JPH11181712A - 道路用境界ブロック及び道路境界部の施工構造 - Google Patents

道路用境界ブロック及び道路境界部の施工構造

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JPH11181712A
JPH11181712A JP9350876A JP35087697A JPH11181712A JP H11181712 A JPH11181712 A JP H11181712A JP 9350876 A JP9350876 A JP 9350876A JP 35087697 A JP35087697 A JP 35087697A JP H11181712 A JPH11181712 A JP H11181712A
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JP
Japan
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block
road
apron
road boundary
coping
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JP9350876A
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Yukio Takahashi
幸雄 高橋
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Original Assignee
HAYASHIYA CONCRETE KOGYO KK
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  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路境界部をより簡単に施工でき、大型の成
形型を必要としないで、多種小量であってもより廉価で
提供することができる道路用境界ブロック、及び施工期
間をはるかに短縮できる道路境界部の施工構造を提供す
ること。 【解決手段】 車道a側に臨む正面側が車道a側へ張り
出すように設置される一定幅のコンクリート製のエプロ
ンブロック10と、前記エプロンブロック10の背面側
の縁部に沿って設置され、当該エプロンブロック10の
上面よりも上方へ突出するように成形されたコンクリー
ト製のコーピングブロック11とを、エポキシ樹脂系な
どの接着剤2により接着固定したこと。整地層7の上に
基礎ブロック4を連続的に敷設し、基礎ブロック4の上
にモルタル層40を介して道路用境界ブロック1を連続
的に敷設し、相互に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般的には道路
における歩道,車両乗り入れ部や中央分離帯その他の路
面と車道と境界部に敷設される道路用境界ブロック、及
び道路境界部の施工構造に関するものである。さらに具
体的には、車道の交差点その他における横断歩道と一般
歩道との境界部や、車道から車庫,駐車場その他の場所
に車両を乗り入れるための車両乗り入れ部と車道との境
界部のように、車道と他の路面との境界部におけるコー
ピング(冠石,傘石又は縁石)部が、他の道路境界部の
コーピング部とは形状が異なっている(コーピング部
が、低い、傾斜している、エプロン部とともに平面円弧
状になっているなど)場合に、より効率的に施工するこ
とができる道路用境界ブロック、及び道路境界部の施工
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の交差点における横断歩道部を含む
車道と一般歩道との境界部の施工構造を、図9〜図11
を参照しながら説明する。図9は、交差点における横断
歩道部を含む車道と一般歩道との境界部の施工構造の部
分平面図、図10は図9の矢印D−Dに沿う部分拡大断
面図、図11は図10の矢印E−Eに沿う部分拡大断面
図である。
【0003】図9のように、車道a側と他の路面bであ
る歩道(以下図9〜図11において、歩道には便宜上符
号bを付す)との境界部には、正面が車道a側へ張り出
し、かつ上面が車道aの面と連続するようにエプロンコ
ンクリート80が施工され、エプロンコンクリート80
の背面側に沿って、プレキャスト材であるコーピングブ
ロック81が連続的に敷設されている。車道aの交叉部
におけるエプロンコンクリート80は、図示のように部
分的に平面円弧状に曲がった形状に施工され、コーピン
グブロック81もエプロンコンクリート80の平面形状
に沿って成形されている。交叉部におけるエプロンコン
クリート80やコーピングブロック81の円弧の径は、
交差点における車道aの復員などによってそれぞれ異な
っている。車道aの横断歩道部cと歩道bとの境界部に
おいては、図10で示すように、両側部のコーピングブ
ロック81は長さ方向に沿って中央部方向へ先下がり状
に傾斜しており、中央部の複数のコーピングブロック8
1は低くなっている。傾斜しているコンーピングブロッ
ク81の傾斜角度は、横断歩道部cの広さや交差点の規
模などによって異なっている。
【0004】前述の施工構造の具体的な施工要領を、図
10及び図11を参照しながら説明する。第1の工程で
は、車道aの歩道bの境界部を必要な広さにわたって溝
状に掘削し、その部分の底部に砕石や砂利の層を敷いて
固めた所要幅の整地層7を施工する。第2の工程では、
前記整地層7の上にコーピングブロック81を敷設する
ためのベースである基礎コンクリート層8を、必要な長
さにわたり打設する。この基礎コンクリート層8を打設
する際には、必要な部分に適当な材料の図示しないコン
クリート型枠を設置する。第3工程では、前記基礎コン
クリート層8が凝固した後、前記コンクリート型枠を撤
去し、前記基礎コンクリート層8の上に薄い生モルタル
(セメントと砂を混合し水を加えて練ったもの)層82
を介してコーピングブロック81を連続的に並べて敷設
する。このとき、隣合うコーピングブロック81,81
相互の間には生モルタルにより目地詰めを行う。第4の
工程では、前記コーピングブロック81が基礎コンクリ
ート層8の上で動かないように安定した後、基礎コンク
リート層8と前記コーピングブロック81の前面側(車
道側)の整地層7の上に、所要の厚みのエプロンコンク
リート80を打設する。エプロンコンクリート80を打
設する際にも、前記基礎コンクリート層8及びコーピン
グブロック81と相対するように、図示しないコンクリ
ート型枠を設置する。第5の工程では、前記エプロンコ
ンクリート80が凝固した後、前記コンクリート型枠を
撤去し、当該エプロンコンクリート80の上面に生モル
タルを薄くこて塗りして仕上げ層80aを形成する。第
6の工程では、前記仕上げ層80aが凝固した後、車道
a側の掘削部と歩道b側の掘削部に砕石や砂利を埋め、
その上面をアスファルト層で仕上げることにより、エプ
ロンコンクリート80の仕上げ層80aの面と車道aの
面とを連続させるとともに、各コーピングブロック81
の上面と歩道bの面とを連続させる。
【0005】以上の従来技術の説明は、交差点における
横断歩道部を含む車道と一般歩道との境界部の施工構造
に関するものであるが、車道から車庫,駐車場その他の
場所に車両を乗り入れるための車両乗り入れ部と車道と
の境界部、車道におけるその他の横断歩道部と一般歩道
との境界部、及び車道とその他の路面との特殊な境界部
においてもほぼ同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の道路境
界部の施工構造によれば、第1に、基礎コンクリート層
8が凝固するまでは各コーピングブロック81を敷設す
ることができず、各コーピングブロック81が動かない
ように安定化するまではエプロンコンクリート80を打
設することができないので、工事開始から終了までには
少なくとも2週間程度の工事期間を必要とした。第2
に、前述のような道路の境界部分は他の境界部分と比較
してより短い時間的サイクルで補修を要するが、多くの
場合夜間に補修工事を行い、工事が完了するまでの期間
中も、日中は人や車両の往来に供する必要があるため、
コンクリート打設後に補修工事範囲を適当な保護具で囲
み、それらが凝固するまで当該コンクリートを保護する
必要があった。第3に、コンクリートの打設のためにコ
ンクリート型枠の取り付けや撤去などの事前,事後の付
随作業が必要であった。
【0007】前述のような課題は、例えば所定寸法のエ
プロンコンクリート80と、基礎コンクリート層8と、
前記寸法に適合するコーピングブロック81とを一体の
プレキャスト成形品とすることにより、かなりの程度解
決することができる。しかしながら、前述のように道路
の車道と他の路面との特殊な境界部分では、それらの成
形品の各部の形状や寸法ともに多種であるとともに、平
均的な規格成形品とは異なった形状の成形型を要するほ
か、異形でかつ大型の成形型を多種準備する必要がある
ため、一体にプレキャスト成形すると極めて高価なると
いう課題があった。
【0008】この発明の目的は、より簡単に施工するこ
とができるとともに、大型の成形型を必要としないで、
多品種小量であってもより廉価で提供することができる
道路用境界ブロックを提供することにある。この発明の
他の目的は、前述のような課題を解決し得る道路用境界
ブロックを使用することにより、生コンクリートや生モ
ルタルの使用を最小限に抑え、極めて短期間で施工する
ことができる道路境界部の施工構造を提供することにあ
る。この発明のさらに他の目的は、コンクリート型枠の
設置や撤去などの事前事後の作業を要しないで施工する
ことができる道路境界部の施工構造を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による道路用境
界ブロックは、前述の目的を達成するために以下のよう
に構成したものである。すなわち、請求項1に記載の道
路用境界ブロックは、車道aの側縁部に沿って敷設さ
れ、車道a側に臨む正面側が車道a側へ張り出した状態
に設置される一定幅のコンクリート製のエプロンブロッ
ク10と、前記エプロンブロック10の背面側の縁部に
沿って設置され、当該エプロンブロック10の上面より
も上方へ突出するように成形されたコンクリート製のコ
ーピングブロック11とを備え、前記エプロンブロック
10とコーピングブロック11とをエポキシ樹脂系その
他の樹脂系の接着剤2により接着固定したことを特徴と
している。
【0010】請求項2に記載の道路用境界ブロックは、
請求項1の道路用境界ブロックにおいて、前記コーピン
グブロック11の上面が、一端部から他端部の方向へ先
下がり状に傾斜していることを特徴としている。
【0011】請求項3に記載の道路用境界ブロックは、
請求項1の道路用境界ブロックにおいて、前記エプロン
ブロック10が、正面側の縁部が大円弧状を形成すると
ともに背面側の縁部が小円弧状を形成するように平面円
弧状に形成されていることを特徴としている。
【0012】請求項4に記載の道路用境界ブロックは、
請求項1〜3のいずれかに記載の道路用境界ブロックに
おいて、前記エプロンブロック10の背面側の縁部に沿
う上面には、前記コーピングブロック11の底部幅と適
合する幅の切欠状の段差部12が形成され、前記コーピ
ングブロック11の底部は前記段差部へ案内された状態
で前記エプロンブロック10へ接着固定されていること
を特徴としている。
【0013】請求項5に記載の道路用境界ブロックは、
請求項4の道路用境界ブロックにおいて、前記エプロン
ブロック10と前記コーピングブロック11は、少なく
とも長さ方向の二箇所で、前記段差部12と交叉する状
態に前記エプロンブロック10及び前記コーピングブロ
ック11へ埋め込み状に設けられた連結部材3により連
結されていることを特徴としている。
【0014】請求項6に記載の道路用境界ブロックは、
請求項5の道路用境界ブロックにおいて、前記連結部材
3は、前記エプロンブロック10と前記コーピングブロ
ック11の長さ方向の両端面部に設けられていることを
特徴としている。
【0015】請求項7に記載の道路用境界ブロックは、
請求項1〜3のいずれかに記載の道路用境界ブロックに
おいて、前記エプロンブロック10の背面側の縁部に沿
う上面又は前記コーピングブロック11の底面のうち、
いずれかの一方には溝状の凹部13が形成されるととも
に他方には前記凹部13とほぼ適合する凸部14が形成
され、前記エプロンブロック10と前記コーピングブロ
ック11は、前記凹部13へ前記凸部14が案内された
状態で接着固定されていることを特徴としている。
【0016】この発明による道路境界部の施工構造は、
前述の課題を解決するため以下のように構成したもので
ある。すなわち、請求項8に記載の道路境界部の施工構
造は、車道aと他の路面bとの境界部には、固められた
整地層7の上に前記車道aに沿ってコンクリート製の基
礎ブロック4が並べて敷設され、前記基礎ブロック4の
上には、空モルタル又は生モルタルよりなるモルタル層
40を介して、前記エプロンブロック10の正面側を車
道a側へ位置させた状態で前記請求項1〜7のいずれか
に記載の道路用境界ブロック1が並べて敷設され、隣合
う道路用境界ブロック1,1は、互いに連結されている
ことを特徴としている。
【0017】請求項9に記載の道路境界部の施工構造
は、請求項8の道路境界部の施工構造において、隣合う
基礎ブロック4,4相互は連結されていることを特徴と
している。
【0018】請求項10に記載の道路境界部の施工構造
は、請求項8又は9の道路境界部の施工構造において、
隣合う道路用境界ブロック1,1相互の接触部の少なく
とも一方の上部には、連続する目地用の切欠部15が形
成され、この切欠部15には、弾性部材,空モルタル又
は生モルタルからなる目地材6が詰められていることを
特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1〜図8を参照しながら、この
発明による道路用境界ブロックと道路境界部の施工構造
の好ましい実施形態を説明する。 第1実施形態 図1はこの発明による第1実施形態の道路用境界ブロッ
クと、第1実施形態の道路用境界ブロックを使用した実
施形態の道路境界部の施工構造を示す部分斜視図、図2
は図1の施工構造の部分拡大断面図である。
【0020】道路用境界ブロック1は、車道a側に臨む
正面側が車道a側へ張り出すように設置される一定幅の
コンクリート製のエプロンブロック10と、前記エプロ
ンブロック10の背面側(歩道b側)の縁部に沿って設
置され、かつ、当該エプロンブロック10の上面よりも
上方へ突出するように成形されたコンクリート製のコー
ピングブロック11とから構成され、前記エプロンブロ
ック10とコーピングブロック11とは、樹脂系の接着
剤2により接着固定されている。この実施形態におい
て、エプロンブロック10とコーピングブロック11、
及びそれらを接着固定した道路用境界ブロック1は、と
もにプレキャスト部材であり、図1における左右方向の
長さは600〜1200mm程度である。
【0021】この実施形態の各道路用境界ブロック1で
は、エプロンブロック10は上面が背面側より正面側へ
先上がり状にやや傾斜しており、エプロンブロック10
の背面側の縁部に沿う上面には、コーピングブロック1
1の底部幅と適合する幅の切欠状に窪んだ段差部12が
形成されている。コーピングブロック11の底部は、前
記段差部12へ案内させた状態で前記エプロンブロック
10へ接着固定されている。各道路用境界ブロック1の
長さ方向の一端部の上縁部には、コーピングブロック1
1からエプロンブロック10へ連続するように目地用の
切欠状部15が形成されている。各エプロンブロック1
0の正面側と背面側には、それぞれの長さ方向の両端部
に、同形同寸法の方形の連結用の凹部5aが形成され、
各連結用の凹部5aには内底部へ露出するように、金属
製又は高密度ポリエチレン製の袋ナット5bが埋め込み
状に固定されている。
【0022】各道路用境界ブロック1の製造要領 図示のような構成で各同寸法の多数のエプロンブロック
10を、内部に図示しない鉄筋を配筋した状態で、それ
ぞれ共通の成形型を用いて製造する。また、上面が一方
の端部から他方の端部へ先下がり状に傾斜した図1の左
右(但し右側のものは図示されていない)四種のコーピ
ンブロック11と、高さの低い同形状同寸法の複数のコ
ーピンブロック11とをそれぞれの成形型を用いて製造
する。このとき、高さの比較的高いコーピンブロック1
1には、内部に図示しない鉄筋を配筋することができ
る。次いで、養生期間が経過したそれぞれのエプロンブ
ロック10の段差部12へ、接着剤2を所定の厚みに塗
布し、養生期間が経過した各コーピングブロック11の
底部を前記段差部12へ重ね、各エプロンブロック10
とそれぞれのコーピングブロック11とを接着する。接
着剤2には、接着力の大きい樹脂系の接着剤、例えばエ
ポキシ樹脂系の接着剤や、クロロプレンゴム系溶剤形の
接着剤を使用するのが好ましい。エプロンブロック10
とコーピングブロック11とを接着した道路用境界ブロ
ック1は、衝撃を与えない状態で8時間程度保管する。
この保管により、両ブロック10,11の接着部の耐衝
撃力,曲げ強度は3倍以上に強化され、両ブロックは強
固に一体化するので、その道路用境界ブロック1は出荷
可能状態になる。
【0023】道路境界部の施工要領 前記道路用境界ブロック1を使用した道路境界部の施工
要領を以下説明する。以下説明する道路境界部の施工要
領は、車道a上の横断歩道部と歩道bとの境界部におけ
る施工構造に関するものであるが、他の道路境界部につ
いてもほぼ同様である。第1の工程では、車道aの歩道
bの境界部を必要な広さにわたって溝状に掘削し、その
部分の底部に砕石や砂利の層を敷いて固めた所要幅の整
地層7を施工する。
【0024】第2の工程では、整地層7の上に基礎ブロ
ック4を連続的(密)に並べてを敷設する。基礎ブロッ
ク4は、プレキャスト成形部材であって、道路用境界ブ
ロック1の幅(この実施形態ではエプロンブロック10
の幅)とほぼ同じ幅で、道路用境界ブロック1の長さよ
りも長い平板状に成形されており、その内部には必要に
応じて図示しない鉄筋が配筋される。各基礎ブロック4
の正面側及び背面側の両端部には、道路用境界ブロック
1の連結用の凹部5aとほぼ同様な連結用の凹部が形成
され、その凹部には前記袋ナット5bと同様な袋ナット
が埋め込み状に設けられている。したがって、整地層7
の上面に基礎ブロック4を密に並べる際、隣合う基礎ブ
ロック4の前記連結用の凹部内に連結プレート5を案内
し、ボルト50を前記袋ナットへねじ締めて基礎ブロッ
ク4,4相互を連結する。前記整地層7の上面に基礎ブ
ロック4を敷設する際に、整地層7の上面と基礎ブロッ
ク4の底面との不陸(凹凸)により、基礎ブロック4が
がたつくような場合には、整地層7の上面に薄く空モル
タル(砂とセメントとを所定の割合で混合して練り合わ
せないモルタル)敷き、その上に基礎ブロック4を敷設
する。このように施工するこにより、前記空モルタル層
で前記不陸を吸収させるとともに、基礎ブロック4の据
わりを安定させる。なを、前記空モルタル層は、施工後
経時的に水分ないし湿気を吸収して凝固する。
【0025】第3の工程では、前述のように連続的に敷
設された基礎ブロック4の上面に、適当な厚みに敷かれ
た空モルタルからなるモルタル層40を介して、エプロ
ンブロック10の正面側を車道a側へ位置させた状態
で、図1のような状態に前記実施形態の各道路用境界ブ
ロック1を連続的に敷設する。モルタル層40は、施工
後水分ないし湿気を吸収して経時的に凝固する。道路用
境界ブロック1を敷設する際には、隣合う道路用境界ブ
ロック1,1相互の連結用の凹部5a内に連結プレート
5を案内し、ボルト50を前記袋ナット5bへねじ締め
て境界ブロック1,1相互を連結する。また、各境界ブ
ロック1相互の接触部の前記目地用の切欠状部15に
は、生モルタル(所定の割合の砂とセメントとに水を加
えて練り合わせたもの)からなる目地材6を詰める。前
記目地材6は、生モルタルに代えて弾性を有する発砲樹
脂や空モルタルを使用することができる。
【0026】第4の工程では、車道a側の掘削部と歩道
b側の掘削部に砕石や砂利を埋め、その上面をアスファ
ルト層で仕上げ、エプロンブロック10の上面と車道a
の面とを連続させるとともに、各コーピングブロック1
1の上面と歩道bの面とを連続させ、施工領域の整地を
行う。この第4の工程での整地の終了により、道路境界
部の施工はすべて完了する。
【0027】第1実施形態の道路用境界ブロックの効果 第1実施形態の道路用境界ブロック1によれば、第1
に、それを使用することによって前述のように道路境界
部をより簡単に施工することができる。第2に、各別に
成形されたエプロンブロック10とコーピングブロック
11とを樹脂系の接着剤2により強固に接着固定したの
で、大型の成形型を必要とせず、多種小量生産であって
もはるかに低コストで提供することができる。第3に、
工場で製造されて現場作業によって一体化されるもので
はないため、道路管理者の設計に沿った品質管理を徹底
して行うことができる。第4に、エプロンブロック10
の背面側の縁部に沿う上面には、前記コーピングブロッ
ク11の底部幅と適合する幅の切欠状の段差部12が形
成され、前記コーピングブロック11の底部は前記段差
部へ案内された状態で前記エプロンブロック10へ接着
固定されているので、接着のためのエプロンブロック1
0とコーピングブロック11との重ね合わせを正確かつ
容易に行うことができる。
【0028】前記実施形態の道路境界部の施工構造の効
果 前記実施形態の道路境界部の施工構造によれば、第1
に、生コンクリートの打設を必要とせず、各工程間に待
ち時間がほとんどないため、極めて短時間で施工するこ
とができる。すなわち、例えば夜間の施工作業により明
け方までには工事を完了して通行可能状態にすることが
できる。第2に、生コンクリートの打設作業に伴う型枠
の設置,撤去や、その養生のための保護具の設置,撤去
などの作業を必要としないため、より低コストで施工す
ることができる。第3に、隣合う基礎ブロック4,4相
互や隣合う境界ブロック1,1相互は並べて敷設しなが
ら互いに連結することにより、既に敷設したブロック
4,1の動きが抑制され、要領よくかつより円滑に施工
することができる。第4に、基礎ブロック4の上にモル
タル層40を介して道路用境界ブロック1を連続的に敷
設するので、道路用境界ブロック1の底面の不陸が吸収
され、施工当初より境界ブロック1の据わりが極めて安
定する。第5に、エプロンブロック10は、従来のエプ
ロンコンクリート80と異なり、予め向上で天地逆にし
て成形することにより、表面に微細な粒子のセメント層
が現れ、仕上げ層がなくても表面が極めて滑らかな仕上
がり面になる。
【0029】第2実施形態 図3はこの発明による第2実施形態の道路用境界ブロッ
クの施工状態の部分断面図である。この実施形態の道路
用境界ブロック1のエプロンブロック10とコーピング
ブロック11とは、それらの長さ方向の両端部近傍にお
いて、図示のように、エプロンブロック10とコーピン
グブロック11との接着部であるエプロンブロック10
の段差部12と交叉する状態に、前記エプロンブロック
10とコーピングブロック11とに埋め込み状に設けら
れた軸状の連結部材3によって連結されている。この実
施形態において、コーピングブロック11には上面より
底面へ貫通孔32が形成されており、他方、エプロンブ
ロック10には前記貫通孔32と連通するように座ぐり
状の穴31が形成されている。そして、前記段差部12
の上面へ接着材2を介してコーピングブロック11の底
面を重ねた後、図示のように連通する前記貫通孔32と
前記座ぐり状の穴31へ小径(外径10〜20mm)な金
属棒又は硬質の樹脂棒よりなる連結部材3を落とし込
み、連結部材3の周囲にエポキシ樹脂系その他の接着剤
20を充填し、その上部へ生モルタル30を充填して埋
めたものである。この実施形態の道路用境界ブロック1
も、工場であらかじめ製造される。
【0030】第2実施形態の道路用境界ブロック1は、
これらを使用して、図3のように前記実施形態の道路境
界部の施工構造と同様な要領で道路境界部を施工した場
合、コーピングブロック11へ車道a側から歩道側bに
向けて繰り返し大きな外力が加わっても、前記連結部材
3の作用により、前記コーピングブロック11がエプロ
ンブロック10に対して水平方向へずれ動くのを防止す
ることができる。第2実施形態の道路用境界ブロック1
と、当該境界ブロック1を使用した道路境界部の施工構
造のその他の構成や作用,効果は、前記第1実施形態の
場合とほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0031】第3実施形態 図4は、この発明による第3実施形態の道路用境界ブロ
ックの部分斜視図である。この実施形態の道路用境界ブ
ロック1は、エプロンブロック10の背面側上面に形成
された段差部12へ、コーピングブロック11の底面を
エポキシ樹脂系の接着材2を介して重ね、両ブロック1
0,11を接着固定している。エプロンブロック10と
コーピングブロック11の長さ方向の端面部には、前記
段差部12と交叉するように連結部材埋め込み用の溝部
33,34がそれぞれ連続するようにあらかじめ形成さ
れている。エプロンブロック10とコーピングブロック
11との接着後、前記溝部33,34へエポキシ樹脂系
の接着剤を塗布ないし注入し、当該溝部33,34へ外
径10〜15mm程度の金属製又は硬質樹脂製の軸状の連
結部材3を埋め込み、エプロンブロック10に対して、
コーピングブロック11が水平方向へずれるのを防止し
ている。この実施形態では、前記溝部33,34へ連結
部材3を埋め込むために接着剤を使用したが、例えば生
モルタルによって溝部33,34へ連結部材3を埋め込
んでも実施することができる。この実施形態の道路用境
界ブロック1は、前記各実施形態における道路境界部の
施工構造と同様に施工した場合、コーピングブロック1
1へ歩道方向に大きな外力が加わっても、コーピングブ
ロック11がエプロンブロック10に対して歩道の方法
へずれるのを防止することができる。この実施形態の道
路用境界ブロック1は、連結部材3の取付部である溝部
33,34が両ブロック10,11の長さ方向の両端面
部に形成されているので、連結部材の埋め込みが非常に
容易である。第3実施形態の道路用境界ブロック1と、
当該境界ブロック1を使用した道路境界部の施工構造の
その他の構成や作用,効果は、前記第1実施形態の場合
とほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0032】連結部材の変形例 図5の(A),(B),(C)の各図は、第3実施形態
の道路用境界ブロック1に使用される連結部材3の変形
例をそれぞれ示す斜視図である。(A)図は連結部材3
を断面四角形に形成したものである。(B)図は連結部
材3の両端部に蟻状の拡大部3aを形成したものであ
り、図4のエプロンブロック10とコーピングブロック
11の端部の溝部33,34を、(B)図の連結部材3
とほぼ適合するように形成し、この連結部材3を当該溝
部33,34へ埋め込むように構成したものである。
(B)図の例では、大きな外力が加わっても、エプロン
ブロック10とコーピングブロック11とが水平方向へ
ずれたり、あるいは垂直方向へ離れたりするのを防止す
ることができる。(C)図の連結部材3は、連結部材3
を軸状に形成し、その両端部の拡大部3aを鍔状に形成
したものである。(C)図の変形例の連結部材3の作用
効果は、(B)図の連結部材3とほぼ同様である。
【0033】第4実施形態 図6は、この発明による第4実施形態の道路用境界ブロ
ックの端面図である。この実施形態の道路用境界ブロッ
ク1では、エプロンブロック10の背面側の縁部に沿う
上面には溝状の凹部13を、コーピングブロック11の
底面には前記凹部13とほぼ適合する凸部14をそれぞ
れあらかじめ形成している。そして、エプロンブロック
10とコーピングブロック11は、前記凹部13へ前記
凸部14が案内された状態で接着剤2により互いに接着
固定されている。このように構成したことにより、この
境界ブロック1を使用して道路境界部を図1の状態に施
工した場合、前記コーピングブロック11に対して歩道
方向へ大きな外力が加わっても、当該コーピングブロッ
ク11が歩道側方向へずれるのを防止することができ
る。前記溝状の凹部13をコーピングブロック11の底
面に形成するとともに、前記凸部14をエプロンブロッ
ク10の背面側に沿う縁部の上面に形成し、当該凹部1
3と凸部14とを噛み合わせ状態に接着しても実施する
ことができる。第4実施形態の道路用境界ブロック1
と、当該境界ブロック1を使用した道路境界部の施工構
造のその他の構成や作用,効果は、前記第1実施形態の
場合とほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0034】第5実施形態 図7はこの発明による第5実施形態の道路用境界ブロッ
クの平面図、図8は図7の道路境界ブロックの側面図で
ある。この実施形態の道路境界ブロック1は、エプロン
ブロック10及びコーピングブロック11が平面円弧状
に形成され、エプロンブロック10の小円弧部側の上面
に段差部12が形成され、この段差部12へコーピング
ブロック11の底部が案内された状態で接着剤2により
接着固定されている。この道路用境界ブロック1は、交
叉点(四差路)における車道と歩道との境界部へ敷設す
るのに適している。第5実施形態の道路用境界ブロック
1と、当該境界ブロック1を使用した道路境界部の施工
構造のその他の構成や作用,効果は、前記第1実施形態
の場合とほぼ同様であるのでそれらの説明は省略する。
【0035】その他の実施形態 第5実施形態の境界ブロック1において、コーピングブ
ロック11はその全長にわたり高さが同じであるが、こ
のコーピングブロック11は一端から他端方向へ傾斜さ
せることができる。また、スクランブル構造の交差点に
おける道路境界部へ敷設される境界ブロック1では、コ
ーピングブロック11の高さを低く形成する。第5実施
形態の道路用境界ブロックにおいても、エプロンブロッ
ク10とコーピングブロック11とを、図3,図4及び
図5のような連結部材3で連結することができる。ま
た、エプロンブロック10とコーピングブロック11と
のいずれか一方に、図6のような凹部13を形成すると
ともに他方に凸部14を形成し、当該凹部13と凸部1
4とを噛み合わせ状態に接着することもできる。
【0036】前記実施形態(但し第5実施形態を除く)
において、コーピングブロック11の車道側に面する正
面と他の路面側に面する背面とを垂直に形成し、あるい
は、正面と背面が同じ勾配の急傾斜面に形成することが
できる。このようにコーピングブロック11の背面側と
正面側の形状や寸法を同じに形成することにより、コー
ピングブロック11をエプロンブロック10と接着する
場合に、当該コーピングブロック11の背面と正面とを
選ばないで接着することができ、かつ、コーピングブロ
ック11の成形型の種類がより少なくて済むようにな
る。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に係る道路用境界
ブロックによれば、第1に、車道a側に臨む正面側の縁
部の上面が車道aの路面とほぼ連続するように設置され
る一定幅のコンクリート製のエプロンブロック10と、
前記エプロンブロック10の背面側の縁部に沿って設置
され、当該エプロンブロック10の上面よりも上方へ突
出するように成形されたコンクリート製のコーピングブ
ロック11とを、エポキシ樹脂系その他の樹脂系の接着
剤2により接着固定したので、これを使用することによ
り、道路境界部をより簡単に施工することができる。第
2に、各別に成形されたエプロンブロック10とコーピ
ングブロック11とを樹脂系の接着剤2により強固に接
着固定したので、大型の成形型を必要とせず、多種小量
生産であってもはるかに低コストで提供することができ
る。第3に、工場で製造されて現場作業によって一体化
されるものではないため、道路管理者の設計に沿った品
質管理を徹底して行うことができる。
【0038】請求項2に記載の発明に係る道路用境界ブ
ロックによれば、前記コーピングブロック11の上面
は、一端部から他端部の方向へ先下がり状に傾斜してい
るので、例えば車道上の横断歩道部と歩道との境界部、
及び車道から車庫や駐車場への車両の乗り入れ部におけ
る境界部の一部へ施工するのに適している。
【0039】請求項3に記載の発明に係る道路用境界ブ
ロックによれば、エプロンブロック10の正面側が平面
大円弧状を形成するとともに、背面側が平面円弧状を形
成するように形成されているので、交叉点における車道
と歩道との境界部の一部へ施工するのに適している。
【0040】請求項4に記載の発明に係る道路用境界ブ
ロックによれば、エプロンブロック10の背面側の縁部
に沿う上面には、コーピングブロック11の底部幅と適
合する幅の切欠状の段差部12が形成され、前記コーピ
ングブロック11の底部は前記段差部へ案内された状態
で前記エプロンブロック10へ接着固定されているの
で、エプロンブロック10とコーピングブロック11と
を接着固定するとき、前記段差部が両ブロック10,1
1の重ね合わせのガイドになり、境界ブロックの製造が
より容易になる。
【0041】請求項5に記載の発明に係る道路用境界ブ
ロックによれば、エプロンブロック10とコーピングブ
ロック11は、少なくとも長さ方向の二箇所において、
前記段差部12と交叉する状態に前記エプロンブロック
10及び前記コーピングブロック11へ埋め込み状に設
けられた連結部材3により連結されているので、道路境
界部の施工後において、コーピングブロック11がエプ
ロンブロック10に対して水平方向へずれるのを防止す
ることができる。
【0042】請求項6に記載の発明に係る道路用境界ブ
ロックによれば、前記連結部材3は、前記エプロンブロ
ック10と前記コーピングブロック11の長さ方向の両
端面部に設けられているので、コーピングブロック11
へ水平方向大きな外力が加わった場合でも、その水平方
向へのずれを防止することができるほか、連結部材3を
エプロンブロック10とコーピングブロック11へ埋め
込み状に取り付けるのが非常に容易であるあ。
【0043】請求項7に記載の発明に係る道路用境界ブ
ロックによれば、エプロンブロック10の背面側の縁部
に沿う上面又は前記コーピングブロック11の底面のう
ち、いずれかの一方には溝状の凹部13が形成されると
ともに他方には前記凹部13とほぼ適合する凸部14が
形成され、前記エプロンブロック10と前記コーピング
ブロック11は、前記凹部13へ前記凸部14が案内さ
れた状態で接着固定されているので、施工状態におい
て、コーピングブロック11へ車道側から大きな外力が
加わっても、当該コーピングブロック11のずれを有効
に防止することができる。また、前記凹部13と凸部1
4は、エプロンブロック10とコーピングブロック11
とを接着するときの重ね合わせのガイドになるので、両
ブロック10,11の接着作業が非常に容易になる。
【0044】請求項8に記載の発明による道路境界部の
施工構造によれば、第1に、生コンクリートの打設を必
要とせず、各工程間に待ち時間がほとんどないため、極
めて短時間で施工することができる。すなわち、例えば
夜間の施工作業により明け方までには工事を完了して通
行可能状態にすることができる。第2に、生コンクリー
トの打設作業に伴う型枠の設置,撤去や、その養生のた
めの保護具の設置,撤去などの作業を必要としないた
め、より低コストで施工することができる。第3に、隣
合う道路用境界ブロック1,1相互は並べて敷設しなが
ら互いに連結されるので、既に敷設したブロック1の動
きが抑制され、要領よくかつより円滑に施工することが
できる。第4に、基礎ブロック4の上にモルタル層40
を介して道路用境界ブロック1を連続的に敷設するの
で、道路用境界ブロック1の底面の不陸が吸収され、施
工当初より境界ブロック1の据わりが極めて安定する。
第5に、エプロンブロック10は、従来のエプロンコン
クリート80と異なり、予め向上で天地逆にして成形す
ることにより、表面に微細な粒子のセメント層が現れ、
仕上げ層がなくても表面が極めて滑らかな仕上がり面に
なる。
【0045】請求項9に記載の発明による道路境界部の
施工構造によれば、隣合う基礎ブロック4,4相互は並
べて敷設しながら互いに連結されるので、既に敷設した
基礎ブロック4の動きが抑制され、要領よくかつより円
滑に施工することができる。
【0046】請求項10に記載の発明による道路境界部
の施工構造によれば、隣合う道路用境界ブロック1,1
相互の接触部の少なくとも一方の上部には、連続する目
地用の切欠部15が形成され、この切欠部15には、弾
性部材,空モルタル又は生モルタルからなる目地材6が
詰められているので、道路用境界ブロック1相互を隙間
なくかつ外観上体裁よく敷設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による第1実施形態の道路用境界ブロ
ックと、その道路用境界ブロックを使用した実施形態の
道路境界部の施工構造を示す部分斜視図である。
【図2】図1の施工構造の部分拡大断面図である。
【図3】この発明による第2実施形態の道路用境界ブロ
ックの施工状態の部分断面図である。
【図4】この発明による第3実施形態の道路用境界ブロ
ックの部分斜視図である。
【図5】(A),(B),(C)の各図は、第3実施形
態の道路用境界ブロックに使用される連結部材3の変形
例をそれぞれ示す斜視図である。
【図6】この発明による第4実施形態の道路用境界ブロ
ックの端面図である。
【図7】この発明による第5実施形態の道路用境界ブロ
ックの平面図である。
【図8】図7の道路境界ブロックの側面図である。
【図9】交差点における横断歩道部を含む車道と一般歩
道との境界部の従来の施工構造を示す部分平面図であ
る。
【図10】図9の矢印D−Dに沿う部分拡大断面図であ
る。
【図11】図10の矢印E−Eに沿う部分拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
a 車道 b その他の路面(歩道) c 横断歩道部 1 道路用境界ブロック 10 エプロンブロック 11 コーピングブロック 12 段差部 13 溝状の凹部 14 凸部 15 目地用の切欠部 2,20 樹脂系の接着剤 3 連結部材 30 生モルタル 31 穴 32 貫通孔 33,34 溝部 3a 拡大部 4 基礎ブロック 40 モルタル層 5 連結板 50 ボルト 5a 連結用の凹部 5b 袋ナット 6 目地材 7 整地層 8 基礎コンクリート層 80 エプロンコンクリート 80a 仕上げ層 81 コーピングブロック 82 生モルタル層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車道aの側縁部に沿って敷設され、車道
    a側に臨む正面側が車道a側へ張り出した状態に設置さ
    れる一定幅のコンクリート製のエプロンブロック10
    と、 前記エプロンブロック10の背面側のに沿って設置さ
    れ、当該エプロンブロック10の上面よりも上方へ突出
    するように成形されたコンクリート製のコーピングブロ
    ック11とを備え、 前記エプロンブロック10とコーピングブロック11と
    をエポキシ樹脂系その他の樹脂系の接着剤2により接着
    固定したことを特徴とする、 道路用境界ブロック。
  2. 【請求項2】 前記コーピングブロック11の上面は、
    一端部から他端部の方向へ先下がり状に傾斜しているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の道路用境界ブロッ
    ク。
  3. 【請求項3】 前記エプロンブロック10は、正面側の
    縁部が大円弧状を形成するとともに背面側の縁部が小円
    弧状を形成するように平面円弧状に形成されていること
    を特徴とする、請求項は1に記載の道路用境界ブロッ
    ク。
  4. 【請求項4】 前記エプロンブロック10の背面側の縁
    部に沿う上面には、前記コーピングブロック11の底部
    幅と適合する幅の切欠状の段差部12が形成され、前記
    コーピングブロック11の底部は前記段差部へ案内され
    た状態で前記エプロンブロック10へ接着固定されてい
    ることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の
    道路用境界ブロック。
  5. 【請求項5】 前記エプロンブロック10と前記コーピ
    ングブロック11は、少なくとも長さ方向の二箇所にお
    いて、前記段差部12と交叉する状態に前記エプロンブ
    ロック10及び前記コーピングブロック11へ埋め込み
    状に設けられた連結部材3により連結されていることを
    特徴とする、請求項4に記載の道路用境界ブロック。
  6. 【請求項6】 前記連結部材3は、前記エプロンブロッ
    ク10と前記コーピングブロック11の長さ方向の両端
    面部に設けられている、請求項5に記載の道路用縁石ブ
    ロック。
  7. 【請求項7】 前記エプロンブロック10の背面側の縁
    部に沿う上面又は前記コーピングブロック11の底面の
    うち、いずれかの一方には溝状の凹部13が形成される
    とともに他方には前記凹部13とほぼ適合する凸部14
    が形成され、前記エプロンブロック10と前記コーピン
    グブロック11は、前記凹部13へ前記凸部14が案内
    された状態で接着固定されていることを特徴とする、請
    求項1〜3のいずれかに記載の道路用境界ブロック。
  8. 【請求項8】 車道aと他の路面bとの境界部には、固
    められた整地層7の上に前記車道aに沿ってコンクリー
    ト製の基礎ブロック4が並べて敷設され、前記基礎ブロ
    ック4の上には、空モルタル又は生モルタルよりなるモ
    ルタル層40を介して、前記エプロンブロック10の正
    面側を車道a側へ位置させた状態で前記請求項1〜7の
    いずれかに記載の道路用境界ブロック1が並べて敷設さ
    れ、隣合う道路用境界ブロック1,1相互は連結されて
    いることを特徴とする、道路境界部の施工構造。
  9. 【請求項9】 隣合う基礎ブロック4,4相互は連結さ
    れていることを特徴とする、請求項8に記載の道路境界
    部の施工構造。
  10. 【請求項10】 隣合う道路用境界ブロック1,1相互
    の接触部の少なくとも一方の上部には、連続する目地用
    の切欠部15が形成され、この切欠部15には、弾性部
    材,空モルタル又は生モルタルからなる目地材6が詰め
    られていることを特徴とする、請求項8又は9に記載の
    道路境界部の施工構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002212908A (ja) * 2001-01-17 2002-07-31 Yamagata Shinko Kk 歩車道境界用エプロンブロック
JP2010281139A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Maxstone Kk バラスト道床における保線作業員歩行用の側道構造
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CN111535110A (zh) * 2020-04-27 2020-08-14 台州市市政基础设施开发集团有限公司 一种道路及其施工方法
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