JP2728984B2 - 写真処理方法及びカメラ - Google Patents

写真処理方法及びカメラ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パトローネに収容され
ているフィルムにパノラマサイズの画像が記録されてい
るか否かに基づいてパトローネを仕分けて別々の処理ラ
インで処理することを可能にした写真処理方法及びカメ
ラに関する。
【0002】
【従来の技術】パノラマ撮影可能なカメラで、従来から
ある135 フィルムを用いてパノラマ画像を撮影した場合
には、パトローネの外観からは、パノラマサイズの画像
を有するフィルムを収納しているパトローネであるの
か、パノラマサイズの画像を有しないフィルムが収納さ
れたパトローネであるのか区別できない。
【0003】一方、現像所においては、フィルム現像、
焼付の作業能率向上の為に多数本のフィルムを長尺状に
スプライスして、この長尺状フィルムを連続して処理す
る。このため一般のフルサイズ画像の中にパノラマサイ
ズの画像が混在していると、画像焼付け時に焼付けマス
クを度々交換する必要があり、作業効率が低下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記課題を解決するた
めに、パトローネに収納されたフィルムを現像前の状態
で、パノラマサイズの画像混在を識別可能にしておき、
スプライスする場合に、パノラマサイズの画像を有する
フィルムとパノラマサイズの画像を有しないフィルムと
を識別し各々別々にスプライスすることが好ましい。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、撮影後にパト
ローネに収容されているフィルムにパノラマ画像が記録
されているか否かを識別できる写真処理方法及びカメラ
を得ることを目的をする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る写
真処理方法は、フィルムにパノラマサイズの画像が記録
されているときに、パノラマサイズの画像が記録されて
いないフィルムのパトローネへの巻取り方向と逆方向へ
フィルムを巻取り、パトローネに収容されたフィルムの
巻取方向に基づいて、パトローネをパノラマサイズの画
像が混在するフィルムと混在しないフィルムとに仕分け
て別々の処理ラインで処理することを特徴としている。
【0007】請求項2の発明に係るカメラは、パノラマ
サイズの画像を露光撮影可能なカメラであって、装填さ
れたパトローネ内のフィルム巻取軸を正転方向又は逆転
方向へ回転させて前記フィルムを巻取軸に正転方向又は
逆転方向へ層状に巻取る駆動手段と、フィルムへのパノ
ラマサイズ画像の露光撮影の有無に応じて各々逆方向へ
前記駆動手段を制御する回転制御手段と、を有すること
を特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1の発明に係る写真処理方法は、写真撮
影後にフィルムがパノラマサイズの画像を有していない
場合には、フィルムをパトローネ内へ正逆方向のいずれ
か一方へ巻取って収容する。一方、フィルムがパノラマ
サイズの画像を有している場合、すなわち、少なくとも
一コマのパノラマサイズの画像を有している場合には、
フィルムをパトローネに対して前記方向と逆方向へ巻取
って収容する。パトローネに収容されたフィルムを、巻
取方向に基づいてパノラマサイズの画像を有するフィル
ムか否か識別し、別々の処理ラインで処理するため各々
のフィルム処理の効率化を図れる。請求項1の発明で
は、パトローネやフィルムに識別マークを施すことなく
パトローネに収容されたフィルムに対するパノラマ画像
の記録の有無を識別できる。
【0009】請求項2の発明に係るカメラは、フィルム
がパノラマサイズの画像を有していない場合には、カメ
ラ内のパトローネへフィルムを正逆方向のいずれか一方
へ巻取るように、駆動手段が回転制御手段によって制御
される。一方、フィルムがパノラマサイズの画像を有し
ている場合には、パトローネ内へフィルムを巻取軸に対
して前記方向と逆方向へ巻取るよに駆動手段が回転制御
手段によって制御される。したがって、パトローネやフ
ィルムに識別マークを施すことなくフィルムの巻取方向
をパトローネに収容されたフィルムに対するパノラマ画
像の記録の有無を識別できる。
【0010】
【実施例】図1乃至図5には、パノラマサイズの画像及
びノーマルサイズの画像を撮影可能なカメラ10が示さ
れている。図10に示すように、パノラマサイズのネガ
画像12は、135 フィルムへ撮影されたノーマルサイズ
のネガ画像14に対してネガフィルム16の幅方向の寸
法は略半分とされており、ネガフィルム16の長手方向
の寸法は同一寸法とされている。また、このパノラマサ
イズのネガ画像12は印画紙への焼付け時にノーマルサ
イズのネガ画像14と幅方向の寸法は同一で長さ方向の
寸法が2倍になるように焼付けられる。
【0011】カメラ10の本体18内には、ネガフィル
ム16を収容したパトローネ22が装填されるパトロー
ネ装填部20を有しており、パトローネ装填部20に
は、モータ26によって回転される図示しない回転軸が
配置されている。パトローネ22がパトローネ装填部2
0に装填された図1の状態でパトローネ22内の巻取軸
24は、この回転軸に連結され図12に示す如く、クラ
ツチ64を介してモータ26の回転力が巻取軸24へ正
回転(図1の時計方向)又は逆回転(図1の反時計方
向)の回転力として伝達されるようになっている。
【0012】カメラ10のパトローネ装填部20と反対
側の端部には、パトローネ22に収納されたネガフィル
ム16が巻き取られるスプール28が軸支されている。
スプール28は、パトローネ22がパトローネ装填部2
0に装填された図1の状態で図12に示す如く、クラッ
チ60を介してモータ26の駆動軸と連結されるように
なっており、パトローネ22に収納されたネガフィルム
16がスプール28に全て層状に巻取られた完巻状態で
クラツチ60が解除され、モータ26の駆動軸との連結
が解除される。
【0013】パトローネ装填部20と、スプール28と
間には、ネガフィルム16をスプール28方向へ搬送す
るためのスプロケット30が設けられている。スプロケ
ット30は、図1の状態で図12に示すクラッチ62を
介してモータ26の駆動軸と連結されており、パトロー
ネ22に収納されたネガフィルム16がスプール28に
全て層状に巻取られたときにクラツチ62が解除され、
駆動軸との連結が解除される。スプロケット30は、図
10に示すネガフィルム16のパーフォレーション32
に噛み合ってフィルムを図2の右方へ搬送するようにな
っている。
【0014】上記モータ26は、電池収容部33に収容
された電池の印加電圧により作動されるようになってお
り、図12に示す制御手段66によって作動が制御され
る。
【0015】カメラ10の図5に示す操作面34には、
パノラマ切替スイツチ36が配置され、パノラマ切替ス
イツイ36がオンされたときに、カメラ10のマスクが
パノラマサイズのネガ画像12を撮影するな開口度にさ
れ、パノラマ切換スイツチ36がオフされたときに、カ
メラ10のシャッターがノーマルサイズのネガ画像を撮
影可能な開口度にされる。また、パノラマ撮影されかつ
ネガフィルム16がスプール28に完巻にされた図2の
状態で、モータ26の駆動力が反時計方向の回転力とし
て巻取軸24に伝達される。一方、パノラマサイズのネ
ガ画像12が撮影されることなく、ネガフィルム16が
スプール28に完巻にされた図2の状態で、モータ26
の駆動力が時計方向の回転力として巻取軸24に伝達さ
れるようになっている。
【0016】図11に示すように、ネガフィルム16の
現像焼付け処理を行う現像所38には、パノラマサイズ
の画像を有したネガフィルム16から印画紙へ焼付けを
行うパノラマサイズ用処理ライン40と、パノラマサイ
ズの画像を有してないネガフィルム16から印画紙へ焼
付けを行うノーマルサイズ用処理ライン42とが設けら
れている。また各処理ラインには、自動現像機46及び
焼付機48が備えられている。また、現像所38には、
多数本のネガフィルム16を長尺状にスプライスするス
プライサ44が設けられている。
【0017】以下に本実施例の作用を図13のフローチ
ャートを用いて説明する。図1に示されるように、パト
ローネ22をカメラ10のパトローネ装填部20に装填
すると共にパトローネ22からネガフィルム16を所定
量引き出してパーフォレーション32とスプロケット3
0とを噛み合わせる。必要に応じてネガフィルム16の
先端をスプール28へ係止する。ネガフィルム16にパ
ノラマサイズの画像を記録する場合には、パノラマ切替
スイツチ38をオンし、パノラマサイズの画像を記録し
ない場合には、パノラマ切替スイツチ38をオフにす
る。このオフ状態では、フラグが「0」にされ(ステツ
プ100)、クラッチ60及びクラッチ62がオンで、
クラッチ64がオフにされる(ステツプ102)。すな
わち、巻取軸24及びスプロケット30はモータ26の
駆動軸と切り離されて自由に回転可能とされており、モ
ータ26の回転力がクラッチ64を介してスプール28
に伝達可能とされる。
【0018】撮影が行われると、すなわち、ステツプ1
04で図5に示すシャッタスイッチ70がオンしたと判
断されると、ステツプ106でパノラマ撮影されたか否
かが判断され、パノラマ撮影されていないと判断された
場合にはステツプ110に進み、パノラマ撮影されたと
判断された場合には、フラグを1にセットした後にステ
ツプ110に進む。上記ステツプ104でパノラマ撮影
されていないと判断された場合には、ステツプ104を
繰り返す。
【0019】前記ステツプ110では、モータ26の駆
動軸の回転力によりクラッチ60を介してスプール28
が図3の反時計方向へ回転されて、ネガフィム16が1
コマ分、図2の右方へ搬送され、次に撮影されるコマが
カメラ10の撮影位置にセットされる。
【0020】ステツプ112では、ネガフィルム16の
全コマに対する撮影が終了したか否かが判断され、全コ
マに対する撮影が終了していないと判断された場合に
は、ステツプ104に戻り上記ステツプ104〜ステツ
プ110を繰り返し、全コマに対する撮影が終了したと
判断された場合には、ステツプ114に進む。
【0021】ステツプ114では、クラッチ60、62
がオフされると共にクラッチ64がオンされる。この状
態では、モータ26の駆動力がクラッチ64を介して巻
取軸24に伝達可能とされ、スプロケット30及びスプ
ール28はモータ26の駆動軸と切り離されて自由に回
転可能とされている。
【0022】ステツプ116では、フラグが「0」であ
るか否か、すなわち、ネガフィルム16にパノラマサイ
ズの画像が記録されているか否かが判断される。フラグ
が「0」であると判断された場合には、パノラマ撮影さ
れていないので、通常の巻き取り、すなわち、クラッチ
64を介して巻取軸24が図2の時計方向へ回転するよ
うにモータ26の作動が制御される。モータ26は、ネ
ガフィルム16が巻取軸24に層状に巻取られて撮影開
始前(図1)の状態(完巻状態)となるまで作動され
る。この状態で、パトローネ装填部20から取出された
パトローネ22は、図6に示す如く、先端がパトローネ
22の引出口21から突出した状態でネガフィルム16
を収容している。この場合、図7に示す如く、先端がパ
トローネ22内部に配置されるようにネガフィルム16
がパトローネ22内に収容されていてもよい。
【0023】前記ステツプ116で、フラグが「0」で
ないと判断された場合には、パノラマ撮影されているの
で、前記パノラマ撮影していない場合と逆方向に巻取ら
れる。すなわち、クラッチ64を介して巻取軸24が図
3の反時計方向へ回転するようにモータ26の作動が制
御される。モータ26は、ネガフィルム16が巻取軸2
4に層状に巻取られて図4に示す完巻状態となるまで作
動される。完巻後に、パトローネ装填部20から取出さ
れたパトローネ22は、図8に示す如く、先端がパトロ
ーネ22の引出口21から突出した状態でネガフィルム
16を収容している。この場合、図9に示す如く、先端
がパトローネ22内に配置されるようにネガフィルム1
6がパトローネ22内に収容されていてもよい。
【0024】撮影後に取出された図6(図7)あるいは
図8(図9)に示すパトローネ22は、現像所38にお
いて、スプライサ44によってネガフィルム16の引出
されてスプライスされる。この場合、図6及び図7に示
されるパトローネ22、すなわち、パノラマサイズの画
像を有することのないネガフィルム16を図6及び図7
の時計方向へ巻取った状態で収容するパトローネ22が
スプライサ44にセットされた場合には、ネガフィルム
16がパトローネ22の引出口21と干渉することなく
小さな負荷トルクで引き出される。一方、図8及び図9
に示されるパトローネ22は、パノラマサイズの画像を
有するため、図6及び図7と逆方向に巻取られた状態で
あるためパトローネ22がスプライサ44にセットされ
た場合には、自動的なスプライスが不可能であったり、
スプライス後にネガフィルム16がパトローネ22の引
出口21と干渉して、大きな負荷トルクで引き出される
ため、逆巻状態であることを検出できる。また、スプラ
イス前に図6〜図9における巻取軸24の正逆両方向へ
の回転抵抗の差によってネガフィルム16が正巻である
か逆巻であるかを検出してもよい。
【0025】スプライサ44において、パノラマサイズ
の画像が記録されたネガルムを収納したパトローネと、
パノラマサイズの画像を有しないネガフィルムを収納し
たパトローネ22とを仕分ける。パノラマサイズの画像
を有しないネガフィルム16を収容したパトローネ22
は、ノーマル用処理ライン42で処理する。ノーマル用
処理ライン42では、多数本のネガフィルム16を長尺
状にスプライスし、スプライスされたフィルムを自動現
像機46及び焼付機48によって連続処理することによ
って、高速の現像及び印画紙への焼付け及び印画紙の現
像が可能である。
【0026】一方、パノラマサイズの画像を有するネガ
フィルム16を収容したパトローネ22である場合に
は、パノラマサイズ用処理ライン40で処理する。
【0027】上記の如く、パノラマサイズの画像を有す
るネガフィルム16と、パノラマサイズを有しないネガ
フィルム16とを仕分けて処理するので、ノーマルサイ
ズのプリント処理効率を低下させることなく、パノラマ
サイズのプリントを行なえる。
【0028】また、いわゆるミニラボでは単一本のネガ
フィルム毎に現像処理を行うので、ネガフィルム16を
スプライスしないが、パノラマサイズの焼付けとノーマ
ルサイズの焼付けを交互に焼付けるのでは、作業効率が
低いので、パノラマサイズの画像を後回しにしてまとめ
て焼付けを行いたいというニーズがある。この場合に
も、パトローネ22からネガフィルム16を引出す際の
負荷トルクを検知してパノラマザイズの画像を有するネ
ガフィルム16とパノラマサイズの画像を有しないネガ
フィルム16を仕分けできるので、上記ニーズに充分対
応できる。
【0029】さらに上記実施例では、パトローネ22に
対するネガフィルム16の巻取方向を変えることによ
り、収容されたネガフィルム16がパノラマザイズの画
像を有するか否か識別できるため、パトローネ22やネ
ガフィルム16に識別マークを施す必要はない。したが
って、従来使われている135 フィルムを何の変更を施す
ことなくそのまま適用できる。
【0030】また、上記実施例では、クラツチ手段を用
いて機械的に巻取軸24の回転方向を切換えてネガフィ
ルム16をパトローネ22に所定の巻取方向に巻取って
いるが、パノラマサイズ撮影がされたか否かを電気的に
記憶させておき、この記憶情報に基づいてネガフィルム
16を所定方向に自動的に巻取られるようにしてもよ
い。
【0031】さらに、上記実施例では、ノーマルサイズ
の撮影が可能なカメラ10について説明しているが、パ
ノラマ撮影専用のカメラついて適用できるのはいうまで
もない。この場合、ネガフィルム16の全コマに対する
撮影が終了した図2の状態となったときには、必ず巻取
軸24が図2の反時計方向へ回転するようにしておく。
【0032】さらに上記実施例では、ネガフィルム16
の全コマについて撮影が終了したときにパトローネ22
にネガフィルム16を巻戻しているがこれに限定される
ものではない。すなわち、ネフィルム16の装填時にネ
ガフィルムを全量引出しておき、1コマずつ巻戻しなが
ら撮影するプレワインディング方式に適用してもよい。
この場合、パトローネ22をパトローネ装填部20に
装填し(図1)、撮影前にパトローネ22内のネガフィ
ルム16の全量をスプルール28に完巻する(図3)。
【0033】ここで、パノラマ撮影をしない場合には、
撮影を行う毎に、巻取軸24を時計方向へ回転させ、1
コマ分ずつネガフィルム16を図3の左方へ移動させ
る。ネガフィルム16の全コマに対する撮影が終了した
ときに、パトローネ22が図6又は図7に示す状態とな
る。
【0034】一方、パノラマ撮影する場合には、撮影を
行う毎に、巻取軸24を反時計方向へ回転させ、1コマ
分ずつネガフィルム16を図3の左方へ移動させる。ネ
ガフィルム16の全コマに対する撮影が終了したとき
に、パトローネ22は図8又は図9に示す状態、すなわ
ち、図6及び図7に示す巻取方向と逆方向に巻取られた
ネガフィルム16を収容している。
【0035】この場合においても、前記実施例と同様、
スプライスにおいて、巻取方向の相違によるネガフィル
ム16の引出しの際の負荷トルクの大小を検知して、ネ
ガフィルム16がパノラマサイズの画像を有するか否か
識別する。したがって、前記実施例と同様、パトローネ
22やネガフィルム16に識別マークを施すことなくパ
トローネ22に収容されたネガフィルム16に対するパ
ノラマ画像の記録の有無を識別できる。
【0036】また、本発明では、現像処理前にパノラマ
混在及び混在なしの2種類のフィルムを別々にスプライ
スする実施例について説明したが、パトローネからネガ
フィルムを取出した時点でその種別を表示するテープ等
の標識を個々のフィルムに付与すると共に、これらをま
とめて長尺状にスプライスして現像処理し、印画紙への
焼付け前に2種類を別々に区分けするようにしてもよ
い。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上記構成としたのでパトロー
ネやフィルムに識別マークを施すことなくパトローネに
収容されたフィルムへのパノラマ画像の記録の有無を識
別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パトローネがカメラに装填された状態を示す平
面図である。
【図2】図1の作動図である。
【図3】図2の作動図である。
【図4】図3の作動図である。
【図5】パノラマ撮影可能なカメラの斜視図である。
【図6】パノラマサイズの画像を有しないパローネの断
面図である。
【図7】パノラマサイズの画像を有しないパローネの断
面図である。
【図8】パノラマサイズの画像を有するパトローネの断
面図である。
【図9】パノラマサイズの画像を有するパトローネの断
面図である。
【図10】パノラマサイズの画像とノーマルサイズの画像
が記録されたフィルムの平面図である。
【図11】現像所におけるネガフィルムの処理を示すブ
ロック図である。
【図12】クラッチを介して巻取軸、スプロケット及び
スプールを駆動するモータ並びにモータの作動を制御す
る制御手段を示すブロック図である。
【図13】パノラマ画像の記録の有無に対応したフィル
ムの巻取り方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 カメラ 16 ネガフィルム(フィルム) 22 パトローネ 26 モータ(駆動手段) 40 パノラマサイズ用処理ライン(処理ライン) 42 ノーマルサイズ用処理ライン(処理ライン) 60 クラッチ(駆動手段) 62 クラッチ(駆動手段) 64 クラッチ(駆動手段) 66 制御手段(回転制御手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムにパノラマサイズの画像が記録
    されているときに、パノラマサイズの画像が記録されて
    いないフィルムのパトローネへの巻取り方向と逆方向へ
    フィルムを巻取り、パトローネに収容されたフィルムの
    巻取方向に基づいて、パトローネをパノラマサイズの画
    像が混在するフィルムと混在しないフィルムとに仕分け
    て別々の処理ラインで処理することを特徴とする写真処
    理方法。
  2. 【請求項2】 パノラマサイズの画像を露光撮影可能な
    カメラであって、装填されたパトローネ内のフィルム巻
    取軸を正転方向又は逆転方向へ回転させて前記フィルム
    を巻取軸に正転方向又は逆転方向へ層状に巻取る駆動手
    段と、フィルムへのパノラマサイズ画像の露光撮影の有
    無に応じて各々逆方向へ前記駆動手段を制御する回転制
    御手段と、を有するカメラ。
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