JP3112009U - 家具転倒防止台 - Google Patents
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Abstract
【課題】地震の際に家具の転倒を確実に防止することができる家具転倒防止台を提供する。
【解決手段】家具外周土台2aを支持する矩形の土台枠1の幅方向に複数の荷重受け部材3が間隔をおいて平行に固定され、荷重受け部材3は土台枠1の前面から張り出した張り出し部4と土台枠1に固定する固定部5とが一体に形成され、固定部5の端部に家具外周土台2aの後面に固定するための固定板6が固定されている家具転倒防止台。
【選択図】図1
【解決手段】家具外周土台2aを支持する矩形の土台枠1の幅方向に複数の荷重受け部材3が間隔をおいて平行に固定され、荷重受け部材3は土台枠1の前面から張り出した張り出し部4と土台枠1に固定する固定部5とが一体に形成され、固定部5の端部に家具外周土台2aの後面に固定するための固定板6が固定されている家具転倒防止台。
【選択図】図1
Description
本考案は、地震の際に家具が転倒するのを防止することができる家具転倒防止台に関する。
強い地震の場合、大きいゆれにより家具が転倒して人間を負傷させたり、収納物が飛び出して損傷したり散乱したりする。
そこで、家具の転倒を防止するため、各種の考案が提案されている。例えば、特許文献1には、箱形家具の底部に設けられた飛び出し部、飛び出し部を固定する固定装置、飛び出し部を押し出すバネおよび地震を感知する感震器で構成され、感震器で地震を感知すると、固定装置が解除されて押出バネにより飛び出し部を前方に押し出して箱形家具の転倒を防止する転倒防止装置が開示されている。
また、特許文献2には、コイルバネで伸縮する伸縮脚、伸縮脚に係止させるストッパーピン、ストッパーピンに係止する爪および爪を外す振り子で構成される家具受台において、地震により振り子がゆれると、ストッパーピンから爪が外れてコイルバネにより伸縮脚を前方に押し出して箱形家具の転倒を防止する転倒防止装置が開示されている。
特開平10−248668号公報
特開平9−75159号公報
前記従来の転倒防止装置では、感震器が作動しないために固定装置を作動させずに飛び出し部が出なかったり、あるいは振り子がゆれないために伸縮脚を出なかったりするため、確実に家具の転倒を防止できないおそれがあった。
そこで、本考案は、地震の際に家具の転倒を確実に防止することができる家具転倒防止台を提供するものである。
本考案の家具転倒防止台は、家具外周土台を支持する矩形の土台枠の幅方向に複数の荷重受け部材が間隔をおいて平行に固定され、前記荷重受け部材は前記土台枠の前面から張り出した張り出し部と前記土台枠に固定する固定部とが一体に形成され、前記固定部の端部に前記家具外周土台の後面に固定するための固定板が固定されていることを特徴とする。
また、前記構成において、前記荷重受け部材に形成された中空部に圧縮スプリングが配置されるとともに荷重受け部材の端部から前方へ前記圧縮スプリングの伸びにより突出する腕木が配置され、前記圧縮スプリングを圧縮状態に保持し、且つ前記家具外周土台の傾きにより回転して前記圧縮スプリングの圧縮状態を解除する回転自在のストッパ部材を備え、さらに前記荷重受け部材を挟んで固定配置された一対のパイプ内に圧縮スプリングにより前記ストッパ部材の前部とこれに接する家具土台枠を支持する回転板受木を設けたことを特徴とする。
本考案は、地震のゆれにより家具が傾いても張り出し部により重心の移動が規制されるので、転倒を確実に防止することができる。
また、腕木が張り出し部から伸びることにより張り出し部が延長されて、転倒を確実に防止することができる。
本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本考案の家具転倒防止台の第1実施例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図、図2は第1実施例の家具転倒防止台を家具に取り付けた状態を示す斜視図である。
図1及び図2において、本実施例の家具転倒防止台は、矩形の土台枠1と、この土台枠1に載せる家具2の前後方向に沿って、地震のゆれにより傾いて移動する重心を受けることができる一対の荷重受け部材3が間隔をおいて平行に固定されている。
土台枠1は家具外周土台2aが載る幅の枠により家具外周土台2aとほぼ合同形にして家具2が安定して支持されるように形成する。
荷重受け部材3は、土台枠1の前面から張り出した張り出し部4と、土台枠1を家具外周土台2aへ固定する固定部5が一体に形成される。荷重受け部材3の高さは土台枠1と同一高さにして、家具2が土台枠1と固定部5の上面に安定して支持されるようにする。張り出し部4の長さは、地震により傾いて家具2の重心が移動しても、家具の高さや形状を考慮して転倒を防止できる長さとし、一般的な箱形家具の場合、土台枠1の幅の約半分から土台枠1の幅程度でよい。固定部5の後端部には、土台枠1の後面に固定するために鋼製の固定板6がねじ釘で固定される。
次ぎに、本実施例の家具転倒防止台の使用方法について説明する。
土台枠1に家具2あるいは家具2の下段を載せた後、荷重受け部材3の固定部5の後端部の固定板6を家具外周土台2aにねじ釘で固定する。次いで、作業しやすいように家具2を後側に倒して荷重受け部材3の固定部5の裏側からねじ釘をねじ込んで家具外周土台2aに固定部5の前後を固定する。
荷重受け部材3の家具外周土台2aへの固定が完了した後に、家具2を起こして所望の場所に配置する。
以上のようにして荷重受け部材3が固定された家具2は、地震のゆれにより傾いても張り出し部4により重心の移動が規制されるので、転倒を防止することができる。
図3は本考案の家具転倒防止台の別実施例を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、図4(a)は本考案の家具転倒防止台のストッパ部材の断面図、(b)は(a)の平面図、図5は第2実施例の家具転倒防止台を家具に取り付けた状態を示す斜視図である。
本実施例は地震のゆれにより、張り出し部材4に家具2のゆれにより自動的に突出する腕木8を備えた家具転倒防止台としたものである。
土台枠1は桧などの硬木を使用して家具外周土台2aの外周と合同形の矩形に形成して、家具外周土台2aが土台枠1内に収まるように形成する。土台枠1は幕板を兼ねており、土台枠1の前面のつなぎ目は補強幕板カバー1aで覆って補強する。
土台枠1の幅方向には複数の荷重受け部材3が間隔をおいて平行に固定されている。荷重受け部材3は土台枠1の前側へ張り出す張り出し部4、土台枠1を家具外周土台2aへ固定する固定部5が一体に形成されている。固定部5には、土台枠1の後面に、家具外周土台2aを固定するための鋼製の固定板6が固定される。固定板6によりねじ釘で家具外周土台2aの後面のみを固定して支持する。
図4において、荷重受け部材3は角形鋼管よりなり、角形鋼管内にはコイルスプリング7に押されて張り出し部4の端部から突出する腕木8が内蔵されている。スプリング7の前端には押出板9が固定され、圧縮されたスプリング7は開放により伸びて押出板9が腕木8に当たり、腕木8を前方へ押し出す。平常状態ではスプリング7は、ストッパ部材10のストッパ板10aにより押出板9が移動しないように規制されて圧縮された状態に保持されている。腕木8は、スプリング7の押出により張り出し部4から抜け出るのを防止するために角形鋼管内にワイヤ8aで連結されている。
ストッパ部材10は、荷重受け部材3の前側の上部に固定された軸受11に回転軸10bにより回転自在に軸支された板状の回転板10cを備え、この回転板10cの後部に下向きにスプリング7の押出板9の移動を規制するストッパ板10aが設けられ、回転板10cの前部の裏面は回転板受け木12に接触させる。ストッパ板10aは後述する傾斜面14により回転板10cが傾斜して固定部5から抜け出る長さとする。
回転板受け木12は、各荷重受け部材3を挟んで固定配置された一対のパイプ12a内に圧縮コイルスプリング12bにより支持され、回転板10cの前部を押し上げる方向に付勢して回転板10cを家具土台2aの前部に形成された傾斜面14に接触させて支持するとともに、回転板10cを水平に保持する。なお、回転板10cの後部の端部は、和紙13で荷重受け部材3に連結し、家具が倒れることのない小さな地震のゆれ、すなわち和紙13が切れない程度の小さな地震のゆれではストッパ部材10が作動しないようにしてもよい。
回転板10cが接触する家具土台2aの前面側の底面は、内側に向かって上方に斜めに切り欠いて傾斜面14を形成し、これにより地震のゆれにより家具2が前に傾いた際に家具土台2aの前面側が下がるようにする。
次ぎに、本実施例の家具転倒防止台の使用方法及び動作について説明する。
土台枠1を家具外周土台2aにセットした後、荷重受け部材3の固定部5の固定板6を家具外周土台2aの後面にねじ釘で固定する。このとき、ストッパ部材10の回転板10cが水平に保持され、スプリング7は圧縮され、ストッパ板10aにより移動できない状態になっている。これにより、外周土台2aは、後面で固定支持され、前面が圧縮コイルスプリング12bで上方向に付勢された回転板受け木12で支持され、地震の揺れにより前面が前方に傾くようになる。
地震により家具2がゆれて前側に傾くと、家具土台2aに形成された傾斜面14により家具2の前面が下がり、回転板10cの前面が押し下げられて回転し、和紙13は切れてストッパ板10aが上がって押出板9がスプリング7により押されて腕木8が張り出し部4から突出する。
腕木8が張り出し部4から伸びることにより張り出し部4が延長して、地震のゆれにより家具2が傾いても荷重の移動、即ち重心の移動が規制されるので、転倒を防止することができる。
1:土台枠
1a:補強幕板カバー
2: 家具
2a:家具外周土台
3:荷重受け部材
4:張り出し部
5:固定部
6:固定板
7:スプリング
8:腕木
9:押出板
10:ストッパ部材
10a:ストッパ板
10b:回転軸
10c:回転板
11:軸受
12:回転板受け木
12a:パイプ
12b:スプリング
13:和紙
14:傾斜面
1a:補強幕板カバー
2: 家具
2a:家具外周土台
3:荷重受け部材
4:張り出し部
5:固定部
6:固定板
7:スプリング
8:腕木
9:押出板
10:ストッパ部材
10a:ストッパ板
10b:回転軸
10c:回転板
11:軸受
12:回転板受け木
12a:パイプ
12b:スプリング
13:和紙
14:傾斜面
Claims (2)
- 家具外周土台を支持する矩形の土台枠の幅方向に複数の荷重受け部材が間隔をおいて平行に固定され、前記荷重受け部材は前記土台枠の前面から張り出した張り出し部と前記土台枠に固定する固定部とが一体に形成され、前記固定部の端部に前記家具外周土台の後面に固定するための固定板が固定されていることを特徴とする家具転倒防止台。
- 前記荷重受け部材に形成された中空部に圧縮スプリングが配置されるとともに荷重受け部材の端部から前方へ前記圧縮スプリングの伸びにより突出する腕木が配置され、前記圧縮スプリングを圧縮状態に保持し、且つ前記家具外周土台の傾きにより回転して前記圧縮スプリングの圧縮状態を解除する回転自在のストッパ部材を備え、さらに前記荷重受け部材を挟んで固定配置された一対のパイプ内に圧縮スプリングにより前記ストッパ部材の前部とこれに接する家具土台枠を支持する回転板受木を設けたことを特徴とする請求項1記載の家具転倒防止土台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002651U JP3112009U (ja) | 2005-04-26 | 2005-04-26 | 家具転倒防止台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005002651U JP3112009U (ja) | 2005-04-26 | 2005-04-26 | 家具転倒防止台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3112009U true JP3112009U (ja) | 2005-07-28 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005002651U Expired - Fee Related JP3112009U (ja) | 2005-04-26 | 2005-04-26 | 家具転倒防止台 |
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JP (1) | JP3112009U (ja) |
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2005
- 2005-04-26 JP JP2005002651U patent/JP3112009U/ja not_active Expired - Fee Related
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