JP3539822B2 - 無停電電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は電池交換の時期を知らせる機能を持った無停電電源装置(UPS)を供給するものである。
【従来の技術】
UPSは停電発生時のバックアップ動作を確実に実行するため、使用している電池の寿命を判定して電池の交換作業を行なうことが必要である。
もし、停電発生時に電池が劣化し、バックアップ動作を行なうに必要とする容量を保持していないとUPSはその役目を果たすことができない。したがって、UPSの電池のメンテナンスは非常に重要である。
(2)
【0002】
従来においてはUPSの稼働時間を表すタイマにてある一定の期間、例えば3年と設定した稼働時間が設定値の3年に達したとき、一義的に電池交換の信号を出力し電池交換していた。
その他の方法としては、停電検出器を設けて、停電発生時の電池放電回数を計測して、その累積値が所定の回数に達したとき、電池交換の信号を出力し電池交換の時期を知らせていた。
【0003】
しかしながら、一般的にはユーザーのUPSの設置環境により電池の温度は著しく異なる。UPSは通常時、トリクル充電状態にあり、このときの電池寿命は25℃を境として、高温になるほど、著しく低下することが定性的に確認されている。
従って、一義的に交換時期を定めることは危険でもあると共に、使用可能であっても交換を早めることになり不経済であった。
【0004】
また、停電回数による判定は停電発生時の温度や停電時間のバラツキ、その時のユーザーの負荷電流の状態等により電池の放電深度も異なり特定の回数に限定し、判定することは電池の交換にとって適切であるとはいえないといった問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題点を解決し、電池温度と電池固有の充放電特性のバラツキとを考慮して、無停電電源装置の運転状態に合わせて電池の適当な交換の時期を知らせる機能を持たせた。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】
無停電電源装置の運転状態に合わせて参照するトリクル寿命算出テーブル、放置寿命算出テーブル、サイクル寿命算出テーブルを設け、
(3)
トリクル寿命算出テーブルまたは放置寿命算出テーブルを参照して電池の劣化による電池容量を計算する演算と、前記停電検出回路により停電発生および停電回復を検出し、サイクル寿命算出テーブルを参照して所定の寿命を計算する演算部と、両演算結果を比較しいづれか早い時期を寿命と判定する判定部を持ち、それを警報出力して電池交換時期を知らせる機能を付加した。
【0007】
【実施例】
図1はUPSの基本回路の概要を示すものであって、1は入力スイッチ、2はDC/AC変換部、3はフィルタ部、4は電池である。図2は図1における電池4の寿命判定方法の一実施例であって、5は停電検出器、6は電池電圧検出器、7は電池電流検出器、8は電池温度検出器、9はトリクル寿命算出テーブル、10はサイクル寿命算出テーブル、11は放置寿命算出テーブル、12は前記各種検出器により、前記テーブルを参照して演算を行なう演算部、13は前記演算部12での演算結果を判定する判定部、14は前記判定部13の判定に基づき電池交換警報を出力する警報出力部である。
【0008】
図3は前記トリクル寿命算出テーブル9の特性値をグラフで示したものであって、UPSの経年に対して、電池の初期定格容量から劣化により減少する容量の割合を低減率(%)として表している。
電池温度が高い程、また、経年が大きくなるほど劣化が進行する傾向を示している。
【0009】
図4は所定の放電寿命サイクル数が電池温度に対して減少する率をグラフで示したものである。
図5は前記サイクル寿命算出テーブル10のポイント表の1例であって、前記図4の特性を基にして定めた停電発生前後の平均温度に依存するポイントと停電期間により異なるポイントの組み合わせを定めたものである。
図6は前記放置寿命算出テーブル11の特性をグラフで示したものであって、(4)
放置期間によって定格容量の減少する割合を低減率(%)として表したものである。
【0010】
図7は前記図2の判定方法を実施するための回路構成の1例であって、
CPU15は図2における演算部12、判定部13の機能を実現するための制御回路である。ROM16は前記CPU15の実行プログラムと前記トリクル寿命テーブル9、サイクル寿命テーブル10、放置寿命テーブル11を格納する不揮発性メモリである。RAM17は各種データの記憶をすることができるデータの書換え可能なメモリである。
【0011】
警報出力部14は警報出力を実現するための回路で、表示回路、通信インタフェイス回路等である。カレンダ・タイマ18は前記9〜11のテーブルを参照する時期を決定するタイマ回路である。電池19は前記カレンダ・タイマ18の機能を維持するための小容量電池である。
【0012】
以下図7の機能について、図8に示すフローチャトを用いて説明する。先ず、定格容量の減少による寿命についてのフローの流れは下記の通りである。UPSの定常運転状態においては、ルートAの処理にてカレンダ・タイマにより一定間隔、例えば、1日一回、図3に示す定格容量低減率をその日の平均電池温度を基に、前記トリクル寿命算出テーブル9を参照して求めて、その結果をCPU15にて演算し、電池定格容量として更新する処理を繰り返す。
【0013】
図1に示す入力スイッチ1がオフしている期間の放置寿命はルートBの処理にて、カレンダ・タイマ18からのデータにより放置期間を算出し、その結果を図6の特性を示す前記放置寿命算出テーブル11より定格容量低減率を求めて、CPU15により演算し、電池定格容量を更新する。電池定格容量は上記2つの要因により更新され、請求項2では初期定格容量の1/2に減少したとCPU15により判定したとき、警報を前記警報出力部14に出力する。
(5)
【0014】
次に、サイクル寿命による判定については、ルートCにて示され、停電検出器5による信号を検出して、停電期間と停電前後の電池温度より平均電池温度を求めて、更に前記サイクル寿命テーブル10を参照し、停電発生によるポイントを求め、CPU15により前回までのポイント値に加算して、サイクル寿命判定ポイントに達したかを比較判定する、判定ポイント未達の場合には停電検出を継続して監視し、もし、判定ポイントに達している場合には、前記と同様に警報を出力する。
【0015】
【作用】
警報出力は前述のように電池定格容量が初期定格容量の1/2に減少した時期か、またはサイクル寿命判定ポイントに達した時期かのいづれか早い方の要因にて決定される。また、図8では省略してあるが、警報出力部14は判定条件が成立しなくても、ホストコンピュータからデータの送信要求があれば、定格容量値、サイクル寿命ポイント等の管理データの送信ができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明による方法はUPSに用いられた電池の特性に基づき交換時期を推定しているので、UPSのメンテナンス作業を実施する上において有益である。
即ち、ユーザーによるUPSの設置環境の相違に基づく、電池温度、停電発生回数等の影響、電池特性のバラツキを考慮して交換時期を推定しているので、早くも遅くもない適切な時期による交換作業が可能である。
【0017】
また、電池定格容量の変化の状況、サイクル寿命ポイントの値等、劣化による寿命の進行状態を表す数値を常に管理しているので、これらのデータをホストコンピュータ側で要求して、警報出力部を介して受信することにより寿命の時期をホスト側にて事前に予測することが可能となる。更に、UPSを含む系統のコンピュータ・システムがダウンしたとき、警報出力部から送信された事前のデータ
(6)
により状況証拠として原因調査を進めることも可能である。UPSは電池の状態を維持、管理することが非常に重要であるので本発明による効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】UPSの基本回路
【図2】本発明における電池4の寿命判定方法概念図
【図3】前記トリクル寿命算出テーブル9の特性値
【図4】所定の放電寿命サイクル数が電池温度に対して減少する率
【図5】サイクル寿命算出テーブル10のポイント表の1例
【図6】放置寿命算出テーブル11の特性
【図7】図2の判定方法を実施するための回路構成の1例
【図8】本発明一実施例フローチャート
【符号の説明】
1 入力スイッチ
2 DC/AC変換
3 フィルタ部
4 電池
5 停電検出器
6 電池電圧検出器
7 電池電流検出器
8 電池温度検出器
9 トリクル寿命算テーブル
10 サイクル寿命算出テーブル
11 放置寿命算出テーブル
12 演算部
13 判定部
14 警報出力部
15 CPU
(7)
16 ROM
17 データ記憶RAM
18 カレンダタイマ

Claims (2)

  1. 電池電圧、電池電流、電池温度、及び停電の期間並びに回数を検出する手段を備えた無停電電源装置において、無停電電源装置の運転状態に合わせて参照するトリクル寿命算出テーブル、放置寿命算出テーブル、サイクル寿命算出テーブルを設け、前記トリクル寿命算出テーブルまたは放置寿命算出テーブルを参照して電池の劣化による電池の定格容量を計算する演算部と、前記停電検出回路により停電発生および停電回復を検出し、前記サイクル寿命算出テーブルを参照してサイクル寿命判定ポイントを求め、そのサイクル寿命判定ポイントを用いて所定の寿命を計算する演算部と両演算結果を比較しいれか早い時期を寿命と判定する判定部を持ち、それを警報出力して電池交換時期を知らせる機能を付加したことを特長とする無停電電源装置。
  2. 請求項1の無停電電源装置において、トリクル寿命及び放置寿命により電池の定格容量の1/2に達した時点と、前記サイクル寿命判定ポイントを用いたサイクル寿命とを比較することによって電池交換時期を算出するようにしたことを特長とする無停電電源装置。
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