JPH0522116Y2 - - Google Patents

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JPH0522116Y2
JPH0522116Y2 JP9753288U JP9753288U JPH0522116Y2 JP H0522116 Y2 JPH0522116 Y2 JP H0522116Y2 JP 9753288 U JP9753288 U JP 9753288U JP 9753288 U JP9753288 U JP 9753288U JP H0522116 Y2 JPH0522116 Y2 JP H0522116Y2
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bevel gear
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、着座者の尻部を支えるシートクツシ
ヨンと、背部を支えるシートバツクとを有するシ
ートに関する。
〔従来の技術〕 一般の住宅や車両等に配置される上記形成のシ
ートは従来より周知である。その際、着座者が自
らの好みや体躯に合せてシートバツクを前後に傾
動させ、或いはシートクツシヨンの前部を昇降さ
せて、楽な姿勢をとることができるように構成さ
れたシートも知られているが、従来公知のシート
は、シートクツシヨンの後部は不動に固定された
ままであつたため、着座者に満足のいける程安息
感を与えるにはやや不充分な点があつた。
そこで、シートクツシヨンの後部が、その前部
を中心として上下動するようにシートクツシヨン
を作動させる作動手段を設けたシートが提案され
ている。このシートは着座者に充分な安息感を与
え、理想的な姿勢をとらせることが可能である。
上記シートの作動手段は、シートクツシヨン下
方の前部に設けられたモータと、その回転をシー
トクツシヨン後方側に伝えるためのスプロケツト
対並びにこれらに巻き掛けられたチエーンと、上
記スプロケツトを支持するため、シートクツシヨ
ンの下方の前後の位置に配設された一対のシヤフ
トとを有し、モータの回転をチエーン等を介して
シートクツシヨンの後部に伝え、該クツシヨンを
上下に作動させるように構成されていた。モータ
を前部に設けたのは、上下に作動するシートクツ
シヨンの下方領域にモータとその回転を伝える伝
動部材を設けることが困難であると考えられてい
たためである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが上述のような構成を採用すると、作動
手段の部品点数が増大し、その構造が複雑となる
だけでなく、チエーンに生じた撓み、ないしはそ
のたるみによつてシートクツシヨンの後部にガタ
付きを生ぜしめ、着座者に不快感を与えるばかり
か、シートクツシヨンの上下調整角度を不正確な
ものにしてしまう恐れがある。またシートクツシ
ヨン下方の前部にモータを設け、その回転を後方
に伝えるようにすると、これに必要な上述の各要
素が、シートクツシヨン下方の領域をいつぱいに
占めてしまい、モータ用の電源回路装置やコント
ロール回路装置等が配置するスペースをとること
が難しくなり、設計自由度が狭められる恐れもあ
つた。
本考案の目的は、上記従来の欠点を除去し、座
り心地を一段と向上させることができ、しかも部
品点数の低減、構造の簡素化を図り、設計自由度
を拡大することのできる冒頭に記載した形成のシ
ートを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、冒頭に記載
したシートにおいて、シートクツシヨンの後部
が、その前部を中心として上下動するように、該
シートクツシヨンを作動させる作動手段を設け、
該作動手段が、シートクツシヨンの下方に位置す
るベースフレームに固定されたモータと、その出
力ギアに噛み合うと共にベースフレームに回転自
在に支持されたドリブンギアと、該キアに固定さ
れ、かつ該ギアの回転軸線と同軸状に配置された
第1かさ歯車と、該かさ歯車に噛み合う第2かさ
歯車と、第2かさ歯車を固定支持し、かつ前記ベ
ースフレームに回転自在に支持されたシヤフト
と、該シヤフトに固定されたアームと、ベースフ
レームに前端部を枢着され、後部が上下方向に回
動可能な揺動フレームと、該揺動フレームと前記
アームにそれぞれ枢着されたリンクプレートとを
有し、シートクツシヨンが前記揺動フレームに支
持されている構成を提案する。
〔作用〕
モータが作動すると、ドリブンギア、第1かさ
歯車、第2かさ歯車が作動し、シヤフトが回転す
る。これによりアームとリンクプレートが作動
し、揺動フレームの後部、したがつてシートクツ
シヨンの後部が上下方向に作動する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図は、外形輪郭を鎖線で表わしたシートの
側面図である。ここに示したシートは着座者の尻
部を支えるシートクツシヨン1と、背部を支える
シートバツク2を有している他、シートクツシヨ
ン1の下方に配置されたベース部3と、シートク
ツシヨン1の両側に配置されたアームレスト4
と、シートバツク2の上部に設けられたヘツドレ
スト5とを備えている。
シートクツシヨン1はクツシヨンフレーム11
を有し、シートバツク2はシートバツクフレーム
12を、そして各アームレスト4はアームレスト
フレーム14をそれぞれ有しており、これらのフ
レーム11,12,14のまわりには軟質材より
成るパツド(図示せず)が設けられ、そのまわり
に鎖線で示した表皮が張られている。
ベース部3は、鎖線で示したカバー6に内設さ
れたベースフレーム13を有し、シートバツク2
とシートクツシヨン1を後述する如く作動させる
作動手段がカバー6の内部に収容されている。
第2図は上述した各フレーム11,12,1
3,14とこれらに関連した構成を分解して示す
斜視図であり、第3図は作動手段の要部の拡大断
面図である。
第1図乃至第3図において、シートクツシヨン
1の下方に位置するベースフレーム13には支持
板7が固着され、これにモータ8が固定支持され
ている。また支持板7にはこれを貫通して上下に
延びる支持軸9がロツクナツト50を介して固定
され、この支持軸9には扇形に形成されたドリブ
ンギア10が水平平面内を回動自在な状態で嵌合
している。ドリブンギア10と支持軸9の大径部
9aとの間にスラストベアリング51が介設さ
れ、ドリブンギア10の回動時の摩擦抵抗を低減
している。ドリブンギア10はモータ8の出力ギ
ア52(第2図)に噛み合つている。
また第3図に明示する如く、ドリブンギア10
にはギアホルダ53が溶接等によつて一体に固着
され、該ホルダ53にボルト54を介して固定さ
れた第1かさ歯車55が支持軸9に回転自在に嵌
合している。59はかさ歯車55が支持軸9から
外れることを阻止するスナツプリング、60はワ
ツシヤである。このように第1かさ歯車55は、
ドリブンギア10に一体に固定され、しかも該ギ
ア10の回転軸線、即ち支持軸9の中心軸線と同
軸状に配置されている。
支持板7には、シートの左右方向の両端部領域
に軸受板56がそれぞれ固定され、これらの軸受
板56にベアリングを介してシヤフト57が回転
自在に支持されている。シヤフト57にはこれと
同軸状に第2かさ歯車58が一体に固定され、該
歯車58は第1かさ歯車55に噛み合つている。
またシヤフト57には一対のアーム15が一体に
固着されている。
上述したところから判るように、図示した例で
は、モータ8が支持板7を介してベースフレーム
13に固定され、同様にドリブンギア10と第1
かさ歯車55は支持板7及び支持軸9を介してベ
ースフレーム13に回転自在に支持され、またシ
ヤフト57は一対の軸受板56を介してベースフ
レーム13に回転自在に支持されている。
一方、ベースフレーム13の前端部にはピン1
6を介して揺動フレーム17の前端部が枢着さ
れ、該フレーム17の後部には、一対のリンクプ
レート18の一端がそれぞれ枢着されていて、こ
れらのプレート18の各他端は前述のアーム15
にそれぞれ枢着されている。
次に、揺動フレーム17と、その上部に位置す
るシートクツシヨンフレーム11との間には、シ
ートレール19が介設されている。シートレール
19はシートの前後に延びるアツパレール20と
ロアレール21を有し、アツパレール20がシー
トクツシヨンフレーム11に、またロアレール2
1が揺動フレーム17にそれぞれ固着され、両レ
ール20,21は互いに摺動可能に嵌合してい
る。このように、本例ではシートクツシヨン1が
シートレール19を介して揺動フレーム17に支
持され、このレール19によつて、シートクツシ
ヨン1の全体が揺動フレーム17、即ちベース部
3に対して前後にスライドすることができる。
また第2図及び第4図に示すようにシートクツ
シヨンフレーム11には、それ自体公知な油圧ロ
ツク機構付きガススプリング22におけるシリン
ダ23の後端部が枢着され、該シリンダ23の内
部に摺動可能に嵌合しているピストン(図示せ
ず)と一体のピストンロツド24の先端部が、ベ
ースフレーム13に枢着されている。
ピストンロツド24の長手方向に延びる中心孔
には、図示していない制御ピンが摺動可能に挿通
され、このピンは、ベースフレーム13に支持さ
れたソレノイド25のプランジヤに連結されてい
る。
ソレノイド25を除勢した状態ではピストンに
付設されたバルブ(図示せず)が閉状態となり、
これによりピストンにより仕切られた両シリンダ
室が遮断され、各シリンダ室内のガスとオイルが
両シリンダ室間を流通できず、ピストンとピスト
ンロツド24は不動に固定される。これがガスス
プリング22のロツク状態である。
またソレノイド25を作動させ、制御ピンをシ
ートの前方側に引くと、バルブが開き、両シリン
ダ室がピストンに形成されたオリフイスを介して
連通し、オイルとガスが両シリンダ室間を流通で
きるようになり、ピストンとピストンロツト24
が摺動できるようになる。これがガススプリング
22のロツク解除状態である。
上述のような油圧ロツク機構付きガススプリン
グ22は従来より周知なものであるため、これ以
上の説明は省くが、このスプリング22がロツク
状態にあると、ピストンロツド24が不動に固定
されるため、前述のシートレール19のアツパレ
ール20とロアレール21はその摺動を禁止され
る。またロツク解除状態となれば、両レール2
0,21が互いに摺動でき、シートクツシヨン1
が前後にスライド可能になる。
第1図及び第2図から明らかなように、シート
クツシヨンフレーム11の後端部には、シートバ
ツクフレーム12の下端部が枢着されている。
また各アームレストフレーム14は、その下部
が揺動フレーム17に一体に固定され、しかも各
アームレストフレーム14の後部には第2のリン
クプレート26の一端がそれぞれ枢着され、該ブ
ート26の他端はシートバツクフレーム12にそ
れぞれ枢着されている。
次に上述したシートの動作を説明する。
通常はガススプリング22がロツク状態にあ
り、そのピストンロツド24は固定され、したが
つて両レール20,21の摺動は禁止され、シー
トクツシヨン1はベース部3に対して不動に固定
されている。
この状態で、アームレスト4に付設されたスイ
ツチ部27(第1図)を操作してモータ8を作動
させ、その出力ギア52を、例えば第2図に矢印
Aを付した方向に回転させると、これがドリブン
ギア10に伝えられ、さらに第1及び第2かさ歯
車55,58を介してシヤフト57に伝えられ、
該シヤフト57が第1図における反時計方向に回
転する。これにより、アーム15が反時計方向に
回動し、その先端部にリンクプレート18を介し
て連結された揺動フレーム17の後部が、その前
端部のピン16を中心として下方に下がるように
回動する。このときシートクツシヨンフレーム1
1はシートレール19を介して揺動フレーム17
に一体的に連結されているので、シートクツシヨ
ン11はアームレスト4と共に揺動フレーム17
と一体に作動する。即ち、シートクツシヨン1の
後部が、その前部を中心として下方に回動するの
である。
また、シートバツクフレーム12はシートクツ
シヨンフレーム11に対して回動可能に連結され
てはいるが、このフレーム12には第2のリンク
プレート26を介してアームレストフレーム14
が連結され、かつフレーム14は揺動フレーム1
7に一体に固定されているため、シートバツクフ
レーム12はシートクツシヨンフレーム11の上
述の動きに連動して該フレーム11と一体に作動
する。即ち、シートバツク2はシートクツシヨン
1と一体に後方に傾動するのである。
第5図はこのときの動作状況を示す説明図であ
り、実線の状態にあつたシートバツク2が鎖線で
示すように後方に傾動し、この動作と連動して一
体にシートクツシヨン1の後部が実線から鎖線の
状態まで下がる。このときシートクツシヨン1と
シートバツク2の成す角度θは作動前も作動後も
変りはない。
スイツチ部27の操作によりモータ8の出力ギ
ア52を第2図における矢印Aと反対の方向に回
転させれば、アーム15が第1図における時計方
向に回動し、よつてシートクツシヨン1の後部は
第5図に実線で示した位置から破線の位置まで持
ち上がると共に、シートバツク2が前方に傾動す
る。このときも両者の成す角度θは一定に保たれ
る。
上述したところから判るように、本例ではシー
トクツシヨン1の下方に位置するモータ8、ギア
52,10、かさ歯車55,58、シヤフト5
7、アーム15、第1リンクプレート18並びに
揺動フレーム17によつて、シートクツシヨンの
後部がその前部を中心として上下動するように、
シートクツシヨンを作動させる作動手段が構成さ
れている。
このようにモータ8の回転を、ドリブンギア1
0と一組のかさ歯車55,58を介してシヤフト
57に伝え、揺動フレーム17の後部を上下動さ
せるように構成したため、揺動フレーム17が作
動する後部下方領域に直にモータ等の作動手段の
要素を配置できる。このため、ベースフレーム1
3の前部の領域に大きなスペースを確保でき、こ
こにモータ8用の電源回路装置やコントロール回
路装置(共に図示せず)等の要素を自由に配置で
き、その設計自由度を拡大できる。しかも、モー
タを揺動フレーム下方の前部領域に設けると、そ
の回転を後部側に伝えるために、スプロケツトや
チエーンやスプロケツトを支持する2本のシヤフ
トを設けなければならないが、図示した構成では
スプロケツトやチエーンを用いる必要がないばか
りか、シヤフトは1本で済み、部品点数を大幅に
減少できる。またチエーンを用いないため、その
撓みやたるみによるシートクツシヨンとシートバ
ツクのガタ付きを阻止できる。
なお、第1図及び第2図に示すように、シヤフ
ト57の両端部にスパイラルスプリング61を巻
回し、その一方の端部をシヤフト57に、他方の
端部を各軸受板56にそれぞれ係止し、このスプ
リング61によつてシヤフト57に対し、第1図
における時計方向に付勢力を与えておくと、シー
トクツシヨン1の後部を持ち上げる方向に作動さ
せるとき、スプリング61がモータ8の作動力を
助勢し、小なる駆動力でシートクツシヨン後部を
持ち上げることができる。逆にシートクツシヨン
1の後部を下げるときは、スプリング61はこの
動作を妨げる方向に作用するが、シートクツシヨ
ン1の下方への動作時には、該クツシヨン1の自
重と、これに着座した人間の重力が作用する。し
たがつて、シートクツシヨン1の後部を持ち上げ
るときと、下げるときとで、その作動速さを一定
にすることができ、着座者に違和感を与えること
を防止できる。
以上説明したように、シートクツシヨン1の後
部を、その前部を中心として上下動させることが
できるため、着座者は自らの好みや体躯に合せ
て、シートクツシヨン後部の高さを調整し、楽な
姿勢でシートに着座できる。また本例ではシート
クツシヨンの後部が下方に作動するとき、これに
連動して一体にシートバツク2が後方に傾動する
ため、シートの着座者は後方に沈み込むようにし
て、極めて安定した状態で着座でき、快い安息感
を得ることができる。
本考案者の検討したところによると、着座者に
最も快さを与えるには、水平面(床面)に対する
シートクツシヨン1の角度を、10°から23°まで変
え、これに連動して水平面に対するシートバツク
2の角度を110°から127°まで変えることが理想的
であるとするデータが得られているが、第1図の
ように、シートを実際に構成して実験したとこ
ろ、シートクツシヨン1を水平面に対して10°か
ら23°まで変化させ、これに連動させてシートバ
ツク2を水平面に対して110°から123°まで後方に
傾動させることがきた。これは前述の理想値にほ
ぼ合致するものである。なお、このときのシート
クツシヨン1とシートバツク2の成す角度θは
100°であつた。
ところで図示したシートにおいては、シートク
ツシヨン1とシートバツク2の成す角度θを変化
させて着座者に安息感を与えることもできるよう
に構成されているので、次にその動作例を説明す
る。
この場合にはモータ8を停止状態にしたまま、
スイツチ部27の操作によつて前述のソレノイド
25をオン状態にし、ガススプリング22のロツ
クを解除する。これにより、シートレール19の
アツパレール20とロアレール21は互いに自由
にスライドできる状態となり、シートクツシヨン
1をガススプリング22のばねの作用の下に前後
スライドさせることができる。
上述の状態で着座者がシートバツク2を後方に
押すと、シートバツクフレーム12に枢着された
シートクツシヨンフレーム11が前方に移動す
る。即ち、アツパレール20がロアレール21に
対して摺動しながらシートクツシヨン1の全体が
前方にスライドするのである。
このとき、アームレストフレーム14は摺動フ
レーム17に固定されているので、該フレーム1
4が作動することはなく、またフレーム14は第
2のリンクプレート26を介してシートバツクフ
レーム12に連結されているので、第4図に鎖線
で示すようにシートバツクフレーム1に支障なく
後方に倒れ、これに連動してシートクツシヨンフ
レーム11が同じく鎖線で示すように前方に移動
する。
したがつて、シートバツク2を後方に倒せば倒
す程、シートバツク2とシートクツシヨン1の成
す角度は、第4図にθとθ1で示すように増々大き
くなり、着座者は寛いだ姿勢でシートに座ること
ができる。
シートクツシヨン1を後方にスライドさせれ
ば、シートバツク2はそれに連動して前方側に回
動することは当然である。
上述したところから判るように、本例では、ア
ームレストフレーム14、第2のリンクプレート
26、並びにシートバツクフレーム12とシート
クツシヨンフレーム11とを枢着するピンが、シ
ートバツクを後方に倒したとき、これに連動して
シートクツシヨンが前方にスライドするように、
シートバツクとシートクツシヨンを互いに連結す
る連結手段を構成している。
シートクツシヨン1とシートバツク2の成す角
度を上述の動作によつて所望する角度に選択し、
その状態のまま、或いはガススプリング22をロ
ツクしてシートクツシヨン1とシートバツク2を
その位置に固定してから、モータ8を作動させて
前述の動作を行うことも勿論可能である。
上記実施例ではソレノイド25によつてガスス
プリング22をロツクし、或いはロツクを解除す
るように構成したが、それ自体公知のように手操
作により作動されるレバーによつて制御ピンを作
動させ、ガススプリング22のロツクとその解除
を制御するようにしてもよい。また場合によつて
は、モータ8によらず、手動によつてシートクツ
シヨンの後部を上下動させるように構成すること
も可能である。
本考案は一般の家庭やオフイス等に配置される
ソフア、長椅子或いは自動車や列車内に配設され
る座席等のシートに広く適用できるものである。
〔考案の効果〕 本考案は実用新案登録請求の範囲に記載した通
りに構成されているので、シートクツシヨンの後
部を上下に作動させることができ、着座者に快い
安息感を与えることができる。しかも作動手段の
部品点数を減少でき、構造の簡素化と、コストの
低減を達成でき、シートの設計自由度を拡大する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシートの一例を示し、内
部構造を明らかにするため、輪郭を鎖線で表わ
し、しかもガススプリング等の一部の要素を省略
して示した側面図、第2図はシートの各フレーム
とこれに関連した要素の分解斜視図、第3図は作
動手段の要部の断面図、第4図はガススプリング
とこれに関連した部分だけを示した部分断面図、
第5図はシートの作動状態を説明する説明図であ
る。 1……シートクツシヨン、2……シートバツ
ク、8……モータ、10……ドリブンギア、13
……ベースフレーム、15……アーム、17……
揺動フレーム、18……リンクプレート、52…
…出力ギア、55……第1かさ歯車、57……シ
ヤフト、58……第2かさ歯車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 着座者の尻部を支えるシートクツシヨンと、背
    部を支えるシートバツクとを有するシートにおい
    て、 前記シートクツシヨンの後部が、その前部を中
    心として上下動するように、該シートクツシヨン
    を作動させる作動手段を設け、該作動手段が、シ
    ートクツシヨンの下方に位置するベースフレーム
    に固定されたモータと、その出力ギアに噛み合う
    と共にベースフレームに回転自在に支持されたド
    リブンギアと、該キアに固定され、かつ該ギアの
    回転軸線と同軸状に配置された第1かさ歯車と、
    該かさ歯車に噛み合う第2かさ歯車と、第2かさ
    歯車を固定支持し、かつ前記ベースフレームに回
    転自在に支持されたシヤフトと、該シヤフトに固
    定されたアームと、ベースフレームに前端部を枢
    着され、後部が上下方向に回動可能な揺動フレー
    ムと、該揺動フレームと前記アームにそれぞれ枢
    着されたリンクプレートとを有し、シートクツシ
    ヨンが前記揺動フレームに支持されていることを
    特徴とするシート。
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