JP3117894B2 - 用紙反転装置 - Google Patents
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Description
面コピーが可能な複写機に備えられる用紙反転装置に関
するものである。
は、用紙搬送方向における前後を反転させるための用紙
反転装置を備えている。この種の従来の用紙反転装置
は、例えば図48に示すように、傾斜するスイッチバッ
ク用のトレイ202を備え、反転させるべき用紙を入口
側用紙ガイド201から上記トレイ202上に落下さ
せ、トレイ202上の用紙を紙止め部材203により押
し出し、さらに搬送ベルト204により吸着して、用紙
を前後反転させた状態で送り出すものとなっている。
2が出紙側を上にした状態で傾斜しているので、後から
搬送されて来る用紙は、先にトレイ202上に存在する
用紙の上を滑って紙止め部材203に達することができ
るので、連続した用紙反転動作が可能となっている。
用紙搬送能力、即ち用紙反転装置を備えた複写機での、
1分間に何枚のコピーが可能であるかというコピー能力
は、用紙搬送速度と用紙搬送時における用紙間隔によっ
て決定される。従って、コピー能力を上げるために、用
紙搬送速度を上げることができない場合には、用紙搬送
時における用紙間隔を狭くすることが必要となる。
紙止め部材203を移動させ、搬送ベルト204を回転
させてトレイ202上の最下部の用紙を送り出している
間はトレイ202上への用紙の投入を行うことができな
い。このため、用紙間隔を短縮し難く、十分に用紙搬送
能力、即ちコピー能力を高めることがきないものとなっ
ている。
のサイズが変更された場合、これに応じて紙止め部材2
03の位置合わせを行う必要がある。このため、複雑な
機構が必要となり、構造の複雑化を招来している。さら
に、上記従来の用紙反転装置では、トレイ202上の用
紙を送り出す場合、用紙をエアー吸引により搬送ベルト
204に吸着する必要がある。このため、用紙を確実に
吸着するまで用紙の搬送を開始することができず、これ
によっても、用紙間隔を短縮することができないものと
なっている。
めに、請求項1の発明の用紙反転装置は、一方向に回転
する駆動ローラの両側に、この駆動ローラと接触して回
転する第1および第2従動ローラが設けられている入出
紙ローラ手段と、前記駆動ローラと第1従動ローラとの
間への入紙側位置に用紙を案内する入紙ガイド部と、前
記入出紙ローラ手段側の端部である入出紙端部側に湾曲
部を有し、この湾曲部の中途位置から入出紙端部までの
部分が、前記駆動ローラと第1従動ローラとの間からの
出紙側位置に排出された用紙を入紙可能な入紙位置、お
よび前記入出紙端部から出紙する用紙を前記駆動ローラ
と第2従動ローラとの間への入紙側位置に案内する位置
であり、前記入紙位置よりも湾曲部を直状に近い状態と
する出紙位置に移動自在な移動部となっている反転用紙
ガイド部と、反転用紙ガイド部の前記移動部を前記入紙
位置と出紙位置とに移動させる用紙ガイド駆動手段と、
反転用紙ガイド部に入紙された用紙を保持する用紙保持
手段とを備えていることを特徴としている。
請求項1の発明の用紙反転装置において、前記反転用紙
ガイド部は、入出紙端部側の部分である移動入出紙端部
が、これ以外の部分に対して独立に移動可能であり、用
紙の後端部が前記移動入出紙端部に押されて、前記駆動
ローラと第1従動ローラとの間からの出紙側位置から前
記駆動ローラと第2従動ローラとの間への入紙側位置へ
と移動するように、前記移動入出紙端部を移動させる移
動入出紙端部駆動手段を備えていることを特徴としてい
る。
請求項1の発明の用紙反転装置において、前記の用紙保
持手段が、反転用紙ガイド部による用紙案内方向の前後
に用紙を移動させるものであることを特徴としている。
入紙搬送手段により搬送可能な位置に用紙を案内する入
紙ガイド部と、この入紙ガイド部からの出紙位置に設け
られ、入紙ガイド部により案内された用紙を反転用紙ガ
イド上に送り込む入紙搬送手段と、入紙搬送手段により
送り込まれた用紙の後端部を出紙ローラ手段の下出紙ロ
ーラ上に案内する反転用紙ガイド部と、前記入紙ガイド
部の下方位置に設けられた出紙ガイド部と、少なくとも
一方が駆動ローラであり、上下に設けられた上出紙ロー
ラと下出紙ローラとを前記出紙ガイド部への入紙位置に
有し、上出紙ローラが、前記入紙ガイド部の下方位置に
おいて、下出紙ローラに圧接する出紙位置、および下出
紙ローラと離間して用紙の落下位置から退避する退避位
置に移動自在である出紙ローラ手段と、前記上出紙ロー
ラを出紙位置と退避位置とに移動させるローラ移動手段
とを備えていることを特徴としている。
一方向に回転する駆動ローラ、この駆動ローラの周りに
設けられ、駆動ローラと接触して回転する複数の従動ロ
ーラ、および前記駆動ローラの下方に設けられた出紙ロ
ーラを有し、これら従動ローラは、その軸部が同一のロ
ーラ支持部材により回転自在に支持され、駆動ローラの
回転に伴って自転しながら駆動ローラの周りを公転し、
駆動ローラの下方位置に達したときに、自重により駆動
ローラと離間して前記出紙ローラに圧接され、任意の従
動ローラが出紙ローラに圧接されているとき、その後方
側の従動ローラが駆動ローラと接触する入出紙状態を採
り得る入出紙ローラ手段と、前記従動ローラの公転を阻
止することにより入出紙ローラ手段を前記入出紙状態に
設定するとともに、その解除を行う入出紙状態設定手段
と、前記入出紙状態のときに、前記駆動ローラとこの駆
動ローラに接触する前記従動ローラとの間への入紙側位
置に用紙を案内する入紙ガイド部と、前記入出紙状態の
ときに、入紙ガイド部により案内されて従動ローラと駆
動ローラとの間を経た用紙が入紙されるとともに、この
用紙の後端部が前記出紙ローラ上へ移動可能なように形
成されている反転用紙ガイド部と、反転用紙ガイド部に
入紙された用紙を保持する用紙保持手段とを備えている
ことを特徴としている。
した用紙は、入出紙ローラ手段の駆動ローラと第1従動
ローラとの間への入紙側位置に案内され、これら両ロー
ラにより、移動部が入紙位置にある反転用紙ガイド部に
送られる。この用紙は、後端部が上記両ローラ間を通過
すると停止する。このとき、用紙は用紙保持手段により
移動しないように保持される。
ガイド部の移動部を出紙位置に移動させると、用紙の後
端部は、用紙の真っ直ぐになろうとする働きにより、入
出紙ローラ手段の駆動ローラに沿って駆動ローラと第2
従動ローラとの間への入紙側位置に移動する。これによ
り、用紙の後端部が駆動ローラと第2従動ローラとの間
に挟み込まれ、用紙はこれら両ローラにより反転用紙ガ
イド部から送り出される。
動ローラとの間に挟み込まれた状態で反転用紙ガイド部
の移動部を入紙位置に戻せば、次の入紙に備えることが
できる。
ラ手段の駆動ローラと第2従動ローラとにより反転用紙
ガイド部からの出紙を行いながら、駆動ローラと第1従
動ローラとにより反転用紙ガイド部への入紙を行うこと
ができる。これにより、短い用紙間隔での用紙の送り出
しが可能となる。
部の移動部を出紙位置に移動させて、用紙の後端部を入
出紙ローラ手段の駆動ローラと第2従動ローラとの間へ
の入紙側位置に移動させるとき、移動入出紙端部により
用紙の後端部を駆動ローラと第2従動ローラとの間への
入紙側位置に強制的に移動させることができる。これに
より、反転用紙ガイド部からの用紙の出紙をさらに確実
に行うことができる。
部の移動部を出紙位置に移動させて、用紙の後端部を入
出紙ローラ手段の駆動ローラと第2従動ローラとの間へ
の入紙側位置に移動させるとき、反転用紙ガイド部の移
動部を出紙位置に移動させながら、用紙を一旦反転用紙
ガイド部のさらに前方に送り出し、出紙位置への移動部
の移動が完了した後、用紙を元の後方位置に戻すことが
できる。この動作により、用紙の後端部を駆動ローラと
第2従動ローラとの間への入紙側位置に適切に移動させ
ることができ、反転用紙ガイド部からの用紙の出紙をさ
らに確実に行うことができる。
入紙した用紙は、入紙搬送手段により反転用紙ガイド部
に送り込まれ、用紙の後端部は、反転用紙ガイド部に案
内されて、出紙ローラ手段の下出紙ローラ上に配され
る。このとき、上出紙ローラは、下出紙ローラと離間
し、退避位置に移動している。この状態で、上出紙ロー
ラを下出紙ローラに圧接される出紙位置に移動させる
と、用紙は、出紙ローラ手段の上および下出紙ローラに
より反転用紙ガイド部から出紙される。
ローラからの上出紙ローラの離間、および下出紙ローラ
への上出紙ローラの圧接により、下出紙ローラ上への用
紙の配置、上および下出紙ローラによる反転用紙ガイド
部からの出紙を行うようになっているので、短い用紙間
隔での出紙が可能である。
段が入出紙状態に設定されているときに入紙ガイド部に
入紙した用紙は、入出紙ローラ手段の駆動ローラとこれ
に接触する従動ローラとにより、反転用紙ガイド部に送
り込まれ、後端部がこれら両ローラから離れると、停止
する。
を解除すれば、駆動ローラと接触していた従動ローラ
は、駆動ローラの周りを公転し、駆動ローラの下方位置
に達するときに、自重により下方に移動して駆動ローラ
から離間し、出紙ローラに圧接される。このとき、用紙
の後端部は、移動する前記従動ローラに押されて湾曲
し、この従動ローラと出紙ローラとの間に挟み込まれ
る。この状態で、入出紙ローラ手段を再び入出紙状態に
設定すれば、従動ローラと出紙ローラとの間の用紙は、
これら両ローラにより反転用紙ガイド部から出紙され
る。また、このときには、出紙ローラに圧接されている
従動ローラの後方側の、駆動ローラに接触している従動
ローラと駆動ローラとにより、反転用紙ガイド部への入
紙を行うことができ。従って、反転用紙ガイド部から短
い用紙間隔での出紙が可能である。
いて以下に説明する。本実施例では用紙反転装置を複写
機に適用した例について示す。この複写機は、図2に示
すように、上部に原稿スキャナ1を備えている。この原
稿スキャナ1は、原稿台2上に載置された原稿を光源ラ
ンプ3からの出射光によって走査し、その反射光を、複
数のミラー4およびレンズ5を介して感光体ドラム6の
表面に導くものである。感光体ドラム6の周囲には、帯
電チャージャ7、現像装置8、転写チャージャ9、剥離
チャージャ10、クリーナ11および除電ランプ12が
設けられている。また、感光体ドラム6への入紙側に
は、ペーパーストップローラ13が設けられ、感光体ド
ラム6からの出紙側には、搬送ベルト14、定着装置1
5および分岐ユニット16が設けられている。
7により所定電位に帯電され、原稿スキャナ1によって
導かれる原稿からの反射光によって露光される。これに
より、感光体ドラム6の表面には静電潜像が形成され、
この静電潜像は現像装置8により現像され、現像剤像と
なる。この現像剤像は、ペーパーストップローラ13を
介して供給される用紙上に転写チャージャ9により転写
される。上記用紙は剥離チャージャ10により感光体6
表面から剥離され、搬送ベルト14により定着装置15
に送られる。定着装置15では、用紙上の現像剤像が加
熱圧着により用紙上に定着される。この用紙は、分岐ユ
ニット16を介して、例えば装置外面に設けられた図示
しない排紙トレイ上に排出される。
により、用紙の搬送方向を上記排紙トレイ方向と下方の
用紙反転装置17方向とに切り換えるものである。用紙
反転装置17は、例えば両面複写の際に、用紙搬送方向
の前後を反転させるものである。用紙反転装置17から
の出紙方向には、用紙ガイド18、用紙を一旦保持する
中間トレイ19、中間トレイ19から用紙を送り出すた
めの給紙ベルト20、送り出された用紙をペーパースト
ップローラ13に搬送する反転搬送路21が設けられて
いる。また、反転搬送路21には、給紙ベルト25〜2
7を介して、第1ないし第3用紙トレイ22〜24が接
続されている。これら第1ないし第3用紙トレイ22〜
24は新たな用紙を供給するものである。
用紙を案内する入紙ガイド部31、出紙ガイド部32、
反転用紙ガイド部33、終端ガイド部34を有してい
る。入紙ガイド部31および出紙ガイド部32と反転用
紙ガイド部33との間には、入出紙ローラ手段としての
3連ローラ装置35が設けられ、反転用紙ガイド部33
と終端ガイド部34との間には、用紙保持手段としての
用紙保持ローラ装置36が設けられている。
図1に示す矢印方向に回転する駆動ローラ35aの一方
側に第1従動ローラである入紙従動ローラ35bが設け
られ、他方側に第2従動ローラである出紙従動ローラ3
5c設けられた構成である。これら入紙および出紙従動
ローラ35b・35cは駆動ローラ35aに当接されて
おり、駆動ローラ35aの回転に伴って回転する。
れており、湾曲部分の中央部付近で移動部としての上ガ
イド部33aと、下ガイド部33bとに分割されてい
る。上ガイド部33aは、下端部を中心として、上ガイ
ド部33aの上端部が入紙従動ローラ35bと駆動ロー
ラ35aとの接点付近と対向する図1に示す入紙位置
と、上ガイド部33aの上端部が出紙従動ローラ35c
と駆動ローラ35aとの接点付近と対向する図3に示す
出紙位置とに回動可能である。この回動を行わせるため
に、上ガイド部33aの上部には、ソレノイド37にお
けるプランジャ37aの先端部が連結されている。この
プランジャ37aは、ON動作によりプランジャ37a
を図3の状態に退行させ、OFF動作によりプランジャ
37aを図示しないばね力により、図1の状態に復帰さ
せるものである。
ーラである上ローラ36aと下ローラ36bとを有して
いる。下ローラ36bに対する上ローラ36aの圧接力
は上ローラ36aの自重によって生じており、上記圧接
力を小さくするために、上ローラ36aはばね38にて
吊り下げられた状態で支持されている。これにより、3
連ローラ装置35により押されて反転用紙ガイド部33
に入紙した用紙の先端部は、上ローラ36aと下ローラ
36bとの間を通過可能となっている。
部31を通過する用紙の有無を検出する用紙センサ39
が設けられている。この用紙センサ39は図4に示す制
御装置41と接続されている。この制御装置41には、
さらに上記ソレノイド37、および上記3連ローラ装置
35の駆動ローラ35aを駆動するローラ駆動装置40
が接続されている。制御装置41は、マイクロコンピュ
ータを備え、例えば両面複写の選択の有無に基づいて上
記ローラ駆動装置40の駆動を制御するとともに、用紙
センサ39の検出動作に基づいて、ソレノイド37の駆
動を制御している。例えば、用紙センサ39による用紙
の後端部の検出と、一定の用紙搬送速度とに基づいて、
用紙後端部が3連ローラ装置35を通過する時期は計算
により求めることができる。従って、制御装置41は、
用紙センサ39による用紙後端部の検出時から一定時間
後に、ソレノイド37をONにする。このために、制御
装置41は内部にタイマを備えている。
が選択されている場合、上面に現像剤像が転写された
後、図2に示す定着装置15を経た用紙は、分岐ユニッ
ト16により用紙反転装置17方向へ案内される。
に、用紙反転装置17の入紙ガイド部31に案内されて
3連ローラ装置35に達し、3連ローラ装置35の駆動
ローラ35aと入紙従動ローラ35bとにより反転用紙
ガイド部33へと送られる。この用紙Pの先端部は、さ
らに用紙保持ローラ装置36の上ローラ36aと下ロー
ラ36bとの間を通過し、終端ガイド部34に達する。
1に入り、その先端部が入紙ガイド部31の用紙センサ
39を通過すると、図5に示すように、用紙センサ39
はONとなる(S1)。その後、用紙Pの後端部が用紙
センサ39を通過すると用紙センサ39はOFFとなる
(S2)。このとき、制御装置41はタイマをスタート
させて所定時間の計時を行わせ、これが終了すると(S
3)、ソレノイド37をONにする(S4)。
が用紙センサ39を通過してから3連ローラ装置35の
入紙従動ローラ35bと駆動ローラ35aとの間を通過
するまでの時間を計るものである。従って、タイマよる
計時が終了すると、用紙Pの後端部は入紙従動ローラ3
5bと駆動ローラ35aとの間を通過しており、用紙P
は、3連ローラ装置35からの搬送力が加わらず停止す
る。そこで、このタイミングでソレノイド37をONに
して、入紙位置にある反転用紙ガイド部33の上ガイド
部33aを出紙位置に回動させる。
いる用紙には、それ自身の弾性により常に真っ直ぐな状
態に復帰しようとする力が働いている。従って、反転用
紙ガイド部33の上ガイド部33aが出紙位置に回動し
たとき、用紙は先端部側が用紙保持ローラ装置36によ
って保持されているので、後端部が3連ローラ装置35
の駆動ローラ35aに沿って駆動ローラ35aと出紙従
動ローラ35cとの間の位置に移動する。これにより用
紙Pの後端部が駆動ローラ35aと出紙従動ローラ35
cとの間に吸い込まれ、用紙Pは、駆動ローラ35aと
出紙従動ローラ35cとにより、出紙ガイド部32を通
じて送り出される。
レノイド37をONにした後、タイマをスタートさせて
所定時間の計時を行わせ、これが終了すると(S5)、
ソレノイド37をOFFにする(S6)。ソレノイド3
7がOFFになると、上ガイド部33aは、図1に示す
入紙位置に復帰し、次の用紙Pの入紙に備える。
ガイド部33aの移動後、用紙Pの後端部、即ち今の搬
送における前端部が出紙従動ローラ35cと駆動ローラ
35aとの間に挟持されるのに要する所定時間を計るも
のである。このように、用紙Pが出紙従動ローラ35c
と駆動ローラ35aとの間に挟持された状態で上ガイド
部33aを元の入紙位置に戻せば、図6に示すように、
上記用紙Pの送り出しが可能であるとともに、次の用紙
Pを入紙することも可能である。
は、搬送方向の前後が反転した状態となって、前述のよ
うに、中間トレイ19に配され、さらに反転搬送路21
で表裏反転されてペーパーストップローラ13に達す
る。その後、裏面、即ち現在の上面に対する複写が行わ
れ、分岐ユニット16を経て排紙トレイ上に排出され
る。
いし図11に基づいて以下に説明する。尚、説明の便宜
上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を有する手
段には同一の符号を付記し、その説明を省略する。
置51は、前記の図1に示した反転用紙ガイド部33に
代えて、反転用紙ガイド部52を備えている。この反転
用紙ガイド部52は、中央部付近で移動部としての上ガ
イド部52aと下ガイド部52bとに分割され、上ガイ
ド部52aが、さらに上ガイド本体部52cと、移動入
出紙端部としての上ガイド上端側壁部52dとに分割さ
れている。上ガイド本体部52cは、下端部を中心とし
て、図7に示す前記入紙位置と図8に示す前記出紙位置
とに回動可能である。この回動を行わせるために、上ガ
イド部52aの上部には、用紙ガイド駆動手段としての
第1ソレノイド53におけるプランジャ53aの先端部
が連結されている。このプランジャ53aは、ON動作
によりプランジャ53aを図8の状態に退行させ、OF
F動作によりプランジャ37aを図示しないばね力によ
り、図7の状態に復帰させるものである。
ド本体部52cと分離しており、上ガイド本体部52c
に対して独立した動作を行うことができるものである。
このために、上ガイド上端側壁部52dは、移動入出紙
端部駆動手段としての第2ソレノイド54におけるプラ
ンジャ54aの先端部に設けられている。この第2ソレ
ノイド54は、反転用紙ガイド部52に対して第1ソレ
ノイド53側の反対側に設けられ、プランジャ54aの
移動方向が第1ソレノイド53のプランジャ53aの移
動方向と平行な方向となっている。上記第1および第2
ソレノイド53・54の動作は、図10に示す制御装置
55により制御される。
図2に示した用紙反転装置17と同様にして、複写機に
適用される。
では、図7に示すように、反転用紙ガイド部52の上ガ
イド部52aが入紙位置に配されている状態において、
用紙Pが用紙センサ39を通過すると、この動作に応じ
て、図11に示すように、用紙センサ39がONとなり
(S11)、次にOFFとなる(S12)。
定時間の計時終了を待って(S13)、即ち用紙Pの後
端部が入紙従動ローラ35bと駆動ローラ35aとの間
を通過するのを待って、第1ソレノイド53をONにす
る(S14)。これにより、図8に示すように、反転用
紙ガイド部52の上ガイド部52aにおける上ガイド本
体部52cのみが出紙位置に移動する。
時間の計時終了後(S15)、即ち第1ソレノイド53
のONによる上ガイド本体部52cの移動完了を待っ
て、第2ソレノイド54をONにする(S16)。これ
により、図9に示すように、反転用紙ガイド部52の上
ガイド部52aにおける上ガイド上端側壁部52dが出
紙位置に移動し、用紙Pの後端部が上ガイド上端側壁部
52dに押され、駆動ローラ35aの表面に沿って駆動
ローラ35aと出紙従動ローラ35cとの間の位置に移
動する。その後、用紙Pは、用紙Pに働く真っ直ぐにな
ろうとする力により、後端部が駆動ローラ35aと出紙
従動ローラ35cとの間に吸い込まれ、駆動ローラ35
aと出紙従動ローラ35cとにより、出紙ガイド部32
を通じて送り出される。
第2ソレノイド54をONにした後、タイマによる所定
時間の計時終了を待って(S17)、即ち用紙Pの端部
が出紙従動ローラ35cと駆動ローラ35aとの間に挟
持されるのを待って、第2ソレノイド54と第1ソレノ
イド53とをこの順にOFFにする(S18、S1
9)。第1および第2ソレノイド53・54はOFFに
なると、図示しないばね力により図7に示す状態に復帰
する。これに伴い、上ガイド本体部52cと上ガイド上
端側壁部52dとは、図7に示す入紙位置に復帰し、次
の用紙Pの入紙に備える。この状態では、図6に示した
用紙反転装置17と同様、上記用紙Pの送り出しが可能
であるとともに、次の用紙Pを入紙することも可能であ
る。
すときに、上ガイド本体部52cを入紙位置から出紙位
置に移動させた後、上ガイド上端側壁部52dによって
用紙Pの後端部を入紙従動ローラ35bと駆動ローラ3
5aとの間から出紙従動ローラ35cと駆動ローラ35
aとの間へ強制的に移動させている。従って、用紙Pの
送り出しをさらに確実に行うことができる。
図12ないし図15に基づいて以下に説明する。尚、説
明の便宜上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を
有する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
装置61は、前記の図1に示した反転用紙ガイド部33
に代えて、反転用紙ガイド部62を備えている。この反
転用紙ガイド部62は、互いに対向する内側ガイド部6
2aと外側ガイド部62bとを有し、外側ガイド部62
bが中央部付近で移動部としての上ガイド部62cと下
ガイド部62dとに分割されている。上ガイド部62c
は、下端部を中心として、図12に示す入紙位置と図1
3に示す出紙位置とに回動可能である。この回動を行わ
せるために、上ガイド部62cの上部にはソレノイド3
7におけるプランジャ37aの先端部が連結されてい
る。
成は、図4に示したものと同様である。また、本用紙反
転装置61は、図2に示した用紙反転装置17と同様に
して、複写機に適用される。
では、図12に示すように、反転用紙ガイド部62の上
ガイド部62cが入紙位置に配されている状態におい
て、用紙Pが用紙センサ39を通過すると、この動作に
応じて、図14に示すように、用紙センサ39がONと
なり(S21)、次にOFFとなる(S22)。
定時間の計時終了を待って(S23)、即ち用紙Pの後
端部が入紙従動ローラ35bと駆動ローラ35aとの間
を通過するのを待って、ソレノイド37をONにする
(S24)。これにより、図13に示すように、反転用
紙ガイド部62の上ガイド部62cが出紙位置に移動
し、用紙Pの後端部は、用紙Pに働く真っ直ぐになろう
とする力により、駆動ローラ35aの表面に沿って駆動
ローラ35aと出紙従動ローラ35cとの間の位置に移
動する。従って、用紙Pは、後端部が駆動ローラ35a
と出紙従動ローラ35cとの間に吸い込まれ、駆動ロー
ラ35aと出紙従動ローラ35cとにより、出紙ガイド
部32を通じて送り出される。
ソレノイド37をONにした後、タイマによる所定時間
の計時終了を待って(S25)、即ち用紙Pが出紙従動
ローラ35cと駆動ローラ35aとの間を通過するのを
待って、ソレノイド37をOFFにする(S26)。
尚、S25の所定時間は、用紙Pの搬送速度に基づいて
設定可能である。ソレノイド37はOFFになると、図
示しないばね力により図12に示す状態に復帰する。こ
れに伴い、上ガイド部62cは、図12に示す入紙位置
に復帰し、次の用紙Pの入紙に備える。
うに、上ガイド部62cが出紙位置に移動している状態
においても、入紙位置に内側ガイド部62aが固定状態
であるので、先に送り出すべき用紙Pの端部が駆動ロー
ラ35aと出紙従動ローラ35cとの間に挟み込まれた
時点において、反転用紙ガイド部62への入紙が可能と
なる。従って、図1に示した用紙反転装置17、および
図7に示した用紙反転装置51と比較して、先に送り出
すべき用紙Pの端部が駆動ローラ35aと出紙従動ロー
ラ35cとの間に挟み込まれた時点から反転用紙ガイド
部33あるいは反転用紙ガイド部52が元の入紙位置に
復帰するまでの時間だけ、用紙P同士の搬送間隔を短く
することができる。
図16ないし図19に基づいて以下に説明する。尚、説
明の便宜上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を
有する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
装置71は、前記の図1に示した反転用紙ガイド部33
に代えて、反転用紙ガイド部72を備えている。この反
転用紙ガイド部72は、互いに対向する内側ガイド部7
2aと外側ガイド部72bとを有している。内側ガイド
部72aは、上端部において内側ガイド本体部72cと
移動入出紙端部としての内側ガイド上端部72dとに分
割されている。外側ガイド部72bは、中央部付近にお
いて移動部としての上ガイド部72eと下ガイド部72
fとに分割されている。
て、図16に示す入紙位置と図17に示す出紙位置とに
回動可能である。この回動を行わせるために、上ガイド
部72eの上部には、第1ソレノイド53におけるプラ
ンジャ53aの先端部が連結されている。このプランジ
ャ53aは、ON動作によりプランジャ53aを図17
の状態に退行させ、OFF動作によりプランジャ37a
を図示しないばね力により、図16の状態に復帰させる
ものである。
ド本体部72cと分離しており、内側ガイド本体部72
cに対して独立した動作を行うことができるものであ
る。このために、内側ガイド上端部72dは、第2ソレ
ノイド54におけるプランジャ54aの先端部に設けら
れている。この第2ソレノイド54は、反転用紙ガイド
部72に対して第1ソレノイド53側の反対側に設けら
れ、プランジャ54aの移動方向が第1ソレノイド53
のプランジャ53aの移動方向と平行な方向となってい
る。上記第1および第2ソレノイド53・54の動作
は、図10に示す制御装置55により制御される。ま
た、本用紙反転装置71は、図2に示した用紙反転装置
17と同様にして、複写機に適用される。
では、図16に示すように、反転用紙ガイド部72の内
側ガイド部72aにおける内側ガイド上端部72d、お
よび外側ガイド部72bにおける上ガイド部72eが入
紙位置に配されている状態において、用紙Pが用紙セン
サ39を通過すると、この動作に応じて、図19に示す
ように、用紙センサ39がONとなり(S31)、次に
OFFとなる(S32)。
定時間の計時終了を待って(S33)、即ち用紙Pの後
端部が入紙従動ローラ35bと駆動ローラ35aとの間
を通過するのを待って、第1ソレノイド53をONにす
る(S34)。これにより、図17に示すように、外側
ガイド部72bの上ガイド部72eが出紙位置に移動す
る。
時間の計時終了後(S35)、即ち第1ソレノイド53
のONによる上ガイド部72eの移動完了を待って、第
2ソレノイド54をONにする(S36)。これによ
り、図18に示すように、内側ガイド部72aの内側ガ
イド上端部72dが出紙位置に移動し、用紙Pの後端部
が内側ガイド上端部72dに押され、駆動ローラ35a
の表面に沿って駆動ローラ35aと出紙従動ローラ35
cとの間の位置に移動する。その後、用紙Pは、用紙P
に働く真っ直ぐになろうとする力により、後端部が駆動
ローラ35aと出紙従動ローラ35cとの間に吸い込ま
れ、駆動ローラ35aと出紙従動ローラ35cとによ
り、出紙ガイド部32を通じて送り出される。
2ソレノイド54をONにした後、タイマによる所定時
間の計時終了を待って(S37)、即ち第2ソレノイド
54のONによる出紙位置への内側ガイド上端部72d
の移動を待って、第2ソレノイド54をOFFにする
(S38)。これにより、内側ガイド上端部72d、即
ち内側ガイド部72aは図17に示す状態に復帰する。
定時間の計時終了を待って(S39)、第1ソレノイド
53をOFFにする。この場合の上記所定時間は、S3
6において第2ソレノイド54をONにした後、用紙P
が駆動ローラ35aと出紙従動ローラ35cとの間を通
過するまでの時間である。これにより、上ガイド部72
e、即ち外側ガイド部72bは図16に示す状態に復帰
する。
すときに、内側ガイド上端部72dによって用紙Pの後
端部を出紙従動ローラ35cと駆動ローラ35aとの間
へ強制的に移動させている。従って、用紙Pの送り出し
をさらに確実に行うことができる。
位置への移動を終えた後、即座に入紙位置に戻している
ので、図15により説明した前記用紙反転装置61と同
様、先に送り出すべき用紙Pの端部が駆動ローラ35a
と出紙従動ローラ35cとの間に挟み込まれた時点にお
いて、反転用紙ガイド部72への入紙が可能となる。従
って、図1に示した用紙反転装置17、および図7に示
した用紙反転装置51と比較して、先に送り出すべき用
紙Pの端部が駆動ローラ35aと出紙従動ローラ35c
との間に挟み込まれた時点から反転用紙ガイド部33あ
るいは反転用紙ガイド部52が元の入紙位置に復帰する
までの時間だけ、用紙P同士の搬送間隔を短くすること
ができる。
図20ないし図25に基づいて以下に説明する。尚、説
明の便宜上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を
有する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
施例1の図1に示した用紙反転装置17において、用紙
保持ローラ装置36に代えて用紙保持ローラ装置82を
備えたものとなっている。尚、上ローラ82aおよび下
ローラ82bは、前記上ローラ36aおよび下ローラ3
6bに対応するものである。
3に示すように、上ローラ82aと下ローラ82bとが
両側の支持板83・83に回転自在に取り付けられてい
る。上ローラ82aは、支持板83・83に形成された
上下方向の長穴83a・83aに配されて上下動自在で
あり、自重により下ローラ82bに圧接されている。さ
らに、上ローラ82aは、前述のように、上記圧接力を
調整するためにばね38・38により支持板83・83
の上部から吊り下げられている。
を保持した状態で、同図に示す矢印A1 −A2 方向へ進
退自在である。各支持板83には、作用棒84が係合し
ており、この作用棒84は、回転自在な状態で固定され
た回転軸85に取り付けられている。回転軸85は連結
棒86によりソレノイド87のプランジャ87aと連結
されている。これにより、ソレノイド87がONになる
とプランジャ87aが退行し、回転軸85が回転して各
作用棒84により各支持板83がA1 方向に押され、両
支持板83・83がA1 方向へ移動するようになってい
る。また、各支持板83は、各引張りばね88によりA
2 方向へ引っ張られている。これにより、ソレノイド8
7がOFFとなってプランジャ87aが進出状態に復帰
したときには、支持板83・83がA2 方向の元の位置
に復帰するようになっている。上記ソレノイド87の制
御は、図24に示す制御装置89により行われる。
では、図20に示すように、反転用紙ガイド部33の上
ガイド部33aが入紙位置に配されている状態におい
て、用紙Pが用紙センサ39を通過すると、この動作に
応じて、図25に示すように、用紙センサ39がONと
なり(S51)、次にOFFとなる(S52)。
定時間の計時終了を待って(S53)、即ち用紙Pの後
端部が入紙従動ローラ35bと駆動ローラ35aとの間
を通過するのを待って、ソレノイド37・87の両者を
ONにする(S54)。これにより、図21に示すよう
に、反転用紙ガイド部33の上ガイド部33aが出紙位
置に移動する。また、用紙保持ローラ装置82の上およ
び下ローラ82a・82bがA1 方向に移動する。
と、用紙Pは、用紙Pに働く真っ直ぐになろうとする力
により、後端部が駆動ローラ35aに沿って駆動ローラ
35aと出紙従動ローラ35cとの間の位置へ移動しよ
うとする。また、上および下ローラ82a・82bがA
1 方向へ移動すると、この移動に伴って用紙PはA1 方
向へ移動し、用紙Pの後端部が入紙従動ローラ35bと
駆動ローラ35aとの間の位置である谷部から離れる。
従って、用紙Pの後端部は、駆動ローラ35aと出紙従
動ローラ35cとの間の位置へ容易に移動する。
レノイド87をONにした後、タイマによる所定時間の
計時終了を待って(S55)、ソレノイド87をOFF
にする(S56)。上記所定時間は、ソレノイド87の
ON後、A1 方向位置への上および下ローラ82a・8
2bの移動が完了するのに要する時間である。
に示すように、上および下ローラ82a・82bはA2
方向の元に位置に復帰し、これ伴って用紙PがA2 方向
に戻り、用紙Pの後端部が駆動ローラ35aと出紙従動
ローラ35cとの間の位置に当接される。従って、用紙
Pは駆動ローラ35aと出紙従動ローラ35cとの間に
吸い込まれ、出紙ガイド部32を通じて送り出される。
定時間の計時終了を待って(S57)、即ち用紙Pが駆
動ローラ35aと出紙従動ローラ35cとの間に挟み込
まれるのを待って、ソレノイド37をOFFにする。こ
れにより、上ガイド部33aは図20に示す状態に復帰
する。
aを入紙位置から出紙位置へ移動させるときに、用紙保
持ローラ装置82の上および下ローラ82a・82bを
用紙Pが3連ローラ装置35から離れる方向へ移動さ
せ、用紙Pの後端部が駆動ローラ35aと出紙従動ロー
ラ35cとの間の位置へ容易に移動できるようにしてい
る。従って、用紙Pの送り出しをさらに確実に行うこと
ができる。
82を備えた構成は、実施例1に示した用紙反転装置1
7ばかりでなく、実施例2〜実施例4に示した用紙反転
装置51・61・71にも同様に適用可能である。
図26ないし図33に基づいて以下に説明する。尚、説
明の便宜上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を
有する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
示すように、分岐ユニット16に接続された入紙ガイド
部92と、用紙ガイド18に接続された出紙ガイド部9
3とが上下に配されている。入紙ガイド部92からの出
紙位置には、図27に示すように、上入紙ローラ94a
と下入紙ローラ94bとからなる入紙搬送手段としての
入紙ローラ装置94が設けられている。これら上および
下入紙ローラ94a・94bの一方は、駆動ローラであ
り、他方は従動ローラである。また、出紙ガイド部93
への入紙位置には、上出紙ローラ95aと下出紙ローラ
95bとからなる出紙ローラ手段としての出紙ローラ装
置95が設けられている。
反転用紙ガイド96が設けられている。この反転用紙ガ
イド96は上ガイド部96aと下ガイド部96bとから
なり、上ガイド部96aは入紙ローラ装置94からの出
紙位置に設けられ、下ガイド部96bは出紙ローラ装置
95への入紙位置に設けられている。下ガイド部96b
は、出紙ローラ装置95側の端部を下端部とし、下ガイ
ド部96b上に投入された用紙Pが出紙ローラ装置95
方向へ滑り落ち、下出紙ローラ95b上に配されるよう
に傾斜している。上ガイド部96aは下ガイド部96b
とほぼ平行に設けられている。
示すように、上出紙ローラ95aが支持棒97・97を
介して回転自在な状態で固定された回転軸98に取り付
けられている。回転軸98は連結棒99によりソレノイ
ド100のプランジャ100aと連結されている。これ
により、ソレノイド100がONになるとプランジャ1
00aが進出して回転軸98が回転し、上出紙ローラ9
5aが上方へ移動して下出紙ローラ95bと離間する。
また、連結棒99は、引張りばね101によりプランジ
ャ100aを退行させる方向へ引っ張られている。これ
により、ソレノイド100がOFFとなってプランジャ
100aが退行状態に復帰したときには、上出紙ローラ
95aが下出紙ローラ95bに圧接する。従って、ソレ
ノイド100および引張りばね101はローラ移動手段
を構成している。
達の有無は、用紙センサ102によって検出される。こ
の用紙センサ102による検出動作に基づいて、図32
に示す制御装置103によりソレノイド100の動作が
制御される。制御装置103は、さらに入紙ローラ装置
94の駆動ローラおよび下出紙ローラ95bを回転駆動
するローラ駆動装置104も制御している。
が分岐ユニット16を経て用紙反転装置91の入紙ガイ
ド部92に入紙されるとき、出紙ローラ装置95の上出
紙ローラ95aは、図27に示すように、下出紙ローラ
95bと離間して上方の退避位置に配される。このと
き、ソレノイド100はONであり、プランジャ100
aは進出状態となっている。
28に示すように、入紙ローラ装置94により反転用紙
ガイド96内に投入される。この場合、用紙Pは入紙ロ
ーラ装置94から与えられる搬送速度により反転用紙ガ
イド96を進む。その後、この用紙Pは、下ガイド部9
6b上に落下し、下ガイド部96bを自重により滑り落
ちて下出紙ローラ95b上に達する。この状態は、用紙
センサ102により検出され、用紙センサ102の出力
がONとなる。
ONになると(S61)、制御装置103は、ソレノイ
ド100をOFFにする(S62)。これにより、図2
9に示すように、上出紙ローラ95aが用紙Pを介して
下出紙ローラ95bに圧接される。従って、用紙Pは、
上および下出紙ローラ95a・95bにより反転用紙ガ
イド96から出紙ガイド部93に送り出され、さらに出
紙ガイド部93および用紙ガイド18を経て中間トレイ
19に送られる。
通過すると(S63)、制御装置103はソレノイド1
00をONにする(S64)。これにより、上出紙ロー
ラ95aは、図30に示すように、下出紙ローラ95b
と離間して、上方の退避位置に移動し、次の入紙に備え
る。
5bからの上出紙ローラ95aの離間、および下出紙ロ
ーラ95bへの上出紙ローラ95aの圧接により、下出
紙ローラ95b上への用紙の配置、上および下出紙ロー
ラ95a・95bによる用紙反転装置91からの用紙の
送り出しを行うようになっているので、短い用紙間隔で
の用紙Pの送り出しが可能である。
図34ないし図38に基づいて以下に説明する。尚、説
明の便宜上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を
有する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
に示すように、上方から下方へ一列状に並ぶ入紙ガイド
部112、反転用紙ガイド部114および終端ガイド部
115を有し、これらの列と直行する方向に配された出
紙ガイド部113を有している。入紙ガイド部112は
上端部が分岐ユニット16と接続され、出紙ガイド部1
13は一端部が反転用紙ガイド部114側に位置し、他
端部が用紙ガイド18と接続されている。用紙反転装置
111は、入紙ガイド部112と反転用紙ガイド部11
4と出紙ガイド部113との合流部に入出紙ローラ手段
としての入出紙ローラ装置116を有し、反転用紙ガイ
ド部114と終端ガイド部115との間に用紙保持手段
としての用紙保持ローラ装置117を有している。
示すように、4連ローラ部118とこの4連ローラ部1
18の下方に設けられた出紙ローラ119とを備えてい
る。4連ローラ部118は、図36に示すように、中央
部に配された駆動ローラ118aの周りに4個の従動ロ
ーラ118b…が設けられたものである。駆動ローラ1
18aはローラ支持手段である十字形のローラ支持板1
20の中央部にローラ支持板120に対して回転自在に
取り付けられている。各従動ローラ118bは、その軸
部118cがローラ支持板120の互いに直行する各分
岐部120aに形成された長穴120bに回転自在に取
り付けられている。従って、各従動ローラ118bは、
各分岐部120bの方向、即ち駆動ローラ118aに圧
接される方向と駆動ローラ118aと離間する方向とに
移動可能である。
c…には、各従動ローラ118bが駆動ローラ118a
に圧接される方向に付勢されるように、環状のばね12
1が掛けられている。このばね121の引張り力は個々
の従動ローラ118bの自重よりも小さくなっている。
従って、駆動ローラ118aが回転するときには、これ
に伴って従動ローラ118b…が駆動ローラ118aの
周りを公転し、駆動ローラ118aの下方位置に移動し
た従動ローラ118bは、駆動ローラ118aと離間し
て、図35に示すように、下方の出紙ローラ119と当
接するようになっている。
35に示すように、入紙ガイド部112と反転用紙ガイ
ド部114との間に配された駆動ローラ118aと従動
ローラ118bとにより、入紙ガイド部112に入紙し
た用紙Pを反転用紙ガイド部114に送るようになって
いる。このような動作が可能な状態で従動ローラ118
bの公転、即ちローラ支持板120の回転を停止させる
ために、入出紙状態設定手段としてのソレノイド123
が設けられている。このソレノイド123は、OFFに
なると図示しないばね力によりプランジャ123aが進
出してローラ支持板120と係合する一方、ONになる
とプランジャ123aが退行して、上記係合を解除す
る。
14と出紙ガイド部113との間に設けられている。反
転用紙ガイド部114における出紙ローラ119側の部
分は除去され、反転用紙ガイド部114から出紙ローラ
119を経て出紙ガイド部113への用紙Pの搬送が可
能となっている。
ーラである第1および第2ローラ117a・117bを
有している。第2ローラ117bは第1ローラ117a
に対してばね122により圧接されている。このばね1
22による圧接力は、4連ローラ部118により押され
て反転用紙ガイド部114に入紙した用紙Pの先端部が
第1および第2ローラ117a・117bの間を通過可
能であり、かつこれら第1および第2ローラ117a・
117bの間の用紙Pを落下させずに保持可能な程度に
設定されている。
での検出動作に基づいて、図37に示す制御装置124
により制御される。この制御装置124はさらに駆動ロ
ーラ118aおよび出紙ローラ119を回転駆動するロ
ーラ駆動装置125も制御する。また、制御装置124
は所定時間を計時するタイマを備えている。
が分岐ユニット16を経て用紙反転装置111の入紙ガ
イド部112に入紙されるとき、入出紙ローラ装置11
6の4連ローラ部118は、駆動ローラ118aと1個
の従動ローラ118bとが、図35に示すように、入紙
ガイド部112の下端部と対向する状態に配される。こ
のとき、ソレノイド123はOFFであり、プランジャ
123aが進出してローラ支持板120と係合してい
る。従って、ローラ支持板120の回転、即ち従動ロー
ラ118b…の公転は停止されている。
上記駆動ローラ118aと1個の従動ローラ118bと
により反転用紙ガイド部114に送られ、先端部が用紙
保持ローラ装置117を通過して終端ガイド部115に
達する。この用紙Pは、後端部が上記駆動ローラ118
aと1個の従動ローラ118bとの間を通過すると、搬
送力が加わらなくなり、停止する。この状態において、
用紙Pは落下せずに用紙保持ローラ装置117により保
持されている。
12を通過すると、図38に示すように、用紙センサ3
9はONとなり(S71)、その後OFFとなる(S7
2)。このとき、制御装置124はタイマにより所定時
間の計時を行わせ、これが終了すると(S73)、ソレ
ノイド123をONにする(S74)。上記タイマによ
る計時は、用紙Pの後端部が用紙センサ39を通過して
から4連ローラ部118の駆動ローラ118aと従動ロ
ーラ118bとの間を通過するまでの時間を計るもので
ある。
ーラ118b…が公転を開始する。これにより、駆動ロ
ーラ118aに当接していた従動ローラ118bは公転
に伴って下方へ移動し、自重により出紙ローラ119に
圧接される。このとき、駆動ローラ118aと従動ロー
ラ118bとの間付近に存在していた用紙Pの後端部
は、従動ローラ118bに押されて曲がり、図35に二
点鎖線で示すように、出紙ローラ119と従動ローラ1
18bとに挟み込まれた状態となる。
レノイド123のON後に、タイマにより所定時間の計
時を行わせ、これが終了すると(S75)、ソレノイド
123をOFFにする(S76)。この場合のタイマに
よる計時は、駆動ローラ118aに当接していた従動ロ
ーラ118bが、90°の公転により出紙ローラ119
に当接するまでの時間を計るものである。上記ソレノイ
ド123のOFFにより、プランジャ123aがローラ
支持板120と係合し、従動ローラ118bの公転が停
止する。この状態は、図35に示すものであり、次の用
紙Pの入紙が可能な状態である。
8bとの間の用紙Pは、これらにより反転用紙ガイド部
114から出紙ガイド部113に送り出され、用紙ガイ
ド18を経て中間トレイ19に送られる。
に、出紙ローラ119と従動ローラ118bとによる反
転用紙ガイド部114からの用紙Pの出紙と、駆動ロー
ラ118aと従動ローラ118bとによる反転用紙ガイ
ド部114への用紙Pの入紙とを同時に行うことができ
る。従って、短い用紙間隔での用紙Pの送り出しが可能
である。
図39ないし図41に基づいて以下に説明する。尚、説
明の便宜上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を
有する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
に示すように、前記実施例7の図35に示した用紙反転
装置111において、反転用紙ガイド部114、終端ガ
イド部115および用紙保持ローラ装置117に代え
て、反転用紙ガイド部132および用紙保持装置133
を備えたものとなっている。
34とこのソレノイド134におけるプランジャ134
aの先端部に設けられた例えばスポンジ製の用紙押え部
材135とからなる。上記プランジャ134aは、ソレ
ノイド134がONになると進出し、OFFになると図
示しないばね力により退行する。プランジャ134aが
進出したときには、用紙押え部材135が反転用紙ガイ
ド部132の切欠き部132aから内部に突入し、反転
用紙ガイド部132の他方の側壁部と共に用紙Pを保持
する。
御装置136により制御される。この制御装置124は
所定時間を計時するタイマを備えている。
部112を通過し、図41に示すように、用紙センサ3
9がONし(S81)、次にOFFになると(S8
2)、制御装置136は、用紙Pの後端部が4連ローラ
部118の駆動ローラ118aと従動ローラ118bと
の間を通過するのを待って(S83)、ソレノイド13
4をONにするとともに(S84)、ソレノイド123
をONにする(S85)。
ジャ134aが進出し、用紙押え部材135により反転
用紙ガイド部132の用紙Pがその位置に保持される。
また、ソレノイド123がONになると、前述のよう
に、駆動ローラ118aに当接していた従動ローラ11
8bは公転に伴って下方へ移動し、自重により出紙ロー
ラ119に圧接される。これにより、用紙Pの後端部は
出紙ローラ119と従動ローラ118bとに挟み込まれ
た状態となる。
レノイド123のON後に、タイマにより所定時間の計
時を行わせ、これが終了すると(S86)、ソレノイド
123をOFFにする(S87)。この場合のタイマに
よる計時は、駆動ローラ118aに当接していた従動ロ
ーラ118bが、90°の公転により出紙ローラ119
に当接するまでの時間を計るものである。上記ソレノイ
ド123のOFFにより、プランジャ123aがローラ
支持板120と係合し、従動ローラ118bの公転が停
止する。この状態は、図39に示すものであり、次の用
紙Pの入紙が可能な状態である。
ノイド123のOFF後、プランジャ123aがローラ
支持板120と係合する動作の完了を待って(S8
8)、ソレノイド134をOFFにする(S89)。こ
れにより、用紙押え部材135による用紙Pの保持動作
が解除され、出紙ローラ119と従動ローラ118bと
による用紙Pの送出が可能となる。従って、用紙Pは、
これら両ローラ119・118bにより反転用紙ガイド
部132から出紙ガイド部113に送り出され、用紙ガ
イド18を経て中間トレイ19に送られる。
111と同様、出紙ローラ119と従動ローラ118b
とによる反転用紙ガイド部132からの用紙Pの出紙
と、駆動ローラ118aと従動ローラ118bとによる
反転用紙ガイド部132への用紙Pの入紙とを同時に行
うことができる。従って、短い用紙間隔での用紙Pの送
り出しが可能である。また、反転用紙ガイド部132で
の用紙Pの保持をソレノイド134により駆動される用
紙押え部材135により行っているので、この保持動
作、およびこの保持動作の解除が確実となる。
図42ないし図47に基づいて以下に説明する。尚、説
明の便宜上、前記の実施例に示した手段と同一の機能を
有する手段には同一の符号を付記し、その説明を省略す
る。
2に示すように、分岐ユニット16に接続された入紙ガ
イド部142と、用紙ガイド18に接続された出紙ガイ
ド部143とが上下に配されている。入紙ガイド部14
2からの出紙位置と出紙ガイド部143への入紙位置と
には、図43に示すように、これら両位置に跨がって入
出紙ローラ手段としての入出紙ローラ装置144が設け
られている。出紙ローラ装置144における入紙および
出紙ガイド部142・143側とは反対側には、反転用
紙ガイド147が設けられている。
5と出紙ローラ146とを備えている。出紙ローラ14
6は出紙ガイド部143の入紙位置に設けられている。
3連ローラ部145は、図44に示すように、中央部に
配された駆動ローラ145aの周りに2個の従動ローラ
145b・145bが設けられたものである。駆動ロー
ラ145aは、ローラ支持部材である直状のローラ支持
板148の中央部にローラ支持板148に対して回転自
在に取り付けられ、入紙ガイド部142の出紙位置に配
されている。各従動ローラ145bは、その軸部145
cがローラ支持板148の長手方向に形成された長穴1
48aに回転自在に取り付けられている。従って、各従
動ローラ145bは、駆動ローラ145aに圧接される
方向と駆動ローラ145aと離間する方向とに移動可能
である。
軸部145c・145cには、両従動ローラ145bが
駆動ローラ145aに圧接される方向に付勢されるよう
に、環状のばね145dが掛けられている。このばね1
45dの引張り力は個々の従動ローラ145bの自重よ
りも小さくなっている。駆動ローラ145a上に位置す
る従動ローラ145bは、自重により駆動ローラ145
aに圧接されている。そして、駆動ローラ145aが回
転するときには、これに伴って従動ローラ145b・1
45bが駆動ローラ145aの周りを公転し、駆動ロー
ラ145aの下方位置に移動した従動ローラ145b
は、駆動ローラ145aと離間して、図43に示すよう
に、下方の出紙ローラ146と当接するようになってい
る。
43に示すように、入紙ガイド部142の出紙位置に配
された駆動ローラ145aとこの上の従動ローラ145
bとにより、入紙ガイド部142に入紙した用紙Pを反
転用紙ガイド147に送るようになっている。このよう
な動作が可能な状態で従動ローラ145bの公転、即ち
ローラ支持板148の回転を停止させるために、入出紙
状態設定手段としてのソレノイド149が設けられてい
る。ソレノイド149によるローラ支持板148の停止
状態において、従動ローラ145bは自重により出紙ロ
ーラ146に圧接される。ソレノイド149は、OFF
になると図示しないばね力によりプランジャ149aが
進出してローラ支持板148と係合する一方、ONにな
るとプランジャ149aが退行して、上記係合を解除す
る。
aと下ガイド部147bとからなり、上ガイド部147
aは、3連ローラ部145の駆動ローラ145aとこの
上の従動ローラ145bとによる出紙位置に設けられ、
下ガイド部147bは出紙ローラ146とこの上の従動
ローラ145bへの入紙位置に設けられている。下ガイ
ド部147bは、出紙ローラ146側の端部を下端部と
して傾斜している。
での検出動作に基づいて、図46に示す制御装置150
により制御される。この制御装置150はさらに駆動ロ
ーラ145aおよび出紙ローラ146を回転駆動するロ
ーラ駆動装置151も制御する。また、制御装置150
は所定時間を計時するタイマを備えている。
が分岐ユニット16を経て用紙反転装置141の入紙ガ
イド部142に入紙されるとき、入出紙ローラ装置14
4の3連ローラ部145は、駆動ローラ145aと1個
の従動ローラ145bとが、図43に示すように、入紙
ガイド部142の終端部と対向する状態に配される。こ
のとき、ソレノイド149はOFFであり、プランジャ
149aが進出してローラ支持板148と係合してい
る。従って、ローラ支持板148の回転、即ち従動ロー
ラ145b・145bの公転は停止されている。
上記駆動ローラ145aと1個の従動ローラ145bと
により反転用紙ガイド147方向に送られる。用紙Pが
用紙センサ39を通過すると、図47に示すように、用
紙センサ39はONとなり(S91)、その後OFFと
なる(S92)。このとき、制御装置150はタイマに
より所定時間の計時を行わせ、これが終了すると(S9
3)、ソレノイド149をONにする(S94)。上記
タイマによる計時は、用紙Pの後端部が用紙センサ39
を通過してから3連ローラ部145の駆動ローラ145
aと従動ローラ145bとの間を通過するまでの時間を
計るものである。
ーラ145b…が公転を開始する。これにより、駆動ロ
ーラ145aに当接していた従動ローラ145bは公転
に伴って下方へ移動し、自重により出紙ローラ146に
圧接される。このとき、図45に示すように、駆動ロー
ラ145aと従動ローラ145bとの間付近に存在して
いた用紙Pの後端部は、従動ローラ145bにより出紙
ローラ146上に押し下げられ、出紙ローラ146と従
動ローラ145bとに挟み込まれた状態となる。
レノイド149のON後に、タイマにより所定時間の計
時を行わせ、これが終了すると(S95)、ソレノイド
149をOFFにする(S96)。この場合のタイマに
よる計時は、駆動ローラ145aに当接していた従動ロ
ーラ145bが、180°の公転により出紙ローラ14
6に当接するまでの時間を計るものである。上記ソレノ
イド149のOFFにより、プランジャ149aがロー
ラ支持板148と係合し、従動ローラ145bの公転が
停止する。この状態は、図43に示すものであり、次の
用紙Pの入紙が可能な状態である。従って、用紙Pは上
記両ローラ146・145bにより、反転用紙ガイド1
47から出紙ガイド部143に送り出され、用紙ガイド
18を経て中間トレイ19に送られる。
出紙ローラ146と従動ローラ145bとによる反転用
紙ガイド147からの用紙Pの出紙と、駆動ローラ14
5aと従動ローラ145bとによる反転用紙ガイド14
7への用紙Pの入紙とを同時に行うことができる。従っ
て、短い用紙間隔での用紙Pの送り出しが可能である。
転装置は、一方向に回転する駆動ローラの両側に、この
駆動ローラと接触して回転する第1および第2従動ロー
ラが設けられている入出紙ローラ手段と、前記駆動ロー
ラと第1従動ローラとの間への入紙側位置に用紙を案内
する入紙ガイド部と、前記入出紙ローラ手段側の端部で
ある入出紙端部側に湾曲部を有し、この湾曲部の中途位
置から入出紙端部までの部分が、前記駆動ローラと第1
従動ローラとの間からの出紙側位置に排出された用紙を
入紙可能な入紙位置、および前記入出紙端部から出紙す
る用紙を前記駆動ローラと第2従動ローラとの間への入
紙側位置に案内する位置であり、前記入紙位置よりも湾
曲部を直状に近い状態とする出紙位置に移動自在な移動
部となっている反転用紙ガイド部と、反転用紙ガイド部
の前記移動部を前記入紙位置と出紙位置とに移動させる
用紙ガイド駆動手段と、反転用紙ガイド部に入紙された
用紙を保持する用紙保持手段とを備えている構成であ
る。
ラと第2従動ローラとにより反転用紙ガイド部からの出
紙を行いながら、駆動ローラと第1従動ローラとにより
反転用紙ガイド部への入紙を行うことができる。従っ
て、短い用紙間隔での用紙の送り出しが可能であるとい
う効果を奏する。
請求項1の発明の用紙反転装置において、前記反転用紙
ガイド部は、入出紙端部側の部分である移動入出紙端部
が、これ以外の部分に対して独立に移動可能であり、用
紙の後端部が前記移動入出紙端部に押されて、前記駆動
ローラと第1従動ローラとの間からの出紙側位置から前
記駆動ローラと第2従動ローラとの間への入紙側位置へ
と移動するように、前記移動入出紙端部を移動させる移
動入出紙端部駆動手段を備えている構成である。
え、用紙の後端部を駆動ローラと第2従動ローラとの間
への入紙側位置に強制的に移動させることができるの
で、反転用紙ガイド部からの用紙の出紙をさらに確実に
行うことができるという効果を奏する。
請求項1の発明の用紙反転装置において、前記の用紙保
持手段が、反転用紙ガイド部による用紙案内方向の前後
に用紙を移動させる構成である。
え、反転用紙ガイドからの出紙時に、用紙の後端部を駆
動ローラと第2従動ローラとの間への入紙側位置に適切
に移動させることができ、反転用紙ガイド部からの用紙
の出紙をさらに確実に行うことができるという効果を奏
する。
入紙搬送手段により搬送可能な位置に用紙を案内する入
紙ガイド部と、この入紙ガイド部からの出紙位置に設け
られ、入紙ガイド部により案内された用紙を反転用紙ガ
イド上に送り込む入紙搬送手段と、入紙搬送手段により
送り込まれた用紙の後端部を出紙ローラ手段の下出紙ロ
ーラ上に案内する反転用紙ガイド部と、前記入紙ガイド
部の下方位置に設けられた出紙ガイド部と、少なくとも
一方が駆動ローラであり、上下に設けられた上出紙ロー
ラと下出紙ローラとを前記出紙ガイド部への入紙位置に
有し、上出紙ローラが、前記入紙ガイド部の下方位置に
おいて、下出紙ローラに圧接する出紙位置、および下出
紙ローラと離間して用紙の落下位置から退避する退避位
置に移動自在である出紙ローラ手段と、前記上出紙ロー
ラを出紙位置と退避位置とに移動させるローラ移動手段
とを備えている構成である。
ーラの離間、および下出紙ローラへの上出紙ローラの圧
接により、下出紙ローラ上への用紙の配置、上および下
出紙ローラによる反転用紙ガイド部からの出紙を行うこ
とができるので、短い用紙間隔での出紙が可能であると
いう効果を奏する。
一方向に回転する駆動ローラ、この駆動ローラの周りに
設けられ、駆動ローラと接触して回転する複数の従動ロ
ーラ、および前記駆動ローラの下方に設けられた出紙ロ
ーラを有し、これら従動ローラは、その軸部が同一のロ
ーラ支持部材により回転自在に支持され、駆動ローラの
回転に伴って自転しながら駆動ローラの周りを公転し、
駆動ローラの下方位置に達したときに、自重により駆動
ローラと離間して前記出紙ローラに圧接され、任意の従
動ローラが出紙ローラに圧接されているとき、その後方
側の従動ローラが駆動ローラと接触する入出紙状態を採
り得る入出紙ローラ手段と、前記従動ローラの公転を阻
止することにより入出紙ローラ手段を前記入出紙状態に
設定するとともに、その解除を行う入出紙状態設定手段
と、前記入出紙状態のときに、前記駆動ローラとこの駆
動ローラに接触する前記従動ローラとの間への入紙側位
置に用紙を案内する入紙ガイド部と、前記入出紙状態の
ときに、入紙ガイド部により案内されて従動ローラと駆
動ローラとの間を経た用紙が入紙されるとともに、この
用紙の後端部が前記出紙ローラ上へ移動可能なように形
成されている反転用紙ガイド部と、反転用紙ガイド部に
入紙された用紙を保持する用紙保持手段とを備えている
構成である。
と反転ガイド部への入紙とを同時に行うことができ、反
転用紙ガイド部から短い用紙間隔で出紙が可能であると
いう効果を奏する。
正面図である。
示す概略の正面図である。
図である。
ク図である。
である。
示す概略の正面図である。
の正面図である。
動作を示す概略の正面図である。
略の正面図である。
示すブロック図である。
ーチャートである。
示す概略の正面図である。
す概略の正面図である。
ローチャートである。
の同時動作を示す概略の正面図である。
示す概略の正面図である。
移行動作を示す概略の正面図である。
す概略の正面図である。
ローチャートである。
示す概略の正面図である。
ける第1段階の動作を示す概略の正面図である。
ける第2段階の動作を示す概略の正面図である。
略の斜視図である。
を示すブロック図である。
ローチャートである。
備えた複写機の内部構造を示す概略の正面図である。
略の正面図である。
ける第1段階の動作を示す概略の正面図である。
ける第2段階の動作を示す概略の正面図である。
ける第3段階の動作を示す概略の正面図である。
斜視図である。
を示すブロック図である。
ローチャートである。
備えた複写機の内部構造を示す概略の正面図である。
略の正面図である。
正面図である。
を示すブロック図である。
ローチャートである。
示す概略の正面図である。
を示すブロック図である。
ローチャートである。
備えた複写機の内部構造を示す概略の正面図である。
略の正面図である。
正面図である。
す概略の正面図である。
を示すブロック図である。
ローチャートである。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】一方向に回転する駆動ローラの両側に、こ
の駆動ローラと接触して回転する第1および第2従動ロ
ーラが設けられている入出紙ローラ手段と、 前記駆動ローラと第1従動ローラとの間への入紙側位置
に用紙を案内する入紙ガイド部と、 前記入出紙ローラ手段側の端部である入出紙端部側に湾
曲部を有し、この湾曲部の中途位置から入出紙端部まで
の部分が、前記駆動ローラと第1従動ローラとの間から
の出紙側位置に排出された用紙を入紙可能な入紙位置、
および前記入出紙端部から出紙する用紙を前記駆動ロー
ラと第2従動ローラとの間への入紙側位置に案内する位
置であり、前記入紙位置よりも湾曲部を直状に近い状態
とする出紙位置に移動自在な移動部となっている反転用
紙ガイド部と、 反転用紙ガイド部の前記移動部を前記入紙位置と出紙位
置とに移動させる用紙ガイド駆動手段と、 反転用紙ガイド部に入紙された用紙を保持する用紙保持
手段とを備えていることを特徴とする用紙反転装置。 - 【請求項2】前記反転用紙ガイド部は、入出紙端部側の
部分である移動入出紙端部が、これ以外の部分に対して
独立に移動可能であり、用紙の後端部が前記移動入出紙
端部に押されて、前記駆動ローラと第1従動ローラとの
間からの出紙側位置から前記駆動ローラと第2従動ロー
ラとの間への入紙側位置へと移動するように、前記移動
入出紙端部を移動させる移動入出紙端部駆動手段を備え
ていることを特徴とする請求項1に記載の用紙反転装
置。 - 【請求項3】前記の用紙保持手段は、反転用紙ガイド部
による用紙案内方向の前後に用紙を移動させるものであ
ることを特徴とする請求項1に記載の用紙反転装置。 - 【請求項4】入紙搬送手段により搬送可能な位置に用紙
を案内する入紙ガイド部と、この入紙ガイド部からの出紙位置に設けられ、 入紙ガイ
ド部により案内された用紙を反転用紙ガイド上に送り込
む入紙搬送手段と、 入紙搬送手段により送り込まれた用紙の後端部を出紙ロ
ーラ手段の下出紙ローラ上に案内する反転用紙ガイド部
と、前記入紙ガイド部の下方位置に設けられた出紙ガイド部
と、 少なくとも一方が駆動ローラであり、上下に設けられた
上出紙ローラと下出紙ローラとを前記出紙ガイド部への
入紙位置に有し、上出紙ローラが、前記入紙ガイド部の
下方位置において、下出紙ローラに圧接する出紙位置、
および下出紙ローラと離間して用紙の落下位置から退避
する退避位置に移動自在である出紙ローラ手段と、 前記上出紙ローラを出紙位置と退避位置とに移動させる
ローラ移動手段とを備えていることを特徴とする用紙反
転装置。 - 【請求項5】一方向に回転する駆動ローラ、この駆動ロ
ーラの周りに設けられ、駆動ローラと接触して回転する
複数の従動ローラ、および前記駆動ローラの下方に設け
られた出紙ローラを有し、これら従動ローラは、その軸
部が同一のローラ支持部材により回転自在に支持され、
駆動ローラの回転に伴って自転しながら駆動ローラの周
りを公転し、駆動ローラの下方位置に達したときに、自
重により駆動ローラと離間して前記出紙ローラに圧接さ
れ、任意の従動ローラが出紙ローラに圧接されていると
き、その後方側の従動ローラが駆動ローラと接触する入
出紙状態を採り得る入出紙ローラ手段と、 前記従動ローラの公転を阻止することにより入出紙ロー
ラ手段を前記入出紙状態に設定するとともに、その解除
を行う入出紙状態設定手段と、 前記入出紙状態のときに、前記駆動ローラとこの駆動ロ
ーラに接触する前記従動ローラとの間への入紙側位置に
用紙を案内する入紙ガイド部と、 前記入出紙状態のときに、入紙ガイド部により案内され
て従動ローラと駆動ローラとの間を経た用紙が入紙され
るとともに、この用紙の後端部が前記出紙ローラ上へ移
動可能なように形成されている反転用紙ガイド部と、 反転用紙ガイド部に入紙された用紙を保持する用紙保持
手段とを備えていることを特徴とする用紙反転装置。
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