JP3121481B2 - コーナーパッド - Google Patents
コーナーパッドInfo
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- JP3121481B2 JP3121481B2 JP05239938A JP23993893A JP3121481B2 JP 3121481 B2 JP3121481 B2 JP 3121481B2 JP 05239938 A JP05239938 A JP 05239938A JP 23993893 A JP23993893 A JP 23993893A JP 3121481 B2 JP3121481 B2 JP 3121481B2
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- Japan
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- corner
- folded
- pieces
- piece
- paper tube
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被梱包材のコーナーを
保護するために用いられるコーナーパッドに関する。
保護するために用いられるコーナーパッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から被梱包材のコーナーを保護する
ためのコーナーパッド1′として実開昭58−8238
3号公報等が知られている。この種の従来例にあって
は、図7に示すように発泡スチロール等の緩衝部材40
に被梱包材をはめ込んで支持するための嵌合凹所41を
設け、被梱包材の両端部をそれぞれ対向する緩衝部材4
0の嵌合凹所41にはめ込み、更にこれに外装筒42を
被嵌し、外装筒42のコーナー部分に設けた内側折り返
し部43を内側に折り返して緩衝部材40の凹部41に
はめ込み、このことにより被梱包材の外面から緩衝用の
隙間を隔てて外装筒42を位置させて被梱包材に衝撃が
直接加わらないようにしていた。しかしながら、この場
合、被梱包材の外面から隙間を隔てて外装筒42を位置
させるには発泡スチロール等の緩衝部材40が必要であ
る。ところが、この発泡スチロールの緩衝部材40は廃
品として処分する際に公害の原因となっている。
ためのコーナーパッド1′として実開昭58−8238
3号公報等が知られている。この種の従来例にあって
は、図7に示すように発泡スチロール等の緩衝部材40
に被梱包材をはめ込んで支持するための嵌合凹所41を
設け、被梱包材の両端部をそれぞれ対向する緩衝部材4
0の嵌合凹所41にはめ込み、更にこれに外装筒42を
被嵌し、外装筒42のコーナー部分に設けた内側折り返
し部43を内側に折り返して緩衝部材40の凹部41に
はめ込み、このことにより被梱包材の外面から緩衝用の
隙間を隔てて外装筒42を位置させて被梱包材に衝撃が
直接加わらないようにしていた。しかしながら、この場
合、被梱包材の外面から隙間を隔てて外装筒42を位置
させるには発泡スチロール等の緩衝部材40が必要であ
る。ところが、この発泡スチロールの緩衝部材40は廃
品として処分する際に公害の原因となっている。
【0003】そこで、本出願人は既に実願平4−570
33号において、図8に示すように、コーナーパッド
1″のコーナー部分を挟んで隣合う二片50,51に一
対の切り込み17′を設けると共に一対の切り込み1
7′間の部分をコーナー部分の内側に折り返して形成さ
れた内側折り返し部52を形成し、棒乃至パイプよりな
るスペーサ部材54をコーナー部分の内面側に沿わせる
と共に該スペーサ部材54を内側折り返し部52内の外
面側に沿わせて装着して構成されるコーナーパッド1″
を提案している。これによれば、コーナーパッド1″を
被梱包材のコーナーに当てることで、被梱包材の外面と
コーナーパッド1″の二片50,51との間に隙間を形
成でき、この隙間の存在により簡単な構成で緩衝作用を
発現させることができるという利点がある。
33号において、図8に示すように、コーナーパッド
1″のコーナー部分を挟んで隣合う二片50,51に一
対の切り込み17′を設けると共に一対の切り込み1
7′間の部分をコーナー部分の内側に折り返して形成さ
れた内側折り返し部52を形成し、棒乃至パイプよりな
るスペーサ部材54をコーナー部分の内面側に沿わせる
と共に該スペーサ部材54を内側折り返し部52内の外
面側に沿わせて装着して構成されるコーナーパッド1″
を提案している。これによれば、コーナーパッド1″を
被梱包材のコーナーに当てることで、被梱包材の外面と
コーナーパッド1″の二片50,51との間に隙間を形
成でき、この隙間の存在により簡単な構成で緩衝作用を
発現させることができるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の構造
では1つのコーナーパッド1″で緩衝保護できるのは被
梱包材の上部及び下部の夫々の4つのコーナーのうち、
夫々対向する2つのコーナーと直交する2面のみに限ら
れ、残りの2つのコーナーと直交する2面は露出したま
まとなり、そのため、別にコーナーパッドを追加してそ
のコーナー部分を緩衝保護する必要があり、コーナーパ
ッドの部品点数が増加し、高コストを招くという問題が
ある。
では1つのコーナーパッド1″で緩衝保護できるのは被
梱包材の上部及び下部の夫々の4つのコーナーのうち、
夫々対向する2つのコーナーと直交する2面のみに限ら
れ、残りの2つのコーナーと直交する2面は露出したま
まとなり、そのため、別にコーナーパッドを追加してそ
のコーナー部分を緩衝保護する必要があり、コーナーパ
ッドの部品点数が増加し、高コストを招くという問題が
ある。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、少ない部品点数で
被梱包材の各コーナーを十分に緩衝保護できるようにし
たコーナーパッドを提供するにある。
たもので、その目的とするところは、少ない部品点数で
被梱包材の各コーナーを十分に緩衝保護できるようにし
たコーナーパッドを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、一枚の紙を折り曲げて形成される隣合う2
面が開口したコーナーパッド本体2を備え、コーナーパ
ッド本体2は、互いに直交方向に折り返された一対の中
央折り返し片3,4と、各中央折り返し片3,4の両端
部から内側に折り返されて各中央折り返し片3,4と夫
々直角をなす一対のコーナー折返し片5,6とを有し、
上記各中央折り返し片3,4の折り返し部分の内側に沿
って紙管7が配置され、上記各コーナー折返し片5,6
には紙管7の両端部が挿入支持される切り込み17が夫
々設けられ、上記各コーナー折返し片5,6の一部を、
コーナー折り返し片5,6の内側へ向けて突出するよう
に折り返してコーナー重ね部分14とし、コーナーパッ
ド1を被梱包材20のコーナーに被嵌した状態で上記各
中央折り返し片3,4及び各コーナー折返し片5,6は
紙管7及びコーナー重ね部分14によって被梱包材20
の外面から緩衝用の隙間30を隔てて夫々配置されて成
ることを特徴とする。
に本発明は、一枚の紙を折り曲げて形成される隣合う2
面が開口したコーナーパッド本体2を備え、コーナーパ
ッド本体2は、互いに直交方向に折り返された一対の中
央折り返し片3,4と、各中央折り返し片3,4の両端
部から内側に折り返されて各中央折り返し片3,4と夫
々直角をなす一対のコーナー折返し片5,6とを有し、
上記各中央折り返し片3,4の折り返し部分の内側に沿
って紙管7が配置され、上記各コーナー折返し片5,6
には紙管7の両端部が挿入支持される切り込み17が夫
々設けられ、上記各コーナー折返し片5,6の一部を、
コーナー折り返し片5,6の内側へ向けて突出するよう
に折り返してコーナー重ね部分14とし、コーナーパッ
ド1を被梱包材20のコーナーに被嵌した状態で上記各
中央折り返し片3,4及び各コーナー折返し片5,6は
紙管7及びコーナー重ね部分14によって被梱包材20
の外面から緩衝用の隙間30を隔てて夫々配置されて成
ることを特徴とする。
【0007】また、コーナーパッド本体2は被梱包材2
0の上下4つのコーナーに夫々被せることができる大き
さに分割されて成るのが好ましい。
0の上下4つのコーナーに夫々被せることができる大き
さに分割されて成るのが好ましい。
【0008】
【作用】本発明によれば、コーナーパッド1を被梱包材
20のコーナーのいずれかに被嵌した状態で、被梱包材
20のコーナーに隣接して直交する4面を一対の中央折
り返し片3,4と一対のコーナー折返し片5,6とで夫
々保護でき、しかも紙管7とコーナー重ね部分14とに
よって、各片3,4,5,6を被梱包材20の外面から
緩衝用の隙間30を隔てて夫々配置できるようになる。
従って、従来では別のコーナーパッドで保護する必要の
あった被梱包材20のコーナー部分をコーナー折返し片
5,6によって夫々緩衝保護できるようになり、コーナ
ーパッド1の部品削減が図られる。
20のコーナーのいずれかに被嵌した状態で、被梱包材
20のコーナーに隣接して直交する4面を一対の中央折
り返し片3,4と一対のコーナー折返し片5,6とで夫
々保護でき、しかも紙管7とコーナー重ね部分14とに
よって、各片3,4,5,6を被梱包材20の外面から
緩衝用の隙間30を隔てて夫々配置できるようになる。
従って、従来では別のコーナーパッドで保護する必要の
あった被梱包材20のコーナー部分をコーナー折返し片
5,6によって夫々緩衝保護できるようになり、コーナ
ーパッド1の部品削減が図られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。本実施例に用いられるコーナーパッド1
は、図1に示すように、一枚の段ボールを折り曲げて隣
合う2面が開口したものであって、一対の中央折り返し
片3,4と一対のコーナー折返し片5,6とを有するコ
ーナーパッド本体2と、紙管7と、補強片14とで構成
される。コーナーパッド本体2は、一枚の段ボールから
成り、幅広四角形状の中央折り返し片4と幅狭四角形状
の中央折り返し片3とが折り曲げ線を介して連設されて
いる。幅広の中央折り返し片4の対向する両端部の2辺
には、図3に示すように、折り曲げ線11を介して幅広
のコーナー折返し片部分15が夫々連設され、また中央
折り返し片4の対向する両端部の2辺には折り曲げ線9
を介して幅狭のコーナー折返し片部分13が夫々連設さ
れている。これらコーナー折返し片部分13の中央には
上記折り曲げ線9と平行に折り曲げ線10が設けられ、
この折り曲げ線10に沿ってコーナー折返し片部分13
は2重に折り畳まれ、この折り畳み部分がコーナー重ね
部分14(図1)となる。さらに、上記コーナー折返し
片部分13の基端部には、後述するコーナー折返し片部
分15側に向けて開口した切り込み17aが設けられ、
コーナー折返し片部分13の先端部にも上記切り込み1
7aと同じ切り込み17bが設けられており、コーナー
折返し片部分13を折り曲げ線10に沿って2つに折り
畳んだ状態で各切り込み17a,17bが重なって1つ
の切り込み17が形成され、この切り込み17に紙管7
の端部が夫々挿入支持可能となっている。
て説明する。本実施例に用いられるコーナーパッド1
は、図1に示すように、一枚の段ボールを折り曲げて隣
合う2面が開口したものであって、一対の中央折り返し
片3,4と一対のコーナー折返し片5,6とを有するコ
ーナーパッド本体2と、紙管7と、補強片14とで構成
される。コーナーパッド本体2は、一枚の段ボールから
成り、幅広四角形状の中央折り返し片4と幅狭四角形状
の中央折り返し片3とが折り曲げ線を介して連設されて
いる。幅広の中央折り返し片4の対向する両端部の2辺
には、図3に示すように、折り曲げ線11を介して幅広
のコーナー折返し片部分15が夫々連設され、また中央
折り返し片4の対向する両端部の2辺には折り曲げ線9
を介して幅狭のコーナー折返し片部分13が夫々連設さ
れている。これらコーナー折返し片部分13の中央には
上記折り曲げ線9と平行に折り曲げ線10が設けられ、
この折り曲げ線10に沿ってコーナー折返し片部分13
は2重に折り畳まれ、この折り畳み部分がコーナー重ね
部分14(図1)となる。さらに、上記コーナー折返し
片部分13の基端部には、後述するコーナー折返し片部
分15側に向けて開口した切り込み17aが設けられ、
コーナー折返し片部分13の先端部にも上記切り込み1
7aと同じ切り込み17bが設けられており、コーナー
折返し片部分13を折り曲げ線10に沿って2つに折り
畳んだ状態で各切り込み17a,17bが重なって1つ
の切り込み17が形成され、この切り込み17に紙管7
の端部が夫々挿入支持可能となっている。
【0010】上記コーナーパッド本体2における幅広の
中央折り返し片4の内面のコーナー側には、コーナーパ
ッド本体2とは別体の補強片12が積層配置され、この
補強片14によってコーナーパッド本体2が部分的に補
強されることとなる。また、中央折り返し片3,4の折
り返し部分の内側に沿って円柱状の紙管7が配置されて
おり、紙管7の長さ方向の両端部は中央折り返し片3,
4の折り返し部分の両端部に夫々位置している。
中央折り返し片4の内面のコーナー側には、コーナーパ
ッド本体2とは別体の補強片12が積層配置され、この
補強片14によってコーナーパッド本体2が部分的に補
強されることとなる。また、中央折り返し片3,4の折
り返し部分の内側に沿って円柱状の紙管7が配置されて
おり、紙管7の長さ方向の両端部は中央折り返し片3,
4の折り返し部分の両端部に夫々位置している。
【0011】次に、コーナーパッド1を組立てる方法の
一例として、図3に示す一対の中央折り返し片3,4を
互いに直角に折り返し、中央折り返し片4の内面の一部
に補強片12と紙管7とを夫々配置する。続いてコーナ
ー折返し片部分13を折り曲げ線10に沿って2重に折
り畳み、さらにこのコーナー折返し片部分13を直角に
折り曲げる。このとき、コーナー折返し片部分13に設
けた切り込み17に紙管7の端部が挿入され、紙管7の
端部を切り込み17によって支持できる。続いてコーナ
ー折返し片部分15を折り曲げてコーナー折返し片部分
13の外面に重ねて接着剤等で接着する。この状態でコ
ーナー折返し片部分13がコーナー重ね部分14とな
り、このコーナー重ね部分14に形成された切り込み1
7に紙管7の両端部が夫々挿入支持されると共に、中央
折り返し片4に沿わせて配置した補強片12が中央重ね
部分となり、この中央重ね部分によってコーナーパッド
本体2が部分的に補強された図1に示すコーナーパッド
1が得られる。
一例として、図3に示す一対の中央折り返し片3,4を
互いに直角に折り返し、中央折り返し片4の内面の一部
に補強片12と紙管7とを夫々配置する。続いてコーナ
ー折返し片部分13を折り曲げ線10に沿って2重に折
り畳み、さらにこのコーナー折返し片部分13を直角に
折り曲げる。このとき、コーナー折返し片部分13に設
けた切り込み17に紙管7の端部が挿入され、紙管7の
端部を切り込み17によって支持できる。続いてコーナ
ー折返し片部分15を折り曲げてコーナー折返し片部分
13の外面に重ねて接着剤等で接着する。この状態でコ
ーナー折返し片部分13がコーナー重ね部分14とな
り、このコーナー重ね部分14に形成された切り込み1
7に紙管7の両端部が夫々挿入支持されると共に、中央
折り返し片4に沿わせて配置した補強片12が中央重ね
部分となり、この中央重ね部分によってコーナーパッド
本体2が部分的に補強された図1に示すコーナーパッド
1が得られる。
【0012】次に、コーナーパッド1を用いて被梱包材
20を梱包するにあたっては、図2に示すように、同じ
形状の4つのコーナーパッド1を用意し、2つのコーナ
ーパッド1を被梱包材20の上部の対向する2つのコー
ナー21,22に夫々被嵌し、残りの2つのコーナーパ
ッド1を被梱包材20の下部の対向する2つのコーナー
に夫々被嵌する。このとき、1つのコーナーパッド1で
被梱包材20の各コーナーに隣接して直交する4面を夫
々緩衝保護できる。つまり、図4に示すように、被梱包
材20のコーナー21においては紙管7によって、一対
の中央折り返し片3,4は被梱包材20のコーナー21
と隣接して直交する2面a,bから緩衝用の隙間30を
隔てて夫々位置し、且つ図6に示すように、一対のコー
ナー折返し片5,6は被梱包材20のコーナー21a
(21b)と隣接して直交する2面c,dから緩衝用の
隙間30を隔ててを夫々位置するようになる。このよう
にして被梱包材20の他のコーナーにも同様にコーナー
パッド1を被嵌した後、各コーナーパッド1の上から結
束紐(図示せず)を結束して梱包作業を行なう。
20を梱包するにあたっては、図2に示すように、同じ
形状の4つのコーナーパッド1を用意し、2つのコーナ
ーパッド1を被梱包材20の上部の対向する2つのコー
ナー21,22に夫々被嵌し、残りの2つのコーナーパ
ッド1を被梱包材20の下部の対向する2つのコーナー
に夫々被嵌する。このとき、1つのコーナーパッド1で
被梱包材20の各コーナーに隣接して直交する4面を夫
々緩衝保護できる。つまり、図4に示すように、被梱包
材20のコーナー21においては紙管7によって、一対
の中央折り返し片3,4は被梱包材20のコーナー21
と隣接して直交する2面a,bから緩衝用の隙間30を
隔てて夫々位置し、且つ図6に示すように、一対のコー
ナー折返し片5,6は被梱包材20のコーナー21a
(21b)と隣接して直交する2面c,dから緩衝用の
隙間30を隔ててを夫々位置するようになる。このよう
にして被梱包材20の他のコーナーにも同様にコーナー
パッド1を被嵌した後、各コーナーパッド1の上から結
束紐(図示せず)を結束して梱包作業を行なう。
【0013】このように、被梱包材20のいずれかのコ
ーナー21と直交する隣合う4面a〜dを一対の中央折
り返し片3,4と一対のコーナー折返し片5,6によっ
て夫々保護でき、また各片3,4,5,6と被梱包材2
0の外面との間の緩衝用の隙間30は紙管7とコーナー
重ね部分14によって確保されることとなる。従って、
従来では別のコーナーパッドで保護する必要のあった被
梱包材20の2面c,dをコーナー折返し片5,6によ
り夫々緩衝保護でき、コーナーパッド1の数がその分少
なくて済み、コストダウンが図られるという利点があ
る。しかも、図2に示すように、コーナーパッド本体2
を被梱包材20の上下4つのコーナーに夫々被せること
ができる大きさに4分割したことにより、少ないコーナ
ーパッド1で被梱包材20のコーナー全体を確実に緩衝
保護できるという利点がある。
ーナー21と直交する隣合う4面a〜dを一対の中央折
り返し片3,4と一対のコーナー折返し片5,6によっ
て夫々保護でき、また各片3,4,5,6と被梱包材2
0の外面との間の緩衝用の隙間30は紙管7とコーナー
重ね部分14によって確保されることとなる。従って、
従来では別のコーナーパッドで保護する必要のあった被
梱包材20の2面c,dをコーナー折返し片5,6によ
り夫々緩衝保護でき、コーナーパッド1の数がその分少
なくて済み、コストダウンが図られるという利点があ
る。しかも、図2に示すように、コーナーパッド本体2
を被梱包材20の上下4つのコーナーに夫々被せること
ができる大きさに4分割したことにより、少ないコーナ
ーパッド1で被梱包材20のコーナー全体を確実に緩衝
保護できるという利点がある。
【0014】また、一対のコーナー折返し片5,6に設
けた切り込み17に紙管7の両端部を挿入支持したこと
によって、1枚の段ボール等で形成されるコーナーパッ
ド本体2に対する紙管7の支持が容易であり、組立作業
に要する手間も省略できるという利点もある。
けた切り込み17に紙管7の両端部を挿入支持したこと
によって、1枚の段ボール等で形成されるコーナーパッ
ド本体2に対する紙管7の支持が容易であり、組立作業
に要する手間も省略できるという利点もある。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のように、一枚の紙を折り
曲げて形成される隣合う2面が開口したコーナーパッド
本体を備え、コーナーパッド本体は、互いに直交方向に
折り返された一対の中央折り返し片と、各中央折り返し
片の両端部から内側に折り返されて各中央折り返し片と
夫々直角をなす一対のコーナー折返し片とを有し、上記
各中央折り返し片の折り返し部分の内側に沿って紙管が
配置され、上記各コーナー折返し片には紙管の両端部が
挿入支持される切り込みが夫々設けられ、上記各コーナ
ー折返し片の一部を、コーナー折り返し片の内側へ向け
て突出するように折り返してコーナー重ね部分とし、コ
ーナーパッドを被梱包材のコーナーに被嵌した状態で上
記各中央折り返し片及び各コーナー折返し片は紙管及び
コーナー重ね部分によって被梱包材の外面から緩衝用の
隙間を隔てて夫々配置されて成るから、少ないコーナー
パッドで被梱包材の各コーナーを十分に緩衝保護でき、
コーナーパッドの部品削減が図られることにより、コス
ト面できわめて有利となり、しかも、一対のコーナー折
返し片に紙管の両端部が挿入支持される切り込みを夫々
設けたことにより、一対の中央折り返し片の折り返し部
分の内側に沿って配置される紙管をコーナーパッド本体
に対して容易に支持でき、部品削除に加えて組立作業性
が改善されるという効果がある。
曲げて形成される隣合う2面が開口したコーナーパッド
本体を備え、コーナーパッド本体は、互いに直交方向に
折り返された一対の中央折り返し片と、各中央折り返し
片の両端部から内側に折り返されて各中央折り返し片と
夫々直角をなす一対のコーナー折返し片とを有し、上記
各中央折り返し片の折り返し部分の内側に沿って紙管が
配置され、上記各コーナー折返し片には紙管の両端部が
挿入支持される切り込みが夫々設けられ、上記各コーナ
ー折返し片の一部を、コーナー折り返し片の内側へ向け
て突出するように折り返してコーナー重ね部分とし、コ
ーナーパッドを被梱包材のコーナーに被嵌した状態で上
記各中央折り返し片及び各コーナー折返し片は紙管及び
コーナー重ね部分によって被梱包材の外面から緩衝用の
隙間を隔てて夫々配置されて成るから、少ないコーナー
パッドで被梱包材の各コーナーを十分に緩衝保護でき、
コーナーパッドの部品削減が図られることにより、コス
ト面できわめて有利となり、しかも、一対のコーナー折
返し片に紙管の両端部が挿入支持される切り込みを夫々
設けたことにより、一対の中央折り返し片の折り返し部
分の内側に沿って配置される紙管をコーナーパッド本体
に対して容易に支持でき、部品削除に加えて組立作業性
が改善されるという効果がある。
【0016】また、コーナーパッド本体を被梱包材の上
下4つのコーナーに被せることができる大きさに分割し
た場合は、少ないコーナーパッドで被梱包材のコーナー
全体を漏れなく緩衝保護できるという効果がある。
下4つのコーナーに被せることができる大きさに分割し
た場合は、少ないコーナーパッドで被梱包材のコーナー
全体を漏れなく緩衝保護できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】同上のコーナーパッドと被梱包材との分解斜視
図である。
図である。
【図3】同上のコーナーパッドの展開斜視図である。
【図4】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図5】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図6】図1のC−C線に沿う断面図である。
【図7】従来の分解斜視図である。
【図8】他の従来の斜視図である。
2 コーナーパッド本体 3,4 中央折り返し片 5,6 コーナー折返し片 7 紙管 14 コーナー重ね部分 17 切り込み 20 被梱包材 30 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭51−75740(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/113 B65D 59/00
Claims (2)
- 【請求項1】 一枚の紙を折り曲げて形成される隣合う
2面が開口したコーナーパッド本体を備え、コーナーパ
ッド本体は、互いに直交方向に折り返された一対の中央
折り返し片と、各中央折り返し片の両端部から内側に折
り返されて各中央折り返し片と夫々直角をなす一対のコ
ーナー折返し片とを有し、上記各中央折り返し片の折り
返し部分の内側に沿って紙管が配置され、上記各コーナ
ー折返し片には紙管の両端部が挿入支持される切り込み
が夫々設けられ、上記各コーナー折返し片の一部を、コ
ーナー折り返し片の内側へ向けて突出するように折り返
してコーナー重ね部分とし、コーナーパッドを被梱包材
のコーナーに被嵌した状態で上記各中央折り返し片及び
各コーナー折返し片は紙管及びコーナー重ね部分によっ
て被梱包材の外面から緩衝用の隙間を隔てて夫々配置さ
れて成ることを特徴とするコーナーパッド。 - 【請求項2】 コーナーパッド本体は被梱包材の上下4
つのコーナーに夫々被せることができる大きさに分割さ
れて成ることを特徴とする請求項1記載のコーナーパッ
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05239938A JP3121481B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | コーナーパッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05239938A JP3121481B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | コーナーパッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0796973A JPH0796973A (ja) | 1995-04-11 |
JP3121481B2 true JP3121481B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=17052058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05239938A Expired - Fee Related JP3121481B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | コーナーパッド |
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JP (1) | JP3121481B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP05239938A patent/JP3121481B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0796973A (ja) | 1995-04-11 |
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