JPH09203979A - データ記録が可能なカメラ - Google Patents

データ記録が可能なカメラ

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JPH09203979A
JPH09203979A JP8012047A JP1204796A JPH09203979A JP H09203979 A JPH09203979 A JP H09203979A JP 8012047 A JP8012047 A JP 8012047A JP 1204796 A JP1204796 A JP 1204796A JP H09203979 A JPH09203979 A JP H09203979A
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date
data
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film
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JP8012047A
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English (en)
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Toshiaki Hoizumi
俊明 保泉
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印画紙に表面プリントするように設定した日
時情報のフルデータを印画紙の裏面にプリントする。 【解決手段】 モード設定スイッチ6とコマンドダイア
ル10の同時操作により、印画紙の表面にプリントする
日時情報を任意に設定できるようにする。また、使用者
の設定いかんにかかわらず、フィルムには日時情報をフ
ルデータで記録しておき、印画紙にプリントする際には
その裏面に常に日時情報をフルデータでプリントする。
これにより、裏面を見れば必要なすべての日時情報を確
認できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影した年月日を
含む日時情報などを印画紙にプリントするか否かを示す
情報や、印画紙にプリントする日時情報などをフィルム
に記録することができるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影日時時刻を表す年・月・日・時・分
を含む日時情報を光学的にフィルムに写し込む写し込み
装置を備えたカメラが製品化されている。また、カメラ
に磁気ヘッドを設け、日時情報の他に露出情報などの撮
影関連情報をフィルムの磁気記録部に記録するととも
に、フィルムカートリッジの所定箇所に予め記録されて
いるフィルム感度や撮影枚数などを読み出せるようにし
たカメラが提案されている(例えば、USP4864332、特開
平4-246632、特公平6-64288号公報)。また、日時情報
などを印画紙にプリントするか否かを示す情報をフィル
ムに記録することができるカメラも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】印画紙の表面、すなわ
ち撮影画像がプリントされる面にどのような情報をプリ
ントするかはカメラの使用者の設定に委ねられており、
場合によっては使用者が設定を誤ることがある。このた
め、撮影時刻をプリントするつもりでいたのに、設定を
誤ったために撮影日時だけがプリントされ撮影時刻がプ
リントされないといった問題がある。また、撮影時点で
は必要性を感じなかったデータ(例えば、シャッタ速度
や絞り値などのデータ)が、後で必要となることもある
が、従来のカメラでは、撮影時に予めデータを設定して
おかなければ印画紙へのプリントはできなかった。
【0004】本発明の目的は、使用者が印画紙にプリン
トすべき日時情報や撮影関連情報などの設定を誤って
も、印画紙上で必要な情報のすべてを確認できるカメラ
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、印画紙の表面にプリントする情報を複数の情報の中
から選択して設定する選択設定手段と、複数の情報およ
び前記印画紙の裏面へ前記複数の情報をプリントするこ
とを示す裏面プリント指示情報をフィルム上で全コマに
対して記録するとともに、前記印画紙の表面へ前記選択
設定された情報をプリントすることを示す表面プリント
要情報および前記選択設定されなかった情報をプリント
しないことを示す表面プリント否情報をフィルム上で各
コマに対応づけて記録する記録手段とを具備することを
特徴とする 請求項2の発明は、請求項1のカメラにおいて、前記記
録手段へ記録する情報を記憶する記憶手段を備えること
を特徴とする。請求項3の発明は、請求項2のカメラに
おいて、撮影が終了すると前記記憶手段に前記4つの情
報を記憶し、フィルムを巻戻すときに前記記憶手段の記
憶内容を読み出して前記記録手段により記録を行なうこ
とを特徴とする。請求項4の発明は、請求項1〜3のい
ずれかのカメラにおいて、前記複数の情報は、日時に関
する情報であり、前記選択設定手段は前記日時に関する
複数の情報のなかから表面プリントする情報を選択設定
することを特徴とする。請求項5の発明は、請求項1〜
3のいずれかのカメラにおいて、前記複数の情報は、撮
影条件に関連する情報であり、前記選択設定手段は前記
撮影条件に関連する複数の情報のなかから表面プリント
する情報を選択設定することを特徴とする。請求項6の
発明は、請求項2または3のカメラにおいて、前記複数
の情報は、日時に関する複数のデータからなる日時情報
と、撮影条件などに関連する複数のデータからなる撮影
関連情報とであり、前記記憶手段はそれらの情報のうち
前記日時情報のみを記憶することを特徴とする。請求項
7の発明は、請求項1〜3のいずれかのカメラにおい
て、前記複数の情報は年、月、日、時、分のデータを含
む日時情報であることを特徴とする。請求項8の発明
は、請求項7のカメラにおいて、前記選択設定手段は少
なくとも前記年、月、日を1組として選択設定可能であ
り、このとき、年、月、日のデータには、表面プリント
を行なうことを示す表面プリント要情報が、時、分のデ
ータには、表面プリントを行なわないことを示す表面プ
リント否情報が対応づけられて記録されることを特徴と
する。請求項9の発明は、請求項7または8のカメラに
おいて、前記日時情報はフィルムの第1の記録領域に前
記表面プリント要否情報とともに各コマごとに記憶さ
れ、前記裏面プリント指示情報は前記フィルムの全コマ
の第2の領域に記憶されることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図1〜9を用いて本発明の
一実施の形態を説明する。図1は本実施の形態のカメラ
の斜視図である。図1において、符号1はカメラボデ
ィ、2はレリーズボタン、3はファインダである。4は
撮影モードや露出モード等を設定する撮影情報設定ボタ
ンであり、撮影モードを設定する撮影モード設定スイッ
チ4aと、シャッタ速度および絞り値を設定する露出設
定スイッチ4bと、測光モードを設定する測光モード設
定スイッチ4cとで構成される。撮影モード設定スイッ
チ4aで設定可能な撮影モードには、例えばプログラム
モード、シャッタ優先モード、絞り優先モード、および
マニュアルモードなどがあり、測光モード設定スイッチ
4cで設定可能な測光モードには、例えば分割測光モー
ド、中央部重点測光モードおよびスポット測光モードな
どがある。
【0007】5は撮影情報設定ボタン4により設定され
た撮影情報を表示する撮影情報用LCDである。6はモ
ード設定スイッチであり、日時情報の並び順、同時プリ
ント枚数を設定する際に使用される。このモード設定ス
イッチ6は後で詳細に説明する。7はモード設定スイッ
チ6により設定されたデータを表示する情報記録用LC
Dである。8は情報記録用LCD7に表示された情報の
一部を修正のために選択するセレクトスイッチ、9はセ
レクトスイッチ8により選択された情報を修正するアジ
ャストスイッチである。
【0008】10は各種の機能の選択を行うコマンドダ
イアルであり、撮影情報設定ボタン4a〜4cやモード
設定スイッチ6とともに連係操作される。例えば、撮影
情報設定ボタン4a〜4cを押しながらコマンドダイア
ル10を操作すると、撮影モード、露出モード、測光モ
ードのそれぞれのモードの中からいずれかのモードがそ
れぞれ設定される。撮影モードでたとえばシャッタ優先
を選択した後、露出設定スイッチ4bを押しながらコマ
ンドダイアル10を操作するとシャッタ速度が選択さ
れ、撮影情報情報用LCD5には選択されたシャッタ速
度とそれに応じた絞り値が表示される。同様に、絞り優
先では露出設定スイッチ4bを押しながらコマンドダイ
アル10を操作すると絞り値が選択され、撮影情報情報
用LCD5には絞り値とそれに応じたシャッタ速度が表
示される。LCD5には、選択された測光モードのマー
ク、フィルム感度も表示される。また、電源オフ時、モ
ード設定スイッチ6を押しながらコマンドダイアル10
を操作すると、印画紙の表面にプリントされる日時情報
の種類、すなわち日時情報のプリントモードが設定され
る。電源オン時はモード設定スイッチ6とコマンドダイ
アル10により同時プリント枚数が設定される。11は
カメラ各部に電源電圧を供給するか否かを切り換える電
源スイッチである。
【0009】図2はカメラ内部の概略の構造を示す斜視
図であり、フィルムFの先端部分が巻き取りスプール2
1に巻き取られている状態を示す。図2において、符号
22は撮影レンズ、23は撮影レンズ22を駆動するレ
ンズ駆動ユニットであり、その内部には撮影レンズ22
の移動量に応じた信号を発生する不図示のエンコーダが
設けられている。24はレンズシャッタ、25は被写体
輝度を測定する測光センサ、26は測光センサ25用の
受光レンズ、27はファインダ3と焦点検出センサ27
aを収納するファインダユニットである。28はフィル
ムのパーフォレーションF2の一を光学的に検出するフ
ォトリフレクタ、29は巻き取りスプール21を回転さ
せてフィルム給送を行うフィルム給送モータ、30はフ
ィルム給送モータ29の回転を減速させる減速ギアユニ
ット、31はフィルムの巻戻しを制御する巻戻しユニッ
トである。
【0010】32はバーコードパターンBPが描かれた
データディスク32aを有するフィルムカートリッジ
(以下、カートリッジと呼ぶ)である。このカートリッ
ジ32に収納されているフィルムFの下縁側には日時情
報や撮影関連情報を記録するための磁気記録部F1が各
コマごとに設けられ、上縁側には各撮影コマごとにパー
フォレーションF2が2個ずつ形成されている。なお、
磁気記録部F1には、情報記録用LCD7に表示された
日時情報の他に、設定された露光情報なども記録され
る。
【0011】33はバーコードパターンBPに光を照射
してその反射光を受光するフォトリフレクタ、34はフ
ィルムの磁気記録部F1への各種情報の書き込み・読み
出しを行う磁気ヘッド、35は磁気記録時に磁気ヘッド
34とフィルムFとを密着させるパッドである。パッド
35は、密着度を高めるために中央部が凹部状に形成さ
れ、かつ弾力のある材料で形成される。
【0012】図3は本実施の形態のカメラの制御系のブ
ロック図である。図3において、符号51はカメラの各
種動作を制御するCPU、52は不図示のクロックに応
じて日時を計測して日時情報を出力する計時回路、53
は撮影処理を実行するための各種情報を記憶するRAM
である。54はフィルムFに記録するための各種情報を
ヘッド駆動用の信号に変換するエンコーダ、55はエン
コーダ54で変換した信号を一時的に記憶するバッファ
である。バッファ55の出力は不図示のヘッドアンプで
増幅され、磁気ヘッド34でフィルムFに磁気記録され
る。
【0013】56は磁気ヘッド34を駆動するヘッド駆
動回路、57はフィルム給送モータ29を駆動するモー
タ駆動回路である。58はカートリッジ32が装填され
るカートリッジ室の蓋の開閉状態を検出するカート蓋ス
イッチであり、蓋が閉じられるとオンする。59はレリ
ーズボタン2の全押し操作でオンするレリーズスイッ
チ、60はレリーズボタン2の半押し操作でオンする半
押しスイッチ、61はコマンドダイアル10の操作量に
応じた数のパルスを発生するパルス発生器、62はバー
コードパターンから読み取ったフィルムに関する情報を
記憶するとともに、フィルムFの磁気記録部F1に記録
するための日時情報を記憶するEEPROMである。
【0014】図4はフィルムの磁気記録部F1に記録さ
れる各種情報のデータフォーマットを示す図である。磁
気記録部F1には、スタートコマンド→固定データ→デ
ートデータ(日時情報)→撮影データ(撮影関連情報)
→エンドコマンドの順にそれぞれの記録領域が設定され
ているが、本実施の形態においては、撮影データは記録
しない。デートデータ領域に記録されるデートデータ
(日時情報)は、撮影時点の年・月・日・時・分の各デ
ータと各データを印画紙の表面にプリントするか否かを
示す表面プリント要否情報とで構成される。なお、日時
情報はプリント時の表示順で記録される。たとえば、
年、月、日の順でプリントするモードでは、年、月、日
の順で磁気記録される。固定データは印画紙裏面に各種
情報をプリントすることを指示する裏面プリント指示情
報を含む。本発明では使用者の意志にかかわらず必ず裏
面プリント指示情報を記録する。
【0015】図5,6は情報記録用LCD7の表示例を
示す図であり、図5はすべての表示セグメントを点灯し
た状態を示す。情報記録用LCD7は、図示のように表
示領域A〜Eを備え、表示領域Aには日時情報のうちの
年、月、日のデータやフィルムタイプ情報(ネガフィル
ム、ポジフィルムの種別情報)などが表示され、表示領
域Bには日時情報のうちの時間のデータまたは同時プリ
ント枚数が表示される。また、表示領域Cには日時情報
のうちの分のデータまたはタイトルナンバーが、表示領
域Dには画面サイズが表示され、表示領域Eには、LC
D7に表示された日時情報を印画紙の表面にプリントす
ることを示す文字である「PRINT」が表示される。
「PRINT」の表示があるときは印画紙の表面に日時
情報をプリントすることを示し、ないときは印画紙への
プリントを行なわないことを示す。
【0016】図6(a)はカメラの電源オフ時の情報記
録用LCD7の表示例であり、「95年12月28日24時58
分」に対応する日時情報の表示例を示している。図6
(a)の表示がされているときに、使用者がモード設定
スイッチ6を押しながらコマンドダイアル10を操作す
ると、情報記録用LCD7の表示は、「年、月、日、
時、分」→「月、年、日、時、分」→「日、月、年、
時、分」→「年、月、日、−、−」→「月、年、日、
−、−」→「日、月、年、−、−」→「−、−、−、
−、−」の順に切り換わる。このLCD7の表示、すな
わち選択された日時情報は、印画紙の表面にプリントす
ることができる。なお、「−、−、−、−、−」が設定
されたときは「PRINT」の文字は表示されず、その
他が設定されると「PRINT」の文字が表示される。
【0017】図6(a)のように日時情報が表示されて
いるときにセレクトスイッチ8が操作されると、日時情
報の修正個所が設定される。例えば、修正個所を点滅さ
せるようにし、セレクトスイッチ8を押すたびに点滅箇
所が左→右に、かつ上段→下段に2桁ずつ移動するよう
にすれば、日時情報を表すすべての桁の修正箇所を指定
できる。そして、アジャストスイッチ9の操作により日
時情報を修正できる。
【0018】一方、電源スイッチ11がオンのときに、
使用者がモード設定スイッチ6を押しながらコマンドダ
イアル10を操作すると、コマンドダイアル10の操作
量に応じて同時プリント枚数を1〜99の範囲で設定す
ることができる。なお、同時プリント枚数は図6(b)
に示すように表示領域Bに表示され、デフォルト値は1
である。
【0019】電源スイッチ11がオンのときに、使用者
がアジャストスイッチ9を押しながらコマンドダイアル
10を操作すると、コマンドダイアル10の操作量に応
じて、H(ハイビジョンサイズ)、P(パノラマサイ
ズ)、C(通常サイズ)の3種類の画面サイズのいずれ
かを設定できる。撮影画面サイズを示す記号H,P,C
は表示領域Eに表示される。
【0020】電源スイッチ11がオンのときに、使用者
がセレクトスイッチ8を押しながらコマンドダイアル1
0を操作すると、コマンドダイアル10の操作量に応じ
て0〜99の範囲でタイトルナンバーが設定される。こ
のタイトルナンバーは、図6(c)に示すように表示領
域Cに表示され、タイトルナンバーのデフォルト値は0
(タイトルナンバーの設定なし)である。例えば、ネガ
フィルムを使用し、印画紙の表面への各種情報のプリン
トを指定し、かついずれかのタイトルナンバーを選択す
ると、選択したタイトルナンバーに対応する文字列情報
が印画紙の表面(撮影画像がプリントされる面)にプリ
ントされる。例えばタイトルナンバー1の場合は「メリ
ークリスマス」、タイトルナンバー2の場合は「あけま
しておめでとう」、タイトルナンバー3の場合は「お誕
生日おめでとう」がラボでプリントされる。
【0021】なお、撮影情報用LCD5には上述した、
フィルム感度、設定絞り値、設定シャッタ速度、
測光モードの他に、たとえば以下の〜の撮影デー
タ(撮影関連情報)を表示するようにしてもよい。 露出補正値 ストロボ使用の有無 使用レンズの焦点距離 使用レンズの解放F値 輝度値 なお、撮影関連情報は以上に限定されないと、情報記録
用LCD7に表示させてもよい。この場合、モード設定
スイッチ6とコマンドダイアル10の操作で「−、−、
−、−、−」の次に撮影情報を選択するようにできる。
【0022】図7,8は図3に示すCPU51の処理動
作を示すフローチャートであり、以下このフローチャー
トに基づいて本実施の形態の動作を説明する。なお、C
PU51は電源スイッチ11がオンのときに例えば所定
時間ごとに図7,8の処理を行うものとする。
【0023】図7のステップS1では、カートリッジ3
2が装填されるカートリッジ室の蓋が閉じられたか否か
を判定し、蓋が開いている間はステップS1に留まり、
蓋が閉じられるとカートリッジ32が装填されたと判断
してステップS2に進む。なお、ステップS1では、カ
ート蓋スイッチ58がオンになると蓋が閉じられたと判
断する。
【0024】ステップS2では、カートリッジ32に設
けられたバーコードパターンBPの読み取りを行う。よ
り詳細には、カートリッジ32のデータディスク32a
を回転させながらフォトリフレクタ33からバーコード
パターンBPに向けて光を照射し、その反射光を受光し
てバーコードパターンBPを読み取る。そして、読み取
った情報からフィルム感度、撮影可能枚数およびフィル
ムタイプ等の情報を抽出してEEPROM62に記憶す
る。
【0025】ステップS3では、モータ駆動回路57を
介してフィルム給送モータ29を駆動し、フィルムの巻
上げ(オートローディング)を開始する。ステップS4
では、フィルムを巻き上げている最中にフォトリフレク
タ28によりパーフォレーションF2の位置を検出し、
フィルムの先頭コマが露光位置(アパーチャ位置)に到
達したか否かを判定する。フィルムの先頭コマが露光位
置に到達していない場合にはステップS4に留まり、到
達するとステップS5に進む。ステップS5では、フィ
ルム給送モータ29の駆動を停止させてフィルムの巻上
げを中止する。ステップS6では、半押しスイッチ60
がオンか否かを判定し、オフの場合にはステップS6に
留まり、オンになると図8のステップS7に進む。
【0026】図8のステップS7では、測光センサ2
5、焦点検出センサ27aおよびレンズ駆動ユニット2
3を駆動して測光処理と焦点調節情報の検出処理を行
う。ステップS8では、レリーズスイッチ59がオンか
否かを判定し、オフの間はステップS8に留まり、オン
になるとステップS9に進む。ステップS9では、公知
の露光処理を行う。すなわち、焦点調整情報の検出結果
に基づいてレンズ駆動ユニット23により撮影レンズ2
2を駆動し、測光センサ25により得られた輝度に応じ
て絞りの絞り量とシャッタの開閉を制御する。
【0027】次にステップS10では、モータ駆動回路
57を介してフィルム給送モータ29を駆動し、フィル
ムの巻上げを開始する。次にステップS11では、フィ
ルムの磁気記録部F1に記録するデータとして、図4の
ようにスタートコマンド→固定データ→デートデータ
(日時情報)→エンドコマンドがその順にEEPROM
62にコマ番号に対応づけて記憶される。日時情報の記
憶順はプリントされる順番と同じである。この実施の形
態では、撮影関連情報はEEPROに記憶しない。
【0028】次にステップS12では、1コマ分の巻上
げが完了したか否かを判定し、巻上げ中の場合にはステ
ップS11に戻り、巻上げが完了すると、ステップS1
3に進む。なお、ステップS12では、フォトリフレク
タ28でパーフォレーションF2を検出することで、巻
上げ完了か否かを判定する。
【0029】ステップS13では、フィルムに未露光の
コマが残っているか否かを判定し、未露光のコマが残っ
ていれば図7のステップS6に進み、未露光のコマが残
っていなければステップS14に進む。ステップS14
では、モータ駆動回路57を介してフィルム給送モータ
29を駆動し、フィルムの巻戻しを開始する。同時にフ
ォトリフレクタ28によりパーフォレーションF2を検
出し、パーフォレーションF2が検出されなくなるま
で、すなわちフィルムの先端がカートリッジ32の内部
に収納されるまで巻戻し処理を継続し、フィルムの先端
がカートリッジ32の内部に収納されると図7,8の処
理を終了する。この巻戻しに同期してEEPROM62
に記憶したスタートコマンド、固定データ、日時情報、
エンドコマンドなどをフィルムの磁気記録部F1に記録
する。
【0030】図9(a)〜(g)欄は、使用者により選
択されたモードに応じて、情報記録用LCD7の表示、
すなわち日時情報に対する表示内容、印画紙の表面のプ
リント内容、および印画紙の裏面のプリント内容を示し
ている。図示のように、情報記録用LCD7に表示され
た日時情報と同内容の日時情報が印画紙の表面にプリン
トされるのに対し、印画紙の裏面には、実際にフィルム
の磁気記録領域に記録された日時情報のすべてのデータ
(以下、フルデータと呼ぶ)がプリントされる。なお、
裏面プリントの日時情報の並び順は選択された日情報の
並び順とされる。
【0031】このように、本実施の形態では、モード設
定スイッチ6とコマンドダイアル10により、印画紙の
表面にプリントされる日時情報を任意に設定できるよう
にする。また、使用者の設定いかんにかかわらず、フィ
ルムには日時情報をフルデータで記録しておき、印画紙
にプリントする際には、その裏面に常に日時情報をフル
データでプリントできるように強制的に裏面プリント指
示情報を磁気記録する。これにより、使用者の設定いか
んにかかわらず、日時情報がフルデータで印画紙の裏面
にプリントされ、裏面を見れば必要なすべての日時情報
を確認できるようになる。通常、使用者は印画紙の表面
に、年、月、日をプリントするように設定することが予
想されるが、写真を見ながら何時頃に撮影したかを知り
たいときには写真の裏面を見れば確認できる。
【0032】以上では、カメラの計時回路で計測される
年、月、日、時、分の日時情報をカメラのLCD7に必
要に応じて所望の順序で表示させ、その表示されている
日時情報を印画紙の表面にプリントするようにし、その
ため、日時情報のフルデータを磁気記録し、その各デー
タごとにプリントの要否を示す表面プリント要否情報を
付随させるようにしたが、撮影関連情報を印画紙の表面
にプリントしたり、プリントしないようにできる。図9
(h)は印画紙表面には選択した撮影関連情報をプリン
トしないように設定した場合を示すが、その場合でも、
カメラが自動的に撮影関連情報のフルデータを裏面プリ
ントすることを指示し、その結果、印画紙の裏面に撮影
関連情報のフルデータがプリントされる。すなわち、使
用者が撮影関連情報をプリントしないように設定したと
きでも、印画紙の裏面には撮影関連情報のフルデータが
プリントされる。
【0033】なお、このように撮影関連データを表面や
裏面にプリントする場合、本実施の形態のように巻戻し
時にまとめて磁気記録情報を記憶する方式を採用すると
EEPROMの記憶容量をより多くする必要がある。そ
の点、本実施の形態のように日時情報だけをプリント対
象とすればEEPROMの容量を小さくできる利点があ
る。
【0034】以上では、フィルムを巻上げる際に磁気記
録するデータをEEPROMに記憶しておき、巻戻す際
にその記憶データをフィルムの磁気記録領域に記録する
ようにしたが、撮影終了後のフィルム巻上げ中に磁気ヘ
ッド34を駆動し、フィルムの磁気記録部に図4のよう
に、スタートコマンド→固定データ→デートデータ(日
時情報)→エンドコマンドの順にデータを記録するよう
にしてもよい。
【0035】フィルムに記録するデータフォーマットは
図4に限定されない。また以上では、日時情報や撮影情
報をフィルムに磁気記録する例を説明したが、記録する
手段は磁気に限定されず、光学的に写し込んでもよく、
あるいは光と磁気の双方を用いて記録してもよい。
【0036】このように構成した一実施の形態にあって
は、モード設定スイッチ6およびコマンドダイアル10
が選択設定手段に、磁気ヘッドやステップS14の処理
が記録手段に、EEPROMが記憶手段にそれぞれ対応
する。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、使用者が設定した情報と同一種別のすべての情報
を印画紙の裏面にプリントすることを示す裏面プリント
指示情報をフィルムに記録するようにしたので、該当す
る情報のすべてがラボで裏面にプリントされ、そのた
め、印画紙にプリントすべき情報の設定を使用者が誤っ
ても、印画紙の裏面を見れば使用者がプリントしようと
した情報のすべてを確認することができる。すなわち、
使用者の設定いかんにかかわらず、印画紙の裏面にはフ
ィルムに記録された情報のうち該当するすべてがプリン
トされるため、印画紙の表面側にプリントしなかった情
報でも、裏面を見れば確認することができる。したがっ
て、プリント写真の整理に役立ち、また絞り値やシャッ
タ速度などの撮影条件を後で確認したい場合などにも便
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のカメラの斜視図。
【図2】カメラ内部の概略の構造を示す斜視図。
【図3】本実施の形態のカメラの制御系のブロック図。
【図4】フィルムの磁気記録部に記録される各種情報の
データフォーマットを示す図。
【図5】情報記録用LCD内のすべての表示セグメント
を点灯させた図。
【図6】(a)は電源オフ時の情報記録用LCDの表示
例、(b)は電源オン時の同時プリント枚数の表示例、
(c)は電源オン時のタイトルナンバーの表示例を示す
図。
【図7】図3に示すCPUの処理動作を示すフローチャ
ート。
【図8】図7に続くフローチャート。
【図9】LCDの表示例、表面プリント例、裏面プリン
ト例を示す図。
【符号の説明】 4 撮影情報設定ボタン 5 撮影情報用LCD 6 モード設定スイッチ 7 情報記録用LCD 8 セレクトスイッチ 9 アジャストスイッチ 10 コマンドダイアル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印画紙の表面にプリントする情報を複数
    の情報の中から選択して設定する選択設定手段と、 前記複数の情報および前記印画紙の裏面へ前記複数の情
    報をプリントすることを示す裏面プリント指示情報をフ
    ィルム上で全コマに対して記録するとともに、前記印画
    紙の表面へ前記選択設定された情報をプリントすること
    を示す表面プリント要情報および前記選択設定されなか
    った情報をプリントしないことを示す表面プリント否情
    報をフィルム上で各コマに対応づけて記録する記録手段
    とを具備することを特徴とするデータ記録可能なカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 請求項1のカメラにおいて、前記記録手
    段へ記録する情報を記憶する記憶手段を備えることを特
    徴とするデータ記録可能なカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項2のカメラにおいて、撮影が終了
    すると前記記憶手段に前記4つの情報を記憶し、フィル
    ムを巻戻すときに前記記憶手段の記憶内容を読み出して
    前記記録手段により記録を行なうことを特徴とするデー
    タ記録可能なカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかのカメラにおい
    て、前記複数の情報は、日時に関する情報であり、前記
    選択設定手段は前記日時に関する複数の情報のなかから
    表面プリントする情報を選択設定することを特徴とする
    データ記録可能なカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかのカメラにおい
    て、前記複数の情報は、撮影条件に関連する情報であ
    り、前記選択設定手段は前記撮影条件に関連する複数の
    情報のなかから表面プリントする情報を選択設定するこ
    とを特徴とするデータ記録可能なカメラ。
  6. 【請求項6】 請求項2または3のカメラにおいて、前
    記複数の情報は、日時に関する複数のデータからなる日
    時情報と、撮影条件などに関連する複数のデータからな
    る撮影関連情報とであり、前記記憶手段はそれらの情報
    のうち前記日時情報のみを記憶することを特徴とするデ
    ータ記録可能なカメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれかのカメラにおい
    て、前記複数の情報は年、月、日、時、分のデータを含
    む日時情報であることを特徴とするデータ記録可能なカ
    メラ。
  8. 【請求項8】 請求項7のカメラにおいて、前記選択設
    定手段は少なくとも前記年、月、日を1組として選択設
    定可能であり、このとき、年、月、日のデータには、表
    面プリントを行なうことを示す表面プリント要情報が、
    時、分のデータには、表面プリントを行なわないことを
    示す表面プリント否情報が対応づけられて記録されるこ
    とを特徴とするデータ記録可能なカメラ。
  9. 【請求項9】 請求項7または8のカメラにおいて、前
    記日時情報はフィルムの第1の記録領域に前記表面プリ
    ント要否情報とともに各コマごとに記憶され、前記裏面
    プリント指示情報は前記フィルムの全コマの第2の領域
    に記憶されることを特徴とするデータ記録可能なカメ
    ラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009060666A (ja) * 2008-11-17 2009-03-19 Olympus Corp カメラ

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