JPH11223870A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH11223870A
JPH11223870A JP10026098A JP2609898A JPH11223870A JP H11223870 A JPH11223870 A JP H11223870A JP 10026098 A JP10026098 A JP 10026098A JP 2609898 A JP2609898 A JP 2609898A JP H11223870 A JPH11223870 A JP H11223870A
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JP
Japan
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film
abbreviation
data
sensitivity
displayed
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Application number
JP10026098A
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English (en)
Inventor
Katsuji Ozawa
勝司 小澤
Hisashi Hamada
寿 浜田
Tokuji Sato
徳次 佐藤
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フイルムの製品名を基準としたフイルム
感度設定を行うことができるようにしたカメラを提供す
る。 【解決手段】 カメラ1のフイルムホルダ5には、フイ
ルム略称23を液晶表示板15に表示するフイルム略称
データと各フイルム略称毎に設けられた露光制御用の実
効感度であるフイルム感度データとを記憶したEEPR
OMが設けてある。フイルムホルダ5に写真用ロールフ
イルム3を装填して1stフレームセットボタン12を
押すと、第1コマ目の写真フイルム4がセットされる間
にパスターに設けられたバーコードからフイルム情報が
読み込まれる。このフイルム情報に基づいてデータテー
ブルを検索し、該当するフイルム略称データが検出され
た場合には、そのフイルム略称23が点灯表示され、同
時にフイルム略称23に対応するフイルム感度データが
データテーブルから読み出され、露光制御用に設定され
る。該当するフイルム略称データが検出されない場合に
は、アップダウンダイヤル16を回動して所望のフイル
ム感度を有するフイルム略称23を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装填された写真フ
イルムの製品名のフイルム略称を表示するカメラに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に市販されている多くのカメラは、
写真フイルムを装填すると、DXコード等に記録された
フイルム感度を読み取って露光制御用の感度設定を自動
的に行う。また、液晶表示板を備え、ここに読み取った
フイルム感度や撮影コマ数等を表示するカメラも多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、写真フイル
ムは、非常に多くの銘柄が市販されており、たとえフイ
ルム感度が同じであっても例えばカラーバランスやコン
トラスト等のフイルム特性が異なっていたり、また実際
のフイルム感度(実効感度)が公称感度と違っている場
合も少なくない。一般ユーザは、そのようなフイルム特
性やフイルム感度の違いを意識することなく写真フイル
ムを選択する場合が多いが、プロやハイアマチュアは、
写り具合の微妙な差異に対しても敏感であるため、例え
ば同じ公称感度の写真フイルムであっても被写体や撮影
環境に応じて写真フイルムの銘柄を変更し、かつその銘
柄に応じたフイルム感度の設定を行っている場合が多
い。したがって、プロやハイアマチュアからは、単にフ
イルム感度が自動的に設定されるのではなく、写真フイ
ルムの銘柄(製品名)を基準としたフイルム感度設定が
行えるカメラを提供してほしいという強い要望が出され
ている。
【0004】本発明は、写真フイルムの製品名を基準と
したフイルム感度設定を行うことができるようにしたカ
メラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカメラは、複数の異なる写真フイルムの製
品名をそれぞれ表す複数のフイルム略称が1個ずつ表示
される表示手段と、この表示手段にフイルム略称を表示
する際に用いられ、フイルム略称の各々に対応したフイ
ルム略称データと、露光制御に用いられ、各フイルム略
称毎に設けられたフイルム感度データと、前記フイルム
略称データ及びフイルム感度データを格納した記憶手段
と、この記憶手段からフイルム略称データを読み出して
表示手段にフイルム略称を表示した際に、この表示され
たフイルム略称に対応するフイルム感度データを前記記
憶手段から読み出して露光制御用に設定する制御手段と
を備えたものである。
【0006】また、フイルム情報が記録された写真用ロ
ールフイルムを用い、1コマ目のフイルムセット終了ま
でのフイルム給送中にフイルム情報を読み取るカメラに
おいて、複数の異なる写真フイルムの製品名をそれぞれ
表す複数のフイルム略称が1個ずつ表示される表示手段
と、この表示手段にフイルム略称を表示する際に用いら
れ、フイルム略称の各々に対応したフイルム略称データ
と、露光制御に用いられ、各フイルム略称毎に設けられ
たフイルム感度データと、前記フイルム略称データ及び
フイルム感度データを格納した記憶手段と、前記読み取
ったフイルム情報に基づいて記憶手段を検索し、該当す
るフイルム略称データが検出された場合には、このフイ
ルム略称データによりフイルム略称を表示手段に表示す
るとともに、この表示されたフイルム略称に対応するフ
イルム感度データを前記記憶手段から読み出して露光制
御用に設定する制御手段とを設けたものである。
【0007】また、前記フイルム感度データを実効感度
データとしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態であるカメラ1
は、図1に示すように、カメラ本体2の後部に、写真用
ロールフイルム3を装填するフイルムホルダ5を着脱自
在に取り付けたいわゆる中判カメラである。フイルムホ
ルダ5の上面には、各種操作用のボタン7〜12,液晶
表示板15,アップダウンダイヤル16が配置されてい
る。なお、写真用ロールフイルム3は、裏紙付きの写真
フイルム4をロール状に巻き付けた120タイプのブロ
ーニーフイルムである。
【0009】液晶表示板15の下段には、左から順番
に、写真フイルム4の縁に写し込むデータの種類17,
カメライラスト18,フイルムカウンタの撮影コマ番号
19,120や220のフイルムタイプ20,フイルム
ホルダ5のアパーチャにマスクを挿入した際に変化する
画面サイズ21が表示される。前記データの種類17と
しては、AV/TA(絞り優先AE/シャッタスピード
優先AE),日付,時間,フレームナンバー等がある。
このデータの種類17は、任意の時に選択可能である
が、一旦選択した後は、次に選択操作を行うまで継続し
て同じデータの種類17が表示される。
【0010】液晶表示板15の上段には、左から順番
に、フイルム感度が自動設定されることを示すAUTO
22,写真用ロールフイルム3の製品名をアルファベッ
トの略称で表すフイルム略称23,フイルム感度をIS
Oで表示するISO感度24(図2参照)もしくはトー
タルショット数が表示される。
【0011】本実施形態では、装填した写真用ロールフ
イルム3に該当するフイルム略称が後述するEEPRO
Mに存在する場合には、図1に示すように、表示モード
を変更しない限り常にフイルム略称23が表示され(略
称表示モード)、かつこのフイルム略称23に対応した
ISO感度が露光用データとして設定される。また、該
当するフイルム略称23が存在しない場合には、図2に
示すように、ISO感度24と「ISO」の文字25と
が表示される(感度表示モード)。
【0012】また、感度表示モード時にはフイルム略称
23は表示されず、逆に略称表示モード時にはISO感
度24,文字25,トータルショット数は表示されな
い。また、ISO感度24の代わりにトータルショット
数が表示されている間もフイルム略称23は表示されな
い。
【0013】前記トータルショット数は、写真フイルム
4を1コマ給送する毎に累積算出したフイルム給送回数
を100桁単位で表示するもので、オーバーホールの目
安として利用される。トータルショット数ボタン7は、
これを1回押す毎により、液晶表示板15に表示された
カメライラスト18がレンズ→本体→フイルムホルダの
順番に点滅するとともに、それぞれの部位に対応したト
ータルショット数がISO感度24の代わりに順次に表
示され、約3秒間でISO表示24に戻る。また、フイ
ルム略称23の4桁とISO感度24の3桁を合わせた
7桁で写真フイルム4の縁に写し込むAV/TA等のデ
ータも表示される。
【0014】LCDライトボタン8は、これを押す毎に
約5秒間、液晶表示板15のバックライトを点灯し、5
秒以上押し続けると、押し続けている間中点灯し続け、
離すと消灯する。また、LCDライトボタン8を押しな
がらフレームナンバーボタン11を押すことにより略称
表示モードと感度表示モードとを交互に切り換えること
ができる。
【0015】4個のボタン9〜12は開閉蓋26の下に
配置されており、撮影中等に不用意に押されないように
してある。デートボタン9は、これを1回押す毎に、デ
ート写し込みの形態が、例えば「年月日」→「時分」→
「年月日時分」→「月日分」→「月日分時分」→「日月
年」→「日月年時分」→「無し」→「年月日」と変化す
る。
【0016】DATA/ISOボタン10は、これを短
く1回ずつ押すいわゆるチョン押し操作を行う毎に写真
フイルム4の縁に写し込むデータが前述の7桁に順次に
表示される。また、ISO感度24が表示されている感
度表示モードでDATA/ISOボタン10を例えば2
秒以上押し続けると、手動でISO感度24を修正する
ISO修正モードとなり、「ISO」の文字25が点滅
する。このISO修正モードでアップダウンダイヤル1
6を回転操作すれば、フイルム感度を1/3EV間隔で
変更でき、所望のISO感度24が表示された後、DA
TA/ISOボタン10を押せば、ISO感度24と文
字25が点滅表示から点灯表示に変わるとともに、フイ
ルム感度の設定が終了する。
【0017】フレームナンバーボタン11は、フレーム
ナンバー,例えば1コマ目であれば「ABC001」,
2コマ目であれば「ABC002」を写真フイルム4の
縁に写し込むか否かを1回押す毎に切り換える。また、
フレームナンバーボタン11を押してフレームナンバー
の写し込みモードにした際には、瞬間的にISO感度2
4の代わりに「001」が表示される。また、1stフ
レームセットボタン12は、フイルムホルダ5に写真用
ロールフイルム3を装填した後、これを押すことによ
り、写真フイルム4の第1コマ目を自動セットする。
【0018】前記フイルム略称23と、それらに対応す
るISO感度には、次の表1に示すようなものがある。
【0019】
【表1】
【0020】この表1中の各ISO感度は、公称感度で
はなく実効感度としてある。RTP,RDP2,NSは
公称感度どおりであるが、RVP,RHPは公称感度が
ISO50,400に対して、それぞれ実効感度がIS
O40,320となっている。
【0021】前記フイルム略称23は、写真用ロールフ
イルム3の遮光紙と写真フイルム4とを接合しているパ
スターと呼ばれる接合テープの表面に設けられたバーコ
ードにフイルム感度等の他のフイルム情報と一緒に記録
されており、これが1コマ目のフイルムセット終了まで
のフイルム給送中にフイルムホルダ5内のフォトセンサ
によって読み取られる。なお、写真用ロールフイルムに
よっては、パスターにバーコードが記録されていないも
のもあり、その場合には手動によって液晶表示板15に
フイルム略称23を表示させる。
【0022】パスターにバーコードが設けられていない
写真用ロールフイルムを装填した場合には、例えばIS
O100のフイルム略称23である「RDP2」が液晶
表示板15に点滅表示される。この状態でアップダウン
ダイヤル16を回動操作すると、別のフイルム略称23
が順次に表示される。写真用ロールフイルム3の製品名
を示すフイルム略称23が表示されたらアップダウンダ
イヤル16の操作を止め、DATA/ISOボタン10
を押圧操作することにより、点滅していたフイルム略称
23が確定して点灯表示になる。なお、アップダウンダ
イヤル16を操作しても該当するフイルム略称23が表
示されない場合には、なんらの操作も行わないまま例え
ば3秒経過すると、略称表示モードから感度表示モード
に切り換わる。表示されたISO感度24が所望のもの
と異なる場合には、前述した手動でISO感度24の変
更,設定を行う。
【0023】フイルムホルダ5の電気的な構成を示す図
3において、フイルムホルダ5の回路基板にはフイルム
ホルダ全体の制御を行うCPU30が取り付けられてお
り、これに、前記液晶表示板15の他、液晶表示板15
を背後から照明するバックライトの駆動制御を行うバッ
クライト駆動回路32と、フイルム給送路に設けられた
フォトセンサ33からの信号に基づいてパスターのバー
コードからフイルム感度や製品名等のフイルム情報を読
み取るバーコード読取回路34と、フイルム給送量を検
出して1コマ送り制御に用いるエンコーダ等からなるフ
イルム給送量検出回路35と、給送モータの駆動制御を
行う給送モータ駆動回路36と、各種のデータを写真フ
イルム4の縁に写し込むデータ写し込み制御回路37
と、撮影可能な枚数が最後の1枚になったとき等に警告
用のブザーを鳴らすブザー回路38と、フイルム略称2
3を表示するフイルム略称データ及びISO感度24を
表示するフイルム感度データ等を記憶したデータテーブ
ル39aが設けられているとともに種々のシーケンスプ
ログラムを記憶したEEPROM39と、前記ボタン7
〜12,アップダウンダイヤル16の各下に設けられた
スイッチ群40と、カメラ本体2にフイルムホルダ5を
装着した際にカメラ本体2のCPUにCPU30を連結
するインターフェース41とが接続されている。
【0024】このように構成されたカメラ1を使用する
には、まずフイルムホルダ5に写真用ロールフイルム3
を装填する。フイルムホルダ5から中枠を取り出してΩ
状に遮光紙をセットし、中枠を元に戻して裏蓋を閉じた
後、1stフレームセットボタン12を押すと、フイル
ム給送が開始される。パスターが中枠に設けられたフォ
トセンサ33の位置に達すると、パスターのバーコード
がバーコード読取回路34によって読み取られ、この読
取信号がCPU30に送出される。これと同時に、フォ
トセンサ33がパスターを検出した時点からの規定量送
り制御が行われ、写真フイルム4の第1コマ目が露光位
置にセットされる。
【0025】CPU30は、バーコード読取回路34か
らの読取信号に基づいてフイルム略称データやフイルム
感度データ等のフイルム情報を検出した後、図4のフロ
ーチャートに示すように、EEPROM39のデータテ
ーブル39aから該当するフイルム略称データを検索す
る。該当するフイルム略称データが見つかった場合に
は、そのフイルム略称23を点灯表示するとともに、こ
のフイルム略称23に対応するフイルム感度データをデ
ータテーブル39aから読み出して露光制御で用いるフ
イルム感度データとして設定する。
【0026】例えば、該当するフイルム略称23が「R
VP」であった場合には、これに対応してデータテーブ
ル39aに格納されているフイルム感度データは、公称
感度のISO50ではなく、実効感度データのISO4
0であるから、露光制御用のフイルム感度データとし
て、このISO40が設定される。
【0027】該当するフイルム略称23が見つからなか
った場合には、CPU30は、バーコードから読み取っ
たフイルム情報と同じフイルム感度に該当するフイルム
略称データをデータテーブル39aから読み出して、こ
のフイルム略称23を液晶表示板15に点滅表示する。
ユーザは、点滅表示されたフイルム略称23に対応する
フイルム感度でよければ、そのまま決定キーとしてのD
ATA/ISOボタン10を押圧操作する。これによ
り、フイルム略称23は点滅表示から点灯表示に変わる
とともに、このフイルム略称23に対応したフイルム感
度データがデータテーブル39aから読み出されて露光
制御用に設定される。
【0028】点滅表示されたフイルム略称23に対応す
るフイルム感度が所望のフイルム感度と相違する場合に
は、アップダウンダイヤル16を一方向に回動操作す
る。これにより、例えば点滅表示されたフイルム略称2
3が「RDP2」であった場合には、フイルム略称23
が「RDP2」→「NS」→「RHP」→「RVP」→
「RTP」→「RDP2」の順番に変化する。また、ア
ップダウンダイヤル16を逆方向に回動操作すると、上
記順番の逆順に変化してフイルム略称23が点滅表示さ
れる。
【0029】ユーザは所望のフイルム感度を有するフイ
ルム略称23が表示されたら、アップダウンダイヤル1
6の回動操作を止め、DATA/ISOボタン10を押
圧操作する。これにより、選択したフイルム略称23が
点滅表示から点灯表示に変化するとともに、このフイル
ム略称23に対応したフイルム感度が設定される。この
フイルム感度は公称感度ではなく実効感度なので、通常
の撮影であれば何ら補正することなく適正な露光レベル
で撮影を行うことができる。該当するフイルム略称23
がない場合には、なんらの操作も行わずに例えば3秒間
経過すると、略称表示モードから感度表示モードに切り
換わり、同時にフイルム情報に基づいた露光制御用のフ
イルム感度データが設定される。
【0030】液晶表示板15に表示されたISO感度2
4が所望のフイルム感度と異なる場合には、DATA/
ISOボタン10を2秒以上押したままにしてISO修
正モードに入る。アップダウンダイヤル16を回転操作
してフイルム感度を1/3EV間隔で変更し、所望のI
SO感度24が表示されたらDATA/ISOボタン1
0を押す。これにより、ISO感度24と文字25が点
滅表示から点灯表示に変わってフイルム感度が設定され
る。
【0031】次に、フイルムホルダ5の引き蓋を抜き取
り、フレーミング等を決めてからレリーズ操作すれば、
第1コマ目の写真フイルム4に被写体画像が露光され
る。この後、1コマ給送が行われて第2コマ目の写真フ
イルム4が露光位置に自動セットされ、以下同様に撮影
を行うことができる。
【0032】撮影可能なコマ数が最後の1コマとなった
ときには、ブザー回路38が作動してブザーを鳴らし、
ユーザに注意を促す。最後の1コマを撮影し終わると、
自動巻取りが行われ、ユーザは直ちにフイルムホルダ5
の蓋を開けて撮影済みの写真用ロールフイルム3を回収
することができる。
【0033】上記実施形態では、パスターにフイルム情
報を記録したバーコードが設けられている場合には、フ
イルム情報に基づいてフイルム略称23を表示するよう
にしていた(略称表示モード)が、フイルム装填前に感
度表示モードと略称表示モードのいずれか一方を選択可
能な実施形態について、図5のフローチャートを参照し
て説明する。
【0034】フイルム装填前に略称表示モードになって
いる場合には、フイルム感度設定がオートで、かつパス
ターにフイルム情報が記録されたバーコードが設けられ
ていれば、フイルム装填後にフイルム略称23を液晶表
示板15に表示してそのまま略称表示モードになる。フ
イルム感度設定がオートでない場合や、フイルム感度設
定がオートであってもパスターにバーコードが設けられ
ていなければ、手動(LCDライトボタン8を押しなが
らフレームナンバーボタン11を押す)でISO感度2
4を表示させて感度表示モードにする。一旦、感度表示
モードになると、次に変更操作を行わない限り、常に感
度表示モードとなる。
【0035】フイルム装填前に感度表示モードになって
いる場合には、フイルム感度設定がオートで、かつパス
ターにバーコードが設けられていれば、ISO感度24
を液晶表示板15に表示してそのまま感度表示モードに
なる。また、フイルム感度設定がオートでない場合や、
フイルム感度設定がオートであってもパスターにバーコ
ードが設けられていなければ、手動でISO感度24を
表示させて感度表示モードにする。この後には、次に変
更操作を行わない限り、常に感度表示モードとなる。
【0036】以上説明した実施形態では、フイルム情報
を記録する手段としてバーコードを用いた例を挙げた
が、本発明はこれに限定されることなく、例えば磁気記
録層でもよい。また、EEPROMのデータテーブルは
書き換えが可能であるから、新しい写真フイルムが発売
された際には、データテーブルのデータを適宜に更新す
るのがよい。また、上記実施形態は本発明を中判カメラ
に適用した例であったが、本発明はこれに限定されるこ
となく、135タイプやアドバンストフォトシステムの
コンパクトカメラ等にも適用できる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のカメラ
によれば、フイルム略称データを記憶手段から読み出し
てフイルム略称を表示手段に表示することにより、この
フイルム略称に該当する写真フイルムのフイルム感度デ
ータが露光制御用に設定されるようにしたので、写真フ
イルムの製品名を基準としたフイルム感度設定を行うこ
とができる。
【0038】また、フイルム情報を設けた写真用ロール
フイルムを使用するカメラでも、読み取ったフイルム情
報に基づいてフイルム略称を表示手段に表示し、これに
対応するフイルム感度データを露光制御用に設定するよ
うにしたので、写真フイルムの製品名を基準としたフイ
ルム感度設定を行うことができる。
【0039】また、フイルム略称の各々に対応したフイ
ルム感度データを公称感度データでなく実効感度データ
としたので、実際の撮影に則した感度設定を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの主要部を示す説明図であ
る。
【図2】ISO感度が表示された液晶表示板を示す説明
図である。
【図3】フイルムホルダの電気的構成を示すブロック図
である。
【図4】フイルム略称表示処理のシーケンスを示すフロ
ーチャートである。
【図5】表示モード選択処理のシーケンスを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 カメラ 3 写真用ロールフイルム 4 写真フイルム 5 フイルムホルダ 7〜12 ボタン 15 液晶表示板 16 アップダウンダイヤル 23 フイルム略称 24 ISO感度 39 EEPROM 39a データテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 徳次 埼玉県朝霞市泉水3ー13ー45 富士写真フ イルム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる写真フイルムの製品名をそ
    れぞれ表す複数のフイルム略称が1個ずつ表示される表
    示手段と、この表示手段にフイルム略称を表示する際に
    用いられ、フイルム略称の各々に対応したフイルム略称
    データと、露光制御に用いられ、各フイルム略称毎に設
    けられたフイルム感度データと、前記フイルム略称デー
    タ及びフイルム感度データを格納した記憶手段と、この
    記憶手段からフイルム略称データを読み出して表示手段
    にフイルム略称を表示した際に、この表示されたフイル
    ム略称に対応するフイルム感度データを前記記憶手段か
    ら読み出して露光制御用に設定する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 フイルム情報が記録された写真用ロール
    フイルムを用い、1コマ目のフイルムセット終了までの
    フイルム給送中にフイルム情報を読み取るカメラにおい
    て、 複数の異なる写真フイルムの製品名をそれぞれ表す複数
    のフイルム略称が1個ずつ表示される表示手段と、この
    表示手段にフイルム略称を表示する際に用いられ、フイ
    ルム略称の各々に対応したフイルム略称データと、露光
    制御に用いられ、各フイルム略称毎に設けられたフイル
    ム感度データと、前記フイルム略称データ及びフイルム
    感度データを格納した記憶手段と、前記読み取ったフイ
    ルム情報に基づいて記憶手段を検索し、該当するフイル
    ム略称データが検出された場合には、このフイルム略称
    データによりフイルム略称を表示手段に表示するととも
    に、この表示されたフイルム略称に対応するフイルム感
    度データを前記記憶手段から読み出して露光制御用に設
    定する制御手段とを設けたことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 前記フイルム感度データは、実効感度デ
    ータであることを特徴とする請求項1または2記載のカ
    メラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108076295A (zh) * 2017-12-15 2018-05-25 北京五特自动化工程有限公司 一种高效率的基于多维码的机器视觉通信系统

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