JP3114688B2 - パスパタン監視回路 - Google Patents

パスパタン監視回路

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JP3114688B2 JP10092221A JP9222198A JP3114688B2 JP 3114688 B2 JP3114688 B2 JP 3114688B2 JP 10092221 A JP10092221 A JP 10092221A JP 9222198 A JP9222198 A JP 9222198A JP 3114688 B2 JP3114688 B2 JP 3114688B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パスパタン監視回
路に係わり、詳細にはパスパタンを挿入するようにした
パスパタン監視回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば網切替装置などの伝送装置
では、装置内の故障を監視するためにパスパタンが用い
られている。このパスパタンは、例えばフレーム構成さ
れた入力データ信号中に予め決められた位置にパスパタ
ンとして特定のパタンを挿入して監視対象となる伝送パ
スに入力させる。そして、監視対象となる伝送パスを介
して出力されたパタンと予め設定されたパスパタンとを
比較して、不一致のときにアラーム信号を出力して故障
監視を行う。
【0003】図6は、このような従来提案されたパスパ
タン監視回路の構成の概要を表わしたものである。この
パスパタン監視回路は、フレーム構成をもつ入力データ
信号10中のタイムスロットを指定するアドレス発生回
路11と、入力信号データ10に対してアドレス発生回
路11によって指定されたタイムスロットのデータ以降
を遅延させて空きタイムスロットを生成するデータ遅延
回路12と、データ遅延回路12によって生成された空
きタイムスロットに所定のパスパタンを挿入するパスパ
タン挿入回路13と、パスパタン挿入回路13によって
挿入されたパスパタンによる装置監視対象となる被監視
対象部14とを備えている。さらに、被監視対象部14
から出力されたパタンからパスパタンを分離するパスパ
タン分離回路15と、パスパタン分離回路15によって
パスパタンが分離された出力パタンから入力前にデータ
遅延回路12によって生成された空きタイムスロットを
詰めて出力データ信号16を再生するデータ調整回路1
7と、パスパタン分離回路15によって分離されたパス
パタンと予め設定しておいたパスパタンとを比較して監
視出力信号18を出力するパスパタンチェック回路19
とを有している。
【0004】このようなパスパタン監視回路では、上述
したようにアドレス発生回路11によって指定されたタ
イムスロットに空きタイムスロットを生成するとともに
所定のパスパタンを挿入する。パスパタンが挿入された
入力データ信号を装置監視対象となる被監視対象部14
に入力する。そして、被監視対象部14から出力された
出力パタンをパスパタン挿入時に付加されたアドレス発
生回路11によって指定されたタイムスロットからパス
パタン部分を抽出している。抽出したパスパタンは、パ
スパタンチェック回路19において予め設定されている
パスパタンと比較することで、監視出力信号18を生成
している。一方、パスパタンが抽出された出力パタン
は、データ遅延回路12によって生成された空きタイム
スロットを詰めて元のフレーム構成に再生するように出
力データ信号16を生成している。
【0005】図7は、図6に示す従来のパスパタン監視
回路の動作の概要を表わすタイミングチャートである。
ここでは、アドレス発生回路11によって、予めタイム
スロット“4”が指定されているものとする。すなわ
ち、入力データ信号10の時間t2〜t8における各フレ
ームには“ABCDEFG”が入力され(図7
(a))、その間アドレス発生回路11によりタイムス
ロット“4”が指定されている(図7(b)、図7の2
0)。データ遅延回路12は、入力データ信号10の各
フレーム構成においてタイムスロット“4”に対応する
時間t4以降のデータを遅延させて、空きタイムスロッ
ト21を生成する。さらに、同時に時間t1に対応する
タイムスロット22にはアドレス発生回路11によって
指定されたタイムスロット“4”を付加する(図7の
(c))。データ遅延回路12によって生成された空き
タイムスロットには、パスパタン挿入回路13によって
予め決められているパスパタン“P”23が挿入されて
(図7の(d))、被監視対象部14に入力される。
【0006】被監視対象部14から出力された出力パタ
ンは、パスパタン分離回路15においてデータ遅延回路
12によって付加された指定タイムスロット“4”に基
づいて、パスパタン部分が抽出されるとともに分離され
る。そして、分離されたパスパタンは、パスパタンチェ
ック回路19において予め設定されている比較用のパス
パタンと比較され、その比較結果が監視出力信号18と
して出力される(図7の(e)、図7の24)。一方、
パスパタンが抽出された出力パタンは、データ調整回路
17において、データ遅延回路12によって生成された
空きタイムスロットを詰めるようにして出力データ信号
16が生成される(図7の(f))。
【0007】このように空きタイムスロットを生成し
て、そのタイムスロットにパスパタンを挿入することに
よって装置監視を行うパスパタン監視回路に関する技術
としては、例えば特開平6−77924号「装置内監視
方法」に開示されている。
【0008】さらに、特開平5−284134号公報
「回線監視回路」には、フレーム中の全てのタイムスロ
ットにパスパタンを設定できるようにすることで、オン
ライン監視を実現することができるパスパタン監視回路
に関する技術が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の特開
平6−77924号公報「装置内監視方法」あるいは特
開平5−284134号公報「回線装置回路」に開示さ
れているパスパタン監視回路の技術では、監視対象とな
る被監視対象部14からの出力パタンから抽出したパス
パタンは、予め設定されたパスパタンとの比較が行われ
ている。すなわち抽出されたパスパタンは、予め設定さ
れたパスパタンの期待値との照合により行われている。
ところが、近年の装置では信号処理能力の向上および処
理能力向上の要望により、多ビット構造のバス幅が増加
する傾向にある。しかし、メモリ回路やセレクタ回路な
ど入力信号線および出力信号線が増加してしまうと、上
述したようなパスパタンによる装置監視回路では、信号
線の本数だけパスパタンの期待値照合を行う必要があ
り、パスパタン期待値格納用のメモリ容量の増大化とパ
スパタン検出部の構成の複雑化と回路規模の増大化を招
いていた。
【0010】そこで本発明の目的は、パスパタンによる
装置監視において信号線が増加しても回路規模の増大を
抑えるパスパタン監視回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)複数本の入力データ信号に応じてこれらと同
数本の出力データ信号を出力する監視対象回路と、
(ロ)この監視対象回路に入力される複数本の入力デー
タ信号それぞれに、これら入力データ信号を2本1組の
対として各対にはそれぞれ一方が他方の反転されたビッ
トパタンを入力パタンとして挿入するパタン挿入手段
と、(ハ)このパタン挿入手段によって挿入された入力
パタンに対応して監視対象回路から出力された出力パタ
ンを検出するパタン検出手段と、(ニ)このパタン検出
手段によって検出された所定の出力パタンに基づいて監
視対象回路を監視する監視手段とをパスパタン監視回路
に具備させる。
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、複数本
の入力データ信号に応じてこれと同数本の出力データ信
号を出力する監視対象回路に対して、複数本の入力デー
タ信号それぞれにこれら入力データ信号を2本1組を対
として各対には一方が他方の反転されたパタンを入力パ
タンとして挿入された入力データ信号を入力するように
している。そして、この監視対象回路から出力された出
力パタンに基づいて、監視対象回路の監視を行うように
している。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
パスパタン監視回路で、パタン挿入手段によって挿入さ
れる入力パタンは、それぞれ一方が他方の補数となるビ
ットパタンであることを特徴としている。
【0014】すなわち請求項2記載の発明では、監視対
象回路に入力する入力データ信号に挿入するパタンを、
入力データ信号それぞれにこれら入力データ信号を2本
1組の対として各対には一方が他方の補数となるパタン
を入力パタンとして挿入するようにしている。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載のパスパタン監視回路で、入力パタンを空きタイ
ムスロットに挿入することを特徴としている。
【0016】すなわち請求項3記載の発明では、監視対
象回路を監視するためのパタンを空きタイムスロットに
挿入するようにしている。
【0017】請求項4記載の発明では、(イ)複数本の
入力データ信号に応じてこれらと同数本の出力データ信
号を出力するメモリ回路と、(ロ)このメモリ回路に入
力される複数本の入力データ信号それぞれに、これら入
力データ信号を2本1組の対として各対には一方が他方
の反転されたビットパタンを入力パタンとして空きタイ
ムスロットに挿入するパタン挿入手段と、(ハ)このパ
タン挿入手段によって挿入された入力パタンに対応して
メモリ回路から出力された出力パタンを抽出するパタン
抽出手段と、(ニ)パタン挿入手段によって挿入された
入力パタンの対に対応してこのパタン抽出手段によって
抽出された出力パタンの互いのビットの排他的論理和を
全ての対についてそれぞれ演算する演算手段と、(ホ)
演算手段によって演算された各対の演算結果のうち少な
くとも1つが「0」であるときメモリ回路の異常を検出
する異常検出手段とをパスパタン監視回路に具備させ
る。
【0018】すなわち請求項4記載の発明では、複数本
の入力データ信号に応じてこれらと同数本の出力データ
信号を出力するメモリ回路に入力される入力データ信号
それぞれに、これら入力データ信号を2本1組の対とし
て各対には一方が他方の反転されたビットパタンを入力
パタンとして空きタイムスロットに挿入するようにして
いる。そして、この入力パタンに対応してメモリ回路か
ら出力された出力パタンの互いのビットの排他的論理和
を全ての対についてそれぞれ演算し、各対の演算結果の
うち少なくとも1つが「0」であるときメモリ回路の異
常を検出するようにしている。
【0019】請求項5記載の発明では、(イ)複数本の
入力データ信号に応じてこれらと同数本の出力データ信
号を出力するセレクタ回路と、(ロ)このセレクタ回路
に入力される複数本の入力データ信号それぞれに、これ
ら入力データ信号を2本1組の対として各対には一方が
他方の補数であるビットパタンを入力パタンとして空き
タイムスロットに挿入するパタン挿入手段と、(ハ)こ
のパタン挿入手段によって挿入された入力パタンに対応
してセレクタ回路から出力された出力パタンを抽出する
パタン抽出手段と、(ニ)パタン挿入手段によって挿入
された入力パタンの対に対応してこのパタン抽出手段に
よって抽出された出力パタンの互いのビットの和を全て
の対についてそれぞれ演算する演算手段と、(ホ)演算
手段によって演算された各対の演算結果のうち少なくと
も1つが「1」であるときメモリ回路の異常を検出する
異常検出手段とをパスパタン監視回路に具備させる。
【0020】すなわち請求項5記載の発明では、複数本
の入力データ信号に応じてこれらと同数本の出力データ
信号を出力するセレクタ回路に入力される入力データ信
号それぞれに、これら入力データ信号を2本1組の対と
して各対には一方が他方の補数となるビットパタンを入
力パタンとして空きタイムスロットに挿入するようにし
ている。そして、この入力パタンに対応してセレクタ回
路から出力された出力パタンの互いのビットの加算演算
を全ての対についてそれぞれ演算し、各対の演算結果の
うち少なくとも1つが「1」であるときセレクタ回路の
異常を検出するようにしている。
【0021】請求項6記載の発明では、請求項1〜5記
載のパスパタン監視回路で、入力データ信号が奇数本の
ときには、ダミー信号線を加えて偶数本とすることを特
徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
【0023】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0024】第1の実施例
【0025】図1は、本発明の第1の実施例におけるパ
スパタン監視回路の構成の概要を表わしたものである。
このパスパタン監視回路は、同一クロックに同期した入
力データ信号301、302、・・・、30Nに応じて出
力データ信号311、312、・・・、31Nを出力する
メモリ32と、入力データ信号301〜30Nのそれぞれ
にパスパタン挿入指示信号33基づいてパスパタンを
挿入するパスパタン挿入部34と、パスパタン検出指示
信号35に基づいて出力データ信号311〜31Nからパ
スパタンを検出して検出結果信号36を出力するパスパ
タン検出部37とを備えている。
【0026】このパスパタン監視回路は、同一クロック
に同期して入力されるN本のフレーム構成の入力データ
信号に対して出力先へ固定的にN本のフレーム構成の出
力データ信号を出力するメモリ32を監視することがで
きるようになっている。パスパタン挿入指示信号33
は、図示しない空きタイムスロット検出部によって入力
データ信号301〜30Nそれぞれからフレーム構成の入
力データ信号中の空きタイムスロットが検出されること
から、この空きタイムスロットの位置を指定するタイミ
ング信号として生成されるようになっている。したがっ
て、パスパタン挿入部34は、このパスパタン挿入指示
信号33に基づいて入力データ信号301〜30Nの空き
タイムスロットにパスパタンを挿入することができる。
なお、上述した空きタイムスロットの検出については、
入力データ信号および出力データ信号が所定のフレーム
構成になっているため、フレーム化された信号の所定位
置を検出することで容易に空きタイムスロットであるか
否かを判断することができる。
【0027】ところで、このパスパタン挿入部34によ
って挿入されるパスパタンは、N本の入力データ信号の
うち予め任意の2本を1組の対として決めておき、一方
のパスパタンを他方のパスパタンの反転としたパスパタ
ン対を挿入するようになっている。例えば、入力データ
信号301と入力データ信号30N-2とを上述した信号対
として予め決められているものとした場合、入力データ
信号301のパスパタン“0”に対して入力データ信号
30N-2のパスパタンは“1”が挿入されることにな
る。信号数Nが奇数のときは、ダミー信号線を1本追加
して偶数本としてそのパスパタン部分だけを利用するこ
とで、同様のパスパタンを挿入することができる。
【0028】このようにして、2本1組のパスパタン対
が各信号対に挿入されて入力されたメモリ32から出力
された出力データ信号311〜31Nから、パスパタン検
出指示信号35に基づいたパスパタン検出部37によっ
て、パスパタン挿入部34によって挿入された各パスパ
タン対に対応してメモリ32から出力された出力パスパ
タンが抽出される。メモリ32から出力される出力パス
パタンは、パスパタン挿入指示信号33によって指定さ
れた空きタイムスロットに含まれているため、実際には
パスパタン検出指示信号35はパスパタン挿入指示信号
33よりメモリ32通過分の遅延時間だけ遅延させたタ
イミングでパスパタン検出部37に入力されることにな
る。
【0029】パスパタン検出部37によって検出された
出力パスパタンは、パスパタン挿入時に予め決められて
いる信号対のビット同士の排他的論理和(Exclusive O
R:以下、EXORと略す。)を演算して、さらに各演
算結果の積をとることによって、メモリ32を伝送して
きた信号対に不一致が生じたか否かを判断することがで
きる。
【0030】図2は、このようなパスパタン検出部の構
成の概要を表わしたものである。このパスパタン検出部
37は、検出されたパスパタン381、382、・・・、
38Mと、パスパタン391、392、・・・、39Mとが
入力されており、パスパタン38X、39X(X=1,
2,・・・,M)とが互いにパスパタン対であるものと
する。信号数Nと2Mが等しい場合、図1に示したパス
パタン監視回路においてこのパスパタン検出部を適用す
ることができる。このようなパスパタン対が入力される
パスパタン検出部37は、パスパタン対381、391
排他的論理和を演算するEXOR回路401と、パスパ
タン対382、392の排他的論理和を演算するEXOR
回路402と、・・・、パスパタン対38M、39Mの排
他的論理和を演算するEXOR回路40Mと、これらE
XOR回路401〜40Mの積を演算するAND回路41
とを備えている。
【0031】このようなパスパタン検出部37において
は、メモリ32に入力される前のパスパタン対の排他的
論理和が各対とも“1”であるので、メモリ32から出
力後に検出されたパスパタン対が全ての対のうち少なく
とも1つの対の排他的論理和が“0”であるときに、メ
モリ32の出力結果が異常であることを検出することが
できる。
【0032】例えば、それぞれ出力データ信号から検出
された1組のパスパタン対のパタン列が“0110”と
“1001”であった場合、ビット単位に排他的論理和
を演算すると4つのEXORの出力は全て“1”とな
り、これらの積は“1”となってメモリ32の正常動作
を確認することができる。一方、検出したパスパタンが
“0110”と“1000”であった場合、3つ目まで
のEXORでは“1”が出力されるが、4つ目のEXO
Rでは“0”が出力されるため、これらの積は“0”と
なってメモリ32の異常動作を検出することができる。
このように、出力パスパタンの全ての対ごとに排他的論
理和を演算することにより、パスパタン照合を行うこと
ができる。
【0033】図3は、上述したパスパタン監視回路の動
作を説明するためのタイミングチャートを表わしたもの
である。入力データ信号301〜30Nは、フレームパル
ス(Frame Pulse:FP)42により所定のタイムスロ
ットごとに伝送信号がフレーム化される(図3の(a)
と(b))。こうしてフレーム化された入力データ信号
301〜30Nから、図示しない空きタイムスロット検出
部によってフレーム化信号の所定位置を検出することに
よって空きタイムスロット43が検出され(図3の
(c))、パスパタン挿入指示信号33が生成される
(図3の44)。このパスパタン挿入指示信号33によ
って指定された空きタイムスロットに上述したようなパ
スパタン対を挿入してメモリ32に入力することによっ
て、出力データ信号が得られる(図3の(d))。出力
データ信号に含まれる空きタイムスロットの出力パスパ
タン45は、パスパタン挿入指示信号33よりメモリ3
2通過分に相当する時間46だけ遅延されたパスパタン
検出指示信号35に基づいて出力パスパタンを検出する
(図3の47)。このようにして検出された出力パスパ
タンは、図2に示したパスパタン検出回路37において
パスパタン照合されることでメモリ32が監視される。
【0034】以上説明したように第1の実施例における
パスパタン監視回路では、N本の入力データ信号301
〜30Nに応じてN本の出力データ信号311〜31N
固定的に出力するメモリ32を監視するために、パスパ
タン挿入指示信号33に基づいて入力データ信号中の空
きタイムスロットにパスパタンを挿入するようにした。
この挿入するパスパタンは、N本の入力データ信号のう
ち予め任意の2本を1組の対として決めておき、一方の
パスパタンを他方のパスパタンの反転としたパスパタン
対を挿入するようにしている。このようなパスパタンが
挿入された入力データ信号が入力されたメモリ32から
出力された出力データ信号から、パスパタン検出指示信
号35に基づいてパスパタン検出部37によってパスパ
タン挿入部34によって挿入された各パスパタン対に対
応してメモリ32より出力された出力パスパタンが抽出
される。そして、パスパタン検出部37によって抽出し
たパスパタン対それぞれに排他的論理和を演算すること
により、パスパタン照合を行うことができる。これによ
り、パスパタン期待値を比較するための大容量のメモリ
回路や期待値比較回路を不要としてパスパタン検出部の
簡素化を図ることができるという効果がある。
【0035】第2の実施例
【0036】図4は、本発明の第2の実施例におけるパ
スパタン監視回路の構成の概要を表わしたものである。
このパスパタン監視回路は、同一クロックに同期した入
力データ信号501、502、・・・、50Nに応じて出
力データ信号511、512、・・・、51Nを出力する
セレクタ52と、入力データ信号501〜50Nのそれぞ
れにパスパタン挿入指示信号53基づいてパスパタン
を挿入するパスタパタン挿入部54と、パスパタン検出
指示信号55に基づいて出力データ信号511〜51N
らパスパタンを検出して検出結果信号56を出力するパ
スパタン検出部57とを備えている。
【0037】このパスパタン監視回路は、入力されるN
本の入力データ信号に対して予め選択制御された方路へ
N本の出力データ信号を出力するセレクタ52を監視す
ることができるようになっている。パスパタン挿入指示
信号53は、図示しない空きタイムスロット検出部によ
って入力データ信号501〜50Nそれぞれからフレーム
構成の入力データ信号中の空きタイムスロットが検出さ
れることから、この空きタイムスロットの位置を指定す
るタイミング信号として生成されるようになっている。
したがって、このパスパタン挿入指示信号53に基づい
てパスパタン挿入部54は、入力データ信号501〜5
Nの空きタイムスロットにパスパタンを挿入すること
ができる。
【0038】ところで、このパスパタン挿入部54によ
って挿入されるパスパタンは、N本の入力データ信号の
うち予め任意の2本を1組の対として決めておき、一方
のパスパタンを他方のパスパタンの補数としたパスパタ
ン対を挿入するようになっている。信号数Nが奇数のと
きは、ダミー信号線を1本追加して偶数本としてそのパ
スパタン部分だけを利用することで、同様のパスパタン
を挿入することができる。
【0039】このようにして、2本1組のパスパタン対
が各信号対に挿入されて入力されたセレクタ52から出
力された出力データ信号511〜51Nから、パスパタン
検出指示信号55に基づいたパスパタン検出部57によ
って、パスパタン挿入部34によって挿入された各パス
パタン対に対応してセレクタ52より出力された出力パ
スパタンが抽出される。セレクタ52から出力される出
力パスパタンは、パスパタン挿入指示信号53によって
指定された空きタイムスロットに含まれているため、実
際にはパスパタン検出指示信号55はパスパタン挿入指
示信号53よりセレクタ52通過分の遅延時間だけ遅延
させたタイミングでパスパタン検出部57に入力され
る。パスパタン検出部57によって検出された出力パス
パタンは、パスパタン挿入時に予め決められていた信号
対のビット同士が加算され、さらに全ての対の加算結果
が“0”であるか否かでパタン照合が行われる。
【0040】図5は、このようなパスパタン検出部の構
成の概要を表わしたものである。このパスパタン検出部
57は、検出されたパスパタン581、582、・・・、
58Mと、パスパタン591、592、・・・、59Mとが
入力されており、パスパタン58X、59X(X=1,
2,・・・,M)とが互いにパスパタン対であるものと
する。信号数Nと2Mが等しい場合、図4に示したパス
パタン監視回路においてこのパスパタン検出部を適用す
ることができる。このようなパスパタン対が入力される
パスパタン検出部57は、各パスパタン対58 X 、59 X
(X=1,2,・・・,M)について加算する演算回路
60と、各パスパタン対の加算結果の否定論理和を演算
するNOR回路61とを備えている。
【0041】このようなパスパタン検出部57におい
て、セレクタ52に入力される前のパスパタン対の加算
結果が各対とも“0”であるので、セレクタ52から出
力後に検出されたパスパタン対が全ての対のうち少なく
とも1つの対の加算結果が“1”であるときに、セレク
タ52の出力結果が異常であることを検出することがで
きる。
【0042】以上説明したように第2の実施例における
パスパタン監視回路では、所定の選択制御によりN本の
入力データ信号301〜30Nに応じてN本の出力データ
信号311〜31Nを出力するセレクタ52を監視するた
めに、パスパタン挿入指示信号53に基づいて入力デー
タ信号中の空きタイムスロットにパスパタンを挿入する
ようにした。この挿入するパスパタンは、N本の入力デ
ータ信号のうち予め任意の2本を1組の対として決めて
おき、一方のパスパタンを他方のパスパタンの補数とな
るパスパタン対を挿入するようにしている。このような
パスパタンが挿入された入力データ信号が入力されるセ
レクタ52から出力された出力データ信号から、パスパ
タン検出指示信号55に基づいてパスパタン検出部57
によってパスパタン挿入部54によって挿入された各パ
スパタン対に対応してセレクタ52より出力された出力
パスパタンが抽出される。そして、パスパタン検出部5
7によって抽出したパスパタン対それぞれを加算演算す
ることにより、パスパタン照合を行うことができる。こ
れにより、パスパタン期待値を比較するための大容量の
メモリ回路や期待値比較回路を不要としてパスパタン検
出部の簡素化を図ることができるという効果がある。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、複数本の入力データ信号のうち2本1組の対
にパスパタンとして一方が他方の反転されたビットパタ
ンであるパスパタン対に対する、監視対象回路からの出
力パスパタンに基づいて監視を行うようにすることで、
入力パスパタンを参照する必要がなくなるためパスパタ
ンの照合回路を簡素化することができるようになる。さ
らに、各データ信号に対してパスパタン照合を行う必要
がなくなるので、大幅に回路規模を削減するだけでな
く、信号線が増加しても回路規模の増大を抑えることが
できる。
【0044】さらに請求項2記載の発明によれば、入力
データ信号の2本1組の対にパスパタンとして一方が他
方の補数となるパスパタン対に対する監視対象回路から
の出力パスパタンに基づいて監視を行うようにすること
で、入力パスパタンを参照する必要がなくなりパスパタ
ンの照合回路を簡素化することができる。
【0045】さらに請求項3記載の発明によれば、空き
タイムスロットと用いてパスパタン対を挿入するように
しているので、監視対象回路が運用中であっても効率的
に監視を行うことができる。
【0046】また請求項4記載の発明によれば、メモリ
回路に対するパスパタン対として一方が他方の反転され
たビットパタンを挿入するようにしているので、出力パ
スパタン対に対しては排他的論理和回路という単純な回
路構成でメモリ回路の監視を行うことができるようにな
る。そして、従来のパスパタン期待値を比較するための
大容量のメモリ回路や期待値比較回路を不要とし、各デ
ータ信号に対してパスパタン照合を行う必要がなくなる
ので、大幅に回路規模を削減することができるととも
に、信号線が増加しても回路規模の増大を抑えることが
できる。
【0047】また請求項5記載の発明によれば、セレク
タ回路に対するパスパタン対として一方が他方の補数と
なるビットパタンを挿入するようにしているので、出力
パスパタン対に対しては加算回路という単純な回路構成
でセレクタ回路の監視を行うことができるようになる。
従来のパスパタン期待値を比較するための大容量のメモ
リ回路や期待値比較回路を不要とし、各データ信号に対
してパスパタン照合を行う必要がなくなるので、大幅に
回路規模を削減することができるとともに、信号線が増
加しても回路規模の増大を抑えることができる。
【0048】さらに請求項6記載の発明によれば、入力
データ信号数が奇数本のときにはダミー信号線を加える
ことによって偶数本として扱うことで、種々の監視対象
回路に対しても、効率的で低コストで実現できるパスパ
タン監視回路を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるパスパタン監視
回路の構成の概要を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるパタン検出回路
の構成の概要を示す構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例における動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例におけるパスパタン監視
回路の構成の概要を示す構成図である。
【図5】本発明の第2の実施例におけるパタン検出回路
の構成の概要を示す構成図である。
【図6】従来提案されたパスパタン監視回路の構成の概
要を示す構成図である。
【図7】従来のパスパタン監視回路の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【符号の説明】
301〜30N、501〜50N 入力データ信号 311〜31N、511〜51N 出力データ信号 32 メモリ 33、44、53 パスパタン挿入指示信号 34、54 パスパタン挿入部 35、47、55 パスパタン検出指示信号 36、56 検出結果出力信号 37、57 パスパタン検出部 381〜38M、391〜39M、581〜58M、591
59M パスパタン 401〜40M EXOR回路 41 AND回路 42 フレームパルス 43 空きタイムスロット 45 出力パスパタン 46 遅延時間 52 セレクタ 60 演算回路 61 NOR回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/14 H04L 29/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の入力データ信号に応じてこれら
    と同数本の出力データ信号を出力する監視対象回路と、 この監視対象回路に入力される複数本の入力データ信号
    それぞれに、これら入力データ信号を2本1組の対とし
    て各対にはそれぞれ一方が他方の反転されたビットパタ
    ンを入力パタンとして挿入するパタン挿入手段と、 このパタン挿入手段によって挿入された入力パタンに対
    応して前記監視対象回路から出力された出力パタンを検
    出するパタン検出手段と、 このパタン検出手段によって検出された所定の出力パタ
    ンに基づいて前記監視対象回路を監視する監視手段とを
    具備することを特徴とするパスパタン監視回路。
  2. 【請求項2】 前記パタン挿入手段によって挿入される
    入力パタンは、前記それぞれ一方が他方の補数となるビ
    ットパタンであることを特徴とする請求項1記載のパス
    パタン監視回路。
  3. 【請求項3】 前記パスパタン挿入手段は、入力パタン
    を空きタイムスロットに挿入することを特徴とする請求
    項1または2記載のパスパタン監視回路。
  4. 【請求項4】 複数本の入力データ信号に応じてこれら
    と同数本の出力データ信号を出力するメモリ回路と、 このメモリ回路に入力される複数本の入力データ信号そ
    れぞれに、これら入力データ信号を2本1組の対として
    各対には一方が他方の反転されたビットパタンを入力パ
    タンとして空きタイムスロットに挿入するパタン挿入手
    段と、 このパタン挿入手段によって挿入された入力パタンに対
    応して前記メモリ回路から出力された出力パタンを抽出
    するパタン抽出手段と、 前記パタン挿入手段によって挿入された入力パタンの対
    に対応してこのパタン抽出手段によって抽出された出力
    パタンの互いのビットの排他的論理和を全ての対につい
    てそれぞれ演算する演算手段と、 演算手段によって演算された各対の演算結果のうち少な
    くとも1つが「0」であるとき前記メモリ回路の異常を
    検出する異常検出手段とを具備することを特徴とするパ
    スパタン監視回路。
  5. 【請求項5】 複数本の入力データ信号に応じてこれら
    と同数本の出力データ信号を出力するセレクタ回路と、 このセレクタ回路に入力される複数本の入力データ信号
    それぞれに、これら入力データ信号を2本1組の対とし
    て各対には一方が他方の補数であるビットパタンを入力
    パタンとして空きタイムスロットに挿入するパタン挿入
    手段と、 このパタン挿入手段によって挿入された入力パタンに対
    応して前記セレクタ回路から出力された出力パタンを抽
    出するパタン抽出手段と、 前記パタン挿入手段によって挿入された入力パタンの対
    に対応してこのパタン抽出手段によって抽出された出力
    パタンの互いのビットの和を全ての対についてそれぞれ
    演算する演算手段と、 演算手段によって演算された各対の演算結果のうち少な
    くとも1つが「1」であるとき前記メモリ回路の異常を
    検出する異常検出手段とを具備することを特徴とするパ
    スパタン監視回路。
  6. 【請求項6】 前記入力データ信号が奇数本のときに
    は、ダミー信号線を加えて偶数本とすることを特徴とす
    る請求項1〜5記載のパスパタン監視回路。
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