JP3117402B2 - 無停電電源装置制御方式及び無停電電源装置制御方法 - Google Patents

無停電電源装置制御方式及び無停電電源装置制御方法

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JP3117402B2
JP3117402B2 JP08050167A JP5016796A JP3117402B2 JP 3117402 B2 JP3117402 B2 JP 3117402B2 JP 08050167 A JP08050167 A JP 08050167A JP 5016796 A JP5016796 A JP 5016796A JP 3117402 B2 JP3117402 B2 JP 3117402B2
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    • H02J7/0047Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries with monitoring or indicating devices or circuits
    • H02J7/0048Detection of remaining charge capacity or state of charge [SOC]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、無停電電源装置
(UPS:Uninterruptible Powe
r Supply)の制御方式に関するものである。特
に、無停電電源装置のバッテリによりシステムが稼働し
ている場合の持続時間を正確に予測し、システムを安全
に停止させるための制御方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は、特開平7−20215号公報
に開示された「二次電池の残量検出装置」のブロック図
である。この従来例においては、装置の動作状態毎に、
満充電された電池101の放電を行い放電時間を測定す
る。そして、電池容量を放電時間で割った値を、各動作
状態における推測された放電速度1,2,3,・・・と
し、記憶装置120に予め書き込んでおく。ここで放電
速度を測定するために用いる動作状態は、通常駆動状
態、サスペンド状態、バックライト暗状態、バックライ
トOFF状態等であり、動作状態の種類は、固定的に限
定されている。
【0003】交流電源に異常が発生し、電池から装置に
対して電力が提供される時、その装置の動作状態に基づ
いて記憶装置120に予め書き込まれている推測した放
電速度1,2,3,・・・のいずれかの値を用いて、直
接電流を測定せずに、消費電流を求めるものである。
【0004】また、特開平2−181210号公報に開
示された「情報処理装置」には、指令された処理の実行
に要する平均使用電流と使用時間とから電池が供給する
消費容量を算出するとともに、充電容量と消費容量とか
ら電池の残存容量を算出する技術が開示されている。
【0005】また、特開平1−143984号公報に開
示された「電池状態モニタ装置」においては、電池の端
子間電圧を測定する電圧測定部と、電池の充放電電流を
測定する電流測定部と、電池の温度を測定する温度測定
部と、電圧測定部、電流測定部及び温度測定部で測定し
た測定値を入力し、電池残量を演算する演算部と、演算
部で演算して得られた電池残量を表示する残量表示装置
を備えていることを特徴とする。
【0006】また、特開昭61−209372号公報に
開示された「電池残量認識回路」においては、電池の充
放電電流を検出し、感温素子にて周囲温度を検出すると
ともに、検出した充放電電流と周囲温度を用いて充電効
率及び放電効率を求めて、電池容量の残量を補正する技
術が開示されている。
【0007】また、特開平4−140678号公報、特
開平5−333119号公報、特開平3−239125
号公報、特開平5−333974号公報においても、電
池の残量を検出する装置及び方法が開示されている。
【0008】図20は、従来例の無停電電源装置を使用
した電子システムの停電時の状態遷移を示す図である。
無停電電源装置(UPS)とは、交流電源(商用電源)
から装置に対して電力を供給するとともに、内蔵バッテ
リを持ち、交流電源からの電力の供給に何等かの異常が
発生した場合、装置が稼働するのに必要な電力を内蔵さ
れたバッテリから供給する電源装置のことを言う。無停
電電源装置に内蔵されたバッテリは、装置の動作中に交
流電源により充電されている。無停電電源装置を用いる
ことにより、交流電源停電時にバッテリから装置へ電力
の供給を行うので、装置を安全に継続運転できるととも
に、装置を安全に停止させることができる。
【0009】停電が発生すると、図20に示すように、
3つのフェーズで構成される処理が行われる。まず、正
常状態では、無停電電源装置が交流電源に基づいて正常
に電力を供給しているものとする。この状態で停電が発
生すると、フェーズ1へ移行する。フェーズ1の状態
は、停電時の最初の15秒間であり、停電が発生する
と、即無停電電源装置のバッテリによる運転に切り替わ
る。15秒間の間に停電が回復した場合は、交流電源に
よる運転に戻る(正常状態)。15秒間の間に停電が回
復しない場合には、フェーズ2へ移行する。フェーズ2
での処理は、バッテリによる運転を継続する。このフェ
ーズ2に入ると、使用者に対して警告が発せられる。内
蔵バッテリが完全に充電されている場合には、例えば、
最大25分間の電力を供給することが可能である。但
し、電力を供給可能な時間は、装置に収納しているメモ
リや周辺機器の種類や数に依存している。バッテリの残
量が少なくなった場合には、フェーズ3へ移行する。フ
ェーズ3では、バッテリの残量が少ないことを外部に更
に警告し、即座に装置の停止処理を行う。このフェーズ
3の時間は、数分間継続する。但し、バッテリの消耗状
態によって、フェーズ3の処理時間は変化する。フェー
ズ3での処理が終了すると、システムが停止する。ま
た、バッテリの過放電を防ぐため、無停電電源装置自身
も停止する。
【0010】このような無停電電源装置の状態に基づい
て、図21に示すように、システムの使用者に対して警
告を発する。警告は、アラーム音と動作ランプに基づい
て行われる。各フェーズに対応したアラーム音と動作ラ
ンプの表示が行われることにより、システムの使用者が
無停電電源装置の状態を把握することができる。システ
ムの使用者は、出力された警告に基づき、ファイルのセ
ーブやアプリケーションプログラムの終了やネットワー
クからのログアウトを行い、システムの停止の準備作業
を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来例においては、測
定した放電速度を用いて消費電流の値を算出している
が、あくまで固定的な単純な動作状態毎の消費電力の値
を算出できるだけであり、複雑な組み合わせからなる動
作状態には対処できない。また、計算機システム等の電
子システムの構成変更などに対処できないという欠点が
あった。また、消費電力が時間の経過とともに、連続的
に変化するシステムにも対処できないという欠点があっ
た。また、バッテリの残量を推定するだけであり、シス
テムの持続時間を推定する手段は提供していなかった。
実際に計算機システムの使用者が知りたいのは、バッテ
リの残量ではなく、あとどの位の時間システムが動作可
能であるかという持続時間である。例えば、クライアン
ト/サーバシステムに用いられるサーバは、CPUの
数、メモリ容量、ディスク台数等を柔軟に変更すること
ができる。また、動作するソフトウェアもハイレベルな
OSを用いているとともに、データベースソフトウェア
等の大規模なアプリケーションソフトウェアが動作す
る。従って、ハードウェアの構成が変更されるシステム
の場合において、また、動作しているソフトウェアによ
り消費電力が時間の経過とともに変化するシステムの場
合においても、バッテリによるシステムの持続時間を正
しく推定する必要があった。また、従来例において、シ
ステムの持続時間を予測する場合であっても、その予測
した持続時間を用いてシステムを安全に停止させる手段
を提供していなかった。例えば、図20に示した無停電
電源装置の停電時の状態遷移で説明したように、フェー
ズ2及びフェーズ3での処理時間は、システムの構成や
バッテリの残量により変化する値であり、システムを安
全に停止させるのに充分な時間を確保することができな
い場合があった。また、持続時間を予測する場合、単純
にバッテリの残量値をその時の消費電力で割ることによ
り持続時間を求めると、消費電流が時間の経過とともに
増減した場合、持続時間も増減することとなり、使用者
の混乱を招くばかりでなく、システムの安全な停止が不
可能になる。例えば、残り時間が3分と表示されていた
のが、急に10分に延び、更に、突然残り時間1分と表
示されるような事態が発生する。このような状態では、
システムが警告を発生するだけで良いのか、実際に停止
処理に入るべきかどうか判断不可能である。前述したよ
うに、サーバにおいて、OSやアプリケーションプログ
ラムが停電を知らされてシステムの停止準備に入った時
等、多くのディスク装置やメモリが大量に使用され、消
費電力も大きく増加するが、このような状況でもシステ
ムを安全に停止させる必要があった。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、どのようなシステム構成
をとっても、システム構成に対応した消費電力を推定し
正しくバッテリの持続時間が予測できる無停電電源装置
を得ることを目的としている。更に、動作状態が固定的
でなく、消費電力も時々刻々、連続的に変化する場合で
も変化に動的に対応し、バッテリによるシステムの動作
可能時間を正しく推定する無停電電源装置を得ることを
目的としている。また、3つの動作モードの時間を設定
する場合、推定した動作可能時間をもとにシステムを安
全に停止させる無停電電源装置を得ることを目的として
いる。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の無停電電源装
置制御方式は以下の要素を有することを特徴とする。 (a)交流電源から交流電流を入力し直流電流に変換す
るとともにバッテリを有し、交流電源とバッテリのいず
れかから直流電流を出力する無停電電源装置、(b)上
記無停電電源装置から出力された直流電流を入力して動
作する電子システム、(c)上記電子システムが交流電
源から生成された直流電流で稼働中に電子システムの消
費電力の値を求め、上記電子システムがバッテリからの
電力で稼働開始時に、バッテリの充電残量と上記消費電
力の値に基づいてバッテリの持続時間を求め、上記持続
時間を上記電子システムに出力する制御部。
【0014】上記制御部は、上記交流電流から上記消費
電力を検出するAC電力検出手段と、上記消費電力から
直流電流の値を求めるDC値計算手段と、直流電流の値
からバッテリの持続時間を予測する持続時間予測手段と
を備えたことを特徴とする。
【0015】上記制御部は、消費電力から直流電流への
変換効率を記憶した効率テーブルを備え、上記DC値計
算手段は、効率テーブルを用いて上記消費電力から直流
電流の値を求めることを特徴とする。
【0016】上記効率テーブルは、交流電源の電圧に対
応した効率テーブルであることを特徴とする。
【0017】この発明の無停電電源装置制御方式は以下
の要素を有することを特徴とする。 (a)交流電源から交流電流を入力し直流電流に変換す
るとともにバッテリを有し、交流電源とバッテリのいず
れかから直流電流を出力する無停電電源装置、(b)上
記無停電電源装置から出力された直流電流を入力して動
作する電子システム、(c)上記電子システムがバッテ
リからの電力で稼働中に、バッテリの充電残量とバッテ
リからの直流電流の値とに基づいてバッテリの持続時間
を求め、上記持続時間を上記電子システムに出力する制
御部。
【0018】上記制御部は、バッテリからの直流電流の
値を検出するDC値検出手段と、直流電流の値からバッ
テリの持続時間を予測する持続時間予測手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0019】上記DC値検出手段は、一定期間の直流電
流の平均値を直流電流の値として検出することを特徴と
する。
【0020】上記制御部は、バッテリの充電残量を認識
する手段と、バッテリの充電残量と直流電流の値とに対
応して持続時間を記憶したバッテリ持続時間テーブルを
備え、上記持続時間予測手段は、上記持続時間テーブル
を用いて持続時間を検出することを特徴とする。
【0021】上記制御部は、持続時間を時間の経過に従
って更新する持続時間更新手段と、上記DC値検出手段
による直流電流の値の検出を繰り返し実行して、新たな
持続時間を予測する予測更新手段と、上記持続時間更新
手段と予測更新手段とにより得られた持続時間の内、小
さい時間の方を新たな持続時間とすることを特徴とす
る。
【0022】上記制御部は、上記電子システムがバッテ
リからの電力で稼働する時間を、交流電源に一時的な異
常が発生したものとみなす初期時間と、交流電源に継続
的な異常が発生したものとみなす中期時間と、電子シス
テムの停止処理を行う終期時間とに分割するとともに、
上記中期時間を上記持続時間の長さに基づいて変化させ
ることを特徴とする。
【0023】上記制御部は、所定の長さの初期時間を確
保することを特徴とする。
【0024】上記制御部は、所定の長さの終期時間を確
保することを特徴とする。
【0025】上記中期時間は、上記持続時間から上記初
期時間の未経過分の時間と終期時間を減じた長さである
ことを特徴とする。
【0026】上記制御部は、上記初期時間の間と中期時
間の間で交流電源が正常に復帰した場合、バッテリによ
る稼働を停止するとともに、上記電子システムに正常復
帰の情報を出力することを特徴とする。
【0027】この発明の無停電電源装置制御方法は以下
の工程を有することを特徴とする。 (a)電子システムを交流電源により稼働させる正常時
稼働工程、(b)上記正常時稼働工程による電子システ
ムの交流電源による稼働中に、消費電力を測定する電力
測定工程、(c)電子システムをバッテリにより稼働さ
せる異常時稼働工程、(d)上記異常時稼働工程の開始
時に、バッテリの充電残量と上記電力測定工程により測
定した消費電力の値に基づいて、バッテリの持続時間を
予測する予測工程、(e)上記予測工程により予測され
たバッテリの持続時間に基づいて、電子システムの稼働
を制御する制御工程。
【0028】この発明の無停電電源装置制御方法は以下
の工程を有することを特徴とする。 (a)電子システムを交流電源により稼働させる正常時
稼働工程、(b)電子システムをバッテリにより稼働さ
せる異常時稼働工程、(c)上記異常時稼働工程により
電子システムがバッテリにより稼働中に、バッテリの充
電残量とバッテリからの直流電流の平均値を定期的に検
出し、バッテリの充電残量とバッテリからの直流電流の
一定期間の平均値に基づいて、バッテリの持続時間を予
測する予測更新工程、(d)上記予測更新工程により予
測されたバッテリの持続時間に基づいて、電子システム
の稼働を制御する制御工程。
【0029】上記制御工程は、交流電源に一時的異常が
発生したものとみなす初期工程と、交流電源に継続的な
異常が発生したものとみなす中期工程と、電子システム
の停止処理を行う終期工程を有し、予測された持続時間
に基づいて、上記中期工程の時間を変化させることを特
徴とする。
【0030】上記予測更新工程は、現在の持続時間より
小さい値の持続時間を新たな持続時間として設定するこ
とを特徴とする。
【0031】上記制御工程は、予測された新たな持続時
間に基づいて、上記中期工程の時間を変化させることを
特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この実施の形態のシステムの構
成を示す図である。この実施の形態のネットワークシス
テム(或いは、ローカルエリアネットワーク)3000
は、サーバ1000と複数のクライアント2000を有
しているサーバクライアントシステムである。図2は、
サーバ1000の構成を示す図である。サーバ1000
には、無停電電源装置(UPS)1と制御部2と計算機
システム等の電子システム3が含まれている。UPS1
の内部には、交流直流変換器10(AC/DC)と直流
直流変換器11(DC/DC)とバッテリ12が備えら
れている。制御部2は、交流電源からの交流電圧と交流
電流を測定した値を入力する。また、制御部2は、バッ
テリ12からの直流電圧と直流電流を検出した値を入力
する。制御部2は、入力した交流電圧、交流電流、直流
電圧、直流電流に基づいて、バッテリの持続時間を予測
する。
【0033】図3は、図2に示したサーバ1000のよ
り詳細なハードウェア構成図である。UPS1の交流直
流変換器10は、ラインフィルタ10aと整流回路10
bから構成されおり、交流を直流に変換する。交流電圧
監視部13は、交流の電圧を監視し、交流電源4からの
電力の供給をチェックするとともに、交流電源4に異常
が発生したかどうかを監視する。交流電圧監視部13
は、交流電流4が正常に電力を供給しているかを示すA
C Good信号を制御部2に出力する。交流電圧測定
部14は、交流電源4からの交流電圧を測定する。交流
電流測定部15は、交流電源4からの交流電流を測定す
る。直流電圧測定部16は、バッテリ12の直流電圧を
測定する。直流電流測定部17は、バッテリ12の直流
電流を測定する。これら各測定部14〜17により測定
された測定値は、モニタ信号として制御部2に出力され
る。充放電制御回路18は、交流電源4からの電力によ
りバッテリ12を充電するとともに、交流電源に異常が
発生した場合に、バッテリ12から電子システム3に対
して電力を供給する。直流直流変換器11a〜11g
は、UPS1、制御部2、電子システム3が動作するた
めに必要な各種電圧の直流電流を生成して出力する。
【0034】制御部2には、マイクロプロセッサ20が
存在し、交流電源4及びバッテリ12で動作している場
合の各種の制御を行う。また、図示していないが、制御
部2には、マイクロプロセッサ20と共働するファーム
ウェアが存在する。操作パネル制御部21は、交流電源
の状態及びバッテリの状態を操作パネル40に表示す
る。割込回路22は、交流電圧監視部13からのAC
Good信号を入力し、交流電源4からの電力供給の開
始や交流電源4に異常が発生したかどうかを検出し、マ
イクロプロセッサ20に伝える。充放電制御回路18
は、バッテリ12による電力の供給を制御する。平均電
流消費電力保持部23は、バッテリ12で動作中に、あ
る一定期間に消費した直流の平均値を保持するレジスタ
である。バッテリライフ(BL:Battery Li
fe)24は、制御部2が予測したバッテリの持続時間
を記憶するレジスタである。ホールドオフタイマ(HO
T:Hold Off Timer)25は、バッテリ
で動作している場合の各種のモードの持続時間をカウン
トダウンするレジスタである。レベル変換器26〜29
は、UPS1の内部にある各測定部14〜17の測定値
をモニタ信号として入力し、そのレベルを変換する変換
器である。アナログマルチプレクサ30は、レベル変換
器26〜29の値を入力し、それらの値のうちひとつを
順次選択して出力する。アナログデジタル変換器31
は、アナログ電圧値及びアナログ電流値をデジタル値に
変換する。交信部32は、管理用パーソナルコンピュー
タ4000(以下、サーバ管理端末ともいう)と交信を
する。サーバ管理端末4000は、遠隔地からサーバを
管理監視するメンテナンス機能を持つ。交信部33は、
電子システム3と交信する。交信部33は、バッテリ1
2の動作中に各種警告や各種指示を電子システム3に対
して行う。ブラウンアウトホールドオフタイム(BHO
T:Brownout Hold Off Time)
レジスタ34、バッテリタイムホールドオフタイム(B
THOT:Battery Time HoldOff
Time)レジスタ35、パワーフェイルホールドオ
フタイム(PFHOT:Power Fail Hol
d Off Time)レジスタ36は、バッテリ12
で動作する場合の後述する3つのモードのそれぞれの時
間を設定するレジスタである。効率テーブル(Effi
ciency Table)37は、交流電力を直流に
変換する効率を記憶したテーブルである。バッテリ持続
時間テーブル38は、バッテリの残量とバッテリから放
電される直流電流の値から、持続時間を求めるテーブル
である。パワーオン/オフ信号発生回路39は、システ
ムの電源スイッチ(図示せず)がオンされた状態か、オ
フされた状態かを認識してパワーオン(POWER O
N)信号/パワーオフ(POWER OFF)信号を発
生させる。パワーオフ信号はシャットダウン(SHUT
DOWN)信号とも言う。電源スイッチがオフの場合に
は、UPS1内の直流直流変換器11c〜11gの変換
器は動作せず、電子システム3に対して電力の供給を停
止する。
【0035】図4は、図2及び図3に示したサーバ10
00の物理的構成を示す図である。UPS1は、1つの
ボックスに収納されており、サーバ1000の各種ボー
ドに対して電力を供給している。サーバの持つ各種ボー
ドとしては、制御部2を有する制御ボード50及び電子
システム3を有するシステムボード60が存在してい
る。また、その他のボードとして、操作パネル40、5
インチベイディストリビューションボード41、HDD
(ハードディスクドライブ)ディストリビューションボ
ード42、ディストリビューションボード43、ファン
ディストリビューションボード44が存在している。U
PS1は、ラインP1〜P5を用いて各種ボードに接続
されている。各ラインP1〜P5は、複数のラインより
構成され、UPS1はその一部のラインを用いて直接
的、或いは、間接的に各ボードや各デバイスに電力を供
給する。ラインP2及びP4は、電力専用のラインであ
り、ラインP1,P3,P5に比べて太いラインを使用
しており、消費電力が大きいボードやデバイスに対する
電力を供給可能にしている。サーバの内部には、複数の
ファンが設置されており、温度センサTHの検出温度に
基づいてファンの回転制御がなされる。更に、各種ロッ
クセンサが備えられている。
【0036】サーバ管理端末4000と交信するため
に、交信部32がシリアルポート51を用いている。更
に、交信部33がポート52を用い、制御ボード50と
システムボード60を交信可能としている。ポート52
とポート62はディストリビューションボード43を介
して、接続されている。
【0037】図4において、信号線の脇に付された数字
は、信号線の本数を示している。例えば、5インチベイ
ディストリビューションボード41と制御ボード50を
結ぶ信号線の脇に4という数字が付されているのは、信
号線の本数が4本であることを示している。また、信号
線の脇にRという文字と数字が付されているのは、リボ
ンケーブルを用いていることを示しており、リボンケー
ブルの信号線の本数を示している。例えば、UPS1と
制御ボード50を結ぶ信号線の脇にR26と付されてい
るのは、ラインP3が26本の信号線を持ったリボンケ
ーブルを使用していることを示している。この制御ボー
ド50とUPS1を結ぶラインP3の信号線26本の中
には、前述した電力供給用の信号線が含まれるととも
に、図3に示したAC Good信号及びモニタ信号及
びパワーオン/オフ信号を伝える信号線が含まれてい
る。
【0038】図5は、サーバの制御部2及び電子システ
ム3の論理的な機能を説明する図である。図5の制御部
2に示す各種手段は、図3の制御部2の、マイクロプロ
セッサ20、各種レジスタ23〜25,34〜36等の
ハードウェア及び図示していないファームウェア及びソ
フトウェアにより達成されるものである。マイクロプロ
セッサ20及びファームウェア、ソフトウェアは、図3
に示した制御部2にある各種レジスタやテーブルを用い
て以下に述べる動作を行う。
【0039】AC電力検出手段71は、交流電圧測定部
14と交流電流測定部15で測定された交流電圧と交流
電流の値から交流電力を算出する。DC値計算手段72
は、AC電力検出手段が計算した交流電力と効率テーブ
ル37を用いて、交流電力に相当するDC値を計算す
る。効率テーブル37の具体例については後述する。D
C値検出手段73は、直流電流測定部17が測定したバ
ッテリの直流電流の平均値を検出する。検出した値は、
平均電流消費電力保持部23に保持される。充電残量認
識手段74は、バッテリ12の充電残量を認識する手段
である。充電残量認識手段74は、直流電圧測定部16
で測定した電圧を用い、従来例で述べたような公知の方
法を用いてバッテリの充電残量を認識する。この発明
は、バッテリ充電残量を検出することを特徴とするもの
ではなく、バッテリの充電残量に基づいて、バッテリの
持続時間を検出することを特徴とするものである。従っ
て、この実施の形態では、特に充電残量検出方法につい
ては説明しない。
【0040】持続時間予測手段75は、DC値計算手段
72が計算したDC値と、バッテリ持続時間テーブル3
8を用いてバッテリの初期の持続時間を予測する。持続
時間更新手段76は、予測された持続時間を時間の経過
とともに、カウントダウンする。予測更新手段77は、
DC値検出手段により検出された平均直流消費電力とバ
ッテリ持続時間テーブル38を用いて、バッテリの持続
時間を繰り返し更新する。また、予測更新手段は、持続
時間更新手段76がカウントダウンする持続時間と、予
測した新たな持続時間の大小を比較し、小さい方を新た
な持続時間として設定する。
【0041】電子システム3の受信手段90は、制御部
2からの処理状態を受信する。また、制御部2からの警
告を受信する。出力手段91は、受信手段が受信した状
態や警告に基づいて、クライアント2000に対して、
或いは、外部に対して警告を出力する。
【0042】図6及び図7は、UPS1において入出力
される信号の一覧表である。図6は、デジタル制御信号
を示し、図7は、アナログ制御信号を示している。この
信号一覧表には、前述したAC Good信号及びモニ
タ信号及びパワーオン/オフ信号が含まれている。DC
Good信号は、無停電電源装置(UPS)の(DC
/DC変換器からの)直流出力電圧が正常であることを
示す信号である。制御部も無停電電源装置の直流出力電
圧はモニタしているが、無停電電源装置自身も自分で自
分の出力を監視しており、異常を検出すると、この信号
を落とすことにより、制御部に異常を知らせる。制御部
のモニタでは、急激な電圧異常を瞬時に検出することは
できないので、計算機システムに異常な電圧がかかるの
を防ぐため、このようになっている。また、SHUTD
OWN信号は、制御部のパワーオン/オフ信号発生回路
から無停電電源装置(UPS)に出されるパワーオフ信
号である。無停電電源装置はPower Onモードの
時、この信号により、直流出力電圧を落す(Stand
by modeになる)。図6のデジタル制御信号一覧
表に示すように、信号501はデジタル制御信号の種類
を示している。UPS I/O502は、デジタル制御
信号がUPSに入力されるか出力されるかを示してい
る。TRUE(真)503のLEVEL503a及びF
ALSE(偽)504のLEVEL504aは、デジタ
ル制御信号の値を示し、MEANING(意味)503
b及び504bはその各レベルの意味を表している。図
7のアナログ制御信号一覧表は、信号511、UPS
I/O512、MEANING(意味)513の各項目
からなる。シグナル511は、アナログ制御信号の種類
を示している。UPS I/O512は、これらのアナ
ログ制御信号が入力か出力かを示している。MEANI
NG513は、これらのアナログ制御信号の意味を示し
ている。
【0043】図8は、UPSモード真理値表である。こ
のUPSモード真理値表は、UPSのState520
と、前述したデジタル制御信号のうちAC Good信
号521及びDC Good信号522のとる真理値を
一覧表にまとめたものである。
【0044】次に、図9を用いて、この実施の形態の無
停電電源装置(UPS)の3つのフェーズについて説明
する。正常運転中に停電が発生すると、フェーズ1に状
態が切り替わる。このフェーズ1は従来と同様固定時間
であり、例えば、15秒ほどの時間をとっておく。この
フェーズの間に交流電源が正常な状態に復帰した場合に
は、システムは再び正常運転に戻る。また、予め設定し
た時間(15秒)が経過した場合には、フェーズ2に移
行する。このフェーズ2の時間を可変とすることがこの
実施の形態の大きな特徴である。可変時間の設定方法に
ついては後述する。フェーズ2の間に、交流電源が正常
な状態に復帰した場合も、フェーズ1と同様に正常運転
に戻る。交流電源が正常に復帰しない場合に、設定され
た時間が経過するとフェーズ3に移行する。このフェー
ズ3は従来と異なり固定時間が確保される。例えば接続
されている電子システム3がOSを停止させるのに必要
な時間がこの固定時間として設定される。OSを停止さ
せる処理の終了後、フェーズ3を終了し、システムの電
源切断に移行する。特別な場合のみ、すなわち、実際の
バッテリの残量がゼロになったときのみ固定時間の経過
前に電源切断される。
【0045】このような動作状態の移行は、操作パネル
40に設けられた動作ランプの表示によりユーザに通知
される。同時に警報(アラーム音)も用いられる。図9
に示した各フェーズに対応する動作ランプと警報音の特
徴を図10に示す。動作ランプの色が緑色の時は交流電
源で、赤色の時は無停電電源装置のバッテリで動作して
いることを示している。また、動作ランプが緑の点滅を
表示しているときには、通常稼働中であるが無停電電源
装置のバッテリが充電中であることを示している。フェ
ーズ1の期間及びフェーズ2の期間は、動作ランプは赤
く点燈する。フェーズ1の時は低音、フェーズ2の時は
フェーズ1の時よりも高音で警報音が鳴り、ユーザに対
して本体が無停電電源装置バッテリで動作中であること
を通知する。また、フェーズ3に移行すると、動作ラン
プは赤の点滅に切り換わり、無停電電源装置バッテリの
残量がわずかな状態になったことを知らせる。この時、
警報音は、フェーズ2よりも高音となる。フェーズ3が
終了し、システムの電源切断状態になると、警報音は消
え、無停電電源装置動作ランプは消灯する。システムの
電源切断後でも、無停電電源装置のバッテリに残量があ
るときは、交信部32がサーバ管理端末4000からの
シリアルポート51への接続に応答することが可能であ
る。サーバ管理端末4000への応答期間では、動作ラ
ンプは一度赤色となるが、応答が終了すると、ランプは
再び消灯に戻る。
【0046】前述した図9においては、使用者から見た
停電時の状態遷移について説明したが、制御信号と対応
付けたUPSの状態遷移図を図11に示す。この実施の
形態のUPSは制御信号の値に応じて、図11に示すよ
うな5つの状態を遷移する。図11で用いられている信
号は、前述したデジタル制御信号、アナログ制御信号の
いずれかである。また、図中のバックアップ(Back
up)という状態は、図9に示したフェーズ1からフェ
ーズ3を一つにまとめて表示している。バックアップ
(Backup)という状態を更に細かく分解して表示
したUPS1の状態遷移図を図12に示す。パワーオフ
モード(Power Off mode)S301から
ACパワーフェイルモード(AC PowerFail
mode)S306の説明を以下に行う。以下の説明
では、各モードを表すためにパワーモード(Power
mode)という変数を用いるものとする。
【0047】パワーオフモード(Power Off
mode) 動作モードが、Power Off modeの間、変
数Powermodeの値は、0(Power Of
f)を示す。具体的には、このPower Off m
odeにおいては、電源スイッチはONでなく、電源プ
ラグも交流電源4のコンセントに接続されていない状態
である。この動作モードにおいては、制御部2のハード
ウェア(H/W)はsleep mode状態である。
また、制御部2はシステムステートモニタリングを行わ
ない。電源プラグがコンセントに接続され、制御部2が
割込回路22によりAC Good信号がアクティブに
なるのを検出した時、制御部2のハードウェアはsle
ep mode状態から脱し、マイクロプロセッサ20
とファームウェア(F/W)は変数Powermode
を1(Standby)にセットする。
【0048】スタンバイモード(Standby mo
de) 動作モードが、Standby modeの間、変数P
owermodeの値は、1(Standby)を示
す。この動作モードにおいては、制御部2はシステムス
テートモニタリングを行わない。マイクロプロセッサ2
0とファームウェアが、AC Good信号がインアク
ティブになるのを検出した時、マイクロプロセッサ20
とファームウェアは変数Powermodeを0(Po
wer Off)にセットし、sleep mode状
態にはいる。この時、制御部2のマイクロプロセッサ2
0とファームウェアが遠隔地に接続されたクライアント
と交信中であれば、その交信が終了するまで、slee
p mode状態に入るのは延期される。また、Sta
ndby mode状態中に前述したDC Good信
号が(操作員、又は遠隔地からの電源スイッチオン、又
は自動電源スイッチオンにより)アクティブになるのを
検出すると、マイクロプロセッサ20とファームウェア
は変数Powermodeを2(Power On)に
セットする。
【0049】パワーオンモード(Power On m
ode) 動作モードが、Power On modeの間、変数
Powermodeの値は、2(Power On)を
示す。この動作モードにおいては、制御部2は、システ
ムステートモニタリングを行う。制御部2が、図6に示
したSHUTDOWN信号をUPSに出力した時、また
は、制御部2がAC Good信号がアクティブの間に
DC Good信号がインアクティブになるのを検出し
た時、マイクロプロセッサ20とファームウェアは変数
Powermodeを1(Standby)にセットす
る。制御部2がDC Good信号がインアクティブに
なるのを検出した時、又は、バッテリ電圧が過度に低下
した時、AC Good信号がインアクティブであれば
マイクロプロセッサ20とファームウェアは変数Pow
ermodeを0(Power Off)にセットし、
sleep mode状態に入る。または、制御部2が
DC Good信号がアクティブの間にAC Good
信号がインアクティブになるのを検出した時、マイクロ
プロセッサ20とファームウェアは変数Powermo
deを3(Brownout)にセットする。そして、
ホールドオフタイマ(HOT)25にブラウンアウトホ
ールドオフタイム(BHOT)レジスタ34の値をセッ
トする。その後、ホールドオフタイマ(HOT)25の
カウントダウンを開始する。マイクロプロセッサ20と
ファームウェアは、交信部33に対するトラップ(割
込)を生成し、電子システム3に変数Powermod
eが変更されたことを通知する。変数Powermod
eが変更されたということは、動作モードが変わったと
いうことである。
【0050】ブラウンアウトモード(Brownout
mode) Brownout modeは、フェーズ1に対応す
る。動作モードが、Brownout modeの間、
変数Powermodeの値は、3(Brownou
t)を示す。制御部2のマイクロプロセッサ20とファ
ームウェアは、1秒毎にホールドオフタイマ(HOT)
25の値をカウントダウンする。制御部2が(SHUT
DOWN要求、後述する緊急パワーオフ状態により)U
PSに対して、SHUTDOWN信号を出力した時、ま
たは、制御部2がDC Good信号がインアクティブ
になったり、または、バッテリ電圧が過度に低下するの
を検出した時、マイクロプロセッサ20とファームウェ
アはホールドオフタイマ(HOT)25をストップし、
変数Powermodeを0(Power Off)に
セットする。緊急パワーオフ状態とは、制御部が装置
(サーバ)の特に危険な異常を抽出し、緊急に装置の電
源を落そうとする(Standby modeにしよう
とする)状態である。主に、電源系の異常や、異常高温
など、それ以上運転を続けると装置を壊す恐れのある
時、このような状態になる。これに対し、SHUTDO
WN要求は操作パネル上のスイッチや計算機システム上
のS/Wからの要求などにより装置の電源を落す場合で
ある。変数Powermodeを0にセットした後、s
leep mode状態にはいる。制御部2が、AC
Good信号がアクティブになるのを検出すると、マイ
クロプロセッサ20とファームウェアは、ホールドオフ
タイマ(HOT)25をストップし、変数Powerm
odeを2(Power On)にセットする。マイク
ロプロセッサ20とファームウェアはまた、交信部33
に対するトラップ(割込)を生成し、電子システムに変
数Powermodeが変更されたことを通知する。ホ
ールドオフタイマ(HOT)25が0になった時、マイ
クロプロセッサ20とファームウェアは変数Power
modeを4(Battery Time)にセット
し、ホールドオフタイマ(HOT)25にバッテリタイ
ムホールドオフタイム(BTHOT)レジスタ35の値
をセットする。その後、ホールドオフタイマ(HOT)
25のカウントダウンを開始する。マイクロプロセッサ
20とファームウェアはまた、交信部33に対するトラ
ップ(割込)を生成し、電子システムに変数Power
modeが変更されたことを通知する。
【0051】バッテリタイムモード(Battery
Time mode) Battery Time modeは、フェーズ2に
対応する。動作モードが、Battery Time
modeの間、変数Powermodeの値は、4(B
attery Time)を示す。制御部2のマイクロ
プロセッサ20とファームウェアは、1秒毎にホールド
オフタイマ(HOT)25の値をカウントダウンする。
制御部2が(SHUTDOWN要求、緊急パワーオフ状
態により)UPS1に対して、SHUTDOWN信号を
出力した時、または、制御部2がDC Good信号が
インアクティブになったり、または、バッテリ電圧が過
度に低下するのを検出した時、マイクロプロセッサ20
とファームウェアは変数Powermodeを0(Po
wer Off)にセットし、ホールドオフタイマ(H
OT)25をストップする。その後、sleep mo
de状態にはいる。制御部2が、AC Good信号が
アクティブになるのを検出すると、マイクロプロセッサ
20とファームウェアは、変数Powermodeを2
(Power On)にセットし、ホールドオフタイマ
(HOT)25をストップする。マイクロプロセッサ2
0とファームウェアはまた、交信部33に対するトラッ
プを生成し、電子システムに変数Powermodeが
変更されたことを通知する。ホールドオフタイマ(HO
T)25が0になった時、マイクロプロセッサ20とフ
ァームウェアはホールドオフタイマ(HOT)25にパ
ワーフェイルホールドオフタイム(PFHOT)レジス
タ36の値をセットする。その後、ホールドオフタイマ
(HOT)25のカウントダウンを開始する。次に変数
Powermodeを5(AC Power Fai
l)にセットする。マイクロプロセッサ20とファーム
ウェアはまた、交信部33に対するトラップ(割込)を
生成し、電子システムに変数Powermodeが変更
されたことを通知する。
【0052】ACパワーフェイルモード(AC Pow
er Fail mode) AC Power Fail modeは、フェーズ3
に対応する。動作モードが、AC Power Fai
l modeの間、変数Powermodeの値は、5
(AC Power Fail)を示す。制御部2のマ
イクロプロセッサ20とファームウェアは、1秒毎にホ
ールドオフタイマ(HOT)25の値をカウントダウン
する。制御部2が(SHUTDOWN要求、緊急パワー
オフ状態により)UPS1に対して、SHUTDOWN
信号を出力した時、または、制御部2がDC Good
信号がインアクティブになったり、または、バッテリ電
圧が過度に低下するのを検出した時、マイクロプロセッ
サ20とファームウェアはホールドオフタイマ(HO
T)25をストップし、変数Powermodeを0
(Power Off)にセットする。その後、sle
ep mode状態にはいる。もはや、このAC Po
wer Fail modeにおいては、仮に制御部2
が、AC Good信号がアクティブになるのを検出し
ても、Power On modeに戻ることはなく、
このAC Power Fail modeを継続す
る。ホールドオフタイマ(HOT)25が0になった
時、AC Good信号がアクティブであれば、マイク
ロプロセッサ20とファームウェアは変数Powerm
odeを7(Reset Convert)にセットす
る。また、AC Good信号がインアクティブの時
は、マイクロプロセッサ20とファームウェアは、速や
かにSHUTDOWN信号を出力し、変数Powerm
odeの値を0(Power Off)にする。その
後、sleep mode状態にはいる。
【0053】次に、持続時間予測処理について説明す
る。図13は、制御部2が行う持続時間予測処理の流れ
図である。まず、S1において、AC電力検出手段71
が交流電源から消費電力を検出する。消費電力を検出す
るために、交流入力電圧と交流入力電流が、一定間隔ご
とに測定され、システムの直流消費電力が求められる
(S2)。直流消費電力は、ある一定期間、例えば10
秒ごとに求められ、その平均値が算出される。このよう
に、直流消費電力を求めるのは、バッテリの持続時間の
推定に用いるためである。測定された交流電圧/交流電
流からシステムの直流消費電力を求めるために、図14
に示す効率テーブル37が用いられる。効率テーブル3
7を用いるのは、電源の効率や力率が一定ではない為で
ある。また、この効率テーブル37を外部から書き換え
可能とすることにより、特性の異なるUPSにも柔軟に
対処できるというメリットも得られる。また、100V
用、200V用というように電圧に対応した効率テーブ
ルを用いてもよい。
【0054】直流消費電力を求めるためには、まず、図
14に示すように、交流電圧に交流電流を掛けて交流電
力を算出する。算出された交流電力の値から、効率テー
ブル37の交流電力(AC Power)200の行を
参照し、該当する交流電力の値の列を参照し効率(To
tal Efficiency)の値を求める。求めら
れた効率の値を用いてバッテリ持続時間テーブル38を
参照する。図15にバッテリ持続時間テーブル38を示
す。バッテリ持続時間テーブル38は、バッテリ充電容
量を行に配置し、直流電流の値を列に配置した対応表で
ある。直流電流は以下の式で求められる。 直流電流=交流電圧×交流電流×効率/100/直流電
圧 上記計算式を用いて算出された直流電流の値と、充電残
量認識手段74により、認識されたバッテリ充電容量を
用いてバッテリ持続時間テーブル38よりバッテリ持続
時間Taが検索される(S3)。この交流電力に基づい
た持続時間予測処理は、交流電源4になんらかの異常が
発生し、バッテリに切り換わったとき一度だけ、持続時
間予測手段75により行われる。
【0055】バッテリ持続時間Taは、実際の時間の経
過に従って更新される(S4)。例えば、バッテリ持続
時間Taが秒単位で表示されていれば、実時間が1秒経
過するたびにTaの値は−1される。このバッテリ持続
時間Taの減算は持続時間更新手段76により行われ
る。
【0056】このように実際に測定された交流電流から
算出された直流消費電力を用いてバッテリ持続時間が予
測された後も、システムの動作状態は時々刻々変化し消
費電力も変化する。特にシステムが停止のための準備に
入ったりした場合、消費電力は著しく大きく変化する。
この実施の形態の無停電電源装置管理方式においては、
このような動的な変化に対応するためにバッテリの持続
時間を継続的に評価し続ける。具体的には、DC値検出
手段73が、一定間隔毎にバッテリからの放電電流を測
定し、ある一定期間毎の平均を求める(S5)。求めた
平均値DCbが、先ほど交流電圧/交流電流から予測し
た直流電流の値DCaよりも大きい場合(S6)には、
いま求められた平均値DCbを用いて再びバッテリ持続
時間テーブル38を用いて持続時間を再予測する。S7
において、計測された直流電流の平均値DCb及び充電
残量認識手段74が認識したバッテリ充電容量を用いて
バッテリ持続時間テーブルよりバッテリ持続時間Tbを
検索する。次に、S8においてバッテリ持続時間Tbの
値をバッテリ持続時間Taにコピーする。予測更新手段
77は上記S5〜S8のステップを繰り返すことにより
バッテリ持続時間を更新する。このように、バッテリか
ら放電される直流電流の平均値の算出を継続することに
より、システムの消費電力が増減しバッテリ持続時間を
過大評価することを防止している。更に、急激な消費電
力の評価を反映できるようにこの直流電流の値の平均測
定間隔及び平均する期間の長さは交流電源での稼働中の
測定間隔及び平均期間よりも短く設定する。
【0057】以上のように、この発明においては、バッ
テリで動作中に、バッテリの充電残量と、バッテリから
の直流電流の値を検出することにより、持続時間を予測
する。また、一定期間の直流電流の平均値を検出するこ
とにより、持続時間をテーブルから検索して予測する。
また、継続的にバッテリの持続時間を見直すことによ
り、バッテリの持続時間をより正確に予測する。
【0058】上記のようにして求めたバッテリ持続時間
を使用して、システムの運転を安全に持続、または停止
させるには以下のような動作モードの切り換えを行う。
交流電源の停止または電圧低下によりバッテリに切り替
わった後、制御部2は前述したような3つのモードを持
つ。 (1)ブラウンアウトモード(Brownout mo
de):このモードは前述したようにフェーズ1に対応
する。このモードにおいては、交流電源の停止または電
圧低下は一時的なものとみなし、システムは運転を持続
する。必要であれば、ソフトウェアはシステム使用者に
警告を送る。このモードの間に交流電源が正常な状態に
復帰した場合は、システムは何の影響も受けず運転を持
続できる。一定時間以内に交流電源が復帰しなければ、
次のBattery Timemodeに移る。 (2)バッテリタイムモード(Battery Tim
e mode):このモードは、前述したようにフェー
ズ2に対応する。このBattery Time mo
deにおいては、交流電源の停止または電圧低下は持続
的なものとみなし、このままバッテリが消耗していくと
次のAC Power Fail modeに移り、シ
ステムは停止処理に入る。このモードに入ったことを通
知された電子システム上のソフトウェア(図示せず)
は、必要であれば一定時間後にシステムは停止処理に入
ることをこの電子システムの使用者や、回線、LANな
どで接続された他の電子システムやクライアントなどに
予告する。 (3)ACパワーフェイルモード(AC Power
Fail mode):このモードは、前述したように
フェーズ3に対応する。このモードに移ったことを通知
された電子システム上のソフトウェアは直ちにシステム
の停止処理を開始し、停止処理を完了したら制御部に処
理完了を通知し、制御部は処理完了通知を受けUPSの
出力を停止させる。
【0059】バッテリの充電状況やシステムの電力消費
状況によってはバッテリの持続時間が短くなり、システ
ムが稼働中にバッテリが切れてしまうという状況が発生
し得る。従って、この実施の形態においては以下のよう
な手順により、各モードの継続時間を動的に決定する。
予め、各モードの継続時間の最大値として次の3つの値
を制御部の各レジスタ34,35,36に設定してお
く。それぞれの値は、下記のような観点から決定する。 (1)ブラウンアウトホールドオフタイム(BHOT:
Brownout Hold Off Time):電
子システムが使用している交流電源の環境で発生が予想
される瞬停時間や瞬間的な電圧低下時間をカバーするた
めに、それより少し長い程度の比較的短い時間。 (2)バッテリタイムホールドオフタイム(BTHO
T:Battery Time Hold Off T
ime):電子システムが停止することを予告してから
電子システムの使用者がシステム停止に備えるための時
間。バッテリの容量がシステムの消費電力に対して余裕
がある場合は、ここを長めにとる。 (3)パワーフェイルホールドオフタイム(PFHO
T:Power Fail Hold Off Tim
e):電子システムが停止するために必要な時間。 これらの値は外部から設定を変更できるようにしてお
き、システムの構成変更などによりシステムの消費電力
が大きく変わり、適正値が変わった時は再設定できるよ
うにして、システム変更などに柔軟に対処できるように
する。
【0060】次に、図16から図18を用いて3つの動
作モードの切り換えについて説明する。図16は、Br
ownout modeにおけるBattery Ti
memodeの継続時間決定処理の流れ図である。電子
システム3が交流電源で稼働中は、制御部2は前述の方
法により、バッテリの充電量と、システムの消費電力
と、及びバッテリ持続時間テーブルとから、バッテリの
持続時間を計算し、バッテリライフ(BL)24に格納
する。電子システム3が交流電源で稼働中は、バッテリ
が満充電の状態でない場合、一定時間毎に充電時間から
充電量を推定し、バッテリライフ(BL)の値を更新し
ていく。交流電源が停止または電圧低下しバッテリに切
り替わったことを制御部2が検出すると、Browno
ut modeに移る。Brownout modeの
継続時間としてはブラウンアウトホールドオフタイム
(BHOT)レジスタ34に記録されたブラウンアウト
ホールドオフタイム(BHOT)の値を使用する。制御
部2はブラウンアウトホールドオフタイム(BHOT)
レジスタ34の値を内部のホールドオフタイマ(HO
T)25にセットする(S20)。次にS21におい
て、バッテリライフ24の値がブラウンアウトホールド
オフタイム+パワーフェイルホールドオフタイムの値よ
りも小さいかどうか比較する。YESの場合には、S2
2においてBattery Time modeの持続
時間を0にする。しかし、この場合でもホールドオフタ
イマ(HOT)25の値が0になるまでは、Batte
ry Time modeには、移行しない。その理由
は、瞬停や一時的な交流電圧の低下により、システムが
頻繁に停止処理にはいることを防ぐためである。また、
S21の判断においてNOの場合にはS24において
(バッテリライフ)−(ブラウンアウトホールドオフタ
イム+パワーフェイルホールドオフタイム)の値があら
かじめバッテリタイムホールドオフタイム(BTHO
T)レジスタ35に設定されたバッテリタイムホールド
オフタイム以上であるかどうか比較する。YESの場合
には短い方の時間即ち、バッテリタイムホールドオフタ
イムをBattery Time modeの持続時間
とする(S25)。また、NOの場合にも短い方の時間
即ち(バッテリライフ)−(ブラウンアウトホールドオ
フタイム+パワーフェイルホールドオフタイム)の値を
Battery Time modeの持続時間とする
(S26)。次にS30において、ホールドオフタイマ
(HOT)25とバッテリライフレジスタ24の値を0
になるまで一定時間毎に減じていく。例えば1秒毎に減
じる(S30)。また、この時、前述した予測更新手段
77により、バッテリライフの見直しも行われている
(S31)。S32において、ホールドオフタイマ(H
OT)25の値が0になったらBattery Tim
e modeに移る(S33)。また、図16において
は省略されているが、図11及び図12に示したように
Brownout modeの間に交流電源が正常な状
態に復帰したら、制御部はソフトウェアに通知して、通
常の運転に戻る。以上をまとめると、バッテリの充電量
が十分である場合は、BatteryTime mod
eの持続時間としては予め設定されているバッテリタイ
ムホールドオフタイムを使用し、バッテリの充電量が十
分でない場合はバッテリの充電量に見合った時間を使用
し、さらに、バッテリの充電量が不十分な場合は、Ba
ttery Time modeはパスして、直ちに次
のAC Power Fail modeに移ってシス
テムの停止に入る。
【0061】図17は、Battery Time m
odeの処理の流れ図である。前述した処理で決定され
た。Battery Time modeの継続時間は
ホールドオフタイマ25にセットし(S40)、この値
を0になるまで一定時間毎に減じていく。合わせてバッ
テリライフの値も減じていく(S41)。それと同時
に、前述のようにバッテリの放電電流の実測値に基づき
バッテリライフの値を常時見直していく(S42)。次
にS43において、(バッテリライフ−パワーフェイル
ホールドオフタイム)の値がホールドオフタイマ(HO
T)25の値よりも小さいかどうか判断する。YESの
場合は、S44において(バッテリライフ−パワーフェ
イルホールドオフタイム)の値をホールドオフタイマ
(HOT)25にセットする。ホールドオフタイマ(H
OT)25の値が0になったらACPower Fai
l modeに移る(S45、S46)。Batter
y Time modeの間に交流電源が正常な状態に
復帰したら、制御部はソフトウェアに通知して、通常の
運転に戻る。
【0062】以上のように、Battery Time
modeにおいてもバッテリライフ24に設定された
バッテリ持続時間(Battery Life)の見直
しを継続的に行うことによって、消費電力の動的な変動
に対応し、より正確な持続時間を予測して動作モードを
切り替えることによりシステムの安全な停止時間を確保
することができる。
【0063】また他の変更例として、Battery
Time modeにおいては、Brownout m
odeで決定された継続時間を用いてバッテリライフの
見直しを行わない形態を取ってもよい。その場合の流れ
図を図18に示す。図18においては、ホールドオフタ
イマ25には、Battery Time modeに
移行した直後にBattery Time modeの
持続時間がセットされ、この値が0になったときにAC
Power Fail modeへの移行が行われ
る。
【0064】AC Power Fail modeの
継続時間としてはパワーフェイルホールドオフタイム
(PFHOT)レジスタ36に記録されているパワーフ
ェイルホールドオフタイムの値を使用する。制御部はパ
ワーフェイルホールドオフタイムの値をホールドオフタ
イマ(HOT)25にセットし、この値を0になるまで
一定時間毎に減じていく。合わせてバッテリライフの値
も減じていくと同時に、前述のようにバッテリの放電電
流の実測値に基づきバッテリライフの値を常時見直して
いく。ホールドオフタイマ25の値が0になるか、電子
システム上のソフトウェアからシステム停止の準備が完
了して電源停止の要求がくると、制御部はそれを受けU
PSの電力の出力を停止させる。
【0065】交流電源からバッテリに切り替わった時点
で、 バッテリライフ<ブラウンアウトホールドオフタイム+
パワーフェイルホールドオフタイム であった場合は、AC Power Fail mod
eでホールドオフタイマ(HOT)25が0になる前
に、計算上のバッテリ持続時間であるバッテリライフが
0になる可能性があるが、このような場合でも、実際は
バッテリに余力がある場合も多いので、Brownou
t modeではホールドオフタイマ(HOT)25が
0になるまでは運転を継続する。但し、本当にバッテリ
が放電しきり、バッテリの出力電圧が既定値以下に下が
ったことを検出した場合は、直ちに、UPSの電力の出
力を停止させる。Brownout modeの期間、
Battery Time modeの期間に交流電源
が正常な状態に復帰したら制御部はソフトウェアに通知
して、通常の運転に戻るが、AC Power Fai
l modeの間に交流電源が復帰しても、システムは
既に停止処理に入ってしまっているので、そのままAC
Power Fail modeの処理を継続する。
【0066】以上のように、正常運転中の交流電流を測
定することによりバッテリに切り換わった直後のバッテ
リ持続時間をより正確に予測できるという効果がある。
また、Brownout modeに移行した後は、バ
ッテリから電力が供給されている時点での直流電流の平
均値から求められた持続時間を用いて、Battery
Time modeの継続時間を動的に決定できると
いう効果が得られる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、交流
電源からバッテリに切り替わった場合に、初期の持続時
間の予測がより正確に行える。
【0068】また、この発明によれば、交流電源で動作
している場合の消費電力から直流電流の値を求め、直流
電流の値から持続時間を予測することができる。
【0069】また、この発明によれば、変換効率を用い
て直流電流の値を算出しているので、より正確な直流電
流の値を求めることができる。
【0070】また、この発明によれば、交流電源の電圧
に対応した効率を用いて直流電流の値を計算しているの
で、より正確な持続時間を予測することができる。
【0071】また、この発明によれば、バッテリの動作
中にバッテリからの消費電力に基づいたバッテリの持続
時間を予測することができる。
【0072】また、この発明によれば、バッテリからの
直流電流の値に基づいた持続時間を予測するので、より
正確な予測時間を求めることができる。
【0073】また、この発明によれば、一定期間の直流
電流の平均値を用いているので、急激な消費電力の変化
を無視したより正確な持続時間を予測することができ
る。
【0074】また、この発明によれば、持続時間をテー
ブル検索に求めているので、計算式によって求めること
が困難な持続時間をより正確に求めることができる。
【0075】また、この発明によれば、持続時間を継続
的に見直すことができる。また、予測時間を見直すに当
たり、持続時間の増加を防止することにより、持続時間
の過大評価を防止することができる。
【0076】また、この発明によれば、バッテリで動作
する時間を3つの時間帯に分割し、各時間帯に併せた処
理を行うことができる。
【0077】また、この発明によれば、初期の時間を確
保することにより、一時的な異常に対する復帰を即座に
行える。
【0078】また、この発明によれば、終期時間を確保
することにより、電子システムの処理を安全に停止させ
ることができる。
【0079】また、この発明によれば、中期時間を最新
の持続時間により変化させることにより、終期時間を確
保することができる。
【0080】また、この発明によれば、終期時間を除く
初期時間と中期時間において、交流電源が正常に復帰し
た場合に、電子システムを正常復帰することができる。
【0081】また、この発明の無停電電源装置制御方法
によれば、正常に稼働している時に、消費電力を測定し
ておくことにより異常が発生した場合に、その消費電力
を用いてバッテリの持続時間を予測することができる。
【0082】また、この発明によれば、バッテリの稼働
中に消費電力を実測することにより、バッテリの持続時
間をより正確に予測することができる。
【0083】また、この発明によれば、バッテリにより
稼働する場合を初期工程と中期工程と終期工程に分け、
中期工程の時間を持続時間に基づいて変化させることに
より、初期工程と終期工程の時間を確保することができ
る。
【0084】また、この発明によれば、予測された新た
な持続時間を以前の予測時間より増加させることを禁止
しているため、持続時間の頻繁な増減による混乱を防止
することができる。
【0085】また、この発明によれば、中期工程の時間
を新たに予測された持続時間により変化させることによ
り、終期工程の時間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の無停電電源装置(UPS)の適用
例を示す図である。
【図2】 この発明の無停電電源装置を用いたシステム
構成図である。
【図3】 この発明の無停電電源装置詳細構成図であ
る。
【図4】 この発明の無停電電源装置管理方式のハード
ウェアの構成図である。
【図5】 この発明の無停電電源装置管理方式の論理的
構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態で用いられるデジタル
表示信号一覧表を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態で用いられるアナログ
制御信号一覧表を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態で用いられる無停電電
源装置(UPS)モード真理値表を示す図である。
【図9】 この発明の無停電電源装置の停電時の状態遷
移を示す図である。
【図10】 この発明の無停電電源装置の停電時の状態
遷移に対応したランプと警報音の状態表示を示す図であ
る。
【図11】 この発明の無停電電源装置(UPS)状態
遷移図である。
【図12】 この発明の無停電電源装置(UPS)状態
遷移図である。
【図13】 この発明の持続時間予測処理の流れ図であ
る。
【図14】 この発明の効率テーブルを示す図である。
【図15】 この発明のバッテリ持続時間テーブルを示
す図である。
【図16】 この発明のBrownout modeの
処理の流れ図である。
【図17】 この発明のBattery Time m
odeの処理の流れ図である。
【図18】 この発明のBattery Time m
odeの処理の流れ図である。
【図19】 従来の二次電池の残量検出装置のブロック
図である。
【図20】 従来の無停電電源装置の停電時の状態遷移
を示す図である。
【図21】 従来の無停電電源装置の停電時の状態表示
を示す図である。
【符号の説明】
1 UPS、2 制御部、3 電子システム、4 交流
電源、37 効率テーブル、38 バッテリ持続時間テ
ーブル、71 AC電力検出手段、72 DC値計算手
段、73 DC値検出手段、74 充電残量認識手段、
75 持続時間予測手段、76 持続時間更新手段、7
7 予測更新手段、90 受信手段、91 出力手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 594095981 3500 PARKSIDE, BIRMI NGHAM BUSINESS PAR K, BIRMINGHAM B37 7 YS, U.K. (72)発明者 中村 洋一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 斎藤 隆 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 フィル・コードウェル イギリス国、バーミンガム・ビー15・2 エスピー、エッジバストン、ビンセン ト・ドライブ 90 (72)発明者 ナイジェル・ハート イギリス国、バーミンガム・ビー15・2 エスピー、エッジバストン、ビンセン ト・ドライブ 90 (56)参考文献 特開 平6−22473(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/26 G06F 1/28 H02J 9/06 502 H02J 9/06 503

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有する無停電電源装置制御
    方式 (a)交流電源から交流電流を入力し直流電流に変換す
    るとともにバッテリを有し、交流電源とバッテリのいず
    れかから直流電流を出力する無停電電源装置、(b)上
    記無停電電源装置から出力された直流電流を入力して動
    作する電子システム、(c)上記電子システムが交流電
    源から生成された直流電流で稼働中に電子システムの消
    費電力の値を求め、上記電子システムがバッテリからの
    電力で稼働開始時に、バッテリの充電残量と上記消費電
    力の値に基づいてバッテリの持続時間を求め、上記持続
    時間を上記電子システムに出力する制御部。
  2. 【請求項2】 上記制御部は、上記交流電流から上記消
    費電力を検出するAC電力検出手段と、上記消費電力か
    ら直流電流の値を求めるDC値計算手段と、直流電流の
    値からバッテリの持続時間を予測する持続時間予測手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載の無停電電源
    装置制御方式。
  3. 【請求項3】 上記制御部は、消費電力から直流電流へ
    の変換効率を記憶した効率テーブルを備え、上記DC値
    計算手段は、効率テーブルを用いて上記消費電力から直
    流電流の値を求めることを特徴とする請求項2記載の無
    停電電源装置制御方式。
  4. 【請求項4】 上記効率テーブルは、交流電源の電圧に
    対応した効率テーブルであることを特徴とする請求項3
    記載の無停電電源装置制御方式。
  5. 【請求項5】 以下の要素を有する無停電電源装置制御
    方式 (a)交流電源から交流電流を入力し直流電流に変換す
    るとともにバッテリを有し、交流電源とバッテリのいず
    れかから直流電流を出力する無停電電源装置、(b)上
    記無停電電源装置から出力された直流電流を入力して動
    作する電子システム、(c)上記電子システムがバッテ
    リからの電力で稼働中に、バッテリの充電残量とバッテ
    リからの直流電流の値とに基づいてバッテリの持続時間
    を求め、上記持続時間を上記電子システムに出力する制
    御部。
  6. 【請求項6】 上記制御部は、バッテリからの直流電流
    の値を検出するDC値検出手段と、直流電流の値からバ
    ッテリの持続時間を予測する持続時間予測手段とを備え
    たことを特徴とする請求項5記載の無停電電源装置制御
    方式。
  7. 【請求項7】 上記DC値検出手段は、一定期間の直流
    電流の平均値を直流電流の値として検出することを特徴
    とする請求項6記載の無停電電源装置制御方式。
  8. 【請求項8】 上記制御部は、バッテリの充電残量を認
    識する手段と、バッテリの充電残量と直流電流の値とに
    対応して持続時間を記憶したバッテリ持続時間テーブル
    を備え、上記持続時間予測手段は、上記持続時間テーブ
    ルを用いて持続時間を検出することを特徴とする請求項
    2又は6記載の無停電電源装置制御方式。
  9. 【請求項9】 上記制御部は、持続時間を時間の経過に
    従って更新する持続時間更新手段と、上記DC値検出手
    段による直流電流の値の検出を繰り返し実行して、新た
    な持続時間を予測する予測更新手段と、上記持続時間更
    新手段と予測更新手段とにより得られた持続時間の内、
    小さい時間の方を新たな持続時間とすることを特徴とす
    る請求項6記載の無停電電源装置制御方式。
  10. 【請求項10】 上記制御部は、上記電子システムがバ
    ッテリからの電力で稼働する時間を、交流電源に一時的
    な異常が発生したものとみなす初期時間と、交流電源に
    継続的な異常が発生したものとみなす中期時間と、電子
    システムの停止処理を行う終期時間とに分割するととも
    に、上記中期時間を上記持続時間の長さに基づいて変化
    させることを特徴とする請求項5記載の無停電電源装置
    制御方式。
  11. 【請求項11】 上記制御部は、所定の長さの初期時間
    を確保することを特徴とする請求項10記載の無停電電
    源装置制御方式。
  12. 【請求項12】 上記制御部は、所定の長さの終期時間
    を確保することを特徴とする請求項11記載の無停電電
    源装置制御方式。
  13. 【請求項13】 上記中期時間は、上記持続時間から上
    記初期時間の未経過分の時間と終期時間を減じた長さで
    あることを特徴とする請求項12記載の無停電電源装置
    制御方式。
  14. 【請求項14】 上記制御部は、上記初期時間の間と中
    期時間の間で交流電源が正常に復帰した場合、バッテリ
    による稼働を停止するとともに、上記電子システムに正
    常復帰の情報を出力することを特徴とする請求項13記
    載の無停電電源装置制御方式。
  15. 【請求項15】 無停電電源装置により動作する電子シ
    ステムに用いられる以下の工程を有する無停電電源装置
    制御方法 (a)電子システムを交流電源により稼働させる正常時
    稼働工程、(b)上記正常時稼働工程による電子システ
    ムの交流電源による稼働中に、消費電力を測定する電力
    測定工程、(c)電子システムをバッテリにより稼働さ
    せる異常時稼働工程、(d)上記異常時稼働工程の開始
    時に、バッテリの充電残量と上記電力測定工程により測
    定した消費電力の値に基づいて、バッテリの持続時間を
    予測する予測工程、(e)上記予測工程により予測され
    たバッテリの持続時間に基づいて、電子システムの稼働
    を制御する制御工程。
  16. 【請求項16】 無停電電源装置により動作する電子シ
    ステムに用いられる以下の工程を有する無停電電源装置
    制御方法 (a)電子システムを交流電源により稼働させる正常時
    稼働工程、(b)電子システムをバッテリにより稼働さ
    せる異常時稼働工程、(c)上記異常時稼働工程により
    電子システムがバッテリにより稼働中に、バッテリの充
    電残量とバッテリからの直流電流の一定期間の平均値を
    定期的に検出し、バッテリの充電残量とバッテリからの
    直流電流の一定期間の平均値に基づいて、バッテリの持
    続時間を予測する予測更新工程、(d)上記予測更新工
    程により予測されたバッテリの持続時間に基づいて、電
    子システムの稼働を制御する制御工程。
  17. 【請求項17】 上記制御工程は、交流電源に一時的異
    常が発生したものとみなす初期工程と、交流電源に継続
    的な異常が発生したものとみなす中期工程と、電子シス
    テムの停止処理を行う終期工程を有し、予測された持続
    時間に基づいて、上記中期工程の時間を変化させること
    を特徴とする請求項15又は16記載の無停電電源装置
    制御方法。
  18. 【請求項18】 上記予測更新工程は、現在の持続時間
    より小さい値の持続時間を新たな持続時間として設定す
    ることを特徴とする請求項16記載の無停電電源装置制
    御方法。
  19. 【請求項19】 上記制御工程は、予測された新たな持
    続時間に基づいて、上記中期工程の時間を変化させるこ
    とを特徴とする請求項17記載の無停電電源装置制御方
    法。
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