JP3113975B2 - ケース用止具 - Google Patents

ケース用止具

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JP3113975B2
JP3113975B2 JP09221282A JP22128297A JP3113975B2 JP 3113975 B2 JP3113975 B2 JP 3113975B2 JP 09221282 A JP09221282 A JP 09221282A JP 22128297 A JP22128297 A JP 22128297A JP 3113975 B2 JP3113975 B2 JP 3113975B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製の書類
ケース等、可撓性のシート状部材により形成されるケー
ス、鞄等(以下ケース等という。)の蓋部の開閉に使用
されるケース用止具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、可撓性のシート状部材により形成
されたケース等に使用する止具としては、図5にその断
面図を示すように、ケース等の蓋部に取付けられる係合
片(92)の一端から止具主体(94)に対して垂直に下ろした
脚に係合する為の孔(96)を設けて形成される係合脚(95)
に対し、バネ付勢するようにした係合突起(93)で前記孔
(96)を貫通係止させることにより、前記ケース等の閉蓋
を行なうケース用止具(9) 等が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した係合
脚を用いた係合手段は、ケース等の閉蓋時において、前
記係合脚を具備した係合片を止具主体に押し付ける操作
が必要となり、この操作を行なう際、ケース等が可撓性
のシート状部材を用いたものであることによって、止具
主体を固定したケース表面に撓みが生じ、係合脚が正位
置で維持できず、止具主体側の係合片が係合脚に嵌合で
きない場合が多く、また、中途半端に係合脚の環を形成
する部分を押圧する状態となることもあり、このような
不完全係合の状態に気付かずにケースを持った場合、不
用意にケースが開き、収納物を転落させるという不具合
を招来する。
【0004】本発明は、係る不具合に鑑みて成されたも
のであり、可撓性シート状部材を用いたケース等に用い
られるケース用止具であって、ケースの撓みによる不完
全係合、係合片等の嵌合の困難さを解消するとともに、
耐久性を向上させ、係合片の外れを防止し、閉蓋状態を
確実に維持できるケース用止具を提供することを解決す
べき課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、フラップ状の
蓋部を有する可撓性シート部材からなるケースに使用す
るケース用止具であって、蓋部と連通する止穴を形成す
る止穴形成部材と、ケースの主体部に、二本の係合突起
を形成した係合突起形成面に隣設してカバー摺動面を隆
起形成し、該カバー摺動面には軸穴を形成し、更に、前
記係合突起の先端には突片を形成した止具主体と、該止
具主体に対して旋回摺動すべく軸穴に枢着される回動軸
を有するカバー部とから構成され、止具主体におけるカ
バー摺動 面とカバー部の対向する面には、各々の一部に
相対する係止凹部及び係止凸部を設け、前記カバー部が
前記止具主体に対し摺動することにより、係合突起に対
して止穴形成部材を着脱自在とすべく、前記止具主体を
開放、閉塞することを特徴とするケース用止具によって
課題の解決を図るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】及び
【実施例】図1は、本発明の実施例に係るケース用止具
の組立説明図、図2から図4はいずれも実施例に係るケ
ース用止具の使用状態を示す説明図であって、図2は当
該ケース用止具の正面図、図3はケース開放時における
断面図、図4はケース閉蓋時における断面図である。
【0007】本発明の実施例に係るケース用止具は、合
成樹脂製であって、軟質合成樹脂製のケース(3) の蓋部
(31)に取付けられるハトメ金具からなる止穴形成部材
(2) と、ケース(3) の主体部(30)に取付けられる固定板
(14)及び止具主体(11)と、該止具主体(11)に穿設された
軸穴(115) に枢着されるカバー部(13)と、該カバー部(1
3)の枢着保持する弾性押圧体(12)とから構成されてい
る。
【0008】前記固定板(14)は、4個の取付用座グリ孔
(140) を形成した板状体であり、止具主体(11)は、止穴
形成部材(2) と脱着自在に係合する係合突起(110) を係
合突起形成面(119) に具備し、且つ該係合突起形成面(1
19) と隣接してカバー摺動面(118) を隆起形成し、該カ
バー摺動面(118) に、カバー部(13)の回動軸(131)を枢
支する軸穴(115) を穿設するとともに、該軸穴(115) の
周縁に、カバー部の係止手段を構成する係止凹部(114)
を放射状に形成し、裏面には軸穴(115) を中心として弾
性体収納部(113) と、前記固定板(14)の止め穴(140) に
挿入してかしめる突脚(112) とが形成されている。
【0009】また、カバー部(13)は、前記止具主体(11)
の軸穴(115) に対して、回動軸(131) が枢支され、且つ
止具主体(11)の係止凹部(114) と係合するように設けた
係止凸部(132) を具備したものとしている。
【0010】そして、弾性押圧体(12)は、ポリプロピレ
ン製であって、前記カバー摺動面(118) の裏面に形成し
た弾性体収納部(113) に収納して、図1にも示すとお
り、中央孔(121) を有する筒体(120) の一端面から連続
して傾斜するように立ち上げたバネ付勢の為の押圧片(1
22) を一体成形した構成となっている。
【0011】前記弾性押圧体(12)は、該弾性押圧体(12)
の中央孔(121) によって、カバー部(13)の回動軸(131)
を握着し、且つ前記押圧片(122) によって前記カバー摺
動面(118) の裏面をバネ付勢により押圧するものであ
る。
【0012】上記構成とした実施例に係るケース用止具
は、まずカバー部(13)の回動軸(131) をカバー摺動面(1
18) から軸穴(115) に挿入して止具主体(11)に重ね、弾
性体収納部(113) 内に突出した回動軸(131) に弾性押圧
体(12)を嵌着して3部品を結合する。
【0013】次に、軟質合成樹脂製のケース(3) の蓋部
(31)に止穴形成部材(2) を固定する一方、これに対応す
る主体部(30)の軟質合成樹脂材を前記止具主体(11)の裏
面(116) 及び予め穿設した脚挿入孔(図示せず)を設け
た軟質合成樹脂面に前記結合した止具主体(11)の突脚(1
12) を挿入して、これを固定板(14)の座グリ孔(140)か
ら突出させてカシメ固定(融着)することによって取付
けられる。
【0014】以上のようにして軟質合成樹脂製のケース
(3) に取付けられた本発明実施例の止具(1) における使
用方法は、図2、図3に示すように、カバー部(13)を回
動させ係合手段を開放状態とし、ケース(3) の蓋部(31)
に取付けられた止穴形成部材(2) の止具主体(11)の係合
突起(110) に嵌め合わせ、次いで図4に示すように、カ
バー部(13)を止具主体(11)と重なるように閉塞状態とす
ることにより使用するものである。
【0015】ここで、カバー部(13)の係止に際しては、
カバー部(13)に設けられた係止凸部(132) とバックル主
体(11)に設けられた係止凹部(114) とが係合することに
よって前記カバー部(13)を係止させ、また、回動に際し
ては、カバー部(13)の係止凸部(132) が、常に弾性押圧
体による弾性力を受けながら止具主体(11)の係止凹部(1
14) からカバー摺動面(118) に乗り上げ、該カバー摺動
面(118) を摺動しつつ回動するものとしている。
【0016】尚、本実施例においては、前記弾性押圧体
(12)の中央孔(121) の内壁面によってカバー部(13)の回
動軸(131) を押圧固定することで、前記回動軸(131) と
カバー部(13)とが一体となって回動し、この際に、カバ
ー部(13)と止具主体(11)との間に間隙が生じ、前記弾性
押圧体(12)とカバー部(13)の相互を分離する方向に力が
作用するが、弾性押圧体(12)の押圧片(122) の撓みによ
って、この力を緩和し、常に止具主体(11)とカバー部(1
3)を相互に接触させることによって、ガタツキ等を招来
させず、確実且つ滑らかな操作性を実現している。
【0017】更に、本発明実施例においてはカバー部(1
3)は360度の回動が可能であるが、止具主体(11)又は
カバー部(13)に、回動角度を規制する規制突起を設けた
り、あるいは止具主体(11)及びカバー部(13)が一定角度
回動した場合に、相互に干渉するような形状等とするこ
とによって、例えば180度だけ回動するというように
回動角度を規制することなども容易に可能である。
【0018】 また、弾性押圧体(12)も、当該実施例に示
した形状、材質に限らず行なうことは極めて容易であ
り、例えばバネ部材等を前記押圧片(122) に代えて用い
ることができるだけでなく、カバー部(13)の回動軸(13
1) に、貫通孔を設けてバネを取付たり、回動軸(131)
を切欠いて該回動軸(131) 自体にバネ機能を取付ける等
としてもよいし、或いは弾性押圧体(12)を用いずに、回
動軸(131) を、弾性を有し、且つ先端に爪を形成したピ
ン等として軸穴(115) に嵌め込むことで、カバー部(13)
を枢支することもできる。
【0019】 また、係止凹部(114) 及び係止凸部(132)
は、本発明において設けなくとも実施することは可能で
はあるが、設けることが望ましい。
【0020】更には、係止凹部(114) 及び係止凸部(13
2) の数は同数とする必要はなく、 また、止具主体(1
1)、カバー部(13)に対し、前記係止凹部(114) 及び係止
凸部(132) のいずれ側を用いてもよい。但し、係止凹部
(114) 及び係止凸部(132) の双方を用いなければならな
いのはいうまでもない。
【0021】 固定板(14)の取付手段は カシメ固定(融
着)に限らずネジ等の螺合手段等によるものであっても
よいし、縫着、溶着等によっても行なうことができるの
はもとより、前記固定板(14)を用いずに、例えばワッシ
ャ等の部材を用いること等もできる。ここで、融着等に
よれば、ネジ等の螺合手段とした場合と比べ、部品点数
の削減をも図ることができるのはいうまでもない。
【0022】 また、本発明実施例においては、止具(1)
の材質をポリプロピレンとしているが、他の熱可塑性合
成樹脂等、例えばABS樹脂等によっても行なうことが
できる。
【0023】 尚、図示省略したが、本実施例において
は、カバー部(13)に指等によって操作し易いように、前
記カバー部(13)の外面に凹凸を設け、滑り止め手段を設
けている。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、止具主体に対し摺動す
るカバー部が前記止具主体の係合手段の一端を開放、閉
塞するようにしたから、可撓性部材で形成されたケース
の主体部が閉蓋時に押圧されず、ケース等の蓋部を閉じ
る際のケースの撓みによる不完全係合、取付難さを解消
することができる。
【0025】 また、係合突起と係合片の摩耗が、止具の
止め機能とは無関係とすることによって、耐久性を向上
することができ、ひいては、老朽化に伴う使用時の係合
片の外れをも防止することができる。
【0026】 更に、カバー部を閉塞することにより、該
カバー部によって係合手段を覆い隠すことができ、外観
の向上を合わせて図ることもできる。
【0027】 また、ケース等の蓋部側の係合片を止穴形
成部材としたことで、ハトメ金具の取付のみで前記係合
片を形成することができ、極めて容易且つ低コストとす
ることができる。
【0028】 更には、止具主体の係合突起の先端に突片
を設けることにより、前記係合突起に止穴形成部材を嵌
め合わせた後、カバー部を閉塞状態とするまでの間、不
用意に前記止穴形成部材が係合突起から外れることを防
止することができる。
【0029】 上記以外にも、回動機構を有するケース用
止具にあっては、カバー部が止具主体に対して、常にバ
ネ付勢されるものとしたことから、前記カバー部の外れ
が防止されるばかりでなく、確実且つ滑らかな操作性を
実現することができる。
【0030】 また、本発明によれば、従来と比べ、容易
に構成部品の簡素化を図ることができ、カバー部の摺動
をガイド機構によって行なう場合には、弾性押圧体が不
要であることから、部品点数を更に削減できること等に
より、より低コストで当該ケース用止具を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に係るケース用止具の組立説明図
である。
【図2】本発明実施例に係るケース用止具の、一部を省
略したケースとの関係を示す正面図である。
【図3】本発明実施例に係るケース用止具の、一部省略
したケースの開放時における取付状態の断面図である。
【図4】本発明実施例に係るケース用止具の、一部省略
したケースの閉蓋時における係合状態の断面図である。
【図5】従来の止具の説明断面図である。
【符号の説明】
(1) ケース用止具 (2) 止穴形成部材 (3) ケース (9) 止具 (11) 止具主体 (12) 弾性押圧体 (13) カバー部 (14) 固定板 (30) 主体部 (31) 蓋部 (92) 係合片 (93) 係合突起 (94) 止具主体 (95) 係合脚 (96) 孔 (110) 係合突起 (111) 突片 (112) 突脚 (113) 弾性体収納部 (114) 係止凹部 (115) 軸穴 (116) 裏面 (118) カバー摺動面 (119) 係合突起形成面 (120) 筒体 (121) 中央孔 (122) 押圧片 (131) 回動軸 (132) 係止凸部 (140) 座グリ孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラップ状の蓋部(31)を有する可撓性シ
    ート部材からなるケース(3)に使用するケース用止具で
    あって、 蓋部(31)と連通する止穴を形成する止穴形成部材(2)
    と、 ケース(3) の主体部(30)に、二本の係合突起(110) を形
    成した係合突起形成面(119) に隣設してカバー摺動面(1
    18) を隆起形成し、該カバー摺動面(118) には軸穴(11
    5) を形成し、更に、前記係合突起(110) の先端には突
    片(111) を形成した止具主体(11)と、 該止具主体(11)に対して旋回摺動すべく軸穴(115) に枢
    着される回動軸(131)を有するカバー部(13)とから構成
    され、 止具主体(11)におけるカバー摺動面(118) とカバー部(1
    3)の対向する面には、各々の一部に相対する係止凹部(1
    14) 及び係止凸部(132) を設け、 前記カバー部(13)が前記止具主体(11)に対し摺動するこ
    とにより、係合突起(110) に対して止穴形成部材(2) を
    着脱自在とすべく、前記止具主体(11)を開放、閉塞する
    ことを特徴とするケース用止具。
  2. 【請求項2】 カバー部(13)に設けられた回動軸(131)
    を止具主体(11)の裏面(116) 側から握持し、且つ前記止
    具主体(11)の裏面(116) をバネ付勢により押圧する弾性
    押圧体(12)を設けたことを特徴とする請求項1記載のケ
    ース用止具。
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