JP3119041B2 - 電子部品供給装置および電子部品供給方法 - Google Patents

電子部品供給装置および電子部品供給方法

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JP3119041B2
JP3119041B2 JP05179002A JP17900293A JP3119041B2 JP 3119041 B2 JP3119041 B2 JP 3119041B2 JP 05179002 A JP05179002 A JP 05179002A JP 17900293 A JP17900293 A JP 17900293A JP 3119041 B2 JP3119041 B2 JP 3119041B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トレイ切替の際におけ
るロスタイムを抑制できる電子部品供給装置および電子
部品供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】チップマウンタなどの電子部品実装装置
に、電子部品を供給する装置として、トレイを保持する
ベース材を収納棚に多段に収納しておき、この収納棚か
ら所望のトレイを供給エリアに引き出し、トレイ内の電
子部品を吸着ヘッドでピックアップして電子部品実装装
置の移載ヘッドに受け渡すものが多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電子
部品供給装置では、次に供給すべき電子部品を収納する
トレイが載置されたベース材をマガジンから引き出し、
部品供給エリアヘベース材を移動させて、電子部品供給
を行う。そして当該電子部品の供給が終了すると、この
ベース材を再びマガジンへ戻していた。
【0004】しかしながら、このような構成では、供給
すべき電子部品の品種等が変更される都度、供給を完了
したトレイが載置されたベース材を部品供給エリアから
マガジンへ戻し、次のベース材を部品供給エリアへ移動
するまでの間、電子部品の供給を行うことができず、大
きなロスタイムを生じるという問題点があった。
【0005】そこで本発明は、トレイ切替時におけるロ
スタイムを抑制できる電子部品供給装置および電子部品
供給方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品供給装
置は、電子部品を収納するトレイが載置されるベース材
と、ベース材を複数段収納する収納体と、この収納体に
対して昇降自在に支持される複数の昇降テーブルと、こ
れらの昇降テーブルを収納体に対して独立して昇降させ
る昇降手段と、昇降テーブルに設けられ収納体からベ
ース材を引き出す引出手段と、複数の昇降テーブルが交
互に部品供給エリアへ至るように昇降手段を制御する制
御手段とを有するものである。
【0007】
【作用】上記構成により、複数の昇降テーブルのうち、
一方の昇降テーブル上には今回供給すべき電子部品を収
納するトレイが載置されたベース材が引き出され、部品
取出手段が、部品供給エリアにおいてこの一方の昇降テ
ーブル上のトレイから電子部品をピックアップする。ま
た、他方の昇降テーブルには次回供給すべき電子部品を
収納するトレイが載置されたベース材が引き出されてい
る。そして、トレイの切替は、単に部品供給エリアにお
ける昇降テーブルを、一方の昇降テーブルから他方の昇
降テーブルに置換えるだけの動作により、極めて短時間
で完了する。
【0008】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例に係る電子部品供
給装置TFを電子部品実装装置CMにセットした状態を
示す斜視図である。電子部品実装装置CMのうち、CV
は水平面内X方向に設けられ、基板Aを搬送し位置決め
するコンベア、Hはこの基板Aの所定位置に電子部品を
実装する移載ヘッドである。そして、この電子部品実装
装置CMには、移載ヘッドHに電子部品を供給する手段
として、本実施例の電子部品供給装置TFの他、テープ
フィーダFが並設されている。
【0010】次に図2を参照しながら、本実施例の電子
部品供給装置TFの構成を説明する。
【0011】Bは縦長の本体ボックスであり、この本体
ボックスBの内部空間の奥側には、上下二段に収納体と
しての収納棚CA,CBが配設されている。これらの収
納棚CA,CBの水平な各段には、ベース材4を収納で
きるようになっている。そして、一つのベース材4に
は、同一品種の電子部品をマトリックス状に収納する複
数枚のトレイが、積層状態で載置されている。
【0012】次に、図3〜図4を参照しながら、ベース
材4などについて説明する。図3はベース材4とトレイ
5の斜視図、図4(a)はベース材の平面図、図4
(b)はベース材4に複数枚のトレイ5が積層状態で載
置されている状態を示す正面図である。図3において、
ベース材4の側縁のうち図3手前左側の側縁4aと、こ
の側縁4aに対向する側縁4bは大きく下方に折曲げら
れ、ベース材4の強度が高められている。これにより、
複数枚のトレイ5を載置してもたわみにくく形成されて
いる。なお、これらの側縁4a,4bは、後述するテー
ブルのガイドレールに摺動自在に案内されるようになっ
ている。また、図3手前右側の側縁4cは、小さく折曲
げられ、後述するテーブルの係合爪に係合できるように
なっている。
【0013】ベース材4は、ベース材4を上方に貫通し
て起立する位置決めピン6,7,9,10,11を備え
ており、これらの位置決めピン6,7,9,10,11
が、トレイ5の側部に当接することにより、トレイ5は
ベース材4上の所定位置に、位置決めされる。このうち
位置決めピン6,7は、ベース材4に対し固定されてお
り、位置決めピン8,9,10,11は、それぞれベー
ス材4に開設されたスリット4e,4f,4g,4hを
スライド自在に通過しており、位置決めピン8,9,1
0,11の下端部が固定されたマグネットプレート1
2,13,14がベース材4に磁力で接着することによ
り、スリット4e,4f,4g,4h内の位置を保つも
のである。そして、トレイ5のサイズが変化したら、位
置決めピン8,9,10,11の位置を便宜変更して、
ベース材4上の所定位置にトレイ5を位置決めするよう
になっている。なお、この例では、マグネットプレート
12,13,14の磁力により位置決めピン8,9,1
0,11の位置を定めることとしたが、例えばビスなど
でこれらの位置を定めるなど種々変更しても差支えな
い。 図2において、16は電子部品供給装置TFの部
品供給エリア(ほぼ収納棚CA,CBの中間の高さを有
するエリア)において、XY方向に移動する移動体であ
り、この移動体16のコンベアCV側には、電子部品を
挟着するチャック17aと電子部品を吸着するノズル1
7bとを下部に備えた部品取出手段としての部品取出ヘ
ッド17が設けられ、収納棚CA,CB側には、不要ト
レイ5(本明細書において不要トレイとは、電子部品の
供給を終了して空となったトレイの他、後述するカメラ
ステージ23にて不良な電子部品と認定され、この不良
な電子部品が戻されたトレイなども含む)に係合して後
述するトレイ回収手段へ受渡すトレイ除去手段としての
トレイ移載ヘッド18が設けられている。すなわち、ト
レイ移載ヘッド18と部品取出ヘッド17とは、移動体
16と一体的に設けられ、部品供給エリアをXY方向に
一体的に移動する。また19は移動体16をX方向に移
動可能に保持するX軸アームであり、20はX軸アーム
19に内蔵された送りねじ(図示せず)を駆動すること
により、移動体16をX方向に移動させるXモータ、2
1はX軸アーム19をY方向に移動可能に保持するY軸
アームであり、22はY軸アーム21に内蔵される送り
ねじ(図示せず)を駆動することにより、X軸アーム1
9をY方向に移動させるYモータである。したがって、
Xモータ20、Yモータ22を駆動すると、部品取出ヘ
ッド17及びトレイ移載ヘッド18を部品供給エリア内
でXY方向に移動させることができる。なお、本実施例
では、トレイ移載ヘッド18をチャック17aとは別体
に設けたが、チャック17aをトレイ除去手段として用
いてもよい。
【0014】また、23はコンベアCVの近傍に配設さ
れ、部品取出ヘッド17のチャック17a又はノズル1
7bなどによりトレイ5から取り出された電子部品の位
置や姿勢等を観察するカメラが内蔵されたカメラステー
ジ、24はトレイ5より取り出された電子部品が載置さ
れ、位置ずれ等の修正を行うための部品位置決めユニッ
トである。このカメラステージ23及び部品位置決めユ
ニット24は、電子部品の種類に応じて使い分けられて
おり、例えばQFPのように微細なリードを有するもの
はカメラステージ23へ、異形部品等は部品位置決めユ
ニット24へ、部品取出しヘッド17により移載される
ようになっている。そして、カメラステージ23で観察
された電子部品や部品位置決めユニット24により位置
修正を受けた電子部品は、電子部品実装装置CMの移載
ヘッドH(図1参照)に吸着されて、基板A上の所定位
置に実装される。なお、25は部品位置決めユニット2
4の高さ調整用モータ、26は交換用ノズル27を保持
するノズルホルダである。
【0015】次に、収納棚CA,CBからベース材4を
昇降手段へ受渡す受渡手段と、ベース材4を部品供給エ
リアヘ至らせる昇降手段について説明する。図2におい
て、30は本体ボックスBの内部空間に垂直に設けられ
るフレームであり、31,32はこのフレーム30に回
転自在に軸支される垂直な送りねじ、35,36はこれ
らの送りねじ31,32をそれぞれ独立に駆動するテー
ブル昇降用のモータである。また、33,34はフレー
ム30に垂直に支持されるガイド杆であり、上下2つの
昇降テーブルT1,T2がガイド杆33,34により、
同一の昇降経路上で、互いに独立に昇降自在に案内され
るようになっている。
【0016】図5は昇降テーブルT1についてベース材
4を外した状態を示す斜視図である。なお昇降テーブル
T2は昇降テーブルT1と同様の構成であるので、昇降
テーブルT1のみについて説明する。40は昇降テーブ
ルT1のテーブル枠であり、このテーブル枠40は水平
で略U字状をなし、一方の側部に後述する係合爪45,
46の出入を許すための切欠40aが設けられている。
37,38はテーブル枠40の背部に設けられるスライ
ダであり、これらのスライダ37,38はガイド杆3
3,34に摺動自在に係合している。39はテーブル枠
40の背部に設けられるナット部であり、このナット部
39は送りねじ31に螺合している。したがって、駆動
手段であるモータ35を駆動して、送りねじ31を回転
させると、昇降テーブルT1をZ方向に昇降させること
ができる。また、昇降テーブルT2を昇降させるとき
は、駆動手段であるモータ36を駆動して送りねじ32
を回転させる。41は、テーブル枠40に軸架され、水
平面内においてY方向を向く、一対のガイド軸であり、
これらのガイド軸41には、往復プレート42の下部に
設けられたスライダ43,44が摺動自在に挿通されて
いる。45,46は、往復プレート42の上面に、間隔
を開けて固定された係合爪であり、これらの係合爪4
5,46の先端部は上向きにカギ状に折曲がり、上述し
たベース材4の側縁4c(図3参照)に係合可能に形成
されている。47はテーブル枠40の中心付近に設けら
れる軸支部であり、この軸支部47は、揺動アーム48
の一端部を、水平面内において揺動自在に軸支する。ま
たこの揺動アーム48の他端部の上面にはベアリング4
8bが取付けられており、このベアリング48bは、往
復プレート42に開設された長孔42aにスライド自在
に係合している。また、揺動アーム48の中程には、長
孔48aが開設されており、この長孔48aには、水平
面内にて回転する回転板49の周部上面に取付けられた
ベアリング49aがスライド自在に係合している。50
はギアボックス51を介して回転板49を回転させるモ
ータである。なお、ギアボックス51、モータ50など
は、テーブル枠40の下部にわたされた長板53によっ
て下受けされている。また52,53はテーブル枠40
の上面においてベース材4の側縁4a,4bにスライド
自在に係合して、ベース材4の移動を案内するガイドレ
ールである。
【0017】したがって、図6に示すように、モータ5
0を駆動して回転板49を回転させ、往復プレート42
を図6実線位置から左方へ移動させて、同図一点鎖線で
示すように、係合爪45,46を切欠40aを通して突
出させ、収納棚CA内のベース材4の側縁4cに係合さ
せることができる。そして、回転板49を上記と逆方向
に回転させ、図6の二点鎖線位置まで引き込むことによ
り、ベース材4をガイドレール52,53で案内しなが
ら、昇降テーブルT1上へベース材4を引き出すことが
できる。そして、昇降手段としてのモータ35を駆動し
て、昇降テーブルT1を昇降させることにより、上記移
動体16(図2参照)がXY方向に移動する部品供給エ
リアへ、ベース材4及びこのベース材4に載置されたト
レイ5を移動することができる。
【0018】図2において、57,58は、トレイ高さ
検出部としてのトレイセンサであり、このトレイセンサ
57,58は部品供給エリアに配設され、トレイ5の上
面の高さ方向の位置を検出して、トレイ5が、部品取出
ヘッド17がトレイ5から電子部品をピックアップでき
る高さにあるか否か検出する。
【0019】次に、不要トレイを回収する手段について
説明する。図2において、トレイ排出コンベア60は、
収納棚CA、CBの間であって、部品供給エリアに近接
して部品供給エリアと同一レベルに設けられる。そして
このトレイ排出コンベア60は、排出モータ60aが作
動することにより、トレイ移載ヘッド18により排出コ
ンベア60上に移載されて空になったトレイ5を、後述
する昇降リフト62又はこの昇降リフト62に段積みさ
れる空になったトレイ5の最上段へ受渡すものである。
また、トレイストック部61には空になったトレイ5が
水平に載置される昇降リフト62が昇降自在に設けられ
る。63は昇降リフト62を昇降させるためのモータで
あり、64はトレイ検出センサである。そして、トレイ
検出センサ64は、トレイ排出コンベア60のやや上部
をセンシングするように配設され、このトレイ検出セン
サ64が遮光すると、モータ63を駆動して、所定距離
(例えば空になったトレイ5の一枚分の厚さ)だけ昇降
リフト62を下降させるようになっている。したがっ
て、空になったトレイ5は、昇降リフト62に順次段積
みされた状態で、これらトレイ回収手段に回収されるも
のである。
【0020】図7は、本実施例の電子部品供給装置の制
御手段70を示すブロック図である。71は、ROM7
2内の制御プログラムにより、他の要素を制御するCP
U、73は図8に示す収納棚CA,CBの各収納段ごと
の部品ストック情報や図9に示す各基板品種ごとの部品
供給情報などを記憶するRAM、74は昇降機構部7
5、引出し機構部76、ピックアンドプレース機構部7
7、回収機構部78と、CPU71とを接続するインタ
ーフェイスであり、このインターフェイス74には、電
子部品実装装置CMの制御部80も接続されている。こ
こで、図9に示すように、RAM73の部品供給情報
は、複数の基板品種ごとに設けられており、複数品種に
対応できるようになっている。さて、CPU71が電子
部品実装装置制御部80から、ある品種の部品を取り出
すべき旨の指令を受取ると、CPU71はこの品種を確
認し、収納棚CA,CBの収納段のうち、この品種の部
品を収納する収納段を、部品ストック情報を参照して確
認する。そしてCPU71は、今回供給すべき電子部品
を収納するトレイを載せたベース材を、昇降テーブルT
1又は昇降テーブルT2のうちの一方へ引き出して、こ
の一方の昇降テーブルを部品供給エリアへ至らせ、他方
の昇降テーブルには次回供給すべき電子部品を収納する
トレイを載せたベース材を引き出し、この他方の昇降テ
ーブルを待機エリアヘ至らせるように、昇降機構部75
を制御する。又トレイ切替後は、昇降テーブルT1,T
2の役割を反転させる。
【0021】本実施例に係る電子部品供給装置は上記の
ような構成よりなり、次に図10〜図17を参照しなが
ら、本実施例の電子部品供給装置の動作を説明する。図
10は、収納棚CAの各収納段に、トレイ5が積層状態
で載置されたベース材4P,4Q,4Rが収納され、収
納棚CBにベース材4S,4Tが収納されると共に、収
納棚CBの最下段のベース材4Uが第2の昇降テーブル
T2上に引出され、この昇降テーブルT2が、部品供給
エリアA2に位置する状態を示す。そして、部品取出ヘ
ッド17のノズル17bが、ベース材4U上に積層され
ている最上段のトレイ5から、電子部品Pをピックアッ
プし、カメラステージ23へ移載しようとしている。ま
た、第1の昇降テーブルT1は、収納棚CAの最上段に
収納されたベース材4Pよりもやや下方に位置し、係合
爪46を突出させている。この状態からモータ35を駆
動して、昇降テーブルT1を小距離上昇させると、係合
爪46をベース材4Pの側縁4cに係合させることがで
きる。なお、図10〜図17において、簡単のため収納
棚CA,CBには、それぞれ3つのベース材を収納した
ように示しているが、もちろんより多段に収納してもよ
いことは言うまでもない。
【0022】なお、46xは第2の昇降テーブルT2の
係合爪、A1は部品供給エリアA2のすぐ上方にある第
1の昇降テーブルT1の待機エリア、A2は部品供給エ
リアA2のすぐ下方にある第2の昇降テーブルT2の待
機エリアである。これらのエリアA1〜A3は、収納棚
CA,CBの前方に位置している。
【0023】次いで、図11に示すように、部品供給エ
リアA2において、部品取出ヘッド17が矢印N1方向
に往復して、第2の昇降テーブルT2の最上段のトレイ
5から電子部品Pを取り出してカメラステージ23又は
部品位置決めユニット24上に、ノズル17bにより順
次移載する。また、第1の昇降テーブルT1のモータ5
0が作動して、収納棚CAの最上段のベース材4Pが、
この昇降テーブルT1上に引き出される。なおカメラス
テージ23又は部品位置決めユニット24上に載置され
た電子部品Pは、電子部品実装装置CMの移載ヘッドH
(図1参照)によりピックアップされる。
【0024】次いで図12に示すように、部品供給エリ
アA2でノズル17bによる電子部品Pの移載動作がく
り返される間に、モータ35が作動して、次回に使用さ
れる第1の昇降テーブルT1を待機エリアA1まで下降
させ、この待機エリアA1で待機させる。
【0025】そして、ベース材4Uの最上段のトレイ5
が空になった場合には、図13の矢印N4で示すように
この空になったトレイ5を、トレイ移載ヘッド18によ
りトレイ排出コンベア60へ受渡す。すると、このトレ
イ排出コンベア60が作動して、空になったトレイ5は
トレイストック部61へ回収される。このように、空に
なったトレイ5の回収手段を、部品供給エリアA2に近
傍に配設したので、空になったトレイ5の除去作業に要
するロスタイムを最少限に抑えることができる。
【0026】次に、図14に示すように、部品供給エリ
アA2にあった第2の昇降テーブルT2を、収納棚CB
のベース材4Uを収納すべき最下段まで下降させると共
に、移動体16をカメラステージ23側へ退避させた上
で、待機エリアA1にあった第1の昇降テーブルT1を
部品供給エリアA2まで下降させる。このように、部品
供給エリアA2のすぐ近くの待機エリアに次に供給エリ
アへ移送されるべきベース材を保持した昇降テーブルを
待機させるようにしたので、昇降テーブルの切替を極め
て短時間で行うことができる。これにより、トレイ切替
時のロスタイムを極小にすることができる。
【0027】そして、係合爪46xを矢印N7方向に移
動させて、第2の昇降テーブルT2上のベース材4Uを
収納棚CBの最下段へ収納する。
【0028】次に図15に示すように、新たに部品供給
エリアA2に至ったベース材4P上のトレイ5から、矢
印N8で示すように部品取出しヘッド17で電子部品P
を取り出すと共に、係合爪46xを矢印N9方向に移動
して第2の昇降テーブルT2上へ次に供給される電子部
品が収納されたトレイを載置したベース材4Tを引き出
す。
【0029】次いで図16に示すように、モータ36を
作動して、次回に使用される第2の昇降テーブルT2を
待機エリアA3まで上昇させ、この待機エリアA3で待
させる。そして、図17に示すように、第1の昇降テ
ーブルT1上のトレイ5からの電子部品の取り出しが終
了したら、第1の昇降テーブルT1を上昇して収納棚C
Aにベース材4Pを収納すると共に、第2の昇降テーブ
ルT2を部品供給エリアA2に移動させるテーブル切替
動作を行うものである。
【0030】本実施例の電子部品供給装置は昇降テーブ
ルを2つ設け、一方の昇降テーブルが部品供給エリアに
ある際に、他方の昇降テーブルを待機エリアで待機させ
ておいて、テーブル切替時に待機エリアの昇降テーブル
を直ちに部品供給エリアに至らせることができ、電子部
品を供給するトレイを切替える際のロスタイムを非常に
少なくすることができる。また、本実施例では、さらに
収納棚CAに偶数番目に部品供給エリアへ送り出すべき
電子部品を収納したトレイを保持するベース材を載置
し、収納棚CBに奇数番目に部品供給エリアへ送り出す
べき電子部品を収納したトレイを保持するベース材を載
置してあるので、第1の昇降テーブルと第2の昇降テー
ブルとを交互に部品供給エリアへ位置させることがで
き、トレイ切替に要する時間を一層短縮できる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したので、
トレイ切替時に部品供給エリアにおいて昇降テーブルを
入れ替えるだけの動作を行えば足り、ロスタイムを非常
に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置を電
子部品実装装置にセットした状態を示す斜視図
【図2】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の斜
視図
【図3】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置のベ
ース材及びトレイを示す斜視図
【図4】(a)本発明の一実施例に係る電子部品供給装
置のベース材を示す平面図 (b)本発明の一実施例に係る電子部品供給装置のベー
ス材及びトレイを示す正面図
【図5】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の昇
降テーブルを示す斜視図
【図6】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の昇
降テーブルを示す平面図
【図7】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置のブ
ロック図
【図8】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の部
品ストック情報のデータ構成図
【図9】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の部
品供給情報のデータ構成図
【図10】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の
動作説明図
【図11】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の
動作説明図
【図12】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の
動作説明図
【図13】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の
動作説明図
【図14】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の
動作説明図
【図15】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の
動作説明図
【図16】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の
動作説明図
【図17】本発明の一実施例に係る電子部品供給装置の
動作説明図
【符号の説明】
4 ベース材 5 トレイ 35 昇降手段 36 昇降手段 71 CPU(制御手段) P 電子部品 CA 収納体 CB 収納体 T1 昇降テーブル T2 昇降テーブル A2 部品供給エリア

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品を収納するトレイが載置されるベ
    ース材と、前記ベース材を複数段収納する収納体と、こ
    の収納体に対して昇降自在に支持される複数の昇降テー
    ブルと、これらの昇降テーブルを収納体に対して独立し
    て昇降させる昇降手段と、前記昇降テーブルに設けられ
    て前記収納体から前記ベース材を引き出す引出手段と、
    前記複数の昇降テーブルが交互に部品供給エリアへ至る
    ように前記昇降手段を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする電子部品供給装置。
  2. 【請求項2】前記部品供給エリアの上方と下方の少なく
    ともいずれか一方を待機エリアとし、前記複数個の昇降
    テーブルのうちの何れかの昇降テーブルを部品供給エリ
    アに位置させてこの昇降テーブルに支持されたベース材
    上のトレイの電子部品を基板に実装しているときに、次
    回に使用されるトレイを支持する他の昇降テーブルを待
    機エリアで待機させるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の電子部品供給装置。
  3. 【請求項3】電子部品を収納するトレイを載置したベー
    ス材を複数段収納する収納体と、この収納体の前方にあ
    って引出手段によりこの収納体から引出されたベース材
    を支持する複数個の昇降テーブルと、この昇降テーブル
    を昇降させる昇降手段とを備えた電子部品供給装置を用
    いた電子部品供給方法であって、前記複数個の昇降テー
    ブルのうちのいずれかを前記収納体の前方の部品供給エ
    リアに位置させてこの昇降テーブル上のトレイの電子部
    品を基板に実装しているときに、他の昇降テーブル上に
    次回に使用されるトレイを載せたベース材を載置して待
    機させておくことを特徴とする電子部品供給方法。
  4. 【請求項4】前記部品供給エリアの上方と下方の少なく
    ともいずれか一方を待機エリアとし、前記複数個の昇降
    テーブルのうちの何れかの昇降テーブルを前記部品供給
    エリアに位置させてこの昇降テーブルに支持されたベー
    ス材上のトレイの電子部品を基板に実装しているとき
    に、次回に使用されるベース材を前記収納体が他の昇降
    テーブルに引出してこの昇降テーブルを前記待機エリア
    で待機させるようにし、前記部品供給エリアのトレイか
    らの電子部品の取出しが終了したならば、部品供給エリ
    アの昇降テーブルと待機エリアの昇降テーブルのテーブ
    ル切替を行うようにしたことを特徴とする請求項3記載
    の電子部品供給方法。
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