JPH07255560A - 車両用シート - Google Patents
車両用シートInfo
- Publication number
- JPH07255560A JPH07255560A JP7446294A JP7446294A JPH07255560A JP H07255560 A JPH07255560 A JP H07255560A JP 7446294 A JP7446294 A JP 7446294A JP 7446294 A JP7446294 A JP 7446294A JP H07255560 A JPH07255560 A JP H07255560A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- cushion
- movable
- pad
- vehicle seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 疲労しやすくなるのを防止する。
【構成】 シートパッド10に形成された孔12内にて
別部材として収容されている可動パッド13の下方にク
ッション受け板36を配設し、同クッション受け板36
を振動受け部31dとスプリング31cとを介して可動
部31で保持している。そして、同可動部31はラック
部31aにてシャフト33の歯車部33aに噛合してお
り、当該シャフト33をフレーム32とクッションフレ
ーム20にて支持している。このように、シートクッシ
ョンの左右の一部を上下可動にすることにより、左右の
座骨部の支持する体重の負荷を調整でき、これによって
疲労しにくくすることができる。
別部材として収容されている可動パッド13の下方にク
ッション受け板36を配設し、同クッション受け板36
を振動受け部31dとスプリング31cとを介して可動
部31で保持している。そして、同可動部31はラック
部31aにてシャフト33の歯車部33aに噛合してお
り、当該シャフト33をフレーム32とクッションフレ
ーム20にて支持している。このように、シートクッシ
ョンの左右の一部を上下可動にすることにより、左右の
座骨部の支持する体重の負荷を調整でき、これによって
疲労しにくくすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用シートに関し、
特に、シートクッションの保持性能を向上させた車両用
シートに関する。
特に、シートクッションの保持性能を向上させた車両用
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用シートとして、図7に示す
ものが知られている。シートクッション1は、上方に開
口する深皿型のクッションフレーム2と、このクッショ
ンフレーム2の開口面に左右方向に張られた複数のSバ
ネ3と、表面に表皮4を配設されて上記Sバネ3上でク
ッションフレーム2に保持されるパッド5とから構成さ
れている。かかるシートクッション1においては、パッ
ド5とSバネ3の弾性によって搭乗者の座骨部を支持し
ている。
ものが知られている。シートクッション1は、上方に開
口する深皿型のクッションフレーム2と、このクッショ
ンフレーム2の開口面に左右方向に張られた複数のSバ
ネ3と、表面に表皮4を配設されて上記Sバネ3上でク
ッションフレーム2に保持されるパッド5とから構成さ
れている。かかるシートクッション1においては、パッ
ド5とSバネ3の弾性によって搭乗者の座骨部を支持し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の車両用
シートにおいては、搭乗者が座った場合に、姿勢の違い
などによって、必ずしも左右の座骨部が受ける体重の負
荷が均等でなく、長時間座っていると疲れやすいという
課題があった。本発明は、上記課題にかんがみてなされ
たもので、疲労しやすくなるのを防止することが可能な
車両用シートの提供を目的とする。
シートにおいては、搭乗者が座った場合に、姿勢の違い
などによって、必ずしも左右の座骨部が受ける体重の負
荷が均等でなく、長時間座っていると疲れやすいという
課題があった。本発明は、上記課題にかんがみてなされ
たもので、疲労しやすくなるのを防止することが可能な
車両用シートの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、シートクッションの座面
の支持圧力を左右の面で変更可能に構成してある。ま
た、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の車両用
シートにおいて、支持圧力は左右の一方の面を変更して
左右の面で調整可能としてある。
め、請求項1にかかる発明は、シートクッションの座面
の支持圧力を左右の面で変更可能に構成してある。ま
た、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の車両用
シートにおいて、支持圧力は左右の一方の面を変更して
左右の面で調整可能としてある。
【0005】さらに、請求項3にかかる発明は、請求項
1または請求項2に記載の車両用シートにおいて、支持
圧力の調整はシートクッションの下方から上方に座面を
押し上げる高さを調整する高さ調整機構で行なうように
構成してある。さらに、請求項4にかかる発明は、請求
項3に記載の車両用シートにおいて、上記高さ調整機構
は、上下動可能な可動部と、この可動部に対して弾性部
材を介して保持されてシートクッションパッドを支持す
る振動受け部とを備えた構成としてある。
1または請求項2に記載の車両用シートにおいて、支持
圧力の調整はシートクッションの下方から上方に座面を
押し上げる高さを調整する高さ調整機構で行なうように
構成してある。さらに、請求項4にかかる発明は、請求
項3に記載の車両用シートにおいて、上記高さ調整機構
は、上下動可能な可動部と、この可動部に対して弾性部
材を介して保持されてシートクッションパッドを支持す
る振動受け部とを備えた構成としてある。
【0006】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、シートクッションの座面の支持圧力を左右の
面で変更し、座骨部が受ける体重の負荷を左右均等とし
たり、好みのバランスに調整する。
おいては、シートクッションの座面の支持圧力を左右の
面で変更し、座骨部が受ける体重の負荷を左右均等とし
たり、好みのバランスに調整する。
【0007】また、上記のように構成した請求項2にか
かる発明においては、左右の一方の面の支持圧力を増減
して左右の面での体重の負荷のバランスを調整する。さ
らに、上記のように構成した請求項3にかかる発明にお
いては、左右の面あるいは一方の面で高さ調整機構がシ
ートクッションの下方から上方に座面を押し上げる高さ
を調整することにより、座骨部が受ける支持圧力を調整
する。さらに、上記のように構成した請求項4にかかる
発明においては、シートクッションの下方から上方に座
面を押し上げる高さを調整するにあたり、可動部が上下
動するが、この可動部に対して弾性部材を介して保持さ
れた振動受け部がシートクッションパッドを支持してい
るので、座圧の調整をしつつ振動を吸収する。
かる発明においては、左右の一方の面の支持圧力を増減
して左右の面での体重の負荷のバランスを調整する。さ
らに、上記のように構成した請求項3にかかる発明にお
いては、左右の面あるいは一方の面で高さ調整機構がシ
ートクッションの下方から上方に座面を押し上げる高さ
を調整することにより、座骨部が受ける支持圧力を調整
する。さらに、上記のように構成した請求項4にかかる
発明においては、シートクッションの下方から上方に座
面を押し上げる高さを調整するにあたり、可動部が上下
動するが、この可動部に対して弾性部材を介して保持さ
れた振動受け部がシートクッションパッドを支持してい
るので、座圧の調整をしつつ振動を吸収する。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、シートク
ッションの座面の支持圧力を左右の面で変更可能とした
ので、座骨部が受ける体重の負荷を左右均等としたり、
好みのバランスに調整することができ、長時間座ってい
ても疲労しにくくすることが可能な車両用シートを提供
することができる。また、請求項2にかかる発明によれ
ば、少なくとも一方の面を調整すれば左右の面のバラン
スをとることができるため、構成を簡易にすることがで
きる。さらに、請求項3にかかる発明によれば、簡易な
機構で容易に支持圧力を調整することができる。特に、
請求項4にかかる発明によれば、振動を吸収して乗り心
地をさらに向上させることができる。
ッションの座面の支持圧力を左右の面で変更可能とした
ので、座骨部が受ける体重の負荷を左右均等としたり、
好みのバランスに調整することができ、長時間座ってい
ても疲労しにくくすることが可能な車両用シートを提供
することができる。また、請求項2にかかる発明によれ
ば、少なくとも一方の面を調整すれば左右の面のバラン
スをとることができるため、構成を簡易にすることがで
きる。さらに、請求項3にかかる発明によれば、簡易な
機構で容易に支持圧力を調整することができる。特に、
請求項4にかかる発明によれば、振動を吸収して乗り心
地をさらに向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例にかかる車両用シート
を分解斜視図により示し、図2は高さ調整機構を拡大斜
視図により示している。図において、シートクッション
は、表面を表皮11にて覆蓋されたシートパッド10
と、当該シートパッド10を下方から支持するクッショ
ンフレーム20とから構成されている。シートパッド1
0は、ウレタンなどの発泡体で構成されており、右奥部
分には四角い孔12を形成するとともに、当該孔12を
埋めるように可動パッド13を配設して構成されてい
る。深皿型に形成されたクッションフレーム20は、前
方部分では全幅にわたってSバネ21が張られており、
後方部分の右奥では上記孔12に対応する位置の下方に
高さ調整機構30が配設され、この高さ調整機構30の
左部分には前方部分と同様にSバネ21が張られてい
る。
明する。図1は本発明の一実施例にかかる車両用シート
を分解斜視図により示し、図2は高さ調整機構を拡大斜
視図により示している。図において、シートクッション
は、表面を表皮11にて覆蓋されたシートパッド10
と、当該シートパッド10を下方から支持するクッショ
ンフレーム20とから構成されている。シートパッド1
0は、ウレタンなどの発泡体で構成されており、右奥部
分には四角い孔12を形成するとともに、当該孔12を
埋めるように可動パッド13を配設して構成されてい
る。深皿型に形成されたクッションフレーム20は、前
方部分では全幅にわたってSバネ21が張られており、
後方部分の右奥では上記孔12に対応する位置の下方に
高さ調整機構30が配設され、この高さ調整機構30の
左部分には前方部分と同様にSバネ21が張られてい
る。
【0010】高さ調整機構30は、矩形厚板状の可動部
31を立てた状態で垂直に上下動可能に支持するもので
ある。この高さ調整機構30は、図2に示すようにクッ
ションフレーム20の底板と側板とに対面して矩形枠を
形成するL字形のフレーム32を備え、シャフト33は
このフレーム32とクッションフレーム20の側板とを
貫通して回動可能に支持されている。シャフト33の幅
方向中央部分には歯車部33aを形成してあり、可動部
31の前面にはこの歯車部33aに噛合可能なラック部
31aを形成し、両者を噛合させた状態で可動部31は
クッションフレーム20の底板に形成した貫通孔22と
フレーム32の上板に形成した貫通孔32aを貫通して
支持されている。
31を立てた状態で垂直に上下動可能に支持するもので
ある。この高さ調整機構30は、図2に示すようにクッ
ションフレーム20の底板と側板とに対面して矩形枠を
形成するL字形のフレーム32を備え、シャフト33は
このフレーム32とクッションフレーム20の側板とを
貫通して回動可能に支持されている。シャフト33の幅
方向中央部分には歯車部33aを形成してあり、可動部
31の前面にはこの歯車部33aに噛合可能なラック部
31aを形成し、両者を噛合させた状態で可動部31は
クッションフレーム20の底板に形成した貫通孔22と
フレーム32の上板に形成した貫通孔32aを貫通して
支持されている。
【0011】シャフト33の右端はクッションフレーム
20の側板を貫通するとともに、当該側板に固定された
リング状のブレーキ部34を貫通している。このブレー
キ部34は内周面に摺動材を配設してあり、この摺動材
がシャフト33の周面に摺接してシャフト33の回転を
規制する。かかるリング状のブレーキ部34は構成を容
易にして組み付けの手間を簡略化することができる。な
お、本実施例においては、このようなリング状のブレー
キ部34を使用しているが、挟み込んでブレーキを掛け
たり、あるいはラチェット機構で回転を規制するように
してもよい。ラチェット機構とすれば必要時に確実に停
止させておくことができる。
20の側板を貫通するとともに、当該側板に固定された
リング状のブレーキ部34を貫通している。このブレー
キ部34は内周面に摺動材を配設してあり、この摺動材
がシャフト33の周面に摺接してシャフト33の回転を
規制する。かかるリング状のブレーキ部34は構成を容
易にして組み付けの手間を簡略化することができる。な
お、本実施例においては、このようなリング状のブレー
キ部34を使用しているが、挟み込んでブレーキを掛け
たり、あるいはラチェット機構で回転を規制するように
してもよい。ラチェット機構とすれば必要時に確実に停
止させておくことができる。
【0012】ブレーキ部34を貫通したシャフト33の
先端にはスプラインが形成してあり、当該スプラインと
かみ合うようにしてハンドル35が固定されている。な
お、シャフト33とハンドル35との固定部分と、シャ
フト33の左端部分には抜け止めピン33bを使用して
抜け止めを図っている。可動部31は、上面に開口する
有底筒状に形成されており、図3に示すように筒部31
bの内部にスプリング31cを収容した状態で、概ね筒
部31bの開口形状に一致する断面の振動受け部31d
が先端を突出させて収容されている。本実施例において
は、スプリング31cを使用しているが、他の弾性部
材、例えばゴムなどでもよい。振動受け部31dの先端
は水平な平板状のクッション受け板36の中央部分に固
着してあり、当該クッション受け板36の上面にはマジ
ックテープ37を介して上記可動パッド13が固着され
ている。
先端にはスプラインが形成してあり、当該スプラインと
かみ合うようにしてハンドル35が固定されている。な
お、シャフト33とハンドル35との固定部分と、シャ
フト33の左端部分には抜け止めピン33bを使用して
抜け止めを図っている。可動部31は、上面に開口する
有底筒状に形成されており、図3に示すように筒部31
bの内部にスプリング31cを収容した状態で、概ね筒
部31bの開口形状に一致する断面の振動受け部31d
が先端を突出させて収容されている。本実施例において
は、スプリング31cを使用しているが、他の弾性部
材、例えばゴムなどでもよい。振動受け部31dの先端
は水平な平板状のクッション受け板36の中央部分に固
着してあり、当該クッション受け板36の上面にはマジ
ックテープ37を介して上記可動パッド13が固着され
ている。
【0013】このようにして組み付けられている高さ調
整機構30の概略断面を図4と図5に示している。図に
示すように、シートパッド10に形成された孔12内に
て別部材として収容されている可動パッド13の下方に
クッション受け板36を配設し、同クッション受け板3
6を振動受け部31dとスプリング31cとを介して可
動部31で保持している。そして、同可動部31はラッ
ク部31aにてシャフト33の歯車部33aに噛合して
おり、当該シャフト33をフレーム32とクッションフ
レーム20にて支持している。次に、上記構成からなる
本実施例の動作を説明する。図6は高さ調整機構30の
概略構成を断面図により示しているので、当該図を参照
して説明する。
整機構30の概略断面を図4と図5に示している。図に
示すように、シートパッド10に形成された孔12内に
て別部材として収容されている可動パッド13の下方に
クッション受け板36を配設し、同クッション受け板3
6を振動受け部31dとスプリング31cとを介して可
動部31で保持している。そして、同可動部31はラッ
ク部31aにてシャフト33の歯車部33aに噛合して
おり、当該シャフト33をフレーム32とクッションフ
レーム20にて支持している。次に、上記構成からなる
本実施例の動作を説明する。図6は高さ調整機構30の
概略構成を断面図により示しているので、当該図を参照
して説明する。
【0014】搭乗者がシートクッションに座ったとき
に、右側の座骨部の方が低いと感じたり、柔らかすぎる
と感じた場合は、図6においてハンドル35を反時計周
り方向に回転させる。すると、ハンドル35と回転不能
に固定されているシャフト33が回転し、歯車部33a
に対してラック部31aで噛合している可動部31が上
方に移動する。このとき、ブレーキ部34によりハンド
ル35を回転させるのに抗力が生じている。従って、搭
乗者の体重がかかってもシャフト33が逆回転してしま
うことはない。可動部31が上昇すると筒部31bの内
部に保持されたスプリング31cを介して振動受け部3
1dも上昇し、その上端に保持されているクッション受
け板36を介して可動パッド13も上昇する。シートク
ッション上の右奥に配設されている可動パッド13が上
昇するので、搭乗者は右側の座骨部が高くなったと感じ
る。右側の座骨部が高くなると体重の負荷の大きくな
り、相対的に座面が固くなったとも感じる。
に、右側の座骨部の方が低いと感じたり、柔らかすぎる
と感じた場合は、図6においてハンドル35を反時計周
り方向に回転させる。すると、ハンドル35と回転不能
に固定されているシャフト33が回転し、歯車部33a
に対してラック部31aで噛合している可動部31が上
方に移動する。このとき、ブレーキ部34によりハンド
ル35を回転させるのに抗力が生じている。従って、搭
乗者の体重がかかってもシャフト33が逆回転してしま
うことはない。可動部31が上昇すると筒部31bの内
部に保持されたスプリング31cを介して振動受け部3
1dも上昇し、その上端に保持されているクッション受
け板36を介して可動パッド13も上昇する。シートク
ッション上の右奥に配設されている可動パッド13が上
昇するので、搭乗者は右側の座骨部が高くなったと感じ
る。右側の座骨部が高くなると体重の負荷の大きくな
り、相対的に座面が固くなったとも感じる。
【0015】また、逆に右側の座骨部の方が低いと感じ
たり、柔らかすぎると感じた場合は、図6においてハン
ドル35を時計周り方向に回転させると、上述したのと
逆のようにして可動パッド13が下降する。シートクッ
ション上の右奥に配設されている可動パッド13が下降
すると、搭乗者は右側の座骨部が低くなったと感じるか
あるいは柔らかくなったと感じる。このように、
シートクッションの左右の一部を上下可動にす
ることにより、左右の座骨部の支持する体重の負荷を調
整でき、これによって疲労しにくくすることができる。
なお、上述した実施例においては、シャフト33の歯車
33aと可動部31のラック部31aとを噛合させて可
動パッド13の下面のクッション受け板36を上下動さ
せているが、シャフト33に回転カムを付けてこの回転
カムでクッション受け板36を支持したり、あるいはア
ームを連結して上下動させるようにするなど上下動させ
る構成は他の構成とすることもできる。また、電動や油
圧で駆動するようにしてもよい。
たり、柔らかすぎると感じた場合は、図6においてハン
ドル35を時計周り方向に回転させると、上述したのと
逆のようにして可動パッド13が下降する。シートクッ
ション上の右奥に配設されている可動パッド13が下降
すると、搭乗者は右側の座骨部が低くなったと感じるか
あるいは柔らかくなったと感じる。このように、
シートクッションの左右の一部を上下可動にす
ることにより、左右の座骨部の支持する体重の負荷を調
整でき、これによって疲労しにくくすることができる。
なお、上述した実施例においては、シャフト33の歯車
33aと可動部31のラック部31aとを噛合させて可
動パッド13の下面のクッション受け板36を上下動さ
せているが、シャフト33に回転カムを付けてこの回転
カムでクッション受け板36を支持したり、あるいはア
ームを連結して上下動させるようにするなど上下動させ
る構成は他の構成とすることもできる。また、電動や油
圧で駆動するようにしてもよい。
【0016】さらに、座面の支持圧力を変える構成とし
て、座面の高さを変えるのではなく、シートクッション
下方に配設されたクッションスプリングの支持強度を調
整するバネ調整機構で構成することもできる。このよう
なバネ調整機構としては、例えば、Sバネの左右の支持
部を移動させて張り強度を変更するように構成すればよ
い。また、この他にもシートクッションのパッドの弾性
を調整する弾性調整機構で構成してもよい。このような
弾性調整機構としては、例えば、エアークッションを配
設してその内部の空気圧を調整するように構成すればよ
い。
て、座面の高さを変えるのではなく、シートクッション
下方に配設されたクッションスプリングの支持強度を調
整するバネ調整機構で構成することもできる。このよう
なバネ調整機構としては、例えば、Sバネの左右の支持
部を移動させて張り強度を変更するように構成すればよ
い。また、この他にもシートクッションのパッドの弾性
を調整する弾性調整機構で構成してもよい。このような
弾性調整機構としては、例えば、エアークッションを配
設してその内部の空気圧を調整するように構成すればよ
い。
【図1】本発明の一実施例にかかる車両用シートの分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】高さ調整機構の概略構成を示す斜視図である。
【図3】高さ調整機構の主要構成部品を示す分解斜視図
である。
である。
【図4】シートクッションの概略構成を示すIV-IV線部
分断面図である。
分断面図である。
【図5】シートクッションの概略構成を示すV-V線部分
断面図である。
断面図である。
【図6】高さ調整機構の主要構成部品を示す断面図であ
る。
る。
【図7】従来のシートクッションの斜視図である。
【符号の説明】 10…シートパッド 12…孔 13…可動パッド 20…クッションフレーム 22…貫通孔 30…高さ調整機構 31…可動部 31a…ラック部 31b…筒部 31c…スプリング 31d…振動受け部 32…フレーム 32a…貫通孔 33…シャフト 33a…歯車部 34…ブレーキ部 35…ハンドル 36…クッション受け板
Claims (4)
- 【請求項1】 シートクッションの座面の支持圧力を左
右の面で変更可能に構成したことを特徴とする車両用シ
ート。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載の車両用シートにお
いて、支持圧力は左右の一方の面を変更して左右の面で
調整可能としたことを特徴とする車両用シート。 - 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の車
両用シートにおいて、支持圧力の調整はシートクッショ
ンの下方から上方に座面を押し上げる高さを調整する高
さ調整機構を備えて行なうようにしたことを特徴とする
車両用シート。 - 【請求項4】 上記請求項3に記載の車両用シートにお
いて、上記高さ調整機構は、上下動可能な可動部と、こ
の可動部に対して弾性部材を介して保持されてシートク
ッションパッドを支持する振動受け部とを有することを
特徴とする車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7446294A JPH07255560A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7446294A JPH07255560A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 車両用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07255560A true JPH07255560A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13547951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7446294A Pending JPH07255560A (ja) | 1994-03-17 | 1994-03-17 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07255560A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100361983B1 (ko) * | 2000-09-20 | 2002-11-22 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 시트쿠션의 프리텐셔너 구조 |
KR100469628B1 (ko) * | 2002-11-19 | 2005-02-02 | 한일이화주식회사 | 높이조절장치가 구비된 시트 |
KR100485900B1 (ko) * | 2002-09-19 | 2005-04-29 | 제우전자 주식회사 | 신체하부 마사지장치를 구비한 마사지의자 |
JP2006280432A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Shiroki Corp | 座席 |
WO2009088186A3 (ko) * | 2008-01-07 | 2009-09-24 | Shim Jae Hun | 코어 무빙 건강의자 |
CN110588462A (zh) * | 2019-10-25 | 2019-12-20 | 江苏谦尔乐实业有限公司 | 儿童座椅的无开关自动高度调节装置 |
-
1994
- 1994-03-17 JP JP7446294A patent/JPH07255560A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100361983B1 (ko) * | 2000-09-20 | 2002-11-22 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 시트쿠션의 프리텐셔너 구조 |
KR100485900B1 (ko) * | 2002-09-19 | 2005-04-29 | 제우전자 주식회사 | 신체하부 마사지장치를 구비한 마사지의자 |
KR100469628B1 (ko) * | 2002-11-19 | 2005-02-02 | 한일이화주식회사 | 높이조절장치가 구비된 시트 |
JP2006280432A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Shiroki Corp | 座席 |
JP4555720B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2010-10-06 | シロキ工業株式会社 | 座席 |
WO2009088186A3 (ko) * | 2008-01-07 | 2009-09-24 | Shim Jae Hun | 코어 무빙 건강의자 |
CN110588462A (zh) * | 2019-10-25 | 2019-12-20 | 江苏谦尔乐实业有限公司 | 儿童座椅的无开关自动高度调节装置 |
CN110588462B (zh) * | 2019-10-25 | 2024-10-08 | 江苏谦尔乐实业有限公司 | 儿童座椅的无开关自动高度调节装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1689614B1 (en) | Seat back adjustment mechanism | |
JP4081347B2 (ja) | 座席構造 | |
US6811227B2 (en) | Firm cushion | |
JPH07255560A (ja) | 車両用シート | |
WO2007080667A1 (ja) | 座席構造 | |
JPH06141949A (ja) | アームレストの角度調整機構 | |
JPH0819452A (ja) | 車両用シートにおける背部支持装置 | |
KR100457396B1 (ko) | 차량용 시트의 높이조절장치 | |
JPH038119Y2 (ja) | ||
JP2002029298A (ja) | チャイルドシート | |
JPH0542771Y2 (ja) | ||
JP2624096B2 (ja) | シート装置 | |
US9119472B2 (en) | Movable seat insert | |
JP3113727B2 (ja) | シ−トクッション装置 | |
JPH09328028A (ja) | 車両用シート | |
JPH0215706Y2 (ja) | ||
KR102611651B1 (ko) | 차량용 컨트롤 암레스트 장치 | |
JPH064755Y2 (ja) | シート | |
KR102498573B1 (ko) | 차량용 폴딩 리어시트 | |
JPH0524586Y2 (ja) | ||
JPS6236452Y2 (ja) | ||
JPH07275080A (ja) | 車両用シートのアームレスト | |
JPH0114502Y2 (ja) | ||
JPH0522116Y2 (ja) | ||
JPH0317708Y2 (ja) |