JPH07281281A - 多重露光可能なカメラ - Google Patents

多重露光可能なカメラ

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Publication number
JPH07281281A
JPH07281281A JP6953594A JP6953594A JPH07281281A JP H07281281 A JPH07281281 A JP H07281281A JP 6953594 A JP6953594 A JP 6953594A JP 6953594 A JP6953594 A JP 6953594A JP H07281281 A JPH07281281 A JP H07281281A
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JP
Japan
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exposure
multiple exposure
recording
film
information
Prior art date
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Pending
Application number
JP6953594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Furuya
浩明 古家
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH07281281A publication Critical patent/JPH07281281A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、多重露光等の撮影情報をフィルム
上に記録し、撮影者の意図をラボ側に確実に伝達できる
多重露光可能なカメラを提供する。 【構成】 撮影情報を記録する記録部13を有するフィ
ルム6に、多重露光等の撮影情報を記録する多重露光可
能なカメラにおいて、未露光のコマに続けて多重露光を
行なうことを設定する多重露光設定手段12と、露光予
定コマのプリント範囲を設定するプリント範囲設定手段
16と、未露光コマに1回目の露光を行なう際に、プリ
ント範囲設定手段16によるプリント範囲等の撮影情報
を記憶する記憶手段11と、1回目の露光終了コマに2
回目の露光を行なう際に、1回目のプリント範囲の変更
を禁止するプリント範囲変更禁止手段16と、2回目の
露光終了後に、記憶手段11に記憶された情報をフィル
ム6の記録部13に記録させる記録手段5とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多重露光可能なカメ
ラ、詳しくは多重露光、トリミング等に関する撮影情報
を記録する記録部を有するフィルムに、上記撮影情報を
記録する多重露光可能なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パトローネ内に収納されているロ
ール状のフィルムの露光画面枠の枠外に、例えば磁気記
録層等からなる記録部を設けることにより、1コマ毎の
撮影情報、例えばトリミング、露出値、多重露光、撮影
日時等の撮影情報を記録することができるようにしたパ
トローネ入りフィルムが提案されている。
【0003】このようなフィルムに対応するために、カ
メラ本体内に上記フィルム上の記録部に対応する位置
に、例えば磁気ヘッド等からなる記録手段を設けて、上
記記録部に撮影情報の磁気記録等を行なうようにしたカ
メラが種々提案されている。
【0004】例えば、特開平5−216110号公報に
開示されているカメラは、露光画面の上下部分をプリン
ト時に削除して行なわれる、いわゆるパノラマ撮影や、
多重露光を行なって撮影した場合に、上記フィルム上の
記録部に、例えばトリミング範囲や多重露光等に関する
撮影情報を記録するようにしたものである。
【0005】また、従来より、カメラ本体内に遮光部材
を駆動する機構を設け、これをカメラ本体の外部に設け
られた操作部材によって駆動させることで、画面の上下
部分を遮光(トリミング)した、いわゆるパノラマ撮影
と、画面を遮光せずに行なった通常の撮影とを自在に切
り換えることができるようにした、いわゆる「パノラマ
/標準途中切替機能付」のカメラが、種々提案され、実
用化されている。
【0006】このような、上記「パノラマ/標準途中切
替機能付」カメラにおいては、画面の遮光(トリミン
グ)を機械的な切替機構によって行なうようにしている
ために、多重露光撮影モードにある場合にも、画面の遮
光(トリミング)の切り替えが可能となるものがある。
この場合に、多重露光モードでの撮影の1回目の露光時
と2回目以降の露光時とで、異なったトリミング範囲の
設定が行なわれる場合が考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
5−216110号公報による手段によれば、多重露光
を行なった際の撮影情報について、1回目の露光を行な
った際の撮影情報と、多重露光を行なった2回目以降の
露光の撮影情報との、トリミング範囲に関する撮影情報
が異なっていた場合において、このフィルムを写真現像
所(ラボ)でプリント等の処理を行なう際に、上記少な
くとも2以上の撮影情報の内、どちらのトリミング範囲
に関する撮影情報を採用して、プリント等の処理を行な
えばよいのかが不明となるという問題点がある。
【0008】つまり、多重露光撮影がなされた場合にお
いて、1回目の露光時と2回目以降の露光時とでトリミ
ング範囲の設定が変更されて露光が行なわれた多重露光
画面については、1回目の露光時のトリミング範囲に関
する撮影情報と、2回目以降の露光時のトリミング範囲
に関する撮影情報の、少なくとも2以上のトリミング範
囲に関する撮影情報が、フィルム上に設けられた記録部
に記録されることとなるが、その際に、撮影者の撮影意
図は、写真現像所(ラボ)側に正確に伝達されないこと
となる。従って、写真現像所(ラボ)側においては、上
記少なくとも2以上のトリミング範囲に関する撮影情報
の内から1つの撮影情報を選択して、プリント等の処理
を行なうこととなる。そのため、撮影者の撮影意図とは
異なるトリミング範囲に関する撮影情報に基づいてプリ
ント等の処理が行なわれてしまう場合があるという問題
点がある。
【0009】本発明の目的は、トリミング、多重露光等
に関する撮影情報を記録する記録部を有するフィルムに
撮影情報および多重露光等に関する情報を記録するよう
にしたカメラにおいて多重露光を行なう際に、各露光時
の互いに異なるトリミング範囲に関する撮影情報を、最
終的に1つの情報にしてフィルム上に記録し、撮影者の
撮影意図を確実に写真現像所(ラボ)側に伝達すること
のできる、多重露光可能なカメラを提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による多重露光可
能なカメラは、撮影情報を記録する記録部を有するフィ
ルムに、撮影情報および多重露光に関する情報を記録す
る多重露光可能なカメラにおいて、未露光のコマに続け
て多重露光を行なうことを設定する多重露光設定手段
と、露光予定コマのプリント範囲を設定するプリント範
囲設定手段と、未露光コマに1回目の露光を行なう際
に、上記プリント範囲設定手段によるプリント範囲およ
び撮影情報を記憶する記憶手段と、上記1回目の露光終
了コマに2回目の露光を行なう際に、上記1回目のプリ
ント範囲の変更を禁止するプリント範囲変更禁止手段
と、2回目の露光終了後に、上記記憶手段に記憶された
情報を上記フィルムの記録部に記録させる記録手段とを
具備したことを特徴とし、撮影情報を記録する記録部を
有するフィルムに、撮影情報および多重露光に関する情
報を記録する多重露光可能なカメラにおいて、未露光の
コマに多重露光を行なう回数を設定する多重露光回数設
定手段と、1回目の露光および2回目以降の露光を行な
う際に、多重露光予定コマのトリミング範囲を設定する
トリミング範囲設定手段と、最新の撮影情報および最新
のトリミング範囲を記憶する記憶手段と、上記多重露光
回数設定手段によって設定された多重露光回数が終了し
たか否かを判断する判断手段と、上記判断手段が最終の
多重露光が終了したと判断した際に、上記記憶手段に記
憶された最新の情報を上記フィルムの記録部に記録する
記録手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】そして、撮影情報を記録する記録部を有す
るフィルムに、撮影情報および多重露光に関する情報を
記録する多重露光可能なカメラにおいて、未露光のコマ
に多重露光を行なう回数を設定する多重露光回数設定手
段と、1回目の露光および2回目以降の露光を行なう際
に、多重露光予定コマのトリミング範囲を設定するトリ
ミング範囲設定手段と、設定回数毎の撮影情報およびト
リミング範囲を記憶する記憶手段と、上記多重露光回数
設定手段によって設定された多重露光回数が終了したか
否かを判断する判断手段と、上記判断手段が最終の多重
露光が終了したと判断した際に、上記記憶手段に記憶さ
れた設定回数毎の撮影情報の中から所望の回数時におけ
る情報を選択する選択手段と、上記選択手段によって選
択された選択情報を上記フィルムの記録部に記録する記
録手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】
【作用】撮影情報を記録する記録部を有するフィルムに
撮影情報および多重露光に関する情報を記録する多重露
光可能なカメラにおいて、多重露光設定手段によって未
露光のコマに続けて多重露光を行なうことを設定し、露
光予定コマのプリント範囲をプリント範囲設定手段によ
って設定する。そして、上記未露光コマに1回目の露光
を行なう際に、上記プリント範囲設定手段によって設定
されたプリント範囲および撮影情報を記憶手段に記憶さ
せ、上記1回目の露光終了コマに2回目の露光を行なう
際に、上記1回目のプリント範囲の変更をプリント範囲
変更禁止手段によって禁止して、2回目の露光を行な
い、2回目の露光終了後に、上記記憶手段に記憶された
情報を、記録手段によって上記フィルムの記録部に記録
させる。
【0013】また、撮影情報を記録する記録部を有する
フィルムに撮影情報および多重露光に関する情報を記録
する多重露光可能なカメラにおいて、多重露光回数設定
手段である上記多重露光設定手段によって未露光のコマ
に多重露光を行なう回数を設定し、1回目の露光および
2回目以降の露光を行なう際に、トリミング範囲設定手
段によって多重露光予定コマのトリミング範囲を設定し
て露光を開始する。そして、露光毎の最新の撮影情報お
よび最新のトリミング範囲の情報を記憶手段に記憶さ
せ、また、上記多重露光回数設定手段によって設定され
た多重露光回数が終了したか否かを判断手段によって判
断する。この判断手段が最終の多重露光が終了したと判
断した際に、上記記憶手段に記憶された最新の情報を記
録手段によって上記フィルムの記録部に記録する。
【0014】さらに、撮影情報を記録する記録部を有す
るフィルムに撮影情報および多重露光に関する情報を記
録する多重露光可能なカメラにおいて、多重露光回数設
定手段である多重露光設定手段によって未露光のコマに
多重露光を行なう回数を設定し、1回目の露光および2
回目以降の露光を行なう際に、多重露光予定コマのトリ
ミング範囲をトリミング範囲設定手段によって設定して
露光開始する。そして、上記設定回数毎の撮影情報およ
びトリミング範囲を記憶手段に記憶させ、判断手段によ
って、上記多重露光回数設定手段によって設定された多
重露光回数が終了したか否かを判断する。この判断手段
が最終の多重露光が終了したと判断した際に、上記記憶
手段に記憶された設定回数毎の撮影情報の中から所望の
回数時におけるトリミング範囲に関する撮影情報を選択
手段によって選択し、該選択手段によって選択された選
択情報を、記録手段によって上記フィルムの記録部に記
録する。
【0015】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。なお、本発明のカメラにおいては、ロールフィルム
の先端部(リーダー部)がフィルムパトローネ内に収納
されており、該パトローネ内に回転自在に軸支されてい
るパトローネ軸を回転させることによって、上記フィル
ムパトローネ内に収納されたフィルムの先端部(リーダ
ー部)をフィルムパトローネ外部へと送り出すようにし
た、フィルム送り出し方式のフィルムパトローネを適用
するものである。
【0016】図1は、本発明の概念を示すブロック構成
図である。図1に示すように、フィルムパトローネ1が
カメラ本体(図示せず)に配設されたパトローネ室に装
填される際に、該パトローネ室の内側に突出して回転自
在に配設されているフォーク部2が、上記フィルムパト
ローネ1内のパトローネ軸に係合するようになってお
り、上記フォーク部2によって上記パトローネ軸を正逆
回転させることで、フィルム6の送り出しおよび巻戻し
が行なわれるようになっている。そして、上記フォーク
部2は、巻戻し手段であるフォーク部駆動機構9と連結
されており、このフォーク部駆動機構9は、カメラ本体
に配設されてカメラのシステム全体を制御する、例えば
CPU等によって形成されるカメラ制御手段11によっ
て制御されるようになっている。
【0017】つまり、上記制御手段であるカメラ制御手
段11によって制御される上記フォーク部駆動機構9に
よって、上記フォーク部2を正逆回転させることで、こ
れと係合する上記フィルムパトローネ1内のパトローネ
軸に巻回されているフィルム6を、上記フィルムパトロ
ーネ1から送り出し、またフィルムパトローネ1内に巻
戻すようになっている なお、このカメラ制御手段11は、後述する、撮影情報
の記憶を行なう記憶手段であり、多重露光の際の露光設
定回数が終了したか否かを判断する判断手段であり、ま
た、所望の撮影情報を選択する選択手段である。
【0018】また、カメラ本体の上記パトローネ室の配
設される側とは反対側、即ち、カメラ本体の中央部に配
置される撮影用開口部(図示せず)を挟んで反対側に配
設されているスプール室内の中心軸上には、巻取りスプ
ール3が回転自在に軸支されている。この巻取りスプー
ル3には、上記フィルムパトローネ1から送り出され、
上記撮影用開口部上のフィルム給送路を通過した露光済
みのフィルム6が巻取られるようになっている。そのた
めに、この巻取りスプール3の外周面上の一部には、上
記フィルム6の先端部(リーダー部)に設けられている
ローディング用のパーフォレーション14(図2参照)
を係合させて、フィルム6を巻取りスプール3に巻取る
ための爪部が設けられている。そして、上記巻取りスプ
ール3は、巻上げ手段であるスプール駆動機構10と連
結されており、該スプール駆動機構10を上記カメラ制
御手段11によって制御することで、フィルム6の巻取
りスプール3への巻上げが行なわれるようになってい
る。
【0019】なお、上述のように、上記フォーク部駆動
機構9は、フィルム6の送り出し、および巻戻しの際
に、上記フォーク部2に駆動力を伝達するようになって
いるが、上記スプール駆動機構10が巻取りスプール3
を回転させて、これにフィルム6を巻取る際には、フォ
ーク部2が巻取りスプール3の回転に伴って回転させら
れるので、このフォーク部2と連結されている上記フォ
ーク部駆動機構9が、上記フォーク部2の回転の負荷と
ならないような機構となっている。これと同時に、上記
スプール駆動機構10は、フィルムパトローネ1内から
送り出されたフィルム6を巻取りスプール3に巻き取る
際のみに、その回転駆動力を巻取りスプール3に伝達す
るようになっている。
【0020】一方、上記フィルム6には、その幅方向の
一端部の、写真撮影に際して露光される露光画面枠8の
枠外に、該露光画面枠8の1コマについて少なくとも1
つの撮影コマ計数用のパーフォレーション7が等間隔
(例えば、1コマ間隔)に配設されている。このパーフ
ォレーション7の位置は、上記露光画面枠8に対して所
定の位置関係に規定されている。
【0021】また、図2に示すように、上記フィルム6
の先端部(リーダー部)の幅方向の一端部には、該フィ
ルム6と上記巻取りスプール3の爪部との係合が容易に
なされるように、フィルムローディング用のパーフォレ
ーション14が連続的に設けられている。
【0022】そして、カメラ本体内には検出手段である
フォトリフレクタ4が,上記パーフォレーション7に対
応する位置に設けられており、該パーフォレーション7
を検出するようになっている。該パーフォレーション7
が上記フォトリフレクタ4によって検出される際に得ら
れる検出信号が、上記フォトリフレクタ4と電気的に接
続されている上記カメラ制御手段11に送られ、これに
よって、フィルム6の巻上げ手段である上記スプール駆
動機構10、および、巻戻し手段であるフォーク部駆動
機構9等の制御が行なわれるようになっている。
【0023】他方,上記フィルム6には、その幅方向の
他端部に,1コマ毎の撮影情報、例えばトリミング、露
出値、多重露光、撮影日時等の情報を記録するために、
例えば磁気記録層等からなる記録部13が、各コマの露
光画面枠8毎に設けられており、該記録部13に対応す
るカメラ本体内の位置には、例えば磁気ヘッド等によっ
て形成される記録手段5が配設されている。そして、こ
の記録手段5に電気的に接続されている上記カメラ制御
手段11によって、該記録手段5が制御されることによ
って、上記記憶手段であるカメラ制御手段11に記憶さ
れた撮影情報が上記記録部13に記録されるようになっ
ている。
【0024】また、カメラ本体には多重露光設定手段で
あり多重露光回数設定手段12が配設されており、上記
カメラ制御手段11と電気的に接続されている。この多
重露光設定手段12によって未露光のコマに続けて多重
露光を行なうことを設定し、また、未露光のコマに多重
露光を行なう回数の設定等が行なわれるようになってい
る。そして、この多重露光設定手段12の設定値に基づ
いて、多重露光が終了して露光済みのフィルム6が巻取
りスプール3側に巻上げられる際に、各コマの上記記録
部13に対して多重露光等に関する撮影情報が、上記記
録手段5によって記録されるようになっている。
【0025】上記露光画面枠8は、常にハイビジョンサ
イズ(縦横比9:16)の画面枠がフィルム6上に露光
されるようになっており、カメラ本体に配設されている
トリミング範囲設定手段(プリント範囲設定手段)であ
り、トリミング範囲変更禁止手段(プリント範囲変更禁
止手段)16によって、露光予定コマのプリント範囲の
設定、例えばノーマルサイズ、ハイビジョンサイズ、パ
ノラマサイズ等のトリミング範囲の設定を行ない、ま
た、多重露光を行なう場合の1回目の露光終了コマに2
回目の露光を行なう際に、上記1回目のトリミング範囲
の変更を禁止するようになっている。
【0026】上記トリミング範囲設定手段16によって
設定されたトリミング範囲に関する撮影情報等は、写真
撮影時にフィルム6上の上記記録部13に記録されるこ
とで、現像やプリント等の処理を行なう写真現像所(ラ
ボ)に伝達されるようになっている。
【0027】図3、4は、上記露光画面枠のトリミング
範囲を示した図である。図3は、通常のハイビジョンサ
イズの左右端を、写真プリント時に削除(トリミング)
し、ノーマルサイズのプリント時にプリントされる露光
画面枠を示しており、図4は、通常のハイビジョンサイ
ズの上下端を、写真プリント時に削除(トリミング)
し、パノラマサイズのプリント時にプリントされる露光
画面枠を示している。即ち、上記図3、4において、斜
線部分は露光されているが、プリント時に削除される
(プリントされない)部分である。
【0028】さらに、図1に示すように、カメラ本体に
はファインダ切換装置15が配設されており、上記トリ
ミング範囲設定手段16によって設定されたトリミング
範囲に対応して、撮影用ファインダの視野を切り換える
ようになっている。
【0029】このように構成された本発明のカメラにお
いて、通常の写真撮影が行なわれる際の動作を以下に説
明する。まず、フィルムパトローネ1をカメラ本体のパ
トローネ室に装填する。カメラ本体にはパトローネ検出
スイッチ(図示せず)が設けられており、これにより、
フィルムパトローネ1がパトローネ室に装填されたこと
が検出される。すると、上記パトローネ検出スイッチが
オン(ON)となり、このパトローネ検出スイッチのオ
ン(ON)入力を受けて、カメラ制御手段11は、フォ
ーク部駆動機構9を駆動させて、フォーク部2をフィル
ム送り出し方向に回転させる。つまり、フィルムパトロ
ーネ1のパトローネ軸と係合している上記フォーク部2
は、上記フォーク部駆動機構9による回転駆動力をフィ
ルムパトローネ1内のパトローネ軸に伝達し、これによ
り、フィルムパトローネ1のパトローネ軸に巻回されて
いるフィルム6の先端部(リーダー部)は、上記フィル
ムパトローネ1の外部へと送り出される。
【0030】上記フィルムパトローネ1の外部に送り出
されたフィルム6の先端部(リーダー部)は、カメラ本
体内のフィルム給送路(図示せず)を通って、カメラ本
体に配設されるスプール室内に設けられた巻取りスプー
ル3へと到達する。このとき検出手段であるフォトリフ
レクタ4によって、フィルム6の先端部(リーダー部)
に設けられたフィルムローディング用のパーフォレーシ
ョン14が検出され、この検出信号を受けて、カメラ制
御手段11は、上記フォーク部駆動機構9を停止させる
と共に、スプール駆動機構10を駆動させて巻取りスプ
ール3をフィルム巻上げ方向に回転させる。この巻取り
スプール3がフィルム巻上げ方向に回転することによっ
て、フィルム6の先端部(リーダー部)の上記パーフォ
レーション14が、巻取りスプール3の外周面上の爪部
に係合し、これによって、フィルム6は巻取りスプール
3に巻取られ、フィルム6の巻上げが行なわれる。
【0031】そして、上記フォトリフレクタ4によっ
て、フィルム6の1コマ目のコマ計数用のパーフォレー
ション7が検出されると、その検出信号を受けて、上記
カメラ制御手段11は、スプール駆動機構10を停止さ
せることでフィルム6の巻上げを停止させる。これによ
って、1コマ目の写真撮影の準備が完了する。
【0032】ここで、例えばシャッターレリーズ等がな
されることによって、1コマ目の写真撮影(露光動作)
が行なわれると、上記カメラ制御手段11は、スプール
駆動機構10をフィルム巻上げ方向に回転させること
で、巻取りスプール3を回転させてフィルム6の巻上げ
動作を開始させる。フィルム6が巻上げられ、上記フォ
トリフレクタ4によって、2コマ目(次のコマ)のパー
フォレーション7が検出されると、その検出信号を受け
て、上記カメラ制御手段11はスプール駆動機構10を
停止させることでフィルム6の巻上げを停止する。これ
によって、2コマ目(次のコマ)の写真撮影の準備が完
了する。以降、同様の処理を繰り返すことで、通常の写
真撮影が行なわれ、上記フィルム6の最終コマの写真撮
影(露光動作)が行なわれた後は、上記カメラ制御手段
11は、フォーク部駆動機構9を駆動させることによっ
て、フォーク部2をフィルム巻戻し方向に回転させて、
フィルムパトローネ1内にフィルム6を巻戻す。
【0033】このような通常の写真撮影の一連の処理が
行なわれる間に、多重露光を行なう場合の動作につい
て、以下に説明する。図5は、本発明の第1実施例のカ
メラにおいて多重露光撮影が行なわれる際のフローチャ
ートを示している。
【0034】図5に示すように、まず、ステップS1に
おいて、上記多重露光設定手段12によって、多重露光
設定のオン(ON)入力が行なわれる(なおここで、S
は動作ステップを示す。以下、同様。)。即ち、上記多
重露光設定手段12のオン(ON)入力によって、カメ
ラの撮影モードを、未露光のコマに続けて多重露光を行
なうことを設定する多重露光撮影モードに切り換える。
次に、ステップS2において、上記トリミング範囲設定
手段16によって、露光予定コマのプリント範囲、即
ち、トリミング範囲の設定が行なわれる。ここで、トリ
ミング範囲の設定がなかった場合には、前回の露光時の
トリミング範囲が、そのまま採用されることとなる。
【0035】そして、ステップS3において、露光可能
な状態となっているので、例えばレリーズスイッチ等の
オン(ON)入力によって1回目の露光がなされ、ステ
ップS4において、上記ステップS3における露光時の
撮影情報、即ち、上記未露光コマに1回目の露光を行な
う際に、上記トリミング範囲設定手段16によるトリミ
ング範囲の撮影情報が、カメラ制御手段である記憶手段
11に記憶される。
【0036】ステップS5において、上記トリミング範
囲設定手段であるトリミング範囲変更禁止手段16によ
って、トリミング範囲の変更が禁止される。つまり、1
回目の露光終了コマに2回目の露光を行なう際の、この
状態においては、上記トリミング範囲設定手段16によ
るトリミング範囲を変更するための入力が受け入れられ
なくなり、上記ファインダ切換装置15も、最初の露光
時に設定されたトリミング範囲のサイズに固定されてい
る。
【0037】ステップS6においては、上述のステップ
S1で上記多重露光設定手段12によって設定された多
重露光設定の入力、即ち、多重露光撮影モードが解除さ
れていないかどうかの確認がなされる。ここで、多重露
光設定が解除されることによって、オフ(OFF)とな
っている場合、即ち、カメラの撮影モードが多重露光モ
ードから通常撮影モードに切換えられている場合には、
ステップS8に進み、また、上記多重露光設定が解除さ
れておらず、オン(ON)である場合、即ち、カメラの
撮影モードが多重露光撮影モードのままである場合に
は、次のステップS7の処理に進む。
【0038】ステップS7においては、2回目の露光が
可能な状態となっているので、、上述のステップS3と
同様に、例えばレリーズスイッチ等のオン(ON)入力
によって2回目の露光がなされ、ステップS8におい
て、1コマ巻上げが行なわれると同時に、フィルム6の
巻上げ走行中に、上記記憶手段11に記憶された撮影情
報が記録手段5によって、フィルム6の記録部13に記
録される。
【0039】そして、ステップS9において、上記ステ
ップS5で行なわれたトリミング範囲変更禁止手段16
によるトリミング範囲変更の禁止モードが解除されて、
一連の多重露光撮影の処理が終了し、通常撮影モードに
戻る。
【0040】以上説明したように上記第1実施例によれ
ば、多重露光を行なった場合に、最初の露光時のトリミ
ング範囲を、2回目以降の露光時に変更することができ
ないようにすると共に、ファインダ切換装置15を最初
の露光時のトリミング範囲のサイズで固定するようにし
たために、撮影者がトリミング範囲をファインダによっ
て確認しながら撮影を行なうことができる。また、トリ
ミング範囲に関する撮影情報は、多重露光撮影モード中
のトリミング範囲の変更が禁止されているために、複数
のトリミング範囲の撮影情報となることがなく、トリミ
ング範囲に関する撮影情報は1つの情報のみが記録され
ることとなるので、撮影者と写真現像所(ラボ)との情
報伝達が確実に行なわれ、これによって、撮影者の撮影
意図通りに、プリント等の処理が確実に行なわれること
となる。
【0041】図6は、本発明の第2実施例のカメラにお
いて多重露光撮影が行なわれる際のフローチャートを示
している。上述の第1実施例においては、多重露光設定
手段12について、多重露光設定をオン(ON)および
オフ(OFF)の入力を行ない、これによって、未露光
のコマに続けて多重露光を行なうことを設定していた
が、この第2実施例においては、これに加えて、上記多
重露光設定手段である多重露光回数設定手段12によっ
て、未露光のコマに多重露光を行なう回数の設定も行な
うことができるようにした点が異なる。従って、この第
2実施例のカメラの基本的な構成は、上述の第1実施例
のカメラと同様であるので、その構成についての詳しい
説明は省略し、以下に、この第2実施例のカメラにおい
て多重露光が行なわれる際の動作を説明する。
【0042】図6に示すように、まず、ステップS10
において、上記多重露光回数設定手段12によって多重
露光設定のオン(ON)入力が行なわれて、カメラの撮
影モードが多重露光撮影モードに入ると共に、多重露光
回数の設定回数の変数Nが入力される。
【0043】ステップS11においては、上記トリミン
グ範囲設定手段16によってトリミング範囲の設定が行
なわれ、トリミング範囲の変数Iが入力される。ここ
で、変数Iについて、例えば、ノーマルサイズの場合の
変数をI=0、ハイビジョンサイズの場合の変数をI=
1、パノラマサイズの場合の変数をI=2とする。ま
た、このステップS11において、トリミング範囲の設
定を行わない場合には、前回の撮影の際のトリミング範
囲が指定されたと判断されて、次のステップS12の処
理に進む。
【0044】ステップS12においては、カメラは露光
が可能な状態となっているので、例えばレリーズスイッ
チのオン(ON)信号等によって露光が行なわれる。こ
のときの上記多重露光回数の変数Nは、露光が1回行な
われたことによって、変数N=N−1となる。
【0045】次にステップS13において、今回の露光
のトリミング範囲に関する撮影情報以外の撮影情報が、
上記記憶手段11に記憶された後、ステップS14の処
理に進み、このステップS14において、上記トリミン
グ範囲に関する撮影情報、即ち、上記変数Iが、上記記
憶手段11に記憶されて、ステップS15の処理に進
む。
【0046】ステップS15においては、多重露光設
定、即ち、多重露光撮影モードが解除されていないかど
うかの判断が行なわれる。ここで、多重露光設定が解除
されることによって、オフ(OFF)となっている場合
には、ステップS17の処理に進む一方、多重露光設定
が解除されずにオン(ON)のままである場合には、次
のステップS16の処理に進む。
【0047】ステップS16において、露光が上記多重
露光回数設定手段12によって設定された多重露光回数
の設定回数(変数N)分の露光が終了しているかどうか
の判断が、上記カメラ制御手段である判断手段11によ
って行なわれる。即ち、上記多重露光回数の変数N=0
となった場合には、設定回数分の露光が、既に行なわれ
たと判断されてステップS17の処理に進み、また、上
記変数N>0である場合には、設定回数分の露光が終了
していないと判断されて、ステップS11の処理に戻
り、ステップS11〜S16までの処理が繰り返される
こととなる。そして、ステップS16において上記変数
N=0となるか、もしくは上記多重露光設定が解除され
るまで、上述のステップS11〜S16の処理が繰り返
される。
【0048】なお、この第2実施例においては、2回目
以降の露光時に、上述のステップS11でトリミング範
囲の設定を変更することができるようになっており、こ
れを受けて、上述のステップS14で、最新の露光時の
トリミング範囲に関する撮影情報の変数Iが更新され
て、記憶手段11に、その露光毎に記憶される。
【0049】そして、上記ステップS16において、設
定回数分の露光が終了したと判断されるか、もしくは上
記ステップS15において、多重露光設定が解除されて
いる(OFF)と判断された場合には、ステップS17
の処理に進み、このステップS17において、フィルム
の1コマ巻上げが行なわれると同時に、フィルム6の巻
上げ走行中において、上記記憶手段11に記憶された撮
影情報が、フィルム上の記録部13に記録手段5によっ
て記録された後、一連の多重露光の撮影処理が終了し、
通常撮影モードに戻る。
【0050】以上説明したよう上記第2実施例において
は、カメラ制御手段である記憶手段11に記憶されるト
リミング範囲に関する撮影情報を、露光が行なわれるた
びに、その都度更新されるようにし、最新の1つのトリ
ミング範囲に関する撮影情報がフィルム上の記録部13
に記録されるようにしたので、上述の第1実施例のカメ
ラと同様に、撮影者の撮影意図通りの撮影情報を確実に
写真現像所(ラボ)側に伝達することができ、プリント
等の処理が確実に行なわれる。
【0051】図7は、本発明の第3実施例のカメラにお
いて多重露光撮影が行なわれる際のフローチャートを示
している。上述の第2実施例においては、多重露光設定
手段であり多重露光回数設定手段12によって、多重露
光設定をオン(ON)およびオフ(OFF)の入力で未
露光のコマに続けて多重露光を行なうことを設定し、こ
の未露光のコマに多重露光を行なう回数の設定を行なう
ことができるようになっていたが、この第3実施例のカ
メラにおいては、上述の第2実施例に加えて、上記多重
露光設定時の設定回数分の露光が繰り返される際に、各
露光時において設定されたトリミング範囲の撮影情報、
即ち、設定回数毎のトリミング範囲に関する撮影情報
を、全て記憶手段11に記憶させておき、上記設定回数
分の露光が終了した際に、上記記憶手段11に記憶され
ている設定回数毎のトリミング範囲に関する撮影情報を
表示手段等に表示させ、この中からプリント等の処理を
行なう際の所望の回数時におけるトリミング範囲に関す
る撮影情報を、カメラ制御手段である選択手段11によ
って選択し、トリミング範囲に関する撮影情報について
は、この選択した撮影情報のみを、フィルム6上の記録
部13に記録するようにしたものである。従って、この
第3実施例においても、上記多重露光回数設定手段12
以外の基本的な構成は、上述の第1、第2実施例のカメ
ラと同様であるので、その構成についての詳しい説明は
省略し、以下に、この第3実施例のカメラにおいて多重
露光が行なわれる際の動作を説明する。
【0052】図7に示すように、まず、ステップS10
〜S13においては、上述の図6において説明した上記
第2実施例と全く同様の動作が行なわれる。即ち、ステ
ップS10において、多重露光回数設定手段12によっ
て多重露光設定のオン(ON)入力、および、多重露光
回数の変数Nが入力され、次のステップS11におい
て、トリミング範囲設定手段16によってトリミング範
囲の設定が行なわれ、トリミング範囲の変数Iが入力さ
れる(上述第2実施例と同様、ノーマルサイズの変数I
=0、ハイビジョンサイズの変数I=1、パノラマサイ
ズの変数I=2とする。)。また、このステップS11
において、トリミング範囲の設定を行わない場合には、
次のステップS12の処理に進み、ステップS12にお
いて露光が行なわれる。これによって、多重露光回数の
変数N=N−1となる。そして、ステップS13におい
て、今回の露光のトリミング範囲に関する撮影情報以外
の撮影情報が、記憶手段11に記憶され、次のステップ
S24の処理に進む。
【0053】ステップS24において、多重露光が行な
われる際の、各露光時におけるトリミング範囲に関する
撮影情報I(M:露光回数)が記憶されて、ステップS
15の処理に進み、上述の第2実施例と同様に、このス
テップS15において、多重露光設定が解除されていな
いかどうかの確認が行なわれ、解除されていた場合には
ステップS18の処理に進み、解除されていない場合に
は、ステップS16の処理に進む。
【0054】ステップS16において、設定回数分の露
光が終了しているかどうか、即ち、設定露光回数N=0
であるかどうかの確認が行なわれ、該変数N=0であれ
ば、設定回数分の露光が終了していると判断されてステ
ップS18の処理に進み、上記変数N=0でなければス
テップS11の処理に戻って、ステップS11〜S16
までの処理が、ステップS16において変数N=0にな
るか、もしくはステップS15において多重露光設定の
解除が確認されるまで繰り返される。
【0055】そして、上述のように、上記ステップS1
6において、設定回数分の露光が終了した場合、もしく
は上記ステップS15において多重露光が解除された場
合にはステップS18の処理に進み、このステップS1
8において、トリミング範囲の表示および選択が行なわ
れる。即ち、上述のステップS24において、上記記憶
手段11に記憶された各露光時のトリミング範囲に関す
る撮影情報が、カメラ本体に設けられた、例えばLCD
等からなる表示手段(図示せず)に表示が行なわれる。
【0056】ここで、撮影者が所望する、プリント等の
処理を行なう際の撮影情報、即ち、上記各露光回数時に
おけるトリミング範囲の撮影情報である画面サイズの選
択の入力が、上記カメラ制御手段である選択手段11に
よってなされると、次のステップS17の処理に進み、
このステップS17において、フィルム6の1コマ巻上
げが行なわれると同時に、フィルム6の巻上げ走行中に
おいて、上記記憶手段11に記憶されていて、上記ステ
ップS18において選択手段11によって選択されたト
リミング範囲に関する撮影情報が、フィルム上の記録部
13に記録手段5によって記録された後、一連の多重露
光の撮影処理が終了し、通常撮影モードに戻る。
【0057】以上説明したように上記第3実施例によれ
ば、多重露光の都度、変更可能なトリミング範囲に関す
る撮影情報を、各露光時毎に変数I(M)として記憶手
段11に記憶させ、該各露光時毎のトリミング範囲に関
する撮影情報を露光設定回数Nの露光終了後に表示手段
に表示させ、撮影者の所望する、プリント等の処理時に
必要な1つのトリミング範囲に関する撮影情報を選択手
段11によって選択するようにし、該トリミング範囲に
関する撮影情報について1つの撮影情報のみをフィルム
6上の記録部13に記録するようにしたので、上述の第
1、第2実施例のカメラと全く同様に、トリミング範囲
に関する撮影情報を撮影者側から写真現像所(ラボ)側
に、確実に伝達することができる。従って、撮影者の撮
影意図通りに、プリント等の処理が確実に行なわれる。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、トリ
ミング、多重露光等に関する撮影情報を記録する記録部
を有するフィルムに撮影情報および多重露光等に関する
情報を記録するようにしたカメラにおいて、多重露光を
行なう際に、最初の露光時と2回目以降の露光時のトリ
ミング範囲に関する撮影情報が互いに異なる複数の情報
となっても、フィルム上の記録部に記録される上記トリ
ミング範囲に関する撮影情報は1つだけが記録されるよ
うにしたことで、撮影者の撮影意図を確実に写真現像所
(ラボ)側に伝達することのできる、多重露光可能なカ
メラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示すブロック構成図。
【図2】本発明に適用されるフィルムの先端部(リーダ
ー部)のフィルムローディング用パーフォレーションを
示す図。
【図3】上記図1のカメラの露光画面枠のトリミング範
囲を示した図であって、ノーマルサイズのトリミング画
面枠を示す図。
【図4】上記図1のカメラの露光画面枠のトリミング範
囲を示した図であって、パノラマサイズのトリミング画
面枠を示す図。
【図5】上記本発明の第1実施例のカメラにおいて多重
露光撮影が行なわれる際のフローチャート。
【図6】本発明の第2実施例のカメラにおいて多重露光
撮影が行なわれる際のフローチャート。
【図7】本発明の第3実施例のカメラにおいて多重露光
撮影が行なわれる際のフローチャート。
【符号の説明】
1………フィルムパトローネ 2………フォーク部 3………巻取りスプール 4………フォトリフレクタ(検出手段) 5………記録手段 6………フィルム 7………パーフォレーション 8………露光画面枠 9………フォーク部駆動機構(巻戻し手段) 10……スプール駆動機構(巻上げ手段) 11……カメラ制御手段(記憶手段、判断手段、選択手
段) 12……多重露光設定手段、多重露光回数設定手段 13……記録部 15……ファインダ切換装置 16……トリミング範囲設定手段、トリミング範囲変更
禁止手段、プリント範囲設定手段、プリント範囲変更禁
止手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影情報を記録する記録部を有するフ
    ィルムに、撮影情報および多重露光に関する情報を記録
    する多重露光可能なカメラにおいて、 未露光のコマに続けて多重露光を行なうことを設定する
    多重露光設定手段と、 露光予定コマのプリント範囲を設定するプリント範囲設
    定手段と、 未露光コマに1回目の露光を行なう際に、上記プリント
    範囲設定手段によるプリント範囲および撮影情報を記憶
    する記憶手段と、 上記1回目の露光終了コマに2回目の露光を行なう際
    に、上記1回目のプリント範囲の変更を禁止するプリン
    ト範囲変更禁止手段と、 2回目の露光終了後に、上記記憶手段に記憶された情報
    を上記フィルムの記録部に記録させる記録手段と、を具
    備したことを特徴とする多重露光可能なカメラ。
  2. 【請求項2】 撮影情報を記録する記録部を有するフ
    ィルムに、撮影情報および多重露光に関する情報を記録
    する多重露光可能なカメラにおいて、 未露光のコマに多重露光を行なう回数を設定する多重露
    光回数設定手段と、 1回目の露光および2回目以降の露光を行なう際に、多
    重露光予定コマのトリミング範囲を設定するトリミング
    範囲設定手段と、 最新の撮影情報および最新のトリミング範囲を記憶する
    記憶手段と、 上記多重露光回数設定手段によって設定された多重露光
    回数が終了したか否かを判断する判断手段と、 上記判断手段が最終の多重露光が終了したと判断した際
    に、上記記憶手段に記憶された最新の情報を上記フィル
    ムの記録部に記録する記録手段と、を具備したことを特
    徴とする多重露光可能なカメラ。
  3. 【請求項3】 撮影情報を記録する記録部を有するフ
    ィルムに、撮影情報および多重露光に関する情報を記録
    する多重露光可能なカメラにおいて、 未露光のコマに多重露光を行なう回数を設定する多重露
    光回数設定手段と、 1回目の露光および2回目以降の露光を行なう際に、多
    重露光予定コマのトリミング範囲を設定するトリミング
    範囲設定手段と、 設定回数毎の撮影情報およびトリミング範囲を記憶する
    記憶手段と、 上記多重露光回数設定手段によって設定された多重露光
    回数が終了したか否かを判断する判断手段と、 上記判断手段が最終の多重露光が終了したと判断した際
    に、上記記憶手段に記憶された設定回数毎の撮影情報の
    中から所望の回数時における情報を選択する選択手段
    と、 上記選択手段によって選択された選択情報を上記フィル
    ムの記録部に記録する記録手段と、を具備したことを特
    徴とする多重露光可能なカメラ。
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