JP3116031B2 - 高周波処置具 - Google Patents
高周波処置具Info
- Publication number
- JP3116031B2 JP3116031B2 JP10010465A JP1046598A JP3116031B2 JP 3116031 B2 JP3116031 B2 JP 3116031B2 JP 10010465 A JP10010465 A JP 10010465A JP 1046598 A JP1046598 A JP 1046598A JP 3116031 B2 JP3116031 B2 JP 3116031B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- treatment
- treatment electrode
- frequency
- distal end
- insertion portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
生した病変組織を切開または除去する場合に用いられる
高周波処置具に関する。
除去する処置手段として、高周波処置具が特開昭62−
211060号公報で知られている。この種の高周波処
置具は内視鏡等を介して体腔内に挿入される挿入部の先
端部に処置電極を有し、この処置電極を体腔内の病変組
織に接触させて処置電極に通電される高周波電流により
病変組織部分を焼灼するように構成されている。
指腸内の乳頭部より奥まった病変部を切開する場合には
処置電極を切開対象部位のみに接触させることが非常に
難しく、処置電極が乳頭部に接触してしまい、このまま
高周波電流を通電すると、切開不要な乳頭部を誤って切
開してしまう虞がある。
点に鑑みてなされたもので、その目的は、生体組織の切
開対象部位のみに処置電極を接触させて高周波電流を通
電することができると共に、処置対象部位以外の部分を
誤って処置することがなく、かつ処置作業性の良い高周
波処置具を提供しようとするものである。
に本発明は、内視鏡等を介して体腔内に挿入される挿入
部の先端に設けられ、挿入方向に延長する線状に形成さ
れた切開用処置電極を有し、この処置電極を体腔内の病
変組織に接触させて処置電極に通電される高周波電流に
より病変組織を切開する高周波処置具において、前記挿
入部の先端部に、前記処置電極より先端側に位置してバ
ルーンを設けたことを特徴とする。また、上記切開用処
置電極は、挿入部が湾曲された際に該挿入部の側壁より
離間して、略直線状態に保たれることを特徴とする。
を処置する場合、バルーンを膨張させることにより処置
対象部位以外の生体組織に処置電極が接触しないように
すると共に、処置対象部位の生体組織のみに処置電極が
接触して、処置対象部位の生体組織のみを処置する。
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
高周波処置具の概略図である。この高周波処置具は、図
示しない内視鏡を介して体腔内に挿入される挿入部1の
先端部に処置電極2とバルーン3を設けると共に、挿入
部1の後端に操作部4を設けて構成されている。
から形成されており、挿入部1は可撓性と電気絶縁性を
有している。図2は挿入部1の先端部を示した断面図で
ある。挿入部1の先端部の側壁には挿通孔12,13が
挿入部1の軸方向に間隔をあけて形成されている。これ
らの挿通孔12,13を通じて導電性ワイヤ14の中間
部が挿入部1の側壁から外に露出するように設けられて
おり、このワイヤ14の露出部により前記処置電極2を
構成している。つまり、処置電極2は挿入部1の側部に
位置して設けられている。また、ワイヤ14の一端は挿
入部12の先端部内に固定され、ワイヤ14の他端は挿
入部1内を通って操作部4に設けられたスライダ15に
接続されている。
は導電性テフロン(図示せず)がコーティングされてい
る。したがって、生体組織の耐付着性および耐蝕性を向
上させることができ、高周波処置具の信頼性を高めるこ
とができる。
バルーン3は、図2で示すように、処置電極2より先端
側に位置し、かつ処置電極2に隣接して配置されてい
る。バルーン3は、操作部4に設けられた送気口金16
(図1参照)に送気孔17を介して接続しており、送気
口金16より送気孔17を通じて供給される流体の圧力
により膨脹するようになっている。
は術者が指を引っ掛けるための指掛け部21,22が設
けられている。また、スライダ15には処置電極2に高
周波電流を供給するための接続端子23が設けられてい
る。接続端子23にはワイヤ14が接続されている。
いて十二指腸内の乳頭を切開する場合には、まず、図3
に示すように、十二指腸用内視鏡25を用いて挿入部1
を十二指腸26内に挿入する。そして、乳頭部27を切
開する一般的な処置を行う場合には挿入部1の先端を目
的部位である乳頭部27に近づける。次に、挿入部1の
先端部を総胆管内に挿入し、操作部4のスライダ15を
挿入部1側に移動させてワイヤ14を押し込み、ワイヤ
14の中間部からなる処置電極2を挿通孔12,13か
ら側方へ出して膨らませる。ついで、乳頭部27の処に
処置電極2を位置させた状態で、接続端子23に接続さ
れた高周波電源からワイヤ14を通じて処置電極2に高
周波電流を流し、乳頭部27を切開する。
部27より奥まったところに切開部28がある場合には
その位置よりも奥にバルーン3が位置するまで挿入部1
の先端部を押し込み、バルーン3を膨脹させて高周波処
置具の処置電極2を所望の位置に固定する。その後、図
3(b)に示すように、高周波処置具の挿入部1を矢印
方向に操作することで切開部28を憩室29に引き出
し、切開部28を処置電極2で切開する。したがって、
乳頭部27より奥まったところに切開部28がある場
合、切開部28のみを切開し、乳頭部27に処置電極2
が接触してその乳頭部27を切開することが防げ、不必
要な出血を避けることができる。
波電流の熱によって炭化するが、本実施形態では処置電
極2の表面すなわちワイヤ14の表面に導電性テフロン
がコーティングされているので、病変組織の処置電極2
への付着を防止することができる。また、導電性テフロ
ンはセラミックに比べて金属に対する付着性が優れてい
るので、繰り返し使用してもその導電性テフロンが処置
電極2の表面から剥がれるようなことはない。したがっ
て、前記実施形態では生体組織の耐付着性および耐蝕性
を向上させることができ、高周波処置具の信頼性を高め
ることができる。
チューブから形成したが、先端部分を除く挿入部1の外
周に多条コイルを巻き付け、さらにその外側に絶縁チュ
ーブを設けてもよい。このような構成によると、操作部
4を回転させた際に挿入部1の追従性が良くなり、処置
電極2の向きを容易に変えることができる。
る代わりに、挿入部1の外周にフレックスまたはブレー
ドを設けてもよい。さらに、挿入部1を軟質なチューブ
(例えばPTFE)で形成し、その外周に硬質なチュー
ブ(例えばFEP、ポリプロピレン、軟質ポリエチレン
等)を設けても挿入部1の追従性を良くすることができ
る。
より処置電極2の部分を形成するようにしてもよい。こ
のような構成によると、切開を行う処置電極2の部分が
細くなっているので、生体組織と接触する部分へ電流を
集中させることができ、切除効率が向上する。また、ワ
イヤ14の処置電極2の部分を先端側が細くなるテーパ
部としてこの部分で処置電極2の部分を形成するように
してもよい。
先端部に、前記処置電極より先端側に位置してバルーン
を設けたものであるから生体組織の切開対象部位のみに
処置電極を接触させて高周波電流を通電することがで
き、処置対象部位以外の部分を誤って処置することがな
い。また、処置作業性が向上する。
略図。
のポリープを除去する場合の説明図。
部、14…ワイヤ。
Claims (2)
- 【請求項1】内視鏡等を介して体腔内に挿入される挿入
部の先端に設けられ、挿入方向に延長する線状に形成さ
れた切開用処置電極を有し、この処置電極を体腔内の病
変組織に接触させて処置電極に通電される高周波電流に
より病変組織を切開する高周波処置具において、 前記挿入部の先端部に、前記処置電極より先端側に位置
してバルーンを設けたことを特徴とする高周波処置具。 - 【請求項2】上記切開用処置電極は、挿入部が湾曲され
た際に該挿入部の側壁より離間して、略直線状態に保た
れることを特徴とする、請求項1に記載の高周波処置
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10010465A JP3116031B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 高周波処置具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10010465A JP3116031B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 高周波処置具 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3006003A Division JPH04307055A (ja) | 1991-01-22 | 1991-01-22 | 高周波処置具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10179603A JPH10179603A (ja) | 1998-07-07 |
JP3116031B2 true JP3116031B2 (ja) | 2000-12-11 |
Family
ID=11750894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10010465A Expired - Fee Related JP3116031B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 高周波処置具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3116031B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5202654A (en) * | 1991-07-22 | 1993-04-13 | Motorola, Inc. | Multi-stage monolithic ceramic bandstop filter with isolated filter stages |
US5173672A (en) * | 1991-07-22 | 1992-12-22 | Motorola, Inc. | Dielectric block filter with included shielded transmission line inductors |
JP4275004B2 (ja) | 2004-05-24 | 2009-06-10 | Hoya株式会社 | 内視鏡用高周波切断具 |
-
1998
- 1998-01-22 JP JP10010465A patent/JP3116031B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10179603A (ja) | 1998-07-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4109092B2 (ja) | 高周波ナイフ | |
AU740103B2 (en) | Apparatus for electro-surgical tissue removal | |
JP2002301088A (ja) | 内視鏡用治療装置 | |
JP4692141B2 (ja) | 高周波処置具 | |
JP5415727B2 (ja) | 内視鏡用処置具 | |
JP2003500157A (ja) | 絶縁電極およびアセンブリの方法 | |
JPH08299355A (ja) | 高周波ナイフ | |
JPS62211060A (ja) | 高周波処置具 | |
WO2016029201A1 (en) | Attachment for electrosurgical system | |
JP2004000544A (ja) | 内視鏡用切開具 | |
JP3116031B2 (ja) | 高周波処置具 | |
JP2000140118A (ja) | 高周波処置具 | |
JP2004321660A (ja) | 高周波処置具 | |
JP4296141B2 (ja) | 内視鏡用高周波処置具 | |
JP3244648B2 (ja) | 内視鏡用焼灼具 | |
JPH04307055A (ja) | 高周波処置具 | |
JP2007275625A (ja) | 高周波処置具 | |
JP2006325812A (ja) | 高周波処置具 | |
JP2010131100A (ja) | 内視鏡用高周波スネア | |
JP4271080B2 (ja) | 内視鏡用処置装置 | |
JP2002209909A (ja) | 内視鏡用高周波スネア | |
JPH078503A (ja) | 高周波処置具 | |
JP2000262539A (ja) | 高周波処置具 | |
JP4426256B2 (ja) | 内視鏡用嘴状高周波処置具 | |
JP2006006692A (ja) | アデノイド切除刀電気外科用プローブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000912 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080929 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080929 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |