JPH07281280A - 多重露光可能なカメラ - Google Patents

多重露光可能なカメラ

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JPH07281280A
JPH07281280A JP6726994A JP6726994A JPH07281280A JP H07281280 A JPH07281280 A JP H07281280A JP 6726994 A JP6726994 A JP 6726994A JP 6726994 A JP6726994 A JP 6726994A JP H07281280 A JPH07281280 A JP H07281280A
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JP
Japan
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exposure
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film
frame
recording
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Withdrawn
Application number
JP6726994A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Furuya
浩明 古家
Tamotsu Koiwai
保 小岩井
Shinya Takahashi
真也 高橋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
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  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、フィルムに記録される撮影情報に
よって、撮影者の撮影意図通りの多重露出写真プリント
を得ることのできる多重露光可能なカメラを提供する。 【構成】 撮影情報を記録するための記録部13を有す
るフィルム6に、撮影情報および多重露光に関する情報
を記録する多重露光可能なカメラにおいて、現像後に多
重露出するための第1の撮影コマと、この第1の撮影コ
マと隣接する第2の撮影コマとを設定する多重露光コマ
設定手段12と、この多重露光コマ設定手段12により
多重露光モードに設定され、上記第1または第2の各撮
影コマの露光が終了した際に、該第1または第2の撮影
コマに、撮影情報および多重露光情報をフィルム6の記
録部13に記録する記録手段5とを具備したことを特徴
とする多重露光可能なカメラと、この多重露光可能なカ
メラによって撮影された第1および第2の撮影コマをプ
リントするプリントシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多重露光可能なカメ
ラ、詳しくは多重露光撮影等に関する撮影情報を記録す
る記録部を有するフィルムに上記撮影情報を記録し、こ
の撮影情報に基づいて、写真現像所(ラボ)でのプリン
ト処理等を行なうプリントシステムに情報を伝達するよ
うにした多重露光可能なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パトローネ内に収納されているロ
ール状のフィルムの露光画面枠の枠外に、例えば磁気記
録層等からなる記録部を設けることにより、1コマ毎の
撮影情報、例えばトリミング範囲、露出値、多重露光、
撮影日時等に関する撮影情報を記録することができるよ
うにしたパトローネ入りフィルムが提案されている。
【0003】このようなフィルムに対応するために、カ
メラ本体内に上記フィルムの記録部に対応する位置に、
例えば磁気ヘッド等からなる記録手段を設け、上記フィ
ルムの記録部に撮影情報が記録できるようにしたカメラ
が種々提案されている。
【0004】例えば、特開平5−216110号公報に
開示されているカメラは、露光画面の上下部分を遮光
(トリミング)することにより、トリミング範囲を指定
して行なう撮影や、多重露光モードで撮影を行なった場
合に、上記フィルムの記録部に、露光時のトリミング範
囲や多重露光等に関する撮影情報が記録できるようにし
たものである。
【0005】また、従来より、カメラ本体内に露光中の
画面を遮光する遮光部材とこれを駆動させる機構を設
け、カメラ本体の外部に設けられた操作部材によってこ
れを駆動させるようにすることで、画面の上下部分を遮
光(トリミング)することによって、トリミング範囲を
指定した、いわゆるパノラマ撮影と、露光画面を遮光せ
ずに行なう通常の撮影画面とを自在に切り換えることが
できるようにした、いわゆる「パノラマ/標準途中切替
機能付」のカメラが、種々提案され、実用化されてい
る。
【0006】また、特開昭57−205723号公報に
開示されているカメラの巻戻し装置は、フィルム巻戻し
の際のコマ数を計測するコマ数計測手段を具備すること
で、既に巻上げられているコマ数以下の任意のコマ数の
巻戻しができるようにしたものである。そして、このよ
うに任意のコマ数の巻戻しを可能とすることによって、
巻上げコマ数以下の任意のコマ数だけ巻戻しを行なっ
て、該任意のコマに対して多重露光を行なうことができ
るようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
5−216110号公報による手段によれば、多重露光
を行なった際の撮影情報について、最初の露光を行なっ
た際の撮影情報と、多重露光を行なった際の2回目以降
の撮影情報の、トリミング範囲に関する撮影情報が異な
っていた場合に、このフィルムを写真現像所(ラボ)で
プリント等の処理を行なう際に、上記少なくとも2以上
の撮影情報の内、どのトリミング範囲に関する撮影情報
を採用してプリント等の処理を行なえばよいのかが不明
であるという問題点がある。
【0008】つまり、多重露光モードで撮影が行なわれ
た場合において、最初の露光時と2回目以降の露光時と
でトリミング範囲が変更されて露光が行なわれた場合の
多重露光画面ついては、最初の露光時のトリミング範囲
に関する撮影情報と、2回目以降の露光時のトリミング
範囲に関する撮影情報の、少なくとも2以上のトリミン
グ範囲に関する撮影情報が、フィルム上に設けられた記
録部に記録されているので、この場合に、撮影者の撮影
意図は写真現像所(ラボ)側に正確に伝達されないこと
となる。従って、写真現像所(ラボ)側においては、上
記少なくとも2以上のトリミング範囲に関する撮影情報
の内から1つの撮影情報を選択して、プリント等の処理
を行なうこととなる。そのため、撮影者の撮影意図とは
異なるトリミング範囲に関する撮影情報に基づいてプリ
ント等の処理が行なわれてしまう場合があるという問題
点がある。
【0009】また、上記特開昭57−205723号公
報に開示されている手段によれば、2回目以降の露光、
即ち、多重露光を行なう任意のコマにフィルムの巻戻し
を行なう際に、フィルムのパーフォレーションを検出す
ることで巻戻しコマ数の計測を行なってフィルムを巻戻
し、これにより、上記多重露光を行なう任意のコマを露
光を行なう所定の位置に停止させるようにしているた
め、フィルムを巻上げた後に行なった最初の露光画面枠
の位置と、フィルムを巻戻した後に行なう2回目以降の
露光画面枠の位置との間にズレが生じてしまうという問
題点がある。
【0010】本発明の目的は、多重露光撮影を行なった
際に、各コマの露光時における撮影者の撮影意図通りの
露出値による多重露出写真プリントが得られ、また、プ
リント処理の際に各露光時の露光画面にズレが生じない
多重露出写真プリントを得ることのできる、多重露光可
能なカメラを提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による多重露光可
能なカメラは、撮影情報を記録するための記録部を有す
るフィルムに、撮影情報および多重露光に関する情報を
記録する多重露光可能なカメラにおいて、現像後に多重
露出するための第1の撮影コマと、この第1の撮影コマ
と隣接する第2の撮影コマとを設定する多重露光コマ設
定手段と、上記多重露光コマ設定手段により多重露光モ
ードに設定され、上記第1または第2の各撮影コマの露
光が終了した際に、該第1または第2の撮影コマに、撮
影情報および多重露光情報を上記フィルムの記録部に記
録する記録手段とを具備したことを特徴とし、また、上
記請求項第1に記載の多重露光可能なカメラによって撮
影された第1および第2の撮影コマをプリントするプリ
ントシステムにおいて、上記第1および第2の撮影コマ
の記録部に記録された情報を読み出す記録情報読み出し
手段と、読み出された情報に基づいて、上記第1および
第2の撮影コマを重ね合わせて多重露出する露出手段と
を具備したことを特徴とする。
【0012】そして、上記請求項第1に記載の多重露光
可能なカメラによって撮影された第1および第2の撮影
コマをプリントするプリントシステムにおいて、上記第
1および第2の撮影コマの映像情報を読み取る映像情報
読取り手段と、読み出された映像情報を重ね合わせて、
上記第1および第2の撮影コマの記録部に記録された情
報を変更することにより多重露出状態を変更する多重露
出状態変更手段とを具備したことを特徴とする。
【0013】
【作用】撮影情報を記録するための記録部を有するフィ
ルムに、撮影情報および多重露光に関する情報を記録す
る多重露光可能なカメラにおいて、多重露光コマ設定手
段によってカメラの撮影モードを多重露光モードに設定
すると共に、上記多重露光コマ設定手段によって、現像
後に多重露出するための第1の撮影コマと、この第1の
撮影コマと隣接する第2の撮影コマとを設定し、この第
1および第2の各撮影コマの露光が終了した際に、該第
1および第2の撮影コマの記録部に、記録手段によって
撮影情報および多重露光情報等を記録する。
【0014】上記多重露光可能なカメラによって撮影さ
れた第1および第2の撮影コマをプリントするプリント
システムにおいて、記録情報読出し手段によって、上記
第1および第2の撮影コマの記録部に記録された情報を
読み出し、この読み出された情報に基づいて、露出手段
によって上記第1および第2の撮影コマを重ね合わせて
多重露出を行なって、多重露出写真プリントを得る。
【0015】また、上記多重露光可能なカメラによって
撮影された第1および第2の撮影コマをプリントするプ
リントシステムにおいて、映像情報読取り手段によっ
て、上記第1および第2の撮影コマの映像情報を読み取
り、この読み出された映像情報を重ね合わせて、上記第
1および第2の撮影コマの記録部に記録された情報を、
多重露出状態変更手段によって変更することにより多重
露出状態を変更し、この変更した撮影情報をフィルムの
記録部に記録する。
【0016】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。本発明においては、ロールフィルムの先端部(リー
ダー部)がフィルムパトローネ内に収納されており、該
パトローネ内に回転自在に軸支されて設けられているパ
トローネ軸を回転させることによって、上記フィルムパ
トローネ内に収納されたフィルムの先端部(リーダー
部)をフィルムパトローネ外部へと送り出すようにし
た、フィルム送り出し方式のフィルムパトローネを適用
するものである。
【0017】図1は、本発明の第1実施例のカメラの概
念を示すブロック構成図である。この図1に示すよう
に、フィルムパトローネ1がカメラ本体(図示せず)に
配設されたパトローネ室に装填される際に、該パトロー
ネ室の内側に突出して回転自在に配設されているフォー
ク部2が、上記フィルムパトローネ1内のパトローネ軸
と係合するようになっており、上記フォーク部2によっ
て上記パトローネ軸を正逆回転させることで、フィルム
6の送り出しおよび巻戻しが行なわれるようになってい
る。そして、上記フォーク部2は、巻戻し手段であるフ
ォーク部駆動機構9と連結されており、このフォーク部
駆動機構9は、カメラ本体に配設されてカメラのシステ
ム全体を制御する、例えばCPU等によって構成される
カメラ制御手段11によって制御されるようになってい
る。
【0018】即ち、上記カメラ制御手段11は、フォー
ク部駆動機構9を制御することによって、上記フォーク
部2を正逆回転させることで、これと係合する上記フィ
ルムパトローネ1内のパトローネ軸に巻回されているフ
ィルム6を、上記フィルムパトローネ1から送り出し、
また、フィルムパトローネ1内に巻戻すようになってい
る。なお、上記カメラ制御手段11は、写真撮影時のさ
まざまな撮影情報を一時的に記憶する記憶手段でもあ
り、また、後述する、多重露光モードが撮影中に解除さ
れた際に、フィルム6の記録部13に記録された撮影情
報の内の多重露光に関する情報を消去する消去手段でも
ある。
【0019】また、カメラ本体の上記パトローネ室の配
設されている側とは反対側、即ち、カメラ本体の中央部
に配置される撮影用開口部(図示せず)を挟んで反対側
に配設されているスプール室(図示せず)内の中心軸上
には、巻取りスプール3が回転自在に軸支されている。
この巻取りスプール3には、上記フィルムパトローネ1
から送り出され、上記撮影用開口部上のフィルム給送路
を通過した露光済みのフィルム6が巻取られるようにな
っている。そのために、この巻取りスプール3の外周面
上の一部には、上記フィルム6の先端部(リーダー部)
に設けられているローディング用のパーフォレーション
14(図2参照)を係合させて、フィルム6を巻取りス
プール3に巻取るための爪部が設けられている。そし
て、上記巻取りスプール3は、巻上げ手段であるスプー
ル駆動機構10と連結されており、該スプール駆動機構
10を上記カメラ制御手段11によって制御すること
で、フィルム6の巻取りスプール3への巻上げが行なわ
れるようになっている。
【0020】なお、上述のように、上記フォーク部駆動
機構9は、フィルム6の送り出し、および巻戻しの際
に、上記フォーク部2に駆動力を伝達するようになって
いるが、上記スプール駆動機構10が巻取りスプール3
を回転させて、これにフィルム6を巻取る際には、フォ
ーク部2が巻取りスプール3の回転に伴って回転させら
れるので、このフォーク部2と連結されている上記フォ
ーク部駆動機構9が、上記フォーク部2の回転の負荷と
ならないような機構となっている。これと同時に、上記
スプール駆動機構10は、フィルムパトローネ1内から
送り出されたフィルム6を巻取りスプール3に巻き取る
際のみに、その回転駆動力を巻取りスプール3に伝達す
るようになっている。
【0021】一方、上記フィルム6には、写真撮影に際
して露光される露光画面枠8の枠外の、その幅方向の一
端部に、該露光画面枠8の1コマについて少なくとも1
つの撮影コマ計数用のパーフォレーション7が等間隔
(例えば、1コマ間隔等)に配設されており、このパー
フォレーション7の位置は、上記露光画面枠8に対して
所定の位置関係に規定されている。
【0022】また、上述したように、上記フィルム6の
先端部(リーダー部)の幅方向の一端部には、該フィル
ム6と上記巻取りスプール3の爪部との係合が容易にな
されるように、上記フィルムローディング用のパーフォ
レーション14が連続的に設けられている(図2参
照)。
【0023】そして、カメラ本体内には検出手段である
フォトリフレクタ4が,上記パーフォレーション7に対
応する位置に設けられており、該パーフォレーション7
を検出するようになっている。該パーフォレーション7
が上記フォトリフレクタ4によって検出される際に得ら
れる検出信号が、上記フォトリフレクタ4と電気的に接
続されている上記カメラ制御手段11に送られ、これに
よって、フィルム6の巻上げ手段であるスプール駆動機
構10、および、巻戻し手段であるフォーク部駆動機構
9等の制御が行なわれるようになっている。
【0024】他方,上記フィルム6には、その幅方向の
他端部に,1コマ毎の撮影情報、例えばトリミング範
囲、露出値、多重露光、撮影日時等に関する撮影情報を
記録するために、例えば磁気記録層等からなる磁気記録
部である記録部13が、各コマの露光画面枠8毎に設け
られており、該記録部13に対応するカメラ本体内の位
置には、例えば磁気ヘッド等によって構成される記録手
段5が配設されている。そして、この記録手段5と電気
的に接続されている上記カメラ制御手段11によって、
該記録手段5が制御されることによって、記憶手段でも
あるカメラ制御手段11に記憶されていた写真撮影時の
さまざまな撮影情報が、上記フィルム6の記録部13に
記録されるようになっている。
【0025】また、カメラ本体には、多重露光コマ設定
手段である多重露光設定手段12が設けられており、上
記カメラ制御手段11と電気的に接続されている。この
多重露光設定手段12によって設定される露光コマの設
定値等に基づいて、露光が終了したフィルム6が、巻取
りスプール3に巻上げられる際に、各コマの上記記録部
13に対して多重露光等に関する撮影情報が、上記記録
手段5によって記録されるようになっている。また、上
記多重露光設定手段12では、多重露光モードの設定お
よび解除が行なわれる。
【0026】このように構成された上記第1実施例のカ
メラによって通常の写真撮影が行なわれる際の動作を、
以下に説明する。まず、フィルムパトローネ1をカメラ
本体のパトローネ室に装填する。カメラ本体にはパトロ
ーネ検出スイッチ(図示せず)が設けられており、これ
により、フィルムパトローネ1がパトローネ室に装填さ
れたことが検出される。すると、上記パトローネ検出ス
イッチがオン(ON)となり、このパトローネ検出スイ
ッチのオン(ON)入力を受けて、カメラ制御手段11
は、フォーク部駆動機構9を駆動させて、フォーク部2
をフィルム送り出し方向に回転させる。これにより、フ
ィルムパトローネ1のパトローネ軸と係合している上記
フォーク部2は、上記フォーク部駆動機構9による回転
駆動力をフィルムパトローネ1内のパトローネ軸に伝達
し、このフィルムパトローネ1のパトローネ軸に巻回さ
れているフィルム6の先端部(リーダー部)は、上記フ
ィルムパトローネ1の外部へと送り出される。
【0027】上記フィルムパトローネ1の外部に送り出
されたフィルム6の先端部(リーダー部)は、カメラ本
体内のフィルム給送路(図示せず)を通って、カメラ本
体に配設されるスプール室内に設けられた巻取りスプー
ル3へと到達する。このとき検出手段であるフォトリフ
レクタ4によって、フィルム6の先端部(リーダー部)
に設けられたフィルムローディング用のパーフォレーシ
ョン14が検出され、この検出信号を受けて、カメラ制
御手段11は、上記フォーク部駆動機構9を停止させる
と共に、スプール駆動機構10を駆動させて巻取りスプ
ール3をフィルム巻上げ方向に回転させる。この巻取り
スプール3がフィルム巻上げ方向に回転することによっ
て、フィルム6の先端部(リーダー部)の上記パーフォ
レーション14が、巻取りスプール3の外周面上の爪部
に係合し、これによって、フィルム6は巻取りスプール
3に巻取られ、フィルム6の巻上げが行なわれる。
【0028】そして、上記フォトリフレクタ4によっ
て、フィルム6の1コマ目のコマ計数用のパーフォレー
ション7が検出されると、その検出信号を受けて、上記
カメラ制御手段11は、スプール駆動機構10を停止さ
せることでフィルム6の巻上げを停止させる。これによ
って、1コマ目の写真撮影の準備が完了する。
【0029】ここで、例えばシャッターレリーズ等がな
されることによって、1コマ目の写真撮影(露光動作)
が行なわれると、上記カメラ制御手段11は、スプール
駆動機構10をフィルム巻上げ方向に回転させること
で、巻取りスプール3を回転させてフィルム6の巻上げ
動作を開始させる。すると、フィルム6が巻上げられ、
上記フォトリフレクタ4によって、2コマ目(次のコ
マ)のパーフォレーション7が検出され、その検出信号
を受けて、上記カメラ制御手段11はスプール駆動機構
10を停止させることでフィルム6の巻上げを停止す
る。これによって、2コマ目(次のコマ)の写真撮影の
準備が完了する。以降、同様の処理を繰り返すことで、
通常の写真撮影が行なわれ、上記フィルム6の最終コマ
の写真撮影(露光動作)が行なわれた後は、上記カメラ
制御手段11は、フォーク部駆動機構9を駆動させるこ
とによって、フォーク部2をフィルム巻戻し方向に回転
させて、フィルムパトローネ1内にフィルム6を巻戻
す。
【0030】このような通常の写真撮影の一連の処理が
行なわれる際に、多重露光モードでの写真撮影を行なう
場合の動作について、以下に説明する。図3は、上記第
1実施例の多重露光可能なカメラにおいて多重露光撮影
が行なわれる際のフローチャートを示している。
【0031】図3に示すように、まずステップS1にお
いて、上記多重露光設定手段12によって、多重露光設
定のオン(ON)入力が行なわれる(なおここで、Sは
動作ステップを示す。以下、同様。)。即ち、上記多重
露光設定手段12のオン(ON)入力によって、カメラ
の撮影モードを、多重露光を行なうことを設定する多重
露光モードに切り換える。
【0032】なお、この第1実施例のカメラの多重露光
モードは、多重露出するための第1の撮影コマと、これ
と隣接する第2の撮影コマとを上記多重露光設定手段1
2によって設定して、それぞれのコマの露光を行なうと
共に、上記第1および第2の撮影コマが、フィルム現像
後に多重露出をするための撮影コマであることを上記多
重露光設定手段12によって設定し、その撮影情報をフ
ィルム6の記録部13に記録するようにしている。そし
て、フィルム現像後のプリント処理によって多重露出を
行なうことで、多重露出写真プリントを得るようにする
撮影モードである。
【0033】そして、上記多重露光設定手段12によっ
て設定される多重露光モードは、設定された上記第1お
よび第2の撮影コマの2コマ分の露光がなされると多重
露光設定が解除されるようになっている。従って、上述
のステップS1において設定される露光回数の設定値の
変数は、変数N=2となる。
【0034】次に、ステップS2においては、カメラは
露光可能な状態になっているので、撮影者によってなさ
れる、例えばレリーズスイッチ等のオン(ON)入力に
よって1回目の露光、即ち、上記多重露出を行なうため
の第1の撮影コマに露光がなされた後、ステップS3の
処理に進む。なお、ここで露光が1回なされることによ
って、上記露光回数の設定値の変数はN=N−1とな
る。
【0035】ステップS3において、カメラ制御手段1
1は、スプール駆動機構10を駆動させ、これにより巻
取りスプール3が巻上げ方向に回転されて、フィルム6
の1コマ分の巻上げが行なわれ、次の未露光コマ、即
ち、上記第1の撮影コマと隣接する第2の撮影コマが露
光準備位置にセットされる。
【0036】このステップS3における1コマ分の巻上
げ時には、上記フィルム6の第1の撮影コマに対応する
記録部13に対し、カメラの記録手段5によって、第1
の撮影コマの露光時の多重露光撮影等に関する撮影情
報、および基準位置情報である画面センター位置の情報
等が記録される。なお、このとき記録される上記撮影情
報としては、例えば第1の撮影コマの露光時の露出値、
トリミング範囲、撮影日時等に関する撮影情報が記録さ
れ、また、多重露光モードにある場合、即ち、上記多重
露光設定手段12がオン(ON)となっている場合に
は、さらに、多重露光コマであるとの情報、多重露光プ
リント等の処理時に重ねてプリントする相手コマのコマ
番号等の相手コマ情報等である。
【0037】上記ステップS3の処理、即ち、フィルム
6の1コマ分の巻上げおよび撮影情報のフィルム6の記
録部13への記録が終了すると、ステップS4の処理に
進む。このステップS4においては、2回目の露光が終
了しているかどうかの判断がなされる。ここで、2回の
露光が終了していない、つまり、上記露光回数の設定値
の変数N>0である場合には、次のステップS5の処理
に進む一方、露光が2回なされていると判断された場
合、即ち、上記露光回数の設定値の変数N=0である場
合には、ステップS6の処理に進み、このステップS6
においては、多重露光設定手段12による多重露光設定
のオフ(OFF)入力がなされることで一連の多重露光
の撮影が終了し、通常撮影モードに戻る。
【0038】上述のように、上記ステップS4におい
て、2回の露光がなされていないと判断された場合に
は、ステップS5の処理に進み、このステップS5にお
いて、多重露光設定の確認が行なわれる。つまり、上記
ステップS1における多重露光設定手段12によって設
定された、多重露光設定がオフ(OFF)となって、該
設定が解除されていることが確認された場合には、多重
露光モードが解除されたと判断され、一連の処理を終了
して、通常撮影モードに戻る。このとき、上記第1の撮
影モードに記録された相手コマ情報は、消去手段でもあ
るカメラ制御手段11によって消去される。
【0039】また、上記多重露光設定が解除されておら
ず、該設定がオン(ON)のままであれば、上述のステ
ップS2の処理に戻り、ステップS2〜S4の処理を繰
返すことで、上記第2の撮影コマへの露光が行なわれ
る。そして、2回目のステップS4の処理では、上記第
2の撮影コマへの露光が2回目の露光であるので、ステ
ップS6の処理に進み、多重露光設定がオフ(OFF)
されて、一連の多重露光モードの撮影が終了し、通常撮
影モードに戻る。
【0040】なお、この第1実施例のカメラに適用する
上記フィルム6の記録部13には、上述のように、各種
の撮影情報が記録されることとなる。図4に示すよう
に、記録部13は3つのエリア(領域)即ち、エリア
α,β,γの領域に分けられており、上記エリアαに
は、一般的な撮影情報である露出値、トリミング範囲、
撮影日時、撮影モード(多重露光撮影/通常撮影)等の
情報が記録されるようになっている。また、上記エリア
βには、基準位置情報である露光画面枠のセンター情報
が記録されている。この露光画面枠のセンター情報は、
多重露光モード時の露光画面枠について、上記第1の撮
影コマと第2の撮影コマとを重ねて多重露出する際の基
準となる位置情報である。
【0041】そして、エリアγにおいては、後述する、
フィルム現像後に行なう多重露出写真プリントに関する
撮影情報、即ち、プリント処理のための露出値、トリミ
ング範囲、焼付倍率等の撮影情報を記録するためのエリ
ア(領域)となっている。
【0042】そして、上記エリアαおよびエリアβへの
撮影情報の記録は、写真撮影時においてカメラの記録手
段5によって記録されるものであり、また、上記エリア
γへの撮影情報の記録は、フィルム現像後に記録される
撮影情報である。
【0043】このようにして上記第1実施例のカメラに
よって撮影されたフィルムが、写真現像所(ラボ)に持
ち込まれ、この写真現像所(ラボ)において、フィルム
現像および写真プリント等の処理がなされることとな
る。このときの、多重露出写真プリント処理が、図5に
示すような、本発明の第1実施例のプリント装置である
プリントシステムによって行なわれる。
【0044】図5は、上記第1実施例の多重露光可能な
カメラによって撮影されたフィルムの多重露出写真プリ
ント処理を行なうプリント装置であるプリントシステム
の概念を示すブロック構成図である。図5に示すよう
に、この第1実施例のプリントシステムは、システム全
体を制御する、例えばCPU等からなる制御手段15が
設けられており、これによって制御される、フィルム給
送モータ17とフィルム給送ローラ19、パーフォレー
ション検出手段18、露出手段である光源16と光学系
21、記録情報読出し手段であり磁気情報読出し手段で
ある磁気ヘッド20、印画紙給送モータ24と印画紙給
送ローラ23等の各駆動部材によって構成されており、
現像処理済みのフィルム6は、上記フィルム給送ローラ
19上にセットされ、パーフォレーション検出手段18
の検出信号を受けて、制御手段15によってフィルム給
送が制御されるようになっている。
【0045】また、上記フィルム給送ローラ19上にセ
ットされた現像処理済みのフィルム6を挟むようにし
て、露出手段が配設されている。即ち、上記フィルム給
送ローラ19上にセットされたフィルム6の上方側には
光源16が、また下方側には光学系21が配設され、さ
らに、この下方側には印画紙給送ローラ23と印画紙2
2がセットされている。この印画紙給送ローラ23も、
制御手段15に制御されるようになっており、上記フィ
ルム給送ローラ19と連動して、上記印画紙給送ローラ
23上にセットされた印画紙22の1コマ分の給送がな
されるようになっている。
【0046】そして、上記露光手段によって露光が行な
われるようになっている。つまり、上記光源16によっ
てフィルム6上の被写体像が、光学系21によって結像
され、拡大/縮小されて印画紙22上に照射されて、露
光がなされるようになっている。このとき、多重露光撮
影コマの場合には、上記第1の撮影コマと第2の撮影コ
マとを重ね合わせて多重露出が行なわれる。
【0047】このように構成された上記第1実施例のプ
リントシステムについて、通常のプリント処理が行なわ
れる際の動作を説明する。この第1実施例のプリントシ
ステムに現像処理済みのフィルム6が、フィルム給送ロ
ーラ19上にセットされており、また、印画紙給送ロー
ラ23上には印画紙22がセットされている。このと
き、制御手段15は、パーフォレーション検出手段18
がフィルム6上のパーフォレーション7を検出する際の
検出信号を受けて、フィルム給送モータ17を制御して
フィルム給送を行なう。これによって、フィルム6の所
望の露光画面枠8を、該プリントシステムの露光を行な
う所定の位置に停止させる。
【0048】また、このとき、磁気ヘッド20は、上述
のフィルム6の給送中に該フィルム6の記録部13に記
録されている撮影情報および画面枠のセンター情報等を
読み込んでおり、この撮影情報は制御手段15に伝達さ
れている。この撮影情報によって、上記制御手段15
は、光源16および光学系21等を制御して、印画紙2
2上に適正露出で露光を行ない、写真プリントを作成す
る。
【0049】そして、印画紙22への露光が終了する
と、上記制御手段15はフィルム給送モータ17および
印画紙給送モータ24を制御して、次のコマへとフィル
ム6および印画紙22を送り、同様にして次のコマのプ
リント処理が行なわれる。
【0050】次に、上記第1実施例の多重露光可能なカ
メラにおいて、多重露光撮影が行なわれたフィルムの撮
影コマ、即ち、上記第1および第2の撮影コマが、上記
第1実施例のプリントシステムによって、多重露出写真
プリント処理がなされる場合の動作を以下に説明する。
【0051】まず、上記カメラにおける多重露光モード
において、多重露光設定手段12によって設定された多
重露出するための第1の撮影コマが、上述のように、印
画紙22上に、フィルム6の記録部13に記録された撮
影情報に基づいて露光が行なわれる。ここで、上記記録
部13に記録されている撮影情報には、上述のように、
多重露光コマであるとの情報と、多重露出写真プリント
等の処理時に重ねてプリントする相手コマのコマ番号等
の撮影情報が記録されており、これらの情報は、上記磁
気ヘッド18によって該第1の撮影コマが露光を行なう
所定位置に給送される間に読み込まれ、制御手段15に
伝達されている。従って、上記制御手段15は、上記第
1の撮影コマが多重露光コマであるとの情報に基づい
て、印画紙給送モータ24の駆動、つまり、印画紙22
の給送を行なわず、上記第1の撮影コマの露光がなされ
た印画紙22はセットしたままとする一方、フィルム給
送モータ17のみを駆動させてフィルム6を上記第1の
撮影コマと隣接する第2の撮影コマ、即ち、次の撮影コ
マへの給送を行なう。このフィルム6の給送時におい
て、上述のように、第2の撮影コマの露出時の多重露光
などに関する撮影情報が、上記磁気ヘッド18によって
記録部13から読み込まれ、制御手段15に伝達され
る。
【0052】そして、上記制御手段15は、多重露光す
るための第1の撮影コマの露光画面枠のセンター情報
と、第2の撮影コマの露光画面枠のセンター情報とが一
致する所定の位置においてフィルム6のフィルム給送を
停止させ、上記第2の撮影コマの記録部13に記録され
ていた撮影情報に基づいて、光源16および光学系21
を制御して、第1の撮影コマの露光がなされている印画
紙22上に重ねて、第2の撮影コマの露光を行なう。
【0053】これにより、印画紙22上へは、上記第1
の撮影コマおよび第2の撮影コマによる露光がなされ、
多重露出写真プリントの処理が終了する。そして、上記
制御手段15は、フィルム給送モータ17および印画紙
給送モータ24を制御して、フィルム6および印画紙2
2とが給送されて、次のコマのプリント処理のセットが
行なわれる。
【0054】以上説明したように上記第1実施例の多重
露光可能なカメラおよびプリントシステムにおいては、
上記カメラの多重撮影モードを、フィルム現像後に多重
露出することを設定し、現像後に多重露出するための第
1の撮影コマと、これに隣接する第2の撮影コマとを、
別々の撮影条件によって撮影(露光)を行なうようにし
たので、それぞれの撮影コマの記録部13には、各露光
時の露出値等に関する撮影情報が、それぞれ記録される
こととなる。これによって、写真現像所(ラボ)におい
て行なわれる、上記プリントシステムによる多重露出写
真プリントの処理を行なう際には、それぞれの撮影コマ
の撮影情報に基づいて、各コマの適正露出によってプリ
ントすることができる。
【0055】また、上記撮影情報には、露光画面枠のセ
ンター位置の情報を記録するようにしたので、上記第1
の撮影コマと第2の撮影コマのそれぞれの露光画面枠の
センター位置を一致させることによって、現像後の多重
露出を行なう際に、該第1の撮影コマと第2の撮影コマ
の露光画面枠にズレが生じることがなく、正確な多重露
出写真プリントを得ることができる。
【0056】そして、フィルム6の記録部13に記録さ
れるコマ毎の撮影情報によって、撮影者の撮影意図が写
真現像所(ラボ)側に確実に伝達されるようにしたの
で、撮影者の撮影意図通りの多重露出写真プリントを得
ることができる。
【0057】さらに、写真撮影時に、カメラの撮影モー
ドが多重露光モードであっても、フィルム6上において
は、別々の撮影コマに対して露光が行なわれるようにし
たので、それぞれ単独の写真プリントを得ることも可能
である。
【0058】次に、本発明の第2実施例のプリントシス
テムにおける情報変更装置について説明する。上記第1
実施例においては、カメラの記録手段5によってフィル
ム6の記録部13に露光時の各撮影情報を記録するよう
にし、プリントシステムの記録情報読出し手段である磁
気ヘッド20によって、上記カメラによって露光時に記
録された撮影情報を読み出し、これに基づいてプリント
等の処理を行なうようにしていたが、この第2実施例の
プリントシステムにおいては、フィルム6の現像処理を
行なった後に、上述のカメラによって露光時に記録され
たフィルム6の記録部13の撮影情報に加えて、図4に
示すフィルム6の記録部13のエリアγに、新たに、多
重露出写真プリントに関する情報として、例えば、露出
値、トリミング範囲、焼付倍率等の情報を変更すること
により多重露出状態を変更し、この変更された情報を上
記フィルム6の記録部13のエリアγに、記録手段であ
る記録用磁気ヘッド31によって記録することができる
ようにしたものである。
【0059】なお、ここで、上記多重露出写真プリント
に関する情報としての露出値情報とは、多重露出写真プ
リントを作成する際に、各撮影コマの濃度を決定するた
めの情報であり、トリミング範囲の情報とは、多重露出
写真プリントを作成する際に、露光画面枠内における必
要な部分や不要部分を指定してプリント範囲を指定する
ための情報であり、また、焼付倍率の情報とは、多重露
出写真プリントを作成する際に、重ねる撮影コマの被写
体像の大きさを決定するための情報である。
【0060】図6は、上記第2実施例のプリントシステ
ムにおける情報変更装置の構成を示す概念図である。図
6に示すように、この第2実施例のプリントシステムに
おける情報変更装置は、装置全体を制御する、例えばC
PU等からなる制御手段34が設けられており、これに
よって制御される、フィルム給送モータ29とフィルム
給送ローラ30、パーフォレーション検出手段33、多
重露出をするための第1の撮影コマとこれと隣接する第
2の撮影コマの映像情報を読取る映像情報読取り手段で
あり映像読取り手段である画像取込手段26と、この画
像取込手段26によって取込んだ情報を基に映像を表示
するための表示手段であるディスプレイ27、操作パネ
ル28、記録手段である記録用磁気ヘッド31、および
読込用磁気ヘッド32等の各部材から構成されている。
【0061】そして、現像処理済みのフィルム6は上記
フィルム給送ローラ30上にセットされ、その上方側
に、フィルム6の映像情報を読み込むための上記画像取
込手段26が設けられ、この画像取込手段26によって
取込まれたフィルム6の画像は、制御手段34を介して
ディスプレイ27に表示されるようになっている。
【0062】また、上記読込用磁気ヘッド32によっ
て、フィルム6の記録部13に記録されている撮影情報
の読込みを行ない、上記記録用磁気ヘッド31によっ
て、新たな撮影情報の書込みが行なわれるようになって
いる。そして、これらの操作は、制御手段34に接続さ
れている操作パネル28によって行なうようになってい
る。
【0063】このように構成された上記第2実施例のプ
リントシステムにおける情報変更装置によって行なわれ
る情報変更動作を以下に説明する。図6に示すように、
上記情報変更装置に、上述の第1実施例の多重露光可能
なカメラによって撮影された多重露光撮影コマを有する
現像処理済みフィルム6を、上記フィルム給送ローラ3
0上にセットし、操作パネル28から多重露光設定コマ
のコマ番号の入力を行なう。すると、上記操作パネル2
8が接続されている制御手段34は、上記フィルム給送
モータ29を駆動することにより、フィルム6の上記操
作パネル28によって設定されたコマ番号の撮影コマ
を、映像の取込みを行なう所定の位置にセットする。
【0064】また、このフィルム6の給送中には、上記
読込用磁気ヘッド32によって、フィルム6の記録部1
3に、カメラによって撮影時に記録された多重露光設定
コマの撮影情報や露光画面枠のセンター情報等に関する
撮影情報が読み込まれ、制御手段34内に伝達される。
そして、上記制御手段34は、パーフォレーション検出
手段33が、上記操作パネル28によって設定された多
重露光設定コマのパーフォレーション7を検出する際の
検出信号を受けて、フィルム給送モータ29を停止さ
せ、上記多重露光設定コマの第1の撮影コマが情報変更
装置の映像情報読込みを行なう所定の位置にセットされ
る。すると、上記画像取込手段26によって、この第1
の撮影コマの映像(図7(a)において、露光画面枠8
aの映像)の映像情報が制御手段34内に読み込まれ
る。
【0065】次に、制御手段34は、上記第1の撮影コ
マと同様に、多重露光設定コマの第2の撮影コマの映像
情報の読み込みを上記画像取込手段26によって行な
う。即ち、上記第1の撮影コマの映像情報の読み込み
伍、制御手段34は、フィルム給送ローラ30を制御し
て、次のコマである上記第2のコマのパーフォレーショ
ン7をパーフォレーション検出手段33によって検出さ
せて、所定の位置に上記第2の撮影コマをセットする。
このときのフィルム給送中においては、読込用磁気ヘッ
ド32を制御して、フィルム6の記録部13からカメラ
によって露光時に記録された撮影情報の読み出しを行な
っている。
【0066】そして、所定の位置に上記第2の撮影コマ
がセットされると、上記画像取込手段26によって、こ
の第2の撮影コマの映像(図7(a)において、露光画
面枠8bの映像)も制御手段34内に読み込まれる。
【0067】このようにして、制御手段34内に読み込
まれた上記第1の撮影コマと第2の撮影コマの2つの映
像情報は、該制御手段34によって、上記カメラにおい
て露光時に記録された各コマのそれぞれの撮影情報に基
づいて、適正な露出値で処理がなされ、また、第1およ
び第2の撮影コマの双方の映像情報を、フィルム6の記
録部13から読み込んだ露光画面枠のセンター情報を一
致させて、多重露出映像(図7(b)において、映像8
c)として、上記ディスプレイ27上に表示する。
【0068】この図7(b)に示す多重露出映像8c
は、カメラにおいて露光時に記録された、露出値、トリ
ミング範囲等に関する撮影情報に基づいて、制御手段3
4によって処理された後、ディスプレイ27上に表示さ
れた映像であって、上記第1実施例において説明したプ
リントシステムによる多重露出写真プリント処理の結果
のプリント画像と全く同一のものである。
【0069】そこで、この第2実施例のプリントシステ
ムにおける情報変更装置は、上記ディスプレイ27上に
表示される映像について、上記第1および第2の撮影コ
マの記録部13に記録された多重露出写真プリントに関
する情報、即ち、露出値、トリミング範囲、焼付倍率等
の情報を、操作パネル28によって新たに入力または変
更することにより多重露出状態の変更を行なう。この追
加された情報に基づいて、制御手段34による処理が行
なわれ、ディスプレイ27上に多重露出状態が変更され
た映像が表示される。
【0070】そして、上記追加された露出値、トリミン
グ範囲、焼付倍率等の多重露出写真プリントに関する情
報は、上記記録用磁気ヘッド31によって、フィルム6
の記録部13の上記エリアγ(図4参照)に記録され
る。
【0071】このようにして、上記情報変更装置によっ
て、記録部13に多重露光プリント情報が追加されたフ
ィルム6が、写真現像所(ラボ)において、上述の図5
によって説明したプリントシステムによって、同様のプ
リント処理が行なわれ、多重露出写真プリントが作成さ
れる。
【0072】以上説明したように上記第2実施例のプリ
ントシステムによれば、現像処理済みのフィルム6の記
録部13に、多重露光プリント情報を追加して記録する
ことができるので、撮影者の意図を正確に写真現像所
(ラボ)側に伝達することができ、これにより、写真現
像所(ラボ)において、フィルム6の記録部13に記録
された各情報に基づいてプリント処理が行なわれるの
で、正確でズレのない多重露出写真プリントを得ること
ができる。
【0073】また、多重露出写真プリントに関する情報
の追加のために、撮影者は、制御手段34の処理を行な
うだけで、ディスプレイ27上に多重露出写真プリント
と全く同様の映像を再現することができるので、実際の
プリント処理を行なわなくとも、多重露出写真プリント
の結果をディスプレイ27上で確認することができる。
【0074】そして、フィルム6の記録部13上におい
ては、各露光時の撮影コマの撮影情報と、多重露出写真
プリントに関する情報とで、それぞれ別のエリアに記録
するようにしたので、各撮影コマから別々に、撮影時の
撮影情報に基づいた通常の写真プリントを得ることもで
きる。
【0075】次に、本発明の第3実施例として、上述の
第1、第2実施例において説明したプリントシステムを
利用したプリント処理の一例を以下に説明する。この第
3実施例は、上記第1、第2実施例の多重露光可能なカ
メラによらないで撮影がなされ、かつ、撮影情報を記録
するための記録部を有する上記フィルムを使用して撮影
がなされた場合において、該フィルムの撮影コマの内の
任意のコマ同士を選択し、フィルム現像後に多重露出写
真プリントを作成する一例である。
【0076】まず、多重露出写真プリントを作成したい
撮影コマが露光されている現像処理済みフィルム6を、
図6において説明した情報変更装置のフィルム給送ロー
ラ30上にセットし、操作パネル28によって、多重露
出写真プリントとしたい任意の撮影コマのコマ番号を入
力する。すると、このコマ番号の入力信号を受けて、制
御手段34は、上記フィルム給送モータ29を駆動させ
て、フィルム6の給送が行なわれると共に、パーフォレ
ーション検出手段33によって、上記入力されたコマ番
号の検出が開始される。
【0077】上記入力されたコマ番号のパーフォレーシ
ョン7が検出されると、その検出信号を受けて、制御手
段34は上記フィルム給送モータ29を停止させ、多重
露出写真プリントとしたい上記撮影コマを、画像取込手
段26によって映像情報が読み込まれるための所定の位
置にセットする。そして、上記画像取込手段26によっ
て、上記撮影コマの映像情報が読み込まれ、この撮影コ
マのフィルム6の記録部13に、露光時の撮影情報が記
録されている場合には、上記記録用磁気ヘッド31によ
って、その撮影情報を読み込み、制御手段34に伝達す
る。
【0078】次に、多重露出写真プリントとするため
の、重ね合わせる撮影コマについても同様に映像情報の
読み込みを行なって、該撮影コマのフィルム6の記録部
13に露光時の撮影情報が記録されている場合には、そ
の撮影情報も読み込んで、制御手段34に伝達する。
【0079】そして、上記各撮影コマの読み込まれた映
像情報が各撮影コマの露光時の撮影情報に基づいて、制
御手段34によって処理がなされ、上記2つの撮影コマ
を重ね合わせた露光時の撮影情報に基づいた映像が、デ
ィスプレイ27上に表示される。
【0080】この映像を基にして、さらに、操作パネル
28によって各撮影コマの露光画面枠のセンター位置等
の情報や露出値、トリミング範囲、焼付倍率等の多重露
出写真プリントに関する情報の追加等を行なうことで、
撮影者の意図通りの調整を行なう。このとき、この各撮
影情報や映像情報が調整された映像は、ディスプレイ2
7上に表示されることで確認がなされる(図7(c)に
おいて、映像8d)。また、このときの、露出値、トリ
ミング範囲、焼付倍率等の多重露出写真プリントに関す
る情報は、図4に示すフィルム6の記録部13のエリア
γに記録され、露光画面枠のセンター位置の情報は、エ
リアβに記録される。
【0081】そして、露光時の撮影情報が記録されてい
る場合には、上記入力された撮影コマ番号が、多重露光
コマであるとの情報、および多重露出写真プリントを行
なうための重ね合わせる相手コマのコマ番号等の情報
を、エリアαに追加して記録する一方、露光時の撮影情
報が記録されていなかった場合には、多重露光コマであ
るとの情報と、多重露出写真プリントを行なうための重
ね合わせる相手コマのコマ番号等の情報を、新たにエリ
アαに記録する。
【0082】このように上記情報変更装置によって、多
重露光プリント情報等の追加記録がなされたフィルム6
が、写真現像所(ラボ)において、上記図5によって説
明したプリントシステムによって、上記フィルム6の記
録部13に記録されている情報に基づいて、多重露出写
真プリント処理が行なわれる。
【0083】以上説明したように、上記第3実施例にお
いては、撮影情報が記録可能なフィルムを使用して撮影
が行なわれていれば、露光時に撮影情報などの記録がな
されなくとも、フィルム現像処理後に上記情報変更装置
によって、各撮影コマの露光画面枠のセンター位置の情
報や、露出値、トリミング範囲、焼付倍率等の多重露出
写真プリントに関する情報等を、撮影者の撮影意図に合
わせて追加することができるようにしたので、簡単に多
重露出写真プリントを得ることができる。
【0084】[付記] (1) 撮影情報を記録するための記録部を有するフィ
ルムに、撮影情報および多重露光に関する情報を記録す
る多重露光可能なカメラにおいて、現像後に多重露出す
るための第1の撮影コマと、この第1の撮影コマと隣接
する第2の撮影コマとを設定する多重露光コマ設定手段
と、上記多重露光コマ設定手段により多重露光モードに
設定され、上記第1または第2の各撮影コマの露光が終
了した際に、該第1または第2の撮影コマに、撮影情
報、相手コマ情報および撮影コマの基準位置情報を上記
フィルムの記録部に記録する記録手段と、上記第1の撮
影コマの露光終了後に上記多重露光モードが解除された
際に、該第1の撮影コマに記録された上記相手コマ情報
を消去する消去手段と、を具備した多重露光可能なカメ
ラ。
【0085】(2) 付記第1に記載の多重露光可能な
カメラによって撮影された第1および第2の撮影コマを
プリントするプリントシステムにおいて、上記第1およ
び第2の撮影コマの記録部に記録された情報を読み出す
記録情報読出し手段と、読み出された情報に基づいて、
上記第1および第2の撮影コマを重ね合わせて多重露出
する露出手段と、を具備したプリントシステム。
【0086】上記付記第1に記載の多重露光可能なカメ
ラは、現像後に多重露出するための第1の撮影コマと、
この第1の撮影コマと隣接する第2の撮影コマとを、多
重露光コマ設定手段によって設定し、また、上記多重露
光コマ設定手段によって、カメラの撮影モードを多重露
光モードに設定する。そして、上記第1または第2の各
撮影コマの露光が終了した際に、該第1または第2の撮
影コマのフィルム上の撮影情報を記録するための記録部
に、記録手段によって撮影情報、相手コマ情報および撮
影コマの基準位置情報等の撮影情報および多重露光に関
する情報等を記録する。また、上記第1の撮影コマの露
光終了後に上記多重露光モードが解除された際に、該第
1の撮影コマに記録された上記相手コマ情報を消去手段
によって消去する。
【0087】また、上記付記第2記載のプリントシステ
ムは、上記付記第1に記載の多重露光可能なカメラによ
って撮影を行なったフィルムの、上記第1および第2の
撮影コマの記録部に記録された情報を記録情報読出し手
段によって読み出し、この読み出された情報に基づい
て、上記第1および第2の撮影コマを、露出手段によっ
て重ね合わせて多重露出等のプリント処理を行なって多
重露出写真プリントを得る。
【0088】上記多重露光可能なカメラにおいては、撮
影時には、上記第1のコマと第2のコマの別々の撮影コ
マに露光を行なうと共に、撮影情報、多重露光に関する
情報等をフィルムの記録部に記録するようにしたこと
で、露光時の撮影情報を確実に写真現像所(ラボ)側に
伝達することができるので、写真現像所(ラボ)側で
は、上記プリントシステムによって、フィルムに記録さ
れている撮影情報に基づいた撮影者の撮影意図通りの多
重露光写真プリントを作成することができる。また、多
重露光モードで撮影を行なった上記第1および第2の撮
影コマのそれぞれの撮影コマについて、通常の写真プリ
ントを得るともできる。
【0089】(3) 付記第1に記載の多重露光可能な
カメラによって撮影された第1および第2の撮影コマを
プリントするプリントシステムにおいて、上記第1およ
び第2の撮影コマの映像情報を読み取る映像読取り手段
と、読み出された映像情報を重ね合わせて、上記第1お
よび第2の撮影コマの記録部に記録された情報を変更す
ることにより多重露出状態を変更する多重露出状態変更
手段と、を具備したプリントシステム。
【0090】上記プリントシステムは、上記第1および
第2の撮影コマの映像情報を映像読取り手段によって読
み取り、この読み出された映像情報を重ね合わせて、多
重露出状態変更手段によって、上記第1および第2の撮
影コマの記録部に記録された情報を変更することにより
多重露出状態を変更する。
【0091】これによって、撮影(露光)時の撮影情報
等を変更することができるので、撮影後のフィルム現像
を行なった後においても、映像の加工を行なうことがで
き、上記多重露出状態変更手段によって変更を行なった
撮影情報を確実に写真現像所(ラボ)側に伝達すること
ができ、また、この情報に基づいて簡単に多重露光写真
プリントを得ることができる。
【0092】(4) 磁気記録部に撮影情報が記録され
た現像済みフィルムをプリントするプリント装置におい
て、撮影コマの映像情報を読み取る映像情報読取り手段
と、撮影コマの磁気記録部に記録された情報を読み出す
磁気情報読出し手段と、上記磁気情報読出し手段と映像
情報読取り手段との出力に基づいて、読み取られた複数
の撮影コマの映像情報を重ね合わせて表示する表示手段
と、上記表示手段によって表示された重複映像の多重露
出状態を変更する多重露出状態変更手段と、上記多重露
出状態変更手段によって変更された多重露出情報を上記
フィルムの磁気記録部に記録する記録手段と、を具備し
たプリント装置。
【0093】上記プリント装置は、磁気記録部に撮影情
報が記録された現像済みフィルムをプリントするプリン
ト装置において、映像情報読取り手段によって撮影コマ
の映像情報を読み取り、また、磁気情報読出し手段によ
って撮影コマの磁気記録部に記録された情報を読み出し
を行ない、これら上記磁気情報読出し手段と映像情報読
取り手段との出力に基づいて、読み取られた複数の撮影
コマの映像情報を重ね合わせて表示手段に表示を行な
い、該表示手段によって表示された重複映像の多重露出
状態を多重露出状態変更手段によって変更する。そし
て、上記多重露出状態変更手段によって変更された多重
露出情報を、記録手段によって上記フィルムの磁気記録
部に記録する。
【0094】これによって、撮影(露光)時の撮影情報
等を変更することができるようにしたので、撮影後のフ
ィルム現像を行なった後においても、映像の加工を行な
うことができる。そして、上記多重露出状態変更手段に
よって変更を行なった撮影情報に基づく映像を表示装置
に表示するようにしたので、撮影情報の変更の都度、プ
リント処理を行なわなくても、表示手段上でプリント処
理の結果の確認ができるので、撮影者の意図を確実に写
真現像所(ラボ)側に伝達することができ、また、この
情報に基づいてプリント処理を行なうことで、簡単に、
また確実な多重露光写真プリントを得ることができる。
【0095】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、多重
露光撮影を行なった際に、各撮影コマの露光時における
撮影者の撮影意図通りの露出値による多重露出写真プリ
ントが得られ、また、プリント処理の際に各露光時の露
光画面枠にズレが生じない多重露出写真プリントを得る
ことのできる、多重露光可能なカメラを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のカメラの概念を示すブロ
ック構成図。
【図2】本発明に適用されるフィルムの先端部(リーダ
ー部)のフィルムローディング用のパーフォレーション
を示す図。
【図3】上記図1のカメラにおいて多重露光撮影が行な
われる際の動作を示すフローチャート。
【図4】上記図1のカメラに適用するフィルムの記録部
の、各情報の記録エリアを示す図。
【図5】上記図1のカメラによって撮影されたフィルム
の多重露出写真プリント処理を行なうプリントシステム
の概念を示すブロック構成図。
【図6】本発明の第2実施例のプリントシステムにおけ
る情報変更装置の構成を示す概念図。
【図7】上記図6のプリントシステムにおける情報変更
装置において行なわれる映像処理の例を示す図であっ
て、(a)はフィルム上に露光されている第1お呼びだ
い2の撮影コマの被写体像、(b)は、情報追加前の多
重露出映像、(c)は、情報追加後の多重露出映像の一
例を示す図。
【符号の説明】
1………フィルムパトローネ 2………フォーク部 3………巻取りスプール 4………フォトリフレクタ(検出手段) 5………記録手段 6………フィルム 7………パーフォレーション 8………露光画面枠 9………フォーク部駆動機構(巻戻し手段) 10……スプール駆動機構(巻上げ手段) 11……カメラ制御手段、記憶手段 12……多重露光設定手段(多重露光コマ設定手段) 13……記録部 15……制御手段(プリントシステム) 16……光源 17……フィルム給送モータ 18……パーフォレーション検出手段 19……フィルム給送ローラ 20……磁気ヘッド(記録情報読出し手段) 21……光学系 22……印画紙 23……印画紙給送ローラ 24……印画紙給送モータ 26……画像取込手段 27……ディスプレイ(表示手段) 28……操作パネル 29……フィルム給送モータ(多重露出状態変更手段) 30……フィルム給送ローラ(多重露出状態変更手段) 31……記録用磁気ヘッド 32……読込用磁気ヘッド 33……パーフォレーション検出手段(多重露出状態変
更手段) 34……制御手段(多重露出状態変更手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】次に、制御手段34は、上記第1の撮影コ
マと同様に、多重露光設定コマの第2の撮影コマの映像
情報の読み込みを上記画像取込手段26によって行な
う。即ち、上記第1の撮影コマの映像情報の読み込
後、制御手段34は、フィルム給送ローラ30を制御し
て、次のコマである上記第2のコマのパーフォレーショ
ン7をパーフォレーション検出手段33によって検出さ
せて、所定の位置に上記第2の撮影コマをセットする。
このときのフィルム給送中においては、読込用磁気ヘッ
ド32を制御して、フィルム6の記録部13からカメラ
によって露光時に記録された撮影情報の読み出しを行な
っている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1………フィルムパトローネ 2………フォーク部 3………巻取りスプール 4………フォトリフレクタ(検出手段) 5………記録手段 6………フィルム 7………パーフォレーション 8………露光画面枠 9………フォーク部駆動機構(巻戻し手段) 10……スプール駆動機構(巻上げ手段) 11……カメラ制御手段、記憶手段 12……多重露光設定手段(多重露光コマ設定手段) 13……記録部 15……制御手段(プリントシステム) 16……光源 17……フィルム給送モータ 18……パーフォレーション検出手段 19……フィルム給送ローラ 20……磁気ヘッド(記録情報読出し手段) 21……光学系 22……印画紙 23……印画紙給送ローラ 24……印画紙給送モータ 26……画像取込手段 27……ディスプレイ(表示手段) 28……操作パネル 29……フィルム給送モータ 30……フィルム給送ローラ 31……記録用磁気ヘッド 32……読込用磁気ヘッド 33……パーフォレーション検出手段 34……制御手段(多重露出状態変更手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 27/52 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影情報を記録するための記録部を有
    するフィルムに、撮影情報および多重露光に関する情報
    を記録する多重露光可能なカメラにおいて、 現像後に多重露出するための第1の撮影コマと、この第
    1の撮影コマと隣接する第2の撮影コマとを設定する多
    重露光コマ設定手段と、 上記多重露光コマ設定手段により多重露光モードに設定
    され、上記第1または第2の各撮影コマの露光が終了し
    た際に、該第1または第2の撮影コマに、撮影情報およ
    び多重露光情報を上記フィルムの記録部に記録する記録
    手段と、を具備したことを特徴とする多重露光可能なカ
    メラ。
  2. 【請求項2】 上記請求項第1に記載の多重露光可能
    なカメラによって撮影された第1および第2の撮影コマ
    をプリントするプリントシステムにおいて、 上記第1および第2の撮影コマの記録部に記録された情
    報を読み出す記録情報読出し手段と、 読み出された情報に基づいて、上記第1および第2の撮
    影コマを重ね合わせて多重露出する露出手段と、を具備
    したことを特徴とするプリントシステム。
  3. 【請求項3】 上記請求項第1に記載の多重露光可能
    なカメラによって撮影された第1および第2の撮影コマ
    をプリントするプリントシステムにおいて、 上記第1および第2の撮影コマの映像情報を読み取る映
    像情報読取り手段と、 読み出された映像情報を重ね合わせて、上記第1および
    第2の撮影コマの記録部に記録された情報を変更するこ
    とにより多重露出状態を変更する多重露出状態変更手段
    と、を具備したことを特徴とするプリントシステム。
JP6726994A 1994-04-05 1994-04-05 多重露光可能なカメラ Withdrawn JPH07281280A (ja)

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