JP2606860B2 - 基礎及び土間コンクリートの一体成形打設工法 - Google Patents

基礎及び土間コンクリートの一体成形打設工法

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JP2606860B2 JP31651187A JP31651187A JP2606860B2 JP 2606860 B2 JP2606860 B2 JP 2606860B2 JP 31651187 A JP31651187 A JP 31651187A JP 31651187 A JP31651187 A JP 31651187A JP 2606860 B2 JP2606860 B2 JP 2606860B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は基礎用コンクリートと土間コンクリートと
を一体として成形するコンクリート打設工法に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、布基礎等とこの布基礎等と接続した玄関、ポー
チ、浴室、テラスなどの土間のコンクリートを打設する
には、先ず布基礎等の型枠を配設し、この型枠内にコン
クリートを打設し、所要期間にわたって養生し打設した
コンクリートが硬化し容易に損傷を受けない強度に達し
た後に型枠等を解体し、しかる後に改めて土間コンクリ
ート打設用の型を組み、土間用のコンクリートを打設
し、この土間コンクリートの養生期間の経過後に土間用
の型枠を解体する方法が採られている。
また、コンクリート打継ぎ工法としては、特開昭61−
122372号公報に開示されたものが知られている。この技
術は、既設コンクリートに打継いで新設コンクリートを
打設する際に、打設部分には金網の堰板を使用してコン
クリートを打設するが、最初、この金網の一方側にはコ
ンクリートを打設せずにこの金網の他方側にコンクリー
トを打設してこのコンクリートを金網の網目より金網の
一方側に流出させ、コンクリートの表面を粗面とし、そ
の後金網の一方側にコンクリートを後打して打継ぎし、
後打ちコンクリートの付着を良好にし、脱型を不要とす
るとともに、型枠の組立てを容易にする技術である。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記土間のコンクリートを打設する従来の
方法においては基礎用の型枠及び支保工等の仮設材の組
み立て、基礎コンクリートの打設及びその養生期間、型
枠や支保工等の仮設材の解体、更に再度の現場来場によ
る土間コンクリートの型組み、コンクリート打設、コン
クリート養生期間、型組み解体などと基礎と土間と個別
に施工が行なわれるため施工作業や養生期間等が何重に
も重なり工期の長期化を招き、かねてから問題となって
いた。また、前述した、金網を使用するコンクリートの
従来の打継ぎ方法においては、打継面が粗面となって後
打コンクリートの固着が強固とはなるが、基礎と土間の
コンクリートを同時に打設する方法の開示がなく、依然
として土間のコンクリートを打設する前記従来の方法に
おける問題点を解決するには至らなかった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、基礎と
この基礎に接続する土間のコンクリート打設を同時に行
えるようにし二重の施工作業等を省き工期を短縮できる
基礎と土間との一体成形コンクリート打設工法を提供す
るものである。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る基礎及び土間コンクリートの一体成形
打設工法は、基礎と土間との接続部分に、上部の型枠パ
ネルと、この型枠パネルの下部の土間部分に位置する埋
め殺し用の網状パネルを設けたラス型枠パネルとを配置
し、基礎部分及び土間部分に夫々基礎コンクリート及び
土間コンクリートを打設し、基礎コンクリートと土間コ
ンクリートとを一体として成形する構成としたものであ
る。
[実施例] 以下この発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。第1図は基礎とこの基礎に接続する土間のコン
クリートを打設した状態を示す断面図、第2図は基礎部
分と土間部分の接続部に配置される型枠パネルの側面図
である。先ず根切り溝の底部に割りぐり地業を行いその
上部に形成されたフーチング1の上に布基礎2を構築す
る。
この布基礎2を構築するには、先ず前記フーチング1
の上部に型枠パネル3、4を配設し、パイプサポート5
等の支保工を配設する。
ここで、前記型枠パネル3、4について説明すると、
土間となる部分の反対側の型枠パネル3は通常の鋼板か
らなるものである。
一方、土間側の型枠パネル4には通常の鋼板からなる
鋼板型枠パネル6と土間A部分の幅に対応して形成され
た土間部型枠パネル7とからなっている。
前記土間部型枠パネル7は上半部分を構成する通常の
鋼板からなる鋼板型枠パネル7aとこの鋼板型枠パネル7a
の下方に配置され土間部分の型の一部をなすラス型枠パ
ネル7bとから形成されている。
前記ラス型枠パネル7bは基礎コンクリートと土間コン
クリートとの間に埋め殺しにされるもので、その幅及び
高さは土間A部分の幅寸法及び高さ寸法と略同一に形成
されるとともに第3図に示すように中桟8aを設けたフレ
ーム8内にラス網9を取り付けて形成されている。
上記のように構成された型枠パネル3、4間に鉄筋を
配置するとともに土間A部分ら地業が行なわれた上部に
土間用の型を組み、布基礎部分と土間A部分に夫々基礎
用コンクリート及び土間用コンクリートを打設する。そ
して土間A部分のコンクリートはその上面が上記鋼板型
枠パネル7aとラス型枠パネル7bとの接続線の高さ位置に
なるように打設する。
上記のようにして打設した基礎用コンクリート及び土
間用コンクリートの養生期間が過ぎてから布基礎部分の
型枠パネル3、サポートパイプ5、土間部型枠パネル7
の鋼板型枠パネル7a、土間部分の型並びに支保工等を解
体する。この場合、ラス型枠パネル7bはそのままで埋め
殺しにする。
上記実施例の打設工法によると布基礎部分の型枠と土
間A部分の型組み等を同時に行えるとともに布基礎部分
のコンクリートと土間A部分のコンクリートを同時に打
設でき、しかも布基礎と土間A部分のコンクリートの養
生期間が一致するので布基礎部分の型枠や土間の型の解
体時期も一致し同時に行える。
従って、型枠組み等や解体等の作業が一回ですむとと
もに従来のように基礎部分のコンクリートの養生期間を
待つ必要がないので工期も大幅に短縮される。
また、布基礎部分と土間A部分のコンクリートの間に
ラス型枠パネル7bが埋め殺しになっているが、ラス部分
が網状になっているため両部分のコンクリートは網目を
通じて互いに一体となって形成されている。しかも、両
コンクリート部分は同時に打設されているため、コンク
リートの打ち継ぎがなく一体成形されており、従来の養
生期間をはさんで打設した場合に比較して強度、耐久性
等共に向上する。
なお、上記実施例では布基礎部分と土間A部分のコン
クリートを同時に打設するようにしたが、短時間であれ
ば打設時が少々ずれても構わない。
また、この打設工法はい基礎だけでなく独立基礎や複
合基礎などと土間とが接続している場合にも勿論適用で
きるものである。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明に係る基礎及び土間コン
クリートの一体成形打設工法によると、基礎と土間との
接続部分に、上部の型枠パネルと、この型枠パネルの下
部の土間部分に位置する埋め殺し用の網状パネルを設け
たラス型枠パネルとを配置し、基礎部分及び土間部分に
夫々基礎コンクリート及び土間コンクリートを打設する
ようにしたので、基礎用の型枠、土間用の型などと個別
に型枠組み等を同時に行えるとともに、基礎コンクリー
トなどの養生期間がなくなるため工期が大幅に短縮され
る。
また、基礎と土間との接続部分に網状パネルを設けた
型枠パネルを配置しても網目を通じて両部分のコンクリ
ートは一体成形され、しかも時間をおいて打設する場合
のコンクリートの打ち継ぎが生じないためコンクリート
の接続部分の強度や耐久性が向上するなどの効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明に係る基礎及び土間コン
クリートの一体成形打設工法の実施例を示すもので、第
1図は基礎とこの基礎に接続する土間のコンクリートを
打設した状態を示す断面図、第2図は基礎部分と土間部
分の接続部に配置される型枠パネルの側面図、第3図は
ラス型枠パネルを示すもので(イ)は正面図、(ロ)は
(イ)図I−I線部分の断面図である。 2……布基礎、7b……ラス型枠パネル、A……土間。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型枠を用いて建造物の基礎及び前記基礎に
    接続する土間にコンクリートを打設する工法であって、
    前記基礎と土間との接続部分に、上部の型枠パネルと、
    この型枠パネルの下部の土間部分に位置する埋め殺し用
    の網状パネルを設けたラス型枠パネルとを配置し、基礎
    部分及び土間部分に夫々基礎コンクリート及び土間コン
    クリートを打設し、前記基礎コンクリートと土間コンク
    リートとを一体として成形することを特徴とする基礎及
    び土間コンクリートの一体成形打設工法。
JP31651187A 1987-12-15 1987-12-15 基礎及び土間コンクリートの一体成形打設工法 Expired - Lifetime JP2606860B2 (ja)

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