JPH11153829A - カートリッジ途中交換可能なカメラ - Google Patents

カートリッジ途中交換可能なカメラ

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JPH11153829A
JPH11153829A JP9333706A JP33370697A JPH11153829A JP H11153829 A JPH11153829 A JP H11153829A JP 9333706 A JP9333706 A JP 9333706A JP 33370697 A JP33370697 A JP 33370697A JP H11153829 A JPH11153829 A JP H11153829A
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JP
Japan
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cartridge
information
film
storage
camera
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JP9333706A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Amano
謙一郎 天野
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 途中露光のカートリッジが装填されていなく
とも、該途中露光のカートリッジの使用状況を使用者に
知らしめる。 【解決手段】 カートリッジ情報及びカートリッジ使用
情報を記憶する記憶手段と、前記カートリッジ情報及び
カートリッジ使用情報の表示を行う表示手段と、特定の
状態の時(#680→690又は700→#720→6
70→#680……)に、前記記憶手段に記憶したカー
トリッジ情報とカートリッジ使用情報の少なくとも一方
を前記表示手段に表示させる表示指示手段とを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジ途中
交換可能なカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フイルムの最終撮影駒番号とID
を記憶し、該フィルムが再装填された際には、その最終
撮影駒番号を表示するカメラが、特開平4−18004
5号にて提案されている。
【0003】また、途中露光のカートリッジ(フィルム
カートリッジを意味する)が再装填された際に、前回の
撮影時と同じ条件下で、適正なISO感度のフイルムで
あるか否かの判定を行い、その結果を表示するカメラ
が、特開平6−82900号にて提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、いずれもカートリッジが再装填された際に情
報表示を行うものであり、カートリッジ未装填状態では
情報表示は行われないものであった。
【0005】(発明の目的)本発明の目的は、途中露光
のカートリッジが装填されていなくとも、該途中露光の
カートリッジの使用状況を使用者に知らしめることので
きるカートリッジ途中交換可能なカメラを提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、カートリッジ情報及びカートリッジ使用
情報を記憶する記憶手段と、前記カートリッジ情報及び
カートリッジ使用情報の表示を行う表示手段と、特定の
状態の時に、前記記憶手段に記憶したカートリッジ情報
とカートリッジ使用情報の少なくとも一方を前記表示手
段に表示させる表示指示手段とを有したカートリッジ途
中交換可能なカメラとするものである。
【0007】上記構成においては、特定の状態、例え
ば、カートリッジ未装填状態の際に、操作部材の操作が
行われた状態時に、カートリッジ情報及びカートリッジ
使用情報(フィルム感度、フィルム種類、撮影可能最大
枚数、及び、撮影済枚数、又は残り枚数)の表示を行う
ようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1は本発明の実施の一形態に係るカメラ
において、その背蓋を外して示す背面図である。
【0010】図1において、1はカメラ本体、2はカー
トリッジ室、3はフォーク、4はスプール室、5はフィ
ルム巻取りスプールである。6はカメラのアパーチャ
で、この部分にてフィルムは露光されることになる。7
は図に示すようにカメラ背面から見て左上、つまり撮影
駒と次の駒との間に配置されたフォトリフレクタであ
り、フィルムのパーフォレーションを検出するものであ
る。8は主にフィルム給送速度検出のために用いるフォ
トリフレクタであり、同様にフィルムのパーフォレーシ
ョンを検出する。9はフィルムの磁気層に圧接されて情
報記録あるいは再生を行う為の磁気ヘッドである。
【0011】図2は本発明の実施の一形態に係るカメラ
の制御ブロック図である。
【0012】図2において、50はカメラの各種回路を
制御するマイクロプロセッサ等からなる制御回路、51
は途中巻き戻しを行う為のREW(リワインド)釦、5
2(SW1とも記す)はレリーズ釦の第1ストロークで
ONする測光・測距開始用のスイッチ、53(SW2と
も記す)はレリーズ釦の第2ストロークでONする露光
開始用のスイッチ、54は被写体輝度を測定する測光回
路、55は被写体までの距離を測定する測距回路であ
る。56は前記測距回路55にて得られる測距情報に基
づいて、不図示の撮影レンズのピント調整を行うAF
(オートフォーカス)駆動回路である。57はシャッタ
の開閉制御を行うシャッタ制御回路、58はフィルム給
送用モータ59を駆動するモータ駆動回路であり、正転
でフィルム巻上げ、逆転でフィルム巻き戻しが行われる
ように構成される。
【0013】60はRAM、61はタイマ、62はフィ
ルムへの情報の記録及び再生を行う為の前記磁気ヘッド
9を駆動する磁気記録再生回路、64はカートリッジ上
のバーコードデイスク63にバーコードによって記録さ
れているフィルム枚数やフィルム使用状態を読み取る為
のバーコード読取部である。65はシャッタ秒時や絞り
値の表示等を行う表示回路である。
【0014】図3〜図5は、上記制御回路50をマイク
ロプロセッサにて構成した場合の該回路による動作につ
いて示したフローチャートであり、カートリッジ(以
下、カートリッジと記す)の装填から取り出しまでの流
れを示す。
【0015】ステップ#110において、カートリッジ
の装填が行われるとステップ#120へ進み、モータ駆
動回路58を介してフィルム巻き戻し方向にフィルム給
送用モータ59を駆動し、カートリッジ内のスプールを
回転させる。続くステップ#130においては、カート
リッジ上のバーコードディスク(図3等では、DDと記
する)63に記録されている撮影可能枚数やカートリッ
ジの使用情報(詳しくは、未露光であるか、露光済であ
るか、途中露光であるかのカートリッジの使用状態を示
す情報)等を読み取り、次のステップ#140におい
て、上記フィルム給送用モータ59の駆動を停止する。
次いでステップ#150及び#160において、カート
リッジの撮影可能枚数、及び、カートリッジの使用情報
(図3等では、VEIと記す)を記憶する。
【0016】次のステップ#170においては、上記ス
テップ#150にて記憶したカートリッジ使用情報に基
づいて、現在装填されているカートリッジの使用状態を
判別する。この結果、使用済のカートリッジであった場
合には、このフローには示していないが、表示回路65
により、カートリッジマークを点滅させる等して、警告
表示を行い、フィルム巻上げを行うことなく動作を終了
する。
【0017】また、上記ステップ#170にて未露光
(未使用)のカートリッジであると判別した場合にはス
テップ#250へ移行し、ここでフィルム給送用モータ
59を正転させ、フィルムの巻上げを開始する。そし
て、次のステップ#260において、フォトリフレクタ
8の位置をカートリッジより送り出されたフィルムの先
端部が通過したか否かを、該フォトリフレクタ8の出力
から検出し、更にフィルム先端部が通過した後は、フォ
トリフレクタ7により、フィルムのパーフォレーション
の検出が行えたか否かを判別し、検出が行えたらステッ
プ#270へ進む。ステップ#270においては、上記
フィルム給送用モータ59の駆動を停止し、次のステッ
プ#280において、N=0(これについて後述する)
とし、ステップ#290以降の動作へと進む。
【0018】また、上記ステップ#170にて途中露光
(使用途中)のカートリッジであると判別した場合には
ステップ#180へ移行し、ここでフィルム給送用モー
タ59を正転させてフィルムの巻上げを開始する。そし
て、次のステップ#190において、フォトリフレクタ
8の位置をカートリッジより送り出されたフィルムの先
端部が通過したか否かを、該フォトリフレクタ8の出力
から検出し、さらに、フォトリフレクタ7により、フィ
ルムのパーフォレーションが検出出来たか否かを判別し
ながら、磁気記録再生回路62により、磁気情報が記録
されていない駒を検出し、検出が出来たらステップ#2
00へ進み、上記フィルム給送モータ59の駆動を停止
する。そして、ステップ#210において、上記ステッ
プ#150で読み取ったカートリッジの情報及び撮影済
枚数が、記憶している情報と一致しているかの判定を行
う。この様子は、図8及び図9の記憶領域の状態遷移の
例を用いて後述する。ここで一致情報がもしあればステ
ップ#230へ進み、その番号(1から10のいずれ
か)を記憶し、その値をNとしておく。また、一致情報
が無ければステップ#240へ進み、N=0としてお
く。
【0019】図4のステップ#290以降は撮影シーケ
ンスである。
【0020】まず、ステップ#290においては、RE
W釦51がONされているか検出し、もしONされてい
たら、図5のステップ#500以降の途中巻き戻しシー
ケンスへ進む。一方、ONされていなければステップ#
300へ進み、測光・測距開始用のスイッチSW1がO
Nされているか否か判別し、ONされていなければON
されるのを待つ。その後、該スイッチSW1がONされ
るとステップ#310へ進み、測光回路54を駆動して
測光情報の測定を行い、次のステップ#320にて、シ
ャッタ開時間(TV)、絞りの制御値(AV)を決定す
る。そして、次のステップ#330において、測距回路
55を駆動して測距情報の測定を行い、次のステップ#
340において、上記測距結果に基づいてAF駆動回路
56を駆動して撮影レンズの焦点を合わせる。
【0021】ステップ#350においては、露光開始用
のスイッチSW2がONされているか否か判別し、ON
されていなければステップ#290に戻り、上記と同様
の動作を繰り返す。また、該スイッチSW2がONされ
ていればステップ#360へ進み、シャッタ制御回路5
7及び不図示の絞り制御回路を動作させ、フィルムへの
露光を行う。フィルム露光が終了するとステップ#37
0へ進み、フィルム給送用モータ59を正転させ、フィ
ルム巻上げを開始する。そして、次のステップ#380
において、フォトリフレクタ8からの信号により磁気記
録の開始タイミングを取り、その後ステップ#390に
おいて、磁気記録再生回路62を介して磁気ヘッド9に
よりフィルムに情報の記録を行うとともに、フォトリフ
レクタ7によりパーフォレーション検出を行い、次のス
テップ#400において、一駒の給送終了を検知する。
【0022】上記ステップ#400にて一駒給送の終了
を検知したらステップ#410へ進み、磁気記録動作を
終了し、次のステップ#420において、前記のフィル
ム給送用モータ59の駆動を停止してフィルム巻上げを
終了し、続くステップ#430において、駒数を1カウ
ントアップする。
【0023】次のステップ#440においては、駒数が
上記ステップ#150で記憶した撮影可能枚数を超えた
か否か判別し、超えていなければステップ#290に戻
り、次の撮影に備える。一方、撮影可能枚数を超えてい
ればステップ#450へ進み、フィルム給送用モータ5
9を逆転させ、フィルム巻き戻し方向の給送を開始す
る。この際、パーフォレーションを検出する毎に、駒数
を1カウントダウンし、駒数が0になるまで同様の動作
を繰り返し、その後、駒数が0になると、フィルムがカ
ートリッジ内に完全に巻き込まれるのを待つ為に一定時
間待つ、というようなフィルムの巻き戻し動作を行う。
【0024】次のステップ#460において、カートリ
ッジの使用状態表示の設定を、バーコード読取部64の
信号を検出することにより露光済を示す位置となるよう
な制御を行い、上記フィルム給送用モータ59を停止す
る。次のステップ#470においては、Nが設定済かど
うか、すなわちN=0か否かの判別を行う。もしN=
0、すなわち、上記ステップ#280にて未露光カート
リッジを装填した場合、又は上記ステップ#240にて
途中露光カートリッジを装填し、一致情報が無かった場
合には、ステップ#480及び#490を行うことなく
ステップ#590へ進む。
【0025】また、上記ステップ#470にてN≠0で
あると判別した場合、すなわち、途中露光カートリッジ
を装填し、上記ステップ#230にて一致情報があった
場合にはステップ#480へ進み、Nに該当するデータ
を全て$FFとすることにより消去を行い、次のステッ
プ#490において、Nに該当するデータ以降を一つず
つずらす。例えば、N=5の場合には、N=6〜10を
5〜9とし、N=5があった所を10とする。そして、
ステップ#590へ進み、フィルム巻き戻しを終了し、
ステップ#600において、カートリッジが取り出され
るのを待って、一連の撮影シーケンスを終了する。
【0026】図5のステップ#500へ動作が進んで来
るのは、先述した様にステップ#290にてREW釦5
1がONされた場合であり、よって、ここでは直ちにフ
ィルム給送用モータ59を駆動してフィルムの途中巻き
戻しを行う。そして、次のステップ#510において、
不図示のFTPM機能(撮影されたフィルム一本分の露
出条件を同一条件で焼き付けを指示する機能)がONに
なっているか否かの判別を行う。この機能がONの場合
には、カートリッジの使用状態を露光済にする為にステ
ップ#460へ進み、以降は前述した動作を行う。
【0027】一方、FTPM機能がOFFならばステッ
プ#520へ進み、カートリッジの使用状態(使用情
報)を露光途中の位置に制御する。そして、次のステッ
プ#530において、Nが設定済か否か、すなわち、N
=0か否かの判別を行う。この結果、N=0でない場
合、すなわち、上記ステップ#220にて露光途中カー
トリッジを装填して、一致情報があった場合にはステッ
プ#540へ進み、Nに該当するデータを、現在のフィ
ルム情報(ISO感度,フィルム種類,最大枚数、及
び、撮影済枚数)に変更する。続くステップ#550に
おいては、Nより前のデータを一つずつ、後へずらす。
例えば、N=5の場合には、N=1〜4に該当するデー
タを2〜5とし、Nのデータを第一順位とする。これ
は、履歴の記憶の順位を上げることを意味している。そ
して、ステップ#590へと進む。
【0028】また、上記ステップ#530にてN=0、
すなわち、上記ステップ#280にて未露光カートリッ
ジを装填した場合、又は、上記ステップ#240にて途
中露光カートリッジを装填して、一致情報が無かったと
判別した場合にはステップ#560へ進み、N=10に
該当するデータを見つけ、次のステップ#570におい
て、N=10に該当するデータを、現在のフィルム情報
(ISO感度,フィルム種類,最大枚数、及び、撮影済
枚数)に変更する。そして次のステップ#580におい
て、Nより前のデータを一つずつ、後へずらす。この場
合は、N=10なので、N=1〜9に該当するデータを
2〜10とし、現在のデータに置き換えたデータをN=
1とする。ここで、N=10のデータを置き換えている
のは、一番古いデータを削除することを意味している。
そして、ステップ#590へと進む。
【0029】ステップ#590においては、前述した様
にフィルム巻き戻しを終了し、その後ステップ#600
において、カートリッジが取り出されるのを待って、一
連の撮影シーケンスを終了する。
【0030】図6及び図7は、情報の確認表示を行う際
のフローチャートを示したものである。
【0031】まず、ステップ#600においては、モー
ドダイアルがISOモードにあるか否かの判別を行い、
ISOモードでなければこのフローは終了するが、IS
Oモードならばステップ#610へ進み、スイッチSW
1がONされているか否かの判別を行う。もしONされ
ていればステップ#660へ移行し、ISO値の表示を
行う。この場合は、電子ダイアルでのISO値の変更が
可能である。
【0032】上記ステップ#610において、スイッチ
SW1がONされていないと判別した場合はステップ#
620へ進み、カートリッジが装填状態にあるか否かの
判別を行い、もし装填状態ならばステップ#640へ進
み、装填されているカートリッジのISO値,フィルム
種類,最大枚数の表示を行い、この表示を次のステップ
#650にてスイッチSW1がOFFされるまで継続す
る。
【0033】上記ステップ#620において、カートリ
ッジが装填されていない判別した場合はステップ#63
0へ進み、N=1とし、ステップ#670へ進み、不図
示のSELF釦(セルフ撮影モードを設定する為のスイ
ッチ)とCOMP釦(露出補正値を設定する為のスイッ
チ)とが同時にONされているかの判別を行う。もし、
両方が同時にONされていればステップ#710へ進
み、記憶領域を全て$FFとすることによって、記憶エ
リアの消去を行う。
【0034】また、ステップ#670にて不図示のSE
LF釦とCOMP釦とが同時にONされていないと判別
した場合はステップ#680へ進み、不図示のAELK
釦(AEロックを行う際に使用する釦スイッチ)がON
されているか否かの判別を行い、もしONされていなけ
ればステップ#690へ進み、N及びそのカートリッジ
の撮影済枚数の表示を行う。これは、撮影済枚数にとら
われることなく、残りの撮影可能枚数の表示を行っても
よい。一方、AELK釦がONされていればステップ#
700へ進み、Nに相当するカートリッジ情報(ISO
感度,フィルム種類,最大枚数)の表示を行う。上記の
動作は、次のステップ#720において、スイッチSW
1がONされている間、続行する。
【0035】その後、上記スイッチSW1がOFFされ
たら、図7のステップ#730へ進み、2sタイマをス
タートさせ、次のステップ#740及び#750におい
て、2sec以内にスイッチSW1が再度ONされるか
否かの判別を行う。もしONされなければそのまま終了
するが、ONされたならばステップ#760へ進み、こ
こでN=10か否かを判別し、N=10でなければステ
ップ#770へ進み、Nを一つ進め、ステップ#670
に戻る。また、N=10ならばステップ#780へ進
み、Nを1に戻してからステップ#670に戻る。
【0036】ここで述べた、SELF釦,COMP釦,
AFLK釦は、この時、未使用のスイッチであるなら
ば、他のスイッチであってもよく、又、別に専用のスイ
ッチを設けても良いことは、言うまでもない。
【0037】図8及び図9は、記憶領域に注目して状態
遷移を表した図である。
【0038】図8に示す(A)は、デフォルトの状態
で、未だ一本も記憶がされていない状態を示す。
【0039】ここで、ISO400,ネガフィルム、2
5枚撮りのカートリッジが装填されて、19枚撮影の
後、巻き戻されたとすると、図8の(B)のようにな
る。($58はISO400,$02はネガフィルム,
$1Aは25枚撮り,$13は19枚撮影済を、それぞ
れ意味する。)すなわち、N=1の領域(この例では、
ADDRESS $X02D 〜$X031)にデータを記憶し、この領域の
番号を1とするとともに、今までの1〜N−1の領域の
番号を2〜Nとする。
【0040】次に、ISO100,ポジフィルム,15
枚撮りのカートリッジが装填されて、8枚撮影の後、巻
き戻されたとすると、図8の(C)のようになる。($
48はISO100,$01はポジフィルム,$0Fは
15枚撮り,$08は8枚撮影済をそれぞれ意味す
る。)すなわち、図8の(B)の時と同様に、N=10
の領域(この例では、ADDRESS $X028 〜$X02C)にデータ
を記憶し、この領域の番号を1とするとともに、今まで
の1〜9の領域の番号を2〜10とする。
【0041】次に、ISO100,ネガフィルム,40
枚撮りのカートリッジが装填されて、31枚撮影の後、
巻き戻されたとすると、図8の(D)のようになる。
($48はISO100,$02はネガフィルム,$2
8は40枚撮り,$1Fは31枚撮影済をそれぞれ意味
する。)すなわち、図8の(B),(C)の時と同様
に、N=10の領域(この例では、ADDRESS $X023 〜$X
027)にデータを記憶し、この領域の番号を1とするとと
もに、今までの1〜9の領域の番号を2〜10とする。
【0042】次に、2回目にいれた、ISO100,ポ
ジフィルム,15枚撮りで、8枚まで撮影済みのカート
リッジが装填されて、12枚まで撮影終了後、巻き戻さ
れたとすると、図9の(E)のようになる。($0C
は、12枚撮影済を意味する。)すなわち、装填時にN
=2のカートリッジと認識しているので、N=2の領域
(この例では、ADDRESS $X028 〜$X02C)のデータを書き
換えして、この領域の番号を1とするとともに、今まで
の1の領域の番号を2とする。
【0043】次に、ISO=200,ネガフィルム,1
5枚撮りのカートリッジが装填されて、12枚目で巻き
戻されたとすると、図9の(F)のようになる。($5
0はISO200,$02はネガフィルム,$0Fは1
5枚撮り,$0Cは12枚撮影済を、それぞれ意味す
る。)すなわち、図8の(B)(C)の時と同様に、N
=10の領域(この例では、ADDRESS $X01E 〜$X022)に
データを記憶し、この領域の番号を1とするとともに、
今までの1〜9の領域の番号を2〜10とする。
【0044】次に、2回目,4回目にいれた、ISO1
00,ポジフィルム,15枚撮りで、12枚目まで撮影
済みのカートリッジが装填されて、最終駒まで撮影終了
後、巻き戻されたとすると、図9の(G)のようにな
る。すなわち、装填時にN=2のカートリッジと認識し
ているので、N=2の領域(この例では、ADDRESS $X02
8 〜$X02C)のデータを全て$FFとすることで消去し
て、領域の番号を10として、今までの3〜10の領域
の番号を2〜9とする。
【0045】図10は、操作に対する表示の遷移状態を
示したものである。尚、ここに示す操作スイッチや表示
は、一例であることは云うまでもない。
【0046】(a)は通常時の表示で、TV値,AV値
を表示している。又、カートリッジが装填されていれ
ば、駒数(フレーム数)も表示することになる。この状
態で、モードダイアルをISOの位置にセットすると、
表示はISOの表示に切り換わる。この時に、ダイアル
をアップ又はダウンすると、ISOの値が(c)又は
(d)の様にアップ又はダウンする。
【0047】また、カートリッジが装填されている状態
でSW1をONにすると、装填されているカートリッジ
の情報が表示される。(e)の場合には“100”“C
n”“25”と表示されているが、これは、ISO値が
100、フィルム種類がカラーネガフィルム、撮影可能
最大枚数が25枚であることをそれぞれ示している。
【0048】また、カートリッジが装填されていない状
態にて、(b)の状態からスイッチSW1をONにする
と、(f)の表示に切り換わる。(f)の場合には
“1”、“19”と表示されているが、これは、1本前
に取り出した途中露光のカートリッジは、19枚まで撮
影済であることを示している。
【0049】この状態でAELK釦をONにすると、
(g)の表示に切り換わる。(g)の場合には、(e)
と同様に、ISO値,フィルム種類,撮影可能最大枚数
が表示されているが、これは、1本前に取り出したカー
トリッジの情報を示している。
【0050】また、(f)の状態から、一定時間内にさ
らにスイッチSW1をONにすると、(h)の表示に移
る。これは、2本前に取り出した途中露光カートリッジ
の情報を示している。ここから、AELK釦にONにす
ると、(i)の状態に移り、2本前に取り出した途中露
光カートリッジの情報を示す。
【0051】また、(h)の状態から、一定時間内にさ
らにスイッチSW1をONにすると、(j)の表示に移
る。これは、3本前に取り出した途中露光カートリッジ
の情報を示している。ここから、AELK釦にONにす
ると、(k)の状態に移り、3本前に取り出した途中露
光カートリッジの情報を示す。
【0052】さらに、スイッチSW1がONされて、記
憶されている全情報を表示し終わると、(f)の表示に
戻る。この中で、(f)と(g),(h)と(i),
(j)と(k)は、一画面で表示できるのであればそれ
に越したことはない。又、これらを更に一覧表のような
形で表示出来るのであれば、それに越したことはない。
【0053】また、(b)の状態でSELF釦とCOM
P釦を同時にONにすると、記憶領域のデータがクリア
される。その後、スイッチSW1をONにしても、
(f),(h),(j)の表示とはならない。
【0054】また、この状態で、ISO100,カラー
ネガフィルム、40枚撮りで、かつ、31枚まで撮影済
みのカートリッジが装填された場合には、(j)に示す
カートリッジであると認識する。その後、さらに、カー
トリッジの途中取り出し操作が行われた場合には、履歴
の順序を1 番目とする。又、最終駒まで撮影が行われ
て、カートリッジの使用状態が全駒露光済の位置にセッ
トされる場合には、このカートリッジの情報は履歴から
削除される。
【0055】又、部分露光のカートリッジが装填された
が、過去のどのカートリッジ情報とも一致しない場合に
は、新たな途中露光カートリッジだと判別して、履歴の
順位を一番目とする。この結果、記憶領域がフル状態と
なったら、古い履歴情報から削除する。
【0056】(発明と実施の形態の対応)上記実施の形
態において、RAM60が本発明の記憶手段に相当し、
表示回路65が本発明の表示手段に相当し、制御回路5
0の図6のステップ#680→#690又は700→#
720→#670→#680……の動作を行う部分が本
発明の情報指示手段に相当する。
【0057】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば、カートリッジ未装填状態の際に、操作部材の操
作が行われた状態時に、カートリッジ情報及びカートリ
ッジ使用情報(フィルム感度、フィルム種類、撮影可能
最大枚数、及び、撮影済枚数、又は残り枚数)の表示を
行うようにしている為、途中露光のカートリッジが装填
されていなくとも、該途中露光のカートリッジの使用状
況を使用者に確認させることが可能なカメラを提供でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るカメラの背面を外
して示す背面図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るカメラの回路構成
を示すブロック図である。
【図3】図2の制御回路をマイクロプロセッサにて構成
した場合の動作の一部を示すフローチャートである。
【図4】図3の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図5】図3の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の実施の一形態に係るカメラにおいて情
報の確認表示時の動作の一部を示すフローチャートであ
る。
【図7】図6の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の実施の一形態に係るカメラにおいて記
憶領域に注目して状態遷移を示した図である。
【図9】同じく本発明の実施の一形態に係るカメラにお
いて記憶領域に注目して状態遷移を示した図である。
【図10】本発明の実施の一形態に係るカメラにおいて
操作に対する表示の遷移状態を示した図である。
【符号の説明】
9 磁気ヘッド 50 制御回路 52 測光・測距開始用のスイッチ 53 露光開始用のスイッチ 60 RAM 65 表示回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカートリッジ情報及びカートリッ
    ジ使用情報を記憶する記憶手段と、前記カートリッジ情
    報及びカートリッジ使用情報の表示を行う表示手段と、
    特定の状態の時に、前記記憶手段に記憶したカートリッ
    ジ情報とカートリッジ使用情報の少なくとも一方を前記
    表示手段に表示させる表示指示手段とを有したことを特
    徴とするカートリッジ途中交換可能なカメラ。
  2. 【請求項2】 前記特定の状態とは、カートリッジ未装
    填状態の際に、操作部材の操作が行われた状態であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のカートリッジ途中交換可
    能なカメラ。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジ情報とは、フイルム感
    度、フイルム種類、撮影可能最大枚数のうちの少なくと
    も一つであることを特徴とする請求項1記載のカートリ
    ッジ途中交換可能なカメラ。
  4. 【請求項4】 前記カートリッジ使用情報とは、撮影済
    枚数、又は、撮影可能残り枚数であることを特徴とする
    請求項1記載のカートリッジ途中交換可能なカメラ。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段への記憶は、カートリッジ
    に具備された使用状態表示を途中露光の位置に設定する
    カートリッジに対してのみ行うことを特徴とする請求項
    1記載のカートリッジ途中交換可能なカメラ。
  6. 【請求項6】 装填されたカートリッジのカートリッジ
    情報とカートリッジ使用情報が、記憶しているこれらの
    情報と一致した場合には、同一のカートリッジと判別し
    て、該カートリッジが全駒撮影されて巻き戻された場合
    には、前記記憶手段内の履歴の記憶情報から削除し、途
    中巻き戻しされた場合には、履歴の記憶情報の順位を上
    げることを特徴とする請求項1記載のカートリッジ途中
    交換可能なカメラ。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段の記憶領域が全て使用され
    た場合には、古い記憶情報から削除することを特徴とす
    る請求項1記載のカートリッジ途中交換可能なカメラ。
  8. 【請求項8】 特定の操作部材の操作により、前記記憶
    手段の記憶領域の記憶情報の全てをクリアすることを特
    徴とする請求項1記載のカートリッジ途中交換可能なカ
    メラ。
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