JP4361534B2 - 転倒防止装置、及びそれを備えた機器の設置構造 - Google Patents

転倒防止装置、及びそれを備えた機器の設置構造 Download PDF

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Description

この発明は、転倒防止装置及びそれを備えた機器の設置構造に係り、特に、自動販売機などのように大きな重量をなして起立する機器に使用するのに好適な技術に関する。
起立した状態に設置されて大きな重量をもっている機器として種々のものがあり、例えば自動販売機がある。自動販売機は、地震等が起きても、倒れないような設置構造が採用されている。
従来の設置構造は、例えば自動販売機を設置しようとする設置場所の地面或いはベースプレートにアンカーボルトを打ち込み、そのアンカーボルトを自動販売機の本体や脚部に固定して剛体構造とすることで、地震等の発生によっても自動販売機が倒れないように固定されている。
このような設置構造の他、地震によって揺れたとき、例えば前方に転倒しないように配慮されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載のものは、整理箪笥や収納ケース等の箱物長尺物が振動によって前後方向に揺れたとき、それらに取り付けられた箱物長尺物取り付け部材が共に前後に揺れることで、吊設バーが箱物長尺物持上部材から持ち上がると、吊設バー制動用レバーによって吊設バーをその位置で係止させて元に戻らないようにすることで、整理箪笥等が後方に傾くことで前方に倒れないようにしている。
特開2000−184924号公報(第1−2頁、図1−5)
ところで、上記従来の設置構造においては、設置場所の地面或いはベースプレートにアンカーボルトを打ち込むことで、自動販売機を確実に固定できるものの、アンカーボルトを用いると、その工事に手間及び労力がかかり過ぎるので、自動販売機を簡単に設置することができないという問題があった。特に、アンカーボルトの打ち込み時には、騒音が発生して周囲にも迷惑がかかったりすることもある。
一方、特許文献1に記載されたものは、箱物長尺物が振動したとき、それと共に箱物長尺物取り付け部材が振動して吊設バーが持ち上がり、その際、吊設バー制動用レバーによって吊設バーが降下しないようにしているものの、このような構成では整理箪笥等のような軽量物を対象とするものであり、自動販売機のように大きな重量を有する機器では、吊設バー及び制動用レバーの双方が押圧されてしまって元の位置に簡単に戻ってしまうばかりでなく、全体の構成体そのものが押し潰されてしまうおそれがあり、従って、自動販売機程度の大きな重量の機器には利用することができないという問題があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、地震等によって振動したとき、重量の大きな機器であっても、機器が転倒するのを確実に防止することができ、しかも簡単に設置することができる転倒防止装置、及びその転倒防止装置を備えた機器の設置構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、ベースプレート上に設置する機器の転倒防止装置であって、前記ベースプレートと前記機器の一部の対向面間に介装される姿勢制御部材を備えてなり、該姿勢制御部材は、内部にエアーが充填された中空の魂体からなり、前記機器に振動が付与されて前記ベースプレート及び前記機器間の応圧力が一定値を越えたときに内部のエアを外部へ放出することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の転倒防止装置と、この転倒防止のベースプレート上に配置される機器を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の転倒防止装置を備えた機器の設置構造において、前記機器は、自動販売機であることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、機器が揺れ、ベースプレートからある程度の寸法で上方に持ち上がって離間した後、そのまま姿勢制御部材に落下すると、姿勢制御部材に通常の機器の重量以上の重みが加わり、姿勢制御部材が押圧されるので、その押圧力によって姿勢制御部材内のエアーが徐々に外部に放出され、姿勢制御部材が緩慢に縮むことで機器を後方に傾いた状態に支持でき、前方に倒れるのを防ぐことができる効果が得られる。
請求項2に係る発明によれば、ベースプレートと機器間に転倒防止装置を設けるだけであり、機器の設置を簡単に行うことができると共に、騒音を発生することなく行うことができ、しかも、簡単に設置できるにも拘わらず、機器に収納された製品が破損するのを防ぐことができ、地震に対して耐性のある機器が得られると共に、それだけ信頼性を高めることができる効果が得られる。
請求項3に係る発明によれば、自動販売機に適用されることで、容易に設置できて、地震等の振動に対して高い信頼性のある自動販売機を提供することができる効果が得られる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1から図8はこの発明の第1の実施の形態に係る転倒防止装置を示す図である。
図1において、符号10は、ベースプレート11上に設置する機器としての自動販売機Kに適用した転倒防止装置である。
この転倒防止装置10は、ベースプレート11の後側に後述する姿勢制御機構20が起伏可能に支持されたものである。ベースプレート11は、図2に示すように、鎖線にて表す自動販売機Kを設置するために用いられるものであって、自動販売機Kの奥行き方向に沿うよう帯状に形成された二個一対のプレート構成体12からなっており、図1に示すように、地面Gの上に自動販売機Kの両側に配置されるよう設けられる。
姿勢制御機構20は、図3から図5に示すように、制御体本体21と、この制御体本体21を倒伏方向に付勢される付勢部材としてのコイルバネ22とを備えている。制御体本体21は、全体としてL字状に折り曲げられたアングルピースからなっていて、その長手方向の基端部が、ベース26に立設された支持部材24にピン25によって回動自在に支持されている。即ち、制御体本体21の両側に補強リブ23が溶接などによって固定され、その基端部に設けられたピン挿通孔(符示せず)をピン25が挿通することで制御体本体21がプレート構成体12に対して回動自在に支持されている。制御体本体21が起立した高さは、自動販売機Kの脚部K1の高さと略同様となっている。ピン25は、支持部材24、24間に架設されている。ベース26は、ベースプレート11のプレート構成体12にボルトによって緊締される。なお、図4における制御体本体21は、図1における姿勢制御機構20とは反対向きの状態に作図されている。
コイルバネ22は、例えばピン25を挿通してあって、その一端がベースプレート11に引き掛けられると共に他端が制御体本体21に引き掛けられており、その付勢力により図4に鎖線にて示すように制御体本体21をベースプレート11側に回動させることで倒伏させるようになっている。
このような姿勢制御機構20は、図2に示すように、各プレート構成体12の後側にそれぞれ設けられており、それぞれが同じタイミングで動作できるよう杆体13によって連結されている。つまり、杆体13の一端が一方の姿勢制御機構20の制御体本体21の後部に固定されると共に、他端が他方の姿勢制御機構20の制御体本体21に同様にして固定され、双方の制御体本体21が同時に動作するようになっている。
一方、ベースプレート11と自動販売機Kの後部間に図1に示すようにダンパ30が設けられている。ダンパ30は、ベースプレート11に連結されたシリンダ本体31と、該シリンダ本体31に一端が摺動自在に設けられると共に、他端が自動販売機Kの背面部に連結されたロッド32とからなっており、内部にオイル若しくはエアが封入されている。
その取り付け構造を具体的に説明すると、図6(a)及び(b)に示すように、プレート構成体12に固定されたブラケット33にピン34によってシリンダ本体31の基部が連結され、ロッド32の先端が自動販売機Kの背面の背板35に固定されたブラケット36にピン37によって連結されている。背板35は、詳細に図示していないが自動販売機Kの背面にボルトによって緊締されている。
また、自動販売機Kの後部には、姿勢制御機構20の起伏位置を調整する調整体40が設けられている。調整体40は、板状体であって、図1及び図7に示すように、自動販売機Kの背面側の下部に例えばボルトなどによって取り付けられることで、自動販売機Kの下方に若干突出している。この調整体40は、姿勢制御機構20が起立した状態にあってその上に自動販売機Kが設置されたとき、その下部が姿勢制御機構20の制御体本体21の短手方向の先端と当接することで、制御体本体21が倒伏するのを防ぎ、また自動販売機Kが上下方向に揺れるに伴って上方に動いたとき、制御体本体21から外れることで、制御体本体21の倒伏を許容するようになっている。
従って、調整体40は、自動販売機Kが起立した状態の制御体本体21上に設置されているときに、振動などによって自動販売機Kと制御体本体21間の距離が一定寸法以上を越えると、制御体本体21との係合を解除して制御体本体21が開放されることで、制御体本体21が付勢部材14の付勢力で倒伏するようになっており、制御体本体21の倒伏位置を調整するようになっている。そのため、調整体40は、例えば長さ方向に複数のボルト挿通孔が設けられ、そのいずれかのボルト挿通孔を通るボルトによって自動販売機Kの背面側の下部に突出長さが変えられるように取り付けられているが、それ以外として、長孔を通るボルトの位置を変えることで自動販売機Kにおいて下方に突出する突出量が変更されるようにしてもよい。
この実施形態の転倒防止装置10は、上記のように構成されているので、次に、その動作について以下に説明する。
まず、地面Gに自動販売機Kの前後(奥行き)方向に合わせてベースプレート11が両側に置かれ(図2参照)、そのベースプレート11上に姿勢制御機構20を介して自動販売機Kが設置されると共に、自動販売機Kの背面側とベースプレート11間にダンパ30が介装される。また、自動販売機Kが姿勢制御機構20を介してベースプレート11上に設置されたとき、姿勢制御機構20の制御体本体21が、自動販売機Kの背面に取り付けられた調整体40の先端によって起立され、図1に示すように倒伏しないようになっている。
かかる状態にあるとき、いま、例えば地震等の発生によって振動が起こり、それに伴い自動販売機Kが前後に揺れることがある。このときの揺れの大きさとして、例えば、ベースプレート11上に取り付けられた制御体本体21が、自動販売機Kに取り付けられた調整体40と係合され続ける程度となる場合には、自動販売機Kが前後に揺れても、調整体40が制御体本体21との係合状態が保たれることでその姿勢が保たれる。またこの場合、その揺れに伴いダンパ30のシリンダ本体31上でロッドが緩慢に進退し、ダンパ30が自動販売機Kの揺れを吸収緩和するので、自動販売機Kの揺れを抑制することができ、自動販売機Kが多少の振動であっても倒れるのを防止することができる。
一方、地震の規模が大きいことで、自動販売機Kの前後方向の揺れが上記の揺れより大きくなり、自動販売機Kと姿勢制御機構20の制御体本体21間の隙間が調整体40の突出量を越える程度に自動販売機Kが前後方向に揺れた場合には、調整体40の下端部が制御体本体21から外れるように自動販売機Kが上方に上がった時点で、調整体40と制御体本体21との係合が解除されるので、制御体本体21がコイルバネ22の付勢力により図7に示すように矢印A方向に回動してベースプレート11のプレート構成体12上に倒伏してしまう。
この場合、制御体本体21がコイルバネ22の付勢力によって倒伏に至る時間は、瞬間的であって、上方に上がった自動販売機Kが自重で落下する速さより速く倒伏するので、図8に示すように、倒伏した制御体本体21の頂部に自動販売機Kが落下することとなる。これにより、倒伏した制御体本体21に自動販売機Kの後部が支持された形態となるので自動販売機Kは、前側から後側に傾いたままとなる。
上記振動時、自動販売機Kが前後に大きく揺れた状態にあっても、その揺れに伴いダンパ30のシリンダ本体31上でロッドが緩慢に進退し、ダンパ30が自動販売機Kの揺れを吸収緩和するので、ダンパ30が自動販売機Kの揺れを抑えることができると共に、自動販売機Kが前方に倒れるのを防止することができる。
この実施形態の転倒防止装置10は、ベースプレート11上に姿勢制御機構20が起伏可能に支持されてあって、姿勢制御機構20が起立した状態で自動販売機Kの後部を支持しているとき、地震等によって自動販売機Kが前後方向に揺れることで姿勢制御機構20が倒伏すると、制御体本体21が倒伏した状態で自動販売機Kの後部を支持し続けることができるので、自動販売機Kが後方に傾いただけとなり、自動販売機Kが前方に倒れるのを防ぐことができる。
また、姿勢制御機構20は、ベースプレート11上に回動自在に支持された制御体本体21と、この制御体本体21を倒伏方向へ付勢するコイルバネ22とを備えているので、自動販売機Kと制御体本体21間が一定以上離間した時点で、制御体本体21を確実に倒伏させることができるばかりでなく、倒伏した状態においても自動販売機Kの後部を確実に支持し続けることができ、自動販売機Kを起立時及びび倒伏時のいずれも良好に支持することができる。
また、調整体40は、姿勢制御機構20の制御体本体21が起立したとき、その制御体本体21と係合することで制御体本体21の起立状態を保ち、自動販売機Kが大きく揺れたときに、制御体本体21との係合を解除するので、自動販売機Kから下方に突出する大きさを変えるだけで、制御体本体21との係合位置およびその解除位置を簡単に調整することができる。
また、姿勢制御機構20の一方の制御体本体21と他方の制御体本体21とが杆体13によって連結され、該杆体13によって一方の制御体本体21と他方の制御体本体21とが同様かつ同時に同方向に作動するので、一方が倒伏したときに他方が起立するということがなく、従って、起立したときは勿論、倒伏した状態にあっても、自動販売機Kを安定した状態で支持することができる。
そして、ベースプレートと自動販売機Kの後部との間にダンパ30が設けられ、自動販売機Kが前後に揺れたとき、該ダンパ30によって自動販売機Kの揺れを吸収緩和することができるので、ダンパ自体により自動販売機Kが前方に倒れるのを防止することができ、自動販売機Kの転倒防止機能をいっそう高めることができ、転倒防止に対する信頼を高めることができる。このようなダンパ30は、それ自体のみでも自動販売機Kの転倒防止機能を果たすことができ、従って、姿勢制御機構20と独立的に使用されても効果が得られる。
更に、このような転倒防止装置10が自動販売機Kに適用されると、ベースプレート11と自動販売機K間に転倒防止装置10を設けるだけであり、従来のように設置場所の地面或いはベースプレートにアンカーボルトをいちいち打ち込んだりすることがなくなるので、自動販売機Kの設置を簡単に行うことができると共に、騒音を発生することなく行うことができ、しかも、簡単に設置できるにも拘わらず、自動販売機Kに収納された収納物(製品)が破損するのを防ぐことができ、地震に対して耐性のある自動販売機Kが得られると共に、それだけ信頼性を高めることができる。
一方、転倒防止装置10の作動により、自動販売機Kが後側に傾いた状態となるが、姿勢制御機構20を元に戻す場合には、自動販売機Kを脚部K1側に傾けておき、その状態で姿勢制御機構20の制御体本体21を工具などによりコイルバネ22の付勢力に抗し反転させることで起立させ、これに再び自動販売機Kを設置すればよい。この場合、例えば、制御体本体21に予めワイヤ等を引き掛けておき、そのワイヤ等を引張ることで起立させるようにしてもよく、いずれにしろ、簡単に復帰させることができる。
図9及び図10は、この発明の第2の実施の形態に係る転倒防止装置を示している。
この転倒防止装置10は、ベースプレート11上に自動販売機Kを設置するためのものであって、ベースプレート11の後部と、自動販売機Kにおける前記後部と対向する底面との間に介装された姿勢制御部材51からなっている。
この姿勢制御部材51は、中空の魂体からなっていて、その内部52にエアーが充填されている。姿勢制御部材51には、内部と外部とを連絡する微細な連絡路53が形成され、通常では連絡路53が封止部54によって内部52のエアーが所定の高圧に保たれている。この場合のエアー圧としては、ベースプレート11と自動販売機Kとの間に姿勢制御部材51が介装されたとき、通常では、自動販売機Kの重量を支持するのに耐える大きさである。
そして、地震の発生によって自動販売機Kが前後に揺れ、自動販売機Kが姿勢制御部材51からある程度の寸法で上方に持ち上がって離間した後、そのまま姿勢部材51に落下することで、姿勢制御部材51に通常の自動販売機Kの重量以上の重みが加わり、姿勢制御部材51が押圧されると、その押圧力によって封止部54が破断されて外部へ放出されるようになっている。このとき、エアーが徐々に外部に放出されることで姿勢制御部材51が緩慢に縮むので、自動販売機Kが後方に傾いた状態で支持され、前方に倒れるのを防ぐことができる。
この実施形態によれば、姿勢制御部材51に自動販売機Kの常態での重量より大きな押圧力が作用したとき、姿勢制御部材51内のエアーが徐々に抜けることで自動販売機Kを後方に傾いた状態で支持し、自動販売機Kが前方へ倒れるのを防ぐように構成したので、基本的には、前述した第1の実施形態と同様の効果が得られる。
このような姿勢制御部材51としては、本例では合成樹脂製のみによって形成されているが、合成樹脂製と金属材とを混在させて構成してもよく、要は、常態では、内部にエアーが充填されてあって自動販売機Kの重量を支持できる構成であればよい。
また、姿勢制御部材51を繰り返し使用可能に構成すれば、該姿勢制御部材51内に再度エアーを充填することにより、該姿勢制御部材51を簡単に元の状態に復帰させることができる。
第2の実施形態において、第1の実施形態と同様のダンパ30を設けると、転倒防止効果をいっそう高めることができる。
なお、上記実施の形態において、姿勢制御機構20がベースプレート11の後側に設けられた例を示したが、自動販売機Kの底面の後側に設けられることでも同様の効果を得ることができ、図示例に限定されるものではない。また、ベースプレート11が自動販売機Kの前後に亘って長さに形成された例を示したが、前側と後側とをカバーし得る大きさの一枚もので構成してもよい。更に自動販売機Kに適用した例を示したが、これに限らず、起立した状態で設置使用されるものであればよく、金庫などの重量物は勿論、軽量なものであっても同様の作用効果を得ることができる。
この発明の第1の実施の形態に係る転倒防止装置を示す全体図である。 転倒防止装置とこれを備えた自動販売機との位置関係を示す説明用平面図である。 姿勢制御機構を示す平面図である。 姿勢制御機構を示す図3の左側面図である。 姿勢制御機構を示す正面図である。 ダンパを示す図であって、(a)は自動販売機の後側から見た正面図、(b)はその右側面図である。 姿勢制御機構の制御体本体と調整体との関係を示す要部の説明図である。 地震等によって自動販売機が一定寸法以上持ち上がったときに、姿勢制御機構が倒伏した作動状態を示す説明図である。 この発明の第2の実施の形態に係る転倒防止装置を示す通常時の場合の説明図である。 地震等の振動により転倒防止装置が縮んだ状態を示す作用説明図である。
符号の説明
10 転倒防止装置
11 ベースプレート
12 プレート構成体
13 杆体
20 姿勢制御機構
21 制御体本体
22 コイルバネ(付勢部材)
30 ダンパ
40 調整体
K 自動販売機(機器)

Claims (3)

  1. ベースプレート上に設置する機器の転倒防止装置であって、
    前記ベースプレートと前記機器の一部の対向面間に介装される姿勢制御部材を備えてなり、該姿勢制御部材は、内部にエアーが充填された中空の魂体からなり、前記機器に振動が付与されて前記ベースプレート及び前記機器間の応圧力が一定値を越えたときに内部のエアを外部へ放出することを特徴とする転倒防止装置。
  2. 請求項1に記載の転倒防止装置と、この転倒防止装置のベースプレート上に配置される機器を備えてなることを特徴とする転倒防止装置を備えた機器の設置構造。
  3. 請求項2記載の転倒防止装置を備えた機器の設置構造において、
    前記機器は、自動販売機であることを特徴とする転倒防止装置を備えた機器の設置構造。
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