JPH1124158A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH1124158A
JPH1124158A JP9187251A JP18725197A JPH1124158A JP H1124158 A JPH1124158 A JP H1124158A JP 9187251 A JP9187251 A JP 9187251A JP 18725197 A JP18725197 A JP 18725197A JP H1124158 A JPH1124158 A JP H1124158A
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JP
Japan
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film
recording
setting
camera
frames
Prior art date
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JP9187251A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tsujimoto
紳一 辻本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全駒同一条件プリント情報の記録内容の誤設
定やその設定のし忘れを防止できる、操作性の良いカメ
ラとする。 【解決手段】 フィルム面へ情報を記録する記録手段2
1,22を有し、1つのフィルムカートリッジの全撮影
駒について、プリント作成時に同一条件での露光による
プリントを作成することを指示する為の全駒同一条件プ
リント情報をフィルム面に記録する機能を持つカメラに
おいて、前記全駒同一条件プリント情報によるプリント
作成を指示するか否かの記録内容を設定する為の操作手
段15と、前記フィルムカートリッジがカメラに装填さ
れている間、前記操作手段による設定を受け付け、前記
全駒同一条件プリント情報の記録内容を前記記録手段に
記録させる記録制御手段4とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つのフィルムカ
ートリッジの全撮影駒について、プリント作成時に同一
条件での露光によるプリントを作成することを指示する
為の全駒同一条件プリント情報をフィルム面に記録する
機能を有したカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、現像済のネガからオートプリンタ
ーの焼付け処理によりプリントを得る場合には、各撮影
駒毎の透過光より各撮影駒全体の積算透過光濃度を求
め、この積算透過濃度と基準濃度との差に基づいてスロ
ープコントロールとカラーコレクションとを行って、各
撮影駒毎に焼付け露光量を決定し焼付け処理を行ってい
る。これにより、撮影時の露出のバラツキやカラーフェ
イリアが補正され、適正な濃度及びカラーバランスのプ
リントを得ることが出来る。
【0003】しかし、このオートプリンターによる方法
は、平均的な濃度、カラーバランスを持つネガを対象と
して、画一的なプリント仕上がりを前提としている為、
撮影者の作画意図を反映することが出来ず、例えば非常
に程度の大きい逆光条件下で撮影された人物の写真で
は、撮影時に十分な露出補正によって人物に対して適正
な露出が与えられていたとしても、プリント時に人物周
辺の高輝度部分に影響された露光量が決定され、プリン
ト上の人物が影(黒くつぶれる)になってしまうという
不都合が生じる。また、カラーフェイリアを持つシーン
(例えば、緑色一色の壁を背景としたポートレート)で
は、プリント上の主被写体、背景ともに色再現が非常に
悪くなるという不都合が生じる。
【0004】この欠点をカバーする目的で、特開平3−
72338号公報では、カメラがフィルム上に「補正不
要マーク」を記録し、プリンターがこのマークを識別し
た場合には、オートプリンターによる各撮影駒毎の自動
補正を行わず、基準焼付け露光量(通常にコントロール
されたネガから適正な濃度とカラーバランスの写真プリ
ントを得る露光量)による焼付けを行うことが開示され
ている。また、特開平4−319933号公報では、こ
の基準焼付け露光量に相当するものとして、フィルム1
本の全撮影駒の積算透過濃度を求め、この平均値に基づ
いて焼付け露光量を決定する方法が開示されている。
【0005】上記の様な方法によりプリント条件が決定
されると、1つのフィルムロールの全ての撮影駒が、決
定された同一のプリント条件でプリントされる。
【0006】以下、この方法によるプリント作成を、全
駒同一条件プリント、もしくはFTPM(Fixed Time P
rinting Mode)プリントと略記する。又プリント作成を
現像機に指示する為に、カメラがフィルム上に記録する
情報をFTPM情報と記する。さらにFTPMプリント
を指示する場合の記録をFTPM情報の「ON記録」、
指示しない場合を「OFF記録」と記する。
【0007】FTPMプリントはプリント時に各撮影駒
毎の濃度補正を行わないので、ネガ濃度が撮影時に正確
にコントロール(正確な撮影露出を与える)されていな
いと濃度不良のプリントが得られる危険性がある。従っ
て、カメラはFTPMプリントを指示する場合にはフィ
ルム1本の全てのフレームに対して正確な露出を与える
ことが重要である。
【0008】本出願人は特開平8−328104号公報
により、FTPM情報をフィルム上に記録するカメラに
おいて、撮影者によるFTPM情報の記録内容の指示
を、撮影終了後のフィルム巻戻し開始以前まで可能と
し、フィルム巻戻し中にFTPM情報をフィルム上に記
録する事を開示している。
【0009】また、FTPM情報の記録内容の指定を、
フィルム巻戻し完了後であって、撮影済のフィルムをカ
メラから取り出す以前に限ってのみ可能とするものが既
に商品化されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した様にFTPM
情報のON記録を行う場合は、特に撮影時の正確な露出
が重要である。FTPM情報のON記録を行う意図を持
った撮影に際しては、新しいフィルムをカメラに装填し
た時点からそのフィルムの撮影を終了するまで、露出に
関する撮影者の注意が必要である。
【0011】一方、撮影シーン、撮影条件の都合によ
り、撮影途中でFTPM情報のON記録を止める判断が
なさるケース、逆に撮影途中でFTPM情報のON記録
を行う判断がなされるケースの存在が考えられる。ま
た、FTPM情報が不用意にON記録されてしまった
り、FTPM情報のON記録の為の指示を忘れてしまっ
たりと云うことは、撮影者の意図とは全く違ったプリン
トもしくは濃度不良及びカラーフェイリアのプリントが
得られてしまう結果となるので防止されなければならな
い。
【0012】前述の特開平8−328104号報では、
撮影者によるFTPM情報の記録内容の指示がフィルム
の巻戻し動作の開始以前でのみ可能である為(最終駒の
撮影後は自動的に巻戻しが始まるカメラが一般的である
ので、これは事実上、最終撮影駒の撮影以前までであ
る)、FTPM情報の記録内容の設定を行う意図を持っ
ていたにもかかわらず突然巻戻しが開始され(撮影者が
最終駒であることに気付いていない様なケース)、設定
を行うことが出来ず、撮影意図とは異なるプリントが得
られてしまうという不都合を持つものである。
【0013】一方、巻戻し完了後、フィルム取り出しま
での期間にのみ設定が可能である場合には、巻戻し完了
からフィルム取り出しまでの間にFTPM情報の記録内
容の設定を行わなければならず、又その後カメラが記録
動作を行うので、巻戻し完了からフィルム取り出しまで
に時間がかかり不便であるという不都合があった。更
に、FTPM情報の記録内容の設定を行うべきところ
を、巻戻し完了後の自然な操作としてフィルムの取り出
しを行ってしまい、設定の機会を逸してしまうという不
都合を持つものである。
【0014】(発明の目的)本発明の第1の目的は、全
駒同一条件プリント情報の記録内容の誤設定やその設定
のし忘れを防止できる、操作性の良いカメラを提供しよ
うとするものである。
【0015】本発明の第2の目的は、設定手段による記
録内容の設定変更操作が行われない場合には、フィルム
巻戻し完了後、直ちにフィルムカートリッジの取り出し
を行うことのできるカメラを提供しようとするものであ
る。
【0016】本発明の第3の目的は、操作手段の設定内
容とフィルムカートリッジの状態表示マークの不整合に
基づく事故を防止することのできるカメラを提供しよう
とするものである。
【0017】本発明の第4の目的は、全駒同一条件プリ
ント情報の記録内容の誤設定やその設定のし忘れを表示
により知らしめることのできるカメラを提供しようとす
るものである。
【0018】本発明の第5の目的は、全駒同一条件プリ
ント情報の記録内容やその他の多くの情報をフィルム面
に記録することのできるカメラを提供しようとするもの
である。
【0019】本発明の第6の目的は、全駒同一条件プリ
ント情報の記録内容の再設定に基づく記録の変更を迅速
に行うことのできるカメラを提供しようとするものであ
る。
【0020】本発明の第7の目的は、全駒同一条件プリ
ント情報の記録内容を、安価な記録手段にて記録するこ
とのできるカメラを提供しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の本発明は、フィルム面へ情報
を記録する記録手段を有し、1つのフィルムカートリッ
ジの全撮影駒について、プリント作成時に同一条件での
露光によるプリントを作成することを指示する為の全駒
同一条件プリント情報をフィルム面に記録する機能を持
つカメラにおいて、前記全駒同一条件プリント情報によ
るプリント作成を指示するか否かの記録内容を設定する
為の操作手段と、前記フィルムカートリッジのカメラへ
の装填後、撮影完了によるフィルム巻戻し動作開始ま
で、及び、フィルム巻戻し動作完了後、フィルムカート
リッジがカメラより取り出される直前まで、前記操作手
段による設定を受け付け、前記全駒同一条件プリント情
報の記録内容を前記記録手段に記録させる記録制御手段
とを有したカメラとするものである。
【0022】上記構成においては、フィルムカートリッ
ジのカメラへの装填後、撮影完了によるフィルム巻戻し
動作開始までの間、いつでも全駒同一条件プリント情報
の記録内容の設定やその設定変更を行え、更にフィルム
巻戻し動作完了後、フィルムカートリッジがカメラより
取り出される直前までの間においても、全駒同一条件プ
リント情報の記録内容の設定やその設定変更を行えるよ
うにしている。
【0023】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の本発明は、操作手段による設定内容が、
フィルム巻戻し動作開始以前のものとフィルム巻戻し完
了後のものと異なる場合は、フィルム面上の記録内容
を、フィルム巻戻し完了後の前記操作手段の設定内容に
変更するカメラとするものである。
【0024】上記構成においては、フィルム巻戻し完了
後に操作手段による記録内容の設定変更操作が行われた
場合のみ、記録内容の変更を行い、フィルム巻戻し完了
後に操作手段による記録内容の設定変更操作が行われな
い場合は、フィルムカートリッジの取り出しを直ちに行
えるようにしている。
【0025】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項3記載の本発明は、フィルムカートリッジに具備
された、「未使用」、「一部の駒が露光済」、「全ての
駒が撮影済」の各状態を示す状態表示マークを、何れか
の状態に設定する状態表示マーク設定手段を有し、該状
態表示マーク設定手段は、前記操作手段による設定内容
が、フィルム巻戻し動作開始以前のものとフィルム巻戻
し完了後のものとで異なる場合は、フィルム巻戻し完了
後の前記操作手段の設定内容に対応する状態表示マーク
に、その設定を変更するカメラとするものである。
【0026】上記構成においては、フィルム巻戻し完了
後の、操作手段による記録内容の再設定操作に連動し
て、フィルムカートリッジの状態表示マークを設定し直
すようにしている。
【0027】同じく上記第3の目的を達成するために、
請求項4記載の本発明は、撮影途中のフィルムを強制的
に巻き戻す為の途中巻戻し操作手段を有し、状態表示マ
ーク設定手段は、フィルム巻戻し完了後に状態表示マー
クの設定の変更するのは、前記途中巻戻し操作手段の操
作によるフィルムの強制巻戻しが行われた場合であるカ
メラとするものである。
【0028】上記構成においては、フィルム巻戻し完了
後の、操作手段による記録内容の再設定操作に連動し
て、フィルムカートリッジの状態表示マークを再設定し
直す動作を、撮影途中のフィルムを強制的巻戻しが行わ
れた際にするようにしている。
【0029】同じく上記第3の目的を達成するために、
請求項5記載の本発明は、フィルム巻戻し完了後に、操
作手段による設定が、全駒同一条件プリント情報の「O
N記録」から「OFF記録」に変更操作された場合に
は、状態表示マーク設定手段は、「全ての駒が撮影済」
から「一部の駒が露光済」に状態表示マークを変更し、
「OFF記録」から「ON記録」に変更操作された場合
には、「一部の駒が露光済」から「全ての駒が撮影済」
に状態表示マークを変更するカメラとするものである。
【0030】上記構成においては、フィルム巻戻し完了
後の、操作手段による記録内容の再設定操作に連動し
て、フィルムカートリッジの状態表示マークを再設定し
直す動作を、更に限定されたケースでのみ実施するよう
にしている。
【0031】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項6記載の本発明は、操作手段の設定内容を表示す
る表示手段を有し、該表示手段は、前記操作手段による
設定の変更操作が行われた場合、最初の操作により設定
された内容を表示し続けるカメラとするものである。
【0032】上記構成においては、例えば、操作手段の
設定内容が全駒同一条件プリント情報の「ON記録」で
ある場合には、追加的な変更操作が行われた場合、その
操作が行われた時点からフィルム巻戻し動作完了までの
期間、全駒同一条件プリント情報の「ON記録」が設定
されている事を表示し続けるようにしている。
【0033】また、上記第5の目的を達成するために、
請求項7記載の本発明は、フィルムには磁気記録部が具
備されており、操作手段の設定内容を前記磁気記録部に
磁気的に記録する記録手段を有したカメラとするもので
ある。
【0034】上記構成においては、操作手段の設定内容
を磁気的にフィルム面に記録するようにしている。
【0035】また、上記第6の目的を達成するために、
請求項8及び9記載の本発明は、フィルムの撮影駒には
該当しないフィルムリーダー部の磁気記録部に、あるい
は、フィルムのフィルムリーダー部側の第1撮影駒の磁
気記録部に、操作手段の設定内容を磁気的に記録する記
録手段を有したカメラとするものである。
【0036】上記構成においては、全駒同一条件プリン
ト情報の記録内容を記録する部分を、フィルム巻戻し完
了後の再記録に迅速に対応できる位置、つまりフィルム
の撮影駒には該当しないフィルムリーダー部、あるい
は、フィルムのフィルムリーダー部側の第1撮影駒の磁
気記録部とするようにしている。また、上記第7の目的
を達成するために、請求項10記載の本発明は、記録手
段は、フィルム面に操作手段の設定内容を光学的に記録
する手段であるカメラとするものである。
【0037】上記構成においては、構成を簡単に出来る
光学的記録手段を用いて操作手段の設定内容、つまり全
駒同一条件プリント情報の記録内容をフィルム面に記録
するようにしている。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0039】図1〜図12は本発明の実施の第1の形態
に係る図であり、図1はカメラの回路構成を示すブロッ
ク図、図2はカメラの上面図、図3はカメラの内部構成
を示す斜視図、図4及び図5はフィルムカートリッジの
状態表示マークを説明する為の図、図6〜図10はカメ
ラの一連の動作を示すフローチャート、図11はカメラ
の動作説明を助ける為の図、図12はFTPM情報の記
録とフィルムカートリッジの状態表示マークの設定の関
係をまとめた図である。
【0040】最初に、図1〜図3までを用いて本実施の
第1の形態に係るカメラの構成を説明する。
【0041】図中、1はカメラ、2は撮影レンズ、3は
カメラ1と撮影レンズ2間の通信を行う為のコネクタで
ある。4はカメラのマイクロプロセッサであり、RO
M,RAMを有し、カメラに必要な全ての動作,表示等
が、ROM内に内蔵されたプログラムにより制御され、
この指示によりカメラ1及び撮影レンズ2の各部構成が
動作する。
【0042】5は測光部であり、撮影に際して被写体輝
度を検出しマイクロプロセッサ4に入力する。6はシャ
ッタ制御部、7は絞り制御部であり、撮影時に測光部5
からの入力に基づいたマイクロプロセッサ4の指示によ
り、各々シャッタ,絞りの動作を制御する。8は測距部
であり、撮影に際して被写体距離を検出しマイクロプロ
セッサ4に入力する。9はオートフォーカス制御部であ
り、撮影時に測距部8からの入力に基づいたマイクロプ
ロセッサ4の指示により、撮影レンズ2のオートフォー
カス作動を制御する。
【0043】10はレリーズ釦であり、その第1ストロ
ークでスイッチSW1が閉成されると、測光部5による
測光動作が、測距部8による測距動作が、それぞれ開始
される。レリーズ釦6の第2ストロークでスイッチSW
2が閉成されると、シャッタ制御部6,絞り制御部7の
作動が開始され、撮影(露出)動作が行われる。
【0044】11は露出モードを決定する為のメインダ
イアルであり、M1からM3までの3個のスイッチが内
蔵されており、メインダイアル11の図2中の矢印方向
の回転位置を検出出来るようになっている。本実施の形
態では、メインダイアル11上の表示を指標12に合わ
せることで、4つの露出モードを選択することが出来
る。即ちプログラムAE、絞り優先AE、シャッタ優先
AE及びマニュアル露出設定の4種である。LOCKは
カメラの電源OFFの位置である。
【0045】13は情報設定に使われる設定ダイアルで
あり、2個の慴動接片D1,D2が設けられ、この接片
は不図示の符号化板に対して回転し、符号化板に対する
慴動接片の移動量がデジタル電気信号として検出される
ようになっており、接片D1及びD2と符号化板とによ
って公知のインクリメンタルロータリーエンコーダ14
が構成されている。設定ダイアル13の操作により、シ
ャッタースピード,絞り値等の設定が可能となってい
る。
【0046】15はプリント時にフィルム1本の全ての
撮影駒を同一条件でプリントすることを指示する情報
(FTPM情報)をON記録するか、OFF記録するか
を指定する為のFTPM釦である。該FTPM釦15が
押され、スイッチSW3が閉成されると、「FTPM情
報ON記録」状態が設定され、FTPM釦15が再度押
されてスイッチSW3が再度閉成すると、「FTPM情
報OFF記録」状態の設定に戻される様に構成されてい
る。つまり、FTPM釦15が押される度に、FTPM
情報のON記録,OFF記録が切り換わる構成となって
いる。
【0047】16はカメラの各種状態を表示するLCD
等の表示器17を駆動する表示回路であり、表示器17
は、図2に示す様に、シャッタースピード表示部17
a,絞り値表示部17b,露出モード表示部17c,フ
レームカウンタ表示部17dの他に、FTPM釦15に
よるFTPM情報記録のON,OFF表示部17eが具
備されている。18は全撮影駒の撮影が終了する以前に
フィルムの巻戻しを行う為の、巻戻し釦である。
【0048】19はフィルム給送用のモータ、20は前
記モータ19を駆動するモータ駆動回路である。21は
フィルムFに磁気記録を行う、あるいはフィルムF上に
磁気記録された情報の再生を行う為の磁気ヘッド、22
は記録時に前記磁気ヘッド21を駆動する磁気記録回
路、23は再生時に前記磁気ヘッド21により再生され
た磁気情報を増幅及びA/D変換してマイクロプロセッ
サ4に入力する為の磁気再生回路である。
【0049】前記磁気ヘッド21は、撮影時にフィルム
Fの平面性を良好に保つ為にカメラ本体(不図示)に取
り付けられた圧板31(図3参照)に、その立上げ部3
1a,31bに接着することで取り付けられている。3
2はプラスチックで成形されたパッド部材、33はパッ
ド部材32を付勢するバネである。前記パッド部材32
とバネ33は、磁気記録層が設けられているフィルムF
のベース面(図3の手前側)を磁気ヘッド21に押し付
けるように作用する。これにより、磁気ヘッド21とフ
ィルムベース面の密着が達成され、フィルム給送中の磁
気記録もしくは磁気再生を正常に行うことが出来る。図
3中のTは、磁気ヘッド21の記録動作によりフィルム
Fのベース面上に形成された磁気トラックを示してい
る。
【0050】PR1,PR2はフォトリフレクタであ
り、各々パーフォレーション検出回路24、パーフォレ
ーション検出回路25に接続されており、フィルムFの
パーフォレーションPの通過を検出してマイクロプロセ
ッサ4に入力する。フォトリフレクタPR1,PR2は
圧板31に設けられた孔31c,31dを通過してパー
フォレーションPを検出する。
【0051】PR3,PR4はやはりフォトリフレクタ
であり、各々データディスク検出回路26、データディ
スク検出回路27に接続されており、撮影可能枚数,I
SO,フィルムタイプ(種類)等が記録されているフィ
ルムカートリッジ(以下、単にカートリッジと記す)5
1のデータディスク55上のバーコード情報を読み取
り、マイクロプロセッサ4に入力する。データディスク
55は、カートリッジ51のスプール52と一体的に回
転するものである。
【0052】28はカートリッジ在否検出スイッチであ
り、カートリッジ51がカメラのカートリッジ室(不図
示)に装填されて否かを検出する。29はカートリッジ
室蓋開閉検知スイッチであり、カートリッジ室蓋30が
閉じられているか否かを検出する。前記カートリッジ室
蓋30はヒンジ軸30aを中心に回動自在にカメラ本体
(不図示)に取り付けられており、カートリッジ51の
カートリッジ室への装填、カートリッジ室からの取り出
しの際に開閉使用される。30bはカートリッジ室蓋3
0をカメラ本体に対して閉状態で保持する為のフック部
材である。30cはカートリッジ室蓋30にされた突起
であり、カートリッジ室蓋30が閉じられた時にカート
リッジ室蓋開閉検知スイッチ29の接片29aを押す事
でスイッチ29を閉成させ、カートリッジ室蓋30が閉
じられていることをマイクロプロセッサ4に入力する。
【0053】ここで、図3を中心にフィルムFを給送す
る為の構成について説明する。
【0054】図3において、カートリッジドア開閉部材
34は、カートリッジ51のドア部材53を回転により
開閉するものである。ドア部材53は、不図示の構成に
よって、カートリッジ室蓋30の閉動作に機械的に連動
したカートリッジドア開閉部材34の回転により開状態
になる。ドア部材53が開状態になると、カートリッジ
51のフィルム出口54からのフィルムの送り出し、巻
上げ、巻戻しが可能となる。モータ19が第1方向へ回
転すると、不図示の構成によりピニオンギア35の回転
がワンウェイクラッチ等を介してスプールドライバ36
を矢印A方向へ、また巻取りスプール37を矢印B方向
へ回転させる。
【0055】カートリッジ51に収納されたフィルムF
は、カメラのスプールドライバ36の矢印A方向の回転
により、カートリッジ51のスプール52が回転するこ
とで該カートリッジ51のフィルム出口54よりその先
端が送り出される。フィルムFの先端が巻取りスプール
37に到達すると、該フィルムFは巻取りスプール37
により巻き取られるようになる。この時、スプールドラ
イバ36によるフィルムの送り出し動作は、公知のワン
ウェイクラッチ等の構成によりその動力伝達が断たれる
ようになっている。なお、モータ19は巻取りスプール
37内に収納されるように配置されている。又、38,
39はフィルム先端がうまく巻取りスプール37に巻き
付くようにガイドする為のガイドローラである。
【0056】モータ19の第2方向回転時には、スプー
ルドライバ36を矢印Aとは逆方向に回転させることで
フィルムの巻き戻しを行う。なお、40はパーマロイ等
の軟磁性体材料で形成され、モータ19を取り囲むよう
に配置されたシールドチューブであり、モータ19が発
生する磁気ノイズをシールドし、磁気ヘッド21に発生
する誘導ノイズを低減する為のものである。また、Oは
撮影レンズ2の撮影中心、つまりカメラの撮影アパーチ
ャの中心を示している。
【0057】次に、カートリッジ51の状態表示マーク
について、図4を用いて説明する。
【0058】図4はカートリッジ51を図3の下方から
見た図であり、51a,51b,51c,51dはカー
トリッジ51の外壁に設けられた孔である。56は外壁
の内側に配置された白色指標板であり、カートリッジ5
1のスプール52と一体的に回転するものである。白色
指標板56の停止位置により、孔51aから孔51dま
での何れかが白色(尚、この実施の形態では状態表示マ
ークが分かり易い様に、黒色で示している)で示される
ことになる(これが状態表示マークとなる)。
【0059】図4(a)の状態では、カートリッジ51
が状態1つまり「未使用」であることを、図4(b)の
状態では、状態2、つまり「一部の駒が撮影済」である
ことを、図4(c)の状態では状態3、つまり「全ての
駒が撮影済み」であることを、図4(d)の状態では、
状態4、つまり「現像済のフィルムが収納されている」
ことを示している。
【0060】図5は、図3のカートリッジ51を上方よ
り見た図であり、図5中、Cは前述のフォトリフレクタ
PR3がデータディスク55の読み取りを行う位置(角
度)、図5中、DはフォトリフレクタPR4がデータデ
ィスク55の読み取りを行う位置(角度)を示してい
る。
【0061】前述した様にデータディスク55は、白色
指標板56と同様に、スプール52と一体的に回転す
る。従って、白色指標板56とデータディスク55の位
置(角度)関係は「1:1」に対応している。従って、
カートリッジ51を装填後に、スプールドライバ36に
よるスプール52の回転開始直後から、フォトリフレク
タPR3,PR4によるデータディスク55の読み取り
を開始し、データディスク55上のバーコード情報の変
化を識別することで、装填されたカートリッジの状態が
状態1から4の何れであったのかを識別することが可能
である。
【0062】また、逆に撮影終了後のフィルム巻戻し完
了後に、フォトリフレクタPR3、PR4によるデータ
ディスク55の読み取りを行い、データディスク55上
のバーコード情報の変化の識別結果に基づきモータ19
の回転を停止し、スプールドライバ36の停止位置(角
度)を制御することで、カートリッジの状態表示マーク
を状態1から4の内の最適なものに設定し、カメラから
カートリッジを取り出すことが可能となっている。
【0063】次に、本実施の形態に係るカメラの動作に
ついて、図6〜図10のフローチャートに従って、図1
1を参照しながら説明する。
【0064】図6はカートリッジのカメラへの装填か
ら、第1撮影駒がカメラの撮影アパーチャにセットされ
るまでの動作を中心に示したフローチャートであり、図
7は各撮影駒での撮影動作を中心に示したフローチャー
トであり、図8は撮影終了後の巻戻し動作及び巻戻し完
了後の動作を中心に示したフローチャートであり、図9
は巻戻し完了後にFTPM情報の記録内容の変更設定が
なされた場合の動作及びカートリッジの取り出し動作を
中心に示したフローチャートであり、図10は状態表示
マークが「一部の撮影駒が撮影済み」のフィルムカート
リッジが装填された場合の、未撮影第1撮影駒がカメラ
の撮影アパーチャにセットされるまでの動作を中心に示
したフローチャートである。
【0065】図6のステップ#101でメインダイアル
11によりカメラの電源がONされると、ステップ#1
01を介してステップ#102へ進み、ここではカート
リッジ室蓋30が閉じられているか否かをカートリッジ
室蓋開閉検知スイッチ29の状態より検出し、閉じられ
ていなければこのステップに留まる。その後、カートリ
ッジ室蓋30が閉じられている事を検出するとステップ
#103へ進み、カートリッジ在否検出スイッチ28の
状態よりカートリッジ51がカメラに装填されているか
否かを検出する。もし装填されていなければこのステッ
プに留まり、その後装填された事を検出するとステップ
#104へ進み、スプールドライバ36によるカートリ
ッジスプール52の回転がフィルムを巻戻す方向になる
ように、モータ19を第2方向(逆方向)に回転させ
る。
【0066】次のステップ#105では、回転を開始し
たデータディスク55上のバーコード情報をフォトリフ
レクタPR3,PR4により読み取る。そして、次のス
テップ#106では、前記モータ19の回転を一度停止
させ、ステップ#107に進む。
【0067】ステップ#107では、上記ステップ#1
05にて読み取られたバーコード情報に基づき、カート
リッジ51の撮影枚数,ISO,フィルム種類等の判定
を行うと共に、カートリッジ51の状態表示マークがど
の状態であったかを判定する。
【0068】上記判定の結果、カートリッジ51が状態
3、あるいは状態4、つまり「全ての駒が撮影済」ある
いは「現像済のフィルムが収納されている」であれば、
撮影に不適当なカートリッジが装填されたと認識してス
テップ#108に進む。そして、このステップ#108
では、動作を停止すると共に、表示器17により不適当
なカートリッジが装填されたことの警告表示を行う。
【0069】また、上記ステップ#107で状態2、つ
まり「一部の駒が撮影済」であると判定した場合はステ
ップ#109へ進み、ここで装填されたカートリッジ5
1が「一部の駒が撮影済」であったことを記憶する為に
MRC=1をセットし、続くステップ#110におい
て、撮影駒のナンバーを示すフレームカウンタを0にセ
ットし(CNT=0)、後述する図10の#211以降
の動作に移行する。
【0070】また、上記ステップ#107で状態1、つ
まり「未使用」であると判定した場合にはステップ#1
11へ進み、ここでは装填されたカートリッジ51が
「一部の駒が撮影済」のカートリッジではない事を記憶
する為にMRC=0をセットする。そして、次のステッ
プ#112では、撮影駒のナンバーを示すフレームカウ
ンタを0にセットし(CNT=0)、続くステップ#1
13では、モータ19を第1方向(正転方向)に回転
し、スプールドライバ36を介してカートリッジスプー
ル52を回転させ、フィルムFのカートリッジ51から
の送り出し動作を開始してステップ#114に進む。
【0071】ステップ#114では、フォトリフレクタ
PR1がフィルムFのパーフォレーションPの検出を行
うのを待つ。次のステップ#115では、フォトリフレ
クタPR2がパーフォレーションPの検出を行うのを待
つ。ここで、2つのフォトリレクタPR1,PR2が検
出するパーフォレーションは、図11のP11及びP12
ある。上記ステップ#114にて、フォトリフレクタP
R1がパーフォレーションP11及びP12を検出し、その
後ステップ#115にて、フォトリフレクタPR2がP
11及びP12を検出した時には、第1撮影駒FR1がカメ
ラの撮影アパーチャにセットされた状態となる。そこ
で、次のステップ#116へ進み、モータ19の回転を
停止させ、ステップ#117へ進む。
【0072】ステップ#117では、フレームカウンタ
を1つインクリメント(この場合、CNT=1となる)
し、ステップ#118へ進む。なお図11は、カメラの
撮影アパーチャには第2撮影駒FR2がセットされた状
態であって、第1撮影駒FR1は撮影済である状態を示
している。図11中、Oはカメラの撮影アパーチャの中
心を示している。
【0073】次のステップ#118では、FTPM釦1
5により、FTPM情報のON,OFF記録の何れが選
択されているかを判定し、ON記録が選択されている時
にはステップ#119へ、OFF記録が選択されている
時にはステップ#121へ、それぞれ進む。
【0074】FTPM情報のON記録の時には、ステッ
プ#119にて、ON記録であることを記憶する為にF
TPM=1をセットし、続くステップ#120にて、表
示器17上の表示部17eにFTPM情報のON記録が
選択されていることを表示する。また、OFF記録の時
には、ステップ#121にて、OFF記録であることを
記録する為にFTPM=0をセットし、続くステップ#
122にて、表示器17上の表示17eにFTPM情報
のOFF記録が選択されていることを表示する。
【0075】上記の動作が終了後は、図7のステップ#
131へ進み、各撮影駒の撮影動作に入る。
【0076】図7のステップ#131では、カメラに装
填された時のカートリッジ51の状態が「一部の駒が撮
影済」であったか否かを判定し、そうでない場合にはス
テップ#132に進む。そして、ステップ#132で
は、FTPM釦15により、FTPM情報のON,OF
F記録の何れが選択されているかを判定し、ON記録さ
れている時にはステップ#133へ、OFF記録されて
いる時にはステップ#135へ、それぞれ進む。
【0077】ON記録の時には、ステップ#133に
て、ON記録であることを記憶する為にFTPM=1を
セットし、続くステップ#134にて、表示器17上の
表示部17eにFTPM情報のON記録が選択されてい
ることを表示する。また、OFF記録の時には、ステッ
プ#135にて、OFF記録であることを記憶する為に
FTPM=0をセットし、続くステップ#136にて、
表示器17上の表示部17eにFTPM情報のOFF記
録が選択されていることを表示する。
【0078】上記の動作終了後は、何れの場合もステッ
プ#137へ進む。
【0079】また、上記ステップ#131にて、カメラ
に装填された時のカートリッジの状態が「一部の駒が撮
影済」であったと判定した場合には、ステップ#132
を経由せずにステップ#135,#136へ進み、強制
的にFTPM情報のOFF記録及びOFF表示を設定す
る。これは前述したように、FTPMは撮影時にネガ濃
度が適正にコントロールされていないと濃度不良のプリ
ントが得られる危険性があることによっている。つま
り、「一部の駒が撮影済」状態のカートリッジの過去に
撮影された「一部の駒が撮影済」が、その撮影時に適正
なネガ濃度を与えられたか否かが不明であるので、FT
PM情報のON記録が設定出来ないようにする必要があ
ることによっている。
【0080】ステップ#137では、巻戻し釦18によ
りフィルムの巻戻しが要求されているか否かを判定す
る。要求されている場合はステップ#138にて、途中
巻戻しされたことを記憶する為にRWD=1をセット
し、ステップ#152以降のシーケンスに進むが、これ
については後述する。
【0081】一方、要求されていない場合にはステップ
#139にて、途中巻戻しされていないことを記憶する
為にRWD=0をセットし、ステップ#140に進む。
そして、ステップ#140では、レリーズ釦10の第1
ストロークによりスイッチSW1が閉成しているか否か
を判定し、閉成していなければステップ#131に戻
り、閉成していればステップ#141へ進む。ステップ
#141では、測光部5による測光を行い、その結果を
記憶する。次のステップ#142では、測距部8による
被写体までの距離測定(測距)を行い、その結果に基づ
いてオートフォーカス制御部9により撮影レンズ2の合
焦動作を行う。続くステップ#143では、レリーズ釦
10の第2ストロークによりスイッチSW2が閉成して
いるか否かを判定し、閉成していなければステップ#1
40へ戻る。
【0082】また、スイッチSW2が閉成していればス
テップ#140からステップ#144へ進み、ここでは
上記ステップ#141での測光結果に基づいてシャッタ
制御部6,絞り制御部7を駆動してフィルムFの撮影駒
への露光動作を行う。次のステップ#145では、モー
タ19への通電を行ってフィルムの巻上げを開始する。
そして、次のステップ#146では、フォトリフレクタ
PR1がフィルムFのパーフォレーションPの検出を行
うのを待ち、検出後ステップ#147に進む。これは例
えば、図11において、第1撮影駒FR1の撮影がステ
ップ#144において完了した場合を考えると、ステッ
プ#145によるフィルム給送開始後、フォトリフレク
タPR1がパーフォレーションP21、あるいはパーフォ
レーションP21とP22の両方を検出した時となる。パー
フォレーションP21のみの検出でステップ#147へ進
むか、あるいはP21及びP22の両方の検出でステップ#
147へ進むかはどちらであっても良い。
【0083】ステップ#147では、磁気ヘッド21及
び磁気記録回路22によって、撮影情報のフィルムFの
磁気記録層への記録を行い、ステップ#148へ進む。
ここで撮影情報とは、その撮影駒を撮影した時の日時,
時刻,シャッタ時間,絞り値、その駒に適したタイトル
等の情報である。ステップ#147の過程で、撮影済の
駒の磁気記録部には図11で示すように、磁気ヘッド2
1により記録済磁気トラックTFが形成される。
【0084】ステップ#148では、フォトリフレクタ
PR2がフィルムFのパーフォレーションP(前述の例
ではパーフォレーションP21とP22の両方)を検出する
のを待つ。パーフォレーションPが検出されると、次の
撮影駒がカメラのアパーチャにセットされたことである
ので、ステップ#149にて、モータ19を停止させ、
次のステップ#150にて、フィルムカウンタを1つイ
ンクリメントし、ステップ#151に進む。ステップ#
151では、インクリメントされたフィルムカウンタ値
により、最終撮影駒の撮影が終了したか否かを判定し、
終了していない場合にはステップ#131に戻り、終了
した場合には図8のステップ#171からの巻戻しシー
ケンスに進む。
【0085】図8のステップ#171では、モータ19
を第2方向に回転させ、フィルムFの巻戻し動作を開始
し、ステップ#172,#173へ進む。このステップ
#172,#173では、巻上げ時とは逆に、フォトリ
フレクタPR2,PR1の順でパーフォレーションPの
検出を行う。検出が済むと、1駒分の巻戻しが終了した
状態にあるので、ステップ#174にて、フレームカウ
ンタを1つディクリメントし、ステップ#175に進
む。
【0086】ステップ#175では、インクリメントさ
れたフレームカウンタ値が“1”となったか否か、つま
り第1撮影駒がカメラの撮影アパーチャに到達したか否
かを判定し、“1”でない場合にはステップ#172に
戻り、同様の巻戻し動作を繰り返す。
【0087】その後、インクリメントされたフレームカ
ウンタ値が“1”になるとステップ#176へ進み、こ
こではカメラに装填された時のカートリッジの状態が
「一部の駒が撮影済」であったか否かを判定し、そうで
ない場合にはステップ#177へ進む。そして、このス
テップ#177では、FTPM釦15により、FTPM
情報のON,OFF記録の何れが選択されているかを判
定し、ON記録が選択されている時にはステップ#17
8へ、OFF記録が選択されている時にはステップ#1
80へ、それぞれ進む。
【0088】ON記録の時には、ステップ#178に
て、フォトリフレクタPR2がパーフォレーションP
(図11の例では、P12、もしくはP12とP11の両方)
を検出するのを待ち、検出後ステップ#179にて、フ
ィルム1本単位の撮影データと共にFTPM情報のON
を磁気ヘッド21によりフィルムFの磁気記録層に記録
する。図11で示すように、ステップ#179の過程
で、フィルムリーダー部には磁気ヘッド21により記録
済磁気トラックTLが形成される。なお、フィルム1本
単位の撮影データとは、そのフィルムの撮影開始日付,
撮影終了日付,フィルム1本に共通するタイトル等であ
る。
【0089】同様にFTPM情報のOFF記録を行う時
には、ステップ#180にて、フォトリレクタPR2が
パーフォレーションPを検出するのを待ち、検出後ステ
ップ#181にて、フィルム1本単位の撮影データと共
にFTPM情報のOFFをフィルムFの磁気記録層に記
録する。
【0090】上記ステップ#179、あるいはステップ
#181での処理を終了後は、ステップ#182へ進
み、ここではフォトリフレクタPR1がフィルムFのパ
ーフォレーションP(図11の例では、P12とP11の両
方)を検出するのを待った後、ステップ#183にて、
フレームカウンタ値を“0”にセットし、ステップ#1
84へ進む。そして、このステップ#184では、フィ
ルムFを完全にカートリッジ51に巻き込むために所定
時間の経過を待ち、ステップ#185へ進む。
【0091】また、上記ステップ#176にて、カメラ
に装填された時のカートリッジの状態が「一部の駒が撮
影済」であったと判定した場合には直接ステップ#18
0,#181へ進み、FTPM情報のOFF記録が行わ
れる。この理由は図7のステップ#131での説明と同
じであるので省略する。
【0092】ステップ#185では、実行されたフィル
ム巻戻しが巻戻し釦18の操作による強制巻戻しであっ
たか、全駒撮影終了による自動巻戻しであったかを判定
する。自動巻戻しであった場合にはステップ#186へ
進み、フォトリフレクタPR3、PR4によるデータデ
ィスク55のバーコード情報の出力に基づいて、カート
リッジ51の状態表示マークを状態3、つまり「全駒撮
影済」に設定できるスプールドライバ36の回転位置を
決定し、ステップ#187にて、モータ19を停止させ
る。
【0093】一方、ステップ#185で強制巻戻しであ
ると判定した場合には、ステップ#188へ進み、FT
PM情報がON記録であったかOFF記録であったかを
判定する。OFF記録であった場合にはステップ#18
9へ進み、カートリッジ51の状態表示マークが状態
2、つまり「一部の駒が撮影済」となるスプールドライ
バ36の回転位置を決定し、ステップ#187でモータ
19を停止させる。ON記録であった場合にはステップ
#186へ進み、状態表示マークを「全駒撮影済」に決
定する。FTPM情報がON記録である場合に、未撮影
駒が残っているにも関わらず「全駒撮影済」に設定する
のは、このフィルムが次の撮影の為にカメラあるいは他
のカメラに再度装填された時に、FTPMプリントに最
適なネガ濃度を与える露出での撮影が行われない可能性
が有るからである。
【0094】図8のステップ#187にて、モータ19
を停止した後は、図9のステップ#191へ進む。
【0095】図9のステップ#191では、カートリッ
ジ室蓋開閉検出スイッチ29の状態よりカートリッジ室
蓋30が開けられたか否かの検出を行う。カートリッジ
室蓋30の開状態が検出された場合にはステップ#19
2へ進み、ここで全ての設定、及び記憶値を初期設定に
リセットして動作終了となる。
【0096】また、カートリッジ室蓋30が閉のままで
ある時にはステップ#193へ進み、ここではFTPM
釦15によるFTPM情報ON,OFFの変更操作がな
されているか否かを判定する。変更操作が無い場合には
ステップ#191に戻り、変更操作が有った場合にはス
テップ#194へ進む。
【0097】ステップ#194では、変更操作が「ON
記録からOFF記録」、「OFF記録からON記録」の
何れであったかを判定する。「ON記録からOFF記
録」であった場合には、ステップ#195にて、OFF
記録であることを記憶する為にFTPM=0をセット
し、ステップ#196にて、表示器17上の表示部17
eにFTPM情報のOFF記録が選択されたことを表示
する。また、「OFF記録からON記録」であった場合
には、ステップ#197にて、ON記録であることを記
憶する為にFTPM=1をセットし、ステップ#198
にて、表示器17上の表示部17eにFTPM情報のO
N記録が選択されたことを表示する。
【0098】この動作の後は何れの場合もステップ#1
99へ進む。
【0099】ステップ#199では、モータ19を第1
方向に回転させ、フィルムFの送り出し動作を開始す
る。そして、ステップ#200,#201,#202に
て、前述と同じ動作で第1撮影駒がカメラのアパーチャ
位置に来るまでフィルムFを送り、フレームカウンタを
“1”にセットし、ステップ#203にて、モータ19
を第2回転方向に駆動し、フィルムFの巻戻し動作を開
始させる。これに引き続く動作は図8のステップ#17
6以降と同じとなる。つまり、 1)再設定されたFTRM情報がON記録かOFF記録
か 2)カメラへの装填時にカメラの状態表示マークが「一
部の駒が撮影済」であったか否か 3)現在の状態が「一部の駒が撮影済」であるか否か の3つの状態を判定して、最適なFTPM情報の図11
のトラックTL への再記録と、カートリッジ51の状態
表示マークの再設定が行われる。なお、本実施の形態で
の磁気記録は飽和記録であることを前提としており、従
って再記録を行う前の前記録の消去動作は必要ない。
【0100】次に、撮影途中の状態から巻戻し釦18に
より強制巻戻しされた場合の、図7のステップ#138
以降の動作について説明する。
【0101】ステップ#152にて、強制巻戻しが、フ
レームカウンタが“1”の状態からであったか否かを判
定する。“1”以外であった時には図8のステップ#1
71へ進み、前述した動作と同じとなる。
【0102】また、“1”であった時(つまり、1駒も
撮影されていない)には、ステップ#153にて、モー
タ19の第2方向回転による巻戻し動作を開始し、ステ
ップ#154,#155にて、フォトリフレクタPR
2,PR1がパーフォレーションPを検出した後、ステ
ップ#156にて、フレームカウンタを“0”にセット
してステップ#157へ進む。ステップ#157では、
フィルムFを完全にカートリッジ51内に巻き込む為
に、所定時間の経過を待ち、その後ステップ#158へ
進み、ここではフォトリレクタPR3,PR4によりデ
ータディスク55上のバーコード情報を読み取ること
で、カートリッジ51の状態表示マークが状態1、つま
り「未使用」となるスプールドライバ36の回転位置を
決定し、次のステップ#159でモータ19を停止させ
る。次にステップ#160にて、カートリッジ室蓋開閉
検知スイッチ29の状態よりカートリッジ室蓋30の開
が検知されるのを待ち、その後全ての設定及び記憶値を
初期設定値にリセットして、全ての動作を終了する。こ
のフィルムは1駒も撮影されていないので、FTPM情
報の記録は意味を持たず、従ってその記録も行わない。
【0103】次に、最初に装填されたカートリッジ5の
状態表示マークが「一部の駒が撮影済」であった場合
の、図6のステップ#110以降の動作を、図10のフ
ローチャートにより説明する。
【0104】ステップ#211では、モータ19を第1
方向に回転させることでフィルムFの送り出しを開始す
る。そして、次のステップ#212にて、フォトリフレ
クタPR1が、続くステップ#213にて、フォトリフ
レクタPR2が、それぞれパーフォレーションP(P11
及びP12)を検出すると、第1撮影駒がカメラのアパー
チャに到達しているので、ステップ#214にて、フレ
ームカウンタを“1”にセットしてステップ#215へ
進む。ステップ#215では、フォトリレクタPR1が
次の駒のパーフォレーションP(この場合は、P21、も
しくはP21及びP22の両方)を検出するのを待つ。そし
て、ステップ#216にて、磁気ヘッド21及び磁気再
生回路23により磁気再生を開始し、次のステップ#2
17にて、フォトリレクタPR2がパーフォレーション
P(この場合はP21及びP22)を検出するのを待つ。そ
して、ステップ#218にて、フレームカウンタを1つ
インクリメントさせ、ステップ#219へ進む。
【0105】ステップ#219では、上記ステップ#2
17での磁気再生結果に基づき、各撮影駒の磁気トラッ
クFに磁気記録がなされていたか否かを検出し、記録さ
れていた場合にはその駒は撮影済、記録されていない場
合には未撮影と判定する。撮影済と判定した場合にはス
テップ#215に戻り、次の撮影駒の判定を繰り返す。
【0106】上記ステップ#219にて未撮影と判定し
た場合には、ステップ#220へ進み、ここではモータ
19を第2方向回転させ、フィルムの巻戻し方向送りを
開始し、続くステップ#221,#222で1駒分巻戻
し方向給送がなされたことが検知された時点で、ステッ
プ#223にて、モータ19を停止させ、ステップ#2
24にて、フィルムカウンタを1つディクリメントす
る。この動作により、未撮影の最初の駒がカメラのアパ
ーチャにセットされたことになる。
【0107】その後の動作は、図7のステップ#131
からと同じシーケンスである。
【0108】上述した実施の第1の形態でのFTPM情
報の記録と、カートリッジ51の状態表示マークの設定
の関係を整理すると、図12の様になる。
【0109】以上の実施の第1の形態では、FTPM情
報のON記録,OFF記録の設定が、カートリッジ装填
後、最終駒の撮影終了までいつでも設定可能であり、か
つ、巻戻し終了後の再設定も可能となっている。よっ
て、FTPM情報の記録内容の設定の為の操作性を良好
なものにすることが出来る。
【0110】また、FTPM釦15による設定内容が、
フィルム巻戻し動作開始以前のものとフィルム巻戻し完
了後のものとで異なる場合、つまり、図9のステップ#
193でFTPM情報のON,OFFの変更操作がなさ
れた場合には、フィルムFへの前記FTPM情報の記録
内容の変更動作を行う構成(図9のステップ#193〜
#203及び図8のステップ#179又は#181)と
したので、巻戻し完了後にFTPM情報の記録内容の再
設定が行われた時のみにFTPM情報の再記録を行なえ
ば良く、フィルム巻戻し開始前の設定のままで良い場合
には、フィルム巻戻し完了後直ちにフィルムカートリッ
ジの取り出しを行うことが出来、より良好な操作性を得
ることが可能となる。
【0111】また、上記の様にFTPM設定釦15によ
る設定内容が、フィルム巻戻し動作開始以前のものとフ
ィルム巻戻し完了後のものとで異なる場合には、巻戻し
完了後にカートリッジ51の状態表示マークの設定を変
更する構成(図9のステップ#193〜#203及び図
8のステップ#185〜#187)としたので、フィル
ム巻戻し完了後のFTPM情報の記録内容の再設定に連
動して、カートリッジの状態表示マークを最適な位置に
再設定することが出来る。よって、FTPM情報の記録
内容と状態表示マークの不整合に基づく事故、例えば
「一部露光済+FTPN情報のON記録」とき、状態表
示マークを一部露光済に設定してしまったり、「一部露
光+FTPN情報のOFF記録」とき、状態表示マーク
を全駒露光済に設定してしまうといった事故を未然に防
止することが可能となる。
【0112】また、巻戻し完了後に前記状態表示マーク
の設定を変更するのは、フィルムの撮影途中からの強制
巻戻しが行われた場合(図9のステップ#194〜#1
98及び#185のYES)のみとしたので、フィルム
巻戻し完了後のFTPM情報の記録内容の再設定に連動
した、カートリッジの状態表示マークの最適な位置への
再設定動作を、限定されたケースでのみ実施すれば良い
ものとなる。
【0113】また、フィルム巻戻し完了後にFTPM情
報が「ON記録」から「OFF記録」に変更操作された
場合には、前記状態表示マークを「全駒撮影済」から
「一部の駒が撮影済」に設定変更し(図9のステップ#
194→#195→#196及び図8のステップ#18
5→#188→#189→#187)、前記FTPM情
報が「OFF記録」から「ON記録」に変更操作された
場合には、前記状態表示マークを「一部の駒が撮影済」
から「全駒撮影済」に変更設定(図9のステップ#19
4→#197→#198及び図8のステップ#185→
#188→#186→#187)する構成としたので、
フィルム巻戻し完了後のFTPM情報の記録内容の再設
定に連動した、カートリッジの状態表示マークの最適な
位置への再設定動作を、更に限定されたケースでのみ実
施すればよいものとなる。
【0114】また、撮影者のFTPM情報の指定操作が
「ON記録」である時には、追加的な変更操作(図9の
ステップ#193及び図7のステップ#132)が行わ
れない限り、その操作が行われた時点からフィルムの巻
戻し動作完了までの期間(カートリッジ装填から巻戻し
完了後のカートリッジ取り出しまでの全期間で)、「O
N記録」の設定であることを継続的に表示器17にて表
示するようにしたので、FTPM情報のON記録が行わ
れる状態に設定されている場合には、その事を常時表示
することが出来る。これにより、FTPM情報に関し
て、誤設定、設定忘れの無いさらに改良された操作性を
実現することが可能となる。
【0115】また、フィルムF上に磁気ヘッド21によ
り磁気的にFTPM情報を記録するようにしている為、
FTPM情報の設定を良好な操作性で記録するととも
に、他の多くの撮影情報をフィルム上に記録することが
可能となる。
【0116】また、フィルムFの各撮影駒には該当しな
いフィルムリーダー部に、前記FTPM情報を記録する
ようにしたので、巻戻し完了後にFTPM情報の記録内
容についての再設定が行われた場合に、フィルムリーダ
ー部の記録内容を再記録するだけで良く、迅速な対応が
可能となる。つまり、巻戻し完了後のFTPM情報の再
設定に対しては、第1撮影駒までのフィルムの送り出し
と巻戻し動作のみを行えばよいので、短期間で正確な修
正記録とカートリッジの状態表示マークの再設定を行え
るものである。
【0117】(実施の第2の形態)図13〜図16は本
発明の実施の第2の形態に係る図であり、図13は上記
実施の第1の形態の図7に相当するもので、各撮影駒で
の撮影動作を中心に示したフローチャート、図14は上
記実施の第1の形態の図8に相当するもので、撮影終了
後の巻戻し動作及び巻戻し完了後の動作を中心に示した
フローチャート、図15は上記実施の第1の形態の図9
に相当するもので、巻戻し完了後にFTPM情報の記録
内容の変更設定がなされた場合の動作及びカートリッジ
の取り出し動作を中心に示したフローチャート、図16
はやはり上記実施の第1の形態の図11に相当する図
で、この実施の第2の形態の動作を説明する為の図であ
る。
【0118】この実施の第2の形態におけるカメラの構
成等は上記実施の第1の形態の図1乃至図5と同じであ
る。また、上記実施の第1の形態の図6及び図10のフ
ローチャートも、この実施の第2の形態と同じである。
【0119】本実施の第2の形態に係るカメラの一連の
動作を、図13〜図15のフローチャート、及び、図1
6を用いて説明する。これらの図において、実施の第1
の形態と同じ動作、構成要素には、上記実施の第1の形
態と同じを番号を付けており、特に説明はしない。
【0120】本実施の第2の形態では、図16で示した
様に、FTPM情報の記録が各撮影駒に該当しないフィ
ルムのリーダー部ではなく、第1撮影駒FR1の磁気ト
ラックTF1に第1撮影駒の撮影データとともに記録され
る。このための動作を、上記実施の第1の形態との差に
おいて説明する。
【0121】図13の撮影動作を中心に示したフローチ
ャートにおいて、ステップ#144にて撮影動作が行わ
れると、ステップ#301へ進む。ステップ#301で
は、撮影された駒が第1撮影駒であったか否かの判定を
行い、そうでない場合にはステップ#145以降へ進
み、上記実施の第1の形態と同じ動作を行う。つまり、
モータ19によりフィルムの1駒給送を開始し、撮影デ
ータの各撮影駒への磁気記録を行う。
【0122】また、上記ステップ#301にて撮影され
た駒が第1撮影駒であったと判定した場合にはステップ
#302へ進み、ここで撮影データの記憶動作を行い、
次のステップ#303にて、フィルムの1駒給送を開始
してステップ#148へ進み、1駒給送の完了を待つ。
従って、第1撮影駒については撮影データの記憶のみを
行い、磁気トラックTF1への記録は行われない。
【0123】次に、図14に従い、フィルム巻戻し時の
動作について説明する。
【0124】ステップ#171にて、巻戻し開始のため
にモータ19を第2方向回転させた後、ステップ#17
2,#173,#174を介して図13のステップ#3
11へ進み、ここで第2撮影駒がカメラの撮影アパーチ
ャに到達するのを待つ。そして、このステップ#311
にて第2撮影駒の到着が検出されると、上記実施の第1
の形態と同様に、ステップ#176→#177→#17
8(あるいは#180)、もしくはステップ#176→
#180の後に、前述のステップ#302で記憶した第
1撮影駒の撮影データとともにFTPM情報のON(ス
テップ#312)あるいはOFF(ステップ#313)
を、第1撮影駒の磁気トラックTF1に磁気記録する。
【0125】次にステップ#182にて、第1撮影駒の
カメラのアパーチャへの到着が検出されると、ステップ
#134にて、フレームカウンタ値を“1”にセット
し、ステップ#315,#316にて、さらに1駒分巻
戻しされるのを待ってから、ステップ#183以降、上
記実施の第1の形態と同様にフィルムのカートリッジ5
1への巻き込み、データディスク55のセット、モータ
19の停止動作を行う。
【0126】次に、図15に従い、巻戻し完了後にFT
PM情報の記録内容の変更設定がなされた場合の動作に
ついて説明する。
【0127】変更設定がされた場合、FTPM情報を再
記録する為に、ステップ#199にて、モータ19の第
1方向回転を開始し、カートリッジ51からの送り出し
を始めると共に、フレームカウンタ値を1つインクリメ
ントする(#200→#201→#202)。そして、
ステップ#321にて、第2撮影駒がカメラのアパーチ
ャに到達するのを待ってから、ステップ#203にて、
モータ19を第2方向回転に切換え、図14のステップ
#176へ進む。これによって、FTPM情報の変更設
定が行われた場合、第1撮影駒の磁気トラックTF1のF
TPM情報の内容が変更記録される。
【0128】上記実施の第1の形態の様に、撮影駒に該
当しないフィルムリーダー部への記録は、フィルムリー
ダー部がカメラの巻取りスプール37から離れた後に行
われるので、フィルムの送り速度が不安定で、かつ、フ
ィルムの幅方向の蛇行がある状態での記録となり、高度
な記録性能を必要とする。この実施の第2の形態では、
フィルムリーダー部への磁気記録を必要としないため、
上記の欠点がなくなる。
【0129】(実施の第3の形態)図17〜図21は本
発明の実施の第3の形態を説明する為の図であり、図1
7は上記実施の第1の形態の図1に相当するもので、本
実施の形態に係るカメラの回路構成を示すブロック図、
図18は上記実施の第1の形態の図8に相当するもの
で、撮影終了後の巻戻し動作及び巻戻し完了後の動作を
中心に示したフローチャート、図19は上記実施の第1
の形態の図9に相当するもので、巻戻し完了後にFTP
M情報の記録内容の変更設定がなされた場合の動作及び
カートリッジの取り出し動作を中心に示したフローチャ
ート、図20は図19に引き続く動作を示したフローチ
ャート、図21はやはり上記実施の第1の形態の図11
に相当する図で本実施例の動作を説明する為の図であ
る。
【0130】図17の回路構成において、この実施の第
3の形態では、上記実施の第1の形態の磁気ヘッド2
1、磁気記録回路22及び磁気再生回路23に代わっ
て、フィルムFに光学的に情報を記録する為のLED7
1とそれを駆動するLED駆動回路72を有している。
【0131】LED71は上記実施の第1の形態の図3
の磁気ヘッド21の代わりに圧板31に取り付けられ
る。本実施の形態のその他の構成は上記実施の第1の形
態の図1〜図5と同じであり、同一の構成要素には同じ
番号を付してある。
【0132】次に、この実施の第3の形態の動作につい
て説明する。
【0133】カートリッジ51のカメラへの装填から第
1撮影駒がカメラの撮影アパーチャにセットされるまで
の動作は、上記実施の第1の形態の図8に準ずるもので
ある。しかし本実施の形態では、磁気ヘッド及び磁気再
生回路を持たない為、カートリッジの状態表示マークが
状態2、つまり「一部の駒が撮影済」のカートリッジが
装填されても未撮影の先頭駒をカメラのアパーチャにセ
ットすることが出来ない。従って、図6のステップ#1
07において、カートリッジ装填後、状態2であること
が判定された場合には、状態3,状態4の時と同様に、
ステップ#108へ進み、動作の停止と警告表示が行わ
れる。また、カートリッジ状態の記憶値には絶えずMR
C=0、つまり「未使用」のカートリッジが装填された
ことが設定される。
【0134】各撮影駒での撮影動作は、上記実施の第1
の形態の図7に準ずるものである。ここで上記実施の第
1の形態と異なるのは、ステップ#147にて、撮影デ
ータを磁気記録する代わりに、LED71とLED駆動
回路72による撮影データMの光学記録が行われる点で
ある。
【0135】図21の第1撮影駒FR1のM11,M12
示すように、フィルムFの1駒給送中にLED21が発
光する回数で撮影データMの記録を行う。この場合の撮
影データMとは、ノーマル,ワイド,パノラマといった
プリントのタイプを指定する情報であり、発光回数0の
時はノーマルプリント、1回の時はワイドプリント、2
回の時はパノラマプリントを指定する。図21の第1撮
影駒FR1では、LEDの発光が1回であり、ワイドプ
リントが指定された場合を例示している。
【0136】次に、フィルム巻戻し動作中及び巻戻し完
了後の動作を、図18を用いて説明する。上記実施の第
1の形態と同じ動作については同じ番号を付けている。
【0137】ステップ#172にて、巻戻しのためにモ
ータ19を第2方向回転させた後、ステップ#172,
#173,#174を介してステップ#175にて、第
1撮影駒がカメラの撮影アパーチャに到達するのを待
ち、ステップ#401へ進む。ステップ#401では、
フォトリフレクタPR2がパーフォレーションP
(P12、あるいはP12とP11の両方)を検出するのを待
ち、ステップ#402へ進む。ステップ#402では、
FTPM釦15により、FTPM情報のON,OFF記
録の何れが選択されているか判定し、ON記録が選択さ
れている場合には,ステップ#403にて、LED71
を1回発光させる。この動作により、フィルムFのリー
ダー部にFTPMプリントの指示マーク(図21の
11)が記録される。一方、OFF記録が選択された場
合にはステップ#403はスキップされ、従って指示マ
ークは記録されない。
【0138】次に、巻戻し完了後にFTPM情報の記録
内容の変更設定がなされた場合の動作を、図19を用い
て説明する。
【0139】ステップ#193にて、FTPM釦15に
よるFTPM情報のON記録,OFF記録の変更操作が
検出された場合には、ステップ#411へ進む。そし
て、このステップ#411では、この変更操作が1回目
のものであるか否かを判定し、1回目でないと判定され
た場合にはステップ#191に戻る。つまり、本実施の
形態では、変更操作は1回のみ可能となっている。1回
目であると判定した場合にはステップ#411→#19
4……→#203へと進み、FTPM情報の設定値の記
憶,表示、フィルムをカートリッジから送り出す為のモ
ータ19の第1方向回転、及び第1撮影駒がカメラの撮
影アパーチャに到達した時点でのモータ19の第2方向
回転を行い、ステップ#412へ進む。
【0140】ステップ#412では、FTPM情報の指
定がON記録(つまり、OFF記録であったものがON
記録に変更された)なのかOFF記録(つまり、ON記
録であったものがOFF記録に変更された)なのかを判
定する。
【0141】ON記録指定の場合には、図18のステッ
プ#401へ進み、前述と同様にLED71によりFT
PMプリントの指示マーク(図21のL11)を光学記録
する。OFF記録指定の場合には、図20のステップ#
421へ進み、フォトリフレクタPR2がパーフォレー
ションP(P12、あるいはP12とP11の両方)を検出す
るのを待った後、ステップ#422で所定のタイマ時間
が経過するのを待つ。
【0142】ステップ#423では、LED71を1回
発光させ、その後は図18のステップ#182へ戻る。
この動作により、フィルムFのリーダー部にFTPMプ
リント指示を取り消す為のマークL12が記録され、FT
PM情報の「ON記録」から「OFF記録」への変更が
可能となる。
【0143】この実施の第3の形態では、フィルムF上
へのFTPM情報の記録、及び巻戻し動作完了後の変更
記録を光学的な手段で達成出来るので、磁気的な手段を
用いる上記実施の第1及び第2の形態よりも安価な構成
で済むという利点がある。
【0144】(発明と実施の形態の対応)上記実施の各
形態において、磁気ヘッド21及び磁気記録回路22、
あるいは、LED71及びLED駆動回路72が本発明
の記録手段に、FTPM釦15が本発明の操作手段に、
巻戻し釦18が本発明の巻戻し操作手段に、表示器17
が本発明の表示手段に、マイクロプロセッサ4が本発明
の記録制御手段に、データディスク検出回路26,27
が本発明の状態表示マーク設定手段に、それぞれ相当す
る。
【0145】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィルムカートリッジのカメラへの装填後、撮影完了に
よるフィルム巻戻し動作開始までの間、いつでも全駒同
一条件プリント情報の記録内容の設定やその設定変更を
行え、更にフィルム巻戻し動作完了後、フィルムカート
リッジがカメラより取り出される直前までの間において
も、全駒同一条件プリント情報の記録内容の設定やその
設定変更を行えるようにしている為、全駒同一条件プリ
ント情報の記録内容の誤設定やその設定のし忘れを防止
できる、操作性の良いカメラを提供できるものである。
【0147】また、本発明によれば、フィルム巻戻し完
了後に操作手段による記録内容の設定変更操作が行われ
た場合のみ、記録内容の変更を行い、フィルム巻戻し完
了後に操作手段による記録内容の設定変更操作が行われ
ない場合は、フィルムカートリッジの取り出しを直ちに
行えるようにしているため、設定手段による記録内容の
設定変更操作が行われない場合には、フィルム巻戻し完
了後、直ちにフィルムカートリッジの取り出しを行える
カメラを提供できるものである。
【0148】また、本発明によれば、フィルム巻戻し完
了後の、操作手段による記録内容の再設定操作に連動し
て、フィルムカートリッジの状態表示マークを設定し直
すようにしている為、操作手段の設定内容とフィルムカ
ートリッジの状態表示マークの不整合に基づく事故を防
止することができるカメラを提供できるものである。
【0149】また、本発明によれば、操作手段の設定内
容が、例えば全駒同一条件プリント情報の「ON記録」
である場合には、追加的な変更操作が行われた場合、そ
の操作が行われた時点からフィルム巻戻し動作完了まで
の期間、全駒同一条件プリント情報の「ON記録」が設
定されている事を表示し続けるようにしている為、全駒
同一条件プリント情報の記録内容の誤設定やその設定の
し忘れを表示により知らしめることができるカメラを提
供できるものである。
【0150】また、本発明によれば、操作手段の設定内
容を磁気的にフィルム面に記録するようにしている為、
全駒同一条件プリント情報の記録内容のみならず、その
他の多くの情報をフィルム面に記録することができるカ
メラを提供できるものである。
【0151】また、本発明によれば、全駒同一条件プリ
ント情報の記録内容を記録する部分を、フィルム巻戻し
完了後の再記録に迅速に対応できる位置、つまりフィル
ムの撮影駒には該当しないフィルムリーダー部、あるい
は、フィルムのフィルムリーダー部側の第1撮影駒の磁
気記録部とするようにしている為、全駒同一条件プリン
ト情報の記録内容の再設定に基づく記録の変更を迅速に
行うことができるカメラを提供できるものである。
【0152】また、本発明によれば、全駒同一条件プリ
ント情報の記録内容を、安価な記録手段にて記録するこ
とができるカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの回路
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの上面
図である。
【図3】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの内部
構成を示す斜視図である。
【図4】本実施の各形態のカメラに使用されるカートリ
ッジの状態表示マークについて説明する為の図である。
【図5】同じく本実施の各形態のカメラに使用されるカ
ートリッジの状態表示マークについて説明する為の図で
ある。
【図6】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの動作
の一部を示すフローチャートである。
【図7】図6のステップ#120又は#122の動作の
続きを示すフローチャートである。
【図8】図7のステップ#151又は#152の動作の
続きを示すフローチャートである。
【図9】図8のステップ#187の動作の続きを示すフ
ローチャートである。
【図10】図6のステップ#110の動作の続きを示す
フローチャートである。
【図11】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの動
作説明を助ける為の図である。
【図12】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの主
な動作を整理して示す図である。
【図13】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの動
作の一部を示すフローチャートである。
【図14】図13のステップ#151又は#152の動
作の続きを示すフローチャートである。
【図15】図14のステップ#187の動作の続きを示
すフローチャートである。
【図16】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの動
作説明を助ける為の図である。
【図17】本発明の実施の第3の形態に係るカメラの回
路構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の実施の第3の形態に係るカメラの動
作の一部を示すフローチャートである。
【図19】図18のステップ#187の動作の続きを示
すフローチャートである。
【図20】図19のステップ#412のNO以降の動作
の続きを示すフローチャートである。
【図21】本発明の実施の第3の形態に係るカメラの動
作説明を助ける為の図である。
【符号の説明】
1 カメラ 4 マイクロプロセッサ 15 FTPM釦 17 表示器 18 巻戻し釦 21 磁気ヘッド 22 磁気記録回路 26,27 データディスク検出回路 29 カートリッジ室蓋開閉検知スイッチ 51 フィルムカートリッジ 55 データディスク 71 LED 72 LED駆動回路 F フィルム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム面へ情報を記録する記録手段を
    有し、1つのフィルムカートリッジの全撮影駒につい
    て、プリント作成時に同一条件での露光によるプリント
    を作成することを指示する為の全駒同一条件プリント情
    報をフィルム面に記録する機能を持つカメラにおいて、 前記全駒同一条件プリント情報によるプリント作成を指
    示するか否かの記録内容を設定する為の操作手段と、前
    記フィルムカートリッジのカメラへの装填後、撮影完了
    によるフィルム巻戻し動作開始まで、及び、フィルム巻
    戻し動作完了後、フィルムカートリッジがカメラより取
    り出される直前まで、前記操作手段による設定を受け付
    け、前記全駒同一条件プリント情報の記録内容を前記記
    録手段に記録させる記録制御手段とを有したことを特徴
    としたカメラ。
  2. 【請求項2】 前記操作手段による設定内容が、フィル
    ム巻戻し動作開始以前のものとフィルム巻戻し完了後の
    ものと異なる場合は、フィルム面上の記録内容を、フィ
    ルム巻戻し完了後の前記操作手段の設定内容に変更する
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記フィルムカートリッジに具備され
    た、「未使用」、「一部の駒が露光済」、「全ての駒が
    撮影済」の各状態を示す状態表示マークを、何れかの状
    態に設定する状態表示マーク設定手段を有し、 前記状態表示マーク設定手段は、前記操作手段による設
    定内容が、フィルム巻戻し動作開始以前のものとフィル
    ム巻戻し完了後のものとで異なる場合は、フィルム巻戻
    し完了後の前記操作手段の設定内容に対応する状態表示
    マークに、その設定を変更することを特徴とする請求項
    2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 撮影途中のフィルムを強制的に巻き戻す
    為の途中巻戻し操作手段を有し、 前記状態表示マーク設定手段がフィルム巻戻し完了後に
    状態表示マークの設定の変更するのは、前記途中巻戻し
    操作手段の操作によるフィルムの強制巻戻しが行われた
    場合であることを特徴とする請求項3記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 フィルム巻戻し完了後に、前記操作手段
    による設定が、全駒同一条件プリント情報の「ON記
    録」から「OFF記録」に変更操作された場合には、前
    記状態表示マーク設定手段は、「全ての駒が撮影済」か
    ら「一部の駒が露光済」に状態表示マークを変更し、
    「OFF記録」から「ON記録」に変更操作された場合
    には、「一部の駒が露光済」から「全ての駒が撮影済」
    に状態表示マークを変更することを特徴とする請求項4
    記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記操作手段の設定内容を表示する表示
    手段を有し、 前記表示手段は、前記操作手段による設定の変更操作が
    行われた場合、最初の操作により設定された内容を表示
    し続けることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5
    記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記フィルムには磁気記録部が具備され
    ており、前記記録手段は、前記操作手段の設定内容を前
    記磁気記録部に磁気的に記録する手段であることを特徴
    とする請求項1,2,3,4,5又は6記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記記録手段は、前記フィルムの撮影駒
    には該当しないフィルムリーダー部の磁気記録部に、前
    記操作手段の設定内容を記録することを特徴とする請求
    項7記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記記録手段は、前記フィルムのフィル
    ムリーダー部側の第1撮影駒の磁気記録部に、前記操作
    手段の設定内容を磁気的に記録することを特徴とする請
    求項7記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記記録手段は、前記フィルム面に前
    記操作手段の設定内容を光学的に記録する手段であるこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の
    カメラ。
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