JP4361534B2 - 転倒防止装置、及びそれを備えた機器の設置構造 - Google Patents
転倒防止装置、及びそれを備えた機器の設置構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4361534B2 JP4361534B2 JP2006007497A JP2006007497A JP4361534B2 JP 4361534 B2 JP4361534 B2 JP 4361534B2 JP 2006007497 A JP2006007497 A JP 2006007497A JP 2006007497 A JP2006007497 A JP 2006007497A JP 4361534 B2 JP4361534 B2 JP 4361534B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vending machine
- base plate
- prevention device
- fall prevention
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Description
従来の設置構造は、例えば自動販売機を設置しようとする設置場所の地面或いはベースプレートにアンカーボルトを打ち込み、そのアンカーボルトを自動販売機の本体や脚部に固定して剛体構造とすることで、地震等の発生によっても自動販売機が倒れないように固定されている。
この特許文献1に記載のものは、整理箪笥や収納ケース等の箱物長尺物が振動によって前後方向に揺れたとき、それらに取り付けられた箱物長尺物取り付け部材が共に前後に揺れることで、吊設バーが箱物長尺物持上部材から持ち上がると、吊設バー制動用レバーによって吊設バーをその位置で係止させて元に戻らないようにすることで、整理箪笥等が後方に傾くことで前方に倒れないようにしている。
一方、特許文献1に記載されたものは、箱物長尺物が振動したとき、それと共に箱物長尺物取り付け部材が振動して吊設バーが持ち上がり、その際、吊設バー制動用レバーによって吊設バーが降下しないようにしているものの、このような構成では整理箪笥等のような軽量物を対象とするものであり、自動販売機のように大きな重量を有する機器では、吊設バー及び制動用レバーの双方が押圧されてしまって元の位置に簡単に戻ってしまうばかりでなく、全体の構成体そのものが押し潰されてしまうおそれがあり、従って、自動販売機程度の大きな重量の機器には利用することができないという問題があった。
請求項1に係る発明は、ベースプレート上に設置する機器の転倒防止装置であって、前記ベースプレートと前記機器の一部の対向面間に介装される姿勢制御部材を備えてなり、該姿勢制御部材は、内部にエアーが充填された中空の魂体からなり、前記機器に振動が付与されて前記ベースプレート及び前記機器間の応圧力が一定値を越えたときに内部のエアを外部へ放出することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の転倒防止装置と、この転倒防止のベースプレート上に配置される機器を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の転倒防止装置を備えた機器の設置構造において、前記機器は、自動販売機であることを特徴とする。
図1において、符号10は、ベースプレート11上に設置する機器としての自動販売機Kに適用した転倒防止装置である。
この転倒防止装置10は、ベースプレート11の後側に後述する姿勢制御機構20が起伏可能に支持されたものである。ベースプレート11は、図2に示すように、鎖線にて表す自動販売機Kを設置するために用いられるものであって、自動販売機Kの奥行き方向に沿うよう帯状に形成された二個一対のプレート構成体12からなっており、図1に示すように、地面Gの上に自動販売機Kの両側に配置されるよう設けられる。
その取り付け構造を具体的に説明すると、図6(a)及び(b)に示すように、プレート構成体12に固定されたブラケット33にピン34によってシリンダ本体31の基部が連結され、ロッド32の先端が自動販売機Kの背面の背板35に固定されたブラケット36にピン37によって連結されている。背板35は、詳細に図示していないが自動販売機Kの背面にボルトによって緊締されている。
まず、地面Gに自動販売機Kの前後(奥行き)方向に合わせてベースプレート11が両側に置かれ(図2参照)、そのベースプレート11上に姿勢制御機構20を介して自動販売機Kが設置されると共に、自動販売機Kの背面側とベースプレート11間にダンパ30が介装される。また、自動販売機Kが姿勢制御機構20を介してベースプレート11上に設置されたとき、姿勢制御機構20の制御体本体21が、自動販売機Kの背面に取り付けられた調整体40の先端によって起立され、図1に示すように倒伏しないようになっている。
この転倒防止装置10は、ベースプレート11上に自動販売機Kを設置するためのものであって、ベースプレート11の後部と、自動販売機Kにおける前記後部と対向する底面との間に介装された姿勢制御部材51からなっている。
この姿勢制御部材51は、中空の魂体からなっていて、その内部52にエアーが充填されている。姿勢制御部材51には、内部と外部とを連絡する微細な連絡路53が形成され、通常では連絡路53が封止部54によって内部52のエアーが所定の高圧に保たれている。この場合のエアー圧としては、ベースプレート11と自動販売機Kとの間に姿勢制御部材51が介装されたとき、通常では、自動販売機Kの重量を支持するのに耐える大きさである。
また、姿勢制御部材51を繰り返し使用可能に構成すれば、該姿勢制御部材51内に再度エアーを充填することにより、該姿勢制御部材51を簡単に元の状態に復帰させることができる。
第2の実施形態において、第1の実施形態と同様のダンパ30を設けると、転倒防止効果をいっそう高めることができる。
11 ベースプレート
12 プレート構成体
13 杆体
20 姿勢制御機構
21 制御体本体
22 コイルバネ(付勢部材)
30 ダンパ
40 調整体
K 自動販売機(機器)
Claims (3)
- ベースプレート上に設置する機器の転倒防止装置であって、
前記ベースプレートと前記機器の一部の対向面間に介装される姿勢制御部材を備えてなり、該姿勢制御部材は、内部にエアーが充填された中空の魂体からなり、前記機器に振動が付与されて前記ベースプレート及び前記機器間の応圧力が一定値を越えたときに内部のエアを外部へ放出することを特徴とする転倒防止装置。 - 請求項1に記載の転倒防止装置と、この転倒防止装置のベースプレート上に配置される機器を備えてなることを特徴とする転倒防止装置を備えた機器の設置構造。
- 請求項2記載の転倒防止装置を備えた機器の設置構造において、
前記機器は、自動販売機であることを特徴とする転倒防止装置を備えた機器の設置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007497A JP4361534B2 (ja) | 2006-01-16 | 2006-01-16 | 転倒防止装置、及びそれを備えた機器の設置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007497A JP4361534B2 (ja) | 2006-01-16 | 2006-01-16 | 転倒防止装置、及びそれを備えた機器の設置構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003330740A Division JP3784791B2 (ja) | 2003-09-22 | 2003-09-22 | 転倒防止装置、及びそれを備えた機器の設置構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006107539A JP2006107539A (ja) | 2006-04-20 |
JP4361534B2 true JP4361534B2 (ja) | 2009-11-11 |
Family
ID=36377070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006007497A Expired - Fee Related JP4361534B2 (ja) | 2006-01-16 | 2006-01-16 | 転倒防止装置、及びそれを備えた機器の設置構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4361534B2 (ja) |
-
2006
- 2006-01-16 JP JP2006007497A patent/JP4361534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006107539A (ja) | 2006-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5872634B2 (ja) | 転倒防止装置 | |
JP2006307637A (ja) | 二段階振動/引張荷重抑制装置を持つ振動パイル打込み機/抜取り機 | |
JP5126863B2 (ja) | 収納棚 | |
JP3784791B2 (ja) | 転倒防止装置、及びそれを備えた機器の設置構造 | |
JP4361534B2 (ja) | 転倒防止装置、及びそれを備えた機器の設置構造 | |
JP4349649B2 (ja) | 対象物設置機構 | |
JP2022096584A (ja) | 鋳砂落とし装置 | |
JP4118775B2 (ja) | 転倒防止装置、及びそれを備えた機器の設置構造 | |
JP4230321B2 (ja) | 転倒防止装置及びそれを備えた機器の設置構造 | |
JP6139040B1 (ja) | 走行パレットへ搭載する重錘の搭載構造 | |
JP6356180B2 (ja) | 転倒防止装置、及びその取り外し方法 | |
JP2005099959A (ja) | 転倒防止装置及びそれを備えた機器の設置構造 | |
JP5531364B2 (ja) | 自走式スクリーン | |
JP6360401B2 (ja) | 感震式物品落下防止装置 | |
JP6194219B2 (ja) | 感震式物品落下防止装置 | |
JP2005099924A (ja) | 転倒防止装置、及びそれを備えた機器の設置構造 | |
JP4849230B2 (ja) | 荷保管用ラックの荷支持装置 | |
JP6333311B2 (ja) | ブラケット、及び転倒防止装置 | |
JP2021074424A (ja) | 感震式落下防止装置 | |
JP2005282062A (ja) | 杭打機 | |
JP3113704U (ja) | 地震時置物転倒防止装置 | |
JP6220317B2 (ja) | 感震式物品落下防止装置 | |
JP3112009U (ja) | 家具転倒防止台 | |
JP6081342B2 (ja) | 感震式落下防止装置 | |
JP2017177983A (ja) | プルアウト防止機能付きダンプトラック |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060712 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090804 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090812 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130821 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |