JP3113601U - ホルダー兼用ファイリング用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】保管時には密閉されて書類が散乱せず、使用時には書類を閲覧でき、書類を収納したホルダーを簡単に取り出せるようなバインダー形式のファイリング用具を提供する。
【解決手段】書類の綴り込み具5を装着してバインダー機能を持たせた二つ折りにするシート部の片側シート部の上部、側縁部、下部に凸部分を有する筋状チャック6を装着し、反対側シート部の上部、側縁部、下部に凹部分を有する筋状チャック7を装着することにより、重合した任意の辺の筋状チャックを嵌合させて固定し、ホルダーとして使用する。
【選択図】図1
【解決手段】書類の綴り込み具5を装着してバインダー機能を持たせた二つ折りにするシート部の片側シート部の上部、側縁部、下部に凸部分を有する筋状チャック6を装着し、反対側シート部の上部、側縁部、下部に凹部分を有する筋状チャック7を装着することにより、重合した任意の辺の筋状チャックを嵌合させて固定し、ホルダーとして使用する。
【選択図】図1
Description
本考案は、書類の整理、保管、運搬に便利なホルダー機能とバインダー機能を備えたファイリング用具に関している。
従来の折曲重合自在なシートに書類の綴り込み具を備えたバインダーは、バインダーに綴じた書類が折れ曲がったり、汚れたりしないように、シートの表面が表紙になるように作成されている。
一方、書類ホルダーはシートを折曲重合し、下辺を接合し、書類をホルダー内に挿入して散らからないように整理できるようになっている。多量の書類をホルダー内に収納したいときは、封筒や書類袋を使用することになる。
このように、バインダーとホルダーは別個のファイリング用具であって、書類の使用目的に合わせて使い分けている。
一方、書類ホルダーはシートを折曲重合し、下辺を接合し、書類をホルダー内に挿入して散らからないように整理できるようになっている。多量の書類をホルダー内に収納したいときは、封筒や書類袋を使用することになる。
このように、バインダーとホルダーは別個のファイリング用具であって、書類の使用目的に合わせて使い分けている。
従来のバインダーは、書類にパンチで穴を穿ち、バインダーに備えた綴り込み具を書類の穴に通して書類が散らからないように固定している。綴り込み具を装着するシートの表面はバインダーの表紙となり、書類を保護する役目を果たしている。しかし、シートが開閉自在であるため何冊ものバインダーを使用するとバインダーの間に他のバインダーが挟まることもある。カバンに収納したバインダーを取り出す際も目的のバインダーを探し当てるのに苦労することが多い。
従来の書類ホルダーは折り返して重ね合わせたシートの下辺を接合して挟んだ書類がホルダー内に収まるように作成されている。ホルダーを収納するとき、開放部分を下向きにしたり、ホルダー内の書類量が増加すると、書類がホルダーからはみ出し、散乱する欠点がある。
同一課題の書類はできるだけ同じバインダーやホルダー内に収納することが好ましい。初めは数枚の書類であっても追加書類が増えて多量の書類になることも多い。そこで、保管時には密閉されて書類が散乱せず、使用時には書類を閲覧でき、書類を収納したホルダーを簡単に取り出せるようなバインダー形式のファイリング用具が求められている。
合成樹脂のシートを二つ折りにして書類を挟むサイズに切断したものを、折曲重合自在な表裏シート部を備えたシート本体とする。このシート部の内側に書類の綴り込み具を装着してバインダー機能を持たせる。二つ折りにしたシート部は広げると開放状態になり、折り畳むとシート部の片面が折り返されて綴じた書類の表紙になる。この状態でバインダーとして使用することが可能である。
広げて開放状態にしたシート部を二つ折りにして重合した際、重合面の上部、側縁部、下部を閉鎖,解放可能とするように、二つ折りにするシート部の片側シート部の上部、側縁部、下部に凸部分を有する筋状チャックを装着する。反対側シート部の上部、側縁部、下部に凹部分を有する筋状チャックを装着する。シート部を二つ折りにして筋状チャックの凸部分と凹部分を嵌合させると重合したシート部は全面的に閉じた状態になる。折り返し部分は初めから閉じた状態であるので、残りの上部、側縁部、下部の三辺にチャックを装着すると、一辺を閉じて残りの二辺を解放した状態で書類の出し入れを行うことも、二辺を閉じて残りの一辺を解放した状態で書類の出し入れを行うことも、三辺を閉じて密閉状態にすることもできる。袋状にすると保管時や持ち歩く時に書類がパックされて散乱することがなく、収納場所への保管やカバンからの取り出しも容易である。
広げて開放状態にしたシート部を二つ折りにして重合した際、重合面の上部、側縁部、下部を閉鎖,解放可能とするように、二つ折りにするシート部の片側シート部の上部、側縁部、下部に凸部分を有する筋状チャックを装着する。反対側シート部の上部、側縁部、下部に凹部分を有する筋状チャックを装着する。シート部を二つ折りにして筋状チャックの凸部分と凹部分を嵌合させると重合したシート部は全面的に閉じた状態になる。折り返し部分は初めから閉じた状態であるので、残りの上部、側縁部、下部の三辺にチャックを装着すると、一辺を閉じて残りの二辺を解放した状態で書類の出し入れを行うことも、二辺を閉じて残りの一辺を解放した状態で書類の出し入れを行うことも、三辺を閉じて密閉状態にすることもできる。袋状にすると保管時や持ち歩く時に書類がパックされて散乱することがなく、収納場所への保管やカバンからの取り出しも容易である。
本考案の効果は下記の通りである。
書類を綴り込んで使用するバインダー機能と、書類を綴り込まないで使用するホルダー機能との二つの機能を有する。
ホルダー内の書類が滑り落ちることがなくなる。
カバンからの出し入れが容易である。
ホルダーとして使用する際、チャックの閉じ方により縦型でも横型でも任意の袋状にして使用することができる。
書類がチャック内に納まるので、紙の角が折れたり、汚れたりすることがない。
ファイルされた書類がチャックの内側に封入されるので、長期保存時の変色、退色防止となる。
以下、本考案の実施の形態について説明する。
図1に示すシート本体(1)は合成樹脂で形成されている。シート本体(1)はシート本体(1)の中央部に形成した折れ線(4)の片面が表シート(2)になり、反対面が裏シート(3)になる。図1では裏シート(3)の折れ線(4)付近に書類綴り込み具(5)を設置している。表シート(2)の上部、側縁部、下部に凸型筋状チャック(6)を具備し、裏シート(3)の上部、側縁部、下部に凹型筋状チャック(7)を具備している。図1では、表シート(2)の三辺に連結した凸型筋状チャック(6)を張り巡らしていて、裏シート(3)の三辺に連結した凹型筋状チャック(7)を張り巡らしている。しかし、図2に示すように、各コーナーの凸型筋状チャック(6)と凹型筋状チャック(7)を切除して各辺毎に独立した凸型筋状チャック(6)と凹型筋状チャック(7)を形成することもできる。シート本体(1)の材質は合成樹脂に限らず、筋状チャックを装着できる材質であればよい。書類綴り込み具(5)の装着位置も限定されたものでなく、凸型筋状チャック(6)と凹型筋状チャック(7)の装着も表シート(2)と裏シート(3)のいずれか一方であればよい。
図1に示すシート本体(1)は合成樹脂で形成されている。シート本体(1)はシート本体(1)の中央部に形成した折れ線(4)の片面が表シート(2)になり、反対面が裏シート(3)になる。図1では裏シート(3)の折れ線(4)付近に書類綴り込み具(5)を設置している。表シート(2)の上部、側縁部、下部に凸型筋状チャック(6)を具備し、裏シート(3)の上部、側縁部、下部に凹型筋状チャック(7)を具備している。図1では、表シート(2)の三辺に連結した凸型筋状チャック(6)を張り巡らしていて、裏シート(3)の三辺に連結した凹型筋状チャック(7)を張り巡らしている。しかし、図2に示すように、各コーナーの凸型筋状チャック(6)と凹型筋状チャック(7)を切除して各辺毎に独立した凸型筋状チャック(6)と凹型筋状チャック(7)を形成することもできる。シート本体(1)の材質は合成樹脂に限らず、筋状チャックを装着できる材質であればよい。書類綴り込み具(5)の装着位置も限定されたものでなく、凸型筋状チャック(6)と凹型筋状チャック(7)の装着も表シート(2)と裏シート(3)のいずれか一方であればよい。
図3では書類(8)に開けた二穴の綴じ込み穴を裏シート(3)の書類綴り込み具(5)に綴じこむ状態を示している。書類(8)の綴じ込みが完了すると、図5に示すように、書類(8)はシート本体(1)の裏シート(3)の書類綴じ込み具(5)に固定され、表シート(2)は折れ線(4)から折り返されて表紙となる。
図4では凸型筋状チャック(6)と凹型筋状チャック(7)の形状を図示している。凸型筋状チャック(6)と凹型筋状チャック(7)は既存の市販品より選択して使用することができる。
図6では表シート(2)の下部の凸型筋状チャック(6)と裏シート(3)の下部の凹型筋状チャック(7)を嵌合させた状態でのホルダーとしての使用方法を示し、図7では表シート(2)の側縁部及び下部の凸型筋状チャック(6)と裏シート(3)の側縁部及び下部の凹型筋状チャック(7)を嵌合させた状態でのホルダーとしての使用方法を示し、図8では表シート(2)の上部及び下部の凸型筋状チャック(6)と裏シート(3)の上部及び下部の凹型筋状チャック(7)を嵌合させた状態でのホルダーとしての使用方法を示している。このように、使用目的に合わせた状態で本考案のホルダー兼用ファイリング用具を使用することができ、整理、保管、持ち運びが容易である特長がある。
書類を封筒に入れて郵便や宅配便で発送するのに替えて、本考案のホルダー兼用ファイリング用具に書類を綴り込んだり、各辺の筋状チャックを固定して密封し、表面にあて先を記入することで封筒代わりとなり、そのままバインダーやホルダーとして使用できるため、経費の節減となり、整理、保管も容易になる。
1 シート本体
2 表シート
3 裏シート
4 折れ線
5 書類綴り込み具
6 凸型筋状チャック
7 凹型筋状チャック
8 書類
2 表シート
3 裏シート
4 折れ線
5 書類綴り込み具
6 凸型筋状チャック
7 凹型筋状チャック
8 書類
Claims (1)
- シート本体を折曲重合自在に作成し、少なくとも一方のシート部の内側に書類の綴り込み具を装着し、少なくとも一方のシート部の上部、側縁部、下部内側に凸部分と凹部分を嵌合して固着する筋状チャックの凸部分を備え、他方のシート部の上部、側縁部、下部内側に筋状チャックの凹部分を備えたことを特徴とするホルダー兼用ファイリング用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004585U JP3113601U (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | ホルダー兼用ファイリング用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004585U JP3113601U (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | ホルダー兼用ファイリング用具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3113601U true JP3113601U (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=43275955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005004585U Expired - Fee Related JP3113601U (ja) | 2005-05-23 | 2005-05-23 | ホルダー兼用ファイリング用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3113601U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0666358U (ja) * | 1992-02-14 | 1994-09-20 | 株式会社柳グループ | 物入れ器 |
-
2005
- 2005-05-23 JP JP2005004585U patent/JP3113601U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0666358U (ja) * | 1992-02-14 | 1994-09-20 | 株式会社柳グループ | 物入れ器 |
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