JP2826525B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2826525B2 JP22624796A JP22624796A JP2826525B2 JP 2826525 B2 JP2826525 B2 JP 2826525B2 JP 22624796 A JP22624796 A JP 22624796A JP 22624796 A JP22624796 A JP 22624796A JP 2826525 B2 JP2826525 B2 JP 2826525B2
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良広 萩原
良介 上松
忠志 溝口
淳一 末次
人司 竹本
和男 島
徹 薬師寺
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Niigata Fuji Xerox Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔料系インク中の
色材粒子を電気泳動現象により泳動制御してインク吐出
口に集中させ飛翔させるインクジェット記録装置に関
し、特に、効率的に色材粒子を泳動させ確実に飛翔させ
るべく制御可能なインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置には、静
電気力による電気泳動現象を応用した形式のものがあ
る。この形式では、適度な排出電圧が印加されて顔料系
インクの表面張力や粘性等に打ち勝ち、色材粒子を微少
な粒子群とし記録媒体に飛翔させることが重要であり、
このための提案が種々なされている。
【0003】図3は、一般的な従来例のインクジェット
記録装置を示す部分断面図である。このインクジェット
記録装置では、単一の電気泳動電極301を有する単一
のインク室302が複数の流路壁303・・303で仕
切られ、それぞれに複数の排出電極304・・304が
配置される。記録の際には、顔料系インク305に含ま
れる帯電した色材粒子が電界中で一方向に泳動する電気
泳動現象が利用される。
【0004】すなわち、泳動電圧V1が電気泳動電極3
01に印加され、対向電極306に対する電界がインク
室302内に形成される。この電界に対応する電気泳動
速度で色材粒子がインク吐出口307に移動するととも
に、顔料系インク305が排出電極304先端に凸状の
メニスカスを形成する。
【0005】図4は、図3における従来例の泳動電圧と
排出電圧とを示す波形図である。所定の時間T2継続す
るパルス状の排出電圧V2が排出電極304に印加され
ると、排出電極304先端に集中した色材粒子に静電気
力が働く。この力が顔料系インク305におけるメニス
カス力や表面張力、粘性力に打ち勝って微少な飛翔粒子
群308になる。
【0006】この飛翔粒子群308が、排出電圧V2に
同期するタイミングで対向電極306に向け飛翔し記録
媒体309上に付着する。以上を繰り返しながら、イン
ク供給口310からインク排出口311に向けて顔料系
インク305を供給することにより色材粒子の補給が行
われ、記録媒体309上に任意の画像が記録される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
インクジェット記録装置を使用し、それぞれの排出電極
304・・304毎に区別して色材粒子を集中させよう
とするには、単一の電気泳動電極301に泳動電圧V1
を印加するため、単一のインク室302内に一様な電界
が形成され、全ての排出電極304・・304先端に一
律に色材粒子の集中が起きる。
【0008】従って、所望の排出電極304のみに排出
電圧V2を印加しても、この排出電圧V2により隣接す
る他の排出電極304・・304でも飛翔粒子群308
・・308が形成される。また、色材粒子が排出されず
にインク吐出口307に残留すると、色材粒子が排出電
極304先端付近で塊になり、最後にはインク吐出口3
07の目詰まりを引き起こし飛翔粒子群308の排出が
困難になる。
【0009】一方、泳動電圧V1または排出電圧V2を
低めに設定すれば、上記の問題はある程度は緩和される
ものの、色材粒子が目的とする排出電極304先端に十
分集中できなくなる。このため、飛翔粒子群308・・
308が小粒になり記録媒体309に付着できるドット
径が小さくなって、記録画像が部分的にかすれてしま
う。
【0010】上記に鑑み、本発明は、顔料系インク中の
色材粒子を電気泳動現象により泳動制御してインク吐出
口に集中させる際に、効率的に色材粒子を泳動させ確実
に飛翔させる制御が可能なインクジェット記録装置の提
供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のインクジェット記録装置は、顔料系インク
が満たされるインク室と、インク室後部に設けられ顔料
系インク中の色材粒子を電気泳動現象によりインク吐出
口へ集中させる電気泳動電極と、インク吐出口方向にか
つ相互に平行に延在し色材粒子を排出する複数の排出電
極とを備え、色材粒子を記録媒体に飛翔させるインクジ
ェット記録装置において、複数のインク室が前記複数の
排出電極毎に区分して配置され、複数の電気泳動電極が
それぞれのインク室毎に個別に配置されることを特徴と
する。
【0012】本発明のインクジェット記録装置によれ
ば、それぞれの電気泳動電極による電気泳動現象がそれ
ぞれのインク室内で個別に生じ得る。
【0013】本発明のインクジェット記録装置の好まし
い例では、前記電気泳動電極には、対応する排出電極に
排出電圧が印加される際に電気泳動電圧を印加してお
き、排出電圧が印加されない際には電気泳動電圧を印加
しないようにする。或いは、前記複数のインク室を、誘
電体隔壁により相互に隔てることもできる。この場合、
それぞれの排出電圧を各インク室と各電気泳動電極に対
応して印加する制御を実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に基づ
いて本発明を説明する。図1は、本発明による実施形態
のインクジェット記録装置を示すブロック図である。こ
のインクジェット記録装置は、顔料系インク105が満
たされる複数のインク室102・・102と、それぞれ
のインク室102・・102後部に設けられ顔料系イン
ク105中の色材粒子を電気泳動現象によりインク吐出
口107・・107へ集中させる複数の電気泳動電極1
01・・101と、各インク室102内においてインク
吐出口107方向にかつ相互に平行に延在し色材粒子を
排出する複数の排出電極104・・104とを備える。
【0015】各排出電極104は、インク吐出口107
毎に配置されており、複数の泳動電極101・・101
と複数のインク室102・・102とが、各排出電極1
04・・104に各々対応して配置され個別に設けられ
ている。
【0016】各泳動電極101には、電極制御回路12
1が接続され、対応するインク室102内に満たされて
いる顔料系インク105中の色材粒子を電気泳動現象を
利用して各インク吐出口107に集中させている。
【0017】複数の電極制御回路121・・121は、
1つの出力制御部120にまとめられ、入力制御部12
2と入力インターフェース123とを介しコンピュータ
に接続されている。各電気制御回路121によって、対
応する泳動電極101に印加される泳動電圧が制御され
る。
【0018】各インク室102には、前部にインク吐出
口107が、後部に泳動電極101が互いに対向して配
置されており、また、インク室102相互に誘電体隔壁
112により隔てられ、対向電極106に対し並設され
る配置になる。
【0019】各インク室102には、図示しないインク
タンクからインク供給口を介して顔料系インク105が
流入し、この顔料系インク105は、強制的に循環され
るとともに図示しないインク排出口から排出され負圧が
加えられている。
【0020】各排出電極104では、インク吐出口10
7に集中する色材粒子を飛翔粒子群108に形成し、対
向電極106に向け飛翔させており、対向電極106の
手前には、記録媒体109が配置され飛翔粒子群108
が到達して付着する。インク吐出口107では、排出電
極104の先端に顔料系インク105のメニスカスが凸
状に形成される。
【0021】図2は、図1における実施形態の電気泳動
電圧と排出電圧とを示す波形図である。電極制御回路1
21では、入力制御部122から電気泳動と排出に関す
る信号を導入し、これらの信号に応じた泳動電圧Vepを
決定し泳動電極101に印加するとともに、所定の時間
Tp 継続するパルスである排出電圧Vp を決定し排出電
極104に印加する。
【0022】従って、泳動電圧Vepが所望の1つの排出
電極104に対応する1つの泳動電極101のみに印加
されているため、この排出電極104先端だけに顔料系
インク105の色材粒子が集中する。従って、適度なド
ット径を形成するために必要な分だけの色材粒子がイン
ク吐出口107に移動でき、隣接する他の排出電極10
4・・104には色材粒子の集中が生じない。
【0023】なお、本発明をその好適な実施形態に基づ
いて述べたが、本発明は、上記実施形態に限定されるも
のではなく、この他にも、これら実施形態から種々の修
正および変形が可能である。
【0024】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明のイ
ンクジェット記録装置では、隣接する他の排出電極に色
材粒子の集中が生じないため、これらの排出電極におけ
るインク吐出口での色材粒子の目詰まり、ドット径の膨
張、誤った排出などの不具合が解消でき、顔料系インク
における色材粒子の供給量と排出量を均衡させることが
できる。
【0025】従って、本発明は、顔料系インク中の色材
粒子を電気泳動現象により泳動制御してインク吐出口に
集中させる際に、効率的に色材粒子を泳動させ確実に飛
翔させるべく制御が可能なインクジェット記録装置を提
供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態のインクジェット記録装
置を示すブロック図。
【図2】図1における実施形態の泳動電圧と排出電圧と
を示す波形図。
【図3】一般的な従来例のインクジェット記録装置を示
す部分断面図。
【図4】図3における従来例の泳動電圧と排出電圧とを
示す波形図。
【符号の説明】
101 泳動電極 102 インク室 104 排出電極 105 顔料系インク 106 対向電極 107 インク吐出口 108 飛翔粒子群 109 記録媒体 112 誘電体隔壁 120 出力制御部 121 電極制御回路 122 入力制御部 123 入力インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝口 忠志 新潟県柏崎市大字安田7546番地新潟日本 電気株式会社内 (72)発明者 末次 淳一 新潟県柏崎市大字安田7546番地新潟日本 電気株式会社内 (72)発明者 竹本 人司 新潟県柏崎市大字安田7546番地新潟日本 電気株式会社内 (72)発明者 島 和男 新潟県柏崎市大字安田7546番地新潟日本 電気株式会社内 (72)発明者 薬師寺 徹 新潟県柏崎市大字安田7546番地新潟日本 電気株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/06 B41J 2/175

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料系インクが満たされるインク室と、
    インク室後部に設けられ顔料系インク中の色材粒子を電
    気泳動現象によりインク吐出口へ集中させる電気泳動電
    極と、インク吐出口方向にかつ相互に平行に延在し色材
    粒子を排出する複数の排出電極とを備え、色材粒子を記
    録媒体に飛翔させるインクジェット記録装置において、 複数のインク室が前記複数の排出電極毎に区分して配置
    され、複数の電気泳動電極がそれぞれのインク室毎に個
    別に配置されることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記電気泳動電極には、対応する排出電
    極に排出電圧が印加される際に電気泳動電圧が印加され
    る、請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のインク室が、誘電体隔壁によ
    り相互に隔てられ、請求項1に記載のインクジェット記
    録装置。
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