JP3118209U - マット用クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】クリアーマット等のマットを自動車フロアーマット等のマットの上に安定状態に固定することのできるマット用クリップを提供する。
【解決手段】この考案のマット用クリップ1は、基片部2と、前記基片部2から略水平方向に延ばされた第1取付舌片部3と、前記基片部2から略水平方向に延ばされて前記第1取付舌片部3の下方位置に配置された第2取付舌片部4と、前記基片部2又は前記第1取付舌片部3から延ばされた押さえ舌片部5とを備え、押さえ舌片部5は、第1取付舌片部3に対して開閉し得るものとなされ、押さえ舌片部5は、第1取付舌片部3の上面に略重ね合わせ状態で着脱自在に固定し得るものとなされていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この考案は、例えば自動車室内における運転者や同乗者等の足元に敷設されたフロアーマットの上にクリアーマット等を載置固定するのに好適に用いられるマット用クリップに関する。
一般に、自動車の床には、フェルト状の床張り材の上にフロアーマット(カーペットマット)が敷設される(特許文献1、2参照)が、このフロアーマットの繊維間に土、砂、塵などが入り込んで汚れ易い上に、降雨時には靴底や傘からの水がフロアーマットにしみ込むことから、近年では、これらを防止すべく、フロアーマットの上にクリアーマットと呼ばれる透明の合成樹脂シートを載置することが行われるようになってきている。
特開2004−123090号公報 特開2004−17882号公報
しかしながら、フロアーマットの上にクリアーマットを単に載置しただけでは、このクリアーマットに足で踏む、蹴る等の外力が加わると、クリアーマットは容易にずれ移動しやすい。このようなずれ移動を生じると、使用者が滑ったりすることが懸念されるのみならず、ずれ移動したクリアーマットによってアクセル、ブレーキ等の運転操作に支障を来すこともあり得ることから、クリアーマットが下のフロアーマットに対して位置ずれを生じないことが強く求められていた。
この考案は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、クリアーマット等のマットを自動車フロアーマット等のマットの上に安定状態に固定することのできるマット用クリップを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本考案は以下の手段を提供する。
[1]基片部と、前記基片部から略水平方向に延ばされた第1取付舌片部と、前記基片部から略水平方向に延ばされて前記第1取付舌片部の下方位置に配置された第2取付舌片部と、前記基片部又は前記第1取付舌片部から延ばされた押さえ舌片部とを備え、前記押さえ舌片部は、前記第1取付舌片部に対して開閉し得るものとなされ、前記押さえ舌片部は、前記第1取付舌片部の上面に略重ね合わせ状態で着脱自在に固定し得るものとなされていることを特徴とするマット用クリップ。
[2]前記押さえ舌片部と、前記基片部又は前記第1取付舌片部とが薄肉ヒンジ部を介して連結されることによって、前記押さえ舌片部は前記第1取付舌片部に対して開閉し得るものとなされている前項1に記載のマット用クリップ。
[3]前記基片部、前記第1取付舌片部、前記第2取付舌片部、前記押さえ舌片部及び前記薄肉ヒンジ部が一体成形されている前項2に記載のマット用クリップ。
[4]前記押さえ舌片部及び前記第1取付舌片部のうちの一方に係合凸部が設けられると共に、他方に係合凹部が設けられ、該係合凹部に前記係合凸部が係止されることによって、前記押さえ舌片部が、前記第1取付舌片部の上面に略重ね合わせ状態で着脱自在に固定されるものとなされている前項1〜3のいずれか1項に記載のマット用クリップ。
[5]前記第1取付舌片部と前記第2取付舌片部との離間間隔が、少なくとも両取付舌片部の先端側領域において基端側から先端側に向けて減少するように構成されている前項1〜4のいずれか1項に記載のマット用クリップ。
[6]前記押さえ舌片部における前記第1取付舌片部と対向する側の面の先端部から係止片が突設されている前項1〜5のいずれか1項に記載のマット用クリップ。
[7]前記係止片の先端に1ないし複数個のずれ防止用突起が突設されている前項6に記載のマット用クリップ。
[8]前記第1取付舌片部の上面に上方に向けて突出する係合突出部が設けられている前項1〜7のいずれか1項に記載のマット用クリップ。
[9]前記係合突出部の上面に1ないし複数個のずれ防止用突起が設けられている前項8に記載のマット用クリップ。
[10]前記基片部は、略上下方向に延ばされた平板からなり、前記基片部の上端側から前記第1取付舌片部が略水平方向に延ばされ、前記基片部の下端側から前記第2取付舌片部が略水平方向に延ばされていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のマット用クリップ。
[1]の考案では、第1取付舌片部と第2取付舌片部とで下側マット(自動車フロアーマット等)の縁部を挟み込むことによりマット用クリップを下側マットに装着することができると共に、第1取付舌片部の上に載置した上側マット(クリアマット等)の上面に押さえ舌片部を略重ね合わせ状態にして固定することができるので、上側マットを下側マットの上に安定状態に固定することができる。
[2]の考案では、押さえ舌片部と、基片部又は第1取付舌片部とが薄肉ヒンジ部を介して連結されており、このような簡便な構成で押さえ舌片部の開閉操作が可能になって製品コストを低減できると共に、押さえ舌片部の開閉操作も非常に容易化される。
[3]の考案では、基片部、第1取付舌片部、第2取付舌片部、押さえ舌片部及び薄肉ヒンジ部が一体成形されているので、マット用クリップを極めて安価にかつ効率良く生産し得る。
[4]の考案では、押さえ舌片部を、第1取付舌片部の上面に略重ね合わせ状態で固定するに際し、係合凹部に係合凸部を係止するだけで良いから、押さえ舌片部を第1取付舌片部に固定する操作が容易化される。
[5]の考案では、第1取付舌片部と第2取付舌片部との離間間隔が、少なくとも両取付舌片部の先端側領域において基端側から先端側に向けて減少するように構成されているから、マット用クリップを下側マットに装着した状態を安定かつ強固に維持できる、即ち装着したマット用クリップの下側マットからの離脱を十分に防止できる。
[6]の考案では、押さえ舌片部における第1取付舌片部と対向する側の面の先端部から係止片が突設されているから、マット用クリップを装着固定した状態時において該係止片が上側マット(クリアマット等)の膨隆縁部の内側側面に当接するものとなり、これにより上側マットのずれ移動を十分に防止できる。
[7]の考案では、係止片の先端に1ないし複数個のずれ防止用突起が突設されているから、マット用クリップを装着固定した状態時において該ずれ防止用突起が上側マット(クリアマット等)の上面に接触するものとなり、これにより上側マットの特に周縁部長さ方向へのずれ移動を十分に防止することができる。
[8]の考案では、第1取付舌片部の上面に上方に向けて突出する係合突出部が設けられているから、マット用クリップを装着固定した状態時において該係合突出部が上側マット(クリアマット等)の膨隆縁部の裏面凹部内に係合するものとなり、これにより上側マットの周縁部幅方向へのずれ移動を十分に防止することができる。
[9]の考案では、係合突出部の上面に1ないし複数個のずれ防止用突起が設けられているから、マット用クリップを装着固定した状態時において該ずれ防止用突起が上側マット(クリアマット等)の膨隆縁部の裏面凹部内面に接触するものとなり、これにより上側マットの周縁部長さ方向へのずれ移動をも十分に防止することができる。
[10]の考案では、比較的簡易な構成であることにより、成形もし易く、成形精度が向上して高品質のマット用クリップが提供される。
この考案のマット用クリップ(1)の一実施形態を図1〜5に示す。このマット用クリップ(1)は、基片部(2)、第1取付舌片部(3)、第2取付舌片部(4)及び押さえ舌片部(5)を備えてなる。
前記基片部(2)は、略上下方向に延ばされた平板からなる。前記基片部(2)を構成する平板は、略矩形状に形成されている。
前記基片部(2)の上端部から略水平方向に第1取付舌片部(3)が延ばされている。前記第1取付舌片部(3)は平面視略矩形状に形成されており、該第1取付舌片部(3)の上面の長さ方向の中央に上方に向けて突出する係合突出部(13)が設けられている(図1参照)。この係合突出部(13)は略直方体形状であり、その上面にずれ防止用突起(14)(14)(14)が突設されている。前記ずれ防止用突起(14)は略円錐形状に形成されている。
また、図1に示すように、前記第1取付舌片部(3)の上面における前記係合突出部(13)より基片部(2)側の位置から上方に向けて立ち上がり部(21)が形成されると共に、該立ち上がり部(21)より基片部(2)側の位置に係合凹部(8)が形成されている。前記係合凹部(8)は、前記第1取付舌片部(3)に上下に貫通する貫通孔が設けられることによって形成されている。前記係合凹部(8)は平面視略矩形状に形成されており、この略矩形状の係合凹部(8)における先端側(係合突出部側)の2つのコーナー部のそれぞれから水平方向の内方に向けて突出した係止小片(22)(22)が設けられている(図2、3、5参照)。
また、前記第1取付舌片部(3)の下面における基端部に上方に向けて窪む凹陥部(25)が形成されている(図4、5参照)。
更に、前記第1取付舌片部(3)の下面にずれ防止用突条(33)…が形成されている。このずれ防止用突条(33)…は、いずれも前記第1取付舌片部(3)の幅方向に平行状に配置されている(図3参照)。
前記基片部(2)の下端部から略水平方向に第2取付舌片部(4)(4)が延ばされている。即ち、前記基片部(2)の長さ方向の一方の端部の下端縁部から第2取付舌片部(4)が略水平方向に延ばされると共に、長さ方向の他方の端部の下端縁部から第2取付舌片部(4)が略水平方向に延ばされている(図1〜3参照)。しかして、図4、5に示すように、前記第2取付舌片部(4)(4)は、前記第1取付舌片部(3)の下方位置に配置されている。前記第1取付舌片部(3)と前記第2取付舌片部(4)の離間間隔は、取付舌片部(3)(4)の基端側から先端側に向けて漸次減少するように構成されている(図4、5参照)。
また、前記第2取付舌片部(4)の上面における基端部に僅かに窪む凹陥部(25)が形成されており、該凹陥部(25)と、前記第1取付舌片部(3)の基端部の凹陥部(24)とで、両取付舌片部(3)(4)間に収容空間(23)が形成されている。この収容空間(23)に、自動車フロアーマット等の下側マット(71)の膨隆縁部(71a)を収容することができる(図6参照)。
更に、前記第2取付舌片部(4)の上面にずれ防止用突条(34)…が形成されている。このずれ防止用突条(34)…は、いずれも前記第2取付舌片部(4)の幅方向に平行状に配置されている(図2参照)。
一方、前記押さえ舌片部(5)は、前記基片部(2)の上端縁に薄肉ヒンジ部(6)を介して連結されており、これにより押さえ舌片部(5)は前記第1取付舌片部(3)に対して薄肉ヒンジ部(6)を支点にして開閉し得るものとなされている(図6参照)。
前記押さえ舌片部(5)は、略平板状に形成されている。この押さえ舌片部(5)における前記第1取付舌片部(3)と対向する側の面の先端部に係止片(11)が突設されている(図2、4、5参照)。また、図4、5に示すように、前記係止片(11)の上面にずれ防止用突起(12)(12)が突設されている。
前記押さえ舌片部(5)の中央部に平面視略矩形状の開口部(40)が形成され、該平面視略矩形状の開口部(40)の薄肉ヒンジ部側の一側面から平板状の立ち上がり片(15)が延ばされ、該立ち上がり片(15)の先端から略折り返し状に折り返し片(16)が延ばされることによって、係合凸部(7)が形成されている(図4、5参照)。前記折り返し片(16)の先端部の一部は、前記開口部(40)を通過して押さえ舌片部(5)の表面よりも突出した状態になっている(図4、5参照)。前記折り返し片(16)は、平面視略矩形状であり、その左右両側に段部(17)(17)が形成されている(図2、3参照)。
また、前記押さえ舌片部(5)における前記開口部(40)に隣接して先端側の位置に操作用凹部(5a)が形成されている(図1、5参照)。しかして、図8に示すように、前記操作用凹部(5a)内に指(90)を挿入して該指(90)で前記折り返し片(16)の先端を立ち上がり片(15)側に押圧することによって前記折り返し片(16)を立ち上がり片(15)側に撓ませて傾倒させることができるものとなされている。
また、前記押さえ舌片部(5)を前記第1取付舌片部(3)の上面に略重ね合わせ状態とした際における前記押さえ舌片部(5)の重ね合わせ面における前記係合突出部(13)の対応領域に一対のずれ防止用突起(31)(31)が突設されている(図2、5、6参照)。更に、前記押さえ舌片部(5)の重ね合わせ面の周縁部における前記一対のずれ防止用突起(31)(31)を結ぶ線の両延長線上の位置にもずれ防止用突起(32)(32)が突設されている(図2、4、5参照)。
なお、本実施形態では、前記基片部(2)、前記第1取付舌片部(3)、前記第2取付舌片部(4)、前記押さえ舌片部(5)及び前記薄肉ヒンジ部(6)が一体成形されている。即ち、前記マット用クリップ(1)は、合成樹脂の一体成形品からなる。
次に、前記マット用クリップ(1)を用いてクリアーマット等の上側マット(72)を自動車フロアーマット等の下側マット(71)の上に載置固定する方法の一例を説明する。
まず、図6(イ)に示すように、押さえ舌片部(5)が第1取付舌片部(3)に対して展開された展開状態にあるマット用クリップ(1)の第1取付舌片部(3)と第2取付舌片部(4)の間に自動車フロアーマット等の下側マット(71)を挿入して、下側マット(71)の膨隆縁部(71a)をクリップ(1)の収容空間(23)内に配置せしめることによって、マット用クリップ(1)を下側マット(71)に装着する。このマット用クリップ(1)は、前述したように、第1取付舌片部(3)と第2取付舌片部(4)の離間間隔は、取付舌片部(3)(4)の基端側から先端側に向けて漸次減少するように構成されているから、マット用クリップ(1)を下側マット(71)に安定状態にかつ強固に装着することができる。また、前記第1取付舌片部(3)下面のずれ防止用突状(33)…が下側マット(71)の上面に当接すると共に、前記第2取付舌片部(4)(4)上面のずれ防止用突状(34)…が下側マット(71)の下面に当接するので、マット用クリップ(1)を下側マット(71)により安定した状態で固定できる。
次いで、第1取付舌片部(3)の上面の係合突出部(13)にクリアーマット等の上側マット(72)の膨隆縁部(72a)を載置する。即ち、図6(ロ)に示すように、上側マット(72)の膨隆縁部(72a)の裏面凹部内に前記第1取付舌片部(3)の係合突出部(13)を挿入せしめた状態に上側マット(72)を載置する。この時、前記第1取付舌片部(3)における係合突出部(13)の近接位置に立ち上がり部(21)が設けられているので、前記上側マット(72)を前記第1取付舌片部(3)に対して前記適合位置にスムーズに載置することが可能となる。
しかる後、図6(ハ)に示すように、押さえ舌片部(5)を薄肉ヒンジ部(6)を支点にして閉操作して、押さえ舌片部(5)を第1取付舌片部(3)の上面に略重ね合わせ状態とする。
さらに押さえ舌片部(5)を第1取付舌片部(3)に対して押し込むことによって、押さえ舌片部(5)の係合凸部(7)を第1取付舌片部(3)の係合凹部(8)内に挿入していくと、係合凸部(7)の折り返し片(16)が、係合凹部(8)の係止小片(22)(22)に当接しつつ押し込まれることによって立ち上がり片(15)側に撓んで傾倒し、さらに係合凸部(7)を押し込むと、折り返し片(16)の段部(17)(17)が前記係止小片(22)(22)の下方位置に入り込んで折り返し片(16)の傾倒状態が解除される(図6(ニ)参照)。こうして押さえ舌片部(5)の折り返し片(16)の段部(17)(17)が、前記第1取付舌片部(3)の係合凹部(8)の係止小片(22)(22)の下面に係止されることによって、前記押さえ舌片部(5)が、前記第1取付舌片部(3)の上面に略重ね合わせ状態でロック状態に固定される。
この係止固定状態では、図6(ニ)に示すように、押さえ舌片部(5)の先端部の係止片(11)が上側マット(クリアマット等)(72)の膨隆縁部(72a)の内側側面に当接するから、上側マット(72)のずれ移動を十分に阻止できる。また、この係止固定状態では、係止片(11)の先端に形成されたずれ防止用突起(12)が上側マット(クリアマット等)(72)の上面に接触しているので、上側マット(72)の特に周縁部(72a)長さ方向へのずれ移動を十分に防止することができる。
更に、前記係止固定状態では、図6(ニ)に示すように、第1取付舌片部(3)の係合突出部(13)の上面に形成されたずれ防止用突起(14)(14)(14)が、上側マット(72)の膨隆縁部(72a)の裏面凹部の内面に接触しているので、上側マット(72)の周縁部(72a)長さ方向へのずれ移動をも十分に防止することができる。
加えて、前記係止固定状態では、図6(ニ)に示すように、押さえ舌片部(5)のずれ防止用突起(31)(31)及びずれ防止用突起(32)(32)が上側マット(72)の膨隆縁部(72a)の上面に当接するから、上側マット(72)のずれ移動の防止に貢献できる。
前記係止固定状態を解除する時は、図8に示すように、前記押さえ舌片部(5)の操作用凹部(5a)内に指(90)を挿入して該指(90)で係合凸部(7)の折り返し片(16)の先端を立ち上がり片(15)側に押圧することによって折り返し片(16)を立ち上がり片(15)側に撓ませて傾倒させていく。そうすると、折り返し片(16)の段部(17)(17)が、第1取付舌片部(3)の係合凹部(8)の係止小片(22)(22)の下面に係止されていた状態が解消されて、前記係止固定状態が解除される(図8参照)。図8のように前記係止固定状態が解除されれば、押さえ舌片部(5)を第1取付舌片部(3)に対して薄肉ヒンジ部(6)を支点にして開操作することができ、この開操作をすることにより上側マット(72)の下側マット(71)に対する固定状態を解除することができる。このように、本考案のマット用クリップ(1)では、押さえ舌片部(5)を第1取付舌片部(3)の上面に略重ね合わせ状態で着脱自在に固定できる。
なお、前記実施形態では、前記押さえ舌片部(5)と前記基片部(2)とが薄肉ヒンジ部(6)を介して連結されることによって、押さえ舌片部(5)が第1取付舌片部(3)に対して開閉し得るものとなされているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば前記押さえ舌片部(5)と前記第1取付舌片部(3)とが薄肉ヒンジ部(6)を介して連結されることによって押さえ舌片部(5)が第1取付舌片部(3)に対して開閉し得るものとなされた構成を採用することもできる。
また、前記実施形態では、薄肉ヒンジ部(6)を介して押さえ舌片部(5)と基片部(2)とが連結された構成を採用しているが、連結部の構成は該薄肉ヒンジ部(6)に限定されるものではない、即ち連結部の構成は、押さえ舌片部(5)を第1取付舌片部(3)に対して開閉自在に連結できる構成であれば特に限定されない。
また、前記実施形態では、押さえ舌片部(5)に係合凸部(7)が設けられ、第1取付舌片部(3)に係合凹部(8)が設けられ、該係合凹部(8)に係合凸部(7)が係止されることによって押さえ舌片部(5)が第1取付舌片部(3)に着脱自在に固定されるものとなされているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、例えば押さえ舌片部(5)に係合凹部が設けられ、第1取付舌片部(3)に係合凸部が設けられ、該係合凸部が係合凹部に係止されることによって押さえ舌片部(5)が第1取付舌片部(3)に着脱自在に固定されるものとなされた構成を採用することもできる。
この考案のマット用クリップ(1)を用いて自動車フロアーマット(71)の上にクリアマット(72)を固定した状態の一例を図7に示す。自動車内における運転席の足元に敷設されたフロアーマット(71)の上にクリアマット(72)を固定した状態を示したものであり、マット(71)(72)のドア側(図面右側)の縁部(71a)(72a)にマット用クリップ(1)が装着固定されると共に、マット(71)(72)の後側(図面下側)の縁部(71a)(72a)にも別のマット用クリップ(1)が装着固定されている。なお、図7は装着状態の一例を示したものであり、特にこのような装着態様に限定されるものではない。
この考案に係るマット用クリップ(1)は、クリアーマット等を自動車フロアーマットの上に重ね合わせて固定するのに好適に用いられるが、特にこのような用途に限定されるものではなく、マットを他のマットの上に載置固定する用途であればどのような用途にも適用できる。
この考案のマット用クリップの一実施形態を展開状態で示す斜視図である。 同展開状態のマット用クリップの平面図である。 同展開状態のマット用クリップの底面図である。 同展開状態のマット用クリップの右側面図である。 図2におけるA−A線の断面図である。 マット用クリップを用いてフロアーマットの上にクリアマットを固定するまでの工程を工程順次に従って示す図であって、(イ)はマット用クリップをフロアーマットに装着した状態の断面図、(ロ)はさらにクリアマットを載置した状態の断面図、(ハ)は押さえ舌片部を第1取付舌片部に対して閉操作している途中状態の断面図、(ニ)は押さえ舌片部の係合凸部を第1取付舌片部の係合凹部に係止固定した状態の断面図である。 マット用クリップを用いてフロアーマットの上にクリアマットを固定した状態を示す平面図である。 押さえ舌片部の第1取付舌片部への係止固定状態を解除する操作法を説明するためのクリップの断面図である。
符号の説明
1…マット用クリップ
2…基片部
3…第1取付舌片部
4…第2取付舌片部
5…押さえ舌片部
6…薄肉ヒンジ部
7…係合凸部
8…係合凹部
11…係止片
12…ずれ防止用突起
13…係合突出部
14…ずれ防止用突起

Claims (10)

  1. 基片部と、
    前記基片部から略水平方向に延ばされた第1取付舌片部と、
    前記基片部から略水平方向に延ばされて前記第1取付舌片部の下方位置に配置された第2取付舌片部と、
    前記基片部又は前記第1取付舌片部から延ばされた押さえ舌片部とを備え、
    前記押さえ舌片部は、前記第1取付舌片部に対して開閉し得るものとなされ、
    前記押さえ舌片部は、前記第1取付舌片部の上面に略重ね合わせ状態で着脱自在に固定し得るものとなされていることを特徴とするマット用クリップ。
  2. 前記押さえ舌片部と、前記基片部又は前記第1取付舌片部とが薄肉ヒンジ部を介して連結されることによって、前記押さえ舌片部は前記第1取付舌片部に対して開閉し得るものとなされている請求項1に記載のマット用クリップ。
  3. 前記基片部、前記第1取付舌片部、前記第2取付舌片部、前記押さえ舌片部及び前記薄肉ヒンジ部が一体成形されている請求項2に記載のマット用クリップ。
  4. 前記押さえ舌片部及び前記第1取付舌片部のうちの一方に係合凸部が設けられると共に、他方に係合凹部が設けられ、該係合凹部に前記係合凸部が係止されることによって、前記押さえ舌片部が、前記第1取付舌片部の上面に略重ね合わせ状態で着脱自在に固定されるものとなされている請求項1〜3のいずれか1項に記載のマット用クリップ。
  5. 前記第1取付舌片部と前記第2取付舌片部との離間間隔が、少なくとも両取付舌片部の先端側領域において基端側から先端側に向けて減少するように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のマット用クリップ。
  6. 前記押さえ舌片部における前記第1取付舌片部と対向する側の面の先端部から係止片が突設されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のマット用クリップ。
  7. 前記係止片の先端に1ないし複数個のずれ防止用突起が突設されている請求項6に記載のマット用クリップ。
  8. 前記第1取付舌片部の上面に上方に向けて突出する係合突出部が設けられている請求項1〜7のいずれか1項に記載のマット用クリップ。
  9. 前記係合突出部の上面に1ないし複数個のずれ防止用突起が設けられている請求項8に記載のマット用クリップ。
  10. 前記基片部は、略上下方向に延ばされた平板からなり、前記基片部の上端側から前記第1取付舌片部が略水平方向に延ばされ、前記基片部の下端側から前記第2取付舌片部が略水平方向に延ばされていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のマット用クリップ。
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JP2019189065A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 株式会社ホンダアクセス マット固定部材及びマットの固定構造

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