JP3113938B2 - ステップを突設したブロック - Google Patents

ステップを突設したブロック

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JP3113938B2
JP3113938B2 JP09037619A JP3761997A JP3113938B2 JP 3113938 B2 JP3113938 B2 JP 3113938B2 JP 09037619 A JP09037619 A JP 09037619A JP 3761997 A JP3761997 A JP 3761997A JP 3113938 B2 JP3113938 B2 JP 3113938B2
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和三 馬渕
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜面に階段を設
ける場合に利用するステップを突設したブロックに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、法面に階段を設ける場合にはつぎ
の作業工程を実施している。即ち、図10及び図11に
示すように、 1,法面1を掘削し、生地2拵え(均し)を行い、この
上に 2,均しコンクリートを打設する。 3,両側に柱3をたてるための地覆部型枠組立てて 4,コンクリートを打設し、柱3を形成する(図1
0)。 5,これを養生して、柱3が硬化したら 6,脱型する。つぎに、 7,ステップ部4の型枠を組立て(図11) 8,コンクリートを打設し 9,養生・硬化した後 10,脱型すれば階段が完成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の作業工程は、甚
だ複雑であり、コンクリート打設後の養生のために長期
間を必要とするので、工期が長くかかるという問題があ
った。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、作業が簡単であり、工期を短縮でき
るステップを突設したブロックを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、傾斜
面に張り付けられるブロック本体と、このブロック本体
に一部分が埋込まれ、その他の部分が所定の長さ突出
し、前記ブロック本体が傾斜面に張り付けられたとき該
突出部分の上面がほぼ水平となるステップとを備えたと
ころに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、前記ステップは、自然
石から構成されているところに特徴を有する。
【0007】請求項3の発明は、前記ブロック本体は、
側面部に凹陥部が設けられているとともに、該凹陥部内
に位置してブロック本体に固着された連結部が設けられ
ているところに特徴を有する。
【0008】請求項4の発明は、前記ブロック本体は、
傾斜面の上端または下端の平坦部との間を連絡するため
の傾斜角に対応した間詰め部を有しているところに特徴
を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、請求項1〜4に係るステッ
プを突設したブロック11(以下単にブロック11と呼
ぶ)について説明する。図3〜図5において、ブロック
本体12は矩形状をなしており、側面部の2箇所にそれ
ぞれ凹陥部13が形成されている。
【0010】ステップ14は、一部分がブロック本体1
2に埋め込まれ、その他の部分が所定の長さ、ブロック
本体12の表面から突出している。このステップ14
は、階段を形成するもので、ステップ14間の間隔は階
段のピッチに相当する。そして、本実施例においては、
ブロック本体12には、3列にステップ14が取付けら
れている。このステップ14の上面がブロック本体12
の表面に対する傾斜角αは、法面の傾斜角に対して補角
の関係を有している。従って、ブロック本体12が法面
に張り付けられるとステップ14の上面は略水平状態に
なる(図3参照)。傾斜角の小なる法面に張り付ける場
合のブロック11におけるステップ14の傾斜角βは、
図6に示すように、図5に示す傾斜角の大きな斜面に取
付けられるステップ14の傾斜角αよりは大きくなる
(β>α)。
【0011】本実施例においては、ステップ14は、ブ
ロック本体12の幅に応じて、2個または3個の自然石
を幅方向に並べ、組合せて構成されている。これらの自
然石の上面は略同じ平面上に配置されている。また、ブ
ロック本体12の表面に小形の自然石15が配置されて
外観を自然の状態に合わせている。このブロック本体1
2には鉄製の補強筋16が埋め込まれており、その一部
が凹陥部13に露出して輪状の連結部17となってい
る。尚、ステップ14は、自然石に限らず図7に示すよ
うにコンクリートからなる板材または木製の板材で形成
されてもよい。
【0012】つぎに、ブロック11を利用した階段工法
について図1及び図2を参照して説明する。傾斜した法
面1を必要に応じて掘削し、生地2拵え(均し)をし
て、その上に吸出し防止マット21を敷く。次に法面1
の下端からブロック11を多数張り付ける。即ち、それ
ぞれの側面が接し、上下の位置関係は左右の端部が半分
づつずれるように配置し、しかも凹陥部13が対向する
位置に順次張り付ける。これにより、ブロック11から
突設されたステップ14は、所定のピッチで平行に並べ
られ、その上面は水平に保持されて、階段が完成する。
【0013】階段の幅が狭い場合には、図8に示すよう
に、ブロック11の両端を一致させて並べても良い。
尚、相互に接するブロック11の連結部17相互間を、
Uボルト等の連結具22(図2に一部のみ図示)により
連結固定すれば、一層強固な階段が完成される。
【0014】つぎに、傾斜面の上下の平坦部にコンクリ
ートブロック23,24を敷設する。この際、上段のブ
ロック11には、上端部にコンクリートブロック23と
の間に隙間が発生せずしかも連続した円滑な面で連絡す
るように扇形状の間詰め部25が一体に設けられ、下段
のブロック11には、下端部にコンクリートブロック2
4との間を連絡する間詰め部26が一体に設けられてい
る。コンクリートブロック23,24の表面に自然石1
5を配設すれば、ステップを突設したブロック11に連
続して石畳状の外観を保持することができる。尚、必要
に応じて凹陥部13に間詰めコンクリートを打設すれ
ば、強固な護岸工ができる。
【0015】上記実施例によれば、次の効果を奏するも
のである。 1,ステップを突設したブロック11は、工場において
多量生産できるので、コストが低減できる。 2,ステップ14を自然石で構成したので、周囲の自然
の景観に適応できる。
【0016】3,連結部17は、凹陥部13に収容され
ているので、ブロック11同士が側面を接して張り付け
ることができる。 4,連結部17は凹陥部13に露出しているので、ブロ
ック11同士の連結が極めて容易である。 5,ブロック11を張り付けるだけで階段工法が完成す
るので、工事が極めて簡単であり、しかも、短期間に完
了する。
【0017】6,現地において、コンクリート打設、養
生の工程が殆ど無いので、工事期間の短縮が可能であ
る。 7,一部の箇所が損傷した場合は、該当部分のステップ
を突設したブロック11を交換すればよいので、保守が
容易である。
【0018】尚、本発明は、法面に張り付けるばかりで
なく、一般の傾斜面例えば野球場、競技場のスタンドに
敷設することもできる。また、階段の設置に利用される
だけでなく、図9に示すように、1個のステップ14を
取付けたブロック11を傾斜面30に取付ければ、ベン
チ31にも利用できる等要旨を逸脱しない範囲で種々の
変形が可能である。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明は、傾斜面に張り付けら
れるブロック本体と、一部分が前記ブロック本体に埋込
まれ、その他の部分が所定の長さ突出し、前記ブロック
本体が傾斜面に張り付けられたとき該突出部分の上面が
ほぼ水平となるステップとを備えたので、多量生産が可
能となり、コストの低減及び工期の短縮を達成し得るい
う優れた効果を奏するものである。
【0020】請求項2の発明は、前記ステップは、自然
石から構成されているので、周囲の自然の景観に適応す
ることができるという効果を奏するものである。
【0021】請求項3の発明は、前記ブロック本体は、
側面部に凹陥部が設けられるとともに、該凹陥部内に位
置してブロック本体に固着された連結部が設けられてい
るので、ブロックを隙間なく張り付けることができ、し
かも相互に連結・固定できるという効果を奏するもので
ある。
【0022】請求項4の発明は、前記ブロック本体は、
傾斜面の上端または下端の平坦部との間を連絡するため
の傾斜角に対応した間詰め部を有しているので、従来の
ように、現場において間詰め部に間詰めコンクリートを
打設する必要がなく、工事が簡単であり、工期を短縮し
得るという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の階段の縦断側面図である。
【図2】 階段の正面図である。
【図3】 ステップを突設したブロックの正面図であ
る。
【図4】 ステップを突設したブロックの平面図であ
る。
【図5】 ステップを突設したブロックの側面図であ
る。
【図6】 異なる傾斜面に対応したステップを突設した
ブロックの正面図である。
【図7】 異なるステップを使用したステップを突設し
たブロックの正面図である。
【図8】 幅の狭い階段の正面図である。
【図9】 ステップを突設したブロックを利用したベン
チの正面図である。
【図10】 従来の工法における第1の工程を示す図で
ある。
【図11】 従来の工法における第2の工程を示すであ
る。
【符号の説明】
11 ステップを突設したブロック 12 ブロック本体 13 凹陥部 14 ステップ 16 補強筋 17 連結部 22 連結具 25 間詰め部 26 間詰め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 17/20 E02B 3/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾斜面に張り付けられるブロック本体
    と、 このブロック本体に一部分が埋込まれ、その他の部分が
    所定の長さ突出して、前記ブロック本体が傾斜面に張り
    付けられたとき該突出部分の上面がほぼ水平となるステ
    ップとを備えたことを特徴とするステップを突設したブ
    ロック。
  2. 【請求項2】 前記ステップは、自然石から構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のステップを突設し
    たブロック。
  3. 【請求項3】 前記ブロック本体は、側面部に凹陥部が
    設けられているとともに、該凹陥部内に位置してブロッ
    ク本体に固着された連結部が設けられていることを特徴
    とする請求項1または2記載のステップを突設したブロ
    ック。
  4. 【請求項4】 前記ブロック本体は、上端部または下端
    部に傾斜面の傾斜角に対応した間詰め部を有しているこ
    とを特徴とする請求項1、2または3記載のステップを
    突設したブロック。
JP09037619A 1997-02-21 1997-02-21 ステップを突設したブロック Expired - Fee Related JP3113938B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015536741A (ja) * 2012-12-18 2015-12-24 プライド マニュファクチャリング カンパニー, エルエルシー 牽引クリートおよびレセプタクル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015536741A (ja) * 2012-12-18 2015-12-24 プライド マニュファクチャリング カンパニー, エルエルシー 牽引クリートおよびレセプタクル

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