JPH06209529A - 電源制御装置 - Google Patents

電源制御装置

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JPH06209529A
JPH06209529A JP4360784A JP36078492A JPH06209529A JP H06209529 A JPH06209529 A JP H06209529A JP 4360784 A JP4360784 A JP 4360784A JP 36078492 A JP36078492 A JP 36078492A JP H06209529 A JPH06209529 A JP H06209529A
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power supply
voltage
power
storage battery
detection signal
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JP4360784A
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Shozo Endo
庄蔵 遠藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電圧の低下に伴う使用機器の突然の停止
という状況を回避し、電源の供給能力の低下時には最小
の構成で機器を駆動することができるようにすること。 【構成】 この装置は、蓄電池1と、蓄電池1から供給
される電源を一定の電圧に安定される定電圧発生装置1
2と、定電圧発生装置12からスイッチ3〜6を介して
電源を供給される複数個の処理装置7〜10と、蓄電池
1の電源電圧を監視する電源電圧監視装置2と中央制御
装置13とを有する。中央制御装置13は電源電圧監視
装置2の出力信号を基に蓄電池の電圧の状態が一定の低
電圧以下となった場合に、必要度の優先順位が低い処理
装置から電源の供給を順に切断し、電源供給を停止して
行く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電源制御装置では各動作時の状態
により複数個の処理装置のどの装置へ電源を投入するか
を予め決定しておき、その時々の動作モードに応じてど
の装置に電源を投入するかを決定し、制御していた。
【0003】あるいはまた、従来の電源制御装置では常
に電源を投入して蓄電池に蓄えられている電力を使いき
るまで電流を消費していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来例では、下記のような問題点があった。すな
わち、電源の初期状態時に定められた動作モードに対応
の電源の投入もしくは切断の設定状態が変化しないの
で、一度その決定をしてしまうと、後で変更することが
できないということになる。特に、動作モードの種類に
おいては必ずしも動作している必要がなく単に装置使用
者が使い易いようにするために冗長な装置の動作を行わ
せている場合があるので、必ずしもその操作状態におい
ては必要でないものまで動作させていることが起こり得
る。しかし、電源の供給能力が低下しているときなどに
おいてはそのような冗長な動作を止めて電力の消費を極
力抑えることが望ましいのは勿論である。だが、従来の
装置構成では動作モードを初期状態時に決定してしまう
ので、冗長な装置動作を初期状態において決定しまう
と、電源の状態が変化してもその冗長な装置にも電源を
供給しなくてはならなくなる。また、それとは逆にこの
ような状態を避けるために冗長な装置に初期状態から電
源を投入しないようにセットしておくと、使用者が使い
易いようにするために要求される装置への電源投入がま
ったくできないということになる。
【0005】また、上述のような従来例において、蓄電
池の電力を別の用途に用いるとき、電力がまったく無く
なってしまっていると、必要な動作ができなくなる。ま
た蓄電池においても完全に放電しきってしまうと蓄電池
としての能力が著しく低下してしまうということにな
る。
【0006】さらにまた、定電圧発生装置を介して蓄電
池から電源を供給している場合、蓄電池の電圧が一定電
圧以下になると、定電圧発生装置が動作しなくなり、出
力電圧が零となって装置全体が停止してしまうというこ
とがある。
【0007】本発明の主な目的は、上述の点に鑑み、電
源電圧の低下に伴う使用機器の突然の停止という状況を
回避し、なおかつ電源の供給能力の低下時には最小の構
成で機器を駆動することができるようにした電源制御装
置を提供することにある。
【0008】さらに詳しくは、本発明の第1の目的は、
動作条件によっては全ての処理装置に電源が供給される
必要が必ずしもない場合、あるいは電池駆動などの経時
的に変化する電源において、電源の消費電力の省電化も
しくは電源の電圧低下時の装置の動作保護ができるよう
にした電源制御装置を提供することにある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、電子制御で
燃料を噴射するような自動車などにおいて蓄電池とその
蓄電池に充電するための電源供給装置もしくは発電機を
有している装置で複数個の処理装置が有り、必ずしも動
作条件によっては全ての装置に電源が供給される必要が
ない場合、または電源の状態が電池駆動などの経時的に
変化するもので蓄電池への充電能力を超える電流の消費
があり得る装置において、蓄電池の保護と効率の良い電
源の使用、または蓄電池が放電しきった状態にならない
ようにするための保護機能を有する電源制御装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の第1の形態は、電源供給用の蓄電池
と、該蓄電池から供給される電源を一定の電圧に安定さ
せる定電圧発生手段と、該定電圧発生手段から電源を供
給される複数個の処理装置とを有する電気機器の電源制
御装置において、前記複数個の処理装置へ供給されるそ
れぞれの電源を個別にオン・オフする切り替え手段と、
前記蓄電池の電源電圧を監視し、該電源電圧が所定の低
電圧検知レベル以下となったと検知したときは、その旨
を示す電圧低下検知信号を出力する電源電圧監視手段
と、前記複数個の処理装置の動作状況に応じた必要度の
優先順位をあらかじめ定め、前記電源電圧監視手段から
の前記電圧低下検知信号の入力に応じて、前記複数個の
処理装置の現動作状況において必要度の優先順位が最も
低い処理装置から順に電源の供給を停止させるように、
前記切り替え手段を選択的に切断する制御を行う制御手
段とを具備したことを特徴とする。
【0011】また、本発明は、好ましくは、前記電源電
圧監視手段は前記電圧低下検知信号を出力した後、前記
蓄電池の電源電圧が前記所定の低電圧検知レベルよりも
高く設定された所定の電圧上昇検知レベルに復帰したこ
とを検知した場合は、この旨を示す電圧復帰検知信号を
出力し、前記制御手段は前記電圧復帰検知信号の入力に
応じて、現動作状況において必要度の優先順位が高い前
記処理装置から先に電源の再供給をするように前記切り
替え手段を閉成制御することを特徴とすることができ
る。
【0012】また、本発明は、好ましくは、前記制御手
段は前記処理装置への電源供給の停止に先立って、その
旨を示す警告もしくは注意を表示手段に表示することを
特徴とすることができる。
【0013】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の第2の形態は、電源を供給する電源供給手段と、
該電源供給手段から供給される電力を蓄える蓄電池と、
該蓄電池から電源を供給される複数個の処理装置とを有
する電子機器の電源制御装置において、前記複数個の処
理装置へ供給されるそれぞれの電源を個別にオン・オフ
する切り替え手段と、前記電源供給手段から前記蓄電池
に流れる充電電流と前記蓄電池から前記複数個の処理装
置へ流れる消費電流を比較し、前記充電電流よりの前記
消費電流が多くなったと検知したときは、その旨を示す
検知信号を出力する電流比較監視手段と、前記複数個の
処理装置の動作状況に応じた必要度の優先順位をあらか
じめ定め、前記電流比較監視手段からの前記検知信号の
入力に応じて、前記複数個の処理装置の現動作状況にお
いて必要度の優先順位が最も低い処理装置から順に電源
の供給を停止させるように、前記切り替え手段を選択的
に切断する制御を行う制御手段とを具備したことを特徴
とする。
【0014】また、本発明は、前記電流比較監視手段は
前記検知信号を出力した後、前記消費電流よりも前記充
電電流が多くなったと検知したときはその旨を示す復帰
検知信号を出力し、前記制御手段は前記復帰検知信号の
入力に応じて、現動作状況において必要度の優先順位が
高い前記処理装置から先に電源の再供給をするように前
記切り替え手段を閉成制御することを特徴とすることが
できる。
【0015】
【作用】本発明では、複数の装置を有する機器におい
て、また一つの機器内の基板において、複数の動作状態
があり、その各動作状態においての個々の装置の動作の
優先順位を決定しておく。電圧監視装置により電圧の値
を常に監視し、あらかじめ定められた電圧値よりも電圧
が低下してきたならば、CPUに電圧低下の信号を送出
する。CPUは、その信号に基づいて機器の動作状況に
より最も優先順位の低いものから電源の切り替えて装置
を開放し、電源の供給を停止して行く。これにより、電
源の負荷が低下し、電源電圧の上昇が起こる。また、電
源電圧の上昇によって上記のあらかじめ定められた電圧
値よりも電圧値が上昇した場合にはこの電圧状態を保持
するようにする。
【0016】また、本発明の他の形態では、複数の装置
を有する機器において、また一つの機器内の基板におい
て、複数の動作状態があり、その各動作状態においての
個々の装置の動作の優先順位を決定しておく。電流比較
監視により装置電流の値を常に比較監視し、供給電流能
力を消費電流が超えたことをCPUに送信する。CPU
は消費電流が供給能力を超えたならば、機器の動作状況
により最も優先順位の低いものから電源の切り替え装置
を開放し、電源の供給を停止して行く。これにより、電
源の負荷が低下し、充電供給電流が機器の消費電力を上
回った場合は、この状態を保持するようにする。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0018】(第1実施例)図1は本発明の第1実施例
の電源制御装置の回路構成を示す。本図において、1は
各装置もしくは機器内の基板に電源を供給するための蓄
電池、2は機器に供給する電圧を監視するための電源電
圧監視装置である。3は入力データを表示する表示用L
CD(液晶表示器)7に供給する電源を投入,切断をす
るための電源切り替え装置、4は入力データを圧縮する
データ圧縮回路8に供給する電源を投入,切断をするた
めの電源切り替え装置、5は入力データの一時記憶用の
記憶装置9に供給する電源を投入,切断をするための電
源切り替え装置、6は入出力装置10に供給する電源を
投入,切断をするための電源切り替え装置である。入出
力装置10は外部からのデータを内部が受け取れるデー
タの形式に変更して内部に送出し、また内部のデータ形
式を外部の装置が受け取れるデータ形式に変換して外部
に送出する。11は内部のデータを受け渡すためのデー
タバス、12は蓄電池1から供給された電源を次段の装
置に好適な電源電圧に変換するための定電圧発生装置、
13は電源電圧監視装置2からの定電圧の検知信号によ
り各処理装置への電源の供給を制御する中央制御装置
(CPU)である。
【0019】次に、上記構成の動作を説明する。
【0020】蓄電池1の電源供給能力が十分にあり、電
圧の低下が見られない通常状態においては、電源切り替
え装置3,電源切り替え装置4,電源切り替え装置5,
電源切り替え装置6はそれぞれオン状態になり、表示用
LCD7,データ圧縮回路8,記憶装置9,入出力装置
10に電源が投入される。これにより、すべての状態に
動作可能な設定となるか、もしくは必要な装置を選択し
て操作させることが可能となる。
【0021】その後、蓄電池1の電源電圧が低下して、
あらかじめ設定しておいた任意の電圧値(低電圧検知レ
ベルと称する)に対して低下すると、電源電圧監視装置
2がその電圧の低下を検知し、中央制御装置8に対して
電圧の低下を知らせる信号を送出する。中央制御装置1
3は、電源電圧監視装置2からの電圧低下の信号を受け
て、現時点の動作状態を判断し、最も動作上の優先順位
が低いものの電源の供給を停止するように、電源切り替
え装置3,電源切り替え装置4,電源切り替え装置5,
電源切り替え装置6のうちのいずれかの電源切り替え装
置へ電源の供給を停止するように切り替え信号を送出す
る。
【0022】例えば、入出力装置10からデータを入力
し、記憶装置9にデータを記憶しようとしている動作状
態と仮定する。このとき、蓄電池1の電源電圧の状態が
初期状態に保たれている時には、電圧の低下を電源電圧
監視装置2が検知していないとして、表示用LCD7,
データ圧縮回路8,記憶装置9,入出力装置10のすべ
ての装置へ電源が投入されており、使用者に対し現在何
を行っているのかを明確にするための文字が表示用LC
D9に表示されている。その後、装置の使用中に蓄電池
1の電源電圧が低下すると、電源電圧監視装置2はその
電源電圧の低下を知らせる信号を中央制御装置13に送
出する。中央制御装置13はその信号の受信に応じて現
在の動作状態で最も動作上優先順位が低い装置の電源の
供給を停止するように制御信号を電源切り替え装置へ送
出する。今は入出力装置10を通して記憶装置9に外部
機器からのデータを記憶する動作中であるので、まった
く働いていないデータ圧縮回路8の電源の供給を停止す
るために中央制御装置8は電源供給を停止するための制
御信号を電源切り替え装置4に送出する。このとき、電
源電圧監視装置2が常に電源電圧を監視しているので、
電源電圧のレベル変動は中央制御装置13に伝えられ、
データ圧縮回路8の電源の供給を停止したことにより蓄
電池1の負荷が減り、これにより電源電圧が上昇してあ
らかじめ定められた前記の低電圧検知レベルよりも上昇
したならば、中央制御装置13はその電圧状態を保持す
るように制御する。
【0023】また、データ圧縮回路8への電源の供給を
停止したにもかかわらず、蓄電池1からの電源電圧があ
らかじめ定められた低電圧監視レベルよりも低かった場
合においては、中央制御装置13はデータ圧縮回路8の
次に優先順位が低い装置への電源の供給を停止するよう
に制御する。すなわち、入出力装置10を通して記憶装
置9にデータを記録する動作中であり、データ圧縮回路
8の電源の供給がすでに停止されている場合であるの
で、装置全体の動作を表示している表示用LCD7への
電源供給を停止する。表示用LCD7は使用者に対して
動作の確認ができるようにするための装置であるので、
表示停止により動作の確認が行いにくくなるが、現在の
動作そのものには影響しないので電源の停止可能の優先
順位がデータ圧縮回路8に次いで高いものとしている。
中央制御装置8は、このため、この現在の動作状態にお
いて表示用LCD7への電源の供給を停止するように制
御信号を電源切り替え装置3に送出する。これにより、
表示用LCD7への電源供給が停止される。
【0024】このように、中央制御装置13は動作状態
に応じた動作上の優先順位をあらかじめ設定し、電源の
入力電圧のレベルを監視し、入力電力が低電圧レベルに
達したならば、あらかじめ設定した上記優先順位にした
がって各装置への電源の供給を順次停止して行く。ま
た、各処理装置への電源供給を停止する前に、当該処理
装置への電源供給を停止することを表示用LCD7に表
示する。この表示により使用者は蓄電池1の電圧低下に
よりどの処理装置の電源の供給が停止されたかを確認で
き、また同時に蓄電池1の電圧低下も知ることができ
る。以上述べた制御により、蓄電池1の電源の状態に応
じて最も安定した電源を各処理装置に供給できる。
【0025】次に、電源電圧監視装置2における電源電
圧の低電圧レベル検知方法の一例を図2を参照して説明
する。図2において、16は電源電圧監視装置2が監視
する蓄電池1の出力電圧の波形を示し、14は電源電圧
監視装置2が任意に設定して定電圧を検知するための低
電圧検知レベルを示す。図2の縦軸は蓄電池1の電圧、
横軸は時間である。
【0026】aの時点においては蓄電池1の電圧は通常
の電圧である。このような通常状態においては、蓄電池
1の電源の供給能力は十分にあり、電圧の低下は見られ
ない。このときは、電源切り替え装置3,電源切り替え
装置4,電源切り替え装置5,電源切り替え装置6はオ
ン状態であり、表示用LCD7,データ圧縮回路8,記
憶装置9,入出力装置10に電源が投入される。これに
より、すべての状態に動作可能な設定となる。bの時点
においては、低電圧の検知が電源電圧監視装置2でさ
れ、中央制御装置8は現時点の動作状態を判断して最も
動作上の優先順位が低い処理装置への電源供給を停止す
る。このように電源の供給を停止したことにより、cの
時点において電圧が復帰したならば、再び電源をその動
作状態の優先順位の高い処理装置から電源を投入して行
く。これにより蓄電池1の電源の電圧状態に応じて最も
安定した電源を各処理装置に供給できる。
【0027】次に、電源電圧レベルが復帰したときのレ
ベル検知方法について図3を参照して説明する。図3に
おいて、15は一旦低電圧を検出したあとで電圧復帰を
検出するための復帰電圧検出レベルを示す。電源電圧監
視装置2は低電圧レベル14を検知した後、さらに電源
電圧のレベルを監視し、優先順位にしたがって電源の供
給が停止されて蓄電池1の電源電圧が上昇し、低電圧検
知レベル14よりも高い電圧に設定された復帰電圧検出
レベル15に復帰すると、その旨を示す信号を中央制御
装置13へ送出する。中央制御装置13はこれによりc
点において電圧が復帰したことを知り、再び電源をその
動作状態の優先順位の高い処理装置から電源を投入して
行く。これにより、低電圧検出レベル14において再度
電源を任意の装置に投入すると、すぐに電圧の低下が見
られ、再び電圧が低電圧検出レベルを下回り、装置の電
源の供給を停止せねばならなくなるという不安定な動作
を避けることができる。
【0028】(第2実施例)図4は本発明の第2実施例
の電源制御装置の回路構成を示す。本図において21は
蓄電池23を充電するための電源を供給する電源供給装
置(例えば発電モータ)、22は蓄電池(バッテリ)2
3への充電電流と蓄電池23から出る消費電流を比較す
る電流比較監視装置である。蓄電池23は次段の各処理
装置に電源を供給する。24は内燃機関(不図示)へ燃
料を送り込むための燃料噴射装置28の電源をオン・オ
フするためのスイッチ、25は内燃機関の起動をかける
ためのスタータ29の電源をオン・オフするためのスイ
ッチ、26はラジオ30の電源をオン・オフするための
スイッチ、27は無線装置31の電源をオン・オフする
ためのスイッチである。32は各装置にデータを渡して
制御するためのデータバス、33は電流比較監視装置2
2からの電流比較信号により各処理装置28〜31への
電源の供給を制御する中央制御装置(CPU)である。
【0029】次に、上記構成における動作を説明する。
【0030】通常状態において、電源供給装置21の電
源の供給能力が十分にあり蓄電池23からの消費される
電流よりも電源供給装置21が供給する電流が多いこと
を電流比較監視装置22が検出すると、この検出信号に
より電源供給装置21の電流供給量が装置の電流消費量
に対して十分あり蓄電池23に蓄積された電流を消費し
ていないと、中央制御装置33は判断する。このときは
装置使用者は特に意識することなく各複数の装置28〜
31を使用することができ、スイッチ24,スイッチ2
5,スイッチ26,スイッチ27によってそれぞれ燃料
噴射装置28,スタータ29,ラジオ30,無線装置3
1のすべての装置において、その時点の動作に対して冗
長な装置を使用することが可能である。
【0031】その後、電源供給装置21の電源供給能力
が低下、もしくは、蓄電池23から消費される電流、つ
まり各処理装置28〜31が消費する電流が増大して、
電源供給装置21の電流供給の能力よりも蓄電池23か
ら消費される電流の方が大きくなっていると電流比較監
視装置22が判断したならば、電流比較監視装置22は
電源供給装置21の電流供給の能力よりも蓄電池23か
ら消費される電流の方が大きくなっていることを示す比
較検出信号を中央制御装置33に送出する。中央制御装
置(CPU)33は、電流比較監視装置22からのこの
比較検出信号を受けて現時点の動作状態を判断し、最も
動作上の優先順位が低い装置への電源の供給を停止する
ように、スイッチ24,スイッチ25,スイッチ26,
スイッチ27のいずれかのスイッチに制御信号を送出す
る。
【0032】このとき、例えば内燃機関の燃料噴射装置
28が動作中だと仮定すると、中央制御装置33はこの
動作状態での最も動作上優先順位が低い例えばラジオ3
0への電源の供給を停止するように制御信号をスイッチ
26へ送出してラジオ30の電源の供給を停止させる。
ここで電流比較監視装置2は、常に電源供給装置21の
電流と蓄電池から消費される電流を監視している。ラジ
オ30への電源の供給が停止されたことによって、蓄電
池23の負荷が減り、蓄電池23から消費される電流が
減少して電源供給装置21の電源の供給能力が十分とな
り蓄電池23から消費される電流よりも電源供給装置2
1の供給する電流が多くなければ、その状態は電流比較
監視装置22により検出されて中央制御装置33へ伝え
られる。このときは中央制御装置33はこの状態を保持
するように制御する。
【0033】一方、ラジオ30への電源の供給を停止し
たにもかかわらず、蓄電池23から消費される電流、つ
まり装置が消費する電流が増大して、電源供給装置21
の電流供給の能力よりも蓄電池23から消費される電流
の方が大きくなっていると電流比較監視装置22が判断
したならば、中央制御装置33はラジオ30の次に優先
順位が低い、例えば無線装置31への電源の供給を停止
するように制御信号をスイッチ27に送出する。これに
より無線装置31への電源の供給が停止される。
【0034】このように、中央制御装置33は動作状態
に応じた動作上の優先順位をあらかじめ設定しておき、
電流の監視をし、充電電流が消費電流よりも小さければ
設定した優先順位にしたがって電源の供給を順次停止し
て行く。また中央制御装置33は各処理装置への電源の
供給を停止する前に、該当の処理装置の電源の供給を停
止することを不図示の表示パネル上に表示する。これに
より、ドライバは電源供給停止の装置が確認でき、蓄電
池23から電源供給装置21の供給能力を超えて電力が
消費されていることがわかる。これにより、蓄電池23
の状態に応じて最も安定した電源を各処理装置に供給で
きる。
【0035】各処理装置28〜31への電源のオン・オ
フのタイミングは、前述したように蓄電池23への充電
供給電流が蓄電池23から消費される消費電流以下にな
った時に、あらかじめ設定した順序で装置への電源の供
給を停止するようになっている。ここで、蓄電池23へ
の充電供給電流が蓄電池23から消費される消費電流以
下になった時の電流比較検知レベルよりも、その後蓄電
池23への充電供給電流が蓄電池23から消費される消
費電流以下になった時の電流検知レベルの方を高く設定
しておく。これにより、最も優先順位の低い装置がオン
・オフを繰り返してしまうことを防ぐことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の態
様によれば、特に蓄電池から、定電圧発生装置を介し
て、各処理装置内に電源を供給して複数の処理を装置内
で行っている時に、蓄電池の電圧が一定電圧以下になる
と、実際の動作に必要な装置だけ動作させるようにした
ので、急激に装置全体が停止することを防ぐことが可能
になり、低電圧時に蓄電池の電源を有効的に使用するこ
とができる効果が得られる。
【0037】また、本発明の第2の態様によれば、電子
制御で燃料を噴射するような自動車などにおいて、蓄電
池とその蓄電池に充電するための電源供給装置(例えば
発電機)を有し、複数個の処理装置を有するが、必ずし
も動作条件によっては全ての装置に電源が供給される必
要がない場合で、蓄電池への充電能力を超える電流の消
費がありえる装置において、蓄電池の保護と効率の良い
電源の使用が得られ、かつ蓄電池が放電しきった状態に
ならないようにすることができる。さらに、蓄電池の過
放電を防止し、システム全体が蓄電池の能力低下により
停止してまうのを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電源制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の電源電圧監視装置における電源電圧の低
電圧レベル検知方法の一例を示すグラフである。
【図3】図1の電源電圧監視装置において行われる電源
電圧レベルが復帰したときのレベル検知方法の一例を示
すグラフである。
【図4】本発明の第2実施例の電源制御装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 蓄電池 2 電源電圧監視装置 3 切り替え装置 4 切り替え装置 5 切り替え装置 6 切り替え装置 7 処理装置(表示用LCD) 8 処理装置(データ圧縮回路) 9 処理装置(記憶装置) 10 処理装置(入出力装置) 11 データバス 12 定電圧発生装置 13 中央制御装置(CPU) 14 低電圧検出レベル 15 復帰電圧検出レベル 16 入力電力 21 電源供給装置 22 電流比較監視装置 23 蓄電池 24 スイッチ 25 スイッチ 26 スイッチ 27 スイッチ 28 燃料噴射装置 29 処理装置(記憶装置) 30 処理装置(入出力装置) 31 処理装置(無線装置) 32 データバス 33 中央処理装置(CPU)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源供給用の蓄電池と、該蓄電池から供
    給される電源を一定の電圧に安定させる定電圧発生手段
    と、該定電圧発生手段から電源を供給される複数個の処
    理装置とを有する電気機器の電源制御装置において、 前記複数個の処理装置へ供給されるそれぞれの電源を個
    別にオン・オフする切り替え手段と、 前記蓄電池の電源電圧を監視し、該電源電圧が所定の低
    電圧検知レベル以下となったと検知したときは、その旨
    を示す電圧低下検知信号を出力する電源電圧監視手段
    と、 前記複数個の処理装置の動作状況に応じた必要度の優先
    順位をあらかじめ定め、前記電源電圧監視手段からの前
    記電圧低下検知信号の入力に応じて、前記複数個の処理
    装置の現動作状況において必要度の優先順位が最も低い
    処理装置から順に電源の供給を停止させるように、前記
    切り替え手段を選択的に切断する制御を行う制御手段と
    を具備したことを特徴とする電源制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電源電圧監視手段は前記電圧低下検
    知信号を出力した後、前記蓄電池の電源電圧が前記所定
    の低電圧検知レベルよりも高く設定された所定の電圧上
    昇検知レベルに復帰したことを検知した場合は、この旨
    を示す電圧復帰検知信号を出力し、 前記制御手段は前記電圧復帰検知信号の入力に応じて、
    現動作状況において必要度の優先順位が高い前記処理装
    置から先に電源の再供給をするように前記切り替え手段
    を閉成制御することを特徴とする請求項1に記載の電源
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は前記処理装置への電源供
    給の停止に先立って、その旨を示す警告もしくは注意を
    表示手段に表示することを特徴とする請求項1または2
    のいずれかに記載の電源制御装置。
  4. 【請求項4】 電源を供給する電源供給手段と、該電源
    供給手段から供給される電力を蓄える蓄電池と、該蓄電
    池から電源を供給される複数個の処理装置とを有する電
    子機器の電源制御装置において、 前記複数個の処理装置へ供給されるそれぞれの電源を個
    別にオン・オフする切り替え手段と、 前記電源供給手段から前記蓄電池に流れる充電電流と前
    記蓄電池から前記複数個の処理装置へ流れる消費電流を
    比較し、前記充電電流よりの前記消費電流が多くなった
    と検知したときは、その旨を示す検知信号を出力する電
    流比較監視手段と、 前記複数個の処理装置の動作状況に応じた必要度の優先
    順位をあらかじめ定め、前記電流比較監視手段からの前
    記検知信号の入力に応じて、前記複数個の処理装置の現
    動作状況において必要度の優先順位が最も低い処理装置
    から順に電源の供給を停止させるように、前記切り替え
    手段を選択的に切断する制御を行う制御手段とを具備し
    たことを特徴とする電源制御装置。
  5. 【請求項5】 前記電流比較監視手段は前記検知信号を
    出力した後、前記消費電流よりも前記充電電流が多くな
    ったと検知したときはその旨を示す復帰検知信号を出力
    し、 前記制御手段は前記復帰検知信号の入力に応じて、現動
    作状況において必要度の優先順位が高い前記処理装置か
    ら先に電源の再供給をするように前記切り替え手段を閉
    成制御することを特徴とする請求項4に記載の電源制御
    装置。
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