JPH0862659A - 多重撮影機能付カメラ - Google Patents
多重撮影機能付カメラInfo
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- JPH0862659A JPH0862659A JP21323294A JP21323294A JPH0862659A JP H0862659 A JPH0862659 A JP H0862659A JP 21323294 A JP21323294 A JP 21323294A JP 21323294 A JP21323294 A JP 21323294A JP H0862659 A JPH0862659 A JP H0862659A
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- JP
- Japan
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- shooting
- film
- photographing
- camera
- frame
- Prior art date
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Landscapes
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多重撮影において、撮影者に前回の多重撮影
時の露光量を記憶してもらっておくといった煩わしさを
無くす。 【構成】 前回までの撮影によって与えられた多重撮影
駒に対する第1の累積露光量を記憶する記憶手段9を設
け、記憶手段に前回までの撮影によって与えられた多重
撮影駒に対する第1の累積露光量を記憶させるようにし
ている。
時の露光量を記憶してもらっておくといった煩わしさを
無くす。 【構成】 前回までの撮影によって与えられた多重撮影
駒に対する第1の累積露光量を記憶する記憶手段9を設
け、記憶手段に前回までの撮影によって与えられた多重
撮影駒に対する第1の累積露光量を記憶させるようにし
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムの同一駒に複
数回の露光を行う多重撮影を行うことのできる多重撮影
機能付カメラを提供することである。
数回の露光を行う多重撮影を行うことのできる多重撮影
機能付カメラを提供することである。
【0002】
1)フィルムの同一駒に複数回の露光を行う多重撮影可
能なカメラは公知である。
能なカメラは公知である。
【0003】2)フィルムの先端部まで収納したフィル
ムカートリッジを用い、フィルムの途中巻戻し(途中取
出し)及び該フィルムカートリッジの再装填使用を可能
とするカメラが米国特許第4878075号にて開示さ
れている。
ムカートリッジを用い、フィルムの途中巻戻し(途中取
出し)及び該フィルムカートリッジの再装填使用を可能
とするカメラが米国特許第4878075号にて開示さ
れている。
【0004】3)フィルムの先端部まで収納したフィル
ムカートリッジにおいて、未撮影,途中巻戻し,撮影済
のカートリッジ状態表示を行うフィルムカートリッジが
知られている。
ムカートリッジにおいて、未撮影,途中巻戻し,撮影済
のカートリッジ状態表示を行うフィルムカートリッジが
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
1)〜3)の従来例においては、以下のような問題点を
有していた。
1)〜3)の従来例においては、以下のような問題点を
有していた。
【0006】1)多重撮影を行う場合は、撮影者が露光
回数,露光量等の露出条件を記憶し、適正露出になるよ
うに手動で露出条件を設定している。従って、適正露出
を得るためには多くの経験と高度の技術を必要としてい
た。
回数,露光量等の露出条件を記憶し、適正露出になるよ
うに手動で露出条件を設定している。従って、適正露出
を得るためには多くの経験と高度の技術を必要としてい
た。
【0007】2)フィルムには透明の磁気層より成る磁
気情報記録部が備わっており、カメラは、磁気情報記録
部に情報を記録し、又は磁気情報記録部に記録されてい
る情報の読出しを行う磁気ヘッドを持ち、途中巻戻しが
行われたフィルムカートリッジが再装填された際に露光
済,未露光の各駒の判別を可能とする為に撮影済駒に特
定の情報を上記磁気ヘッドにより記録し、これを撮影済
フラグ〔以下、DEPフラグDF(Double Ex
posure Prevention encodem
ent)と記す〕とし、再装填時にこのDEPフラグD
Fがあるか否かを前記磁気ヘッドにより読み出し、該D
EPフラグDFのある駒を露光済駒と判断し、露光済駒
を空送りしている。そのため、一度撮影し、カメラから
取出したフィルムの露光済駒に多重露光を行おうとして
再装填しても、露光済駒を空送りしてしまい、露光済駒
に多重露光を行う事ができなかった。
気情報記録部が備わっており、カメラは、磁気情報記録
部に情報を記録し、又は磁気情報記録部に記録されてい
る情報の読出しを行う磁気ヘッドを持ち、途中巻戻しが
行われたフィルムカートリッジが再装填された際に露光
済,未露光の各駒の判別を可能とする為に撮影済駒に特
定の情報を上記磁気ヘッドにより記録し、これを撮影済
フラグ〔以下、DEPフラグDF(Double Ex
posure Prevention encodem
ent)と記す〕とし、再装填時にこのDEPフラグD
Fがあるか否かを前記磁気ヘッドにより読み出し、該D
EPフラグDFのある駒を露光済駒と判断し、露光済駒
を空送りしている。そのため、一度撮影し、カメラから
取出したフィルムの露光済駒に多重露光を行おうとして
再装填しても、露光済駒を空送りしてしまい、露光済駒
に多重露光を行う事ができなかった。
【0008】3)未撮影,途中巻戻し,撮影済のカート
リッジ状態表示を行うフィルムカートリッジを用いるカ
メラでは、撮影済のフィルムカートリッジは受けつけ
ず、二重露光を防ぐようになっており、1本のフィルム
すべてを予め撮影して一旦カメラから取り出し、新めて
そのフィルムをカメラに装填して多重撮影を行うといっ
た事ができなかった。
リッジ状態表示を行うフィルムカートリッジを用いるカ
メラでは、撮影済のフィルムカートリッジは受けつけ
ず、二重露光を防ぐようになっており、1本のフィルム
すべてを予め撮影して一旦カメラから取り出し、新めて
そのフィルムをカメラに装填して多重撮影を行うといっ
た事ができなかった。
【0009】(発明の目的)本発明の第1の目的は、多
重撮影において、撮影者に前回の多重撮影時の露光量を
記憶してもらっておくといった煩わしさを無くすことの
できる多重撮影機能付カメラを提供することである。
重撮影において、撮影者に前回の多重撮影時の露光量を
記憶してもらっておくといった煩わしさを無くすことの
できる多重撮影機能付カメラを提供することである。
【0010】本発明の第2の目的は、上記第1の目的を
達成すると共に、撮影者の経験や高度の技術に依存する
ことなく、簡単に適正露出を得ることのできる多重撮影
機能付カメラを提供することである。
達成すると共に、撮影者の経験や高度の技術に依存する
ことなく、簡単に適正露出を得ることのできる多重撮影
機能付カメラを提供することである。
【0011】本発明の第3の目的は、上記第1及び第2
の目的を達成すると共に、前回の多重撮影時の露光量を
撮影者に知らせることのできる多重撮影機能付カメラを
提供することである。
の目的を達成すると共に、前回の多重撮影時の露光量を
撮影者に知らせることのできる多重撮影機能付カメラを
提供することである。
【0012】本発明の第4の目的は、途中まで撮影して
一旦カメラから取り出されその後再装填された露光済駒
に、多重撮影を行うことのできる多重撮影機能付カメラ
を提供することである。
一旦カメラから取り出されその後再装填された露光済駒
に、多重撮影を行うことのできる多重撮影機能付カメラ
を提供することである。
【0013】本発明の第5の目的は、カートリッジ状態
表示を可能なフィルムカートリッジに収納されるフィル
ムの全駒に予め撮影した後、一旦カメラから取り出され
再度該フィルムカートリッジが装填されたとしても、前
記フィルムの露光済駒に多重撮影を行うことのできる多
重撮影機能付カメラを提供することである。
表示を可能なフィルムカートリッジに収納されるフィル
ムの全駒に予め撮影した後、一旦カメラから取り出され
再度該フィルムカートリッジが装填されたとしても、前
記フィルムの露光済駒に多重撮影を行うことのできる多
重撮影機能付カメラを提供することである。
【0014】本発明の第6の目的は、上記第5の目的を
達成すると共に、不用意な多重撮影が行われてしまうこ
とを防止することのできる多重撮影機能付カメラを提供
することである。
達成すると共に、不用意な多重撮影が行われてしまうこ
とを防止することのできる多重撮影機能付カメラを提供
することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1及び3記載の本発明は、前回までの
撮影によって与えられた多重撮影駒に対する第1の累積
露光量を記憶する記憶手段を設け、記憶手段に、前回ま
での撮影によって与えられた多重撮影駒に対する第1の
累積露光量を記憶させるようにしている。
るために、請求項1及び3記載の本発明は、前回までの
撮影によって与えられた多重撮影駒に対する第1の累積
露光量を記憶する記憶手段を設け、記憶手段に、前回ま
での撮影によって与えられた多重撮影駒に対する第1の
累積露光量を記憶させるようにしている。
【0016】上記第2の目的を達成するために、請求項
2及び4記載の本発明は、今回の撮影によって多重撮影
駒に与える第2の累積露光量を入力する入力手段と、記
憶手段に記憶されている第1の累積露光量と前記入力手
段にて入力された第2の累積露光量より、今回の撮影で
多重撮影駒に与えられる累積露光量が前記第2の累積露
光量になるように制御する露出制御手段とを設け、記憶
手段に記憶されている第1の累積露光量と入力手段にて
入力された第2の累積露光量より、今回の撮影で多重撮
影駒に与えられる累積露光量が前記第2の累積露光量に
なるように制御するようにしている。
2及び4記載の本発明は、今回の撮影によって多重撮影
駒に与える第2の累積露光量を入力する入力手段と、記
憶手段に記憶されている第1の累積露光量と前記入力手
段にて入力された第2の累積露光量より、今回の撮影で
多重撮影駒に与えられる累積露光量が前記第2の累積露
光量になるように制御する露出制御手段とを設け、記憶
手段に記憶されている第1の累積露光量と入力手段にて
入力された第2の累積露光量より、今回の撮影で多重撮
影駒に与えられる累積露光量が前記第2の累積露光量に
なるように制御するようにしている。
【0017】上記第3の目的を達成するために、請求項
5記載の本発明は、前回までの撮影によって与えられた
多重撮影駒に対する第1の累積露光量を表示する表示手
段を具備し、表示手段により前回までの撮影によって与
えられた多重撮影駒に対する第1の累積露光量を表示す
るようにしている。
5記載の本発明は、前回までの撮影によって与えられた
多重撮影駒に対する第1の累積露光量を表示する表示手
段を具備し、表示手段により前回までの撮影によって与
えられた多重撮影駒に対する第1の累積露光量を表示す
るようにしている。
【0018】上記第4の目的を達成するために、請求項
6記載の本発明は、多重撮影が指示された駒に対する撮
影終了後は、記録手段により該多重撮影駒に具備された
情報記録部へ多重撮影信号を記録させておき、このフィ
ルムが一旦カメラから取り出された後に再度装填されて
フィルム給送が行われる際には、読出手段により前記多
重撮影信号が読み出されることにより、フィルム給送を
停止して多重撮影駒の頭出しを行う多重撮影駒頭出手段
を設け、多重撮影が指示された駒に対する撮影終了後は
記録手段により多重撮影信号を記録しておき、再装填さ
れた後のフィルム給送中に読出手段で前記多重撮影信号
を読み出すことにより、多重撮影駒の頭出しを行うよう
にしている。
6記載の本発明は、多重撮影が指示された駒に対する撮
影終了後は、記録手段により該多重撮影駒に具備された
情報記録部へ多重撮影信号を記録させておき、このフィ
ルムが一旦カメラから取り出された後に再度装填されて
フィルム給送が行われる際には、読出手段により前記多
重撮影信号が読み出されることにより、フィルム給送を
停止して多重撮影駒の頭出しを行う多重撮影駒頭出手段
を設け、多重撮影が指示された駒に対する撮影終了後は
記録手段により多重撮影信号を記録しておき、再装填さ
れた後のフィルム給送中に読出手段で前記多重撮影信号
を読み出すことにより、多重撮影駒の頭出しを行うよう
にしている。
【0019】上記第5の目的を達成するために、請求項
8記載の本発明は、多重撮影が指示された駒が存在する
フィルムが巻き戻された場合には、カートリッジ状態表
示手段のカートリッジ状態表示を、設定手段により撮影
済以外に設定させるカートリッジ状態表示制御手段を設
け、多重撮影が指示された駒が存在するフィルムが巻き
戻された場合には、カートリッジ状態表示手段のカート
リッジ状態表示を、例えば途中巻戻し等の撮影済以外に
するようにしている。
8記載の本発明は、多重撮影が指示された駒が存在する
フィルムが巻き戻された場合には、カートリッジ状態表
示手段のカートリッジ状態表示を、設定手段により撮影
済以外に設定させるカートリッジ状態表示制御手段を設
け、多重撮影が指示された駒が存在するフィルムが巻き
戻された場合には、カートリッジ状態表示手段のカート
リッジ状態表示を、例えば途中巻戻し等の撮影済以外に
するようにしている。
【0020】上記第6の目的を達成するために、請求項
9記載の本発明は、多重撮影が指示された全ての駒への
多重撮影が終了したフィルムが巻き戻された場合には、
フィルムカートリッジに具備されたカートリッジ状態表
示手段のカートリッジ状態表示を、設定手段により撮影
済に設定させるカートリッジ状態表示手段を設け、多重
撮影が指示された全ての駒への多重撮影が終了したフィ
ルムが巻き戻された場合には、フィルムカートリッジの
カートリッジ状態表示を撮影済にするようにしている。
9記載の本発明は、多重撮影が指示された全ての駒への
多重撮影が終了したフィルムが巻き戻された場合には、
フィルムカートリッジに具備されたカートリッジ状態表
示手段のカートリッジ状態表示を、設定手段により撮影
済に設定させるカートリッジ状態表示手段を設け、多重
撮影が指示された全ての駒への多重撮影が終了したフィ
ルムが巻き戻された場合には、フィルムカートリッジの
カートリッジ状態表示を撮影済にするようにしている。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0022】フィルムの同一駒に複数の露光を行う多重
撮影の方法は、以下の2つが考えられる。
撮影の方法は、以下の2つが考えられる。
【0023】1.多重撮影の間フィルムを巻上げず、複
数の露光を行う。
数の露光を行う。
【0024】2.一度撮影したフィルムをカメラから一
旦取出し、再装填し複数の露光を行う。
旦取出し、再装填し複数の露光を行う。
【0025】そこで、以下の第1の実施例では上記1の
方法を、第2の実施例では上記2の方法について述べ
る。
方法を、第2の実施例では上記2の方法について述べ
る。
【0026】(第1の実施例)図1及び図2を用いて本
発明の第1の実施例について説明する。
発明の第1の実施例について説明する。
【0027】第1の実施例では、多重回数Nを入力し、
各撮影毎にその撮影で撮影駒に与えられる第2の累積露
光量を入力し、その撮影で撮影駒に与えられる累積露光
量が入力した値になるよう露出制御を行い、撮影回数が
Nに達したら自動的にフィルムを巻上げ、多重撮影を終
了するようにしている。
各撮影毎にその撮影で撮影駒に与えられる第2の累積露
光量を入力し、その撮影で撮影駒に与えられる累積露光
量が入力した値になるよう露出制御を行い、撮影回数が
Nに達したら自動的にフィルムを巻上げ、多重撮影を終
了するようにしている。
【0028】図1は本発明の第1の実施例におけるカメ
ラの要部構成を示すブロック図である。
ラの要部構成を示すブロック図である。
【0029】1はカメラのさまざまな制御や演算を行う
マイクロコンピュータから成るCPUであり、該CPU
1には以下に示すスイッチ,装置,メモリが接続されて
いる。
マイクロコンピュータから成るCPUであり、該CPU
1には以下に示すスイッチ,装置,メモリが接続されて
いる。
【0030】2,3は不図示のレリーズボタンの押圧操
作に応答してオンするスイッチSW1,SW2であり、
レリーズボタンの第1ストロークでスイッチSW1が、
第2ストロークでSW2がそれぞれオンする。そして、
スイッチSW1がオンするとCPU1が立上がり、後述
の表示装置8が点灯し、測光等の撮影準備動作が開始さ
れ、次にスイッチSW2がオンすると、不図示のミラ
ー,絞り,レンズ等が駆動された後に不図示のシャッタ
が駆動され、露光が行われる。4は多重撮影スイッチで
あり、この多重撮影スイッチ4がONすると後述する多
重撮影モードが設定される。5は多重回数設定装置であ
り、これにより多重撮影を行う回数Nが設定される。
作に応答してオンするスイッチSW1,SW2であり、
レリーズボタンの第1ストロークでスイッチSW1が、
第2ストロークでSW2がそれぞれオンする。そして、
スイッチSW1がオンするとCPU1が立上がり、後述
の表示装置8が点灯し、測光等の撮影準備動作が開始さ
れ、次にスイッチSW2がオンすると、不図示のミラ
ー,絞り,レンズ等が駆動された後に不図示のシャッタ
が駆動され、露光が行われる。4は多重撮影スイッチで
あり、この多重撮影スイッチ4がONすると後述する多
重撮影モードが設定される。5は多重回数設定装置であ
り、これにより多重撮影を行う回数Nが設定される。
【0031】6は露光量設定装置で、今回の撮影によっ
て撮影駒に与えられる第2の累積露光量を設定する装置
であり、使用するフィルムの適正露光量に対する割合を
入力する。例えば、1段アンダーの撮影を行い、次いで
適正露出を得る場合、1回目は「1/2」を、2回目は
「1」を入力し設定する。7は被写体の明るさを測定す
るSPD等から成る測光装置、8は撮影駒数,絞り値,
シャッタ速度,多重撮影枚数,露光量等を表示する表示
装置、9は前回までの撮影によって与えられた多重撮影
駒に対する第1の累積露光量やその他各種のデータを記
憶するメモリである。10は不図示のシャッタを駆動す
るシャッタ駆動装置であり、11は不図示の絞りを駆動
する絞り駆動装置であり、これらシャッタ駆動装置10
と絞り駆動装置11により露出制御を行う。13はフィ
ルムの送り出し,巻上げ,巻戻しを行うフィルム駆動装
置である。
て撮影駒に与えられる第2の累積露光量を設定する装置
であり、使用するフィルムの適正露光量に対する割合を
入力する。例えば、1段アンダーの撮影を行い、次いで
適正露出を得る場合、1回目は「1/2」を、2回目は
「1」を入力し設定する。7は被写体の明るさを測定す
るSPD等から成る測光装置、8は撮影駒数,絞り値,
シャッタ速度,多重撮影枚数,露光量等を表示する表示
装置、9は前回までの撮影によって与えられた多重撮影
駒に対する第1の累積露光量やその他各種のデータを記
憶するメモリである。10は不図示のシャッタを駆動す
るシャッタ駆動装置であり、11は不図示の絞りを駆動
する絞り駆動装置であり、これらシャッタ駆動装置10
と絞り駆動装置11により露出制御を行う。13はフィ
ルムの送り出し,巻上げ,巻戻しを行うフィルム駆動装
置である。
【0032】図2は上記構成におけるカメラの動作を示
すフローチャートであり、以下これに従って説明する。 [ステップS1] カメラのフィルム装填,予備巻上げ
等が終了した状態でシーケンスがスタートする。 [ステップS2] 不図示のレリーズボタンの押圧操作
によりスイッチSW1(2)がオンしたか否かを検出
し、スイッチSW1がオンするとCPU(1)が立上が
り、表示装置(8)が点灯し、測光等の撮影準備動作が
開始する。 [ステップS3] 第1の累積露光量E0 の値をクリア
する。 [ステップS4] 多重撮影スイッチ(4)がオンした
か否かを検出し、オフしていれば通常撮影なのでステッ
プS5へ進む。また、オンしていれば多重撮影なのでス
テップS6へ進む。
すフローチャートであり、以下これに従って説明する。 [ステップS1] カメラのフィルム装填,予備巻上げ
等が終了した状態でシーケンスがスタートする。 [ステップS2] 不図示のレリーズボタンの押圧操作
によりスイッチSW1(2)がオンしたか否かを検出
し、スイッチSW1がオンするとCPU(1)が立上が
り、表示装置(8)が点灯し、測光等の撮影準備動作が
開始する。 [ステップS3] 第1の累積露光量E0 の値をクリア
する。 [ステップS4] 多重撮影スイッチ(4)がオンした
か否かを検出し、オフしていれば通常撮影なのでステッ
プS5へ進む。また、オンしていれば多重撮影なのでス
テップS6へ進む。
【0033】先ず、通常撮影時について述べる。 [ステップS5] 通常撮影なので多重回数Nに「1」
を設定する。 [ステップS50] 通常撮影なので適正露出になるよ
うに「E=1」を設定し、ステップS10へ進む。
を設定する。 [ステップS50] 通常撮影なので適正露出になるよ
うに「E=1」を設定し、ステップS10へ進む。
【0034】上記ステップS4において多重撮影であっ
た場合には、前述した様にステップS6へ進む。 [ステップS6] ここでは多重回数Nを入力する。 [ステップS7] 前回の撮影までに与えられた第1の
累積露光量E0 を表示する。初回の場合は「E0 =0」
になる。 [ステップS8] 今回の撮影で与えられる第2の累積
露光量E1 を露光量設定装置(6)により入力する。
た場合には、前述した様にステップS6へ進む。 [ステップS6] ここでは多重回数Nを入力する。 [ステップS7] 前回の撮影までに与えられた第1の
累積露光量E0 を表示する。初回の場合は「E0 =0」
になる。 [ステップS8] 今回の撮影で与えられる第2の累積
露光量E1 を露光量設定装置(6)により入力する。
【0035】例えば、今回の撮影の結果を1段アンダー
にしたければ「E1 =1/2」を入力し、適正露出にし
たければ「E1 =1」を入力する。 [ステップS9] 今回の露光量Eを次式より計算す
る。
にしたければ「E1 =1/2」を入力し、適正露出にし
たければ「E1 =1」を入力する。 [ステップS9] 今回の露光量Eを次式より計算す
る。
【0036】E=E1 −E0 [ステップS10] 測光装置(7)の出力より露出演
算を行う。そして、今回の露光量がEになるようシャッ
タ秒時及び絞り値を設定する。 [ステップS11] 不図示のレリーズボタンの押圧操
作によりスイッチSW2(3)がオンしたかを検出し、
オンすることにより露光動作を開始するためにステップ
S12に進む。 [ステップS12] 不図示のミラーが駆動され、絞り
駆動装置(11),レンズ駆動装置(12),シャッタ
駆動装置(10)により、不図示の絞り,レンズ,シャ
ッタが駆動され、露光が行われる。シャッタ駆動が完了
すると、ミラー,絞り,レンズ等が再駆動され、シャッ
タのチャージが行われ撮影準備状態にセットされる。 [ステップS13] 第1の累積露光量E0 の値を以下
の様にして求める。
算を行う。そして、今回の露光量がEになるようシャッ
タ秒時及び絞り値を設定する。 [ステップS11] 不図示のレリーズボタンの押圧操
作によりスイッチSW2(3)がオンしたかを検出し、
オンすることにより露光動作を開始するためにステップ
S12に進む。 [ステップS12] 不図示のミラーが駆動され、絞り
駆動装置(11),レンズ駆動装置(12),シャッタ
駆動装置(10)により、不図示の絞り,レンズ,シャ
ッタが駆動され、露光が行われる。シャッタ駆動が完了
すると、ミラー,絞り,レンズ等が再駆動され、シャッ
タのチャージが行われ撮影準備状態にセットされる。 [ステップS13] 第1の累積露光量E0 の値を以下
の様にして求める。
【0037】E0 =E0 +E [ステップS14] 多重撮影回数Nを「−1」とす
る。 [ステップS15] 多重撮影回数Nが「0」かどうか
を判断する。この結果、「N=0」なら多重撮影が終了
したのでステップS16へ進み、「N≠0」なら多重撮
影を継続する為にステップS7へ戻る。 [ステップS16] フィルム駆動装置(13)を駆動
し、フィルム1駒給送を行う。 [ステップS17] 最終駒かどうかを判断し、最終駒
であればフィルムへの撮影は終了しているのでステップ
S18へ進む。一方、未露光駒があればステップS2へ
戻り、このフィルムでの撮影を継続する。 [ステップS18] フィルム駆動装置(13)を駆動
し、フィルム巻戻しを行う。 [ステップS19] フィルム巻戻し終了か否かを判断
し、終了していなければこのステップで待機し、その後
終了することによりステップS20へ進む。 [ステップS20] フィルム駆動装置(13)の駆動
を停止し、フィルム巻戻しを停止する。 [ステップS21] 一連の動作を終了する。
る。 [ステップS15] 多重撮影回数Nが「0」かどうか
を判断する。この結果、「N=0」なら多重撮影が終了
したのでステップS16へ進み、「N≠0」なら多重撮
影を継続する為にステップS7へ戻る。 [ステップS16] フィルム駆動装置(13)を駆動
し、フィルム1駒給送を行う。 [ステップS17] 最終駒かどうかを判断し、最終駒
であればフィルムへの撮影は終了しているのでステップ
S18へ進む。一方、未露光駒があればステップS2へ
戻り、このフィルムでの撮影を継続する。 [ステップS18] フィルム駆動装置(13)を駆動
し、フィルム巻戻しを行う。 [ステップS19] フィルム巻戻し終了か否かを判断
し、終了していなければこのステップで待機し、その後
終了することによりステップS20へ進む。 [ステップS20] フィルム駆動装置(13)の駆動
を停止し、フィルム巻戻しを停止する。 [ステップS21] 一連の動作を終了する。
【0038】(第2の実施例)図3〜図10を用いて本
発明の第2の実施例について説明する。
発明の第2の実施例について説明する。
【0039】この第2の実施例は、一度撮影したフィル
ムをカメラから一旦取出し、その後再装填し、同一駒に
多重撮影を行うものである。
ムをカメラから一旦取出し、その後再装填し、同一駒に
多重撮影を行うものである。
【0040】この本実施例では、多重撮影するべき撮影
駒の磁気情報記録部に多重フラグMF及び第1の累積露
光量E0 を記録する。そして、撮影が完了したフィルム
を巻戻し、カートリッジ状態表示装置のカートリッジ状
態表示を“途中巻戻し”にセットする。
駒の磁気情報記録部に多重フラグMF及び第1の累積露
光量E0 を記録する。そして、撮影が完了したフィルム
を巻戻し、カートリッジ状態表示装置のカートリッジ状
態表示を“途中巻戻し”にセットする。
【0041】多重撮影を行うフィルムの再装填時には、
磁気情報を読み出しながらフィルム給送を行い、多重撮
影フラグMFを検出することでフィルム給送を停止し、
多重撮影駒の頭出しを行う。次いで該駒に記録された第
1の累積露光量E0 を読み出すと共にこれを表示し、今
回の撮影で撮影駒に与えられる第2の累積露光量を入力
し、その撮影で撮影駒に与える累積露光量が入力された
値になるように露出制御を行う。そして、その駒の多重
撮影を終了する場合は、記録されていた多重フラグMF
を消去する。すべての多重撮影が終了した場合は、カー
トリッジ状態表示装置のカートリッジ状態表示を“撮影
済”にセットし、一方、多重撮影を継続する場合はカー
トリッジ状態表示を“途中巻戻し”にセットする。
磁気情報を読み出しながらフィルム給送を行い、多重撮
影フラグMFを検出することでフィルム給送を停止し、
多重撮影駒の頭出しを行う。次いで該駒に記録された第
1の累積露光量E0 を読み出すと共にこれを表示し、今
回の撮影で撮影駒に与えられる第2の累積露光量を入力
し、その撮影で撮影駒に与える累積露光量が入力された
値になるように露出制御を行う。そして、その駒の多重
撮影を終了する場合は、記録されていた多重フラグMF
を消去する。すべての多重撮影が終了した場合は、カー
トリッジ状態表示装置のカートリッジ状態表示を“撮影
済”にセットし、一方、多重撮影を継続する場合はカー
トリッジ状態表示を“途中巻戻し”にセットする。
【0042】図3は本発明の第2の実施例におけるカメ
ラを示すブロック図であり、図1と同じ部分は同一符号
を付し、その説明は省略する。
ラを示すブロック図であり、図1と同じ部分は同一符号
を付し、その説明は省略する。
【0043】図3において、21は多重継続スイッチで
あり、オンされているとこの撮影以降も多重撮影を継続
し、オフされているとこの撮影で多重撮影を中止し、多
重撮影フラグMFを消去する。22は磁気情報読出装置
で、磁気ヘッド,磁気回路から成り、フィルムの磁気情
報記録部に記録されている磁気情報の読み出しを行う。
23は磁気情報記録装置で、磁気ヘッド,磁気回路から
成り、フィルムの磁気情報記録部に情報を記録する。2
7,28はフォトリフレクタで、後述するカートリッジ
状態表示を検知する。なお、上記の多重撮影フラグMF
の消去は、専用のベッドを備えても良いし、前記磁気情
報記録装置(23)を用いて行う様にしても良い。
あり、オンされているとこの撮影以降も多重撮影を継続
し、オフされているとこの撮影で多重撮影を中止し、多
重撮影フラグMFを消去する。22は磁気情報読出装置
で、磁気ヘッド,磁気回路から成り、フィルムの磁気情
報記録部に記録されている磁気情報の読み出しを行う。
23は磁気情報記録装置で、磁気ヘッド,磁気回路から
成り、フィルムの磁気情報記録部に情報を記録する。2
7,28はフォトリフレクタで、後述するカートリッジ
状態表示を検知する。なお、上記の多重撮影フラグMF
の消去は、専用のベッドを備えても良いし、前記磁気情
報記録装置(23)を用いて行う様にしても良い。
【0044】次に、図4〜図7を用いて、フィルムカー
トリッジに示されるカートリッジ状態表示について説明
する。
トリッジに示されるカートリッジ状態表示について説明
する。
【0045】これらの図において、24はフィルムカー
トリッジ、25,26はフィルムカートリッジの表示
窓、27,28はフォトリフレクタで、図7に示すよう
に、それぞれ表示窓25,26に対向して位置してい
る。
トリッジ、25,26はフィルムカートリッジの表示
窓、27,28はフォトリフレクタで、図7に示すよう
に、それぞれ表示窓25,26に対向して位置してい
る。
【0046】フィルムカートリッジ24の不図示の巻取
りスプールには黒,白のパターンを持つ円盤が固定され
ており、巻取りスプールと一体に回転し、該円盤は表示
窓25,26を介して外より視認できる。
りスプールには黒,白のパターンを持つ円盤が固定され
ており、巻取りスプールと一体に回転し、該円盤は表示
窓25,26を介して外より視認できる。
【0047】図4は、カートリッジ表示状態が“未露
光”の状態を示し、表示窓25,26は共に円盤の白パ
ターンが表示されている。
光”の状態を示し、表示窓25,26は共に円盤の白パ
ターンが表示されている。
【0048】図5は、カートリッジ表示状態が“撮影
済”の状態を示し、表示窓25は黒パターン、表示窓2
6は白パターンが表示されている。
済”の状態を示し、表示窓25は黒パターン、表示窓2
6は白パターンが表示されている。
【0049】図6は、カートリッジ表示状態が“途中取
出し”の状態を示し、表示窓25は白パターン、表示窓
26は黒パターンが表示されている。
出し”の状態を示し、表示窓25は白パターン、表示窓
26は黒パターンが表示されている。
【0050】円盤はフィルム巻取りスプールと一体に回
転するため、カメラはフィルム巻戻し完了後、フォトリ
フレクタ27が表示窓25を介して黒を検知した時にフ
ィルム駆動装置13により巻戻しモータを停止させる
と、カートリッジ状態表示は図5の“撮影済”の状態に
なる。
転するため、カメラはフィルム巻戻し完了後、フォトリ
フレクタ27が表示窓25を介して黒を検知した時にフ
ィルム駆動装置13により巻戻しモータを停止させる
と、カートリッジ状態表示は図5の“撮影済”の状態に
なる。
【0051】また、フォトリフレクタ28が表示窓26
を介して黒を検知した時にフィルム駆動装置13により
巻戻しモータを停止させると、カートリッジ状態表示は
図6の“途中取出し”の状態になる。
を介して黒を検知した時にフィルム駆動装置13により
巻戻しモータを停止させると、カートリッジ状態表示は
図6の“途中取出し”の状態になる。
【0052】図8〜図10は本発明の第2の実施例にお
けるカメラの動作を示すフローチャートであり、以下こ
れに従って説明する。
けるカメラの動作を示すフローチャートであり、以下こ
れに従って説明する。
【0053】図8は、未使用のフィルムを装填し、第1
回目の撮影を行う場合の動作を示すフローチャートであ
る。 [ステップS101] カメラのフィルム装填,予備巻
上げ等が終了した状態でシーケンスがスタートする。 [ステップS102] カートリッジ状態表示フラグV
Fをクリアする。なお、カートリッジ状態表示フラグ
は、VF=1が“途中巻戻し”、VF=0が“撮影済”
を表す。 [ステップS103] 不図示のレリーズボタンの押圧
によりスイッチSW1(2)がオンしたか否かを検出す
る。スイッチSW1がオンすると、CPU(1)が立上
がり、表示装置(8)が点灯し、測光等の撮影準備動作
が開始する。 [ステップS104] 多重撮影フラグMFを「0」に
クリアする。
回目の撮影を行う場合の動作を示すフローチャートであ
る。 [ステップS101] カメラのフィルム装填,予備巻
上げ等が終了した状態でシーケンスがスタートする。 [ステップS102] カートリッジ状態表示フラグV
Fをクリアする。なお、カートリッジ状態表示フラグ
は、VF=1が“途中巻戻し”、VF=0が“撮影済”
を表す。 [ステップS103] 不図示のレリーズボタンの押圧
によりスイッチSW1(2)がオンしたか否かを検出す
る。スイッチSW1がオンすると、CPU(1)が立上
がり、表示装置(8)が点灯し、測光等の撮影準備動作
が開始する。 [ステップS104] 多重撮影フラグMFを「0」に
クリアする。
【0054】なお、多重撮影フラグは、MF=1が“多
重撮影”を表し、MF=0は“通常の1駒撮影”を表
す。 [ステップS105] DEP(撮影済)フラグDFを
「0」にクリアする。
重撮影”を表し、MF=0は“通常の1駒撮影”を表
す。 [ステップS105] DEP(撮影済)フラグDFを
「0」にクリアする。
【0055】なお、DEPフラグDFは、DF=1が
“撮影済”を表し、DF=0が“未撮影”を表す。 [ステップS106] 多重撮影スイッチ(4)がオン
したか否かを検出する。この結果、オンしていれば多重
撮影であるのでステップS108へ進み、オフしていれ
ば通常撮影であるのでステップS107へ進む。 [ステップS107] 通常撮影であるので適正露出に
なるように「E=1」を設定する。
“撮影済”を表し、DF=0が“未撮影”を表す。 [ステップS106] 多重撮影スイッチ(4)がオン
したか否かを検出する。この結果、オンしていれば多重
撮影であるのでステップS108へ進み、オフしていれ
ば通常撮影であるのでステップS107へ進む。 [ステップS107] 通常撮影であるので適正露出に
なるように「E=1」を設定する。
【0056】多重撮影時には、上記の様にステップS1
06からステップS108へと進む。 [ステップS108] 多重撮影1回目の露光量Eを露
光量設定装置(6)より入力する。例えば1段アンダー
にしたければ「E=1/2」を入力する。 [ステップS109] 多重撮影であるので、多重撮影
フラグMF=1を設定する。 [ステップS110] カートリッジ状態表示フラグを
“途中巻戻し”を示すVF=1に設定する。
06からステップS108へと進む。 [ステップS108] 多重撮影1回目の露光量Eを露
光量設定装置(6)より入力する。例えば1段アンダー
にしたければ「E=1/2」を入力する。 [ステップS109] 多重撮影であるので、多重撮影
フラグMF=1を設定する。 [ステップS110] カートリッジ状態表示フラグを
“途中巻戻し”を示すVF=1に設定する。
【0057】上記ステップS107にて「E=1」を設
定した後、又は、上記ステップS110において「VF
=1」を設定した後は、何れもステップS111へ進
む。 [ステップS111] 測光装置(7)の出力より露出
演算を行う。そして、今回の露光量がEになるようにシ
ャッタ秒時及び絞り値を設定する。 [ステップS112] 不図示のレリーズボタンの押圧
操作によりスイッチSW2(3)がオンしたか否かを検
出し、オフのままであればこのステップに待機し、その
後オンすることにより露光動作を行うステップS113
へ進む。 [ステップS113] 不図示のミラーが駆動され、絞
り駆動装置11,レンズ駆動装置(12),シャッタ駆
動装置(10)により、不図示の絞り,レンズ,シャッ
タが駆動され露光が行われる。シャッタ駆動が完了する
と、ミラー,絞り,レンズ等が再駆動され、シャッタの
チャージが行われ撮影準備状態にセットされる。 [ステップS114] 第1の累積露光量E0 の値を
「E0 =E」とする。 [ステップS115] この駒が撮影済なのでDEPフ
ラグDFをDF=1とする。 [ステップS116] フィルム駆動装置(13)を駆
動し、フィルム1駒給送を行う。 [ステップS117] フィルム給送を行っている間に
磁気情報記録装置(23)により、フィルムの磁気情報
記録部に情報を記録する。
定した後、又は、上記ステップS110において「VF
=1」を設定した後は、何れもステップS111へ進
む。 [ステップS111] 測光装置(7)の出力より露出
演算を行う。そして、今回の露光量がEになるようにシ
ャッタ秒時及び絞り値を設定する。 [ステップS112] 不図示のレリーズボタンの押圧
操作によりスイッチSW2(3)がオンしたか否かを検
出し、オフのままであればこのステップに待機し、その
後オンすることにより露光動作を行うステップS113
へ進む。 [ステップS113] 不図示のミラーが駆動され、絞
り駆動装置11,レンズ駆動装置(12),シャッタ駆
動装置(10)により、不図示の絞り,レンズ,シャッ
タが駆動され露光が行われる。シャッタ駆動が完了する
と、ミラー,絞り,レンズ等が再駆動され、シャッタの
チャージが行われ撮影準備状態にセットされる。 [ステップS114] 第1の累積露光量E0 の値を
「E0 =E」とする。 [ステップS115] この駒が撮影済なのでDEPフ
ラグDFをDF=1とする。 [ステップS116] フィルム駆動装置(13)を駆
動し、フィルム1駒給送を行う。 [ステップS117] フィルム給送を行っている間に
磁気情報記録装置(23)により、フィルムの磁気情報
記録部に情報を記録する。
【0058】ここで記録する情報の内容は、DEPフラ
グDF,多重撮影フラグMF,第1の累積露光量E0 の
他、日付,絞り,シャッタ速度等の一般の情報である。 [ステップS118] 最終駒かどうかを判断し、最終
駒であればフィルムへの撮影は終了しているので後述の
図9の巻戻しルーチンに進み、最終駒でなければステッ
プS103へ戻り、このフィルムへの撮影を継続する。
グDF,多重撮影フラグMF,第1の累積露光量E0 の
他、日付,絞り,シャッタ速度等の一般の情報である。 [ステップS118] 最終駒かどうかを判断し、最終
駒であればフィルムへの撮影は終了しているので後述の
図9の巻戻しルーチンに進み、最終駒でなければステッ
プS103へ戻り、このフィルムへの撮影を継続する。
【0059】図9は、フィルム巻戻し動作を示すフロー
チャートであり、フィルム1本の撮影が終ると、このル
ーチンに入り巻戻しを開始する。 [ステップS200] フィルム巻戻し動作をスタート
する。 [ステップS201] フィルム駆動装置(13)を駆
動し、フィルム巻戻しを開始する。 [ステップS202] フィルム巻戻し終了か否かを判
断し、終了していなければこのステップに待機し、その
後終了することによりステップS203へと進む。 [ステップS203] カートリッジ状態表示フラグV
Fの値が「1」か否かを判断する。もしVF=1ならば
“途中巻戻し”なのでステップS204へ、VF=0な
らば“撮影済”なのでステップS205へ進む。 [ステップS204] フォトリフレクタ(28)が表
示窓(26)を介して白を検知した時にフィルム駆動装
置(13)により巻戻しモータを停止させ、カートリッ
ジ状態表示装置を図6の“途中巻戻し”の状態に設定す
る。 [ステップS205] フォトリフレクタ(27)が表
示窓(25)を介して黒を検知した時にフィルム駆動装
置(13)により巻戻しモータを停止させ、カートリッ
ジ状態表示装置のカートリッジ状態表示を図5の“撮影
済“の状態に設定する。 [ステップS206] 一連のフィルム巻戻し動作を終
了する。
チャートであり、フィルム1本の撮影が終ると、このル
ーチンに入り巻戻しを開始する。 [ステップS200] フィルム巻戻し動作をスタート
する。 [ステップS201] フィルム駆動装置(13)を駆
動し、フィルム巻戻しを開始する。 [ステップS202] フィルム巻戻し終了か否かを判
断し、終了していなければこのステップに待機し、その
後終了することによりステップS203へと進む。 [ステップS203] カートリッジ状態表示フラグV
Fの値が「1」か否かを判断する。もしVF=1ならば
“途中巻戻し”なのでステップS204へ、VF=0な
らば“撮影済”なのでステップS205へ進む。 [ステップS204] フォトリフレクタ(28)が表
示窓(26)を介して白を検知した時にフィルム駆動装
置(13)により巻戻しモータを停止させ、カートリッ
ジ状態表示装置を図6の“途中巻戻し”の状態に設定す
る。 [ステップS205] フォトリフレクタ(27)が表
示窓(25)を介して黒を検知した時にフィルム駆動装
置(13)により巻戻しモータを停止させ、カートリッ
ジ状態表示装置のカートリッジ状態表示を図5の“撮影
済“の状態に設定する。 [ステップS206] 一連のフィルム巻戻し動作を終
了する。
【0060】図10は、1度撮影したフィルムを再装填
し、多重撮影を行う場合の動作を示すフローチャートで
ある。 [ステップS300] カメラにフィルムが再装填さ
れ、CPU(1)が立上がった状態でシーケンスがスタ
ートする。 [ステップS301] カートリッジ状態表示フラグV
Fをクリアする。 [ステップS302] フィルム駆動装置(13)によ
り、予備巻上げに続いて撮影を行う駒の頭出しのための
フィルム給送を行う。 [ステップS303] フィルム給送を行っている間に
磁気情報読出装置(22)により、フィルムの磁気情報
記録部に記録されている情報を読み出す。
し、多重撮影を行う場合の動作を示すフローチャートで
ある。 [ステップS300] カメラにフィルムが再装填さ
れ、CPU(1)が立上がった状態でシーケンスがスタ
ートする。 [ステップS301] カートリッジ状態表示フラグV
Fをクリアする。 [ステップS302] フィルム駆動装置(13)によ
り、予備巻上げに続いて撮影を行う駒の頭出しのための
フィルム給送を行う。 [ステップS303] フィルム給送を行っている間に
磁気情報読出装置(22)により、フィルムの磁気情報
記録部に記録されている情報を読み出す。
【0061】ここで読み出す情報の内容は、DEPフラ
グDF,多重撮影フラグMF,第1の累積露光量E0 の
他、日付,絞り,シャッタ速度等の一般の情報である。 [ステップS304] DEPフラグDFの値が「1」
か否かを判断する。もしDF=1ならば“撮影済”であ
るのでステップS306へ進み、DF=0ならば“未撮
影”であるのでステップS305へ進む。 [ステップS305] ここでは撮影済駒の空送りが終
り、未撮影駒の頭出しが行われた状態なので、フィルム
給送を停止する。
グDF,多重撮影フラグMF,第1の累積露光量E0 の
他、日付,絞り,シャッタ速度等の一般の情報である。 [ステップS304] DEPフラグDFの値が「1」
か否かを判断する。もしDF=1ならば“撮影済”であ
るのでステップS306へ進み、DF=0ならば“未撮
影”であるのでステップS305へ進む。 [ステップS305] ここでは撮影済駒の空送りが終
り、未撮影駒の頭出しが行われた状態なので、フィルム
給送を停止する。
【0062】以降のフィルムは未撮影駒なので前述した
図8のシーケンスへ進む。
図8のシーケンスへ進む。
【0063】上記の様に、DF=1なら“撮影済”であ
るので、ステップS304からステップS306へ進
む。 [ステップS306] 多重撮影フラグMFが「1」か
否かを判断する。もしMF=0ならば“多重撮影”では
ないのでステップS303へ進み、MF=1ならば“多
重撮影”であるのでステップS307へ進む。 [ステップS307] 多重撮影駒の頭出しが終了した
のでフィルム給送を停止する。 [ステップS308] 不図示のレリーズボタンの押圧
操作によりスイッチSW1(2)がオンしたか否かを検
出し、オンしていなければこのステップに待機し、その
後オンすることにより表示装置(8)が点灯し、測光等
の撮影準備動作が開始する。 [ステップS309] 上記ステップS303でフィル
ムの磁気情報部より読み込んだ第1の累積露光量E0 を
表示する。 [ステップS310] 多重継続スイッチ(21)がオ
ンしたか否かを判断し、オンしていればステップS31
2へ進み、オフしていればステップS311へ進む。 ステップS311] 多重撮影フラグMFをクリアす
る。これにより、この駒の多重撮影フラグMFは消去さ
れる。 [ステップS312] カートリッジ状態表示フラグV
Fを“途中巻戻し”であるVF=1に設定する。 [ステップS313] 今回の撮影で撮影駒に与えられ
る第2の累積露光量E1を露光量設定装置(6)より入
力する。
るので、ステップS304からステップS306へ進
む。 [ステップS306] 多重撮影フラグMFが「1」か
否かを判断する。もしMF=0ならば“多重撮影”では
ないのでステップS303へ進み、MF=1ならば“多
重撮影”であるのでステップS307へ進む。 [ステップS307] 多重撮影駒の頭出しが終了した
のでフィルム給送を停止する。 [ステップS308] 不図示のレリーズボタンの押圧
操作によりスイッチSW1(2)がオンしたか否かを検
出し、オンしていなければこのステップに待機し、その
後オンすることにより表示装置(8)が点灯し、測光等
の撮影準備動作が開始する。 [ステップS309] 上記ステップS303でフィル
ムの磁気情報部より読み込んだ第1の累積露光量E0 を
表示する。 [ステップS310] 多重継続スイッチ(21)がオ
ンしたか否かを判断し、オンしていればステップS31
2へ進み、オフしていればステップS311へ進む。 ステップS311] 多重撮影フラグMFをクリアす
る。これにより、この駒の多重撮影フラグMFは消去さ
れる。 [ステップS312] カートリッジ状態表示フラグV
Fを“途中巻戻し”であるVF=1に設定する。 [ステップS313] 今回の撮影で撮影駒に与えられ
る第2の累積露光量E1を露光量設定装置(6)より入
力する。
【0064】例えば、今回の撮影の結果を1段アンダー
にしたければ「E1 =1/2」、適正露出にしたければ
「E1 =1」を入力する。 [ステップS314] 今回の露光量Eを以下の式より
計算する。
にしたければ「E1 =1/2」、適正露出にしたければ
「E1 =1」を入力する。 [ステップS314] 今回の露光量Eを以下の式より
計算する。
【0065】E=E1 ーE0 [ステップS315] 測光装置(7)の出力より露出
演算を行う。そして、今回の露光量がEになるようにシ
ャッタ秒時及び絞り値を設定する。 [ステップS316] 不図示のレリーズボタンの押圧
操作によりスイッチSW2(3)がオンしたか否かを検
出し、オフであればこのステップに待機し、その後オン
することにより露光動作を開始するステップS317へ
進む。 [ステップS317] 不図示のミラーが駆動され、絞
り駆動装置(11),レンズ駆動装置(12),シャッ
タ駆動装置(10)により、不図示の絞り,レンズ,シ
ャッタが駆動され、露光が行われる。シャッタ駆動が完
了するとミラー,絞り,レンズ等が再駆動され、シャッ
タのチャージが行われ、撮影準備状態にセットされる。 [ステップS318] 第1の累積露光量E0 の値を以
下の式により求める。
演算を行う。そして、今回の露光量がEになるようにシ
ャッタ秒時及び絞り値を設定する。 [ステップS316] 不図示のレリーズボタンの押圧
操作によりスイッチSW2(3)がオンしたか否かを検
出し、オフであればこのステップに待機し、その後オン
することにより露光動作を開始するステップS317へ
進む。 [ステップS317] 不図示のミラーが駆動され、絞
り駆動装置(11),レンズ駆動装置(12),シャッ
タ駆動装置(10)により、不図示の絞り,レンズ,シ
ャッタが駆動され、露光が行われる。シャッタ駆動が完
了するとミラー,絞り,レンズ等が再駆動され、シャッ
タのチャージが行われ、撮影準備状態にセットされる。 [ステップS318] 第1の累積露光量E0 の値を以
下の式により求める。
【0066】E0 =E0 +E [ステップS319] フィルム駆動装置(13)を駆
動し、フィルム1駒給送を行う。 [ステップS320] フィルム給送を行っている間
に、磁気情報記録装置(23)によりフィルムの磁気情
報記録部に情報を記録する。
動し、フィルム1駒給送を行う。 [ステップS320] フィルム給送を行っている間
に、磁気情報記録装置(23)によりフィルムの磁気情
報記録部に情報を記録する。
【0067】ここで記録する情報の内容は、DEPフラ
グDF,多重撮影フラグMF,第1の累積露光量E0 の
他、日付,絞り,シャッタ速度等の一般の情報である。 [ステップS321] 最終駒かどうかを判断する。こ
の結果、最終駒であればフィルムへの撮影は終了してい
るので前述した図9の巻戻しルーチンに進む。また、最
終駒でなければステップS303に進み、このフィルム
での撮影を継続する。
グDF,多重撮影フラグMF,第1の累積露光量E0 の
他、日付,絞り,シャッタ速度等の一般の情報である。 [ステップS321] 最終駒かどうかを判断する。こ
の結果、最終駒であればフィルムへの撮影は終了してい
るので前述した図9の巻戻しルーチンに進む。また、最
終駒でなければステップS303に進み、このフィルム
での撮影を継続する。
【0068】(発明と実施例の対応)本実施例におい
て、メモリ9が本発明の記憶手段に相当し、露光量設定
装置6が本発明の入力手段に相当し、CPU1が本発明
の露出制御手段に相当する。
て、メモリ9が本発明の記憶手段に相当し、露光量設定
装置6が本発明の入力手段に相当し、CPU1が本発明
の露出制御手段に相当する。
【0069】また、磁気情報記録装置23が本発明の記
録手段に相当し、磁気情報読出手段22が本発明の読出
手段に相当し、CPU1が本発明の多重撮影頭出手段に
相当し、フォトリフレクタ27,28が本発明の設定手
段に相当し、前記フォトリフレクタ27,28の出力を
受けて制御を行うCPU1が本発明のカートリッジ状態
表示手段に相当する。
録手段に相当し、磁気情報読出手段22が本発明の読出
手段に相当し、CPU1が本発明の多重撮影頭出手段に
相当し、フォトリフレクタ27,28が本発明の設定手
段に相当し、前記フォトリフレクタ27,28の出力を
受けて制御を行うCPU1が本発明のカートリッジ状態
表示手段に相当する。
【0070】以上が実施例の各構成と本発明の各構成の
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構成に限
定されるものではなく、請求項で示した機能、又は実施
例がもつ機能が達成できる構成であればどのようなもの
であってもよいことは言うまでもない。
【0071】(変形例)本発明は、フィルム以外の画像
記録媒体であっても適用できるものである。
記録媒体であっても適用できるものである。
【0072】本発明は、データが記録できるものであれ
ば、光学的,磁気的等どのような方法であっても適用で
きるものである。
ば、光学的,磁気的等どのような方法であっても適用で
きるものである。
【0073】本発明は、実施例に記載のフィルムカート
リッジ以外の形式のカートリッジや、フィルム以外の画
像記録媒体を有するカートリッジ、更にはその他の種類
のカートリッジやカートリッジ以外の装填物であっても
よい。
リッジ以外の形式のカートリッジや、フィルム以外の画
像記録媒体を有するカートリッジ、更にはその他の種類
のカートリッジやカートリッジ以外の装填物であっても
よい。
【0074】本発明は、フィルムの1駒送りは、巻上げ
によるものであっても巻戻しによるものであっても適用
できるものである。
によるものであっても巻戻しによるものであっても適用
できるものである。
【0075】また、本発明は、一眼レフカメラ,レンズ
シャッタカメラ,ビデオカメラ等のカメラに適用した場
合を述べているが、その他の光学機器や他の装置、更に
は構成ユニットとしても適用することができるものであ
る。
シャッタカメラ,ビデオカメラ等のカメラに適用した場
合を述べているが、その他の光学機器や他の装置、更に
は構成ユニットとしても適用することができるものであ
る。
【0076】更に、本発明は、以上の各実施例、又はそ
れらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよい。
れらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記憶手段に前回までの撮影によって与えられた多重撮影
駒に対する第1の累積露光量を記憶させるようにしてい
るので、多重撮影において、撮影者に前回の多重撮影時
の露光量を記憶してもらっておくといった煩わしさを無
くすことができるものである。
記憶手段に前回までの撮影によって与えられた多重撮影
駒に対する第1の累積露光量を記憶させるようにしてい
るので、多重撮影において、撮影者に前回の多重撮影時
の露光量を記憶してもらっておくといった煩わしさを無
くすことができるものである。
【0078】また、本発明によれば、今回の撮影によっ
て多重撮影駒に与える第2の累積露光量を入力する入力
手段と、記憶手段に記憶されている第1の累積露光量と
前記入力手段にて入力された第2の累積露光量より、今
回の撮影で多重撮影駒に与えられる累積露光量が前記第
2の累積露光量になるように制御するようにしているの
で、撮影者の経験や高度の技術に依存することなく、簡
単に適正露出を得ることができるものである。
て多重撮影駒に与える第2の累積露光量を入力する入力
手段と、記憶手段に記憶されている第1の累積露光量と
前記入力手段にて入力された第2の累積露光量より、今
回の撮影で多重撮影駒に与えられる累積露光量が前記第
2の累積露光量になるように制御するようにしているの
で、撮影者の経験や高度の技術に依存することなく、簡
単に適正露出を得ることができるものである。
【0079】また、本発明によれば、表示手段により前
回の撮影によって与えられた多重撮影駒に対する第1の
累積露光量を表示するようにしているので、前回の多重
撮影時の露光量を撮影者に知らせることができるもので
ある。
回の撮影によって与えられた多重撮影駒に対する第1の
累積露光量を表示するようにしているので、前回の多重
撮影時の露光量を撮影者に知らせることができるもので
ある。
【0080】また、本発明によれば、多重撮影が指示さ
れた駒に対する撮影終了後は、記録手段により該多重撮
影駒に具備された情報記録部へ多重撮影信号を記録させ
ておき、このフィルムが一旦カメラから取り出された後
に再度装填されてフィルム給送が行われる際には、読出
手段により前記多重撮影信号が読み出されることによ
り、フィルム給送を停止して多重撮影駒の頭出しを行う
ようにしているので、途中まで撮影して一旦カメラから
取り出されその後再装填された露光済駒に、多重撮影を
行うことができるものである。
れた駒に対する撮影終了後は、記録手段により該多重撮
影駒に具備された情報記録部へ多重撮影信号を記録させ
ておき、このフィルムが一旦カメラから取り出された後
に再度装填されてフィルム給送が行われる際には、読出
手段により前記多重撮影信号が読み出されることによ
り、フィルム給送を停止して多重撮影駒の頭出しを行う
ようにしているので、途中まで撮影して一旦カメラから
取り出されその後再装填された露光済駒に、多重撮影を
行うことができるものである。
【0081】また、本発明によれば、多重撮影が指示さ
れた駒が存在するフィルムが巻き戻された場合には、カ
ートリッジ状態表示手段のカートリッジ状態表示を、例
えば途中巻戻し等の撮影済以外にするようにしているの
で、カートリッジ状態表示を可能なフィルムカートリッ
ジに収納されるフィルムの全駒に予め撮影した後、一旦
カメラから取り出され再度該フィルムカートリッジが装
填されたとしても、前記フィルムの露光済駒に多重撮影
を行うことができるものである。
れた駒が存在するフィルムが巻き戻された場合には、カ
ートリッジ状態表示手段のカートリッジ状態表示を、例
えば途中巻戻し等の撮影済以外にするようにしているの
で、カートリッジ状態表示を可能なフィルムカートリッ
ジに収納されるフィルムの全駒に予め撮影した後、一旦
カメラから取り出され再度該フィルムカートリッジが装
填されたとしても、前記フィルムの露光済駒に多重撮影
を行うことができるものである。
【0082】また、本発明によれば、多重撮影が指示さ
れた全ての駒への多重撮影が終了したフィルムが巻き戻
された場合には、フィルムカートリッジのカートリッジ
状態表示を撮影済にするようにしているので、不用意な
多重撮影が行われてしまうことを防止することができる
ものである。
れた全ての駒への多重撮影が終了したフィルムが巻き戻
された場合には、フィルムカートリッジのカートリッジ
状態表示を撮影済にするようにしているので、不用意な
多重撮影が行われてしまうことを防止することができる
ものである。
【図1】本発明の第1の実施例におけるカメラの要部構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるカメラの動作を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例におけるカメラの要部構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるカメラに使用さ
れるフィルムカートリッジに具備されたカートリッジ状
態表示について説明するための図である。
れるフィルムカートリッジに具備されたカートリッジ状
態表示について説明するための図である。
【図5】同じく本発明の第2の実施例におけるカメラに
使用されるフィルムカートリッジに具備されたカートリ
ッジ状態表示について説明するための図である。
使用されるフィルムカートリッジに具備されたカートリ
ッジ状態表示について説明するための図である。
【図6】同じく本発明の第2の実施例におけるカメラに
使用されるフィルムカートリッジに具備されたカートリ
ッジ状態表示について説明するための図である。
使用されるフィルムカートリッジに具備されたカートリ
ッジ状態表示について説明するための図である。
【図7】同じく本発明の第2の実施例におけるカメラに
使用されるフィルムカートリッジに具備されたカートリ
ッジ状態表示について説明するための図である。
使用されるフィルムカートリッジに具備されたカートリ
ッジ状態表示について説明するための図である。
【図8】本発明の第2の実施例のカメラにおいて第1回
目の撮影時における動作を示すフローチャートである。
目の撮影時における動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例のカメラにおいてフィル
ム巻戻し時における動作を示すフローチャートである。
ム巻戻し時における動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施例のカメラにおいて1度
撮影したフィルムを再装填し、多重撮影を行う場合の動
作を示すフローチャートである。
撮影したフィルムを再装填し、多重撮影を行う場合の動
作を示すフローチャートである。
1 CPU 4 多重撮影スイッチ 5 多重回数設定装置 6 露光量設定装置 8 表示装置 9 メモリ 21 多重継続スイッチ 22 磁気情報読出装置 23 磁気情報記録装置 24 フィルムカートリッジ 25,26 表示窓 27,28 フォトリフレクタ
Claims (9)
- 【請求項1】 フィルムの同一駒に複数回の露光を行う
多重撮影を設定する多重撮影スイッチを備えた多重撮影
機能付カメラにおいて、前記多重撮影スイッチによる多
重撮影時において、前回までの撮影によって与えられた
多重撮影駒に対する第1の累積露光量を記憶する記憶手
段を設けたことを特徴とする多重撮影機能付カメラ。 - 【請求項2】 今回の撮影によって前記多重撮影駒に与
える第2の累積露光量を入力する入力手段と、前記記憶
手段に記憶されている第1の累積露光量と前記入力手段
にて入力された第2の累積露光量より、今回の撮影で多
重撮影駒に与えられる累積露光量が前記第2の累積露光
量になるように制御する露出制御手段とを設けたことを
特徴とする請求項1記載の多重撮影機能付カメラ。 - 【請求項3】 フィルムに具備された情報記録部に情報
の記録を行う記録手段を備えた多重撮影機能付カメラに
おいて、多重撮影時において、前回までの撮影によって
与えられた多重撮影駒に対する第1の累積露光量を、前
記記録手段により前記情報記録部に記録させる記録指示
手段を設けたことを特徴とする多重撮影機能付カメラ。 - 【請求項4】 フィルムに具備された情報記録部に記録
された情報を読み出す読出手段と、今回の撮影によって
前記多重撮影駒に与える第2の累積露光量を入力する入
力手段と、前記読取手段にて読み取られた第1の累積露
光量と前記入力手段にて入力された第2の累積露光量よ
り、今回の撮影で多重撮影駒に与えられる累積露光量が
前記第2の累積露光量になるように制御する露出制御手
段とを設けたことを特徴とする請求項3記載の多重撮影
機能付カメラ。 - 【請求項5】 前回の撮影によって与えられた多重撮影
駒に対する第1の累積露光量を表示する表示手段を具備
したことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の多
重撮影機能付カメラ。 - 【請求項6】 フィルムに具備された情報記録部に情報
の記録を行う記録手段と、前記情報記録部に記録された
情報を読み出す読出手段とを備えた多重撮影機能付カメ
ラにおいて、多重撮影が指示された駒に対する撮影終了
後は、前記記録手段により該多重撮影駒に具備された情
報記録部へ多重撮影信号を記録させておき、このフィル
ムが一旦カメラから取り出された後に再度装填されてフ
ィルム給送が行われる際には、前記読出手段により前記
多重撮影信号が読み出されることにより、フィルム給送
を停止して多重撮影駒の頭出しを行う多重撮影駒頭出手
段を設けたことを特徴とする多重撮影機能付カメラ。 - 【請求項7】 多重撮影が終了した後は、多重撮影駒の
情報記録部に記録されていた多重撮影信号を消去する消
去手段を具備したことを特徴とする請求項6記載の多重
撮影機能付カメラ。 - 【請求項8】 フィルムカートリッジに具備されたカー
トリッジ状態表示手段のカートリッジ状態表示を設定す
る設定手段を備えた多重撮影機能付カメラにおいて、多
重撮影が指示された駒が存在するフィルムが巻き戻され
た場合には、前記カートリッジ状態表示手段のカートリ
ッジ状態表示を、前記設定手段により撮影済以外に設定
させるカートリッジ状態表示制御手段を設けたことを特
徴とする多重撮影機能付カメラ。 - 【請求項9】 前記カートリッジ状態表示制御手段は、
多重撮影が指示された全ての駒への多重撮影が終了した
フィルムが巻き戻された場合には、前記カートリッジ状
態表示手段のカートリッジ状態表示を、前記設定手段に
より撮影済に設定させる手段であることを特徴とする請
求項8記載の多重撮影機能付カメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21323294A JPH0862659A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 多重撮影機能付カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21323294A JPH0862659A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 多重撮影機能付カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0862659A true JPH0862659A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16635723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21323294A Pending JPH0862659A (ja) | 1994-08-16 | 1994-08-16 | 多重撮影機能付カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0862659A (ja) |
-
1994
- 1994-08-16 JP JP21323294A patent/JPH0862659A/ja active Pending
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