JP3113727B2 - シ−トクッション装置 - Google Patents

シ−トクッション装置

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JP3113727B2
JP3113727B2 JP04083308A JP8330892A JP3113727B2 JP 3113727 B2 JP3113727 B2 JP 3113727B2 JP 04083308 A JP04083308 A JP 04083308A JP 8330892 A JP8330892 A JP 8330892A JP 3113727 B2 JP3113727 B2 JP 3113727B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の座席等に用い
られるシ−トクッション装置に関し、詳しくは、クッシ
ョンパッドの圧縮度を調整できる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の座席等に用いられるシ−トクッ
ション装置として、図3の如き装置が提供されている。
図3の装置では、着座用のクッションパッド10は、支持
機構を介して床面に支持されるクッションフレ−ムによ
り、支持されている。クッションパッドは、それ自体で
も弾力を有しているが、例えば、図4に示すように、ク
ッションパッド10の下面側に硬めのSバネ80を配設して
着座者の姿勢を保持したり、さらに、Sバネ80の下方に
複数のコイルスプリング90を配設して弾力を増加させた
りして、これらの総合的なバネ力により、着座時の安楽
感(クッション感)を改良することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載のシ−トク
ッション装置には、クッションの硬さを調整するための
機構は、なんら設置されていない。即ち、シ−トクッシ
ョンの硬さは、クッションパッド10,Sバネ80,コイル
スプリング90の弾性の定数で定まる硬さに固定されてお
り、使用者の好みに合わせて調整することはできない。
本発明は、使用者の好み,道路状態等の使用環境等に合
わせて、所望の硬さに調整できるシ−トクッション装置
の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、底部の一部に
孔のあけられた容器形状を成し、支持機構を介して床面
に支持されるクッションフレーム、両端部を前記クッ
ションフレームで支持されて前記孔の上方位置に架設さ
布状の弾性部材と、前記弾性部材に与えられる張力
を可変させるための張力可変機構と、底面の一部を前記
クッションフレームの底部の非孔部によって支持される
とともに底面の残部を前記弾性部材によって支持される
クッションパッドとを備え、前記弾性部材前記クッシ
ョンパッドの前記底面の残部に加える圧力を前記張力を
可変させることにより調整して前記クッションパッドの
当該部分の圧縮度を調整するようにしたシートクッショ
ン装置である。
【0005】
【作用】前記張力可変機構により前記弾性部材に与えら
れる張力が増加されると、該弾性部材から前記クッショ
ンパッドの底面の一部に加わる圧力が、前記張力の増加
と略同様に増加して、該クッションパッドの当該部分の
圧縮度が増加する。即ち、クッションパッドの当該部分
が硬くなる。また、前記弾性部材に与えられる張力が減
少されると、該弾性部材から前記クッションパッドの
面の一部に加わる圧力が、前記張力の減少と略同様に
少して、該クッションパッドの当該部分の圧縮度が減少
する。即ち、クッションパッドの当該部分が軟らかくな
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1の
(a) 〜(d) は、実施例にかかるシ−トクッション装置の
部分を示す。本シ−トクッション装置では、アジャスタ
アッシ−50によりクッションフレ−ム40を支持し、且
つ、該クッションフレ−ム40により布状ネット20の両端
部を架設して支持している張力可変機構30を支持すると
ともに、前記布状ネット20及び前記クッションフレ−ム
40によりクッションパッド10を支持している。
【0007】図1の(d) に示すように、アジャスタアッ
シ−50は、床面に固定されたロアレ−ル51上を前後方向
に摺動可能であるアッパ−レ−ル52に一体に取付けられ
ており、該アジャスタアッシ−50の底部であるベ−スプ
レ−ト53上には、シ−トクッションの前後の高さを調整
するための調整機構54が配設されている。
【0008】調整機構54は、モ−タ54a の駆動力により
両サイドの2本のスクリュ−54b を同期して回転させ、
各スクリュ−54b の回転に伴い前方又は後方へ移動され
る左右2個のナット54c により、前2個又は後2個の何
れかのリンク54d を同期して作動させる機構であり、合
計4個の各リンク54d の上端には、前記クッションフレ
−ム40を取り付けるための取付孔54e が、各々設けられ
ている。
【0009】図1の(c) に示すように、クッションフレ
−ム40は、底部41の後部位置に孔41a のあけられた容器
形状を成す。クッションフレ−ム40の両サイドの側壁42
の外面には、各々前後2箇所に取付ボス43が配設されて
いる。取付ボス43は、クッションフレ−ム40を前記アジ
ャスタアッシ−50に取り付けるための部材である。即
ち、クッションフレ−ム40を前記アジャスタアッシ−50
に載せた後、前記取付孔54e に各々対応する取付ボス43
を合わせてボルト締めすることにより、前記アジャスタ
アッシ−50にクッションフレ−ム40が取り付けられる。
【0010】上記の各取付孔54e は、前記の如く作動さ
れる各リンク54d の上端に各々設けられている。このた
め、前記の如くモ−タ54a を駆動して、前2個又は後2
個の何れか一方のリンク54d を作動させることにより、
上記の如く支持されているクッションフレ−ム40の前後
の高さを調整できるのである。
【0011】また、クッションフレ−ム40の両サイドの
側壁42の内面の後部位置には、ブラケット44a,44b が取
り付けられている。ブラケット44a,44b は、前記の張力
可変機構30をクッションフレ−ム40に取り付けるための
部材である。即ち、図1の(b) に示す張力可変機構30の
左右2個の支持金具31a,31b を、上記ブラケット44a,44
b に重ねた後、各々対応する位置の螺子孔を合わせて螺
合することにより、各支持金具31a,31b が、各々対応す
るブラケット44a,44b に取り付けられる。
【0012】張力可変機構30は、弾性材の布状ネット20
をテンションをかけた状態で架設するとともに、その張
力を可変させる機構である。張力の可変は、巻取り機構
35により行われる。即ち、布状ネット20の一端部(図1
の(b) の右上端)は、支持金具31a に支持される軸32a
に取り付けられる。また、他端部(図1の(b) の左下
端)は、支持金具31b に支持される巻取軸32b に取り付
けられる。
【0013】上記の巻取軸32b は、モ−タ35a の駆動力
により回転される。これにより、上記の如く軸32a 〜巻
取軸32b 間に張り渡される布状ネット20に対する張力
が、緩められ、又は、強められる。即ち、図2のよう
に、モ−タ35a の出力軸にはウォ−ムギア35b が一体に
接続されており、該ウォ−ムギア35b に、上記巻取軸32
bと一体のウォ−ムホイ−ル35c が噛合されている。こ
のため、モ−タ35a が駆動されると、巻取軸32b が上記
の如く回転されて、布状ネット20の張力が可変されるの
である。
【0014】図1の(a) に示すクッションパッド10は、
その側面及び底面前部を前記クッションフレ−ム40の側
壁42及び底部41により支持されるとともに、底面後部に
前記布状ネット20を密接されて、該布状ネット20によっ
ても支持される。布状ネット20は、前述の如く張力を調
整されるため、該布状ネット20により支持されているク
ッションパッド10の底面後部に加わる圧力も、張力に対
応して調整される。これにより、クッションパッド10の
底面後部の圧縮度が変化し、着座感が、硬くなり、又
は、軟らかくなる。
【0015】このようにして、本実施例装置では、巻取
機構35のモ−タ35a を作動させて布状ネット20の張力を
調整することにより、クッションパッド10の圧縮度を変
化させ、もって、着座感を変化させている。なお、この
ようなクッションパッド10の圧縮度の変化を着座感の変
化に一層反映させるために、本実施例では、布状ネット
20を密接されて支持されているクッションパッド10の底
面側後部を、図1の(a) に示すように、高さhだけ他の
部分よりも薄く構成している。
【0016】上記の実施例では、布状ネット20が座席の
後部側にのみ配設されているが、前部側にも配設してよ
い。また、その場合に於いて、後部側と前部側を各々個
別に駆動(調整)し得るように構成してもよい。また、
上記の実施例では、布状ネット20の張力を調整するため
のモ−タ35a の駆動タイミング等については言及してい
ないが、例えば、所定の操作スイッチで駆動を指令する
ように構成してもよく、また、体圧を検出するセンサを
シ−トクッションの表面側に配設しておき、その検出信
号に基づき、最適な体圧分布となるように駆動する構成
としてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上、本発明によると、前記弾性部材
(布状ネット20)に与えられる張力が増加されると、前
記クッションパッドの底面の一部に加わる圧力が、前記
張力の増加と略同様に増加して該クッションパッド
当該部分が硬くなる。逆に、上記張力が減少されると
前記圧力が、前記張力の減少と略同様に減少して、該ク
ッションパッドの当該部分が軟らかくなる。したがっ
て、着座者は、好み, 道路状態等に合わせて、シ−トク
ッションの硬さを調整できる。このため、疲労の少ない
快適なドライビングが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のシ−トクッション装置の組立方法を示
す分解斜視図である。
【図2】図1の装置の巻取機構35の詳細図である。
【図3】シ−トクッション装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図4】従来のシ−トクッション装置の要部の断面構造
を示す模式図である。
【符号の説明】
10 クッションパッド, 20 布状ネット,
30 張力可変機構, 31a,31b 支
持金具,32a 軸, 32b 巻
取軸,35 巻取機構, 35a モ−
タ,35b ウォ−ムギア, 35c ウォ−
ムホイ−ル,40 クッションフレ−ム, 41
底部, 42 側壁,43 取付ボス,
44a,44b ブラケット,50 アジャスタア
ッシ−, 54d リンク,54e 取付孔,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 7/28 - 7/35

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部の一部に孔のあけられた容器形状を
    成し、支持機構を介して床面に支持されるクッションフ
    レーム、 両端部を前記クッションフレームで支持されて前記孔の
    上方位置に架設され布状の弾性部材と、 前記弾性部材に与えられる張力を可変させるための張力
    可変機構と、底面の一部を前記クッションフレームの底部の非孔部に
    よって支持されるとともに、底面の残部を前記弾性部材
    によって支持されるクッションパッドと、 を備え、前記弾性部材前記クッションパッドの前記底
    面の残部に加える圧力を、前記張力を可変させることに
    より調整して、前記クッションパッドの当該部分の圧縮
    度を調整するようにしたシートクッション装置。
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