JP3110347B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3110347B2
JP3110347B2 JP13998297A JP13998297A JP3110347B2 JP 3110347 B2 JP3110347 B2 JP 3110347B2 JP 13998297 A JP13998297 A JP 13998297A JP 13998297 A JP13998297 A JP 13998297A JP 3110347 B2 JP3110347 B2 JP 3110347B2
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良広 萩原
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淳一 末次
智也 佐伯
人司 竹本
和男 島
徹 薬師寺
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/06Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by electric or magnetic field
    • B41J2002/061Ejection by electric field of ink or of toner particles contained in ink

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特に顔料系インク中の色材粒子を電気泳動
現象により制御するようにしたインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト記録法は、記録時におけ
る騒音の発生が無視し得る程度に極めて小さいという点
において、最近関心を集めている。その中で、簡単な機
構で記録媒体上に直接高速記録が可能であり、しかも普
通紙に記録の行えるインクジェット記録法は極めて有力
な記録法であって、これまでにも様々な方式が提案され
ている。
【0003】従来、この種のインクジェット記録装置
は、例えば特開昭60ー228162号公報に示される
ように、記録媒体背面に設けた電極と、これに対向した
針状の排出電極間に電圧を印加し、発生した電界の静電
力により、インク等の色材を飛翔せしめ、記録を行う方
法がある。
【0004】図7はこの従来のインクジェット記録装置
の概略図である。図7を参照すると、この従来のインク
ジェット記録装置は顔料系インク10が満たされている
インク室1と、この顔料系インク10中の色材粒子を電
気泳動現象によりインク吐出口2へ集中させるための電
気泳動電極3と、インク吐出口2へ集中した色材粒子を
排出させ記録媒体4上に飛翔させるための複数の排出電
極5と、この排出電極5に対向し記録媒体4の背面に配
設した対向電極9を有している。
【0005】インク吐出口2は各排出電極5の先端で凸
状の顔料系インク10のメニスカスができるように、流
路壁8により各排出電極5毎に仕切られている。インク
室1は、インク供給口6とインク排出口7とで不図示の
インクタンクとチューブにより接続されており、インク
室1内のインクに背圧を付与するとともにインク室1内
の顔料系インク10は強制的に循環されている。
【0006】図6は電気泳動電極と排出電極への印加電
圧波形図でる。図6と図7を用いて、この従来のインク
ジェット記録装置の動作について説明する。このインク
ジェット記録装置は帯電している色材粒子を含んでいる
顔料系インクに電界を加えると色材粒子が電界の下で一
方向に動くという電気泳動現象を利用したものである。
すなわち、電気泳動電極3に図6に示す一定電圧V1を
与え、顔料系インク10が満たされているインク室1に
電界を加えると顔料系インク10中の色材粒子がインク
吐出口2へある電気泳動速度で移動し、排出電極5先端
に凸状の顔料系インク10のメニスカスが形成される。
色材粒子の排出を行う排出電極5に図6に示す電圧V
2,時間T2のパルス電圧を印加すると、静電気力によ
って色材粒子は排出電極5の先端部に移動し集中する。
尚、この時電圧V2,時間T2のパルス電圧は色材粒子
の排出を行う排出電極5だけに印加され、排出電極5の
両側の排出電極にはパルス電圧は印加されていない。
【0007】色材粒子は、静電気力によってメニスカス
力、顔料系インクの表面張力や粘性力等に打ち勝って、
このパルス電圧に同期したタイミングで微小な飛翔粒子
群26となって排出電極5の先端部から飛翔し、記録媒
体4上に付着する。色材粒子の補給が行われ、この様な
動作が繰り返されて記録媒体4上に画像が形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したインクジェッ
ト記録装置の問題点は、排出電極へパルス電圧を印加す
るための駆動回路の小型化、低コスト化が難しいことで
ある。その理由は排出電極から色材粒子を排出させる
際、排出電極先端部の電界強度を強くするために排出電
極にパルス状の高電圧を印加しなければならないからで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、顔料系インクが満たされているインク室
と、この顔料系インク中の色材粒子を電気泳動現象によ
りインク吐出口へ集中させるための電気泳動電極と、前
記インク吐出口へ集中した前記色材粒子を排出させて記
録媒体上に飛翔させるための複数の排出電極と、前記排
出電極に対向した位置で前記記録媒体の背面に配設した
対向電極とを備えたインクジェット記録装置において、
前記複数の排出電極のうち任意の第1の排出電極から前
記色材粒子の排出を行う際に、前記第1の排出電極に第
1のパルス電圧を、前記第1の排出電極の両側の第2の
排出電極と第3の排出電極に前記第1のパルス電圧の逆
極性の第2のパルス電圧を印加するように制御すること
を特徴とする。
【0010】また、本発明のインクジェット記録装置
は、前記複数の排出電極が複数の前記第1の排出電極と
複数の前記第2の排出電極と複数の前記第3の排出電極
とで構成されていることを特徴とする。
【0011】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、前記第1の排出電極から前記色材粒子が排出した
後、次に前記色材粒子を排出させる際に、前記第2のパ
ルス電圧を印加した複数の前記第2の排出電極と複数の
前記第3の排出電極のうち前記色材粒子の排出を目的と
する任意の第4の排出電極に第1のパルス電圧を、前記
第4の排出電極の両側の第5の排出電極と第6の排出電
極に前記第2のパルス電圧を印加するように制御するこ
とを特徴とする。
【0012】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、前記第1の排出電極から前記色材粒子が排出した
後、次に前記色材粒子を排出させる際に、前記第2のパ
ルス電圧を印加した複数の前記第2の排出電極と複数の
前記第3の排出電極のうち前記色材粒子の排出を目的と
しない任意の前記第4の排出電極に前記色材粒子が排出
しない程度の第3のパルス電圧を、前記第4の排出電極
の両側の第5の排出電極と第6の排出電極に前記第2の
パルス電圧を印加するように制御することを特徴とす
る。
【0013】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、前記第1のパルス電圧と前記第2のパルス電圧とは
振幅の絶対値が互いに等しいことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施の形態のインクジェ
ット記録装置の簡単な基本構造図(平面図)、図2は第
1の実施の形態の説明図、図3はこの第1の実施の形態
の排出電極への印加電圧波形図、図4は第2の実施の形
態の説明図、図5はこの第2の実施の形態の排出電極へ
の印加電圧波形図、図6は電気泳動電極と排出電極への
印加電圧波形図である。
【0016】図1を参照すると、この実施の形態のイン
クジェット記録装置は、顔料系インクが満たされている
インク室10と、この顔料系インク中の色材粒子を電気
泳動現象によりインク吐出口へ集中させるための電気泳
動電極12と、インク吐出口11へ集中した色材粒子を
排出させて記録媒体13上に飛翔させるための複数の排
出電極20〜24と、この排出電極20〜24に対向し
た位置で記録媒体13の背面に配設した対向電極15と
を備えている。電気泳動電極12に図6に示す一定電圧
V1を与えることにより、顔料系インクが満たされてい
るインク室10に電界を加えると、顔料系インク中の色
材粒子はインク吐出口11へある電気泳動速度で移動
し、顔料系インクはインク吐出口11にメニスカスを形
成する。
【0017】図1,図2および図3を参照して、本発明
の第1の実施の形態について説明する。図2(a)に示
すタイミングAは排出電極b21と排出電極d23から
色材粒子14を排出させるために排出電極a20と排出
電極c22と排出電極e24を制御電極としているもの
である。また、図2(b)に示すタイミングBは次の色
材粒子14を排出させるためにタイミングAから移行し
たときのものであり、排出電極a20と排出電極c22
と排出電極e24から色材粒子14を排出させるために
排出電極b21と排出電極d23を制御電極としている
ものである。ダミー電極a19とダミー電極b25は排
出電極a20と排出電極e24から色材粒子14を排出
させるために用いられる電極であり、ダミー電極a19
とダミー電極b25から色材粒子14が排出することは
ない。
【0018】図2(a)および図3(a)を図1と併せ
て参照して、タイミングAの場合の動作を説明する。
【0019】制御部17はコンピュータ等から入力イン
ターフェース16を経由して入力される印字データおよ
び印字制御信号に応じてダミー電極a19およびb25
と排出電極a20〜e24に与えるべき電圧信号を決定
し、排出電極電圧制御部18に信号を送出する。排出電
極電圧制御部18は制御部17からの信号を検出すると
図3(a)に示すようなパルス電圧をダミー電極a19
およびb25と排出電極a20〜e24に印加する。す
なわち、タイミングAでは排出電極b21と排出電極d
23から色材粒子14を排出させるために排出電極b2
1と排出電極d23に図6の振幅V2より小さい振幅V
p,パルス幅Tpのパルス電圧を印加する。そして、こ
れと同時に排出電極b21の両側の電極である排出電極
a20と排出電極c22および排出電極d23の両側の
電極である排出電極c22と排出電極e24およびダミ
ー電極a19およびダミー電極b25に振幅−Vp,パ
ルス幅Tpのパルス電圧を印加する。排出電極b21と
排出電極d23それぞれの両側の電極である排出電極a
20と排出電極c22と排出電極e24が−Vpになる
ことによって、排出電極a20と排出電極c22と排出
電極e24の周辺部にはこの−Vpの影響によって色材
粒子14の集中が生じやすくなり、排出電極a20と排
出電極c22と排出電極e24への−Vpの印加が続く
と、いずれは色材粒子14の凝集が生じてしまう。一
方、排出電極b21と排出電極a20間および排出電極
b21と排出電極c22間、排出電極d23と排出電極
c22間および排出電極d23と排出電極e24間の電
位差は排出電極a20と排出電極c22と排出電極e2
4への−Vpの印加によって大きくなるため、これら電
極間の電界密度が高くなる。これら電極間の電界密度が
高くなることにより、排出電極b21と排出電極d23
先端部付近の電界強度も上昇し、図6の振幅V2よりも
低い振幅Vpのパルス電圧で色材粒子14は十分な静電
気力が得られるのでメニスカス力、顔料系インクの表面
張力や粘性力等に打ち勝って、このパルス電圧Vpに同
期したタイミングで微小な飛翔粒子群26となって排出
電極b21と排出電極d23の先端部から飛翔する。な
お、ダミー電極a19とダミー電極b25には排出電極
a20および排出電極e24と同じパルス電圧が印加さ
れているため、排出電極b21と排出電極d23に影響
を与えることはない。
【0020】次に、図2(b)および図3(b)を図1
と併せて参照して、次の色材粒子14を排出させるため
のタイミングBの場合の動作を説明する。
【0021】制御部17はコンピュータ等から入力イン
ターフェース16を経由して入力される印字データおよ
び印字制御信号に応じてダミー電極a19およびb25
と排出電極a20〜e24に与えるべき電圧信号を決定
し、排出電極電圧制御部18に信号を送出する。排出電
極電圧制御部18は制御部17からの信号を検出すると
図3(b)に示すようなパルス電圧をダミー電極a19
およびb25と排出電極a20〜e24に印加する。す
なわち、タイミングBでは排出電極a20と排出電極c
22と排出電極e24から色材粒子14を排出させるた
めに排出電極a20と排出電極c22と排出電極e24
に図6の振幅V2より小さい振幅Vp,パルス幅Tpの
パルス電圧を印加する。そして、これと同時に排出電極
a20の両側の電極であるダミー電極a19と排出電極
b21および排出電極c22の両側の電極である排出電
極b21と排出電極d23および排出電極e24の両側
の電極である排出電極d23とダミー電極b25に振幅
−Vp,パルス幅Tpのパルス電圧を印加する。排出電
極a20と排出電極c22と排出電極e24それぞれの
両側の電極であるダミー電極a19と排出電極b21と
排出電極d23とダミー電極b25が−Vpになること
によって、タイミングAで排出電極a20と排出電極c
22と排出電極e24の周辺部に集中し始めた色材粒子
14は排出電極a20,排出電極c22,排出電極e2
4から遠ざかる方向に移動するため色材粒子14の凝集
は生じない。一方、排出電極a20とダミー電極a19
間および排出電極a20と排出電極b21間、排出電極
c22と排出電極b21間および排出電極c22と排出
電極d23間、排出電極e24と排出電極d23間およ
び排出電極e24とダミー電極b25間の電位差はダミ
ー電極a19と排出電極b21と排出電極d23とダミ
ー電極b25への−Vpの印加によって大きくなるた
め、これら電極間の電界密度が高くなる。これら電極間
の電界密度が高くなることにより、排出電極a20と排
出電極c22と排出電極e24先端部付近の電界強度も
上昇し、図6の振幅V2よりも低い振幅Vpのパルス電
圧で色材粒子14は十分な静電気力が得られるのでメニ
スカス力、顔料系インクの表面張力や粘性力等に打ち勝
って、このパルス電圧Vpに同期したタイミングで微小
な飛翔粒子群26となって排出電極a20と排出電極c
22と排出電極e24の先端部から飛翔する。
【0022】図1,図4および図5を参照して、本発明
の第2の実施の形態について説明する。図4(a)に示
すタイミングAは図2(a)と同様であって、排出電極
b21と排出電極d23から色材粒子14を排出させる
ために排出電極a20と排出電極c22と排出電極e2
4を制御電極としているものである。また、図4(b)
に示すタイミングCは次の色材粒子14を排出させるた
めにタイミングAから移行したときのものであり、排出
電極a20と排出電極c24から色材粒子14を排出さ
せるために排出電極b21と排出電極d23を制御電極
としているものである。排出電極c22は色材粒子14
を排出させるための排出電極としているが、タイミング
Cでは色材粒子14の排出は行わない。
【0023】図4(b)および図5(b)を図1と併せ
て参照して、次の色材粒子14を排出させるためのタイ
ミングCについて説明する。
【0024】制御部17はコンピュータ等から入力イン
ターフェース16を経由して入力される印字データおよ
び印字制御信号に応じてダミー電極a19およびb25
と排出電極a20〜e24に与えるべき電圧信号を決定
し、排出電極電圧制御部18に信号を送出する。排出電
極電圧制御部18は制御部17からの信号を検出すると
図5(b)に示すようなパルス電圧をダミー電極a19
およびb25と排出電極a20〜e24に印加する。す
なわち、タイミングCでは排出電極a20と排出電極e
24から色材粒子14を排出させるために排出電極a2
0と排出電極e24に図6の振幅V2より小さい振幅V
p,パルス幅Tpのパルス電圧を印加する。また、色材
粒子14を排出しない排出電極c22に色材粒子14が
排出しない程度の振幅Vpより小さい振幅Vcのパルス
電圧を印加する。なお、Vcは0Vでも良い。そして、
これと同時に排出電極a20の両側の電極であるダミー
電極a19と排出電極b21および排出電極e24の両
側の電極である排出電極d23とダミー電極b25に振
幅−Vp,パルス幅Tpのパルス電圧を印加する。排出
電極a20と排出電極e24それぞれの両側の電極であ
るダミー電極a19と排出電極b21と排出電極d23
とダミー電極b25が−Vpになることによって、タイ
ミングAで排出電極a20と排出電極c22と排出電極
e24の周辺部に集中し始めた色材粒子14は排出電極
a20,排出電極c22,排出電極e24から遠ざかる
方向に移動するため色材粒子14の凝集は生じない。一
方、排出電極a20とダミー電極a19間および排出電
極a20と排出電極b21間、排出電極e24と排出電
極d23間および排出電極e24とダミー電極b25間
の電位差はダミー電極a19と排出電極b21と排出電
極d23とダミー電極b25への−Vpの印加によって
大きくなるため、これら電極間の電界密度が高くなる。
これら電極間の電界密度が高くなることにより、排出電
極a20と排出電極e24先端部付近の電界強度も上昇
し、図6の振幅V2よりも低い振幅Vpのパルス電圧で
色材粒子14は十分な静電気力が得られるのでメニスカ
ス力,顔料系インクの表面張力や粘性力等に打ち勝っ
て、このパルス電圧Vpに同期したタイミングで微小な
飛翔粒子群26となって排出電極a20と排出電極e2
4の先端部から飛翔する。一方、排出電極c22の両側
の電極である排出電極b21と排出電極d23に−Vp
のパルス電圧が印加されているが、排出電極c22には
振幅Vpより小さい振幅Vcのパルス電圧が印加されて
いるので、排出電極c22先端部付近には色材粒子14
が飛翔するための十分な静電気力が得られないため、色
材粒子14は排出しない。
【0025】色材粒子14の補給が行われ、タイミング
A,B,Cの動作が繰り返されて記録媒体13上に画像
が形成される。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の効果は、
排出電極へパルス電圧を印加するための駆動回路の小型
化,低コスト化が実現できるということである。その理
由は、色材粒子の排出を目的とする排出電極にパルス電
圧(Vp)を印加するのと同時にこの排出電極の両側の
排出電極にパルス電圧(Vp)の逆極性のパルス電圧
(−Vp)を印加して色材粒子を排出させ、次に色材粒
子を排出させる時には、逆極性のパルス電圧(−Vp)
を印加した排出電極にパルス電圧(Vp)を印加し、こ
の排出電極の両側の排出電極にパルス電圧(Vp)の逆
極性のパルス電圧(−Vp)を印加するように制御した
ためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のインクジェット記録装
置の基本構造図である。
【図2】第1の実施の形態の説明図である。
【図3】この第1の実施の形態の排出電極への印加電圧
波形図である。
【図4】第2の実施の形態の説明図である。
【図5】この第2の実施の形態の排出電極への印加電圧
波形図である。
【図6】電気泳動電極と排出電極への印加電圧波形図で
ある。
【図7】従来のインクジェット記録装置の概略図であ
る。
【符号の説明】
10 インク室 11 インク吐出口 12 電気泳動電極 13 記録媒体 14 色材粒子 15 対向電極 16 入力インターフェース 17 制御部 18 排出電極電圧制御部 19 ダミー電極a 20 排出電極a 21 排出電極b 22 排出電極c 23 排出電極d 24 排出電極e 25 ダミー電極b 26 飛翔粒子群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末次 淳一 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 佐伯 智也 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 竹本 人司 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 島 和男 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (72)発明者 薬師寺 徹 新潟県柏崎市大字安田7546番地 新潟日 本電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−220808(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/06 B41J 2/065

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料系インクが満たされているインク室
    と、この顔料系インク中の色材粒子を電気泳動現象によ
    りインク吐出口へ集中させるための電気泳動電極と、前
    記インク吐出口へ集中した前記色材粒子を排出させて記
    録媒体上に飛翔させるための複数の排出電極と、前記排
    出電極に対向した位置で前記記録媒体の背面に配設した
    対向電極とを備えたインクジェット記録装置において、
    前記複数の排出電極のうち任意の第1の排出電極から前
    記色材粒子の排出を行う際に、前記第1の排出電極に第
    1のパルス電圧を、前記第1の排出電極の両側の第2の
    排出電極と第3の排出電極に前記第1のパルス電圧の逆
    極性の第2のパルス電圧を印加するように制御すること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の排出電極が複数の前記第1の
    排出電極と複数の前記第2の排出電極と複数の前記第3
    の排出電極とで構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のインクジェト記録装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の排出電極から前記色材粒子が
    排出した後、次に前記色材粒子を排出させる際に、前記
    第2のパルス電圧を印加した複数の前記第2の排出電極
    と複数の前記第3の排出電極のうち前記色材粒子の排出
    を目的とする任意の第4の排出電極に第1のパルス電圧
    を、前記第4の排出電極の両側の第5の排出電極と第6
    の排出電極に前記第2のパルス電圧を印加するように制
    御することを特徴とする請求項2記載のインクジェト記
    録装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の排出電極から前記色材粒子が
    排出した後、次に前記色材粒子を排出させる際に、前記
    第2のパルス電圧を印加した複数の前記第2の排出電極
    と複数の前記第3の排出電極のうち前記色材粒子の排出
    を目的としない任意の前記第4の排出電極に前記色材粒
    子が排出しない程度の第3のパルス電圧を、前記第4の
    排出電極の両側の第5の排出電極と第6の排出電極に前
    記第2のパルス電圧を印加するように制御することを特
    徴とする請求項2記載のインクジェト記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のパルス電圧と前記第2のパル
    ス電圧とは振幅の絶対値が互いに等しいことを特徴とす
    る請求項1,3または4記載のインクジェット記録装
    置。
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