りを可能とし、これに
よってフィルム装填の効率をあげてコスト低減を計り、
更にレンズ付フィルムユニットのフィルム巻上機構も、
簡単にパトローネの巻上軸を逆回転可能に切換えるよう
にする必要もないコストの安いレンズ付フィルムユニッ
トのフィルム装填方法を提供することを目的としたもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、予めフィル
ムが該フィルムを給送する給送手段と、撮影のための露
光手段とを有し、スクロール室のスプールに巻込まれて
いて直ちに撮影を可能とし、フィルム巻上げノブの巻上
操作によってフィルムを1駒宛巻上げ、撮影を終えたフ
ィルムは順次パトローネ室のパトローネ内に巻き戻すよ
うにしたレンズ付フィルムユニットのフィルム装填方法
において、前記スプールに前記パトローネのフィルム先
端を固定し、前記スプールと前記パトローネを前述の状
態のまま前記レンズ付フィルムユニットへ収納し、暗室
内において前記スプールを巻上装置により巻き上げて前
記パトローネのフィルムを巻き取り、巻き取り終了後裏
蓋を取り付けるようにしたことを特徴とするレンズ付フ
ィルムユニットのフィルム装填方法によって達成され
る。
ムが該フィルムを給送する給送手段と、撮影のための露
光手段とを有し、スクロール室のスプールに巻込まれて
いて直ちに撮影を可能とし、フィルム巻上げノブの巻上
操作によってフィルムを1駒宛巻上げ、撮影を終えたフ
ィルムは順次パトローネ室のパトローネ内に巻き戻すよ
うにしたレンズ付フィルムユニットのフィルム装填方法
において、前記スプールに前記パトローネのフィルム先
端を固定し、前記スプールと前記パトローネを前述の状
態のまま前記レンズ付フィルムユニットへ収納し、暗室
内において前記スプールを巻上装置により巻き上げて前
記パトローネのフィルムを巻き取り、巻き取り終了後裏
蓋を取り付けるようにしたことを特徴とするレンズ付フ
ィルムユニットのフィルム装填方法によって達成され
る。
【0010】更に上記目的は、予じめフィルムが該フィ
ルムを給送する給送手段と、撮影のための露光手段とを
有し、スクロール室のスプールに巻込まれていて直ちに
撮影を可能とし、フィルム巻上げノブの巻上操作によっ
てフィルムを1駒宛巻上げ、撮影を終えたフィルムは順
次パトローネ室のパトローネ内に巻き戻すようにしたレ
ンズ付フィルムユニットのフィルム装填方法において、
前記スプールに前記パトローネのフィルム先端を固定
し、前記スプールを前記レンズ付フィルムユニットのス
クロール室へ収納し、暗室内において前記スプールを巻
上装置により巻き上げて前記パトローネのフィルムを巻
き取り、巻き取り終了後前記パトローネを前記レンズ付
フィルムユニットのパトローネ室へ収納して裏蓋を取り
付けるようにしたことを特徴とするレンズ付フィルムユ
ニットのフィルム装填方法によって達成されるものであ
る。
ルムを給送する給送手段と、撮影のための露光手段とを
有し、スクロール室のスプールに巻込まれていて直ちに
撮影を可能とし、フィルム巻上げノブの巻上操作によっ
てフィルムを1駒宛巻上げ、撮影を終えたフィルムは順
次パトローネ室のパトローネ内に巻き戻すようにしたレ
ンズ付フィルムユニットのフィルム装填方法において、
前記スプールに前記パトローネのフィルム先端を固定
し、前記スプールを前記レンズ付フィルムユニットのス
クロール室へ収納し、暗室内において前記スプールを巻
上装置により巻き上げて前記パトローネのフィルムを巻
き取り、巻き取り終了後前記パトローネを前記レンズ付
フィルムユニットのパトローネ室へ収納して裏蓋を取り
付けるようにしたことを特徴とするレンズ付フィルムユ
ニットのフィルム装填方法によって達成されるものであ
る。
【0011】
【作用】パトローネのフィルム先端を固定したスプール
とパトローネをレンズ付フィルムユニットに収納し、暗
室内において裏蓋を付けずに巻上装置によりスプールを
巻き上げ、パトローネのフィルムを所定の長さスプール
に巻き取った後裏蓋を取り付けるようにしたため、フィ
ルムを高速巻き取りをしてもフィルムに傷を付けること
がない。
とパトローネをレンズ付フィルムユニットに収納し、暗
室内において裏蓋を付けずに巻上装置によりスプールを
巻き上げ、パトローネのフィルムを所定の長さスプール
に巻き取った後裏蓋を取り付けるようにしたため、フィ
ルムを高速巻き取りをしてもフィルムに傷を付けること
がない。
【0012】又、パトローネのフィルム先端を固定した
スプールとパトローネのうち、スプールのみをレンズ付
フィルムユニットのスクロール室に収納し、暗室内にお
いて巻上装置によりスプールを巻き上げてパトローネの
フィルムを所定の長さスプールに巻き取り、空になった
パトローネをレンズ付フィルムユニットのパトローネ室
へ収納した後裏蓋を取りつけるようにしたため、フィル
ムを高速巻き取りをしてもフィルムに傷を付けることが
無い。更に、フィルムをスプールに巻き取り中はパトロ
ーネはレンズ付フィルムユニットに収納されていないの
で、レンズ付フィルムユニットの巻上機構は、簡単にパ
トローネの巻上軸を逆回転可能に切換えるようにする必
要もない。
スプールとパトローネのうち、スプールのみをレンズ付
フィルムユニットのスクロール室に収納し、暗室内にお
いて巻上装置によりスプールを巻き上げてパトローネの
フィルムを所定の長さスプールに巻き取り、空になった
パトローネをレンズ付フィルムユニットのパトローネ室
へ収納した後裏蓋を取りつけるようにしたため、フィル
ムを高速巻き取りをしてもフィルムに傷を付けることが
無い。更に、フィルムをスプールに巻き取り中はパトロ
ーネはレンズ付フィルムユニットに収納されていないの
で、レンズ付フィルムユニットの巻上機構は、簡単にパ
トローネの巻上軸を逆回転可能に切換えるようにする必
要もない。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を添付した図面、図1な
いし図3により説明する。
いし図3により説明する。
【0014】図1ないし図3は、レンズ付フィルムユニ
ットの中央横断面を示す図である。図1において、レン
ズ付フィルムユニット1のカメラ本体10の左右両側には
パトローネを収納するパトローネ室11とスプールを収納
するスクロール室12が設けられている。そして、パトロ
ーネ室11とスクロール室12の間には、本体10に設けられ
た画枠レール面13と裏蓋20に設けられたフィルムガイド
部21によって作られた、撮影の終ったフィルムが撮影毎
に一駒づつスクロール室12のスプールからパトローネ室
11のパトローネへ巻き戻される時に通過する狭い隙間C
が設けられている。すなわち、フィルムは撮影が終った
時のみ狭い隙間Cを通ってスクロール室12のスプールか
らパトローネ室11のパトローネへと巻き戻されることに
なる。
ットの中央横断面を示す図である。図1において、レン
ズ付フィルムユニット1のカメラ本体10の左右両側には
パトローネを収納するパトローネ室11とスプールを収納
するスクロール室12が設けられている。そして、パトロ
ーネ室11とスクロール室12の間には、本体10に設けられ
た画枠レール面13と裏蓋20に設けられたフィルムガイド
部21によって作られた、撮影の終ったフィルムが撮影毎
に一駒づつスクロール室12のスプールからパトローネ室
11のパトローネへ巻き戻される時に通過する狭い隙間C
が設けられている。すなわち、フィルムは撮影が終った
時のみ狭い隙間Cを通ってスクロール室12のスプールか
らパトローネ室11のパトローネへと巻き戻されることに
なる。
【0015】図2は、本発明に基づく実施例を説明する
図で、パトローネのフィルム先端を所定の長さ引き出し
てスプールに固定し、スプールとパトローネをそのまま
の状態でレンズ付フィルムユニットに収納した所を示し
ている。
図で、パトローネのフィルム先端を所定の長さ引き出し
てスプールに固定し、スプールとパトローネをそのまま
の状態でレンズ付フィルムユニットに収納した所を示し
ている。
【0016】すなわち図2において、レンズ付フィルム
ユニット1のカメラ本体10のパトローネ室11にはパトロ
ーネPが、そしてスクロール室12にはパトローネPのフ
ィルムFの先端を所定長さ引き出してスプールSに固定
したスプールSがそのままの状態で収納されている。
ユニット1のカメラ本体10のパトローネ室11にはパトロ
ーネPが、そしてスクロール室12にはパトローネPのフ
ィルムFの先端を所定長さ引き出してスプールSに固定
したスプールSがそのままの状態で収納されている。
【0017】そして、暗室内においてスプールSを巻上
装置により巻き上げ、パトローネPのフィルムFを所定
の長さスプールSに巻き取り、巻き取り終了後裏蓋20を
取り付けるようにしている。従って、フィルムFをパト
ローネPからスプールSに巻き上げ中は、裏蓋20が取り
付けられていないので裏蓋20に設けられているフィルム
ガイド部21はフィルムFの乳剤塗布面と反対側の面には
接触しないのでこれによる傷は全く付かない。尚、フィ
ルムFの乳剤塗布面側は画枠レール面13と接触するが画
枠外なので傷が付いても特に問題は無い。従って、フィ
ルムFはパトローネPからスプールSに高速巻き取りを
可能とし、これによってフィルム装填の効率アップを可
能としてコスト低減に大きな働きをすることになる。
装置により巻き上げ、パトローネPのフィルムFを所定
の長さスプールSに巻き取り、巻き取り終了後裏蓋20を
取り付けるようにしている。従って、フィルムFをパト
ローネPからスプールSに巻き上げ中は、裏蓋20が取り
付けられていないので裏蓋20に設けられているフィルム
ガイド部21はフィルムFの乳剤塗布面と反対側の面には
接触しないのでこれによる傷は全く付かない。尚、フィ
ルムFの乳剤塗布面側は画枠レール面13と接触するが画
枠外なので傷が付いても特に問題は無い。従って、フィ
ルムFはパトローネPからスプールSに高速巻き取りを
可能とし、これによってフィルム装填の効率アップを可
能としてコスト低減に大きな働きをすることになる。
【0018】図3は、本発明に基づく他の実施例を説明
する図で、パトローネのフィルム先端を所定の長さ引き
出してスプールに固定し、スプールのみをレンズ付フィ
ルムユニットに収納した所を示している。
する図で、パトローネのフィルム先端を所定の長さ引き
出してスプールに固定し、スプールのみをレンズ付フィ
ルムユニットに収納した所を示している。
【0019】すなわち図3において、レンズ付フィルム
ユニット1のカメラ本体10の外には図示せぬ手段により
パトローネPが図示のように保持され、そしてスクロー
ル室12にはパトローネPのフィルムFの先端を所定の長
さ引き出してスプールSに固定したスプールSが収納さ
れている。
ユニット1のカメラ本体10の外には図示せぬ手段により
パトローネPが図示のように保持され、そしてスクロー
ル室12にはパトローネPのフィルムFの先端を所定の長
さ引き出してスプールSに固定したスプールSが収納さ
れている。
【0020】そして、暗室内においてスプールSを巻上
装置により巻き上げ、パトローネPのフィルムFを所定
の長さスプールSに巻き取り、巻き取り終了後空になっ
たパトローネPをカメラ本体10のパトローネ室11に収納
して、裏蓋20を取り付けるようにしている。従って、フ
ィルムFをパトローネPからスプールSに巻き上げ中
は、裏蓋20が取り付けられていず更にフィルムFが画枠
レール面13より浮いた状態となっているので裏蓋20に設
けられているフィルムガイド部21は、フィルムFの乳剤
塗布面と反対側の面には触れていないのはもちろんのこ
と、パトローネPが図示の状態であるためフィルムFの
乳剤面側もカメラ本体10の画枠レール面13にも接触しな
いのでこれらによる傷はフィルムの両面に全く付かな
い。
装置により巻き上げ、パトローネPのフィルムFを所定
の長さスプールSに巻き取り、巻き取り終了後空になっ
たパトローネPをカメラ本体10のパトローネ室11に収納
して、裏蓋20を取り付けるようにしている。従って、フ
ィルムFをパトローネPからスプールSに巻き上げ中
は、裏蓋20が取り付けられていず更にフィルムFが画枠
レール面13より浮いた状態となっているので裏蓋20に設
けられているフィルムガイド部21は、フィルムFの乳剤
塗布面と反対側の面には触れていないのはもちろんのこ
と、パトローネPが図示の状態であるためフィルムFの
乳剤面側もカメラ本体10の画枠レール面13にも接触しな
いのでこれらによる傷はフィルムの両面に全く付かな
い。
【0021】従って、フィルムFはパトローネPからス
プールSに更に高速巻き取りを可能とし、これによって
フィルム装填の効率アップを可能としてコスト低減に大
きな働きをすることになる。
プールSに更に高速巻き取りを可能とし、これによって
フィルム装填の効率アップを可能としてコスト低減に大
きな働きをすることになる。
【0022】更に、上述のように本方法によればパトロ
ーネPからスプールSにフィルムFを巻き上げ中は、パ
トローネPはレンズ付フィルムユニット1のカメラ本体
10のパトローネ室11に収納されていないので、カメラ本
体10の巻上機構は簡単にパトローネPの巻上軸を逆回転
可能に切換えるようにする必要もない。
ーネPからスプールSにフィルムFを巻き上げ中は、パ
トローネPはレンズ付フィルムユニット1のカメラ本体
10のパトローネ室11に収納されていないので、カメラ本
体10の巻上機構は簡単にパトローネPの巻上軸を逆回転
可能に切換えるようにする必要もない。
【0023】
【発明の効果】本発明により、フィルムをパトローネか
らスプールへ傷を付けずに高速巻き取りを可能とし、こ
れによってフィルム装填の効率をあげてコスト低減を可
能とし、更にレンズ付フィルムユニットのフィルム巻上
機構も、簡単にパトローネの巻上軸を逆回転可能に切換
えるようにすると言う新しい機能を付けて構造を複雑に
する必要もない、コストの安いレンズ付フィルムユニッ
トのフィルム装填方法が提供されることになった。
らスプールへ傷を付けずに高速巻き取りを可能とし、こ
れによってフィルム装填の効率をあげてコスト低減を可
能とし、更にレンズ付フィルムユニットのフィルム巻上
機構も、簡単にパトローネの巻上軸を逆回転可能に切換
えるようにすると言う新しい機能を付けて構造を複雑に
する必要もない、コストの安いレンズ付フィルムユニッ
トのフィルム装填方法が提供されることになった。
【図1】本発明の装填方法を説明するレンズ付フィルム
ユニットの中央横断面図。
ユニットの中央横断面図。
【図2】本発明の装填方法の実施例を説明するレンズ付
フィルムユニットの中央横断面図。
フィルムユニットの中央横断面図。
【図3】本発明の装填方法の別の実施例を説明するレン
ズ付フィルムユニットの中央横断面図。
ズ付フィルムユニットの中央横断面図。
【符号の説明】 1 レンズ付フィルムユニット 10 カメラ本体 11 パトローネ室 12 スクロール室 13 画枠レール面 20 裏蓋 21 フィルムガイド部 C 隙間 F フィルム P パトローネ S スプール
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−11798(JP,A) 特開 平6−130568(JP,A) 特開 平6−43593(JP,A) 特開 平5−134361(JP,A) 特開 昭64−544(JP,A) 実開 平2−69321(JP,U) 実開 昭63−115134(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 3/00 G03B 17/04
Claims (2)
- 【請求項1】 予めフィルムが該フィルムを給送する給
送手段と、撮影のための露光手段とを有し、スクロール
室のスプールに巻込まれていて直ちに撮影を可能とし、
フィルム巻上げノブの巻上操作によってフィルムを1駒
宛巻上げ、撮影を終えたフィルムは順次パトローネ室の
パトローネ内に巻き戻すようにしたレンズ付フィルムユ
ニットのフィルム装填方法において、前記スプールに前
記パトローネのフィルム先端を固定し、前記スプールと
前記パトローネを前述の状態のまま前記レンズ付フィル
ムユニットへ収納し、暗室内において前記スプールを巻
上装置により巻き上げて前記パトローネのフィルムを巻
き取り、巻き取り終了後裏蓋を取り付けるようにしたこ
とを特徴とするレンズ付フィルムユニットのフィルム装
填方法。 - 【請求項2】 予めフィルムが該フィルムを給送する給
送手段と、撮影のための露光手段とを有し、スクロール
室のスプールに巻込まれていて直ちに撮影を可能とし、
フィルム巻上げノブの巻上操作によってフィルムを1駒
宛巻上げ、撮影を終えたフィルムは順次パトローネ室の
パトローネ内に巻き戻すようにしたレンズ付フィルムユ
ニットのフィルム装填方法において、前記スプールに前
記パトローネのフィルム先端を固定し、前記スプールを
前記レンズ付フィルムユニットのスクロール室へ収納
し、暗室内において前記スプールを巻上装置により巻き
上げて前記パトローネのフィルムを巻き取り、巻き取り
終了後前記パトローネを前記レンズ付フィルムユニット
のパトローネ室へ収納して裏蓋を取り付けるようにした
ことを特徴とするレンズ付フィルムユニットのフィルム
装填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05082050A JP3122805B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | レンズ付フィルムユニットのフィルム装填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05082050A JP3122805B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | レンズ付フィルムユニットのフィルム装填方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06295022A JPH06295022A (ja) | 1994-10-21 |
JP3122805B2 true JP3122805B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=13763693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05082050A Expired - Fee Related JP3122805B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | レンズ付フィルムユニットのフィルム装填方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3122805B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101957474B1 (ko) * | 2016-11-23 | 2019-03-12 | 주식회사 위츠 | 골프 퍼터 |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5828915A (en) * | 1995-06-19 | 1998-10-27 | Eastman Kodak Company | Film winding fixture for use with a film cartridge and method |
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US5862413A (en) * | 1996-06-10 | 1999-01-19 | Eastman Kodak Company | Single-use camera with retainer cap for scroll of unexposed film |
US5659802A (en) * | 1996-06-10 | 1997-08-19 | Eastman Kodak Company | Apparatus and method for loading a single-use camera |
US5745797A (en) * | 1997-04-21 | 1998-04-28 | Eastman Kodak Company | Camera assembly using mandrel to roll film in chamber |
US5815739A (en) * | 1997-04-21 | 1998-09-29 | Eastman Kodak Company | Camera assembly with quill drivekey for engaging film cartridge |
US5937208A (en) * | 1997-05-08 | 1999-08-10 | Eastman Kodak Company | Film scrolling method, apparatus and camera |
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JPH06295022A (ja) | 1994-10-21 |
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